JP4929893B2 - セラミック基板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、セラミックよりなる基板形成用のシート体を焼成し、この焼成したシート体を、当該シート体に形成された分断用の溝を介して基板単位に分断するようにしたセラミック基板の製造方法に関する。
この種の一般的なセラミック基板は、一面がICチップや抵抗素子、コンデンサなどの電子部品が搭載される実装面として構成されたものとなっている。そして、このようなセラミック基板は、当該セラミック基板を製造するためのセラミックのグリーンシートより作製されたシート体を用いて行われる。
つまり、セラミックのグリーンシートに対して、基板単位毎に配線やランドなどの導体パターンを形成してシート体を構成するとともに、シート体の表面には当該シート体を基板単位に分断するための分断用の溝(たとえば、深さ0.1〜0.2mm)を形成する。そして、シート体を焼成した後、この焼成されたシート体を、分断用の溝を介して分断することにより、個片化されたセラミック基板を製造する。
ここで、このような従来の方法においては、シート体分断時の基板端部のバリを抑えるなどの目的でシート体の分断性を向上させるためには、分断用の溝を深いものとすればよい。しかしながら、溝を深くした場合(たとえば、深さ0.2mm以上)には、焼成時のシート体の収縮ばらつきが大きくなり、実用にそぐわないものとなってしまう可能性がある。
これは、シート体を構成するグリーンシートがドクターブレード工法にて作られるためである。たとえば、アルミナシートは、アルミナ粉末とシリカ粉末や樹脂成分、溶剤などの添加剤を混ぜてペースト状化させ、シート状に加工して得られる。このため、一般に、グリーンシートは、焼成時における樹脂成分の焼失およびセラミック粉の焼結により、体積が収縮する。
この収縮ばらつきが大きいと、たとえばシート体上のランドの位置ずれが生じ、当該ランド上に実装される電子部品の搭載が困難になったり、隣り合うランド間の距離が狭くなって、当該ランド上にはんだなどを供給したときにランド間の短絡を引き起こしたりする可能性が出てくる。
近年、高密度実装の観点から基板上のランドのパターン寸法を微細化したいというニーズがあり、上記収縮ばらつきを抑えることは重要である。そこで、収縮ばらつきを小さくするために、分断用の溝を浅くすると(たとえば、深さ0.1mm以下)、上述したように、今度はバリの問題が出てくる。
このように、従来の一般的な製造方法では、分割時のバリを小さくするため深い溝を形成すると焼成時の収縮ばらつきが多くなり、逆に溝が浅いとバリが大きくなるというトレードオフの関係が存在する。
一方で、焼成後のシート体にダイヤモンド製ローリングカッターを使用して、分断用の溝を形成する方法(たとえば、特許文献1参照)や、レーザ加工によって分断用の溝を形成する方法(たとえば、特許文献2参照)が提案されている。
特開平6−209149号公報 特開2004−276386号公報
しかしながら、焼成後にダイヤモンドカッターを使用して分断用の溝を形成する方法では、焼成による上記収縮ばらつきの問題は回避されるものの、ダイヤモンドの磨耗によりコストが高くなる。また、電子部品が実装される実装面側をレーザ加工する場合には、加工の際に生成されるヒュームがランド上を汚染するという問題も生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、セラミックよりなる基板形成用のシート体を焼成し、この焼成したシート体を、分断用の溝を介して基板単位に分断するようにしたセラミック基板の製造方法において、ダイヤモンドカッターを用いずに、シート体焼成時による収縮ばらつきの増大やレーザ加工時のヒュームによる接続信頼性の悪化といった問題を引き起こすことなく、シート体の適切な分断を実現することを目的とする。
上記した目的を達成するため、請求項1の製造方法は、シート体(100)におけるセラミック基板(10)の実装面(11)となるように構成された一面(101)に、分断用の溝としての第1の溝(110)を形成し、次にシート体(100)を焼成した後、焼成されたシート体(100)における一面(101)とは反対側に位置する他面(102)のうち第1の溝(110)と対向する部位に、分断用の溝として第1の溝(110)よりも深さの大きい第2の溝(120)をレーザ加工により形成し、しかる後、焼成されたシート体(100)に対して第1の溝(110)側から加圧することにより、第1の溝(110)および第2の溝(120)を介して焼成されたシート体(100)を分断することを特徴とする。
それによれば、第1の溝(110)と第2の溝(120)とでは、焼成前に形成する第1の溝(110)の方を比較的浅く形成することができ、分断用の溝によるシート体(100)焼成時の収縮ばらつきを小さくできる。
