JP4930122B2 - 光源ユニット、照明ユニット、光源装置、照明ユニット、プロジェクタ及びモニタ装置 - Google Patents

光源ユニット、照明ユニット、光源装置、照明ユニット、プロジェクタ及びモニタ装置 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ光源及び波長変換素子を少なくとも備える光源ユニットに関するものである。
従来、画像を拡大投写するプロジェクタやプロジェクションテレビには、一般的に、その照明装置として、超高圧水銀ランプ(UHP)が用いられていた。しかし、UHPは、最高輝度に到達するまでに数分程度の時間を要することや、寿命が比較的短いことなど、種々の課題が存在していた。そこで、近年では、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、照明装置に赤外レーザ光源を利用する技術が開発されつつある。
赤外レーザ光から可視光を得るためには、PPLN(Periodically Poled Lithium Niobate)等の波長変換素子を用いることができる。この波長変換素子を用いれば、比較的製造の容易な半導体赤外レーザ光源を用いて、赤色や青色や緑色等の可視光を得ることができる。
特開2005−99160号公報
このように、赤外レーザ光源と波長変換素子を少なくとも備えた光源ユニットを、プロジェクタなどの照明装置に利用する場合、その光源ユニットとしては、高出力のレーザ光を出射し得ることが要求される。
しかし、このような高出力のレーザ光を出射することができる光源ユニットを、プロジェクタなどの一般家電製品に搭載した場合、ユーザによって、その製品から光源ユニットが取り外され、別の用途に利用される恐れがあった。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、光源ユニットを製品から取り外した場合には、その光源ユニットを使用できなくする技術を提供することにある。
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の第1の光源ユニットは、パッケージ内に、レーザ光を発するレーザ光源と、前記レーザ光の波長を所定の波長に変換する波長変換素子と、前記パッケージの外部より熱源給電線を介して供給された電力を用いて、前記波長変換素子を加熱する熱源と、前記波長変換素子の温度を検出し、その検出信号を前記パッケージの外部につながるセンサ出力線に出力する温度センサと、前記パッケージの外部から送信される識別情報に基づいて、認証を行う認証部と、前記センサ出力線上に設けられ、前記パッケージの外部に出力すべき信号を切り換える切り換え部と、を備えて成ると共に、前記所定の波長のレーザ光のみを通過させて、前記パッケージの外部に出射させる窓を前記パッケージに有して成り、前記認証部は、前記切り換え部を制御して、前記識別情報が予め設定された所定の認証条件を満たす場合には、前記検出信号を前記パッケージの外部に出力させ、それ以外の場合には、前記検出信号を出力させないか、または、前記検出信号とは信号値の異なる信号を出力させることを要旨とする。
このように、本発明の第1の光源ユニットでは、パッケージ内において、認証部が、外部から送信される識別情報に基づいて、認証を行い、切り換え部を制御して、その識別情報が予め設定された所定の認証条件を満たす場合には、検出信号をパッケージの外部に出力させる。しかし、それ以外の場合、例えば、その識別情報が上記認証条件を満たさない場合や、識別情報自体が外部から送信されない場合には、検出信号を出力させないか、または、検出信号とは信号値の異なる信号を出力させる。従って、熱源に供給すべき電力として、パッケージの外部から、波長変換素子の温度に応じた適正な値の電力を与えることができない。そのため、波長変換素子に対し適正な温度制御を行うことができず、光源ユニットからはレーザ光が出射されない。
従って、本発明の第1の光源ユニットを一般家電製品に搭載した場合に、例え、ユーザによって、その製品から光源ユニットが取り外され、別の用途に利用されようとしても、その場合、その光源ユニットに上記認証条件を満たすような識別情報を与えることができないので、結果的に、その光源ユニットからレーザ光を出射させることはできず、その光源ユニットを使用不可能とすることができる。また、光源ユニット内の各構成要素は、パッケージによって保護されているため、構成要素単位で取り出して転用することも不可能である。
本発明の第1の光源ユニットにおいて、前記切り換え部は、前記センサ出力線を接続状態にするかまたは遮断状態にするかを切り換えるスイッチを備え、前記認証部は、前記スイッチを制御して、前記識別情報が前記認証条件を満たす場合には、前記センサ出力線を接続状態にし、それ以外の場合には遮断状態にするようにしてもよい。
このようなスイッチを用いることにより、簡易な構成にて切り換え部を実現することができる。
本発明の第2の光源ユニットは、パッケージ内に、レーザ光を発するレーザ光源と、前記レーザ光の波長を所定の波長に変換する波長変換素子と、前記パッケージの外部より熱源給電線を介して供給された電力を用いて、前記波長変換素子を加熱する熱源と、前記波長変換素子の温度を検出し、その検出信号を前記パッケージの外部につながるセンサ出力線に出力する温度センサと、前記パッケージの外部から送信される識別情報に基づいて、認証を行う認証部と、前記熱源給電線上に設けられ、前記熱源に供給すべき電力を切り換える切り換え部と、を備えて成ると共に、前記所定の波長のレーザ光のみを通過させて、前記パッケージの外部に出射させる窓を前記パッケージに有して成り、前記認証部は、前記切り換え部を制御して、前記識別情報が予め設定された所定の認証条件を満たす場合には、前記パッケージの外部からの電力を前記熱源に供給させ、それ以外の場合には、前記電力を供給させないか、または、外部からの前記電力とは電力値の異なる電力を供給させることを要旨とする。
