JP2012039251A - 投写型映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
投写型映像表示装置が暗環境下で使用されるときでも、投写型映像表示装置の入出力端子に接続ケーブルを容易に接続させることを課題とする。
【解決手段】
映像信号を入出力するための接続端子(例えば接続端子群33)を備え、前記接続端子(接続端子群33)に入力された映像入力信号に基づき、映像を表示する表示装置(31)において、前記接続端子(接続端子群33)若しくは前記接続端子(接続端子群33)周辺を照射する照明(55〜57)と、前記接続端子(接続端子群33)の近傍に人物(61)がいるか否かを検知する対人センサ(54)と、を備え、前記人物(61)が前記接続端子(接続端子群33の近傍にいるという前記対人センサ(54)からの検知結果に基づいて前記照明(55〜57)をONさせることを特徴とする表示装置。
【選択図】図8
投写型映像表示装置が暗環境下で使用されるときでも、投写型映像表示装置の入出力端子に接続ケーブルを容易に接続させることを課題とする。
【解決手段】
映像信号を入出力するための接続端子(例えば接続端子群33)を備え、前記接続端子(接続端子群33)に入力された映像入力信号に基づき、映像を表示する表示装置(31)において、前記接続端子(接続端子群33)若しくは前記接続端子(接続端子群33)周辺を照射する照明(55〜57)と、前記接続端子(接続端子群33)の近傍に人物(61)がいるか否かを検知する対人センサ(54)と、を備え、前記人物(61)が前記接続端子(接続端子群33の近傍にいるという前記対人センサ(54)からの検知結果に基づいて前記照明(55〜57)をONさせることを特徴とする表示装置。
【選択図】図8
Description
本発明は、投写型映像表示装置の入出力端子部の構成に関する。
従来、投写型映像表示装置では、外部機器からの入力映像信号を投写型映像表示装置に設けられた入力端子へ入力することにより外部機器が出力する映像を投写型映像表示装置から投写していた。具体的には、外部機器の出力端子と図9に示すような投写型映像表示装置Aの入力端子Bを接続ケーブルでユーザが直接繋ぐことによって投写型映像表示装置は外部機器からの映像を受信する。
投写型映像表示装置は、暗環境下で映像を投写させることも多い。従って、投写型映像表示装置の入出力端子に接続ケーブルでユーザが直接繋ぐという所作を暗環境下で行う場合、手もとが暗く接続動作が非常に困難であるという課題があった。さらに投写型映像表示装置へ設けられる入出力端子は、同様な形状の入出力端子部が複数設けられることも多い。明環境下では、各端子近傍に入出力端子名を付されているために問題となることが少ないが暗環境下では、入出力端子名が見にくいため誤って接続ケーブルの接続形状と違う入出力端子に接続ケーブルを挿してしまい入出力端子又は接続ケーブルを破損させる要因となっていた。
そこで本発明の投写型映像表示装置は、上記課題に鑑みなされたものであり、上述したような表示装置が暗環境下で使用されるときでも、表示装置の入出力端子に接続ケーブルを容易に接続させることを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の一の特徴は、映像信号を入出力するための接続端子(例えば接続端子群33)を備え、前記接続端子(接続端子群33)に入力された映像入力信号に基づき、映像を表示する表示装置(31)において、前記接続端子(接続端子群33)若しくは前記接続端子(接続端子群33)周辺を照射する照明(55〜57)と、前記接続端子(接続端子群33)の近傍に人物(61)がいるか否かを検知する対人センサ(54)と、を備え、前記人物(61)が前記接続端子(接続端子群33の近傍にいるという前記対人センサ(54)からの検知結果に基づいて前記照明(55〜57)をONさせることを特徴とする。
上述した表示装置(31)において、前記人物(61)が前記接続端子(接続端子群33)の近傍にいないという前記対人センサ(54)からの検知結果に基づいて前記照明(55〜57)を点灯させないようにすることを特徴としてもよい。
上述した表示装置(31)において、前記人物(61)が前記接続端子(接続端子群33)の近傍にいないという前記対人センサ(54)からの検知結果に基づいて前記照明(55〜57)を点灯させないようにすることを特徴としてもよい。
上述した表示装置(31)において、前記人物(61)が前記接続端子(接続端子群33)の近傍にいるという前記対人センサ(54)からの検知結果が特定時間継続した際に前記照明をONさせることを特徴としてもよい。
上述した表示装置(31)において、前記接続端子(接続端子群33)に入力された映像入力信号を特定し、前記映像入力信号に基づいた映像を投写させるインプットサーチをさらに備え、前記照明(55〜57)がONされた後に前記インプットサーチを動作させることを特徴としてもよい。
