JPH107517A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH107517A JPH107517A JP17563496A JP17563496A JPH107517A JP H107517 A JPH107517 A JP H107517A JP 17563496 A JP17563496 A JP 17563496A JP 17563496 A JP17563496 A JP 17563496A JP H107517 A JPH107517 A JP H107517A
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- cosmetic
- silicone
- sunscreen
- silicone resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】UV−ABに対する優れた吸収能を有し、かつ
耐水性及び耐皮脂性が向上し、「化粧持ち」に優れた化
粧料を提供すること。 【解決手段】下記式(I)で表されるシリコーン系ベン
ゾフェノン誘導体を提供すること。 【化1】 並びに下記(1)及び/又は(2)の皮膜剤を含んでな
る化粧料: (1)下記乃至で表される単位で構成されるシリコ
ーン樹脂: R3SiO1/2 単位,RR' SiO単位,SiO
2 単位 〔式中、Rは1以上6以下の炭化水素基又はフェニル基
を表し、R' は、式−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4
の整数、nは1〜12の整数)で表されるフルオロアル
キル基を表す〕
耐水性及び耐皮脂性が向上し、「化粧持ち」に優れた化
粧料を提供すること。 【解決手段】下記式(I)で表されるシリコーン系ベン
ゾフェノン誘導体を提供すること。 【化1】 並びに下記(1)及び/又は(2)の皮膜剤を含んでな
る化粧料: (1)下記乃至で表される単位で構成されるシリコ
ーン樹脂: R3SiO1/2 単位,RR' SiO単位,SiO
2 単位 〔式中、Rは1以上6以下の炭化水素基又はフェニル基
を表し、R' は、式−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4
の整数、nは1〜12の整数)で表されるフルオロアル
キル基を表す〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長波長紫外線(U
V−A)及び中波長紫外線(UV−B)に対する紫外線
吸収特性を有するシリコーン系ベンゾフェノン誘導体と
皮膜剤とを含んでなる化粧料に関する技術分野に属す
る。より詳細には、上記のような配合をすることによ
り、耐水性及び耐皮脂性に優れて、発汗,水仕事,水泳
等による化粧落ちが防止され、かつ配合した紫外線吸収
剤の持続性を向上させる化粧料に関する技術分野に属す
る。
V−A)及び中波長紫外線(UV−B)に対する紫外線
吸収特性を有するシリコーン系ベンゾフェノン誘導体と
皮膜剤とを含んでなる化粧料に関する技術分野に属す
る。より詳細には、上記のような配合をすることによ
り、耐水性及び耐皮脂性に優れて、発汗,水仕事,水泳
等による化粧落ちが防止され、かつ配合した紫外線吸収
剤の持続性を向上させる化粧料に関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光線により人間が浴びる紫外
線の人体に及ぼす悪影響が懸念されている。紫外線は、
皮膚化学的に、波長が400〜320nmの長波長紫外線
(UV−A)、同320〜290nmの中波長紫外線(U
V−B)及び同290nm以下の短波長紫外線(UV−
C)に分類される。これらの紫外線のうち、UV−Cは
最も人体に有害な紫外線であるが、今のところ大気圏上
層のオゾン層により吸収され、直接地上に到達すること
はほとんどない(ただし、近年のオゾン層の破壊によ
り、自然界に悪影響を及ぼすことが懸念されている)。
線の人体に及ぼす悪影響が懸念されている。紫外線は、
皮膚化学的に、波長が400〜320nmの長波長紫外線
(UV−A)、同320〜290nmの中波長紫外線(U
V−B)及び同290nm以下の短波長紫外線(UV−
C)に分類される。これらの紫外線のうち、UV−Cは
最も人体に有害な紫外線であるが、今のところ大気圏上
層のオゾン層により吸収され、直接地上に到達すること
はほとんどない(ただし、近年のオゾン層の破壊によ
り、自然界に悪影響を及ぼすことが懸念されている)。
【0003】一方、地上に到達し、人間が直接被曝する
UV−A及びUV−B(以下、両者を併せて、UV−A
Bと記載することもある。)も、人体に対して数々の作
用をすることが知られている。これらの作用は、体内の
ビタミンDの産生を促進する等の有益な作用よりも、人
体に悪影響を及ぼす作用の方が圧倒的に多い。これらの
人体に対して好ましくない作用から皮膚を保護すること
は、皮膚の老化促進を予防し、シミ、ソバカスの発生や
増悪を防ぐという意味において極めて重要であり、これ
までにUV−AとUV−Bの双方を吸収することができ
るUV−AB吸収剤の開発が試みられ、例えばベンゾフ
ェノン誘導体や複素環誘導体等が、UV−ABとして現
在知られている。
UV−A及びUV−B(以下、両者を併せて、UV−A
Bと記載することもある。)も、人体に対して数々の作
用をすることが知られている。これらの作用は、体内の
ビタミンDの産生を促進する等の有益な作用よりも、人
体に悪影響を及ぼす作用の方が圧倒的に多い。これらの
人体に対して好ましくない作用から皮膚を保護すること
は、皮膚の老化促進を予防し、シミ、ソバカスの発生や
増悪を防ぐという意味において極めて重要であり、これ
までにUV−AとUV−Bの双方を吸収することができ
るUV−AB吸収剤の開発が試みられ、例えばベンゾフ
ェノン誘導体や複素環誘導体等が、UV−ABとして現
在知られている。
【0004】しかしながら、既存のUV−AB吸収剤
は、シリコーン系基剤に対する相溶性が著しく低いとい
う欠点を有している。シリコーン油に代表されるシリコ
ーン系基剤の特徴としては、撥水性が高いこと、炭化水
素油にあるようなべたつきがなく軽い使用感触を有して
いること、皮膚上における拡がりに優れていること等が
挙げられ、化粧料に用いる基剤としては非常に好ましい
特性を有するものである。既存のUV−AB吸収剤は耐
水性及び耐皮脂性に劣るという欠点があり、この点を補
完する意味においても、UV−AB吸収剤をシリコーン
基剤と組み合わせて化粧料中に配合する意義は大きい。
は、シリコーン系基剤に対する相溶性が著しく低いとい
う欠点を有している。シリコーン油に代表されるシリコ
ーン系基剤の特徴としては、撥水性が高いこと、炭化水
素油にあるようなべたつきがなく軽い使用感触を有して
いること、皮膚上における拡がりに優れていること等が
挙げられ、化粧料に用いる基剤としては非常に好ましい
特性を有するものである。既存のUV−AB吸収剤は耐
水性及び耐皮脂性に劣るという欠点があり、この点を補
完する意味においても、UV−AB吸収剤をシリコーン
基剤と組み合わせて化粧料中に配合する意義は大きい。
【0005】現状では、UV−AB吸収剤とシリコーン
系基剤を化粧料中に配合する場合は、UV−AB吸収剤
を化粧料中に溶解させるために炭化水素油等の油性基剤
を添加せざるを得ず、上記のシリコーン系基剤の有用性
を十分に化粧料中で発揮されているとはいえない面があ
る。また、上記の条件を満たすUV−AB吸収剤を見出
せたとしても、化粧料全体の機能を総括的に検討する
と、「化粧持ち」という要素を無視することはできな
い。すなわち、UV−ABを有効成分として配合した化
粧料は、水に濡れやすい環境や皮脂の分泌が盛んな環境
(例えば、夏場や水泳時)での使用を前提にするもので
あるから、特に「化粧持ち」は重要な要素となる。
系基剤を化粧料中に配合する場合は、UV−AB吸収剤
を化粧料中に溶解させるために炭化水素油等の油性基剤
を添加せざるを得ず、上記のシリコーン系基剤の有用性
を十分に化粧料中で発揮されているとはいえない面があ
る。また、上記の条件を満たすUV−AB吸収剤を見出
せたとしても、化粧料全体の機能を総括的に検討する
と、「化粧持ち」という要素を無視することはできな
い。すなわち、UV−ABを有効成分として配合した化
粧料は、水に濡れやすい環境や皮脂の分泌が盛んな環境
(例えば、夏場や水泳時)での使用を前提にするもので
あるから、特に「化粧持ち」は重要な要素となる。
【0006】従来の化粧料、特にメーキャップ化粧料に
ついて「化粧持ち」を向上させる方法としては、例えば
揮発性油分を化粧料中に配合する方法;水中油型の乳化
基剤による方法等がある。また、特定の構造の有機シリ
コーン樹脂を揮発性のシリコーン油と共に化粧料中に配
合すると、水洗によっても容易には洗い流されない良好
な撥水性皮膜が形成されることが知られている(特開昭
61−65808号公報)。しかしながら、この特定の
構造の有機シリコーン樹脂は、その重量平均分子量が1
500〜10000程度で、この有機シリコーン樹脂の
構造単位の構成比を変更してもこの範囲以上の重量平均
分子量にするのは困難である。そのため、組み合わせて
配合したシリコーン油が揮発するとともにひび割れが生
じる傾向にあることは否めず、化粧料に配合する皮膜剤
としては、不十分な面があった。
ついて「化粧持ち」を向上させる方法としては、例えば
揮発性油分を化粧料中に配合する方法;水中油型の乳化
基剤による方法等がある。また、特定の構造の有機シリ
コーン樹脂を揮発性のシリコーン油と共に化粧料中に配
合すると、水洗によっても容易には洗い流されない良好
な撥水性皮膜が形成されることが知られている(特開昭
61−65808号公報)。しかしながら、この特定の
構造の有機シリコーン樹脂は、その重量平均分子量が1
500〜10000程度で、この有機シリコーン樹脂の
構造単位の構成比を変更してもこの範囲以上の重量平均
分子量にするのは困難である。そのため、組み合わせて
配合したシリコーン油が揮発するとともにひび割れが生
じる傾向にあることは否めず、化粧料に配合する皮膜剤
としては、不十分な面があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
すべき課題は、UV−ABに対する優れた吸収能を有
し、かつ耐水性及び耐皮脂性が向上し、「化粧持ち」に
優れた化粧料を提供することにある。
すべき課題は、UV−ABに対する優れた吸収能を有
し、かつ耐水性及び耐皮脂性が向上し、「化粧持ち」に
優れた化粧料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決のために鋭意検討を行った。その結果、シリコーン
系基剤との相溶性が良好で、耐水性及び耐皮脂性に優
れ、かつUV−AB吸収能にも優れたUV−AB吸収剤
であるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体(特開平3−
3196068号公報)と、特定の皮膜剤を配合するこ
とにより上記課題を解決し得ることを見出し本発明を完
成するに至った。
解決のために鋭意検討を行った。その結果、シリコーン
系基剤との相溶性が良好で、耐水性及び耐皮脂性に優
れ、かつUV−AB吸収能にも優れたUV−AB吸収剤
であるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体(特開平3−
3196068号公報)と、特定の皮膜剤を配合するこ
とにより上記課題を解決し得ることを見出し本発明を完
成するに至った。
【0009】すなわち、本発明者は以下に記載する発明
を本願において記載する。請求項1において、下記式
(I)で表されるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体
を本願において記載する。請求項1において、下記式
(I)で表されるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体
【化2】 並びに下記(1)及び/又は(2)の皮膜剤を含んでな
る化粧料を提供する。 (1)下記乃至で表される単位で構成されるシリコ
ーン樹脂: R3SiO1/2 (以下,M単位又はMとも記載す
る),RR' SiO(以下,D単位若しくはDF 単
位,又はD若しくはDF とも記載する),SiO2 単
位(以下,Q単位又はQとも記載する) 〔式中、Rは1以上6以下の炭化水素基又はフェニル基
を表し、R' は、式−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4
の整数、nは1〜12の整数)で表されるフルオロアル
キル基を表す〕 (2)高分子共重合体系皮膜剤
る化粧料を提供する。 (1)下記乃至で表される単位で構成されるシリコ
ーン樹脂: R3SiO1/2 (以下,M単位又はMとも記載す
る),RR' SiO(以下,D単位若しくはDF 単
位,又はD若しくはDF とも記載する),SiO2 単
位(以下,Q単位又はQとも記載する) 〔式中、Rは1以上6以下の炭化水素基又はフェニル基
を表し、R' は、式−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4
の整数、nは1〜12の整数)で表されるフルオロアル
キル基を表す〕 (2)高分子共重合体系皮膜剤
【0010】請求項2において、前記請求項1記載の高
分子共重合体系皮膜剤が、ポリビニルピロリドン/アル
キル共重合体である化粧料を提供する。
分子共重合体系皮膜剤が、ポリビニルピロリドン/アル
キル共重合体である化粧料を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明化粧料の必須成分の一つである、シ
リコーン系ベンゾフェノン誘導体(I)は、特開平特開
平3−3196068号公報に記載された方法で製造す
ることができる。この具体的な製造方法については、後
述する製造例において説明する。このようにして製造さ
れるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体(I)は、優れ
たUV−AB吸収能を有するだけではなく、シリコーン
系基剤との相溶性も良好である。
て説明する。本発明化粧料の必須成分の一つである、シ
リコーン系ベンゾフェノン誘導体(I)は、特開平特開
平3−3196068号公報に記載された方法で製造す
ることができる。この具体的な製造方法については、後
述する製造例において説明する。このようにして製造さ
れるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体(I)は、優れ
たUV−AB吸収能を有するだけではなく、シリコーン
系基剤との相溶性も良好である。
【0012】このシリコーン系ベンゾフェノン誘導体
(I)の本発明化粧料における配合量は、選択する化粧
料の剤型や目的によって異なり特に限定されず、化粧料
全体の0.1重量%以上、同95重量%以下という非常
に広い範囲で配合することができるが、好ましくは同
0.5重量%以上、同20重量%以下の範囲である。化
粧料全体の0.5重量%未満の配合量であると、本発明
化粧料が発揮する紫外線吸収効果が十分でなく、同20
重量%を越えて配合しても、その配合量の増大に見合っ
た紫外線吸収効果の向上を期待することが困難である。
(I)の本発明化粧料における配合量は、選択する化粧
料の剤型や目的によって異なり特に限定されず、化粧料
全体の0.1重量%以上、同95重量%以下という非常
に広い範囲で配合することができるが、好ましくは同
0.5重量%以上、同20重量%以下の範囲である。化
粧料全体の0.5重量%未満の配合量であると、本発明
化粧料が発揮する紫外線吸収効果が十分でなく、同20
重量%を越えて配合しても、その配合量の増大に見合っ
た紫外線吸収効果の向上を期待することが困難である。
【0013】なお、本発明化粧料においては、上記のシ
リコーン系ベンゾフェノン誘導体のみを紫外線吸収剤と
して配合することが一般的には好ましいが、本発明の所
期の効果を損なわない量的、質的範囲内で必要に応じ
て、その他の紫外線吸収剤を本発明化粧料中に配合する
ことができる。
リコーン系ベンゾフェノン誘導体のみを紫外線吸収剤と
して配合することが一般的には好ましいが、本発明の所
期の効果を損なわない量的、質的範囲内で必要に応じ
て、その他の紫外線吸収剤を本発明化粧料中に配合する
ことができる。
【0014】具体的には、例えばパラアミノ安息香酸
(以下PABAともいう)、PABAモノグリセリンエ
ステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステ
ル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル,N,
N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチ
ルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収
剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、
メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オ
クチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジル
サリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレ
ート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメ
ート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル
−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,
4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジ
イソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシ
ンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメー
ト、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル
−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p
−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−
メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシ
シンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシン
ナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサ
ノイル−ジパラメトキシシンナメート、シリコーン系桂
皮酸誘導体(特開平2−117613号公報)等の桂皮
酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
ベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メ
チルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフ
ェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾ
フェノン−2−カルボキシレート、ヒドロキシ−4−n
−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カ
ルボキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤;3−(4’
−メチルベンジリデン)−d,1−カンファー、3−ベ
ンジリデン−d,1−カンファー、ウロカニン酸、ウロ
カニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベ
ンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾト
リアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4
−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5
−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−
ペンタン−2−オン等を本発明化粧料中に配合すること
ができる。
(以下PABAともいう)、PABAモノグリセリンエ
ステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステ
ル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル,N,
N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチ
ルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収
剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、
メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オ
クチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジル
サリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレ
ート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメ
ート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル
−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,
4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジ
イソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシ
ンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメー
ト、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル
−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p
−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−
メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシ
シンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシン
ナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサ
ノイル−ジパラメトキシシンナメート、シリコーン系桂
皮酸誘導体(特開平2−117613号公報)等の桂皮
酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
ベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メ
チルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフ
ェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾ
フェノン−2−カルボキシレート、ヒドロキシ−4−n
−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カ
ルボキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤;3−(4’
−メチルベンジリデン)−d,1−カンファー、3−ベ
ンジリデン−d,1−カンファー、ウロカニン酸、ウロ
カニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベ
ンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾト
リアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4
−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5
−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−
ペンタン−2−オン等を本発明化粧料中に配合すること
ができる。
【0015】本発明の選択的必須成分の一つである前記
単位乃至単位で構成されるシリコーン樹脂(以下、
シリコーン樹脂(II)ともいう)は、従来撥水性を向上
させるために用いられてきたシリコーン油は耐油性が、
すなわち耐皮脂性が必ずしも十分でなかったことを鑑
み、撥水性を損なわずに耐油性を向上させることを企図
して作出されたシリコーン樹脂である。
単位乃至単位で構成されるシリコーン樹脂(以下、
シリコーン樹脂(II)ともいう)は、従来撥水性を向上
させるために用いられてきたシリコーン油は耐油性が、
すなわち耐皮脂性が必ずしも十分でなかったことを鑑
み、撥水性を損なわずに耐油性を向上させることを企図
して作出されたシリコーン樹脂である。
【0016】式中、Rとして選択される炭素数が1以上
6以下の炭化水素基としては、メチル基,エチル基,プ
ロピル基,イソプロピル基,ブチル基,イソブチル基,
sec-ブチル基,tert-ブチル基,ペンチル基,イソペン
チル基,ネオペンチル基,tert-ペンチル基,ヘキシル
基,イソヘキシル基等のアルキル基;フェニル基等を挙
げることができるが、メチル基又はフェニル基であるこ
とが好ましい。
6以下の炭化水素基としては、メチル基,エチル基,プ
ロピル基,イソプロピル基,ブチル基,イソブチル基,
sec-ブチル基,tert-ブチル基,ペンチル基,イソペン
チル基,ネオペンチル基,tert-ペンチル基,ヘキシル
基,イソヘキシル基等のアルキル基;フェニル基等を挙
げることができるが、メチル基又はフェニル基であるこ
とが好ましい。
【0017】シリコーン樹脂(II)は、R’が上記のR
と同じく炭素数が1以上、6以下の炭化水素基又はフェ
ニル基である場合(MDQ)と、フルオロアルキル基
〔−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4の整数、nは1〜
12の整数)〕である場合(MDF Q)とに大別するこ
とができる。
と同じく炭素数が1以上、6以下の炭化水素基又はフェ
ニル基である場合(MDQ)と、フルオロアルキル基
〔−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4の整数、nは1〜
12の整数)〕である場合(MDF Q)とに大別するこ
とができる。
【0018】すなわち、前者の場合は、特にD単位を有
することから,被膜性に優れるという性質を有し、後者
の場合、すなわちシリコーン樹脂(II)がフッ素変性シ
リコーン樹脂である場合は、特に被膜性を保ちつつ,フ
ッ素変性したことにより耐油性や耐皮脂性に優れるとい
う性質を有する。
することから,被膜性に優れるという性質を有し、後者
の場合、すなわちシリコーン樹脂(II)がフッ素変性シ
リコーン樹脂である場合は、特に被膜性を保ちつつ,フ
ッ素変性したことにより耐油性や耐皮脂性に優れるとい
う性質を有する。
【0019】R’として採り得るフルオロアルキル基
〔−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4の整数、nは1〜
12の整数)〕において、パーフルオロアルキル基(−
CnF2n+1)部分は、炭素数1〜12のパーフルオロア
ルキル基であり、直鎖状であっても分枝状であってもよ
いが、炭素数が1〜8であるパーフルオロアルキル基で
あるシリコーン樹脂(II)が入手が容易である。具体的
には、例えばトリフルオロメチル基,ペンタフルオロプ
ロピル基,ノナフルオロブチル基,ヘプタデカフルオロ
オクチル基等を入手が容易なR’を有するシリコーン樹
脂(II)として挙げることができる。
〔−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4の整数、nは1〜
12の整数)〕において、パーフルオロアルキル基(−
CnF2n+1)部分は、炭素数1〜12のパーフルオロア
ルキル基であり、直鎖状であっても分枝状であってもよ
いが、炭素数が1〜8であるパーフルオロアルキル基で
あるシリコーン樹脂(II)が入手が容易である。具体的
には、例えばトリフルオロメチル基,ペンタフルオロプ
ロピル基,ノナフルオロブチル基,ヘプタデカフルオロ
オクチル基等を入手が容易なR’を有するシリコーン樹
脂(II)として挙げることができる。
【0020】なお、アルキレン基部分〔−(CH2)m−〕
の炭素数を表すmは2であることが、このようなアルキ
レン基部分を有するシリコーン樹脂の原料は入手し易
く、かつ所望するシリコーン樹脂(II)の合成が比較的
容易であるという点で好ましい。
の炭素数を表すmは2であることが、このようなアルキ
レン基部分を有するシリコーン樹脂の原料は入手し易
く、かつ所望するシリコーン樹脂(II)の合成が比較的
容易であるという点で好ましい。
【0021】R’が上記のRと同じく炭素数が1以上、
6以下の炭化水素基又はフェニル基であるシリコーン樹
脂(II)(MDQ)は、M単位であるトリメチルクロロ
シランとQ単位であるテトラエトキシシランとの混合物
を溶媒であるトルエン又はキシレンに溶解し,酸触媒の
存在下で,これにジメチルクロロシラン若しくはメチル
フェニルジクロロシランを滴下し,還流下で加熱攪拌
し、この反応終了後にアルカリにより反応物を中和し,
脱溶媒することにより製造することができる。
6以下の炭化水素基又はフェニル基であるシリコーン樹
脂(II)(MDQ)は、M単位であるトリメチルクロロ
シランとQ単位であるテトラエトキシシランとの混合物
を溶媒であるトルエン又はキシレンに溶解し,酸触媒の
存在下で,これにジメチルクロロシラン若しくはメチル
フェニルジクロロシランを滴下し,還流下で加熱攪拌
し、この反応終了後にアルカリにより反応物を中和し,
脱溶媒することにより製造することができる。
【0022】また、R’が上記のフルオロアルキル基で
あるシリコーン樹脂(II)(MDFQ)は、対応する既
知のシラン類を混合して、トルエン、キシレン等の溶剤
で希釈した後に加水分解を行い、更に加熱重合すること
によって容易に得ることができる。なお、SiO2 単位
は、シラン類の他に水ガラスを使用しても同様のフッ素
変性シリコーン樹脂を得ることができる。
あるシリコーン樹脂(II)(MDFQ)は、対応する既
知のシラン類を混合して、トルエン、キシレン等の溶剤
で希釈した後に加水分解を行い、更に加熱重合すること
によって容易に得ることができる。なお、SiO2 単位
は、シラン類の他に水ガラスを使用しても同様のフッ素
変性シリコーン樹脂を得ることができる。
【0023】ここに、フッ素変性シリコーン樹脂である
シリコーン樹脂(II)の代表的な製造方法を記載する。
例えば、R3SiO1/2 単位を生成するためのシラン類
として、(CH3)3 SiCl又は(CH3)3 SiOCH3
を用い;また、SiO2 単位を生成するためのシラン類
としてSi(OCH3)4 又はSi(OCH2CH3)4 を
用い;さらにRR’SiO単位を生成するシラン類とし
て、CnF2n+1(CH2)mSi(CH3)( Cl)2(mは2以
上4以下の整数,nは1以上12以下の整数)を用いる
ことができる。そして、これらの構造単位生成用シラン
類をトルエンに溶解させ、これに酸触媒と水を添加して
加熱攪拌し、加水分解を経てシリコーン樹脂骨格を形成
させる。次いで、このシリコーン樹脂骨格が存在する系
に溶媒トルエンを添加して熟成させ、中和を行った後、
共沸脱水して濾過し、溶媒を除去した後、粉末として上
記の単位からなるフッ素変性シリコーン樹脂であるシリ
コーン樹脂(II)を得ることができる。
シリコーン樹脂(II)の代表的な製造方法を記載する。
例えば、R3SiO1/2 単位を生成するためのシラン類
として、(CH3)3 SiCl又は(CH3)3 SiOCH3
を用い;また、SiO2 単位を生成するためのシラン類
としてSi(OCH3)4 又はSi(OCH2CH3)4 を
用い;さらにRR’SiO単位を生成するシラン類とし
て、CnF2n+1(CH2)mSi(CH3)( Cl)2(mは2以
上4以下の整数,nは1以上12以下の整数)を用いる
ことができる。そして、これらの構造単位生成用シラン
類をトルエンに溶解させ、これに酸触媒と水を添加して
加熱攪拌し、加水分解を経てシリコーン樹脂骨格を形成
させる。次いで、このシリコーン樹脂骨格が存在する系
に溶媒トルエンを添加して熟成させ、中和を行った後、
共沸脱水して濾過し、溶媒を除去した後、粉末として上
記の単位からなるフッ素変性シリコーン樹脂であるシリ
コーン樹脂(II)を得ることができる。
【0024】これらのシリコーン樹脂(II)の本発明化
粧料における配合量は、本発明化粧料の剤型や目的等に
応じて適宜選択されるべきもので特に限定されるもので
はなく、化粧料全体の5重量%以上、同60重量%以下
という広い範囲で配合することが可能であり、同8重量
%以上、同30重量%以下の範囲で配合することが好ま
しい。化粧料全体の5重量%未満程度の配合量では、所
望する化粧持ちの向上を図ることが困難であり、化粧料
全体の60重量%を越えて配合すると化粧料としての使
用性の点で問題が出てくる傾向にあり、好ましくない。
粧料における配合量は、本発明化粧料の剤型や目的等に
応じて適宜選択されるべきもので特に限定されるもので
はなく、化粧料全体の5重量%以上、同60重量%以下
という広い範囲で配合することが可能であり、同8重量
%以上、同30重量%以下の範囲で配合することが好ま
しい。化粧料全体の5重量%未満程度の配合量では、所
望する化粧持ちの向上を図ることが困難であり、化粧料
全体の60重量%を越えて配合すると化粧料としての使
用性の点で問題が出てくる傾向にあり、好ましくない。
【0025】また、本発明の選択的必須成分の他の一つ
である高分子共重合体系皮膜剤としては、ポリビニルピ
ロリドン(以下、PVPともいう),PVP/ジメチル
アミノエチルメタクリル酸共重合体,PVP/エイコセ
ン共重合体,PVP/メタクリル酸エチル/メタクリル
酸共重合体,PVP/ヘキサデセン共重合体,PVP/
VA共重合体,PVP/ビニルアセテート/イタコン酸
共重合体,スチレン/PVP共重合体等のPVP系皮膜
剤;アクリル酸エチル/アクリル酸アミド/アクリル酸
共重合体,アクリル酸エチル/アクリル酸ブチル共重合
体,アクリル酸エチル/メタクリル酸エチル共重合体,
アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体,アクリル酸
エチル/メタクリル酸メチル共重合体,アクリル酸オク
チル/酢酸ビニル共重合体,アクリル酸オクチル/スチ
レン共重合体,アクリル酸ブチル/酢酸ビニル共重合
体,アクリル酸ブチル/ヒドロキシメタクリル酸エチル
共重合体,アクリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重
合体,アクリル酸メトキシエチル/アクリル酸ヒドロキ
シエチル/アクリル酸ブチル共重合体,アクリル酸ラウ
リル/酢酸ビニル共重合体,ポリアクリル酸エチル,ポ
リアクリル酸ブチル,ポリスチレンアクリル酸樹脂等の
アクリル酸系皮膜剤;ポリ酢酸ビニル等の酢酸ビニル系
皮膜剤;ポリメタクリル酸メチル,メタクリル酸メチル
/アクリル酸酸ブチル/アクリル酸オクチル酸,ジエチ
ル硫酸ビニルピロリドン/N,N’−ジメチルアミノメ
タクリル酸共重合体等のメタクリル酸系皮膜剤;ビニル
メチルエーテル/マレイン酸エチル共重合体,ビニルメ
チルエーテル/マレイン酸ブチル共重合体等のビニルメ
チルエーテル系皮膜剤;スチレン/メチルスチレン/イ
ンデン共重合体等のスチレン系皮膜剤;シクロヘキサン
系アルキッド樹脂等のアルキッド樹脂系皮膜剤;トリメ
チルシロキシケイ酸等のシリコーン樹脂系皮膜剤等を挙
げることができる。
である高分子共重合体系皮膜剤としては、ポリビニルピ
ロリドン(以下、PVPともいう),PVP/ジメチル
アミノエチルメタクリル酸共重合体,PVP/エイコセ
ン共重合体,PVP/メタクリル酸エチル/メタクリル
酸共重合体,PVP/ヘキサデセン共重合体,PVP/
VA共重合体,PVP/ビニルアセテート/イタコン酸
共重合体,スチレン/PVP共重合体等のPVP系皮膜
剤;アクリル酸エチル/アクリル酸アミド/アクリル酸
共重合体,アクリル酸エチル/アクリル酸ブチル共重合
体,アクリル酸エチル/メタクリル酸エチル共重合体,
アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体,アクリル酸
エチル/メタクリル酸メチル共重合体,アクリル酸オク
チル/酢酸ビニル共重合体,アクリル酸オクチル/スチ
レン共重合体,アクリル酸ブチル/酢酸ビニル共重合
体,アクリル酸ブチル/ヒドロキシメタクリル酸エチル
共重合体,アクリル酸ブチル/メタクリル酸メチル共重
合体,アクリル酸メトキシエチル/アクリル酸ヒドロキ
シエチル/アクリル酸ブチル共重合体,アクリル酸ラウ
リル/酢酸ビニル共重合体,ポリアクリル酸エチル,ポ
リアクリル酸ブチル,ポリスチレンアクリル酸樹脂等の
アクリル酸系皮膜剤;ポリ酢酸ビニル等の酢酸ビニル系
皮膜剤;ポリメタクリル酸メチル,メタクリル酸メチル
/アクリル酸酸ブチル/アクリル酸オクチル酸,ジエチ
ル硫酸ビニルピロリドン/N,N’−ジメチルアミノメ
タクリル酸共重合体等のメタクリル酸系皮膜剤;ビニル
メチルエーテル/マレイン酸エチル共重合体,ビニルメ
チルエーテル/マレイン酸ブチル共重合体等のビニルメ
チルエーテル系皮膜剤;スチレン/メチルスチレン/イ
ンデン共重合体等のスチレン系皮膜剤;シクロヘキサン
系アルキッド樹脂等のアルキッド樹脂系皮膜剤;トリメ
チルシロキシケイ酸等のシリコーン樹脂系皮膜剤等を挙
げることができる。
【0026】これらの高分子共重合体系皮膜剤のうち、
特にPVP/エイコセン共重合体,PVP/ヘキサデセ
ン共重合体等のPVP/アルキル共重合体を本発明化粧
料中に皮膜剤として配合することが、柔軟であり、かつ
べたつきの少ない皮膜を形成することが可能で、化粧料
中に比較的大量に配合した場合でも塗布時に違和感を生
じることが少ない等、使用性の観点から有利であり好ま
しい。
特にPVP/エイコセン共重合体,PVP/ヘキサデセ
ン共重合体等のPVP/アルキル共重合体を本発明化粧
料中に皮膜剤として配合することが、柔軟であり、かつ
べたつきの少ない皮膜を形成することが可能で、化粧料
中に比較的大量に配合した場合でも塗布時に違和感を生
じることが少ない等、使用性の観点から有利であり好ま
しい。
【0028】上記の皮膜剤は、通常公知の方法で合成し
たものを用いることもできるが、市販品を用いることも
できる。例えば、PVP/エイコセン共重合体として
は、アンタロン(BASF社製)等の商品名で市販され
ているものを本発明化粧料中に配合することができる。
たものを用いることもできるが、市販品を用いることも
できる。例えば、PVP/エイコセン共重合体として
は、アンタロン(BASF社製)等の商品名で市販され
ているものを本発明化粧料中に配合することができる。
【0029】これらの皮膜剤の本発明化粧料における配
合量は、化粧料全体の0.01重量%以上、同50重量
%以下であり、好ましくは0.5重量%以上、30重量
%以下である。化粧料全体の0.01重量%未満の配合
量では、所望する化粧持ちの向上を図ることが困難であ
り好ましくなく、同50重量%を越えて配合すると、化
粧料の使用の際に皮膜剤の存在感が過剰になり、却って
使用感が悪化する傾向にあり好ましくない。
合量は、化粧料全体の0.01重量%以上、同50重量
%以下であり、好ましくは0.5重量%以上、30重量
%以下である。化粧料全体の0.01重量%未満の配合
量では、所望する化粧持ちの向上を図ることが困難であ
り好ましくなく、同50重量%を越えて配合すると、化
粧料の使用の際に皮膜剤の存在感が過剰になり、却って
使用感が悪化する傾向にあり好ましくない。
【0030】なお、上記の選択的必須成分である皮膜剤
は、本発明化粧料中に単独で配合され得ることは勿論、
2種以上を組み合わせて配合することが可能である。2
種以上を組み合わせて配合する場合の配合量は、本発明
化粧料の剤型、目的等に応じて個別具体的に配合され得
るものである。
は、本発明化粧料中に単独で配合され得ることは勿論、
2種以上を組み合わせて配合することが可能である。2
種以上を組み合わせて配合する場合の配合量は、本発明
化粧料の剤型、目的等に応じて個別具体的に配合され得
るものである。
【0031】上記のシリコーン系ベンゾフェノン誘導体
と皮膜剤を組み合わせて化粧料中に配合することによ
り、耐水性及び耐皮脂性に優れて、発汗,水仕事,水泳
等による化粧落ちが防止され、かつ配合した紫外線吸収
剤の持続性を向上させる本発明化粧料が提供される。
と皮膜剤を組み合わせて化粧料中に配合することによ
り、耐水性及び耐皮脂性に優れて、発汗,水仕事,水泳
等による化粧落ちが防止され、かつ配合した紫外線吸収
剤の持続性を向上させる本発明化粧料が提供される。
【0032】この効果のみを企図する限りにおいては、
他の配合成分を本発明化粧料中に配合する必要はない。
しかしながら、化粧料全般に汎用される基剤成分や、本
発明化粧料に一般的な薬効を付加するために、他の薬効
成分を配合することは可能である。
他の配合成分を本発明化粧料中に配合する必要はない。
しかしながら、化粧料全般に汎用される基剤成分や、本
発明化粧料に一般的な薬効を付加するために、他の薬効
成分を配合することは可能である。
【0033】例えば、保湿効果を付与することは、皮膚
の乾燥による老化を防ぐ等の目的で有用である。この場
合は、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、グルセリン、1, 3−ブチレングリコール、ヘ
キシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マ
ルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコ
イチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステ
リル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウ
ム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可
溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イ
ザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリ
ロート抽出物等の保湿剤を本発明化粧料に配合すること
が可能である。
の乾燥による老化を防ぐ等の目的で有用である。この場
合は、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、グルセリン、1, 3−ブチレングリコール、ヘ
キシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マ
ルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコ
イチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステ
リル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウ
ム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可
溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イ
ザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリ
ロート抽出物等の保湿剤を本発明化粧料に配合すること
が可能である。
【0034】美白効果を付与することは、紫外線による
皮膚への悪影響を緩和する等の目的で有用である。この
場合は、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物
等の美白剤を本発明化粧料に配合することが可能であ
る。
皮膚への悪影響を緩和する等の目的で有用である。この
場合は、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物
等の美白剤を本発明化粧料に配合することが可能であ
る。
【0035】消炎効果を付与することは、上記と同じく
紫外線による皮膚への悪影響を緩和する等の目的で有用