このように、本発明の第2の光源ユニットでは、パッケージ内において、認証部が、外部から送信される識別情報に基づいて、認証を行い、切り換え部を制御して、その識別情報が予め設定された所定の認証条件を満たす場合には、パッケージの外部からの電力を熱源に供給させる。しかし、それ以外の場合には、電力を熱源に供給させないか、または、外部からの電力とは電力値の異なる電力を供給させる。従って、パッケージの外部から与えられた、波長変換素子の温度に応じた適正な値の電力を、熱源に供給することができない。そのため、波長変換素子に対し適正な温度制御を行うことができず、光源ユニットからはレーザ光が出射されない。
従って、本発明の第2の光源ユニットにおいても、第1の光源ユニットの場合と同様の効果を奏することができる。
本発明の第2の光源ユニットにおいて、前記切り換え部は、前記熱源給電線を接続状態にするかまたは遮断状態にするかを切り換えるスイッチを備え、前記認証部は、前記スイッチを制御して、前記識別情報が前記認証条件を満たす場合には、前記熱電給電線を接続状態にし、それ以外の場合には遮断状態にするようにしてもよい。
このようなスイッチを用いることにより、簡易な構成にて切り換え部を実現することができる。
上記した光源ユニットの他に、該光源ユニットから出射された前記レーザ光を拡散させ、照明光として出射する光拡散部を備えることによって、照明ユニットを構成するようにしてもよい。このような照明ユニットを一般家電製品に搭載した場合にも、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
上記した光源ユニットの他に、該光源ユニットに前記熱源給電線を介して前記電力を供給すると共に、前記光源ユニットから前記センサ出力線を介して出力された信号に応じて、供給すべき前記電力を制御する駆動部とを備えることによって、光源装置を構成するようにしてもよい。このような光源装置を一般家電製品に搭載した場合にも、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
上記した光源ユニットの他に、該光源ユニットから出射された前記レーザ光を拡散させ、照明光として出射する光拡散部と、前記光源ユニットに前記熱源給電線を介して前記電力を供給すると共に、前記光源ユニットから前記センサ出力線を介して出力された信号に応じて、供給すべき前記電力を制御する駆動部と、を備えることによって、照明装置を構成するようにしてもよい。このような照明装置を一般家電製品に搭載した場合にも、その照明装置が、上記した光源ユニットを含んでいるため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
また、上記した光源装置または照明装置において、前記駆動部は、前記光源ユニットに対し、前記識別情報を送信するようにしてもよい。このように、駆動部が識別情報を送信することによって、前記光源ユニットに、パッケージの外部から識別情報を与えることができる。
さらに、前記駆動部は、前記識別情報を無線で送信するようにしてもよい。こうすることによって、配線を減らすことができる。
本発明の第1のプロジェクタは、上記した光源装置と、該光源装置からの光を利用して、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置と、を備えることを要旨とする。
このように、上記した光源ユニットを含む光源装置をプロジェクタに搭載した場合に、ユーザによって、そのプロジェクタから光源ユニットが取り外され、別の用途に利用されようとしても、上述したとおり、その光源ユニットからレーザ光を出射させることはできないため、その光源ユニットを使用不可能とすることができる。
本発明の第2のプロジェクタであって、上記した光源装置と、該光源装置からの光を利用して、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置と、前記光源ユニットに対し、前記識別情報を送信する識別情報送信部と、を備えることを要旨とする。
本発明の第2のプロジェクタによれば、上述した第1のプロジェクタの場合と同様の効果を奏する他、識別情報送信部が識別情報を送信することによって、前記光源ユニットに、パッケージの外部から識別情報を与えることができる。
また、前記識別情報送信部は、前記識別情報を無線で送信するようにしてもよい。この場合も、配線を減らすことができる。
本発明のモニタ装置は、上記した照明装置と、該照明装置から出射された前記照明光によって照明された被写体を撮像する撮像部と、を備えることを要旨とする。
このように、上記した光源ユニットを含む照明装置をモニタ装置に搭載した場合に、ユーザによって、そのモニタ装置から光源ユニットが取り外され、別の用途に利用されようとしても、上述したとおり、その光源ユニットからレーザ光を出射させることはできないため、その光源ユニットを使用不可能とすることができる。
なお、本発明は、上記した光源ユニットなどの装置発明の態様に限ることなく、光源ユニットの制御方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。
A.第1の実施例:
A−1.実施例の構成:
図1は本発明の第1の実施例としての光源ユニットを備える照明装置を模式的に示した説明図である。
図1に示す照明装置100は、レーザ光を出射する光源ユニット10と、その光源ユニット10を駆動するための駆動回路50と、光源ユニット10から出射されたレーザ光を拡散する光拡散素子60と、を備えている。光源ユニット10は、パッケージ12内に、主として、赤外レーザ光源14と、波長変換素子16と、温度センサ18と、熱源20と、スイッチ22と、認証回路24と、を備えており、パッケージ12の側面に窓26を備えている。このような照明装置100は、後述するように、一般家電製品であるプロジェクタやモニタ装置などに搭載されて用いられる。
赤外レーザ光源14は、パッケージ12内の基板30上に立設されており、駆動回路50からレーザ給電線34を介して駆動電力が供給されると、高出力の赤外レーザ光を発生する。
