JP4929741B2 - 付箋紙プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、付箋紙束から1枚ずつ付箋紙を引き剥がしながらこれに印刷を行う付箋紙プリンタに関するものである。
従来、この種の付箋紙プリンタとして、付箋紙束に送りローラを転接させて最上位の付箋紙を送りローラに載り上げるよう捲り上げると共に、この状態で送りローラを上動させてサーマルヘッドに挟持させ、送りローラを回転させて付箋紙を引き剥がしながら印刷するものが知られている(特許文献1参照)。この付箋紙プリンタでは、サーマルヘッドが付箋紙束の自由端側の直上部に配設されており、付箋紙束と引き剥がされる付箋紙とが為す引き剥がし角度が鋭角となっている。
特開2003−081457号公報
しかしながら、付箋紙を鋭角方向に引き剥がす構成では、その糊付け部に層間滑りを生じさせつつ引き剥がすことになる。このため、付箋紙には、引き剥がし中において強いバックテンションが付与され、且つ引き剥がされた瞬間に、このバックテンションはゼロとなる。一方、サーマルヘッドによる印刷動作は、この引き剥がし動作の前後に亘って行われる。このため、印刷時において、付箋紙に加わるバックテンションの変化により、印刷送りの速度が不安定なものとなり、印刷された付箋紙に印刷スジ等の印刷不良が生じてしまう問題があった。
本発明は、付箋紙束から引き剥がしつつ送り出されてゆく付箋紙に印刷を行っても、付箋紙への印刷を良好に行うことができる付箋紙プリンタを提供することを課題とする。
本発明の付箋紙プリンタは、基端部を部分糊付けした付箋紙を複数積層して成る付箋紙束をセットするセット部と、セットした付箋紙束から1枚ずつ付箋紙を捲り上げ、且つ捲り上げたに挟持部材との間に付箋紙を挟持し、付箋紙の糊付け部を引き剥がしながら送り出す付箋紙送り手段と、挟持部材を兼ねると共に、引き剥がされながら送り出されてゆく付箋紙に印刷を行う印刷ヘッドを有する印刷手段と、を備え、付箋紙送り手段は、自身の下側に接触した付箋紙を自身の上側に載るように捲り上げる送りローラと、送りローラを、上側に付箋紙を載せた状態で印刷ヘッドに挟持させるように移動させる移動機構と、を有し、移動機構は、送りローラと協働して、付箋紙束の長手方向に対する付箋紙の引き剥がし角度が、鈍角および略直角のいずれかとなるように付箋紙を引き剥がすことを特徴とする。
この構成によれば、付箋紙束から付箋紙の糊付け部を容易に引き剥がすことができるため、付箋紙に加わるバックテンションは、極力小さいものとすることができる。これにより、付箋紙を送る速度を、安定したものとすることができ、付箋紙への印刷を良好なものとすることができる。
また、印刷ヘッドと送りローラとで付箋紙を引き剥がしながら印刷することができる。このため、送りローラをプラテンローラとして機能させることができるため、部品点数を削減することができ、ひいてはコストの軽減を図ることができる。
さらに、捲り上げた付箋紙を、送りローラに載せた状態で移動させることにより、容易に挟持位置へ付箋紙を移動させることができると共に、印刷ヘッドと送りローラとの間に適宜付箋紙を挟持させることができる。
この場合、付箋紙送り手段は、印刷ヘッドとの間で前記付箋紙を挟持する挟持位置において前記付箋紙に引き剥がし力を付与し、挟持位置は、引き剥がし角度が鈍角となるように、付箋紙の糊付け部側端から付箋紙束の長手方向に対し直角に延ばした仮想線の外側に位置していることが、好ましい。
この構成によれば、挟持位置を仮想線の外側に位置させるだけの簡易な構成で、付箋紙を鈍角方向に引き剥がすことができる。このため、従来の構成に比して、大幅な変更を加える必要がない。
この場合、セット部は、付箋紙の引き剥がしに抗して、付箋紙束の自由端側の端部および糊付け部側の端部を押さえる一対の爪片を有していることが、好ましい。
この構成によれば、付箋紙束を位置規制した状態で、付箋紙を引き剥がすことができるため、糊付け部の粘着力が強い場合であっても、引き剥がされる付箋紙に付箋紙束が連れられることなく、付箋紙を1枚ずつ確実に引き剥がすことができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る付箋紙プリンタおよびこれを適用した付箋紙印刷システムについて説明する。図1に示すように、付箋紙印刷システム1は、1以上の文字、図形等から成る所望のキャラクタ列を印刷した付箋紙12hを得るためのものであって、付箋紙束12(図3参照)がセットされる付箋紙プリンタ2と、付箋紙プリンタ2にUSB4等で接続され、付箋紙プリンタ2に各種制御信号を出力すると共に、キャラクタ列を作成・編集して、付箋紙プリンタ2に印刷データを供給するパソコン3とから構成されている。
