JP4930189B2 - アナログ−デジタル変換器及びこれを用いたイメージセンサ - Google Patents
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Description
を用いたイメージセンサに関する。
ージセンサであり、同一チップ上にイメージセンサに加え、周辺駆動回路、アナログ−デ
ジタル(AD)変換器、信号処理回路などを搭載することができる特徴がある。特にAD
変換器を搭載したCMOSセンサは、カメラ設計において高SN比が要求されるアナログ
回路設計が必要無くなるという点で注目されている。
器は、AD間のバラツキが少なく、良好な直線性が確保できるが、変換速度が遅い問題点
がある。また、逐次比較型AD変換器は、消費電力、変換速度で有利ではあるが、階調(
bit数)が増えると、容量素子の面積が膨大になる問題がある。
それぞれを積分型AD回路で量子化する2重の積分型AD回路による方法が記載されてい
る。
でAD間バラツキが少なく、レイアウト面積の小さいアナログ−デジタル変換器及びこれ
を用いたイメージセンサを提供することを目的とするものである。
伝送するアナログ信号線と、前記アナログ信号の上限電圧を伝送する上限電圧線と、前記
アナログ信号の下限電圧を伝送する下限電圧線と、クロック信号に基づき前記下限電圧か
ら前記上限電圧の間をnビット(nは1以上の自然数)で量子化した参照電圧を伝送する
参照電圧線と、第1の端子と第2の端子とを有し前記第1の端子に印加された電圧と前記
第2の端子に印加された電圧とを比較した比較結果信号を比較結果出力端子から出力する
比較回路と、前記第1の端子と接続され前記比較回路の動作電圧を決める基準電圧を伝送
する基準電圧線と、前記第2の端子と前記比較結果出力端子との間に接続され、前記アナ
ログ信号線に前記アナログ信号が伝送される期間に導通状態となるスイッチング素子と、
i番目(1≦i≦m、mは1以上の自然数)が2m-i×C(Cは正の実数)の容量に設定
され、各々の一端が前記第2の端子に並列に接続されたm個の容量素子と、前記m個の容
量素子の他端の各々に接続され、前記アナログ信号線または前記下限電圧線または前記上
限電圧線のいずれかが接続されるように切替可能なm個の切替回路と、容量値がCに設定
され、一端が前記第2の端子に接続された第2の容量素子と、前記第2の容量素子の他端
に接続され、前記アナログ信号線または前記下限電圧線または前記参照電圧線のいずれか
が接続されるように切替可能な第2の切替回路と、前記クロック信号の開始時点からのク
ロック数をカウントしたカウント値を伝送するカウント線と、mビットのラッチ回路と、
nビットのラッチ回路と、前記比較結果出力端子の出力線及び前記カウント線に接続され
、前記比較結果信号に基づき前記m個の切替回路を制御し、前記m個の容量素子に前記上
限電圧線を順次接続することにより出力される前記比較結果信号を前記mビットのラッチ
回路に順次書き込み、前記第2の容量素子に前記参照電圧線を接続することにより出力さ
れる前記比較結果信号の電位が第1の電位から第2の電位に変化した時点の前記カウント
値を前記nビットのラッチ回路に書き込む制御回路と、を含むことを要旨とする。
型でAD変換できるので、低消費電力で動作し、高精度でAD間バラツキが少なく、逐次
比較型AD変換器だけで構成したよりも容量素子を少なくできレイアウト面積を小さくす
ることができる。
果信号の電位が前記第1の電位から前記第2の電位に変化してから所定の時間経過後にi
番目の前記比較結果信号の電位が前記第2の電位から前記第1の電位に戻るようにi番目
の前記切替回路を制御する。
型でAD変換できるので、低消費電力で動作し、高精度でAD間バラツキが少なく、逐次
比較型AD変換器だけで構成したよりも容量素子を少なくできレイアウト面積を小さくす
ることができる。
デジタル変換器とを有し、前記アナログ信号の電圧は前記光電変換素子により光電変換さ
れてなる電圧である。
型でAD変換できるので、低消費電力で動作し、高精度でAD間バラツキが少なく、逐次
比較型AD変換器だけで構成したよりも容量素子を少なくできレイアウト面積を小さくす
ることができる。
<イメージセンサの構成>