上述した表示装置(31)において、前記照明(55〜57)がONされた後に前記インプットサーチを動作させるか否か選択することができることを特徴としてもよい。
表示装置が暗環境下で使用されるときでも、表示装置の入出力端子に接続ケーブルを容易に接続させることができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[本実施形態]
(投写型映像表示装置の光学構成)
以下において、本実施形態に係る投写型映像表示装置31の光学構成について、図1を参照しながら説明する。
[本実施形態]
(投写型映像表示装置の光学構成)
以下において、本実施形態に係る投写型映像表示装置31の光学構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る投写型映像表示装置の光学構成を示した図である。具体的には図1は、映像光生成部11及び映像光生成部11が生成した映像を拡大投写させる投写レンズ26を示した図である。
投写型映像表示装置の光学構成は、光源12、インテグレータレンズ14、偏光変換装置15、第1ダイクロイックミラー17、第2ダイクロイックミラー20、光変調素子27、28、29、投写レンズ26を有する。
光源12は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その投写光はパラボラリフレクタ13によって平行光となって出射され、インテグレータレンズ14へと導かれる。
インテグレータレンズ14は一対のレンズ群(フライアイレンズ)14a、14bから構成されており、個々のレンズ部分が光源12から出射された光を後述する光変調素子の全面に導くようになっており、光源12において存在する部分的な輝度ムラを平均化し、画面中央と周辺部での光量差を低減する。インテグレータレンズ14を経た光は、偏光変換装置15、及び集光レンズ16を経た後、第1ダイクロイックミラー17へと導かれることになる。
偏光変換装置15は、偏光ビームスプリッタアレイ(以下、PBSアレイと称する)によって構成されている。PBSアレイは、偏光分離膜と位相差板(1/2λ板)とを備える。PBSアレイの各偏光分離膜は、インテグレータレンズ14からの光のうち例えばP偏光を通過させ、S偏光を90度光路変更する。光路変更されたS偏光は隣接の偏光分離膜にて反射されてそのまま出射される。一方、偏光分離膜を透過したP偏光はその前側(光出射側)に設けてある前記位相差板によってS偏光に変換されて出射される。すなわち、この場合には、ほぼ全ての光はS偏光に変換されるようになっている。
第1ダイクロイックミラー17は、赤色波長帯域の光を透過し、シアン(緑+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー17を透過した赤色波長帯域の光は、全反射鏡18にて反射されて光路を変更される。全反射鏡18にて反射された赤色光はレンズ19を経て赤色光用の透過型の光変調素子27に導かれ、これを透過することによって光変調される。一方、第1ダイクロイックミラー17にて反射したシアン(緑+青)の波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー20に導かれる。
第2ダイクロイックミラー20は、青色波長帯域の光を透過し、緑色波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラー20にて反射した緑色波長帯域の光は、レンズ21を経て緑色光用の透過型の光変調素子28に導かれ、これを透過することで光変調される。また、第2ダイクロイックミラー20を透過した青色波長帯域の光は、全反射鏡22、全反射鏡23、レンズ24を経て青色光用の透過型の光変調素子29に導かれ、これを透過することで光変調される。
各光変調素子27、28、29は、入射側偏光板27a、28a、29aと、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部27b、28b、29bと、出射側偏光板27c、28c、29cと、を備えて成る。
光変調素子27、28、29を経ることで変調された変調光(各色映像光)は、クロスダイクロイックプリズム25によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズ26によって前方へ拡大投写される。
(投写型映像表示装置の外観構成)
以下において、本実施形態に係る投写型映像表示装置31の外観構成について、図2を参照しながら説明する。
光変調素子27、28、29を経ることで変調された変調光(各色映像光)は、クロスダイクロイックプリズム25によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズ26によって前方へ拡大投写される。