パソコン3は、データを入力するキーボード101およびマウス102や、入力結果等を表示するディスプレイ103を有するほか、付箋紙プリンタ2に関するアプリケーションソフト(プログラム)やデバイスドライバ等のデータを記憶したCD−ROM104等の外部記憶媒体が組み込まれている。そして、キーボード101等から各種検出信号、各種指令、各種データ等が入力されると、CPUやメモリ等で構成された制御部105(図3参照)は、CD−ROM104内のプログラムに従って、メモリ内の各種データを処理し、付箋紙プリンタ2を制御するようになっている。
なお、当然ではあるが、付箋紙プリンタ2に印刷データの作成・編集機能や各部の制御機能を設け、付箋紙プリンタ2を単体として用いて、付箋紙12hに対する印刷を行うようにしてもよい。
図2に示すように、付箋紙プリンタ2は、装置ケース13により外殻が形成され、その内部に付箋紙束12(図3参照)がセットされるよう構成されており、セットした付箋紙束12から1枚ずつ引き剥がした付箋紙12hに対し、パソコン3から取得した印刷データに基づいて、所望のキャラクタ列を印刷すると共に、これを装置ケース13に形成した排紙口17から送り出すようにしたものである。
図3を参照すると、付箋紙束12は、裏面の基端部を部分糊付けした複数の付箋紙12hから構成されている。すなわち、付箋紙束12は、同一形状(長方形)且つ同一サイズの複数の付箋紙12hを、それぞれ裏面の基端部を部分糊付けして積層したものである。付箋紙12hは、付箋紙束12から1枚ずつ剥離可能に構成されていると共に、剥離後に、この糊付け部(粘着剤)を介して、手帳等の被貼着物に再貼着可能に構成されている。なお、付箋紙12hの長手方向における糊付け部の長さは、通常、5mm〜15mm程度である。
付箋紙プリンタ2は、付箋紙束12をセットする付箋紙ホルダ21と、セットした付箋紙束12から最上位の付箋紙12hの自由端部を捲り上げ、糊付け部を引き剥がしながら自由端側を先にして排紙口17へ送り出す付箋紙送り手段20と、引き剥がされながら送られてゆく付箋紙12hに印刷を行う印刷手段23と、装置ケース13内の排紙口17近傍に配置され、付箋紙12hの有無を検出する検出センサ24と、これらを収容する装置ケース13と、を備えている。
装置ケース13は、全体として小型であって且つマウス形に形成されており、下面には付箋紙束12をケース内部に下方から導入するための付箋紙導入開口16が形成され、上面中央には印刷済み付箋紙12hをケース外部に送り出すための水平スリット状の排紙口17が形成されている。また、装置ケース13の上面には、インクリボンRを収容したリボンカートリッジCを装着するための開閉蓋18が取り付けられている。
付箋紙ホルダ21は、所定サイズの付箋紙束12を保持するものであって、上面を開放したボックス状に形成され、付箋紙束12を水平に載置する方形のセットステージ36と、セットステージ36を上下方向にスライド自在に案内する四周枠状の導入ガイド37と、複数のコイルばね32を介してセットステージ36を下側から支持すると共に、付箋紙導入開口16を閉塞する蓋体33と、から構成されている。また、導入ガイド37の上端部の前後には、付箋紙束12の自由端部および糊付け部を相対的に押さえる一対の爪片38、38が内向き突設されている。セットステージ36は、複数のコイルばね32により上方に付勢されており、これにセットされた付箋紙束12は、付箋紙12hが1枚ずつ送り出され目減りしても、一対の爪片38、38に位置規制されて、その最上位に位置する付箋紙12hの高さレベルが一定となっている。
付箋紙ホルダ21は、装置ケース13に対して蓋体33がスナップイン形式で掛け止めされて、付箋紙プリンタ2に着脱自在となっている。すなわち、付箋紙ホルダ21に付箋紙束12をセットするときには、付箋紙ホルダ21を付箋紙プリンタ2から取り外し、ホルダ本体31に付箋紙束12を入れた後、再び付箋紙ホルダ21を付箋紙プリンタ2にスナップインで取り付ける。この状態で、蓋体33の下面と装置ケース13の下面とが面一となって、付箋紙導入開口16が閉塞される。
付箋紙送り手段20は、付箋紙束12の最上位の付箋紙12hを捲り上げ、且つ後述するサーマルヘッド61との間に付箋紙12hを挟持して回転送りする送りローラ41と、送りローラ41の駆動源となる駆動モータ42と、駆動モータ42の駆動力を送りローラ41に伝達する減速ギヤ列43と、送りローラ41を、付箋紙12hを捲り上げる捲り位置45と、付箋紙12hをサーマルヘッドと挟持する挟持位置25との間で移動させるローラ移動機構44と、を備えている。
送りローラ41は、捲り上げた付箋紙12hの自由端側の裏面に転接すると共に、挟持位置25において、これを引き剥がしながら回転送りするものであり、付箋紙12hに直接転接するローラ本体46と、ローラ本体46を回転自在に装着したローラ駆動軸47とを有している。ローラ駆動軸47は、両端部をローラ移動機構44に回転自在に両持ちで保持され、減速ギヤ列43を介して伝達される駆動モータ42の動力により回転する。
ローラ本体46は、シリコンゴム等の耐熱性を有する高摩擦材料で構成されており、送りローラ41が、付箋紙12hに転接してこれを捲り上げる機能と、後述するサーマルヘッド61と協働するプラテンローラの機能とを併せ持つようになっている。
さらに、送りローラ41は、ワンウェイクラッチを有し、排紙口17からの付箋紙の引出し操作に伴い、自由回転するようになっている。すなわち、ローラ駆動軸47には、径方向に延在するように係合部48が突設され、ローラ本体46の端面には、ローラ駆動軸47の回転方向において係合部48が係合する係合受け部49が突設されており、この係合部48と係合受け部49とからワンウェイクラッチが構成されている。
このため、ローラ駆動軸47が正方向(付箋紙12hを排紙口17に送り出す方向)に回転すると、各係合部48が正方向側から各係合受け部49に係合し、ローラ駆動軸47の回転力がローラ本体46に伝達され、ローラ本体46がローラ駆動軸47と一体となって正方向に回転する。一方、排紙口17から付箋紙12hを引き出すと、係合受け部49が正方向に回転し、付箋紙12hが取り出されるまで、ローラ本体46がローラ駆動軸47に対して自由回転する。なお、ローラ本体46は、その外周長が、付箋紙ホルダ21にセットされる付箋紙束12の各付箋紙12hの糊付け部の長さよりも長くなるよう構成されている。
駆動モータ42は、DCモータで構成されており、その出力軸には、エンコーダ51が設けられている。このエンコーダ51の出力するパルス信号に基づいて、付箋紙12hの送り量が制御され、さらにはサーマルヘッド61の発熱駆動が制御される。
ローラ移動機構44は、先端部でローラ駆動軸47を回転自在に保持すると共に、基端部を中心に回動(揺動)自在に構成された一対の回動アーム53を有しており、例えば、一方の回動アーム53をキャリアとし、且つ上記の減速ギヤ列43を構成する一部のギヤを利用した遊星歯車機構と、そのギヤの回転力を回動アーム53の回動動作に変換するカム機構とにより構成されている。すなわち、遊星歯車機構による円運動が、カム機構により回動アーム53の往復回動運動に変換されるようになっている。この回動アーム53の往復回動運動により、送りローラ41が、捲り位置45と挟持位置25との間で移動する。
印刷手段23は、排紙口17近傍に配設されたサーマルヘッド61と、装着されたリボンカートリッジCのインクリボンRを巻き取るリボン巻取り機構(図示省略)とを有している。リボンカートリッジCは、インクリボンRを繰り出し自在に巻回したリボン繰出しリール66と、インクリボンRを巻き取るリボン巻取りリール67と、これらを回転自在に収容するカートリッジケース(図示省略)とから構成されている。また、リボン巻取り機構は、送りローラ41が挟持位置25へ移動すると、上記の減速ギヤ列43と連結して駆動モータ42からの動力が入力するようになっており、付箋紙12hの送りと併せて、インクリボンRの巻取り(送り)を開始するようになっている。
このようにして構成された印刷手段23は、パソコン3からの制御信号により、サーマルヘッド61および駆動モータ42が制御されながら、付箋紙12hに対する印刷を行う。すなわち、挟持位置25に移動した送りローラ41とサーマルヘッド61との間で、付箋紙12hとインクリボンRとを挟み込み、これらを同方向に送りつつ、サーマルヘッド61の発熱駆動により付箋紙12hの表面に印刷を行う。
ここで、挟持位置25では、上記のようにサーマルヘッド61による印刷駆動と、これに同期して送りローラ41による送り(併せて印刷送り)とが行われると同時に、この送りに伴う付箋紙12hの付箋紙束12からの引き剥がしが行われる。すなわち、送りローラ41による送り力が、挟持位置25を基点として付箋紙12hに引き剥がし力として作用する。この引き剥がし力は、付箋紙束12の長手方向に対し、引き剥がす付箋紙12hを鈍角方向となるよう、挟持位置25が位置決めされている。すなわち、挟持位置25は、セットステージ36に水平にセットされた付箋紙束12の糊付け部側端から、鉛直に延ばした仮想線68よりも外側(図示右側)に位置している。これにより、サーマルヘッド61は、挟持位置25において印刷可能となるよう位置決めされ、また、回動アーム53は、送りローラ41をサーマルヘッド61に向かって転接するように移動させる。
図3に示すように、検出センサ24は、挟持位置25に上動した送りローラ41に対して送り方向の下流側、すなわち送りローラ41と排紙口17との間に配設されている。検出センサ24は、図示しないが、付箋紙12h(送り経路)を間に挟んで対向する発光素子および受光素子が組み込まれた光センサで構成されている。
検出センサ24による検出信号は、パソコン3に入力され、その検出結果に基づいて、付箋紙12hの送り量が制御されている。すなわち、検出センサ24により、送られてくる付箋紙12hの先端(自由端)が検出(検出結果が「無」→「有」)され、その先端検出を基準として、付箋紙が所定量送られる。具体的には、パソコン3の制御部105により、糊付け部が送りローラ41に達した(接触した)ところで、駆動モータ42を駆動停止させ、送りローラ41の回転駆動が停止するように制御されている。すなわち、排紙口17から送り出された付箋紙12hは、送りローラ41とサーマルヘッド61とに保持された状態で、排紙口17から大きく突出し、ユーザによる取り出しを待つ。
さらに、付箋紙12hの印刷・送り終了後、付箋紙12hが排紙口17から取り出されたことが検出(「有」→「無」)されるまでは、次の付箋紙12hの印刷に移行しないようになっている(詳細は後述する)。
そして、パソコン3の制御部105は、送りローラ41による付箋紙12hの送りと、サーマルヘッド61の発熱駆動とを制御して、付箋紙12hの空送り、すなわち印刷を行うことなく付箋紙12hを送り出すことができるように構成されている。これにより、印刷された付箋紙12hを得ることができると共に、何も印刷されていない付箋紙12h得ることもできる。つまり、付箋紙プリンタ2を、付箋紙ディスペンサーとして機能させることができる。
なお、印刷後のインクリボンRは、リボンカートリッジ14内で巻き取られると共に、印刷後の付箋紙12hは、付箋紙束12から引き剥がされ、自由端側を先にして排紙口17から送り出される。
ここで、図4を参照して、付箋紙12hの捲り上げから排出に至る一連の動作について説明する。印刷待機状態において、送りローラ41は、捲り位置45にあり、付箋紙ホルダ11にセットされた付箋紙束4の最上位の付箋紙12hの表面に転接している(図4(a)参照)。
パソコン3により印刷開始を指示すると、送りローラ41は回転して付箋紙12hの捲り上げ動作を開始する。すなわち、送りローラ41が最上位の付箋紙12hに対し、自由端側の表面に巻き込むように転接することで、その長手方向の中間部が次第に上方へと湾曲するように撓んでいく(図4(b)参照)。
捲り上がっていく付箋紙12hの先端が送りローラ41の下側を通過した直後に、送りローラ41が回転しながら移動して付箋紙束12から離間すると、付箋紙12hは、送りローラ41の回転力により、送りローラ41の上側に撥ね上げられ、自由端部が送りローラ41の上側に載り上げる(図4(c)参照)。
付箋紙12hを載せた送りローラ41は、続いて、回転(自転)しながら回動アーム53により挟持位置25に移動(公転)する(図4(d)参照)。このとき、送りローラ41は、付箋紙12hの裏面に摺接して付箋紙12hを送りローラ41の上側に載せた状態を維持しながら、回動アーム53が、付箋紙12hを湾曲させてサーマルヘッド61に挟持させるよう挟持位置25に向かって回動する。送りローラ41が挟持位置25に達してサーマルヘッド61との間に付箋紙12hを挟持すると、これに併せてインクリボンRの送りが開始される(図4(e)参照)。
湾曲した状態で挟持された付箋紙12hが、送りローラ41により送り出されると、付箋紙12hは、糊付け部によりバックテンションが付与され、伸びきった状態となる。さらに、付箋紙12hを回転送りすると、付箋紙束12から付箋紙12hが鈍角方向に引き剥がされ、自由端側を先にして排紙口17に向けて送り出されてゆく。一方、サーマルヘッド61は、付箋紙送り開始直後から駆動を開始し、付箋紙12hへの印刷を行う。このとき、送りローラ41は、プラテンローラとして機能する。すなわち、糊付け部を引き剥がしながら、サーマルヘッド61と送りローラ41とが協働して、付箋紙12hの表面に自由端側から印刷を行う(図4(f)参照)。
そして、付箋紙12hの糊付け部が送りローラ41に達したところで、送りローラ41の回転が停止する。この後、排紙口17から飛び出した付箋紙12hをユーザが引き抜くことにより、検出センサ24は、付箋紙12hの後端(固定端)を検出する(「有」→「無」)。そして、付箋紙12hの後端が検出されると、送りローラ41は、挟持位置25から捲り位置45に移動し、再び印刷待機状態となる(図4(g)参照)。
ここで、検出センサ24の検出結果が「有」のままのとき、すなわちユーザにより付箋紙12hが引き出されていないときに、次の印刷開始を指示したとしても、パソコン3の制御部105により、駆動モータ42が駆動しないようになっている。
以上のように、本実施形態の付箋紙プリンタ2によれば、付箋紙束12から付箋紙12hを容易に引き剥がせる構成となっているため、引き剥がし時に付与されるバックテンションは、極力小さいものとすることができ、印刷送りを安定したものとすることができる。これにより、付箋紙12hに対し良好に印刷を行うことができる。
なお、本実施形態では、付箋紙12hを鈍角方向に引き剥がすよう挟持位置25を設計しているが、略直角方向に引き剥がすよう挟持位置25を決めても良い。すなわち、仮想線68よりもやや内側(図示左側)であっても、付箋紙束12から付箋紙12hを容易に引き剥がせればよい。また、送りローラ41とサーマルヘッド61との間に付箋紙12hを挟持して印刷送りしているが、サーマルヘッド61に代えて、受動ローラを設け、送りローラ41と受動ローラ(グリップローラ)との間に付箋紙12hを挟持して送り、この下流側直近にサーマルヘッド61を配置してもよい。
本実施形態の付箋紙プリンタを組み込んだ付箋紙印刷システムの説明図である。 本実施形態に係る付箋紙プリンタの全体斜視図である。 付箋紙印刷システムを示す概念図である。 付箋紙プリンタによる一連の動作を示す説明図である。
符号の説明
1…付箋紙印刷システム 2…付箋紙プリンタ 12…付箋紙束 12h…付箋紙 20…付箋紙送り手段 23…印刷手段 25…挟持位置 41…送りローラ 44…ローラ移動機構 45…捲り位置 68…仮想線

Claims (3)

  1. 基端部を部分糊付けした付箋紙を複数積層して成る付箋紙束をセットするセット部と、
    セットした前記付箋紙束から1枚ずつ前記付箋紙を捲り上げ、且つ捲り上げたに挟持部材との間に前記付箋紙を挟持し、前記付箋紙の糊付け部を引き剥がしながら送り出す付箋紙送り手段と、
    前記挟持部材を兼ねると共に、引き剥がされながら送り出されてゆく前記付箋紙に印刷を行う印刷ヘッドを有する印刷手段と、を備え、
    前記付箋紙送り手段は、自身の下側に接触した前記付箋紙を自身の上側に載るように捲り上げる送りローラと、
    前記送りローラを、上側に前記付箋紙を載せた状態で前記印刷ヘッドに挟持させるように移動させる移動機構と、を有し、
    前記移動機構は、前記送りローラと協働して、前記付箋紙束の長手方向に対する前記付箋紙の引き剥がし角度が、鈍角および略直角のいずれかとなるように前記付箋紙を引き剥がすことを特徴とする付箋紙プリンタ。
  2. 前記付箋紙送り手段は、前記印刷ヘッドとの間で前記付箋紙を挟持する挟持位置において前記付箋紙に引き剥がし力を付与し、
    前記挟持位置は、前記引き剥がし角度が鈍角となるように、前記付箋紙の糊付け部側端から前記付箋紙束の長手方向に対し直角に延ばした仮想線の外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の付箋紙プリンタ。
  3. 前記セット部は、前記付箋紙の引き剥がしに抗して、前記付箋紙束の自由端側の端部および糊付け部側の端部を押さえる一対の爪片を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の付箋紙プリンタ。
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