まず、第1実施形態に係るイメージセンサの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るイメージセンサの構成を示す回路構成図である。な
お、説明を簡略化するために、3×3画素のイメージセンサで説明する。また、アナログ
信号を上位m=2ビット、下位n=3ビットのデジタルデータに変換する場合について説
明する。
垂直走査線102と、3本の垂直信号線103と、垂直走査回路104と、3個のバッフ
ァ106と、3個のアナログ−デジタル変換器(ADC)100と、3ビットデジタル−
アナログコンバータ(DAC)107と、カウンタ108と、水平走査回路105と、3
本の列選択線208と、データ出力線209と、から構成されている。
信号線207に伝送する。
ック信号CLKに基づき、上限電圧VRPと下限電圧VRNの間を3ビット(すなわち8
クロック)で量子化した参照電圧Vrampを参照電圧線201に伝送する。上限電圧V
RPは、上限電圧線202に伝送され、下限電圧VRNは、下限電圧線203に伝送され
る。基準電圧VREFは、基準電圧線204に伝送される。
トのカウント値CNTを3本のカウント線206に伝送する。
れる。
DCには、参照電圧線201と上限電圧線202と下限電圧線203と基準電圧線204
と制御線205とカウント線206とが共通に配線されている。ADC100は、アナロ
グ信号Vsを上位2ビット、下位3ビットのデジタル信号に変換し、水平走査回路105
からの列選択線208に応じてデータ出力線209に伝送する。
次に、アナログ−デジタル変換器の構成について図2を参照して説明する。図2は、ア
ナログ−デジタル変換器の構成を示す回路構成図である。
130と、スイッチング素子であるスイッチSW00と、1番目の容量素子であるコンデ
ンサC1と、2番目の容量素子であるコンデンサC2と、第2の容量素子であるコンデン
サC3と、1番目の切替回路を構成するスイッチSW11,SW12,SW13と、2番
目の切替回路を構成するスイッチSW21,SW22,SW23と、第2の切替回路を構
成するスイッチSW31,SW32,SW33と、2ビットのラッチ回路140と、3ビ
ットのラッチ回路150と、スイッチSW01と、から構成されている。
−)端子と、比較結果出力端子を有し、正極端子の電圧>負極端子の電圧の場合、比較結
果出力端子から出力される比較結果信号Vcompは、正の最大電圧となり、正極端子の
電圧<負極端子の電圧の場合、比較結果信号Vcompは、負の最大電圧となる。正極端
子は、基準電圧線204に接続され、基準電圧VREFが印加される。
れている。スイッチSW00は、制御信号s00がHレベルの時に導通状態、Lレベルの
時に非導通状態となる。
コンデンサC2は、22-2×C=C(F)の容量に設定され、コンデンサC3は、C(F
)の容量に設定されている。コンデンサC1〜C3の一端は、コンパレータ120の負極
端子に並列に接続されている。
いる。スイッチSW12は、コンデンサC1の他端と下限電圧線203の間に接続されて
いる。スイッチSW13は、コンデンサC1の他端と上限電圧線202の間に接続されて
いる。スイッチSW11は、制御信号s11がHレベルの時に導通状態、Lレベルの時に
非導通状態となる。スイッチSW12は、制御信号s12がHレベルの時に導通状態、L
レベルの時に非導通状態となる。スイッチSW13は、制御信号s13がHレベルの時に
導通状態、Lレベルの時に非導通状態となる。
いる。スイッチSW22は、コンデンサC2の他端と下限電圧線203の間に接続されて
いる。スイッチSW23は、コンデンサC2の他端と上限電圧線202の間に接続されて
いる。スイッチSW21は、制御信号s21がHレベルの時に導通状態、Lレベルの時に
非導通状態となる。スイッチSW22は、制御信号s22がHレベルの時に導通状態、L
レベルの時に非導通状態となる。スイッチSW23は、制御信号s23がHレベルの時に
導通状態、Lレベルの時に非導通状態となる。
いる。スイッチSW32は、コンデンサC3の他端と下限電圧線203の間に接続されて
いる。スイッチSW33は、コンデンサC3の他端と参照電圧線201の間に接続されて
いる。スイッチSW31は、制御信号s31がHレベルの時に導通状態、Lレベルの時に