(投写型映像表示装置の外観構成)
以下において、本実施形態に係る投写型映像表示装置31の外観構成について、図2を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係る投写型映像表示装置の外観構成を示した図である。投写型映像表示装置31は、外装筺体32、接続端子群33、操作部34、投写レンズ26を備える。
外装筺体32は、略直方体形状を成しており、内部に図1で示した映像光生成部11、投写レンズ26、駆動回路(不図示)、電源ユニット(不図示)等を備える。さらに外装筺体32は、投写レンズ26が配されている面に対して側面に位置する面に接続端子群33及び操作部34を備える。
接続端子群33は、外部機器(例えば再生装置)からの入力映像信号が入力される入力端子と外部機器(例えばモニタ)への出力映像信号が出力される出力端子をそれぞれ複数有している。接続端子群33は、さらにR/Cジャック48、拡張スロット52及び53等を備える。(図3参照)
操作部34は、複数の操作ボタンを有しており、複数の操作ボタンを操作することにより投写型映像表示装置31の各種制御を行うことができるように複数の操作ボタンに操作機能が割り当てられている。複数の操作ボタンのそれぞれは、ある使用シーンで割り当てられた制御とは別に他の使用シーンでは、ある使用シーンとは異なった制御を割り当てられる。
操作部34は、複数の操作ボタンを有しており、複数の操作ボタンを操作することにより投写型映像表示装置31の各種制御を行うことができるように複数の操作ボタンに操作機能が割り当てられている。複数の操作ボタンのそれぞれは、ある使用シーンで割り当てられた制御とは別に他の使用シーンでは、ある使用シーンとは異なった制御を割り当てられる。
投写レンズ26は、複数のレンズが組み合わされており、投写レンズ26が配される外装筺体32の面の略中央に配される。投写レンズ26の複数のレンズには、フォーカスレンズ及びズームレンズを含む(不図示)。フォーカスレンズは、投写映像光の光軸に対して平行に動作させることにより投写映像光の焦点位置を調整することができる。ズームレンズは、投写映像光の光軸に対して平行に動作させることにより投写映像の大きさを拡大縮小することができる。
(接続端子群の詳細構成)
以下において、本実施形態に係る投写型映像表示装置31が備える接続端子群33の詳細構成について、図3を参照しながら説明する。
(接続端子群の詳細構成)
以下において、本実施形態に係る投写型映像表示装置31が備える接続端子群33の詳細構成について、図3を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態に係る投写型映像表示装置31が有す接続端子群33の詳細構成を示した図である。接続端子群33は、USB端子41、アナログ端子42、DVI(Digital Visual Interface)端子43、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子44、モニターOUT45、シリアルポートIN46、シリアルポートOUT47、R/C(remote controller)ジャック48、コンポーネント端子49及び50、Sビデオ端子51、拡張スロット52及び53が配される。
USB端子41は、パソコン等のUSB端子と接続され、投写型映像表示装置31のファームウェアの更新を行うためのデータ通信を行う。
アナログ端子42、DVI端子43、HDMI端子44は、INPUT1に属しており、それぞれの入力端子に適した外部機器からの入力映像信号を受信する。アナログ端子42、DVI端子43、HDMI端子44のいずれかに入力された入力映像信号は、投写型映像表示装置31のメニュー画面から投写映像設定をINPUT1に設定することによって映像として投写させることとなる。
アナログ端子42、DVI端子43、HDMI端子44は、INPUT1に属しており、それぞれの入力端子に適した外部機器からの入力映像信号を受信する。アナログ端子42、DVI端子43、HDMI端子44のいずれかに入力された入力映像信号は、投写型映像表示装置31のメニュー画面から投写映像設定をINPUT1に設定することによって映像として投写させることとなる。
アナログ端子42は、パソコン等のアナログ端子と接続され、パソコン等が描画する映像信号を受信する。
DVI端子43は、パソコン等のDVI端子と接続され、パソコン等が描画する映像信号を受信する。
HDMI端子44は、DVD(Digital Versatile Disc)再生機器や、Blu-ray再生機器等のHDMI端子と接続され、DVD再生機器やBlu-ray再生機器等が描画する映像信号を受信する。