である。この場合は、グリチルリチン酸誘導体、グリチ
ルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオー
ル、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤を本発明化粧料
に配合することが可能である。
紫外線による皮膚への悪影響を緩和する等の目的で有用
である。この場合は、グリチルリチン酸誘導体、グリチ
ルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオー
ル、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤を本発明化粧料
に配合することが可能である。
【0036】同様に紫外線による皮膚への悪影響を緩和
し、さらに皮膚の老化を抑制する等の目的で、ローヤル
ゼリー、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出物等の賦
活剤;ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエ
ステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプ
サイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモー
ル、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコ
チン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネー
ト、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、ア
セチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリ
ザノール等の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂
漏剤等を本発明化粧料に配合することができる。
し、さらに皮膚の老化を抑制する等の目的で、ローヤル
ゼリー、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出物等の賦
活剤;ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエ
ステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプ
サイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモー
ル、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコ
チン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネー
ト、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、ア
セチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリ
ザノール等の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂
漏剤等を本発明化粧料に配合することができる。
【0037】また、多様な目的から、オウバク抽出成
分、オウレン抽出成分、シコン抽出成分、シャクヤク抽
出成分、センブリ抽出成分、バーチ抽出成分、セージ抽
出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、アロエ抽出
成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成分、ブドウ
抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出成分、ユリ
抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽出成分、シ
ョウキュウ抽出成分、オトギリソウ抽出成分、オノニス
抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニク抽出成分、
トウガラシ抽出成分、チンピ、トウキ等の植物抽出物を
本発明化粧料中に配合することも可能である。
分、オウレン抽出成分、シコン抽出成分、シャクヤク抽
出成分、センブリ抽出成分、バーチ抽出成分、セージ抽
出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、アロエ抽出
成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成分、ブドウ
抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出成分、ユリ
抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽出成分、シ
ョウキュウ抽出成分、オトギリソウ抽出成分、オノニス
抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニク抽出成分、
トウガラシ抽出成分、チンピ、トウキ等の植物抽出物を
本発明化粧料中に配合することも可能である。
【0038】さらに、各々のビタミンが有する固有の効
果、例えば皮膚の老化の抑制効果を本発明皮膚外用剤に
さらに付与するために、ビタミンA油、レチノール、酢
酸レチノール等のビタミンA類;リボフラビン、酪酸リ
ボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミ
ンB2 類;ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタ
ノエート等のビタミンB6 類;L−アスコルビン酸、L
−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコ
ルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステル、DL−α−トコフェロール−L−アスコ
ルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC
類;パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコ
ール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテ
ニルエチルエーテル等のパントテン酸類;エルゴカルシ
フェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類;
ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等
のニコチン酸類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロ
ール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸
DL−α−トコフェロール等のビタミンE類;ビタミン
P、ビオチン等のその他のビタミン類を本発明化粧料中
に配合することができる。
果、例えば皮膚の老化の抑制効果を本発明皮膚外用剤に
さらに付与するために、ビタミンA油、レチノール、酢
酸レチノール等のビタミンA類;リボフラビン、酪酸リ
ボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミ
ンB2 類;ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタ
ノエート等のビタミンB6 類;L−アスコルビン酸、L
−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコ
ルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステル、DL−α−トコフェロール−L−アスコ
ルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC
類;パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコ
ール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテ
ニルエチルエーテル等のパントテン酸類;エルゴカルシ
フェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類;
ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等
のニコチン酸類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロ
ール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸
DL−α−トコフェロール等のビタミンE類;ビタミン
P、ビオチン等のその他のビタミン類を本発明化粧料中
に配合することができる。
【0039】油分としては、スクワラン、流動パラフィ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケ
ライト、セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアル
コール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコー
ル、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘ
キシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステー
ト、2−オクチルドデシルガムエステル、ネオペンチル
グリコール−2−エチルヘキサネート、イソオクチル酸
トリグリセライド、2−オクチルドデシルオレエート、
イソプロピルミリステート、イソステアリン酸トリグリ
セライド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライド、オリーブ
油、アボガド油、ミツロウ、ミリスチルミリステート、
ミンク油、ラノリン、ジメチルポリシロキサン、環状ジ
メチルポリシロイサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変成シリコーン、アミノ変成シリコー
ン等の各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル
類、高級アルコール、ロウ類、シリコーンオイル等を本
発明化粧料中に配合することができる。
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケ
ライト、セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアル
コール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコー
ル、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘ
キシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステー
ト、2−オクチルドデシルガムエステル、ネオペンチル
グリコール−2−エチルヘキサネート、イソオクチル酸
トリグリセライド、2−オクチルドデシルオレエート、
イソプロピルミリステート、イソステアリン酸トリグリ
セライド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライド、オリーブ
油、アボガド油、ミツロウ、ミリスチルミリステート、
ミンク油、ラノリン、ジメチルポリシロキサン、環状ジ
メチルポリシロイサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変成シリコーン、アミノ変成シリコー
ン等の各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル
類、高級アルコール、ロウ類、シリコーンオイル等を本
発明化粧料中に配合することができる。
【0040】また、シリコーンゴム、酸化防止剤、防腐
剤や香料等も本発明化粧料中に配合することができる。
剤や香料等も本発明化粧料中に配合することができる。
【0041】また、粉末成分としては、例えばタルク、
白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲
母、セリサイト、パーキュライト、カオリン、二酸化チ
タン、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆タルク、酸
化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマ
ス、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母等のパール顔料、
アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末
顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄の無機赤色顔
料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等
の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無
機黒色顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレッ
ト等の無機紫色顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタ
ン酸コバルト等の無機緑色顔料、群青、紺青等の無機青
色系顔料、亜鉛華、ベントナイト、硫酸バリウム、金属
石鹸、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸スト
ロンチウム、タングステン酸金属塩、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボ
ンブラック、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、窒化ホ
ウ素、シリカ、ナイロンパウダー、ゼオライト、ベンゾ
グアナミンパウダー、四弗化エチレンパウダー、ポリア
ミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパ
ウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダ
ー、セルロースパウダー、赤色201号、赤色202
号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色
226号、赤色228号、赤色405号、橙色203
号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び青
色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤
色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401
号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5
号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1
号のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等
の有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素
等の通常化粧品に配合される粉末成分を本発明化粧料中
に配合することも可能である。
白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲
母、セリサイト、パーキュライト、カオリン、二酸化チ
タン、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆タルク、酸
化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマ
ス、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母等のパール顔料、
アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末
顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄の無機赤色顔
料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等
の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無
機黒色顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレッ
ト等の無機紫色顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタ
ン酸コバルト等の無機緑色顔料、群青、紺青等の無機青
色系顔料、亜鉛華、ベントナイト、硫酸バリウム、金属
石鹸、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸スト
ロンチウム、タングステン酸金属塩、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボ
ンブラック、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、窒化ホ
ウ素、シリカ、ナイロンパウダー、ゼオライト、ベンゾ
グアナミンパウダー、四弗化エチレンパウダー、ポリア
ミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパ
ウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダ
ー、セルロースパウダー、赤色201号、赤色202
号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色
226号、赤色228号、赤色405号、橙色203
号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び青
色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤
色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401
号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5
号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1
号のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等
の有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素
等の通常化粧品に配合される粉末成分を本発明化粧料中
に配合することも可能である。
【0042】さらに、可溶化又は乳化等をする目的で各
種の界面活性剤を本発明化粧料中に配合することができ
る。例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、
パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸K等の高級アルキル硫酸
エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテ
ル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等
のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メ
チルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッ
ドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等
の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイルエー
テルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン
酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスル
ホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノール
アミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、
ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナト
リウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホ
ン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウ
ロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイル
グルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グ
ルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸
塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高
級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化
油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキ
ルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコ
ール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫
酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク
酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリ
エタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオン系
界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリ
メチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウムジアルキルジルキルジメチルアンモニウム塩、
塩化ポリ( N,N' −ジメチル−3, 5−メチレンピペ
リジニウム)、塩化セチルピリジニム等のアルキルピリ
ジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジ
メチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニ
ウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルア
ミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、ア
ミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム等のカチオン系界面活性剤;2−ウ
ンデシル−N,N, N−( ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル) −2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等の、イミダゾリン系両性
界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラ
ウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界
面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレエー
ト、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノ
ラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソル
ビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸
ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エ
ステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸
グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステア
リン酸グリセリン、α, α' −オレイン酸ピログルタミ
ン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸
等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリ
ン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂
肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキ
サン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;POEソ
ルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステ
アレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−
ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪
酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレート、P
OE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビット
ペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレー
ト等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POE−グ
リセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイ
ソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレ
ート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモ
ノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオ
レエート、システアリン酸エチレングリコール等のPO
E脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POE
オレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POE
ベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテ
ル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキル
エーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POE
ノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエー
テル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブルロニ
ック等のプルアロニック型類、POE・POPセチルエ
ーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・PO
P水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等
のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニック等
のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物
類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化
ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油ト
リイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログル
タミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化
ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘
導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・
ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラ
ウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノー
ルアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレング
リコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、PO
E脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニル
フェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジ
メチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等の親水性
非イオン界面活性剤等を本発明化粧料中に配合すること
ができる。
種の界面活性剤を本発明化粧料中に配合することができ
る。例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、
パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸K等の高級アルキル硫酸
エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテ
ル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等
のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メ
チルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッ
ドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等
の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイルエー
テルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン
酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスル
ホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノール
アミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、
ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナト
リウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホ
ン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウ
ロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイル
グルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グ
ルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸
塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高
級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化
油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキ
ルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコ
ール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫
酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク
酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリ
エタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオン系
界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリ
メチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウムジアルキルジルキルジメチルアンモニウム塩、
塩化ポリ( N,N' −ジメチル−3, 5−メチレンピペ
リジニウム)、塩化セチルピリジニム等のアルキルピリ
ジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジ
メチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニ
ウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルア
ミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、ア
ミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム等のカチオン系界面活性剤;2−ウ
ンデシル−N,N, N−( ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル) −2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等の、イミダゾリン系両性
界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラ
ウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界
面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレエー
ト、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノ
ラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソル
ビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸
ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エ
ステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸
グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステア
リン酸グリセリン、α, α' −オレイン酸ピログルタミ
ン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸
等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリ
ン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂
肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキ
サン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;POEソ
ルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステ
アレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−
ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪
酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレート、P
OE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビット
ペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレー
ト等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POE−グ
リセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイ
ソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレ
ート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモ
ノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオ
レエート、システアリン酸エチレングリコール等のPO
E脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POE
オレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POE
ベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテ
ル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキル
エーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POE
ノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエー
テル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブルロニ
ック等のプルアロニック型類、POE・POPセチルエ
ーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・PO
P水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等
のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニック等
のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物
類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化
ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油ト
リイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログル
タミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化
ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘
導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・
ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラ
ウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノー
ルアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレング
リコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、PO
E脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニル
フェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジ
メチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等の親水性
非イオン界面活性剤等を本発明化粧料中に配合すること
ができる。
【0043】なお、上に挙げた成分に、本発明化粧料に
配合可能な他の成分が限定されるものではない。また、
上に挙げた他の成分に対応する薬効等も、上記に限定さ
れるものではない。例えば、ビタミンC類は美白成分と
して用いることができると共に、抗酸化助剤としても用
いることが可能である。さらに、上に挙げた他の薬効成
分は、単独で本発明化粧料に配合することの他に、2種
以上の上記成分を、目的に応じ、適宜組み合わせて配合
することも可能である。
配合可能な他の成分が限定されるものではない。また、
上に挙げた他の成分に対応する薬効等も、上記に限定さ
れるものではない。例えば、ビタミンC類は美白成分と
して用いることができると共に、抗酸化助剤としても用
いることが可能である。さらに、上に挙げた他の薬効成
分は、単独で本発明化粧料に配合することの他に、2種
以上の上記成分を、目的に応じ、適宜組み合わせて配合
することも可能である。
【0044】本発明化粧料は、外皮に適用される化粧
料、特に化粧持ちが重要な要素となるファンデーション
等のメーキャップ化粧料に広く適用することが可能であ
り、その剤型も可溶化系、乳化系(水中油型又は油中水
型)、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール
系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型
を採り得る。本発明化粧料の具体的剤型等については、
後述する実施例において具体的に説明する。
料、特に化粧持ちが重要な要素となるファンデーション
等のメーキャップ化粧料に広く適用することが可能であ
り、その剤型も可溶化系、乳化系(水中油型又は油中水
型)、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール
系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型
を採り得る。本発明化粧料の具体的剤型等については、
後述する実施例において具体的に説明する。
【0045】
【実施例】以下、実施例等により本発明をさらに詳細に
説明する。本発明は、これらによって限定されるもので
はない。配合量は全て化粧料に対する重量%である。
説明する。本発明は、これらによって限定されるもので
はない。配合量は全て化粧料に対する重量%である。
【0046】〔製造例〕2.79g のベンゾフェノン誘
導体(II)と、1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキ
サン(MHMと略記する)(III)を100mlのトルエン
に溶解し、塩化白金酸を触媒として添加した。そして、
この混合物を還流温度で3時間加熱し、反応終了後、常
法によりこの反応物を処理して、シリカゲルクロマトグ
ラフィー(シリカゲルC−300,溶出液:トルエン)
により、シリコーン系ベンゾフェノン誘導体(I)5.