非導通状態となる。スイッチSW32は、制御信号s32がHレベルの時に導通状態、L
レベルの時に非導通状態となる。スイッチSW33は、制御信号s33がHレベルの時に
導通状態、Lレベルの時に非導通状態となる。
と接続されている。
チ回路140の1ビット目に伝送すると共に、比較結果信号Vcompが正の最大電圧か
ら負の最大電圧に遷移した場合、制御信号s12をHレベルに、制御信号s13をLレベ
ルに、それぞれ切り替える。
をラッチ回路140の2ビット目に伝送すると共に、比較結果信号Vcompが正の最大
電圧から負の最大電圧に遷移した場合、制御信号s22をHレベルに、制御信号s23を
Lレベルに、それぞれ切り替える。
が正の最大電圧から負の最大電圧に遷移した時点の3ビットのカウント値CNTをラッチ
回路150に伝送する。
間に接続され、列選択線208がHレベルの時に導通状態となり、ラッチ回路140及び
ラッチ回路150に保持したデジタルデータをデータ出力線209に順次出力する。
次に、アナログ−デジタル変換器の動作について図3を参照して説明する。図3は、ア
ナログ−デジタル変換器の動作を示すタイミング図である。
導通状態にすることにより、コンパレータ120の比較結果出力端子と負極端子が短絡し
、負極端子の電圧VIN(すなわちコンデンサC1〜C3の一端)が基準電圧VREFに
なる。この状態で、制御信号s11,s21,s31をHレベルにすると、スイッチSW
11,SW21,SW31が導通状態となり、アナログ信号VsがコンデンサC1〜C3
の他端に伝送される。コンデンサC1にはQ1=2C(Vs−VREF)の電荷が蓄積さ
れ、コンデンサC2にはQ2=C(Vs−VREF)の電荷が蓄積され、コンデンサC3
にはQ3=C(Vs−VREF)の電荷が蓄積される。つまり、コンデンサC1〜C3に
は、合計Q=Q1+Q2+Q3=4C(Vs−VREF)の電荷が蓄積される。
り、スイッチSW11,SW21,SW31が非導通状態となり、コンデンサC1〜C3
の電荷が保持され、時点t2で制御信号s00をLレベルに切り替えると、スイッチSW
00が非導通状態となり、電流経路が遮断され、コンデンサC1〜C3の電荷が保存され
る。
ッチSW12,SW22,SW32が導通状態となり、コンデンサC1〜C3の他端に下
限電圧VRNが印加される。電荷保存の法則により、コンデンサC1〜C3の電荷Q=4
C(Vs−VREF)=4C(VRN−VIN)となり、負極端子の電圧VIN=VRE
F+VRN−Vsとなる。下限電圧VRN<アナログ信号Vsの関係が成り立つので、コ
ンパレータ120の正極端子の電圧VREF>負極端子の電圧VINとなり、比較結果信
号Vcompは、正の最大電圧となる。
ぞれ切り替えると、スイッチSW12が非導通状態、スイッチSW13が導通状態となる
ので、コンデンサC1の他端に上限電圧VRPが印加される。コンデンサC1〜C3の電
荷Q=4C(Vs−VREF)=2C(VRP−VIN)+2C(VRN−VIN)とな
り、負極端子の電圧VIN=VREF+((VRP+VRN)/2)−Vsとなる。すな
わち、アナログ信号Vsが(VRP+VRN)/2より大きいか否かをコンパレータ12
0で逐次比較することであり、アナログ信号Vsの上位1ビット目を求めることになる。
最大電圧となり、制御回路130は、ラッチ回路140の1ビット目にHレベルを書き込
む。
、負の最大電圧となり、制御回路130は、ラッチ回路140の1ビット目にLレベルを
書き込むと同時に、時点t5において図3の点線で示すように制御信号s12をHレベル
、制御信号s13をLレベル、にそれぞれ切替え、比較結果信号Vcompを正の最大電
圧に戻す。
、それぞれ切り替えると、スイッチSW22が非導通状態、スイッチSW23が導通状態
となるので、コンデンサC2の他端に上限電圧VRPが印加される。
ラッチ回路140の1ビット目がHレベルだった場合、コンデンサC1〜C3の電荷Q
=4C(Vs−VREF)=3C(VRP−VIN)+C(VRN−VIN)となり、負
極端子の電圧VIN=VREF+(VRP×3/4+VRN/4)−Vsとなる。すなわ
ち、アナログ信号Vsが(VRP×3/4+VRN/4)より大きいか否かをコンパレー
タ120で逐次比較することであり、アナログ信号Vsの上位2ビット目を求めることに
なる。
は、正の最大電圧となり、制御回路130は、ラッチ回路140の2ビット目にHレベル
を書き込む。
ompは、負の最大電圧となり、制御回路130は、ラッチ回路140の2ビット目にL
レベルを書き込むと同時に、時点t7において図3の点線で示すように制御信号s22を
Hレベル、制御信号s23をLレベル、にそれぞれ切替え、比較結果信号Vcompを正
の最大電圧に戻す。
ラッチ回路140の1ビット目がLレベルだった場合、コンデンサC1〜C3の電荷Q
=4C(Vs−VREF)=3C(VRN−VIN)+C(VRP−VIN)となり、負
極端子の電圧VIN=VREF+(VRP/4+VRN×3/4)−Vsとなる。すなわ
ち、アナログ信号Vsが(VRP/4+VRN×3/4)より大きいか否かをコンパレー
タ120で逐次比較することであり、アナログ信号Vsの上位2ビット目を求めることに
なる。
は、正の最大電圧となり、制御回路130は、ラッチ回路140の2ビット目にHレベル
を書き込む。
ompは、負の最大電圧となり、制御回路130は、ラッチ回路140の2ビット目にL
レベルを書き込むと同時に、時点t7において制御信号s22をHレベル、制御信号s2
3をLレベル、にそれぞれ切替え、比較結果信号Vcompを正の最大電圧に戻す。
ぞれ切り替えると、スイッチSW32が非導通状態、スイッチSW33が導通状態となる
ので、コンデンサC3の他端に参照電圧Vrampが印加される。さらに、時点t8から
クロック信号CLKを開始させ、3ビットDAC107により参照電圧Vrampを発生
させる。また、クロック信号CLKの開始時点からカウンタ108が0からカウントを始
める。
ラッチ回路140の1ビット目がHレベルかつ2ビット目がHレベルだった場合、コン
デンサC1〜C3の電荷Q=4C(Vs−VREF)=3C(VRP−VIN)+C(V
ramp−VIN)となり、負極端子の電圧VIN=VREF+(VRP×3/4+Vr
amp/4)−Vsとなる。すなわち、アナログ信号Vs>(VRP×3/4+Vram
p/4)となった時点をコンパレータ120で積分比較することであり、アナログ信号V
sの下位3ビットを求めることになる。
ラッチ回路140の1ビット目がHレベルかつ2ビット目がLレベルだった場合、コン
デンサC1〜C3の電荷Q=4C(Vs−VREF)=2C(VRP−VIN)+C(V
RN−VIN)+C(Vramp−VIN)となり、負極端子の電圧VIN=VREF+
(VRP/2+VRN/4+Vramp/4)−Vsとなる。すなわち、アナログ信号V
s>(VRP/2+VRN/4+Vramp/4)となった時点をコンパレータ120で
積分比較することであり、アナログ信号Vsの下位3ビットを求めることになる。
ラッチ回路140の1ビット目がLレベルかつ2ビット目がHレベルだった場合、コン
デンサC1〜C3の電荷Q=4C(Vs−VREF)=2C(VRN−VIN)+C(V
RP−VIN)+C(Vramp−VIN)となり、負極端子の電圧VIN=VREF+
(VRN/2+VRP/4+Vramp/4)−Vsとなる。すなわち、アナログ信号V
s>(VRN/2+VRP/4+Vramp/4)となった時点をコンパレータ120で
積分比較することであり、アナログ信号Vsの下位3ビットを求めることになる。
ラッチ回路140の1ビット目がLレベルかつ2ビット目がLレベルだった場合、コン
デンサC1〜C3の電荷Q=4C(Vs−VREF)=3C(VRN−VIN)+C(V
ramp−VIN)となり、負極端子の電圧VIN=VREF+(VRN×3/4+Vr
amp/4)−Vsとなる。すなわち、アナログ信号Vs>(VRN×3/4+Vram
p/4)となった時点をコンパレータ120で積分比較することであり、アナログ信号Vsの下位3ビットを求めることになる。
pが正の最大電圧から負の最大電圧に推移した場合を説明する。制御回路130は、カウ
ント値CNT=3(2進数で011)をラッチ回路150に書き込む。
に変換し、下位3ビットを積分型でデジタルデータに変換することができる。
でAD変換できるので、低消費電力で動作し、高精度でAD間バラツキが少なく、逐次比
較型AD変換器だけで構成したよりも容量素子を少なくできレイアウト面積を小さくする
ことができる。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることが
できる。以下、変形例を挙げて説明する。
形態では、アナログ信号Vsを上位2ビット、下位3ビットのデジタルデータに変換する
場合について説明したが、例えば、上位3ビット、下位5ビットのデジタルデータに変換
する場合は、1番目のコンデンサを23-1CpF=4CpF、2番目のコンデンサを23-2
CpF=2CpF、3番目のコンデンサを23-3CpF=CpF、にそれぞれ設定し、3
ビットDAC107の替わりに5ビットDACで構成し、3ビットのラッチ回路と5ビッ
トのラッチ回路で構成すればよい。
形態では、イメージセンサで説明したが、例えば、ラインセンサのようにカラム状に多数
配置するAD変換に適用してもよい。
垂直信号線、104…垂直走査回路、105…水平走査回路、106…バッファ、107
…3ビットDAC、108…カウンタ、120…コンパレータ、130…制御回路、14
0…ラッチ回路、150…ラッチ回路、201…参照電圧線、202…上限電圧線、20
3…下限電圧線、204…基準電圧線、205…制御線、206…カウント線、207…
アナログ信号線、208…列選択線、209…データ出力線。
Claims (3)
- アナログ信号を伝送するアナログ信号線と、
前記アナログ信号の上限電圧を伝送する上限電圧線と、
前記アナログ信号の下限電圧を伝送する下限電圧線と、
クロック信号に基づき前記下限電圧から前記上限電圧の間をnビット(nは1以上の自
然数)で量子化した参照電圧を伝送する参照電圧線と、
第1の端子と第2の端子とを有し前記第1の端子に印加された電圧と前記第2の端子に
印加された電圧とを比較した比較結果信号を比較結果出力端子から出力する比較回路と、
前記第1の端子と接続され前記比較回路の動作電圧を決める基準電圧を伝送する基準電
圧線と、
前記第2の端子と前記比較結果出力端子との間に接続され、前記アナログ信号線に前記
アナログ信号が伝送される期間に導通状態となるスイッチング素子と、
i番目(1≦i≦m、mは1以上の自然数)が2m-i×C(Cは正の実数)の容量に設
定され、各々の一端が前記第2の端子に並列に接続されたm個の容量素子と、
前記m個の容量素子の他端の各々に接続され、前記アナログ信号線または前記下限電圧
線または前記上限電圧線のいずれかが接続されるように切替可能なm個の切替回路と、
容量値がCに設定され、一端が前記第2の端子に接続された第2の容量素子と、
前記第2の容量素子の他端に接続され、前記アナログ信号線または前記下限電圧線また
は前記参照電圧線のいずれかが接続されるように切替可能な第2の切替回路と、
前記クロック信号の開始時点からのクロック数をカウントしたカウント値を伝送するカ
ウント線と、
mビットのラッチ回路と、
nビットのラッチ回路と、
前記比較結果出力端子の出力線及び前記カウント線に接続され、前記比較結果信号に基
づき前記m個の切替回路を制御し、前記m個の容量素子に前記上限電圧線を順次接続する
ことにより出力される前記比較結果信号を前記mビットのラッチ回路に順次書き込み、前
記第2の容量素子に前記参照電圧線を接続することにより出力される前記比較結果信号の
電位が第1の電位から第2の電位に変化した時点の前記カウント値を前記nビットのラッ
チ回路に書き込む制御回路と、
を含む、
ことを特徴とするアナログ−デジタル変換器。 - 請求項1に記載のアナログ−デジタル変換器において、
前記制御回路は、
i番目の前記比較結果信号の電位が前記第1の電位から前記第2の電位に変化してから
所定の時間経過後にi番目の前記比較結果信号の電位が前記第2の電位から前記第1の電
位に戻るようにi番目の前記切替回路を制御する、
ことを特徴とするアナログ−デジタル変換器。 - 複数の光電変換素子と、請求項1または2に記載のアナログ−デジタル変換器とを有し
、前記アナログ信号の電圧は前記光電変換素子により光電変換されてなる電圧であること
を特徴とするイメージセンサ。
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JP2008294613A (ja) | 2008-12-04 |
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