コンポーネント端子49及び50、Sビデオ端子51は、INPUT2に属しており、それぞれの入力端子に適した外部機器からの入力映像信号を受信する。コンポーネント端子49及び50、Sビデオ端子51のいずれかに入力された入力映像信号は、投写型映像表示装置31のメニュー画面から投写映像設定をINPUT2に設定することによって映像として投写させることとなる。
コンポーネント端子49及び50は、映像信号入力端子であるコンポーネント端子49と同期信号入力端子であるコンポーネント端子50を備える。コンポーネント端子49及び50は、信号発生装置や再生機器等のコンポーネント端子と接続され、信号発生装置や再生機器等が描画するテストパターン信号や映像信号を受信する。
Sビデオ端子51は、映像機器等のSビデオ端子と接続され、映像機器等が描画する映像信号を受信する。
拡張スロット52及び53は、それぞれINPUT3及びINPUT4に属しており投写型映像表示装置31のメニュー画面から投写映像設定をINPUT3若しくはINPUT4に設定することによって拡張スロット52若しくは53に入力される映像を投写させることとなる。
拡張スロット52及び53は、投写型映像表示装置31に装備される標準の接続端子以外の接続端子を用いて投写型映像表示装置31と接続を行いたい場合にユーザが取り付けることができる拡張スロットである。また、無線LANユニットなど入力映像信号や制御信号を受信するための拡張機能としても使用することができる。
モニターOUT45は、モニター等のアナログ端子と接続され、投写型映像表示装置31から投写されている映像信号をモニター等へ送信する。
シリアルポートIN46は、パソコン等のシリアルボートOUTと接続され、パソコン等からの制御信号を受信する。
シリアルポートOUT47は、パソコン等のシリアルポートINと接続され、投写型映像表示装置31からの制御信号を送信する。
R/Cジャック48は、有線型のリモコンと直接接続され、投写型映像表示装置31への制御信号を受信する。
また、図3を参照して、接続端子群33の中央には対人センサ54が配され、接続端子群33の上方には照明55〜57が配される。
(接続端子群を照射する照明の詳細構成)
以下において、本実施形態に係る接続端子群33を照射する照明の詳細構成について、図4を参照しながら説明する。
また、図3を参照して、接続端子群33の中央には対人センサ54が配され、接続端子群33の上方には照明55〜57が配される。
(接続端子群を照射する照明の詳細構成)
以下において、本実施形態に係る接続端子群33を照射する照明の詳細構成について、図4を参照しながら説明する。
図4の(a)は、本実施形態に係る対人センサ54が人物61を検知した状態を示した図である。図4の(b)は、本実施形態に係る対人センサ54の焦電素子65を示した図である。
対人センサ54は、接続端子群33の前方領域の全域を検知範囲とするため接続端子群33の略中央に配されており(図3参照)、対人センサ54の前方にいる人物61を検知する。対人センサ54は、人物61から発せられる赤外光を検知することにより、人物61を検知する。図4に示すように、人物61が検知距離内にいる場合(人物61を実線で表示)には人物61が発する赤外光を対人センサ54が検知することができるため、人物61を検知することができる。しかし人物61が検知距離外にいる場合(人物61を点線で表示)には人物61が発する赤外光が減衰することにより対人センサ54が赤外光を検知することができないため、人物61が対人センサ54の前方にいても検知することができない。
集光レンズ64は、人物61から発せられる赤外光を取込み、集光させながら焦電素子65へ導く。集光レンズ64は、集光作用を備えるため、対人センサ54の前方の検知範囲を広げることができる。
焦電素子65は、集光レンズ64により導かれた赤外光を受光する。図4の(b)を参照して、焦電素子65は、複数の焦電体68を有す。焦電体68が複数あることにより、複数の焦電体68は、対人センサ54の前方にある検知範囲において、検知することができる範囲領域が異なる。(本願実施例では、焦電体68が6個あるため、検知範囲が6分割される。)すなわち、対人センサ54の検知範囲における人物61のいる位置により複数の焦電体68の中で赤外光を検知することができる焦電体68が異なる。また、人物61に動きがあれば複数の焦電体68の中で赤外光を検知する焦電体68が異なり、人物61の動きを検知する。
焦電素子65は、集光レンズ64により導かれた赤外光を受光する。図4の(b)を参照して、焦電素子65は、複数の焦電体68を有す。焦電体68が複数あることにより、複数の焦電体68は、対人センサ54の前方にある検知範囲において、検知することができる範囲領域が異なる。(本願実施例では、焦電体68が6個あるため、検知範囲が6分割される。)すなわち、対人センサ54の検知範囲における人物61のいる位置により複数の焦電体68の中で赤外光を検知することができる焦電体68が異なる。また、人物61に動きがあれば複数の焦電体68の中で赤外光を検知する焦電体68が異なり、人物61の動きを検知する。