また、第2の溝(120)については、シート体(100)において実装面(11)となる一面(101)とは反対側の他面(102)に対し、焼成後に、レーザ加工によって比較的深く形成するため、レーザ加工時のヒュームが実装面(11)へ付着するのを防止できるとともに、この第2の溝(102)によって適切に分断可能な深さを確保することができる。
よって、本発明のセラミック基板の製造方法によれば、ダイヤモンドカッターを用いずに、シート体(100)焼成による収縮ばらつきの増大やレーザ加工時のヒュームによる接続信頼性の悪化といった問題を引き起こすことなく、シート体の適切な分断を実現することができる。
請求項2の製造方法は、シート体(100)におけるセラミック基板(10)の実装面(11)となるように構成された一面(101)に、分断用の溝としての第1の溝(110)を形成し、次にシート体(100)を焼成した後、焼成されたシート体(100)における一面(101)とは反対側に位置する他面(102)のうち第1の溝(110)と対向する部位に、分断用の溝として第1の溝(110)よりも深さの大きい第2の溝(120)をレーザ加工により形成し、しかる後、焼成されたシート体(100)に対して第1の溝(110)側から加圧することにより、第1の溝(110)および第2の溝(120)を介して焼成されたシート体(100)を分断するものであり、
さらに、シート体(100)を焼成する前において、シート体(100)の他面(102)のうち第2の溝(120)を形成すべき部位に、第2の溝(120)よりも浅い浅溝(130)をプレス加工により形成しておき、シート体(100)を焼成した後、第2の溝(120)を形成する工程では、浅溝(130)の底部にレーザ加工を行って第2の溝(120)を形成することを特徴とする。
それによれば、請求項1の製造方法の効果に加えて、焼成されたシート体(100)の分断時には、浅溝(130)に引っ張り応力が集中するため、第2の溝(120)に亀裂が生じやすくなり、分断性が向上する。また、第2の溝(120)のレーザ加工時には、この浅溝(130)内に第2の溝(120)を加工するようにしているため、浅溝(130)の内壁がレーザ加工時のヒュームの防護壁となる。
また、これら請求項1、請求項2の場合、第1の溝(110)の深さを0.05mm以上とすれば、シート体(100)の焼成後に発生する当該シート体の戻りによって第1の溝(110)が埋まってしまうのを防止することができる。
また、この場合、第1の溝(110)の深さを0.1mm以下とすれば、収縮ばらつきを実用上問題ないレベルとするうえで、好ましい。
また、この製造方法においては、第1の溝(110)として、底部が尖った形状となっているものを形成することが好ましく、それによれば、分断時に第2の溝(120)から発生する亀裂が、第1の溝(110)に向かって確実に進行し、バリが小さく精度の高い分断が可能となる。
また、このような製造方法においては、第1の溝(110)を形成する工程では、シート体(100)の一面(101)のうち第2の溝(120)に対向すべき部位に、当該対向する第2の溝(120)に対応して2本以上の第1の溝(110)を形成するようにしてもよい。
それによれば、シート体(100)の焼成後の寸法ばらつきやレーザ加工時の位置ずれなどによって、第2の溝(120)の位置ずれが発生しても、2本以上の第1の溝(110)を設けることによって、第1の溝(110)と第2の溝(120)との相対的な位置ずれを小さくすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るセラミック基板10について電子部品20、21を搭載した状態を示す概略断面図であり、図2はこのセラミック基板10単体の実装面11を示す概略平面図である。
本実施形態のセラミック基板10は、板状(本例では矩形板状)をなすものであり、その一面11は、電子部品20、21が搭載される実装面11として構成され、この実装面11とは反対側の他面12は、当該電子部品が搭載されない非実装面12として構成されている。
ここでは、セラミック基板10は、図示しないが、一般的なドクターブレード法により作製されたセラミックのグリーンシート(たとえば通常厚さ0.2mm程度)を、4層程度積層し焼成してなる一般的な積層基板として構成されている。
なお、この種の一般的なセラミック積層基板においては、厚さ0.2mm程度のグリーンシートを4〜6層程度積層するのが通常であるが、本実施形態のセラミック基板10においては、もちろんそれ以外の積層数やグリーンシートの厚さとしてもよい。
