JP4930805B2 - 印刷制御プログラム、及び印刷制御装置 - Google Patents
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Description
上述した従来のデバイスドライバのプログラムでは、1ページ分の画像データを分割し、前半部分の画像データを画像記録装置に送信した後、次ページ有コマンド(印刷コマンド)や後半部分の画像データ(印刷コマンド)の送信を保留しておく。そして、ページを処理するときそのページより先に処理されたページの有無(処理済ページ数が1以上か否か)を判断し、先に処理されたページが有る場合は次ページが有る(現在処理中のページが次ページに相当)として、先に処理されたページについて、先に次ページ有コマンドを送信してから後半部分の画像データを送信している。
この発明によると、保留されている印刷コマンドについての処理を、その印刷コマンドが生成された印刷対象データより後に入力された印刷対象データの内容に基づいて判断するので、処理済みページ数のみによって処理を判断する場合に比べ、保留されている印刷コマンドについての処理をより適切に判断できる。
後に入力された印刷対象データは、入力されたのが保留されている印刷コマンドが生成された印刷対象データの後であればよく、保留されている印刷コマンドが生成された印刷対象データの直後に入力された印刷対象データに限られない。
印刷コマンドには多くの種類があり、保留されている印刷コマンドについての処理を判断する判断処理はその保留されている印刷コマンドの種類によって異なる。この場合、印刷コマンドの種類毎に判断処理を定義することもできるが、そうすると印刷制御プログラムはどの種類の印刷コマンドのときにどの判断処理を実行するかを管理していなければならず、印刷コマンドの種類が多いとその管理が複雑になる。
この発明によると、処理の判断が処理判断手段に一元化されるので、印刷制御プログラムはどの種類の印刷コマンドのときにどの判断処理を実行するかを管理しなくてよい。これにより、印刷制御プログラムによる管理を簡素化でき、印刷制御プログラムの開発者による開発作業や保守作業が容易になる。
この発明によると、コマンド識別子を参照することにより、保留されている印刷コマンドの種類を容易に判断できる。
印刷コマンドが生成される毎に保留されている印刷コマンドについての処理を毎回問い合せてもよいが、そうすると処理効率が低下する虞がある。
この発明によると、印刷コマンドが生成される毎に毎回問い合せるのではなく、前回生成された印刷コマンドとは異なる種類の印刷コマンドが生成されると問い合せるので、処理効率の低下を低減できる。
この発明によると、保留継続と判断された印刷コマンドより後に保留されている印刷コマンドがその印刷コマンドより先に出力されてしまわないようにすることができる。
この発明によると、バッファに印刷コマンドが格納されていなければ出力確定コマンドを保留せずに出力するので、より早い時点で画像形成手段に印刷コマンド(出力確定コマンド)を出力できる。これにより、画像形成手段はその印刷コマンドに基づく処理をより早い時点で開始できる。
一方、バッファに印刷コマンドが格納されている場合は出力確定コマンドであってもバッファに格納するので、出力確定コマンドより前に生成された出力未確定コマンドよりも先にその出力確定コマンドが画像形成手段に出力されてしまわないようにすることができる。
出力確定コマンドは先にバッファに格納されている印刷コマンドより先に出力されないようにするためにバッファに格納されるものであり、先に格納されている印刷コマンドが全て出力、又は削除によりバッファからなくなった場合には無条件に出力してよい印刷コマンドである。
この発明によると、出力確定コマンドの場合は無条件に出力するので、処理の判断を省略でき、効率よく出力できる。
この発明によると、保留されている印刷コマンドについての処理をより適切に判断できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
(1)印刷システム
図1は、本発明の実施形態1に係るパーソナルコンピュータ1(コンピュータ、印刷制御装置の一例、以下PCという)、及びプリンタ2(画像形成手段の一例)を示す模式図である。PC1とプリンタ2とはLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク3で通信可能に接続されている。