演算部66は、焦電素子65の複数の焦電体68の検知結果を受け、人物61が検知距離内に存在するか否かを判断し、その判断結果を出力端子67を介して制御部72(図5参照)へ伝送する。
図5は、本実施形態に係る投写型映像表示装置の構成を示すブロック図である。
投写型映像表示装置31は、input1端子〜input4端子、input1レシーバー〜input4レシーバー、入力選択部71、制御部72、対人センサ54、操作部34、照明駆動部73、照明55〜57、光変調素子駆動部74、光変調素子27、28、29、投写レンズ26を含む。
Input1レシーバー〜input4レシーバーは、input1端子〜input4端子から入力された入力信号に応じて、デジタル信号であればHDCP(High Definition Multimedia Interface)やDVIに従う認証及び暗号の複合を行って入力選択部71に出力し、アナログ映像信号であればA/D変換を行い、デジタル映像信号として入力選択部71に出力する。
入力選択部71は、制御部72へinput1レシーバー〜input4レシーバーの中でどのinputレシーバーから入力があったか通知し、制御部72からinput1レシーバー〜input4レシーバーの中でどの信号を光変調素子駆動部へ伝送するか指令を受ける。その際、入力映像信号が入力されている各inputレシーバーの中でどの入力映像信号を光変調素子へ伝送するか操作部34を操作させて投写型映像表示装置31のメニュー画面からinput番号を選択することによりユーザに選択させてもよく、操作部34を操作させて投写型映像表示装置31のメニュー画面からオートインプットサーチを選択すれば、各inputレシーバーの中で入力映像信号が入力されているinputレシーバーを自動で検索して特定の入力映像信号を決定し、光変調素子駆動部へ伝送させても良い。また、オートインプットサーチを行うか否かは、ユーザが任意に変更することができる。
対人センサ54は、図4で説明したように接続端子群33の前面に位置する人物61を検知する。
操作部34は、ユーザの操作に従いユーザインターフェースとしての機能を有する。具体的には、操作部34は、ユーザの意思に基づいた各種制御信号を制御部72へ通知する。
制御部72は、操作部34からの各種操作に応じて投写型映像表示装置31の制御を行う。制御部72は、対人センサ54から接続端子群33の前面に位置する人物61を検知した場合には、照明駆動部73へ照明55〜57を点灯させるように指示する。対人センサ54から接続端子群33の前面に位置する人物61を検知しなかった場合には、照明駆動部73へ照明55〜57を点灯させないように指示する。
光変調素子駆動部74は、入力選択部71から出力されるinput1レシーバー〜input4レシーバーからの信号のいずれかを受信すると光変調素子27、28、29へ受信した信号を伝送する。
図6は、本実施形態に係る投写型映像表示装置の対人センサが人物を検知する方法を示したフローチャートである。
投写型映像表示装置31の電源がONされると(ステップ10)対人センサ54の電源も同時にONされる(ステップ20)。
ステップ20で対人センサ54の電源がONされると対人センサ54の演算部66、焦電素子65の初期化が行われた後で対人センサ54により赤外光の検知が開始される(ステップ30)。
ステップ30の後、対人センサ54により赤外光が検知されているか否か制御部72により判断される(ステップ40)。対人センサ54により赤外光が検知されない場合(ステップ40のNO)、接続端子群33の上方に配される照明55〜57を点灯させないようにし(ステップ50)、再度対人センサ54により赤外光の検知を実施する(ステップ30)。
対人センサ54により赤外光が検知される場合(ステップ40のYES)、対人センサ54が赤外光を検知した状態を維持しながら一定時間経過したか否かを制御部72で判断する(ステップ60)。ここで、対人センサが赤外光を検知した状態を維持しながら一定時間経過したか否かを制御部72で判断するため、対人センサ54は継続的に検知動作を繰り返す。
対人センサ54が赤外光を検知した状態を維持しながら一定時間経過していない場合(ステップ60のNO)、例えば図7のように投写型映像表示装置31の接続端子群33が配される面の前面近傍を人物61が一時的に通過したものであると制御部72で判断され、接続端子群33の上方に配される照明55〜57を点灯させないようにする(ステップ50)。
対人センサ54が赤外光を検知した状態を維持しながら一定時間経過した場合(ステップ60のYES)、例えば図8のように投写型映像表示装置31の接続端子群33が配される面の前面近傍に人物61が存在しており、接続ケーブル等の接続動作を行っていると制御部72で判断され、接続端子群33の上方に配される照明55〜57を点灯させる(ステップ70)。
ステップ70の後、ユーザにより照明点灯後のオートインプットサーチがONされていれば(ステップ80のYES)、オートインプットサーチを自動で動作させてインプットされた信号に基づいた映像を投写させて(ステップ90)ステップ30へ戻る。照明点灯後のオートインプットサーチがONされていなければ(ステップ80のNO)、オートインプットサーチを動作させずにステップ30へ戻る。
このように、人物61が対人センサ54の前面近傍に位置するときに、照明55〜57を自動で点灯させることにより投写型映像表示装置31が暗環境下で使用されるときでも、投写型映像表示装置31の入出力端子に接続ケーブルを容易に接続させることができる。
また、人物61が接続ケーブルの接続作業を終了させて投写型映像表示装置31から離れたとき、人物61が対人センサ54の近傍にいないことを検知して照明55〜57を消灯させることにより、照明55〜57の消し忘れによる無駄な電力消費を削減することができる。
また、対人センサ54が人物61を検知するとき、一定時間以上人物61が対人センサ54の近傍に存在するのを確認してから照明55〜57を点灯させる。従って、照明55〜57を点灯させる必要がない一時的に対人センサ54の近傍を通り過ぎたときは、照明55〜57を点灯させないようにすることができるため、暗環境下で映像鑑賞している際に照明55〜57が点灯してしまい観賞者の気を散らしてしまうことを防げる。さらに不必要に照明55〜57を点灯させないため、無駄な電力消費を削減することができる。
また、照明55〜57が点灯した後にオートインプットサーチを自動で動作させることにより、ユーザが入力されているインプット番号を選択する手間を省くことができ、映像を投写するまでの時間を短縮することができる。
また、照明55〜57が点灯した後にオートインプットサーチを動作させるか否かをユーザに選択させることができるため、ユーザが接続した入力映像信号をすぐに投写させたくないときは、投写型映像表示装置31からすぐに映像を投写させないようにすることができる。
尚、本実施例は、透過型の液晶パネルを用いた投写型映像表示装置を示したが、これに限定されるものではなく他の映像光生成系を備える投写型映像表示装置においても本発明を適用でき、DMD(Digital Mirror Device)方式、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)方式、レーザ光などの固体光源を使用した固体光源方式で適用してもよいものとする。
また、本実施例は、投写型映像表示装置を用いて説明したがこれに限定されるものではなく入力端子を備える表示装置であっても良いものとする。
入力部(接続端子群)・・・33、表示装置(投写型映像表示装置)・・・31
照明・・・55〜57、対人センサ・・・54、人物(人物)・・・61
照明・・・55〜57、対人センサ・・・54、人物(人物)・・・61
Claims (5)
- 映像信号を入出力するための接続端子を備え、前記接続端子に入力された映像入力信号に基づき、映像を表示する表示装置において、
前記接続端子若しくは前記接続端子周辺を照射する照明と、前記接続端子の近傍に人物がいるか否かを検知する対人センサと、を備え、
前記人物が前記接続端子の近傍にいるという前記対人センサからの検知結果に基づいて前記照明をONさせることを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、前記人物が前記接続端子の近傍にいないという前記対人センサからの検知結果に基づいて前記照明を点灯させないようにすることを特徴とする表示装置。
- 請求項1に記載の表示装置において、前記人物が前記接続端子の近傍にいるという前記対人センサからの検知結果が特定時間継続した際に前記照明をONさせることを特徴とする表示装置。
- 請求項1に記載の表示装置において、前記接続端子に入力された映像入力信号を特定し、前記映像入力信号に基づいた映像を投写させるインプットサーチをさらに備え、
前記照明がONされた後に前記インプットサーチを動作させることを特徴とする表示装置。 - 請求項4に記載の表示装置において、前記照明がONされた後に前記インプットサーチを動作させるか否か選択することができることを特徴とする表示装置。
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2010
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