一例としては、セラミック基板10は、アルミナ(Al23)粒子90%程度とガラス成分(MgO、CaO、SiO2)とを溶剤を介して混ぜ合わせてなるグリーンシートを、1600℃程度の高温下で焼成することによって作製されるものであり、グリーンシートと異なり焼成後のセラミック基板10は非常に硬いものである。
また、上述したように、本実施形態のセラミック基板10は、焼成されたセラミック層が積層されてなるものである。ここで、図示しないが、セラミック基板10を構成する各セラミック層には、一般的なセラミックの積層基板と同じように、モリブデン(Mo)などを主成分とする導体材料が充填された図示しないスルーホールが形成されるとともに、タングステン(W)などを主成分とする導体材料によって図示しない配線パターンが形成されている。
これらのスルーホールや配線パターンによって、セラミック基板10における配線構成は、セラミック基板10の表層に位置する表層配線と、内層に位置する内層配線とからなり、これら配線が電気的に接続されることによって、セラミック基板10における回路が構成されている。
そして、図2に示されるように、セラミック基板10の表層に位置する実装面11には、電子部品20、21を搭載するためのランド11aが複数個設けられている。これらランド11aは、上記した表層配線の一部であり、必要に応じて銅や金などのメッキが施されている。
ここで、図1に示されるように、セラミック基板10の実装面11上には電子部品20、21が搭載されている。図1では、これら電子部品20、21としては、ICチップ20やコンデンサ21が示されているが、それ以外にも電子部品としては、この種のセラミック基板10の表面に実装可能な表面実装部品が採用可能であり、たとえば抵抗素子などが挙げられる。
そして、これら電子部品20、21は上記ランド11a上に搭載され、当該ランド11aに対して、Agペーストやはんだなどのダイボンド材30を介して電気的・機械的に接合されている。また、電子部品20、21においては、必要に応じてランド11aとの間でボンディングワイヤ31を介した電気的な接続がなされている。
また、セラミック基板10の非実装面12には、酸化ルテニウムや二酸化スズなどよりなる厚膜抵抗40が設けられ、さらに、この厚膜抵抗40は保護ガラス41により被覆されて保護されている。
ここで、厚膜抵抗40は、上記したセラミック基板の配線構成において実装面11側に位置するランド11aと電気的に接続されている。なお、この厚膜抵抗40および保護ガラス41は必要に応じてセラミック基板10に設けられるもので、場合によっては省略してもよい。
次に、本実施形態に係るセラミック基板の製造方法について述べる。図3は、本製造方法に用いるシート体100についてその一面101側の斜め上方から見た概略斜視構成を示す図である。
この図3に示されるシート体100は、上記セラミック基板10を破線Kで区切られた単位にて複数個形成してなる焼成前のセラミック多連基板である。また、このシート体100は、図3中の上側に位置する一面101が、最終的に実装面11となるように、すなわち分断後の個片化されたセラミック基板10における実装面11となるように構成されたものである。
本実施形態の製造方法は、大きくは、この図3に示されるシート体100を形成し焼成するとともに、図3中の破線Kに沿ってシート体100の両面101、102に後述する分断用の溝を形成した後、この分断用の溝を介してシート体100を分断し、個片化されたセラミック基板10を製造するものである。
まず、本製造方法においては、ドクターブレード法により作製されたグリーンシートを、積層数の分、用意する。次に、各グリーンシートに対して、金型などを用いて穴あけ加工を行うことにより、スルーホールを形成する。次に、印刷法などにより、このスルーホール内に導体材料を充填するとともに、各グリーンシートの表面に導体材料を付与することで、上記した配線パターンを形成する。
続いて、各グリーンシートを積層し、これらを加圧して密着させることによりシート体100を形成する。このようして、図3に示されるように、セラミックのグリーンシートよりなり、その一面101がセラミック基板10の実装面11となるように構成されたシート体100が形成される。ここまでがシート体形成工程である。
次に、本製造方法では、次に述べるような各工程を順次行う。図4において、(a)は第1の溝形成工程を示す概略断面図、(b)は、焼成工程後における第2の溝形成工程を示す概略断面図、(c)は分断工程を示す概略断面図である。
図4(a)に示される第1の溝形成工程では、シート体100の一面101に、分断用の溝としての第1の溝110を形成する。この第1の溝110は、通常の刃具を用いた方法により形成できる。また、この第1の溝110の深さとしては、0.05mm以上0.1mm以下とする。このような第1の溝110の深さは、当該刃具の加圧やサイズを調整することで実現可能である。
この後、第1の溝110が形成されたシート体100を焼成する。この焼成工程は、たとえば、一般的なアルミナグリーンシートの焼成条件と同様に、たとえば水素などの還元雰囲気にて約1600℃の温度で行う。
そして、図4(b)に示されるように、第2の溝形成工程では、焼成されたシート体100における一面101とは反対側に位置する他面102のうち、第1の溝110と対向する部位に、分断用の溝として第2の溝120を形成する。なお、このシート体100の他面102は、分断後の個片化されたセラミック基板10における非実装面12となるように構成されたものである。
この第2の溝120は、この種の一般的なセラミック基板において分断用の溝を形成するためのレーザ加工方法により形成することができる。また、第2の溝120の深さは、これに対向する第1の溝110よりも深さの大きいものであればよく、具体的には、0.1mm以上の深さとする。この0.1mm以上の深さは、一般的なレーザ加工により形成される分断用の溝において分断性を十分に確保できる深さである。
このようして、第2の溝120を形成した後、図4(c)に示される分断工程を行う。この分断工程では、焼成されたシート体100に対して第1の溝110側から、ピンなどを押し当てて加圧することにより、第1の溝110および第2の溝120を介して、焼成されたシート体100を分断する。
具体的には、焼成されたシート体100を第1の溝110側から加圧すると、図4(c)に示されるように、シート体100は他面102側が凸となるように反り、第2の溝120に引っ張り応力が集中して亀裂Mが入る。このとき、反対側に位置する第1の溝110が亀裂Mの避雷針となって、亀裂Mが第1の溝110に向かって進行するため、シート体100が分断される。
こうして、分断工程において、シート体100が分断用の溝110、120を介して分断され、個片化されることにより、上記図1、図2に示したような本実施形態のセラミック基板10ができあがる。
なお、上記した電子部品20、21の搭載や厚膜抵抗40の搭載は、第2の溝形成工程の後であれば、分断工程の前にシート体100の一面101、他面102に対して行ってもよいし、分断工程の後に個片化されたセラミック基板10の実装面11、非実装面12に対して行ってもよい。
ここで、上記したが、第1の溝110の深さを0.05mm以上0.1mm以下とするのは、次のような理由による。図5は、シート体100の焼成による当該シート体100の戻りの様子を示す概略断面図である。
本発明者の実験検討によれば、第1の溝110を形成した後、焼成後のシート体100において第1の溝110の部分で戻りが生じることを確認した。通常この種のシート体100には、アルミナ成分のほかにガラス成分が含まれており、これらが焼成時に表面側に露出する。
そして、このガラス成分の露出現象とシート体100の熱収縮による焼き戻し効果によって、第1の溝110には戻りが生じ、図5の破線に示される焼成前の状態から実線で示されるように縮小された状態となる。本発明者の検討によれば、この戻りによる縮小寸法は0.05mm程度であった。
このことから、本実施形態では、焼成前に形成する第1の溝110の深さを0.05mm以上とすることにより、シート体100の焼成後の戻りによって第1の溝110が埋まってしまうのを防止するようにしている。
また、このシート体100は、通常のこの種のシート体と同様に、数百mm□程度までのサイズで焼成が可能である。ここで、従来では、収縮ばらつきの影響を極力受けないようなサイズとして、具体的には厚さ0.2mm×4層の積層基板に対して深さ0.1〜0.2mm程度の分断用の溝を、シート体の両面に形成し、当該シート体を焼成した後、分断していた。
深さ0.2mm程度の分断用の溝を形成すると、シート体における配線パターンにもよるが、0.2%程度の収縮ばらつきが発生する。この0.2%の収縮ばらつきとは、たとえば□20mmサイズのシート体の場合、40μm程度の位置ずれが存在することであり、仮にランド間距離が40μm未満のものにはんだ等の接続材料を印刷すれば、ショート不良を発生することになる。
このようなことから、本発明者は、本実施形態の製造方法において、シート体100の焼成による収縮ばらつきを、実用上問題ないレベルとするために、実験検討を行った。その結果、第1の溝110の深さを0.1mm以下とすれば、収縮ばらつきによる位置ずれを、近年の高密度実装化に対応したセラミック基板を作製するうえで問題ないレベルまで小さくできることを確認した。
これらのことから、本実施形態では、第1の溝110の深さを0.05mm以上であって0.1mm以下としており、それによって、焼成後における第1の溝110の深さの確保、および、収縮ばらつきの抑制を実現するようにしている。
また、上述したように、分断工程では、第1の溝110側から加圧することで、非加圧側に引張応力が発生し、シート体100は分割されるが、このとき、第1の溝110は第2の溝120からの破断面が目指す避雷針の役割を果たす。この点を考慮すれば、第1の溝110としては、底部が尖った形状となっているものがよい。
図6(a)、(b)は、このような尖った形状を有する第1の溝110の焼成後の断面形状を示す図であり、(a)はくさび形状をなすもの、(b)はくぎ形状をなすものである。このような溝形状は、第1の溝110を形成する刃具の形状を合わせることで容易に形成できる。
このように第1の溝110の底部を尖った形状とすることにより、当該底部に角部が形成される。そのため、、第1の溝110の底部が丸く角部がない場合に比べて、分断工程時ににおける第2の溝120から生じた亀裂M(上記図4(c)参照)の到達ターゲットが明確なものとなり、分断の位置精度を優れたものにできる。
ところで、本実施形態によれば、シート体100においてセラミック基板10の実装面11となる一面101に、分断用の溝としての第1の溝110を形成した後、シート体100を焼成し、焼成されたシート体100の他面102のうち第1の溝110と対向する部位に、分断用の溝として第1の溝110よりも深さの大きい第2の溝120をレーザ加工により形成している。
それによれば、シート体100の表裏両面101、102に分断用の溝として第1の溝110、第2の溝120を形成できるとともに、これら第1の溝110と第2の溝120とでは、焼成前に形成する第1の溝110の方を比較的浅く形成することができる。そのため、本実施形態によれば、分断用の溝によるシート体100焼成時の収縮ばらつきを小さくできる。
また、第2の溝120については、シート体100の他面102に、焼成後にレーザ加工によって比較的深く形成できることからも、一面101側の第1の溝110については比較的浅く形成すればよく、上記の収縮ばらつきが問題となるような深い溝とする必要がなくなる。
また、レーザ加工は、レーザ光をレンズ等により数10μmのスポットに集約し、非接触にて加工する方法である。ここで、第2の溝120の形成の際に生じるヒュームが、実装面11となるシート体100の一面101に付着した場合、電子部品20、21とランド11aとのワイヤボンディング、はんだ、導電性接着剤などを介した接続信頼性を大きく劣化させる。なお、ヒュームとは、レーザスクライブの際に生じた加工屑、または粉塵状に発生したものである。
しかし、本実施形態の製造方法では、シート体100において実装面11となる一面101とは反対側の他面102にレーザ加工を行い、第2の溝120を形成しているため、レーザ加工時のヒュームが実装面11へ付着するのを防止できる。また、本実施形態では、両面にレーザ加工を施す場合に比べて、片面のみのレーザ加工で済むため、コストダウンが期待できる。
また、本製造方法の分断工程では、焼成されたシート体100に対して第1の溝110側から加圧することにより、第2の溝120に亀裂Mを発生させて焼成されたシート体100を分断するが、焼成後に形成される第2の溝120は、収縮ばらつきを気にすることなく比較的深く形成できるため、適切な分断が可能となる。
よって、本実施形態によれば、ダイヤモンドカッターを用いずに、シート体100焼成による収縮ばらつきの増大やレーザ加工時のヒュームによる接続信頼性の悪化といった問題を引き起こすことなく、適切な分断を実現することができる。
また、本実施形態によれば、上述したように、適切な分断がなされることによって基板のバリを小さく抑えることができる。分断による基板端部のバリが大きいと、基板端部のバリによるはみ出しによって、セラミック基板の搭載性が悪化したり、基板端部の配線パターンの欠けなどが発生したりする。その点、本実施形態では、そのような不具合を防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では、上記第1実施形態に示した製造方法と同様のシート体形成工程、第1の溝形成工程、焼成工程、第2の溝形成工程、分断工程を行う製造方法を提供するが、本実施形態では、第1の溝形成工程を一部変形したところが上記第1実施形態の製造方法と相違する。
図7は、上記第1実施形態のセラミック基板の製造方法において対向する第1の溝110の中心T1と第2の溝120の中心T2との位置がずれた場合に生じる問題を説明するための概略断面図である。
図7(a)に示されるように、第2の溝形成工程の終了時に、第1の溝110の中心T1と第2の溝120の中心T2とが位置ずれを起こした場合を考える。この位置ずれは(図7(a)中の中心T1と中心T2との距離)シート体100の焼成後の寸法ばらつきやレーザ加工時の第2の溝120の位置ずれなどによって発生するが、たとえば0.1mm程度である。
そして、このように両溝110、120間の位置ずれが大きい状態で分断工程を行った場合、図7(b)に示されるように、第2の溝120からの亀裂Mがシート体100の内部を斜めに進行する。その結果、分断後のセラミック基板10においては、この位置ずれの分に依存したバリが発生する。
このような位置ずれに関する問題に対して、本実施形態では、図8に示されるような製造方法を採用している。図8は、本実施形態に係るセラミック基板の製造方法の要部を示す概略断面図である。
すなわち、本実施形態では、第1の溝形成工程において、シート体100の一面101のうち第2の溝120に対向すべき部位に、当該対向する第2の溝120に対応して2本以上の第1の溝110を形成する。図8に示される例では、2本の第2の溝110を形成している。
ここで、シート体100の一面101のうち第2の溝120に対向すべき部位に2本以上の第1の溝110を形成することとは、図8(a)に示されるように、シート体100の寸法ばらつきやレーザ加工から予想される位置ずれ量Lの範囲程度の領域に、2本以上の第1の溝110を形成することである。
この位置ずれ量Lは、上述したように、たとえば0.1mm以下程度であり、逆に言えば、0.1mm程度、第2の溝120の位置がずれたとしても、その際に分割中心、すなわち第1の溝110と第2の溝120との相対的な位置がずれなければ、基板のバリを小さくすることが可能となる。
このように、第2の溝120の加工上の位置ずれ量Lの範囲を目安として2本以上の第1の溝110を設ければ、第2の溝120の位置ずれが発生しても、第2の溝120は、2本以上の第1の溝110のどれか1つに近づくように位置ずれした形となる。たとえば、図8(b)の例では、第2の溝120は、2本の第1の溝110のうち右側の溝に近づいた形となる。
そのため、第1の溝110と第2の溝120との相対的な位置ずれを小さくすることができる。これにより、基板のバリはたとえば0.05mm程度以下に抑えることが可能となる。また、この効果以外にも、本実施形態においても、上記第1実施形態に述べた効果が発揮されることはもちろんである。
(第3実施形態)
図9は、この種のセラミック基板の製造方法におけるレーザ加工と、それにより形成される分断用の溝の形状を示す図である。この図9では、上記各実施形態におけるレーザ加工工程すなわち第2の溝形成工程を例にとっている。
上記各実施形態の製造方法では、図9(a)に示されるように、焼成されたシート体100の他面102に対して、レーザスクライブ装置200を用いて、レーザ加工を行い、分断用の溝としての第2の溝120を形成する。
ここで、加工条件にもよるが、図9(b)に第2の溝120として示されるように、通常は、レーザ加工による分断用の溝は、放物線形状に形成される。このような放物線形状であっても、上記したように第2の溝120による分断は可能である。
しかし、より確実な分断を求めて問題点を述べるならば、このときのレーザ加工による溝の深さは0.1mm程度であり、その先端部(溝の底部)は丸いため、分断時の応力集中が緩和されやすく、基板のバリ発生を引き起こす可能性がある。このことは、この種のレーザ加工による溝形成において、一般的に言えることである。
このレーザ加工により形成される分断用の溝に関する問題に対して、本実施形態では、図10に示されるような製造方法を採用する。図10は、本実施形態に係るセラミック基板の製造方法の要部を示す概略断面図である。本実施形態の製造方法では、上記第1実施形態に示した製造方法と同様のシート体形成工程、第1の溝形成工程、焼成工程、第2の溝形成工程、分断工程を行う。
ここにおいて、本実施形態では、さらに、シート体100の焼成工程の前において、シート体100の他面102のうち第2の溝120を形成すべき部位に、第2の溝120よりも浅い浅溝130を形成しておく。この浅溝130は、焼成前のシート体100に対して、刃具などによるプレス加工を行うことにより、形成することができる。
そして、シート体100を焼成した後、第2の溝形成工程では、この浅溝130の底部にレーザ加工を行って第2の溝120を形成する。ここで、浅溝130の幅W1を、レーザ加工の位置ずれ(たとえば0.1mm程度)の範囲と同程度かそれ以上にしておけば、当該位置ずれによる影響を受けることなく、浅溝130内に第2の溝120を形成することができる。
また、図10に示されるように、この浅溝130の深さd1は、第2の溝120の深さd2よりも浅い。たとえば、浅溝130の深さd1は、第1の溝110と同程度の0.05mm〜0.1mm程度にすることができる。それによって、この浅溝130による焼成時の収縮ばらつきの問題は回避できる。
このように、本実施形態の製造方法では、第2の溝120を上記の浅溝130の底部に形成している。このことによる効果について、図11、図12を参照して述べる。図11は、分断時の効果を説明するための概略断面図、図12はレーザ加工時の効果を説明するための概略断面図である。
本実施形態においても、分断工程では、図11に示されるように、焼成されたシート体100に対して第1の溝110側から加圧することにより、第1の溝110および第2の溝120を介して焼成されたシート体100を分断する。このとき、比較的深い第2の溝120に発生した亀裂Mが第1の溝110に向かって進行することによりシート体100の分断がなされる。
このとき、当該亀裂Mを第2の溝120に発生させるためには、第2の溝120の近傍部に引っ張り応力を集中させることが有効である。ここで、本実施形態においては、第2の溝120よりも幅の広い浅溝130を作ることで、分断時の初期の引っ張り応力が浅溝130に集中する。
そして、さらに第1の溝110側から加圧することで第2の溝120に引っ張り応力が集中する。そのため、第2の溝120にて亀裂Mが発生しやすくなり、バリを小さくし、より高精度な分断が可能となる。
また、レーザ加工時ではヒュームが問題となるが、図12に示されるように、浅溝130を形成しておくことによって、この浅溝130の内壁が、発生するヒュームH(図中、黒丸にて示す)の防護壁の役割を果たす。
この種のレーザ加工においては、通常、加工部分の近傍部、具体的にはレーザにより形成する溝の斜め上方の近い位置に吸引機210を設け、この吸引機210により加工中に発生するヒュームHを吸引するようにしている。ここで、浅溝130の内壁の存在によって、加工部分から吸引機210へ向かう気流が発生する。
そのため、図12に示されるように、ヒュームHは、吸引機210に確実に吸引されていき、溝の周囲に広く拡散することが抑制される。そして、このシート体100における浅溝130の外部の部分、たとえばランドや配線パターンなどが、ヒュームHによって汚染されるのを極力防止することができる。
なお、本実施形態における浅溝130の形状は、図10〜図12に示されるような底部が平坦な溝形状に限定されるものではなく、それ以外にも、たとえば上記第1の溝110として示したようなくさび形やくぎ形(上記図6(a)、(b)参照)のような溝形状であってもよい。浅溝130の形状を変えることは、刃具の形状を調整してやれば容易に実現できる。
また、これら浅溝130による効果以外にも、本実施形態においても、上記第1実施形態に述べた効果が発揮されることはもちろんである。さらに、シート体100の一面101のうち第2の溝120に対向すべき部位に2本以上の第1の溝110を形成するという上記第2実施形態を、本第3実施形態に対して組み合わせて適用してもよい。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、セラミック基板10は複数層が積層された積層基板として構成されたものとしたが、セラミック基板10としては、一面11が電子部品20、21が搭載される実装面11として構成されたものであれば、単層にて構成されたものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係るセラミック基板について電子部品を搭載した状態を示す概略断面図である。 図1におけるセラミック基板単体の実装面を示す概略平面図である。 第1実施形態に係るセラミック基板の製造方法に用いるシート体の概略斜視図である。 第1実施形態に係るセラミック基板の製造方法を示す工程図であり、(a)は第1の溝形成工程、(b)は第2の溝形成工程、(c)は分断工程を、それぞれ示す概略断面図である。 焼成によるシート体の戻りの様子を示す概略断面図である。 尖った形状を有する第1の溝の焼成後の断面形状を示す図である。 第1の溝と第2の溝との位置がずれた場合に生じる問題を説明するための概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係るセラミック基板の製造方法における要部を示す概略断面図である。 この種のセラミック基板の製造方法におけるレーザ加工と、それにより形成される分断用の溝の形状を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るセラミック基板の製造方法における要部を示す概略断面図である。 第3実施形態において分断時の効果を説明するための概略断面図である。 第3実施形態においてレーザ加工時の効果を説明するための概略断面図である。
符号の説明
10…セラミック基板、11…セラミック基板の実装面、
20…電子部品としてのICチップ、21…電子部品としてのコンデンサ、
100…シート体、101…シート体の一面、102…シート体の他面、
110…分断用の溝としての第1の溝、120…分断用の溝としての第2の溝、
130…浅溝。

Claims (6)

  1. 一面が電子部品(20、21)が搭載される実装面(11)として構成されたセラミック基板(10)を製造するためのシート体であってセラミックのグリーンシートよりなるシート体(100)を作製し、前記シート体(100)を焼成した後、
    この焼成されたシート体(100)を当該シート体(100)に設けられた分断用の溝(110、120)を介して分断することにより、個片化された前記セラミック基板(10)を製造するセラミック基板の製造方法において、
    前記シート体(100)として、その一面(101)が前記セラミック基板(10)の前記実装面(11)となるように構成されたものを用意するとともに、前記シート体(100)の前記一面(101)に、前記分断用の溝としての第1の溝(110)を形成する工程と、
    この後、前記シート体(100)を焼成する工程と、
    前記焼成されたシート体(100)における前記一面(101)とは反対側に位置する他面(102)のうち前記第1の溝(110)と対向する部位に、前記分断用の溝として前記第1の溝(110)よりも深さの大きい第2の溝(120)をレーザ加工により形成する工程と、
    しかる後、前記焼成されたシート体(100)に対して前記第1の溝(110)側から加圧することにより、前記第1の溝(110)および前記第2の溝(120)を介して前記焼成されたシート体(100)を分断することを特徴とするセラミック基板の製造方法。
  2. 一面が電子部品(20、21)が搭載される実装面(11)として構成されたセラミック基板(10)を製造するためのシート体であってセラミックのグリーンシートよりなるシート体(100)を作製し、前記シート体(100)を焼成した後、
    この焼成されたシート体(100)を当該シート体(100)に設けられた分断用の溝(110、120)を介して分断することにより、個片化された前記セラミック基板(10)を製造するセラミック基板の製造方法において、
    前記シート体(100)として、その一面(101)が前記セラミック基板(10)の前記実装面(11)となるように構成されたものを用意するとともに、前記シート体(100)の前記一面(101)に、前記分断用の溝としての第1の溝(110)を形成する
    工程と、
    この後、前記シート体(100)を焼成する工程と、
    前記焼成されたシート体(100)における前記一面(101)とは反対側に位置する他面(102)のうち前記第1の溝(110)と対向する部位に、前記分断用の溝として前記第1の溝(110)よりも深さの大きい第2の溝(120)をレーザ加工により形成する工程と、
    しかる後、前記焼成されたシート体(100)に対して前記第1の溝(110)側から加圧することにより、前記第1の溝(110)および前記第2の溝(120)を介して前記焼成されたシート体(100)を分断するものであり、
    さらに、前記シート体(100)を焼成する前において、前記シート体(100)の前記他面(102)のうち前記第2の溝(120)を形成すべき部位に、前記第2の溝(120)よりも浅い浅溝(130)をプレス加工により形成しておき、
    前記シート体(100)を焼成した後、前記第2の溝(120)を形成する工程では、前記浅溝(130)の底部に前記レーザ加工を行って前記第2の溝(120)を形成することを特徴とするセラミック基板の製造方法。
  3. 前記第1の溝(110)の深さを0.05mm以上とすることを特徴とする請求項1または2に記載のセラミック基板の製造方法。
  4. 前記第1の溝(110)の深さを0.1mm以下とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のセラミック基板の製造方法。
  5. 前記第1の溝(110)として、底部が尖った形状となっているものを形成することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のセラミック基板の製造方法。
  6. 前記第1の溝(110)を形成する工程では、前記シート体(100)の前記一面(101)のうち前記第2の溝(120)に対向すべき部位に、当該対向する前記第2の溝(120)に対応して2本以上の前記第1の溝(110)を形成することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のセラミック基板の製造方法。
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