52g を無色の液体として得た(収率:50.9%)。
この製造例についてのチャート図を下に示す。
導体(II)と、1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキ
サン(MHMと略記する)(III)を100mlのトルエン
に溶解し、塩化白金酸を触媒として添加した。そして、
この混合物を還流温度で3時間加熱し、反応終了後、常
法によりこの反応物を処理して、シリカゲルクロマトグ
ラフィー(シリカゲルC−300,溶出液:トルエン)
により、シリコーン系ベンゾフェノン誘導体(I)5.
52g を無色の液体として得た(収率:50.9%)。
この製造例についてのチャート図を下に示す。
【0047】なお、この無色の液体を1 H−NMR(C
DCl3 )で解析したところ、そのチャート値は以下の
ごとくなった。12.60(1H,OH,s),7.5
0(6H,atom,m),6.50(1H,atom,s),
6.40(1H,atom,d),4.40(2H,C
H2 ,t),4.20(2H,CH2 ,t),2.57
(1H,CH(Me),m),1.18(3H,CH
(Me),d),0.80(2H,CH2 ,m),−
0.01(18H,OSiMe3 ×2,s),0.05
(3H,SiMe,s)
DCl3 )で解析したところ、そのチャート値は以下の
ごとくなった。12.60(1H,OH,s),7.5
0(6H,atom,m),6.50(1H,atom,s),
6.40(1H,atom,d),4.40(2H,C
H2 ,t),4.20(2H,CH2 ,t),2.57
(1H,CH(Me),m),1.18(3H,CH
(Me),d),0.80(2H,CH2 ,m),−
0.01(18H,OSiMe3 ×2,s),0.05
(3H,SiMe,s)
【0048】
【化3】 このようにして得られたシリコーン系ベンゾフェノン誘
導体(I)を以下の実施例等において用いた。
導体(I)を以下の実施例等において用いた。
【0049】〔効能試験〕本発明化粧料の紫外線吸収効
果、耐水性、耐油性(耐汗性)及び化粧持ちは以下の手
段で評価した。対紫外線試験 対紫外線試験は、“J.Soc.Cosmet.Chem.Japan,23(3),20
7(1989) ”(末継ら,株式会社資生堂)に従って、紫外
線センサーを用いて行った。
果、耐水性、耐油性(耐汗性)及び化粧持ちは以下の手
段で評価した。対紫外線試験 対紫外線試験は、“J.Soc.Cosmet.Chem.Japan,23(3),20
7(1989) ”(末継ら,株式会社資生堂)に従って、紫外
線センサーを用いて行った。
【0050】耐水性試験 評価専門パネル20名に各試料を塗布し、30分後に水
洗を行い、耐水性の評価を行った。 (評価基準) ◎・・・15〜20名が使用性良好と判定 ○・・・10〜14名が使用性良好と判定 △・・・ 5〜 9名が使用性良好と判定 ×・・・ 0〜 4名が使用性良好と判定
洗を行い、耐水性の評価を行った。 (評価基準) ◎・・・15〜20名が使用性良好と判定 ○・・・10〜14名が使用性良好と判定 △・・・ 5〜 9名が使用性良好と判定 ×・・・ 0〜 4名が使用性良好と判定
【0051】耐油性試験 評価専門パネル20名に各試料を塗布し、1時間軽く運
動し、汗をかいた後に耐油性の評価を行った。 (評価基準) ◎・・・15〜20名が使用性良好と判定 ○・・・10〜14名が使用性良好と判定 △・・・ 5〜 9名が使用性良好と判定 ×・・・ 0〜 4名が使用性良好と判定
動し、汗をかいた後に耐油性の評価を行った。 (評価基準) ◎・・・15〜20名が使用性良好と判定 ○・・・10〜14名が使用性良好と判定 △・・・ 5〜 9名が使用性良好と判定 ×・・・ 0〜 4名が使用性良好と判定
【0052】A.皮膜剤がシリコーン樹脂(MDQ)で
ある実施例 〔実施例A1,比較例A1〕 日焼け止め化粧料(油状タイプ) 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 48.0 (2)ジメチルポリシロキサン(10CS/25℃) 30.0 (3)シリコーン樹脂(MDQ) 30.0 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量18000 (4)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0
ある実施例 〔実施例A1,比較例A1〕 日焼け止め化粧料(油状タイプ) 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 48.0 (2)ジメチルポリシロキサン(10CS/25℃) 30.0 (3)シリコーン樹脂(MDQ) 30.0 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量18000 (4)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0
【0053】<製法>(1)〜(4)を混合し、十分に
溶解した後、濾過して所望する日焼け止め化粧料を製造
した。なお、この実施例1の処方中、(3)のシリコー
ン樹脂(MDQ)は配合せず、代わりにメチルフェニル
ポリシロキサンを配合して日焼け止め化粧料(比較例
1)を得た。
溶解した後、濾過して所望する日焼け止め化粧料を製造
した。なお、この実施例1の処方中、(3)のシリコー
ン樹脂(MDQ)は配合せず、代わりにメチルフェニル
ポリシロキサンを配合して日焼け止め化粧料(比較例
1)を得た。
【0054】この日焼け止め化粧料を評価した結果を、
第1表に表す。 第1表 ─────────────────────────── 使用感 実施例A1 比較例A1 ─────────────────────────── 耐水性 ◎ ◎ 耐油性 ◎ × 化粧持ち ◎ △ ───────────────────────────
第1表に表す。 第1表 ─────────────────────────── 使用感 実施例A1 比較例A1 ─────────────────────────── 耐水性 ◎ ◎ 耐油性 ◎ × 化粧持ち ◎ △ ───────────────────────────
【0055】なお、この実施例A1及び比較例A1共に
紫外線遮蔽効果は良好であった。第1表により明らかな
ように、実施例A1の日焼け止め化粧料は比較例A1と
比べて耐水性は同等に優れており、耐油性及び化粧持ち
は比較例A1より優れていることが判明した。
紫外線遮蔽効果は良好であった。第1表により明らかな
ように、実施例A1の日焼け止め化粧料は比較例A1と
比べて耐水性は同等に優れており、耐油性及び化粧持ち
は比較例A1より優れていることが判明した。
【0056】 〔実施例A2,比較例A2〕 日焼け止め化粧料(W/Oクリーム) 重量% (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (2)シリコーン樹脂(MDQ) 8.0 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量21000 (3)ジメチルポリシロキサン 3.0 (2500000 CS/25℃) (4)流動パラフィン 5.0 (5)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 1.5 (6)ポリエーテル変性シリコーン(400CS/25℃) 6.0 (ポリオキシエチレン基含量 20重量%) (7)精製水 43.1 (8)L−グルタミン酸ナトリウム 3.0 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10) 防腐剤 0.2 (11) 香 料 0.2
【0057】<製法>(1)〜(6)及び(11)を混合
し、加熱溶解して70℃に保ち油相部とした。これとは
別に(7)〜(10)を加熱溶解して70℃に保ち水相部
とした。上記の油相部にこの水相部を添加して乳化機に
より十分に乳化した。乳化後、かきまぜながら冷却し、
35℃以下になったら容器に流し込み放冷して固め、所
望する日焼け止め化粧料を得た。なお、この実施例2の
処方中、(2)のシリコーン樹脂(MDQ)は配合せ
ず、代わりにジメチルポリシロキサンを配合して日焼け
止め化粧料(比較例2)を得た。
し、加熱溶解して70℃に保ち油相部とした。これとは
別に(7)〜(10)を加熱溶解して70℃に保ち水相部
とした。上記の油相部にこの水相部を添加して乳化機に
より十分に乳化した。乳化後、かきまぜながら冷却し、
35℃以下になったら容器に流し込み放冷して固め、所
望する日焼け止め化粧料を得た。なお、この実施例2の
処方中、(2)のシリコーン樹脂(MDQ)は配合せ
ず、代わりにジメチルポリシロキサンを配合して日焼け
止め化粧料(比較例2)を得た。
【0058】この日焼け止め化粧料を評価した結果を、
第2表に表す。 第2表 ────────────────────────── 使用感 実施例A2 比較例A2 ────────────────────────── 耐水性 ◎ ○ 耐油性 ◎ △ 化粧もち ◎ × ──────────────────────────
第2表に表す。 第2表 ────────────────────────── 使用感 実施例A2 比較例A2 ────────────────────────── 耐水性 ◎ ○ 耐油性 ◎ △ 化粧もち ◎ × ──────────────────────────
【0059】なお、この実施例A2及び比較例A2は共
に紫外線遮蔽効果は良好であった。第2表により明らか
なように、実施例A2の日焼け止め化粧料は比較例A2
と比べて耐水性、耐油性及び化粧持ちと、全ての項目に
ついて比較例A2より優れていることが判明した。
に紫外線遮蔽効果は良好であった。第2表により明らか
なように、実施例A2の日焼け止め化粧料は比較例A2
と比べて耐水性、耐油性及び化粧持ちと、全ての項目に
ついて比較例A2より優れていることが判明した。
【0060】 〔実施例A3〕 日焼け止め化粧料(O/Wクリーム) 重量% (1)シリコーン樹脂(MDQ) 9.0 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量16500 (2)流動パラフィン 3.0 (3)イソプロピルミリステート 2.0 (4)ワセリン 4.0 (5)セタノール 4.0 (6)ステアリン 2.0 (7)グリセリンモノイソステアレート 2.0 (8)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 1.0 (9)防腐剤 0.2 (10) 香 料 0.2 (11) デカメチルシクロペンタシロキサン 9.0 (12) グリセリン 10.0 (13) ヒアルロン酸 0.01 (14) 水酸化カリウム 0.2 (15) 精製水 53.39
【0061】<製法>(1)〜(11) を70℃で加熱攪
拌して油相部とした。これとは別に(12) 〜(15)を7
0℃に加熱し完全溶解した後、水相部とした。上記油相
部をこの水相部に添加し、乳化機で乳化した。得られた
乳化物を熱交換機で30℃まで冷却した後、充填して所
望する日焼け止め化粧料を得た。この日焼け止め化粧料
の紫外線遮蔽効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及
び化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
拌して油相部とした。これとは別に(12) 〜(15)を7
0℃に加熱し完全溶解した後、水相部とした。上記油相
部をこの水相部に添加し、乳化機で乳化した。得られた
乳化物を熱交換機で30℃まで冷却した後、充填して所
望する日焼け止め化粧料を得た。この日焼け止め化粧料
の紫外線遮蔽効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及
び化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0062】 〔実施例A4〕 日焼け止めローション 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 7.0 (2)シリコーン樹脂(MDQ) 7.0 (M/D/Q=0.8/0.2/1.0) 重量平均分子量18000 (3)ステアリン酸 1.0 (4)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 10.0 (5)防腐剤 0.2 (6)香 料 0.2 (7)グリセリン 8.0 (8)モンモリロナイト 0.5 (9)水酸化カリウム 0.2 (10) 精製水 65.9
【0063】<製法>(1)〜(6)を70℃で加熱攪
拌して油相部とした。これとは別に(7)〜(10)を7
0℃に加熱溶解し水相部とした。上記油相部をこの水相
部中に添加し、乳化機で乳化した。得られた乳化物を熱
交換機で30℃まで冷却した後、充填して所望する日焼
け止めローションを得た。この日焼け止めローションの
紫外線遮蔽効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及び
化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
拌して油相部とした。これとは別に(7)〜(10)を7
0℃に加熱溶解し水相部とした。上記油相部をこの水相
部中に添加し、乳化機で乳化した。得られた乳化物を熱
交換機で30℃まで冷却した後、充填して所望する日焼
け止めローションを得た。この日焼け止めローションの
紫外線遮蔽効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及び
化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0064】 〔実施例A5〕 日焼け止め両用ファンデーション 重量% (1)シリコーン処理酸化チタン 9.5 (2)シリコーン処理マイカ 40.0 (3)シリコーン処理タルク 20.45 (4)シリコーン処理酸化鉄 4.5 (5)球状ナイロンパウダー 5.0 (6)シリコーン樹脂(MDQ) 8.0 (M/D/Q=0.8/0.1/1.0) 重量平均分子量23000 (7)デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (8)ビーワックス 2.0 (9)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 0.5 (10) ソルビタントリオレート 1.0 (11)防腐剤 0.5 (12)ビタミンE 0.05 (13)香 料 0.5
【0065】<製法>(1)〜(5)をヘンシェルミキ
サーで混合し、これに(6)〜(13)を加熱溶解混合し
たものを添加混合した後、粉砕し、これを中皿に充填し
て成型し、所望する日焼け止め両用ファンデーションを
得た。この日焼け止め両用ファンデーションはのびが軽
く、仕上がりが自然であり、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
サーで混合し、これに(6)〜(13)を加熱溶解混合し
たものを添加混合した後、粉砕し、これを中皿に充填し
て成型し、所望する日焼け止め両用ファンデーションを
得た。この日焼け止め両用ファンデーションはのびが軽
