JP4929888B2 - 断熱容器及びその製造方法 - Google Patents
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Description
次に図1に示した紙カップ1の製造方法について、図2〜図5を適宜参照しつつ説明する。まず、上述した被覆層が設けられたロール状の原反を所定寸法に断裁することにより、シート状部材としてのシート状原紙を得る。そのシート状原紙を不図示のプラテン打ち抜き機にて平面状に保持しながら打ち抜くことにより図2に示すブランク21′を得る(エンボス加工工程)。この打ち抜き機はブランク21′の輪郭を形成するための打抜刃とエンボス加工部4を形成する押し罫刃とを有しており、その打抜刃にてシート状原紙を打ち抜いて所定輪郭を与えると同時に押し罫刃にて複数の突部41を形成できる。押し罫刃は図1に示した加工範囲PSに対応する範囲(所定範囲)に限定して複数の突部41を形成できるように設計されている。この範囲は、図2から明らかなようにブランク21′の両端部21′aを避け、かつカール部23が形成される領域を避けるように設定されている。これにより、胴貼部21aの密着性を保持し、かつカール部23の形成を阻害しないようになる。
坪量255g/m2の紙にポリエチレンを押し出しラミネートにより25μmの厚さにコーティングしたロール状の原反を用意し、この原反から850mm×650mmの寸法を持つシート状原紙を断裁機にて断裁した。その後、プラテン打抜き機により、扇状のブランクを基準としてその上端から9mmの位置を起点とし36.5mmの位置までに、巾1mm、長さ27.5mmの罫線(突部41)を64本形成し、同時にブランク形状に打ち抜いた(図2参照)。なお、シート状原紙から複数のブランクを打ち抜くために、面付け数を15面(巾方向3面×流れ方向5面)とした。その後、上述した方法で紙カップ成形を行い、段差部21bを形成した(図3参照)。そして、このようにして得たカップ本体2にスリーブ3を装着して紙カップ1を形成した。
実施例1と同一仕様のロール状の原反を用意し、ロータリーダイカッターにて実施例1と同一の突部41を64本形成し、同時にブランク形状に打ち抜いた(図2参照)。その後上述した方法で紙カップ成形を行い、段差部21bを形成した(図3参照)。そして、このようにして得たカップ本体2にスリーブ3を装着して紙カップ1を形成した。
本発明は以上の形態に限定されず、種々の形態にて実施できる。本発明に係るエンボス加工部は上記のように容器本体の上下方向に直線的に延びる複数の突部を含む形態に限定されず、種々の形態で実施できる。例えば図5に示すように、容器本体2の上下方向に波状に延びる複数の突部241を含んだエンボス加工部24を設けてもよいし、その他、ピーター線を境界として胴部の内周面に明暗差を形成できる限度で格子状、ディンプル状等の各種模様を突部として含むエンボス加工部を形成してもよい。なお、容器本体の上下方向に延びる突部を設ける場合には、図1及び図5の各形態のようにピーター線に対して直交する方向に延びてもよいし、又はピーター線に対して傾斜する方向に延びてもよい。突部の突出方向は容器本体の内側であっても外側であってもよい。又は内側に突出するものと外側に突出するものとが組み合わされていてもよい。また、エンボス加工部を設ける加工範囲PSはピーター線の下側の範囲に設定してもよい。
2 容器本体
3 スリーブ(被覆部材)
4、24、34 エンボス加工部
5 段差加工ローラ(型部材)
10 突条(ピーター線、適量位置表示部)
11 切り欠き部(適量位置表示部)
21 胴部
21′ ブランク
21′a 両端部
21a 胴貼部
21b 段差部(ピーター線、適量位置表示部)
22 底部
41、241、341 突部
PS 加工範囲
Claims (12)
- 胴部を有する容器本体を備え、前記容器本体の前記胴部の外側が被覆部材にて覆われた断熱容器において、
前記容器本体の前記胴部の内周面には、前記容器本体の内部へ注入する液体の適量位置を示す適量位置表示部が設けられ、かつ前記適量位置表示部を境界とした上側又は下側のいずれか一方の範囲に限定して複数の突部を含んだエンボス加工部が設けられ、
前記エンボス加工部に含まれる前記複数の突部のそれぞれは、前記容器本体の内側に突出するように構成されていることを特徴とする断熱容器。 - 前記被覆部材は、前記胴部の外側に嵌め込まれた状態で前記胴部に接着されたスリーブであることを特徴とする請求項1に記載の断熱容器。
- 前記胴部は、所定輪郭が与えられたブランクの両端部が互いに重ねられて貼り合わされた胴貼部を有し、前記エンボス加工部は前記胴貼部を避けるようにして前記胴部の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱容器。
- 前記適量位置表示部として、前記ブランクの前記両端部のうち前記胴貼部において前記胴部の内周面側に位置する端部の一部が切除されることにより構成された切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の断熱容器。
- 前記エンボス加工部に含まれる前記複数の突部のそれぞれは、前記容器本体の上下方向に直線的に延びるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の断熱容器。
- 前記エンボス加工部に含まれる前記複数の突部のそれぞれは、前記容器本体の上下方向に波状に延びるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の断熱容器。
- 前記適量位置表示部として、前記胴部の周方向に延びるピーター線が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の断熱容器。
- シート状部材に所定輪郭を与えてからその両端部を互いに重ねて貼り合わせることにより胴部を形成し、前記胴部の一端側に底部を設けて容器本体を得るとともに、前記容器本体の前記胴部の外側を被覆部材にて覆う断熱容器の製造方法において、
前記胴部を形成する前に、前記シート状部材を平面状に保持しながら当該シート状部材の表面に複数の突部を所定範囲に限定して形成するエンボス加工工程と、前記複数の突部が形成された前記シート状部材にて前記胴部を形成した後に、前記胴部に型部材を押し当てることにより、前記容器本体の内部へ注入する液体の適量位置を示し、かつ前記胴部の周方向に延びるピーター線を前記所定範囲に隣接するように形成するピーター線加工工程と、を備え、
前記ピーター線加工工程は、前記胴部の外側から前記型部材を押し付けることにより、前記ピーター線を前記容器本体の内側に突出するように形成することを特徴とする断熱容器の製造方法。 - 前記被覆部材としてスリーブが設けられ、前記スリーブを前記胴部の外側に嵌め込んで前記胴部に接着することを特徴とする請求項8に記載の断熱容器の製造方法。
- 前記複数の突部のそれぞれは、前記ピーター線と交差する方向に延び、かつその一端が前記ピーター線に接続されるように形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の断熱容器の製造方法。
- 前記エンボス加工工程は、前記シート状部材に前記所定輪郭を与えると同時に、前記複数の突部を形成することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の断熱容器の製造方法。
- 前記エンボス加工工程は、前記両端部を避けるようにして前記シート状部材に前記複数の突部を形成することを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の断熱容器の製造方法。
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