波長変換素子16は、熱拡散板28の上面に設けられており、温度センサ18及び熱源20は、熱拡散板28の下面にそれぞれ設けられている。熱拡散板28自体は、台座32を介して基板30に取り付けられている。波長変換素子16は、第2高調波発生(Second Harmonic Generation:SHG)の現象を引き起こす素子であり、強誘電体材料に分極反転構造が形成されたものである。例えば、PPLN(Periodically Poled Lithium Niobate)などを用いることができる。波長変換素子16は、赤外レーザ光源14から出射された赤外レーザ光を入射すると、基本波であるその赤外レーザ光を、赤色,緑色,青色など、第2高調波に当たる可視レーザ光に波長変換する。
波長変換素子16は、温度依存性を有しており、波長変換効率の高い温度許容範囲(すなわち、波長整合温度範囲)が限られているため、波長変換を行う際には、波長変換素子16の温度がその温度許容範囲内に入るように、温度制御がなされる。具体的には、熱源20が、駆動回路50から熱源給電線36を介して電力の供給を受けると、発熱して、熱拡散板28を介して波長変換素子16を加熱する。熱拡散板28は、波長変換素子16の温度を均一化するために用いられる。そして、温度センサ18が、波長変換素子16の温度を検出し、その検出信号をセンサ出力線38を介して駆動回路50に出力すると、駆動回路50が、その検出信号に基づいて、波長変換素子16の温度が上記温度許容範囲内に入るよう、熱源20に供給すべき電力を制御する。
窓26は、主として赤外線吸収素材でできており、パッケージ内部側の面に赤外線反射膜が形成されている。窓26は、波長変換素子16から出射されたレーザ光を入射すると、そのレーザ光のうち、基本波である赤外レーザ光は反射または吸収し、第2高調波である可視レーザ光は透過する。従って、窓26からは、外部に、可視レーザ光のみが出射されることになる。
光拡散素子60は、光源ユニット10の外部に配置されており、光源ユニット10の窓26から出射されたレーザ光を入射すると、そのレーザ光を拡散して、照明光として出射する。光拡散素子60としては、例えば、拡散レンズや、入射した光が拡散するように干渉縞が予め形成されたホログラム素子を用いることができる。
また、本実施例では、上述したとおり、光源ユニット10のパッケージ12内に、上記した構成要素の他に、さらに、スイッチ22及び認証回路24を備える。これらスイッチ22及び認証回路24は、基板30上に設けられているが、図では、分かり易くするため、両者とも、基板30から離れた位置に記載されている。認証回路24は、認証回路給電線40及び認証ID信号線42を介して駆動回路50に接続されている。認証回路24は、内部に記憶領域(図示せず)を有しており、予め第1の認証IDが記憶されている。スイッチ22は、温度センサ18から駆動回路50に至るセンサ出力線38の途中に配置されており、また、スイッチ制御線44を介して認証回路24に接続されている。スイッチ22は、認証回路24による制御によって、センサ出力線38を接続状態にするか遮断状態にするかを切り換える。なお、スイッチ22は、初期状態では遮断状態にしている。
一方、駆動回路50も、内部に記憶領域(図示せず)を有しており、予め第2の認証IDが記憶されている。なお、この第2の認証IDとしては、認証回路24の記憶領域に記憶されている第1の認証IDと同じものが設定されている。
なお、本実施例において、赤外レーザ光源14は、請求項におけるレーザ光源に、認証回路24は、請求項における認証部に、スイッチ22は、請求項における切り換え部またはスイッチに、駆動回路50は、請求項における駆動部に、光拡散素子60は、請求項における光拡散部に、それぞれ相当する。
A−2.正規製品搭載時の動作:
まず、図1に示す照明装置100が、後述するプロジェクタやモニタ装置など、正規の一般家電製品に搭載されている場合の本実施例の動作について説明する。
上記製品が起動されると、まず、駆動回路50が、認証回路給電線40を介して認証回路24に電力を供給する。これにより、認証回路24は起動し、認証ID受信待機状態に入る。その後、駆動回路50は、その内部の記憶領域に記憶された第2の認証IDを読み出して、認証ID信号線42を介して認証回路24に送信する。認証回路24は、その送信された認証IDを受信すると、内部の記憶領域に記憶されている第1の認証IDを読み出して、受信した認証IDと比較し、両者が一致するか否かを判定して、認証を行う。この場合、光源ユニット10は、上記製品から取り外されていないので、受信した認証IDは、駆動回路50から送信された第2の認証IDであるため、読み出した第1の認証IDと必ず一致することとなる。比較した認証ID同士が一致した場合、認証回路24は、スイッチ制御線44を介してスイッチ22を制御し、センサ出力線38を遮断状態から接続状態に切り換えさせる。
次に、駆動回路50が、レーザ給電線34を介して赤外レーザ光源14に駆動電力を供給すると共に、熱源給電線36を介して熱源20に電力を供給する。すると、上述したとおり、赤外レーザ光源14は、供給された駆動電力によって、赤外レーザ光を発生して出射し、熱源20は、供給された電力によって発熱して、波長変換素子16を加熱する。また、このとき、温度センサ18は、波長変換素子16の温度を検出し、その検出信号をセンサ出力線38に出力するが、前述したとおり、認証回路24による制御によって、スイッチ22が、センサ出力線38を遮断状態から接続状態に切り換えたことによって、出力された検出信号は、センサ出力線38を介して、駆動回路50に入力される。従って、駆動回路50は、その検出信号に基づいて、波長変換素子16の温度が上記温度許容範囲内に入るよう、熱源20に供給すべき電力を制御することができるため、波長変換素子16は、赤外レーザ光源14からの赤外レーザ光を入射すると、基本波であるその赤外レーザ光を第2高調波に当たる可視レーザ光に波長変換する。よって、窓26から外部へは、波長変換により得られた可視レーザ光が出射されることになる。光源ユニット10の外部には、光拡散素子60があるため、窓26から出射された可視レーザ光は、この光拡散素子60によって拡散され、照明光となって出射される。