く、仕上がりが自然であり、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0066】 〔実施例A6〕 日焼け止めスティック化粧料 重量% (1)酸化チタン 10.0 (2)酸化亜鉛 7.0 (3)マイカ 16.0 (4)赤色酸化鉄 1.5 (5)黄色酸化鉄 1.5 (6)黒色酸化鉄 1.0 (7)シリコーン樹脂(MDQ) 14.7 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量25000 (8)デカメチルシクロペンタシロキサン 14.7 (9)トリメチロールプロパントリ 10.0 −2−エチルヘキサノエート (10)流動パラフィン 10.0 (11)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (12)セレシン 1.0 (13)固形パラフィン 6.0 (14)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 3.0 (15)香 料 0.5 (16)酸化防止剤 0.1 (17)ソルビタンセスキオレート 1.0
【0067】<製法>(1)〜(6)をヘンシェルミキ
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものにこの混合物を加え、さ
らに混合した。次に(11)〜(13)及び(15)を溶融し
たものを上記混合物に添加し、十分に混合した後、ステ
ィック状に成型し、所望する日焼け止めスティック化粧
料を得た。この日焼け止め両用ファンデーションは、優
れた紫外線防止効果が持続するものであった。また、耐
水性,耐油性及び化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評
価であった。
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものにこの混合物を加え、さ
らに混合した。次に(11)〜(13)及び(15)を溶融し
たものを上記混合物に添加し、十分に混合した後、ステ
ィック状に成型し、所望する日焼け止めスティック化粧
料を得た。この日焼け止め両用ファンデーションは、優
れた紫外線防止効果が持続するものであった。また、耐
水性,耐油性及び化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評
価であった。
【0068】 〔実施例A7〕 日焼け止め化粧下地 重量% (1)シリコーン樹脂(MDQ) 9.5 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量21000 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 9.5 (3)グリセリルトリイソステアレート 10.0 (4)アイソパー(登録商標)G 5.0 (5)ソルビタンセスキオレート 1.0 (6)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (7)精製水 45.0 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)微粒子酸化チタン 10.0 (10)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0 (11)防腐剤 適 量 (12)酸化防止剤 適 量 (13)香 料 適 量
【0069】<製法>(1)〜(6)、(10)、(12)
及び(13)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に
加熱した(7)〜(9)及び(11)の混合物を添加し、
乳化分散後、冷却して、所望する日焼け止め化粧下地を
得た。この日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効
果が持続するものであった。また、耐水性,耐油性及び
化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
及び(13)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に
加熱した(7)〜(9)及び(11)の混合物を添加し、
乳化分散後、冷却して、所望する日焼け止め化粧下地を
得た。この日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効
果が持続するものであった。また、耐水性,耐油性及び
化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0070】 〔実施例A8〕 日焼け止めスティック化粧料 (1)酸化チタン 10.0 (2)酸化亜鉛 7.0 (3)マイカ 16.0 (4)赤色酸化鉄 1.5 (5)黄色酸化鉄 1.5 (6)黒色酸化 1.0 (7)シリコーン樹脂(MDQ) 14.7 (M/D/Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量19800 (8)デカメチルシクロペンタシロキサン 14.7 (9)トリメチロールプロパントリ 10.0 −2−エチルヘキサノエート (10)流動パラフィン 10.0 (11)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (12)セレシン 1.0 (13)固形パラフィン 6.0 (14)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 3.0 (15)香 料 0.5 (16)酸化防止剤 0.1 (17)ソルビタンセスキオレート 1.0
【0071】<製法>(1)〜(6)をヘンシェルミキ
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものに加え、混合した。次に
(11)〜(13)及び(15)を溶融したものに上記混合物
に添加し、これらを十分混合した後、スティック状に成
型し、所望する日焼け止めスティック化粧料を得た。こ
の日焼け止めスティック化粧料は、優れた紫外線防止効
果が持続するものであった。また、耐水性,耐油性及び
化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものに加え、混合した。次に
(11)〜(13)及び(15)を溶融したものに上記混合物
に添加し、これらを十分混合した後、スティック状に成
型し、所望する日焼け止めスティック化粧料を得た。こ
の日焼け止めスティック化粧料は、優れた紫外線防止効
果が持続するものであった。また、耐水性,耐油性及び
化粧持ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0072】 〔実施例A9〕 日焼け止め化粧下地 重量% (1)シリコーン樹脂(MDQ) 9.5 (M/D/Q=0.8/0.1/1.0) 重量平均分子量29000 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 9.5 (3)グリセリルトリイソステアレート 10.0 (4)アイソパー(登録商標)G 5.0 (5)ソルビタンセスキオレート 1.0 (6)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (7)精製水 45.0 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)微粒子酸化チタン 10.0 (10)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0 (11)酸化防止剤 適 量 (12)香 料 適 量
【0073】<製法>(1)〜(6)、(10)及び(1
2)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に加熱し
た(7)〜(9)及び(11)の混合物を添加し、乳化分
散後、冷却して、所望する日焼け止め化粧下地を得た。
この日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
2)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に加熱し
た(7)〜(9)及び(11)の混合物を添加し、乳化分
散後、冷却して、所望する日焼け止め化粧下地を得た。
この日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0074】B.皮膜剤がフッ素変性シリコーン樹脂
(MDFQ)である場合の実施例 〔実施例B1,比較例B1〕 日焼け止め化粧料(油状タイプ) 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 48.0 (2)ジメチルポリシロキサン(10CS/25℃) 20.0 (3)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 20.0 (M/DF /Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量14200 (4)シリコーン樹脂(MQ) 10.0 (5)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0
(MDFQ)である場合の実施例 〔実施例B1,比較例B1〕 日焼け止め化粧料(油状タイプ) 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 48.0 (2)ジメチルポリシロキサン(10CS/25℃) 20.0 (3)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 20.0 (M/DF /Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量14200 (4)シリコーン樹脂(MQ) 10.0 (5)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0
【0075】<製法>(1)〜(5)を混合し、十分に
溶解した後濾過して製品とした。なお、この実施例B1
の処方中、(3)のフッ素変性シリコーンは配合せず、
この代わりにメチルフェニルポリシロキサンを配合して
日焼け止め化粧料を得た(比較例B1)。
溶解した後濾過して製品とした。なお、この実施例B1
の処方中、(3)のフッ素変性シリコーンは配合せず、
この代わりにメチルフェニルポリシロキサンを配合して
日焼け止め化粧料を得た(比較例B1)。
【0076】この日焼け止め化粧料を評価した結果を、
第3表に表す。 第3表 ─────────────────────────── 使用感 実施例B1 比較例B1 ─────────────────────────── 耐水性 ◎ ◎ 耐油性 ◎ × 化粧持ち ◎ △ ───────────────────────────
第3表に表す。 第3表 ─────────────────────────── 使用感 実施例B1 比較例B1 ─────────────────────────── 耐水性 ◎ ◎ 耐油性 ◎ × 化粧持ち ◎ △ ───────────────────────────
【0077】なお、この実施例B1及び比較例B1共に
紫外線遮蔽効果は良好であった。第3表により明らかな
ように、実施例B1の日焼け止め化粧料は比較例B1と
比べて耐水性は同等に優れており、耐油性及び化粧持ち
は比較例B1より優れていることが判明した。
紫外線遮蔽効果は良好であった。第3表により明らかな
ように、実施例B1の日焼け止め化粧料は比較例B1と
比べて耐水性は同等に優れており、耐油性及び化粧持ち
は比較例B1より優れていることが判明した。
【0078】 〔実施例B2〕 日焼け止め化粧料(W/Oクリーム) 重量% (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 28.0 (2)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 5.0 (M/DF /Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量5600 (3)ジメチルポリシロキサン(2,500,000 CS/25 ℃) 3.0 (4)流動パラフィン 5.0 (5)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 1.5 (6)ポリエーテル変性シリコーン(400CS/25℃) 6.0 (ポリオキシエチレン基含量 20重量%) (7)精製水 43.1 (8)L−グルタミン酸ナトリウム 3.0 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10) 防腐剤 0.2 (11) 香 料 0.2
【0079】<製法>(1)〜(6)、(11)を混合
し、加熱溶解して70℃に保ち油相部とした。これとは
別に、(7)〜(10)を加熱溶解して70℃に保ち、水
相部とした。上記油相部にこの水相部を添加して、乳化
機により十分に乳化した。乳化後、攪拌しながら冷却
し、35℃以下になったら容器に流し込み、放冷して固
め、所望する日焼け止め化粧料を得た。なお、実施例2
の処方中、(2)のフッ素変性シリコーン樹脂は配合せ
ず、代わりにジメチルポリシロキサンを配合して日焼け
止め化粧料(比較例B2)を得た。
し、加熱溶解して70℃に保ち油相部とした。これとは
別に、(7)〜(10)を加熱溶解して70℃に保ち、水
相部とした。上記油相部にこの水相部を添加して、乳化
機により十分に乳化した。乳化後、攪拌しながら冷却
し、35℃以下になったら容器に流し込み、放冷して固
め、所望する日焼け止め化粧料を得た。なお、実施例2
の処方中、(2)のフッ素変性シリコーン樹脂は配合せ
ず、代わりにジメチルポリシロキサンを配合して日焼け
止め化粧料(比較例B2)を得た。
【0080】この日焼け止め化粧料を評価した結果を、
第4表に表す。 第4表 ────────────────────────── 使用感 実施例B2 比較例B2 ────────────────────────── 耐水性 ◎ ○ 耐油性 ◎ △ 化粧もち ◎ × ──────────────────────────
第4表に表す。 第4表 ────────────────────────── 使用感 実施例B2 比較例B2 ────────────────────────── 耐水性 ◎ ○ 耐油性 ◎ △ 化粧もち ◎ × ──────────────────────────
【0081】なお、この実施例B2及び比較例B2は共
に紫外線遮蔽効果は良好であった。第4表により明らか
なように、実施例B2の日焼け止め化粧料は比較例B2
と比べて耐水性、耐油性及び化粧持ちと、全ての項目に
ついて比較例B2より優れていることが判明した。
に紫外線遮蔽効果は良好であった。第4表により明らか
なように、実施例B2の日焼け止め化粧料は比較例B2
と比べて耐水性、耐油性及び化粧持ちと、全ての項目に
ついて比較例B2より優れていることが判明した。