PC1は、CPU11(生成手段、保留手段、判断手段、処理判断手段、問い合せ手段、処理手段、保留手段の一例)、ROM12、RAM13(バッファの一例)、記憶部14、表示部15、操作部16、ネットワークインタフェース(I/F)17などを備えて構成されている。
操作部16は、マウスやキーボードなどで構成されている。
ネットワークインタフェース(I/F)17は、通信ネットワーク3を介してプリンタ2などの外部の機器と接続される。なお、PC1は例えばUSBやRS−232Cなどによってプリンタ2に直接接続される構成であってもよい。
プリンタ2は、CPU21、ROM22、RAM23、印刷部24、ネットワークインタフェース(I/F)25などを備えて構成されている。
ネットワークインタフェース(I/F)25は、通信ネットワーク3を介してPC1などの外部の機器と接続されている。
図2は、プリンタドライバ30の論理的構成を示すブロック図である。プリンタドライバ30は、生成モジュール31(生成手段の一例)、保留モジュール32(保留手段の一例)、及び、判断・処理モジュール34(判断手段、処理判断手段、問い合せ手段、処理手段の一例)を備えて構成されている。
生成モジュール31は、順次入力される印刷対象データに基づいて印刷コマンドを生成し、生成した印刷コマンドを保留モジュール32に送信するモジュールである。
ジョブ開始コマンドは印刷ジョブが開始されることをプリンタ2に通知する印刷コマンドである。ジョブ終了コマンドは印刷ジョブが終了したことをプリンタ2に通知する印刷コマンドである。ジョブ開始コマンド、及びジョブ終了コマンドはプリンタ2への出力が確定している出力確定コマンドである。
空白ページの処理途中でも連続給紙コマンドが生成されるが、空白ページで生成された連続給紙コマンドはページ開始コマンドなどと同様にプリンタ2に出力されずに削除される。
保留モジュール32は、生成モジュール31によって生成された印刷コマンドを出力する、又は出力を保留するモジュールである。
生成された印刷コマンドが出力未確定コマンドである場合は、保留モジュール32はプリンタ2への出力を保留し、バッファに格納する。
ページ数は、その印刷コマンドが生成されたページのページ番号を示す情報である。
コマンドの種類は、その印刷コマンドの種類がページ開始コマンド、画像コマンド、連続給紙コマンド、又はページ終了コマンドのいずれであるかを示す情報である。
判断・処理モジュール34は、処理判断モジュール35と、問い合せ・処理モジュール36とで構成されている。
処理判断モジュール35は、バッファに格納されている印刷コマンドについての処理の問い合せを受け付け、出力、削除、又は保留継続のいずれの処理を実行するかをその問い合せされた印刷コマンドが生成された印刷対象データより後に入力された印刷対象データの有無、及び当該後に入力された印刷対象データが有る場合にはその内容に基づいて判断するモジュールである。
また、連続給紙コマンドの場合も、直前の印刷コマンドが連続給紙コマンド以外の印刷コマンドであっても問い合せを行わない。連続給紙コマンドが生成されても保留されている印刷コマンドの処理についての判断に変化はないからである
以下、各モジュールの処理の流れについて説明する。以下の説明において生成モジュール31というときは生成モジュール31を実行するCPU11のことをいうものとする。保留モジュール32、判断・処理モジュール34、処理モジュールについても同様である。
(3−1−1)全体処理
図5は、生成モジュール31の全体処理の流れを示すフローチャートである。利用者がアプリケーションプログラムで印刷を指示すると、OSからプリンタドライバ30に印刷が指示される。本処理はその指示を受けて開始される。
S102では、生成モジュール31はジョブ開始処理完了を判断・処理モジュール34に通知する。ジョブ開始処理完了とは、ジョブ開始コマンドを保留モジュール32に送信する処理が完了したことをいう。以下においても同様である。
S104では、生成モジュール31はページ毎に印刷コマンドを生成する処理である「ページ出力処理」を実行する。「ページ出力処理」の詳細については後述する。
S106では、生成モジュール31はジョブ終了処理完了を判断・処理モジュール34に通知する。
図6は、S104で実行されるページ出力処理の流れを示すフローチャートである。
S201では、生成モジュール31は処理中のページが空白ページであるか否かを示す変数である空白フラグに初期値として空白であることを示す値(真)を設定する。空白フラグはページ毎に記憶される変数である。