A−3.別用途利用時の動作:
次に、光源ユニット10が、ユーザによって上記製品から取り外されて、他の用途に利用されようとしている場合の本実施例の動作について説明する。
この場合、光源ユニット10の外部から認証回路給電線40を介して認証回路24に、電力を供給したとすると、認証回路24は起動して、認証ID受信待機状態になる。しかし、その後、認証回路24は、認証ID信号線42を介して認証IDを受信しないと、上記した認証を行わないので、スイッチ22は初期状態のまま、すなわち、センサ出力線38を遮断状態のままとする。また、仮に、認証回路24が認証ID受信待機状態にあるときに、光源ユニット10の外部から認証ID信号線42を介して認証回路24に第3の認証IDを送信したとすると、認証回路24は、その送信された認証IDを受信する。そして、認証回路24は、上記した認証を行うが、受信した第3の認証IDは、読み出した第1の認証IDと一致することはないため、認証回路24は、スイッチ22を制御し、センサ出力線38を遮断状態のままとする。
そこで、次に、駆動回路50が、レーザ給電線34を介して赤外レーザ光源14に駆動電力を供給すると共に、熱源給電線36を介して熱源20に電力を供給する。すると、上述したとおり、赤外レーザ光源14は、供給された駆動電力によって、赤外レーザ光を発生して出射し、熱源20は、供給された電力によって発熱して、波長変換素子16を加熱する。しかし、このとき、温度センサ18は、波長変換素子16の温度を検出し、その検出信号をセンサ出力線38に出力するが、前述したとおり、スイッチ22は、センサ出力線38を遮断状態としたままであるので、出力された検出信号は、スイッチ22で遮断され、駆動回路50には入力されない。従って、駆動回路50は、熱源20に供給すべき電力を正常に制御することができないため、波長変換素子16の温度は、上記した温度許容範囲から外れてしまう。その故、波長変換素子16は、赤外レーザ光源14からの赤外レーザ光を入射しても、正常に波長変換することができないため、第2高調波に当たる可視レーザ光が発生することはなく、赤外レーザ光がそのまま出射されることになる。従って、出射された基本波である赤外レーザ光は、窓26で、反射または吸収されるため、窓26から外部へは、レーザ光が出射されることはない。
A−4.実施例の効果:
以上説明したとおり、本実施例によれば、光源ユニット10が、ユーザによって正規の製品から取り外されて、他の用途に利用されようとしたとしても、その光源ユニット10に外部から、認証回路24内の第1の認証IDと同じ認証IDを与えることはできないので、スイッチ22を切り換えて、センサ出力線38を接続状態とすることはできない。その結果、波長変換素子16は、正常な温度制御がなされないため、光源ユニット10の窓26からレーザ光を出射させることできず、それにより、その光源ユニット10を使用不可能とすることができる。また、光源ユニット10内の各部品は、パッケージ12によって保護されているため、部品単位で取り出して転用することも不可能である。
A−5.第1の適用例:
図1に示した照明装置100の第1の適用例として、一般家電製品であるプロジェクタに搭載した場合の例を図2を用いて説明する。
図2は図1の照明装置を搭載したプロジェクタの一例を示す説明図である。図2に示すプロジェクタ200は、赤色照明光を出射する赤色照明装置100Rと、緑色照明光を出射する緑色照明装置100Gと、青色照明光を出射する青色照明装置100Bと、を備えており、それぞれ、図1に示した照明装置100と同一の構成を成している。なお、各色の照明装置100R,100G,100Bにおいて、光源ユニット10内の波長変換素子16では、それぞれ、可視レーザ光として、対応する色(すなわち、赤色,緑色,または青色)の波長のレーザ光を出射するように、波長変換がなされている。
また、プロジェクタ200は、各照明装置100R,100G,100Bから出射された各色の照明光を、コンピュータなど(図示せず)から出力された画像信号に応じてそれぞれ変調して、各色の画像光として出射する液晶ライトバルブ220R,220G,220Bと、液晶ライトバルブ220R,220G,220Bから出射された各色の画像光を合成して投写レンズ240に導くクロスダイクロイックプリズム230と、液晶ライトバルブ220R,220G,220Bによって形成された画像を拡大してスクリーン250に投写する投写レンズ240と、を備えている。
さらに、プロジェクタ200は、各照明装置100R,100G,100Bから出射された照明光の照度分布を均一化させるため、各色の照明装置100R,100G,100Bよりも光路下流側に、均一化光学系210R,210G,210Bを設けており、これらによって照度分布が均一化された照明光により、液晶ライトバルブ220R,220G,220Bを照明している。例えば、均一化光学系210R,210G,210Bは、ホログラム素子やフィールドレンズによって構成される。
各液晶ライトバルブ220R,220G,220Bによって変調された3色の画像光は、クロスダイクロイックプリズム230に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色画像光を反射する誘電体多層膜と青色画像光を反射する誘電体多層膜とが十字状に配置されている。これらの誘電体多層膜によって3色の画像光が合成され、カラー画像を表す画像光が形成される。そして、合成された画像光は投写光学系である投写レンズ240により表示面であるスクリーン250上に投写され、所望の大きさに拡大された画像が表示される。
なお、この適用例において、液晶ライトバルブ220R,220G,220Bは、請求項における画像形成装置に相当する。
以上のように構成されたプロジェクタ200によれば、ユーザによってそのプロジェクタ200から光源ユニット10が取り外され、別の用途に利用されようとしても、上述したとおり、その光源ユニット10からレーザ光を出射させることはできないため、その光源ユニット10を使用不可能とすることができる。
A−6.第2の適用例:
次に、図1に示した照明装置100の第2の適用例として、一般家電製品であるモニタ装置に搭載した場合の例を図3を用いて説明する。
図3は図1の照明装置を搭載したモニタ装置の一例を示す説明図である。図3に示すモニタ装置300は、装置本体310と、光伝送部330と、を備えている。このうち、装置本体310は、図1に示した光源ユニット10及び駆動回路50の他、撮像手段としてのカメラ320を備えている。
また、光伝送部330は、光を送る側と受ける側の2本のライトガイド340,350を備えている。各ライトガイド340,350は、多数本の光ファイバを束ねたもので、レーザ光を遠方に送ることができる。光を送る側のライトガイド340の入射側には光源ユニット10が配設され、その出射側には光拡散素子60が配設されている。光源ユニット10から出射されたレーザ光は、ライトガイド340を伝って光伝送部320の先端に設けられた光拡散素子60に送られ、光拡散素子60によって拡散され、照明光として被写体(図示せず)を照明する。
光伝送部320の先端には、結像レンズ370も設けられており、被写体からの反射光を結像レンズ370で受けることができる。その受けた反射光は、受け側のライトガイド350を伝って、装置本体310内に設けられたカメラ320に送られる。この結果、光源ユニット10からのレーザ光を拡散して得られる照明光で被写体を照明し、その被写体からの反射光から得られる画像をカメラ320によって撮像することができる。
なお、この適用例において、カメラ320は、請求項における撮像部に相当する。
以上のように構成されたモニタ装置300によれば、ユーザによってそのモニタ装置300から光源ユニット10が取り外され、別の用途に利用されようとしても、上述したとおり、その光源ユニット10からレーザ光を出射させることはできないため、その光源ユニット10を使用不可能とすることができる。
B.第2の実施例:
B−1.実施例の構成:
図4は本発明の第2の実施例としての光源ユニットを備える照明装置を模式的に示した説明図である。
図4に示すように、本実施例が、上記した第1の実施例と異なる点は、スイッチ22を温度センサ18から駆動回路50に至るセンサ出力線38の途中に配置する代わりに、スイッチ23を駆動回路50から熱源20に至る熱源給電線36の途中に配置した点である。その他の構成は、第1の実施例の構成と同様である。スイッチ23は、認証回路24による制御によって、熱源給電線36を接続状態にするか遮断状態にするかを切り換える。初期状態では遮断状態にしている。なお、光源ユニット11,照明装置102については、それぞれ、内部構成が変わったため、第1の実施例の場合と符号を変えている。
B−2.正規製品搭載時の動作:
図4に示す照明装置102が、図2に示したプロジェクタや図3に示したモニタ装置など、正規の一般家電製品に搭載されている場合の本実施例の動作について説明する。なお、以下の動作説明では、概ね、第1の実施例の場合と異なる点について説明を行い、同様である点については説明を省略する。
認証回路24によって認証が行われるまでの動作は、第1の実施例の場合と同様である。認証の結果、認証回路24の受信した第2の認証IDが、読み出した第1の認証IDと一致した場合、認証回路24は、スイッチ制御線44を介してスイッチ23を制御し、熱源給電線36を遮断状態から接続状態に切り換えさせる。
次に、駆動回路50が、レーザ給電線34を介して赤外レーザ光源14に駆動電力を供給すると、赤外レーザ光源14は、供給された駆動電力によって、赤外レーザ光を発生して出射する。また、このとき、駆動回路50は、熱源20にも電力供給を行うために、熱源給電線36に電力を出力するが、前述したとおり、認証回路24による制御によって、スイッチ23が、熱源給電線36を遮断状態から接続状態に切り換えたことによって、出力された電力は、熱源給電線36を介して、熱源20に供給される。従って、熱源20は、供給された電力によって発熱して、波長変換素子16を加熱することができる。一方、温度センサ18が、波長変換素子16の温度を検出し、その検出信号をセンサ出力線38を介して、駆動回路50に入力する。駆動回路50は、その検出信号に基づいて、波長変換素子16の温度が温度許容範囲内に入るよう、熱源20に供給すべき電力を制御する。よって、波長変換素子16の温度制御を適正に行うことかできる。なお、波長変換素子16によって波長変換が行われる後の動作は、第1の実施例の場合と同様である。
B−3.別用途利用時の動作:
次に、光源ユニット11が、ユーザによって上記製品から取り外されて、他の用途に利用されようとしている場合の本実施例の動作について説明する。なお、以下の動作説明でも、概ね、第1の実施例の場合と異なる点について説明を行い、同様である点については説明を省略する。
この場合、認証回路24は、認証ID受信待機状態になった後、認証ID信号線42を介して認証IDを受信しないと、認証を行わないので、スイッチ23は、初期状態のまま、すなわち、熱源給電線36を遮断状態のままとする。また、仮に、認証回路24が認証ID受信待機状態にあるときに、光源ユニット11の外部から認証ID信号線42を介して第3の認証IDを受信したとすると、認証回路24は、認証を行うが、受信した第3の認証IDは、読み出した第1の認証IDと一致することはないため、認証回路24は、スイッチ23を制御し、熱源給電線36を遮断状態のままとする。
そこで、次に、駆動回路50が、熱源20に電力供給を行うために、熱源給電線36に電力を出力するが、上記のとおり、スイッチ23は、熱源給電線36を遮断状態としたままであるので、出力された電力は、スイッチ23で遮断され、熱源20には供給されない。従って、熱源20は、波長変換素子16を加熱することができないので、波長変換素子16の温度は、温度許容範囲から外れたままとなる。その故、波長変換素子16は、赤外レーザ光源14からの赤外レーザ光を入射しても、正常に波長変換することができないため、第2高調波に当たる可視レーザ光が発生することはない。よって、窓26から外部へは、レーザ光が出射されることはない。
B−4.実施例の効果:
以上説明したとおり、本実施例によれば、光源ユニット11が、ユーザによって正規の製品から取り外されて、他の用途に利用されようとしたとしても、その光源ユニット11に外部から、認証回路24内の第1の認証IDと同じ認証IDを与えることはできないので、スイッチ23を切り換えて、熱源給電線36を接続状態とすることはできない。その結果、波長変換素子16は、熱源20によって加熱されず、正常な温度制御がなされないため、光源ユニット11の窓26からレーザ光を出射させることできず、それにより、その光源ユニット11を使用不可能とすることができる。また、光源ユニット11内の各部品は、パッケージ12によって保護されているため、部品単位で取り出して転用することも不可能である。
C.第3の実施例:
C−1.実施例の構成:
図5は本発明の第3の実施例としてのプロジェクタの主要部を模式的に示した説明図である。
図5に示すように、本実施例が、上記した第1の実施例と異なる点は、駆動回路50が認証IDを認証ID信号線42を介して認証回路24に送信する代わりに、プロジェクタ200の筐体に固定されたID送信部46を新たに設け、このID送信部46が認証IDを無線で認証回路25に送信するようにした点である。その他の構成は、第1の実施例の構成と同様である。ID送信部46は、内部に記憶領域(図示せず)を有しており、予め第2の認証IDが記憶されている。なお、ID送信部46は、プロジェクタ本体から給電線を介して給電されていてもよいが、例えば、ICタグなどで構成し、電磁誘導によって給電されるようにしてもよい。また、認証回路25は、無線にて送信される認証IDを受信する機能を備えている。なお、内部に記憶領域(図示せず)に、予め第1の認証IDが記憶されている点は、第1の実施例における認証回路24と同様である。また、光源ユニット13,照明装置104については、それぞれ、内部構成が変わったため、第1の実施例の場合と符号を変えている。
なお、本実施例において、ID送信部46は、請求項における識別情報送信部に相当する。
C−2.プロジェクタ搭載時の動作:
まず、図5に示すように、光源ユニット13がプロジェクタ200に搭載されている場合の本実施例の動作について説明する。
プロジェクタ200が起動されると、まず、ID送信部46に電力が供給され、ID送信部46が起動すると共に、駆動回路50から認証回路給電線40を介して認証回路25に電力が供給され、認証回路25が起動して、認証ID受信待機状態に入る。その後、ID送信部46は、その内部の記憶領域に記憶された第2の認証IDを読み出して、無線にて認証回路25に送信する。認証回路25は、無線にて送信された認証IDを受信すると、内部の記憶領域に記憶されている第1の認証IDを読み出して、受信した認証IDと比較し、両者が一致するか否かを判定して、認証を行う。この場合、光源ユニット10は、プロジェクタ200から取り外されていないので、受信した認証IDは、ID送信部46から送信された第2の認証IDであるため、読み出した第1の認証IDと必ず一致することとなる。比較した認証ID同士が一致した場合、認証回路25は、スイッチ制御線44を介してスイッチ22を制御し、センサ出力線38を遮断状態から接続状態に切り換えさせる。なお、これ以降の動作については、第1の実施例の場合と同様であるので、説明を省略する。
C−3.別用途利用時の動作:
次に、光源ユニット13が、ユーザによってプロジェクタ200から取り外されて、他の用途に利用されようとしている場合の本実施例の動作について説明する。
この場合、認証回路25は、認証ID受信待機状態になった後、無線にて認証IDを受信しないと、認証を行わないので、スイッチ22は、初期状態のまま、すなわち、センサ出力線38を遮断状態のままとする。また、仮に、認証回路25が認証ID受信待機状態にあるときに、光源ユニット13の外部から無線にて第3の認証IDを受信したとすると、認証回路25は、認証を行うが、受信した第3の認証IDは、読み出した第1の認証IDと一致することはないため、認証回路25は、スイッチ22を制御し、センサ出力線38を遮断状態のままとする。なお、これ以降の動作については、第1の実施例の場合と同様となる。
C−4.実施例の効果:
以上説明したとおり、本実施例によれば、第1の実施例の場合と同様の効果が期待できる他、駆動回路から認証回路給に至る認証ID信号線が不要となるため、配線数を少なくすることができると共に、ID送信部46を、プロジェクタ200の筐体内の何れの場所にも配置することができるため、ユーザに見つけられにくい場所を選択して配置することもできる。
なお、本実施例においては、光源ユニット13をプロジェクタ200に搭載するものとして説明したが、図3に示すようなモニタ装置300に搭載するようにしてもよい。
D.変形例:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
D−1.変形例1:
上記した第1の実施例において、センサ出力線38の途中に配置されたスイッチ22は、認証回路24による制御によって、センサ出力線38を接続状態にするか遮断状態にするかを切り換えるスイッチであった。しかし、本発明はこのようなスイッチに限定されるものではない。例えば、スイッチ22に代えて、認証ID同士が一致する場合には、温度センサ18からの検出信号をそのまま駆動回路50に出力し、それ以外の場合には、別の信号を駆動回路50に出力するような切り換え部を設けるようにしてもよい。なお、そのような別の信号としては、例えば、波長変換素子16の実際の温度が上記した温度許容範囲よりも低い場合に、温度センサ18によって検出された温度が、あたかも、高い温度であって温度許容範囲内の温度であるかの如く、駆動回路50に認識させるような信号を用意する。こうすることにより、認証ID同士が一致する以外の場合は、波長変換素子16に対して適正な温度制御がなされなくなるため、光源ユニット10からレーザ光は出射されない。
D−2.変形例2:
上記した第2の実施例において、熱源給電線36の途中に配置されたスイッチ23は、認証回路24による制御によって、熱源給電線36を接続状態にするか遮断状態にするかを切り換えるスイッチであった。しかし、本発明はこのようなスイッチに限定されるものではない。例えば、スイッチ23に代えて、認証ID同士が一致する場合には、駆動回路50からの電力をそのまま20に供給し、それ以外の場合には、別の値の電力を熱源20に供給するような切り換え部を設けるようにしてもよい。なお、そのような別の値の電力としては、例えば、波長変換素子16の温度が上記した温度許容範囲から外れるような温度となるよう、波長変換素子16を加熱し得る値の電力を用意する。こうすることにより、認証ID同士が一致する以外の場合は、波長変換素子16に対して適正な温度制御がなされなくなるため、光源ユニット10からレーザ光は出射されない。
D−3.変形例3:
上記した各実施例では、レーザ光源として、単一構成の赤外レーザ光源14を用いるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、赤外レーザ発光素子と反射ミラーとを備える、いわゆる外部共振器型のレーザ光源を用いるようにしてもよい。
具体的には、赤外レーザ発光素子と反射ミラーを対向させ、両者の間に波長変換素子を配置する。反射ミラーには、波長変換素子側の面に特殊コーティングが施されており、赤外レーザ発光素子から出射された基本波である赤外レーザ光に対しては高反射、波長変換素子から出射された第2高調波である可視レーザ光に対しては高透過となるものである。一方、赤外レーザ発光素子の出射側の面には、基本波である赤外レーザ光に対しては高透過、第2高調波である可視レーザ光に対しては高反射となる特殊コーティングが施されている。このような構成により、赤外レーザ発光素子の出射側の面と反射ミラーの波長変換素子側の面との間で光共振器が構成される。赤外レーザ発光素子から出射された赤外レーザ光は、この光共振器内に閉じこめられる形になって、波長変換素子内を何回も透過する。波長変換素子は、熱源等によって温度制御されていることから、ノイズの少ない第2高調波である可視レーザ光を得ることができる。この第2高調波である可視レーザ光は、反射ミラーを透過し、光源ユニットの窓26から外部に出射される。
D−4.変形例4:
上記した第3の実施例においては、スイッチ22を第1の実施例の場合と同様に、センサ出力線38の途中に配置するようにしたが、第2の実施例の場合と同様に、熱源給電線36の途中に配置するようにしてもよい。
D−5.変形例5:
上記した各実施例では、光源ユニットと、駆動回路50と、光拡散素子60と、を備えることによって、照明装置を構成するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、次のような態様にて構成するようにしてよい。すなわち、光源ユニットと、光拡散素子と、を備えることによって、照明ユニットを構成するようにしてもよい。また、光源ユニットと、駆動回路と、を備えることによって、光源装置を構成するようにしてもよい。
D−6.変形例6:
上記した各実施例では、適用例として、いわゆる3板式の液晶プロジェクタに搭載した場合について説明したが、これに換えて、色毎に時分割でレーザ光源を点灯する構成のいわゆる単板式の液晶プロジェクタに搭載するようにしてもよい。 また、プロジェクタは、レーザ光源装置からのレーザ光をスクリーン上で走査させることにより表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置にあたる走査手段を有する方式のプロジェクタとしてもよい。また、プロジェクタは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から射出される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタやプロジェクションテレビであってもよい。また、ライトバルブとしては透過型液晶表示装置を用いる場合に限らず反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon、LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いてもよい。
本発明の第1の実施例としての光源ユニットを備える照明装置を模式的に示した説明図である。 図1の照明装置を搭載したプロジェクタの一例を示す説明図である。 図1の照明装置を搭載したモニタ装置の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施例としての光源ユニットを備える照明装置を模式的に示した説明図である。 本発明の第3の実施例としてのプロジェクタの主要部を模式的に示した説明図である。
符号の説明
10…光源ユニット
11…光源ユニット
12…パッケージ
13…光源ユニット
14…赤外レーザ光源
16…波長変換素子
18…温度センサ
20…熱源
22…スイッチ
23…スイッチ
24…認証回路
25…認証回路
26…窓
28…熱拡散板
30…基板
32…台座
34…レーザ給電線
36…熱源給電線
38…センサ出力線
40…認証回路給電線
42…認証ID信号線
44…スイッチ制御線
46…ID送信部
50…駆動回路
60…光拡散素子
100…照明装置
100B…青色照明装置
100G…緑色照明装置
100R…赤色照明装置
102…照明装置
104…照明装置
200…プロジェクタ
210R,210G,210B…均一化光学系
220R,220G,220B…液晶ライトバルブ
230…クロスダイクロイックプリズム
240…投写レンズ
250…スクリーン
300…モニタ装置
310…装置本体
320…カメラ
320…光伝送部
330…光伝送部
340,350…ライトガイド
370…結像レンズ

Claims (12)

  1. 駆動部を有する照明装置もしくは光源装置に搭載されて、前記駆動部により駆動されて使用される光源ユニットであって、
    パッケージ内に、
    レーザ光を発するレーザ光源と、
    前記レーザ光の波長を所定の波長に変換する波長変換素子と、
    前記駆動部より熱源給電線を介して供給された電力を用いて、前記波長変換素子を加熱する熱源と、
    前記波長変換素子の温度を検出し、その検出信号を前記駆動部につながるセンサ出力線に出力する温度センサと、
    前記駆動部から送信される情報であって、前記駆動部内に予め記憶されている第2の識別情報を受信し、受信した前記第2の識別情報を用いて認証を行う認証部と、
    前記センサ出力線上に設けられ、前記駆動部に出力すべき信号を切り換える切り換え部と、
    を備えて成ると共に、
    前記所定の波長のレーザ光のみを通過させて、前記パッケージの外部に出射させる窓を前記パッケージに有して成り、
    前記認証部は、前記切り換え部を制御して、前記第2の識別情報が、前記認証部内に予め記憶された第1の識別情報と一致する場合には、前記検出信号を前記駆動部へ出力させ、それ以外の場合には、前記検出信号を出力させないか、または、前記検出信号とは信号値の異なる信号を出力させることを特徴とする光源ユニット。
  2. 請求項1に記載の光源ユニットにおいて、
    前記切り換え部は、前記センサ出力線を接続状態にするかまたは遮断状態にするかを切り換えるスイッチを備え、
    前記認証部は、前記スイッチを制御して、前記識別情報が前記認証条件を満たす場合には、前記センサ出力線を接続状態にし、それ以外の場合には遮断状態にすることを特徴とする光源ユニット。
  3. 駆動部を有する照明装置もしくは光源装置に搭載されて、前記駆動部により駆動されて使用される光源ユニットであって、
    パッケージ内に、
    レーザ光を発するレーザ光源と、
    前記レーザ光の波長を所定の波長に変換する波長変換素子と、
    前記駆動部より熱源給電線を介して供給された電力を用いて、前記波長変換素子を加熱する熱源と、
    前記波長変換素子の温度を検出し、その検出信号を前記駆動部につながるセンサ出力線に出力する温度センサと、
    前記駆動部から送信される情報であって、前記駆動部内に予め記憶されている第2の識別情報を受信し、受信した前記第2の識別情報を用いて認証を行う認証部と、
    前記熱源給電線上に設けられ、前記熱源に供給すべき電力を切り換える切り換え部と、
    を備えて成ると共に、
    前記所定の波長のレーザ光のみを通過させて、前記パッケージの外部に出射させる窓を前記パッケージに有して成り、
    前記認証部は、前記切り換え部を制御して、前記第2の識別情報が、前記認証部内に予め記憶された第1の識別情報と一致する場合には、前記駆動部からの電力を前記熱源に供給させ、それ以外の場合には、前記電力を供給させないか、または、外部からの前記電力とは電力値の異なる電力を供給させることを特徴とする光源ユニット。
  4. 請求項3に記載の光源ユニットにおいて、
    前記切り換え部は、前記熱源給電線を接続状態にするかまたは遮断状態にするかを切り換えるスイッチを備え、
    前記認証部は、前記スイッチを制御して、前記識別情報が前記認証条件を満たす場合には、前記熱電給電線を接続状態にし、それ以外の場合には遮断状態にすることを特徴とする光源ユニット。
  5. 照明ユニットであって、
    請求項1ないし請求項4のうちの任意の1つに記載の光源ユニットと、
    該光源ユニットから出射された前記レーザ光を拡散させ、照明光として出射する光拡散部と、
    を備えることを特徴とする照明ユニット。
  6. 光源装置であって、
    請求項1ないし請求項4のうちの任意の1つに記載の光源ユニットと、
    第2の識別情報を予め記憶した前記駆動部と、
    を備え、
    前記駆動部は、
    前記光源ユニットに対し、前記第2の識別情報を送信し、前記光源ユニットに前記熱源給電線を介して前記電力を供給すると共に、前記光源ユニットから前記センサ出力線を介して出力された信号に応じて、供給すべき前記電力を制御する、光源装置。
  7. 照明装置であって、
    請求項1ないし請求項4のうちの任意の1つに記載の光源ユニットと、
    該光源ユニットから出射された前記レーザ光を拡散させ、照明光として出射する光拡散部と、
    第2の識別情報を予め記憶した前記駆動部と、
    を備え、
    前記駆動部は、
    前記光源ユニットに対し、前記第2の識別情報を送信し、
    前記光源ユニットに前記熱源給電線を介して前記電力を供給すると共に、前記光源ユニットから前記センサ出力線を介して出力された信号に応じて、供給すべき前記電力を制御する、照明装置。
  8. 請求項に記載の照明装置において、
    前記駆動部は、前記第2の識別情報を無線で送信することを特徴とする照明装置。
  9. プロジェクタであって、
    請求項6記載の光源装置と、
    該光源装置からの光を利用して、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置と、
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  10. プロジェクタであって、
    請求項6に記載の光源装置と、
    該光源装置からの光を利用して、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置と、
    前記光源ユニットに対し、前記第2の識別情報を送信する識別情報送信部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  11. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記識別情報送信部は、前記第2の識別情報を無線で送信することを特徴とするプロジェクタ。
  12. モニタ装置であって、
    請求項7または請求項8記載の照明装置と、
    該照明装置から出射された前記照明光によって照明された被写体を撮像する撮像部と、
    を備えることを特徴とするモニタ装置。
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