【0082】 〔実施例B3〕 日焼け止め化粧料(O/Wクリーム) 重量% (1)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 9.0 (MDF Q=0.8/0.2/1.0) 重量平均分子量8500 (2)流動パラフィン 3.0 (3)イソプロピルミリステート 2.0 (4)ワセリン 4.0 (5)セタノール 4.0 (6)ステアリン 2.0 (7)グリセリンモノイソステアレート 2.0 (8)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 1.0 (9)防腐剤 0.2 (10) 香 料 0.2 (11) デカメチルシクロペンタシロキサン 9.0 (12) グリセリン 10.0 (13) ヒアルロン酸 0.01 (14) 水酸化カリウム 0.2 (15) 精製水 53.39
【0083】<製法>(1)〜(11) を70℃で加熱攪
拌し油相部とした。その一方、(12) 〜(15)を70℃
に加熱し完全溶解した後、水相部とした。上記油相部を
この水相部に添加し、乳化機で乳化した。この乳化物を
熱交換機で30℃まで冷却した後、充填して所望日焼け
止め化粧料を得た。この日焼け止め化粧料の紫外線遮蔽
効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
拌し油相部とした。その一方、(12) 〜(15)を70℃
に加熱し完全溶解した後、水相部とした。上記油相部を
この水相部に添加し、乳化機で乳化した。この乳化物を
熱交換機で30℃まで冷却した後、充填して所望日焼け
止め化粧料を得た。この日焼け止め化粧料の紫外線遮蔽
効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0084】 〔実施例B4〕 日焼け止めローション 重量% (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 7.0 (2)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 7.0 (M/DF /Q=0.8/0.1/1.0) 重量平均分子量9800 (3)ステアリン酸 1.0 (4)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 10.0 (5)防腐剤 0.2 (6)香 料 0.2 (7)グリセリン 8.0 (8)モンモリロナイト 0.5 (9)水酸化カリウム 0.2 (10) 精製水 65.9
【0085】<製法>(1)〜(6)を70℃で加熱攪
拌して油相部とした。一方、(7)〜(10)を70℃に
加熱溶解し水相部とした。上記油相部をこの水相部中に
添加し、乳化機で乳化した。この乳化物を熱交換機で3
0℃まで冷却した後、充填し、所望する日焼け止めロー
ションを得た。この日焼け止めローションの紫外線遮蔽
効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
拌して油相部とした。一方、(7)〜(10)を70℃に
加熱溶解し水相部とした。上記油相部をこの水相部中に
添加し、乳化機で乳化した。この乳化物を熱交換機で3
0℃まで冷却した後、充填し、所望する日焼け止めロー
ションを得た。この日焼け止めローションの紫外線遮蔽
効果は良好であり、かつ耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0086】 〔実施例B5〕 日焼け止め両用ファンデーション 重量% (1)シリコーン処理酸化チタン 9.5 (2)シリコーン処理マイカ 40.0 (3)シリコーン処理タルク 20.45 (4)シリコーン処理酸化鉄 7.5 (5)球状ナイロンパウダー 8.0 (6)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 5.0 (M/DF /Q=0.7/0.05/1.0) 重量平均分子量6500 (7)デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 (8)ビーワックス 2.0 (9)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 0.5 (10) ソルビタントリオレート 1.0 (11)防腐剤 0.5 (12)ビタミンE 0.05 (13)香 料 0.5
【0087】<製法>(1)〜(5)をヘンシェルミキ
サーで混合し、これに(6)〜(13)を加熱溶解混合し
たものを添加混合した後、粉砕し、これを中皿に充填し
て成型し、所望する日焼け止め両用ファンデーションを
得た。この日焼け止め両用ファンデーションはのびが軽
く、仕上がりが自然であり、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
サーで混合し、これに(6)〜(13)を加熱溶解混合し
たものを添加混合した後、粉砕し、これを中皿に充填し
て成型し、所望する日焼け止め両用ファンデーションを
得た。この日焼け止め両用ファンデーションはのびが軽
く、仕上がりが自然であり、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0088】 〔実施例B6〕 日焼け止めスティック化粧料 重量% (1)酸化チタン 10.0 (2)酸化亜鉛 7.0 (3)マイカ 16.0 (4)赤色酸化鉄 1.5 (5)黄色酸化鉄 1.5 (6)黒色酸化鉄 1.0 (7)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 14.7 (M/DF /Q=0.8/0.1/1.0) 重量平均分子量7300 (8)デカメチルシクロペンタシロキサン 14.7 (9)トリメチロールプロパントリ 10.0 −2−エチルヘキサノエート (10)流動パラフィン 10.0 (11)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (12)セレシン 1.0 (13)固形パラフィン 6.0 (14)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 3.0 (15)香 料 0.5 (16)酸化防止剤 0.1 (17)ソルビタンセスキオレート 1.0
【0089】<製法>(1)〜(6)をヘンシェルミキ
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものに加え、混合した。次に
(11)〜(13)及び(15)を溶融したものを上記混合物
に添加し、十分に混合した後、スティック状に成型し、
所望する日焼け止めスティック化粧料を得た。この日焼
け止めスティック化粧料は、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものに加え、混合した。次に
(11)〜(13)及び(15)を溶融したものを上記混合物
に添加し、十分に混合した後、スティック状に成型し、
所望する日焼け止めスティック化粧料を得た。この日焼
け止めスティック化粧料は、優れた紫外線防止効果が持
続するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持
ちの評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0090】 〔実施例B7〕 日焼け止め化粧下地 重量% (1)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 9.5 (M/DF /Q=0.7/0.2/1.0) 重量平均分子量6500 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 9.5 (3)グリセリルトリイソステアレート 10.0 (4)アイソパー(登録商標)G 5.0 (5)ソルビタンセスキオレート 1.0 (6)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (7)精製水 45.0 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)微粒子酸化チタン 10.0 (10)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0 (11)防腐剤 適 量 (12)酸化防止剤 適 量 (13)香 料 適 量
【0091】<製法>(1)〜(6)、(10)、(12)
及び(13)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に
加熱した(7)〜(9)、(11)を添加し、乳化分散
後、冷却して、所望する日焼け止め化粧下地を得た。こ
の日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効果が持続
するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持ち
の評価は共に、上記の◎の評価であった。
及び(13)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に
加熱した(7)〜(9)、(11)を添加し、乳化分散
後、冷却して、所望する日焼け止め化粧下地を得た。こ
の日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効果が持続
するものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持ち
の評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0092】 〔実施例B8〕 日焼け止めスティック化粧料 重量% (1)酸化チタン 10.0 (2)酸化亜鉛 7.0 (3)マイカ 16.0 (4)赤色酸化鉄 1.5 (5)黄色酸化鉄 1.5 (6)黒色酸化 1.0 (7)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF /Q) 14.7 (M/DF /Q=0.7/0.1/1.0) 重量平均分子量9800 (8)デカメチルシクロペンタシロキサン 14.7 (9)トリメチロールプロパントリ 10.0 −2−エチルヘキサノエート (10)流動パラフィン 10.0 (11)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (12)セレシン 1.0 (13)固形パラフィン 6.0 (14)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 3.0 (15)香 料 0.5 (16)酸化防止剤 0.1 (17)ソルビタンセスキオレート 1.0
【0093】<製法>(1)〜(6)をヘンシェルミキ
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものに加え、混合した。次に
(11)〜(13)及び(15)を溶融したものを上記混合物
に添加し、十分混合した後、スティック状に成型し、所
望する日焼け止めスチック化粧料を得た。この日焼け止
めスティック化粧料は、優れた紫外線防止効果が持続す
るものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
サーで混合し、(7)〜(10)、(14)、(16)及び
(17)を加熱攪拌溶解したものに加え、混合した。次に
(11)〜(13)及び(15)を溶融したものを上記混合物
に添加し、十分混合した後、スティック状に成型し、所
望する日焼け止めスチック化粧料を得た。この日焼け止
めスティック化粧料は、優れた紫外線防止効果が持続す
るものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0094】 〔実施例B9〕 日焼け止め化粧下地 重量% (1)フッ素変性シリコーン樹脂(MDF Q) 9.5 (M/DF /Q=0.7/0.2/1.0) 重量平均分子量11100 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 9.5 (3)グリセリルトリイソステアレート 10.0 (4)アイソパー(登録商標)G 5.0 (5)ソルビタンセスキオレート 1.0 (6)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (7)精製水 45.0 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)微粒子酸化チタン 10.0 (10)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 2.0 (11)酸化防止剤 適 量 (12)香 料 適 量
【0095】<製法>(1)〜(6)、(10)及び(1
2)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に加熱し
た(7)〜(9)及び(11)の混合物を添加し、乳化分
散後、冷却して所望の日焼け止め化粧下地を得た。この
日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効果が持続す
るものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
2)を70℃で攪拌溶解し、これに予め70℃に加熱し
た(7)〜(9)及び(11)の混合物を添加し、乳化分
散後、冷却して所望の日焼け止め化粧下地を得た。この
日焼け止め化粧下地は、優れた紫外線防止効果が持続す
るものであった。また、耐水性,耐油性及び化粧持ちの
評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0096】C.皮膜剤が、高分子共重合体系皮膜剤で
ある実施例 〔実施例C1,比較例C1・C2〕 日焼け止めクリーム 重量% (1)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 10.0 (2)ポリビニルピロリドン−エイコセン誘導体 2.0 (アンタロンV−220) (3)グリセリルモノステアレート 2.0 (4)セタノール 1.0 (5)ステアリン酸 2.0 (6)流動パラフィン 15.0 (7)香 料 適 量 (8)グリセリン 5.0 (9)メチルパラベン 適 量 (10)モンモリロナイト 1.0 (11)トリエタノールアミン 1.0 (12)精製水 残 余
ある実施例 〔実施例C1,比較例C1・C2〕 日焼け止めクリーム 重量% (1)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 10.0 (2)ポリビニルピロリドン−エイコセン誘導体 2.0 (アンタロンV−220) (3)グリセリルモノステアレート 2.0 (4)セタノール 1.0 (5)ステアリン酸 2.0 (6)流動パラフィン 15.0 (7)香 料 適 量 (8)グリセリン 5.0 (9)メチルパラベン 適 量 (10)モンモリロナイト 1.0 (11)トリエタノールアミン 1.0 (12)精製水 残 余
【0097】<製法> (1)〜(7)(油相)と
(8)〜(12)(水相)とを、それぞれ70℃に加熱
し、完全溶解した。次に、完全溶解した油相に水相を加
えて、乳化機で乳化した。得られた乳化物を熱交換機を
用いて冷却し、所望する日焼け止めクリームを得た。