また、生成モジュール31は、印刷コマンドを保留指定して送信する場合には、前述した各種の情報も保留モジュール32に送信する。生成モジュール31は前述した各種の情報に次の値を設定して保留モジュール32に送信する。
出力フラグ=出力未確定コマンド
ページ数=(処理中のページのページ番号)
コマンドの種類=ページ開始コマンド
S204では、生成モジュール31はページの全領域について処理が終了したか否かを判定し、終了していない場合はS205に進み、終了している場合はS211に進む。
S207では、生成モジュール31は現在処理中のページの空白フラグにそのページが空白ページではないことを示す値(偽)を設定する。
S208では、生成モジュール31は空白フラグが偽になったことを判断・処理モジュール34に通知する。空白フラグが偽になったことの通知は、現在処理中のページの空白フラグが偽になったときに1度だけ行われる。
S210では、生成モジュール31は連続給紙コマンドを保留指定して保留モジュール32に送信するとともに、前述した各種の情報に次の値を設定して保留モジュール32に送信する。
出力フラグ=出力未確定コマンド
ページ数=(処理中のページのページ番号)
コマンドの種類=連続給紙コマンド
出力フラグ=出力未確定コマンド
ページ数=(処理中のページのページ番号)
コマンドの種類=画像コマンド
S213では、生成モジュール31はページ終了コマンドを保留指定して保留モジュール32に送信するとともに、前述した各種の情報に次の値を設定して保留モジュール32に送信する。
出力フラグ=出力未確定コマンド
ページ数=(処理中のページのページ番号)
コマンドの種類=ページ終了コマンド
S214では、生成モジュール31はページ終了処理完了を判断・処理モジュール34に通知して全体処理に戻る。
図7は、保留モジュール32の処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、生成モジュール31から送信された印刷コマンドを受信した場合に開始される。
S301では、保留モジュール32は生成モジュール31から送信された印刷コマンドが保留指定されているか否かを判定し、保留指定されている場合はS302に進み、保留指定されていない場合はS303に進む。
S303では、保留モジュール32はバッファに印刷コマンドが格納されているか否かを判定し、格納されている場合はS304に進み、格納されていない場合はS305に進む。
出力フラグ=出力確定コマンド
S305では、保留モジュール32は送信された印刷コマンドをプリンタ2に出力する。
図8は、問い合せ・処理モジュール36の処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、生成モジュール31から各処理の完了が通知される毎に実行される。
S401では、問い合せ・処理モジュール36はバッファに印刷コマンドが格納されているか否かを判定し、格納されている場合はS402に進み、格納されていない場合は処理を終了する。
S404では、問い合せ・処理モジュール36は選択した印刷コマンドについての処理を処理判断モジュール35に問い合せる。
「保留継続」である場合に処理を終了するのは、保留継続と判断された印刷コマンドの後に格納されている印刷コマンドがその保留継続と判断された印刷コマンドより先に出力されてしまわないようにするためである。ただし、生成モジュール31から各処理の完了が通知されると本処理を開始するので、バッファに格納されている印刷コマンドについての問い合わせを先頭から順に繰り返すことになる。
S406では、問い合せ・処理モジュール36は選択した印刷コマンドをバッファから削除する。
図9は、処理判断モジュール35の処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、問い合せ・処理モジュール36から印刷コマンドについての処理が問い合せられる毎に実行される。
S501では、処理判断モジュール35は、問い合せされた印刷コマンドのページ番号と一致するページの空白フラグが偽であるか否かを判定する。処理判断モジュール35は、空白フラグが偽ではない場合、すなわち真である場合はS502に進み、偽である場合はS504に進む。
S504では、処理判断モジュール35は問い合せされた印刷コマンドの種類が連続給紙コマンドであるか否かをコマンドの種類を参照して判定する。処理判断モジュール35は、連続給紙コマンドである場合はS505に進む。一方、問い合せされた印刷コマンドが連続給紙コマンドではない場合(ページ開始コマンド、画像コマンド、又はページ終了コマンドである場合)は、その印刷コマンドが生成されたページが空白ページではないことがS501で確定しているので、処理判断モジュール35は出力と判断してS509に進む。
S509では、処理判断モジュール35は問い合せ・処理モジュール36に判断結果として「出力」を返信する。
以下、判断・処理モジュール34による判断例を、図3に示す印刷コマンドを例に説明する。
問い合わせタイミングD3では、バッファに1ページ目のページ開始コマンドと1ページ目の最初の画像コマンド41とが格納されている。このタイミングでは現在処理中のページ(1ページ目)の空白フラグが偽であるので1ページ目のページ開始コマンド、及び1ページ目の最初の画像コマンド41は出力と判断される。
いずれかの印刷コマンドが保留継続と判断された場合はその問い合せタイミングでの判断は終了するので、保留継続と判断された印刷コマンドより後に保留されている印刷コマンド(この場合は1ページ目の4番目の画像コマンド44)については処理を問い合せることなく保留継続される。
問い合わせタイミングD10では、1ページ目の連続給紙コマンドから3ページ目の最初の画像コマンド46までがバッファに格納されている。このタイミングでは現在処理中のページ(3ページ目)の空白フラグが偽であるので、1ページ目の連続給紙コマンドは出力と判断される。この場合、1ページ目の連続給紙コマンドから1ページ目のページ終了コマンドまでは出力と判断される。2ページ目は空白ぺージであるので2ページ目の印刷コマンドは全て削除と判断される。3ページ目のページ開始コマンド、及び3ページ目の最初の画像コマンド46は、3ページ目の空白フラグが偽であるので出力と判断される。
ジョブ終了コマンドは出力確定コマンドであるので、判断・処理モジュール34による判断は行われず、先にバッファに格納されている印刷コマンドが全て出力、又は削除によってバッファからなくなったことにより無条件に出力される。
以上説明した本発明の実施形態1に係るプリンタドライバ30によると、連続給紙コマンドが生成されたページの次ページ以降に空白ページではないページがあるか否かを、その連続給紙コマンドが生成された印刷対象データより後に入力された印刷対象データ(その連続給紙コマンドが生成されたページの次ページ以降の印刷対象データ)に基づいて判断し、次ページ以降に空白ページではないページがある場合のみその連続給紙コマンドを出力するので、処理済みページ数のみによって判断する場合に比べ、被記録媒体の無駄な出力を低減できる。
印刷コマンドには多くの種類があり、保留されている印刷コマンドについての処理を判断する判断処理はその保留されている印刷コマンドの種類によって異なる。例えば、保留されている印刷コマンドが連続給紙コマンドの場合とページ開始コマンドの場合とでは図9に示すように判断の流れが異なる。この場合、印刷コマンドの種類毎に判断処理を定義することもできるが、そうするとプリンタドライバ30はどの種類の印刷コマンドのときにどの判断処理を実行するかを管理していなければならず、印刷コマンドの種類が多いとその管理が複雑になる。
プリンタドライバ30によると、処理の判断が処理判断モジュール35に一元化されるので、生成モジュール31によって印刷コマンドが生成されたときには問い合せ・処理モジュール36によって処理判断モジュール35に処理を問い合せるだけでよく、どの種類の印刷コマンドのときにどの判断処理を実行するかを管理しなくてよい。これによりプリンタドライバ30による管理を簡素化でき、プリンタドライバ30の開発者による開発作業や保守作業が容易になる。
一方、バッファに印刷コマンドが格納されている場合は出力確定コマンド(具体的にはジョブ終了コマンド)であってもバッファに格納するので、出力確定コマンドより前に生成された出力未確定コマンドよりも先にその出力確定コマンドがプリンタ2に出力されてしまわないようにすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(5)上記実施形態では、1ページ分のデータを複数の領域に分割して、その領域ごとに印刷コマンドを生成しているが、1ページ分のデータ毎に印刷コマンドを生成してもよい。この場合、連続給紙コマンドを挿入するタイミングを「最終領域の前」といった領域で指定する代わりにライン数で指定すればよい。
2・・・プリンタ
11・・・CPU
12・・・ROM
13・・・RAM
30・・・プリンタドライバ
31・・・生成モジュール
32・・・保留モジュール
34・・・判断・処理モジュール
35・・・処理判断モジュール
36・・・・問い合わせ・処理モジュール
Claims (8)
- 順次入力される印刷対象データに基づいて印刷コマンドを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷コマンドの画像形成手段への出力を保留する保留手段と、
前記保留手段によって出力が保留されている印刷コマンドについて、出力、削除、又は保留継続のいずれの処理を実行するかをその印刷コマンドが生成された印刷対象データより後に入力された印刷対象データの内容に基づいて判断する判断手段と、
前記保留手段によって出力が保留されている印刷コマンドに前記判断手段によって判断された前記処理を実行する処理手段としてコンピュータを機能させ、
前記判断手段は、問い合せ手段と処理判断手段とを有し、
前記問い合せ手段は、前記保留手段によって出力が保留されている複数種類の印刷コマンドについて前記処理判断手段に前記処理を問い合せ、
前記処理判断手段は、前記問い合せ手段による問い合せを受け付け、その問い合せされた印刷コマンドについての前記処理をその印刷コマンドの種類に応じて判断する、印刷制御プログラム。 - 請求項1に記載の印刷制御プログラムであって、
前記問い合せ手段は、先に保留されている印刷コマンドから順に前記処理判断手段に前記処理を問い合せる、印刷制御プログラム。 - 請求項1又は請求項2に記載の印刷制御プログラムであって、
前記保留手段は、印刷コマンドにその印刷コマンドの種類を示すコマンド識別子を付加して保留し、
前記処理判断手段は、印刷コマンドの種類をその印刷コマンドに付加されている前記コマンド識別子を参照して判断する、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記問い合せ手段は、前回生成された印刷コマンドとは異なる種類の印刷コマンドが生成されることを条件として、前記処理判断手段に前記処理を問い合せる、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記問い合せ手段は、前記処理判断手段によっていずれかの印刷コマンドが保留継続と判断された場合は、先に保留されている印刷コマンドから順に前記処理判断手段への問い合せを繰り返す、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記生成手段は、前記画像形成手段への出力が確定している出力確定コマンド、及び出力が確定していない出力未確定コマンドを生成し、
前記保留手段は、前記生成手段によって生成された印刷コマンドが出力未確定コマンドである場合は出力を保留してバッファに格納し、出力確定コマンドである場合は、前記バッファに印刷コマンドが格納されていなければ前記画像形成手段に出力し、格納されていれば前記バッファに格納する、印刷制御プログラム。 - 請求項6に記載の印刷制御プログラムであって、
前記保留手段は、印刷コマンドを前記バッファに格納するとき、その印刷コマンドが出力確定コマンドであるか出力未確定コマンドであるかを識別可能に格納し、
前記処理手段は、保留されている印刷コマンドを出力すると、その印刷コマンドの次に格納されている印刷コマンドが出力確定コマンドである場合には、その出力確定コマンドを無条件に出力する、印刷制御プログラム。 - 順次入力される印刷対象データに基づいて印刷コマンドを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された印刷コマンドの画像形成手段への出力を保留する保留手段と、
前記保留手段によって出力が保留されている印刷コマンドについて、出力、削除、又は保留継続のいずれの処理を実行するかをその印刷コマンドが生成された印刷対象データより後に入力された印刷対象データの内容に基づいて判断する判断手段と、
前記保留手段によって出力が保留されている印刷コマンドに前記判断手段によって判断された前記処理を実行する処理手段と、
を備え、
前記判断手段は、問い合せ手段と処理判断手段とを有し、
前記問い合せ手段は、前記保留手段によって出力が保留されている複数種類の印刷コマンドについて前記処理判断手段に前記処理を問い合せ、
前記処理判断手段は、前記問い合せ手段による問い合せを受け付け、その問い合せされた印刷コマンドについての前記処理をその印刷コマンドの種類に応じて判断する、印刷制御装置。
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