(8)〜(12)(水相)とを、それぞれ70℃に加熱
し、完全溶解した。次に、完全溶解した油相に水相を加
えて、乳化機で乳化した。得られた乳化物を熱交換機を
用いて冷却し、所望する日焼け止めクリームを得た。
【0098】なお、この実施例C1の処方において、シ
リコーン系ベンゾフェノン誘導体(1)の代わりにオク
チルメトキシシンナメートを添加して、日焼け止めクリ
ーム(比較例C1)を得た。さらに、同じく実施例C1
の処方において、ポリビニルピロリドン−エイコセン誘
導体(2)を除いて、日焼け止めクリーム(比較例C
2)を得た。
リコーン系ベンゾフェノン誘導体(1)の代わりにオク
チルメトキシシンナメートを添加して、日焼け止めクリ
ーム(比較例C1)を得た。さらに、同じく実施例C1
の処方において、ポリビニルピロリドン−エイコセン誘
導体(2)を除いて、日焼け止めクリーム(比較例C
2)を得た。
【0099】この日焼け止めクリームを評価した結果
を、第5表に表す。 第5表 ────────────────────────────── 使用感 実施例C1 比較例C1 比較例C2 ────────────────────────────── 耐水性 ◎ △ △ 耐油性 ◎ △ △ ──────────────────────────────
を、第5表に表す。 第5表 ────────────────────────────── 使用感 実施例C1 比較例C1 比較例C2 ────────────────────────────── 耐水性 ◎ △ △ 耐油性 ◎ △ △ ──────────────────────────────
【0100】なお、この実施例C1並びに比較例C1及
びC2は、共に紫外線遮蔽効果は良好であった。この第
5表の結果から、紫外線吸収剤として、シリコーン系ベ
ンゾフェノン誘導体を配合した実施例C1は、耐水性及
び耐油性共に良好であるが、他の紫外線吸収剤を配合し
た比較例C1及び皮膜剤であるポリビニルピロリドン−
エイコセン誘導体を配合しない比較例C2は耐水性及び
耐油性共に劣っていた。これらのことから、本発明の所
期の効果を発揮させるためには、紫外線吸収剤としてシ
リコーン系ベンゾフェノン誘導体と特定の皮膜剤を組み
合わせて化粧料中に配合する必要があることが明らかに
なった。
びC2は、共に紫外線遮蔽効果は良好であった。この第
5表の結果から、紫外線吸収剤として、シリコーン系ベ
ンゾフェノン誘導体を配合した実施例C1は、耐水性及
び耐油性共に良好であるが、他の紫外線吸収剤を配合し
た比較例C1及び皮膜剤であるポリビニルピロリドン−
エイコセン誘導体を配合しない比較例C2は耐水性及び
耐油性共に劣っていた。これらのことから、本発明の所
期の効果を発揮させるためには、紫外線吸収剤としてシ
リコーン系ベンゾフェノン誘導体と特定の皮膜剤を組み
合わせて化粧料中に配合する必要があることが明らかに
なった。
【0101】 〔実施例C2〕 日焼け止め乳液 重量% (1)精製水 58.0 (2)プロピレングリコール 4.0 (3)メチルパラベン 0.2 (4)プロピルパラベン 0.1 (5)酸化チタン 5.0 (水酸化アルミニウム/ステアリン酸処理) (6)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 8.0 (7)トリメチルシロキシケイ酸樹脂 2.0 (8)トリオクチルドデシルコハク酸 10.0 (9)オクチルパルミテート 7.0 (10)フェニルトリメチコーン 1.0 (11)ステアリン酸 3.0 (12)香 料 適 量 (13)ヒドロキシエチルセルロース 0.5 (14)トリエタノールアミン 0.75
【0102】<製法>(1)を75℃に加熱して、これ
に(2)〜(4)を添加して溶解した。一方、(6)〜
(12)を75℃に加熱し、完全溶解し、これに(5)を
添加し、分散機で分散した。この分散物を、上記の
(1)〜(4)に添加して攪拌乳化し、この乳化物に
(13)及び(14)を加えた後に、分散機で分散混合し
た。このようにして、得られた乳化物を熱交換機で冷却
して、所望する日焼け止め乳液を得た。この日焼け止め
乳液は、優れた紫外線防止効果が持続するものであっ
た。また、耐水性及び耐油性の評価は共に、上記の◎の
評価であった。
に(2)〜(4)を添加して溶解した。一方、(6)〜
(12)を75℃に加熱し、完全溶解し、これに(5)を
添加し、分散機で分散した。この分散物を、上記の
(1)〜(4)に添加して攪拌乳化し、この乳化物に
(13)及び(14)を加えた後に、分散機で分散混合し
た。このようにして、得られた乳化物を熱交換機で冷却
して、所望する日焼け止め乳液を得た。この日焼け止め
乳液は、優れた紫外線防止効果が持続するものであっ
た。また、耐水性及び耐油性の評価は共に、上記の◎の
評価であった。
【0103】 〔実施例C3〕 紫外線防止ネールエナメル 重量% (1)シクロヘキサン系アルキッド樹脂 10.0 (2)クエン酸アセチルトリブチル 5.0 (3)顔 料 適 量 (4)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 3.0 (5)酢酸エチル 20.0 (6)酢酸ブチル 10.0 (7)エチルアルコール 5.0 (8)トルエン 35.0 (9)沈澱防止剤 適 量
【0104】<製法> (1)及び(2)に(3)を加
えてよく練り混ぜた。一方、(4)〜(9)を混合溶解
し、これに上記混練物を添加して、よく攪拌して、分散
機で均一に分散させて、所望する紫外線防止ネールエナ
メルを得た。この紫外線防止ネールエナメルは、優れた
紫外線防止効果が持続するものであった。また、耐水性
及び耐油性の評価は共に、上記の◎の評価であった。
えてよく練り混ぜた。一方、(4)〜(9)を混合溶解
し、これに上記混練物を添加して、よく攪拌して、分散
機で均一に分散させて、所望する紫外線防止ネールエナ
メルを得た。この紫外線防止ネールエナメルは、優れた
紫外線防止効果が持続するものであった。また、耐水性
及び耐油性の評価は共に、上記の◎の評価であった。
【0105】 〔実施例C4〕 日焼け止めヘアージェル 重量% (1)カーボポール940 0.6 (2)精製水 68.0 (3)トリエタノールアミン 0.1 (4)エタノール 14.0 (5)2−ヒドロキシ−メトキシ 5.0 ベンゾフェノン−5スルホン酸 (6)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 5.0 (7)アクリル酸メトキシエチル/アクリル酸 1.0 ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル共重合体 (8)ポリエチレングリコール 1.0 (9)ジメチコーン共重合体 4.0 (10)メチルパラベン 0.25 (11)プロピルパラベン 0.05 (12)香 料 適 量
【0106】<製法> (1)を(2)に攪拌溶解し、
これに(3)を加えた後、分散機で分散した。この分散
物に(4)〜(12)を加えて攪拌し、所望の日焼け止め
ヘアージェルを得た。この日焼け止めヘアージェルは、
優れた紫外線防止効果が持続するものであった。また、
耐水性及び耐油性の評価は共に、上記の◎の評価であっ
た。
これに(3)を加えた後、分散機で分散した。この分散
物に(4)〜(12)を加えて攪拌し、所望の日焼け止め
ヘアージェルを得た。この日焼け止めヘアージェルは、
優れた紫外線防止効果が持続するものであった。また、
耐水性及び耐油性の評価は共に、上記の◎の評価であっ
た。
【0107】 〔実施例C5〕 日焼け止めパウダリーファンデーション 重量% (1)タルク 20.0 (2)マイカ 35.0 (3)カオリン 5.0 (4)二酸化チタン 10.0 (5)雲母チタン 3.0 (6)ステアリン酸亜鉛 1.0 (7)ベンガラ 1.0 (8)黄酸化鉄 3.0 (9)黒酸化鉄 0.2 (10)ナイロンパウダー 10.0 (11)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 0.1 (12)PVP/ヘキサデセン共重合体 5.0 (13)酢酸ラノリン 2.0 (14)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.0 (15)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 2.0 (16)モノオレイン酸ソルビタン 0.5 (17)防腐剤 適 量 (18)酸化防止剤 適 量 (19)香 料 適 量
【0108】<製法> (1)〜(10)をブレンダーで
混合し、これに(11)〜(19)を加えた後、ふるいに通し、
中皿に充填して圧縮成型し、所望する日焼け止めパウダ
リーファンデーションを得た。この日焼け止めパウダリ
ーファンデーションは、優れた紫外線防止効果が持続す
るものであった。また、耐水性及び耐油性の評価は共
に、上記の◎の評価であった。
混合し、これに(11)〜(19)を加えた後、ふるいに通し、
中皿に充填して圧縮成型し、所望する日焼け止めパウダ
リーファンデーションを得た。この日焼け止めパウダリ
ーファンデーションは、優れた紫外線防止効果が持続す
るものであった。また、耐水性及び耐油性の評価は共
に、上記の◎の評価であった。
【0109】 〔実施例C6〕 日焼け止め乳化ファンデーション 重量% (1)精製水 52.6 (2)1,3−ブチレングリコール 5.0 (3)エタノール 7.0 (4)タルク 7.0 (5)二酸化チタン 10.0 (6)酸化亜鉛 2.0 (7)無水ケイ酸 2.0 (8)ナイロンパウダー 4.0 (9)着色顔料 2.0 (10)シリコーン系ベンゾフェノン誘導体 15.0 (11)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (12)ロジンペンタエリスリットエステル 1.5 (13)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0 (14)トリイソオクタン酸グリセリン 2.0 (15)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5 (16)トリメチルシロキシケイ酸樹脂 5.0
【0110】<製法> (1)〜(3)を攪拌後、十分
に混合粉砕された(4)〜(9)を添加し、ホモミキサ
ー処理を行った。一方、(10)〜(15)を混合溶解後、
これにこのホモミキサー処理物を添加して、さらにホモ
ミキサー処理を施して、所望する日焼け止め乳化ファン
デーションを得た。この日焼け止め乳化ファンデーショ
ンは、優れた紫外線防止効果が持続するものであった。
また、耐水性及び耐油性の評価は共に、上記の◎の評価
であった。
に混合粉砕された(4)〜(9)を添加し、ホモミキサ
ー処理を行った。一方、(10)〜(15)を混合溶解後、
これにこのホモミキサー処理物を添加して、さらにホモ
ミキサー処理を施して、所望する日焼け止め乳化ファン
デーションを得た。この日焼け止め乳化ファンデーショ
ンは、優れた紫外線防止効果が持続するものであった。
また、耐水性及び耐油性の評価は共に、上記の◎の評価
であった。
【0111】
【発明の効果】本発明により、UV−ABに対する優れ
た吸収能を有し、かつ耐水性及び耐皮脂性が向上し、
「化粧持ち」に優れた化粧料が提供される。
た吸収能を有し、かつ耐水性及び耐皮脂性が向上し、
「化粧持ち」に優れた化粧料が提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】下記式(I)で表されるシリコーン系ベン
ゾフェノン誘導体 【化1】 並びに下記(1)及び/又は(2)の皮膜剤を含んでな
る化粧料: (1)下記乃至で表される単位で構成されるシリコ
ーン樹脂: R3SiO1/2 単位,RR' SiO単位,SiO
2 単位 〔式中、Rは1以上6以下の炭化水素基又はフェニル基
を表し、R' は、式−(CH2)mCnF2n+1(mは2〜4
の整数、nは1〜12の整数)で表されるフルオロアル
キル基を表す〕 (2)高分子共重合体系皮膜剤。 - 【請求項2】請求項1記載の高分子共重合体系皮膜剤
が、ポリビニルピロリドン/アルキル共重合体である化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17563496A JPH107517A (ja) | 1996-06-16 | 1996-06-16 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17563496A JPH107517A (ja) | 1996-06-16 | 1996-06-16 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107517A true JPH107517A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15999522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17563496A Withdrawn JPH107517A (ja) | 1996-06-16 | 1996-06-16 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107517A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001342109A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-12-11 | Kose Corp | 化粧料 |
JP2002087929A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-27 | Kose Corp | ゲル状組成物およびそれを含有してなる化粧料 |
JP2016503038A (ja) * | 2012-12-24 | 2016-02-01 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 化粧品組成物 |
-
1996
- 1996-06-16 JP JP17563496A patent/JPH107517A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001342109A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-12-11 | Kose Corp | 化粧料 |
JP2002087929A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-27 | Kose Corp | ゲル状組成物およびそれを含有してなる化粧料 |
JP2016503038A (ja) * | 2012-12-24 | 2016-02-01 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 化粧品組成物 |
US10449138B2 (en) | 2012-12-24 | 2019-10-22 | Conopco, Inc. | Cosmetic composition |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |