JP4928121B2 - ノックアウト構造 - Google Patents

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Description

本発明は,ノックアウト構造が設けられる本体において,該本体にノックアウト部が一部支持され,該ノックアウト部を除去することにより本体の一部を穿設状態にせしめるノックアウト構造に関する。
ノックアウト構造は,ノックアウト部を除去することにより,本体の一部を穿設状態にせしめる手段として公知である(例えば特許文献1,2,3参照)。
該ノックアウト構造を用いた一般的な利用目的として,例えば,ノックアウト部を除去した後に設けられる孔に,本体外部から本体内部に配線を引込んだり,又,本体内部から外部に向けて配線を引出すといった配線通路としての利用が挙げられる。
また,ノックアウト構造が用いられる本体の構成材料には,樹脂材や鉄材など,種々の材料が利用されている。
本体の構成材料に樹脂材が用いられる場合には,通常,該本体を成型する金型の一部に,食い切り構造を設けノックアウト構造を形成している。なお,ノックアウト部が本体から不要意に脱落することを防止するために,ノックアウト部と本体をつなぐ複数のリブが設けられるよう形成され,本体にノックアウト部が支持されている。
また,本体の構成材料に鉄材が用いられる場合には,ノックアウト部と本体との支持部を残すよう,鉄材の略板厚分打ち抜き成形することにより,ノックアウト構造を形成している。ノックアウト部は,前記支持部により本体に支持される。
特開2004−64867号 「0026」 特開2004−64868号 「0023」 特開2004−64869号 「0025」
このように,ノックアウト構造は,本体にノックアウト部が一部支持されるよう設けられているが,該ノックアウト部を,本体から除去するべくノックする(叩く)場合において,叩き具合が良くないとうまく本体から除去できない場合があった。即ち,一回のノックでは除去できず,数回にわたってノックする必要が生じ,そのため,作業性が低下したり,叩く場所を誤ると本体に傷や凹みが生じてしまう場合があった。
また,例えば,本体を所定の取付位置に取付けた後にノックするような場合があるが,ノックアウト構造が設けられた位置によってはノックが行いづらく,結果としてノックアウト部を除去しづらいという課題があった。
特に,鉄材を用いて構成されるノックアウト構造においては,成形時のばらつきによってはノックアウト部を除去する場合に必要な力が大きくなる場合があり,そのため,非常に強くノックしなくてはならず,ノックアウト部の除去が容易に行えないといった課題や,強くノックするため誤った場所をノックした場合には,その場所を傷つけてしまう,また凹ませてしまうといった課題があった。
そこで,本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり,
本体にノックアウト部が一部支持されるように設けられ,該ノックアウト部を除去することにより本体の一部を穿設状態にせしめるノックアウト構造において,
ノックアウト部の除去作業性が良く,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能なノックアウト構造を提供することを目的としている。
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上記目的を達成するために,請求項1の発明では,本体にノックアウト部が一部支持されるように設けられ,該ノックアウト部を除去することにより本体の一部を丸孔形状に穿設状態にせしめるノックアウト構造において,ノックアウト部を本体に支持する支持部材は2箇所に設けられ,第一の支持部材の配置部と,該ノックアウト部を除去することにより得られる孔部の略中央部と,第二の支持部材の配置部とをそれぞれ結ぶ線分の成す角度が180度よりも小さくなる位置に前記支持部材の配置部が設けられるとともに,前記ノックアウト部の除去を補助する除去補助手段として,前記略中央部からは,互いの配置部から遠ざかる方向に偏った位置に,ノックアウト部をノックする場所を記したことを特徴としてノックアウト構造を提供したものである。
これにより,ノックアウト部と本体との支持部が,略中央部から偏った位置に設けられるため,ノックアウト部をノックした場合に,支持部にはより大きなモーメントが作用することとなり,ノックする回数を極力減らすことができ,作業性が良く,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能なノックアウト構造を提供することができる。
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また,作業者は,ノックアウト部に記されたノックする場所を目印として,その場所をノックすることで,より効率的に支持部により大きなモーメントを作用させることができるため,ノックする回数を極力減らすことができ,作業性が良く,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能なノックアウト構造を提供することができる。
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前記ノックアウト部の略中央部に,更に,工具差込用の孔を設けて構成されたことを特徴として,前記ノックアウト部の除去を補助する除去補助手段を設けたノックアウト構造を構成してもよい。
これにより,除去補助手段として設けられる隙間や,孔,凹部の利用と,ノックする場所の記載を目印とした利用を併用することにより,作業者にとって作業しやすい方法でノックアウト部を除去することができ,結果的に作業性が良く,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能なノックアウト構造を提供することができる。
本発明によれば,本体にノックアウト部が一部支持されるように設けられ,該ノックアウト部を除去することにより本体の一部を穿設状態にせしめるノックアウト構造において,
ノックアウト部の除去作業性が良く,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能なノックアウト構造を提供することが可能となる。
以下に本件発明の実施の形態に係るノックアウト構造について,図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1から図18は,本発明のノックアウト構造の実施例を示している。図1において,1はノックアウト構造の一実施例を示したものであり,2は該ノックアウト構造を有する本体,3は該本体から除去されるノックアウト部,4は該ノックアウト部を本体に支持する支持部,5はノックアウト部を本体から除去する際に用いる除去補助手段である。なお図2以降において,同一符号を付したものは図1において説明したものと同一のものとする。
本実施例では,本体2,及びノックアウト部3の構成材料は金属(特に鉄材)である場合の例を示している。また,本体2の形状は箱体の構造(図は本体の一部を示している)であり,該ノックアウト部を除去することにより本体2の一部を穿設状態にせしめ,該穿設部分は例えば配線の通路として用いることができるものである。本実施例では,穿設部分の形状は丸孔に設けられた例を示している。
ノックアウト部3の形成は,本体2のノックアウト構造を設ける所定位置において,板厚分程度打ち抜き加工することにより行われる。該打ち抜き加工の際に,一部,支持部4を残して打ち抜くことにより,本体2にノックアウト部3が支持されるように構成される。支持部4の配設位置は,本実施例では,図中の丸孔の直径方向に2箇所設けた例を示している。
除去補助手段5は,ノックアウト部3の周縁部に一部に凹部を設けるようにプレス加工して設けられたものである。該除去補助手段5の配設位置は,前記支持部4が設けられた直径方向とは鉛直な方向に設けられ,前記プレス加工により設けられた凹部により,本体2とノックアウト部3の間には一部隙間が形成されて構成されている。なお,該隙間の大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
次に,除去補助手段5を用いてノックアウト部3を除去する方法について説明を行う。通常,本体からノックアウト部を除去する際には,工具などによりノックアウト部3の略中央部を叩く(ノックする)ことにより支持部4に破断を生じさせ,ノックアウト部3を本体2から除去する。本実施例では,除去補助手段5として設けられた隙間に,工具を差し込んでこじるようにすることで,直径方向に設けられた支持部4を支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
特に,背景技術で説明したように,本体が金属で形成されている場合には,ノックアウト部を除去するために叩く力が大きくなるため,叩く回数が増えるとともに,叩く場所を誤った場合には本体に傷をつけたり凹ませたりする恐れがあるが,本実施例においては,ノックアウト部の除去において叩く必要がなくなるため,本体を傷つける恐れがなくなり,また,支持部を破断させやすいように作用するため,容易にノックアウト部の除去を行うことができる。
次に,図2には,第二の実施例として,除去補助手段5としてノックアウト部3に工具差込用の丸孔5aを設けて構成した図を示している。該丸孔5aの大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
ノックアウト部3を除去する際には,この丸孔5aに,工具を差し込んでこじるようにすることで,直径方向に設けられた支持部4を支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
次に,図3には,第三の実施例として,除去補助手段5としてノックアウト部3に工具差込用の角孔5bを設けて構成した図を示している。該角孔5bの大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
ノックアウト部3を除去する際には,この角孔5bに,工具を差し込んでこじるようにすることで,直径方向に設けられた支持部4を支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
孔の形状は,丸孔5a,角孔5bの他,楕円形状や,ひし形形状など,主主の形状を設けることにより構成してもよい。
次に,図4には第四の実施例として,除去補助手段5として,ノックアウト部3の一部に凹部をプレスにより形成して,本体2と,ノックアウト部3との間に間隙を有するように構成されたものを示している。支持部4を結ぶ直径方向とは鉛直方向に凹部を設けたため,本体との間隙は直径方向に2箇所形成される。
ノックアウト部3を除去する際には,本体の取り付け状態や作業者の作業場所などに応じて,作業を行いやすい側の間隙に工具などを差し込んでこじることにより,直径方向に設けられた支持部4を支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
次に,図5には,第五の実施例として,除去補助手段5として,ノックアウト部3の周縁部の位置に本体2に,一部を凹ませるようプレス加工して形成した,本体とノックアウト部との間の間隙5dを設けた例を示している。
ノックアウト部3を除去する際には,この間隙5dに,工具を差し込んでこじるようにすることで,直径方向に設けられた支持部4を支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
次に,図6には,第六の実施例として,ノックアウト部3を本体2に支持する支持部材4aを二箇所に設けて,第一の支持部材の配置部と,ノックアウト部3を除去することにより得られる孔部の略中央部と,第二の支持部材の配置部とをそれぞれ結ぶ線分の成す角度が180度よりも小さくなる位置に前記支持部材を配置してノックアウト構造を構成した例を示している。
前述した支持部4を直径方向に設ける場合と比較して,本実施例においては,ノックアウト部と本体との支持部が,孔部の略中央部から偏った位置に設けられている。このため,ノックアウト部をノックした(叩いた)場合に,支持部には,支持部を直径方向に設ける場合よりも大きなモーメントが作用することとなり,ノックにより得られる力をより効率よく支持部に加えることができる。したがって,ノックする回数を極力減らすことができ,作業性が良く,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能となる。
次に,図7には,第七の実施例として,第六の実施例の構成に加えて,ノックアウト部3を除去してできる孔部の略中央部からは偏った位置にノックする場所を記して構成したノックアウト構造を示している。このノックする場所の記載位置6(ノック位置6)は,ノックする力が支持部に有効に加わり,なおかつ,ノックの際に本体に傷をつけにくい位置を選んで記載するようにするとよい。
これにより,作業者は,ノックアウト部3を除去する際において,ノック位置6を狙ってノックすることにより,より効率的にノックアウト部3の除去を行うことができる。ノック位置6の記載があることにより,ノック位置6の記載がない場合と比べて作業効率は向上し,ひいては除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能となる。
次に,図8には,第八の実施例として,第六の実施例の構成に加えて,ノックアウト部3に除去補助手段5を設けた例を示している。前述した除去補助手段5と同様に,該除去補助手段5を設けることにより形成された,本体2とノックアウト部3との間隙に工具などを差し込んでこじることにより支持部材の配置部4aには効率的に印加する力のモーメントを加えることができ,除去作業時にノックアウト部を支持する本体を傷つけることが極力少なくでき,なおかつ容易にノックアウト部を除去することが可能となる。なお,除去補助手段5の配設位置は,図8の位置から,孔部の略中央部を中心として180度回転した位置に設けてもよい。
次に,図9には,第九の実施例として,第六の実施例の構成に加えて,除去補助手段としてノックアウト部3に工具差込用の丸孔5aを設けて構成した図を示している。該丸孔5aの大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
ノックアウト部3を除去する際には,この丸孔5aに,工具を差し込んでこじるようにすることで,支持部材の配置部4aを支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。なお,除去補助手段5aの配置位置は,孔部の略中央部から偏った位置に設けて力のモーメントがより効果的に支持部材の配置部4aに印加されるように構成してもよい。
次に,図10には,第十の実施例として,第九の実施例の構成における丸孔形状の除去補助手段5aに代えて,角孔形状の除去補助手段5bを設けて構成した図を示している。該角孔5bの大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
ノックアウト部3を除去する際には,この角孔5bに,工具を差し込んでこじるようにすることで,支持部材の配置部4aを支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。なお,除去補助手段5bの配置位置は,孔部の略中央部から偏った位置に設けて力のモーメントがより効果的に支持部材の配置部4aに印加されるように構成してもよい。
次に,図11には,第十一の実施例として,第六の実施例の構成に加えて,除去補助手段5cとして,ノックアウト部3の一部に凹部をプレスにより形成して,本体2と,ノックアウト部3との間に間隙を有するように構成されたものを示している。直径方向に凹部を設けたため,本体との間隙は直径方向に2箇所形成される。
ノックアウト部3を除去する際には,本体の取り付け状態や作業者の作業場所などに応じて,作業を行いやすい側の間隙に工具などを差し込んでこじることにより,支持部材の配置部4aを支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
次に,図12には,第十二の実施例として,第六の実施例の構成に加えて,除去補助手段として,ノックアウト部3の周縁部の位置に本体2に,一部を凹ませるようプレス加工して形成した,本体とノックアウト部との間の間隙5dを設けた例を示している。
ノックアウト部3を除去する際には,この間隙5dに,工具を差し込んでこじるようにすることで,直径方向に設けられた支持部4を支点としてノックアウト部3が回動し,該回動を行う方向において,工具や手指で正逆に複数回回動させることにより,ノックアウト部を叩かずとも容易に支持部を破断させ,ノックアウト部を本体から除去することができる。
次に,図13には,第十三の実施例として,第七の実施例の構成と,第八の実施例の構成とを組み合わせて,ノックアウト部3を除去してできる孔部の略中央部からは偏った位置にノックする場所を記すとともに,ノックアウト部3に除去補助手段5を設けた例を示している。これにより,作業者はノックアウト部3を除去する際に,除去補助手段5の間隙に工具を差し込んでこじり,ノックアウト部3を回動させて支持部材に応力を印加した後で,ノック場所を狙ってノックアウト部をノックすることにより,より容易にノックアウト部3を除去することができる。
次に,図14には,第十四の実施例として,第七の実施例の構成と,第九の実施例の構成とを組み合わせて,ノックアウト部3を除去してできる孔部の略中央部からは偏った位置にノックする場所を記すとともに,除去補助手段としてノックアウト部3に工具差込用の丸孔5aを設けて構成した図を示している。該丸孔5aの大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
これにより,作業者はノックアウト部3を除去する際に,除去補助手段5としての丸孔5aに工具を差し込んでこじり,ノックアウト部3を回動させて支持部材に応力を印加した後で,ノック場所を狙ってノックアウト部をノックすることにより,より容易にノックアウト部3を除去することができる。なお,除去補助手段5aの配置位置は,孔部の略中央部から偏った位置に設けて力のモーメントがより効果的に支持部材の配置部4aに印加されるように構成してもよい。
次に,図15には,第十五の実施例として,第七の実施例の構成と,第十の実施例の構成とを組み合わせて,ノックアウト部3を除去してできる孔部の略中央部からは偏った位置にノックする場所を記すとともに,除去補助手段としてノックアウト部3に工具差込用の角孔5bを設けて構成した図を示している。該角孔5bの大きさは,ノックアウト部3を除去する際に工具が差し込める程度に設けられている。
これにより,作業者はノックアウト部3を除去する際に,除去補助手段5としての角孔5bに工具を差し込んでこじり,ノックアウト部3を回動させて支持部材に応力を印加した後で,ノック場所を狙ってノックアウト部をノックすることにより,より容易にノックアウト部3を除去することができる。なお,除去補助手段5bの配置位置は,孔部の略中央部から偏った位置に設けて力のモーメントがより効果的に支持部材の配置部4aに印加されるように構成してもよい。
次に,図16には,第十六の実施例として,第七の実施例の構成と,第十一の実施例の構成を組み合わせて,ノックアウト部3を除去してできる孔部の略中央部からは偏った位置にノックする場所を記すとともに,除去補助手段5cとして,ノックアウト部3の一部に凹部をプレスにより形成して,本体2と,ノックアウト部3との間に間隙を有するように構成されたものを示している。直径方向に凹部を設けたため,本体との間隙は直径方向に2箇所形成される。
ノックアウト部3を除去する際には,作業者は,除去補助手段5cにより設けられた本体2とノックアウト部3との間の間隙に工具を差し込んでこじり,ノックアウト部3を回動させて支持部材に応力を印加した後で,ノック場所を狙ってノックアウト部をノックすることにより,より容易にノックアウト部3を除去することができる。
次に,図17には,第十七の実施例として,第七の実施例の構成と,第十一の実施例の構成を組み合わせて,ノックアウト部3を除去してできる孔部の略中央部からは偏った位置にノックする場所を記すとともに,除去補助手段として,ノックアウト部3の周縁部の位置に本体2に,一部を凹ませるようプレス加工して形成した,本体とノックアウト部との間の間隙5dを設けた例を示している。
ノックアウト部3を除去する際には,作業者は,除去補助手段5dにより設けられた本体2とノックアウト部3との間の間隙に工具を差し込んでこじり,ノックアウト部3を回動させて支持部材に応力を印加した後で,ノック場所を狙ってノックアウト部をノックすることにより,より容易にノックアウト部3を除去することができる。
次に,図18,19には,第十八の実施例として,分電用の機器を収納する筐体の本体2aにノックアウト部3aが設けられたノックアウト構造1aを示している。図18は,本体2aの背面側から臨んだ図であり,図19は,本体2aの正面側から臨んだ図である。
本実施例の本体を構成する材料は樹脂材料であり,本体を成型する金型の,ノックアウト構造が設けられる位置に食切り構造を設けてノックアウト部3aを形成している。4bはノックアウト部3aを本体2aに支持させるための支持部であり,ひとつのノックアウト部に対して二つ設けられている。5eは除去補助手段として設けられたノックアウト部3aに形成される凹部であり,図19に示すように,本体2aとノックアウト部3aとの間に間隙が設けられるように構成されている。
ノックアウト部3aを除去する際において,背面側から除去する場合には,除去補助手段である凹部5eに沿って,工具を差し込みこじることにより,容易にノックアウト部3aを除去することができる。また,正面側から除去する場合には,ノックアウト部3aと本体2aとの間の間隙に工具を差し込みこじることにより,容易にノックアウト部3aを除去することができる。
本実施例によれば,本体の一部を穿設状態にせしめるノックアウト作業をより効率的に行うことができるため,本体内部から外部への電線引き出し作業や,本体外部から内部への電線引き込み作業の効率化につながる。
なお,本実施例の本体2aは,分電用の機器を収納する筐体の本体の他,該分電用の機器を収納する筐体の本体の背面に装着してアタッチメントとして用いる枠体として用いるものであってもよい。
なお,本発明は,実施の形態に限定されることなく,発明の用紙を逸脱しない限りにおいて,適宜必要に応じて,改良や設計は自由であり,例えば,第一の実施例から第十七の実施例で示したノックアウト構造を樹脂材料で構成してもよく,また,第十八の実施例で示した分電用の機器を収納する筐体の本体が金属製材料により構成される場合には第一の実施例から第十七の実施例を適用してノックアウト構造を形成するように構成してもよい。
以上説明したように,本発明のノックアウト構造は,本体の一部をより容易に穿設状態にせしめるためのものであるから,実施例で示したような箱型の本体の他,例えば蓋形状の一部を穿設状態にせしめる場合や,ダクト形状の一部を穿設状態にせしめる場合への適用が考えられ,電線挿通の際の作業性の向上のため広く利用できる可能性がある。
本発明の第一の実施形態を示す図である。 本発明の第二の実施形態を示す図である。 本発明の第三の実施形態を示す図である。 本発明の第四の実施形態を示す図である。 本発明の第五の実施形態を示す図である。 本発明の第六の実施形態を示す図である。 本発明の第七の実施形態を示す図である。 本発明の第八の実施形態を示す図である。 本発明の第九の実施形態を示す図である。 本発明の第十の実施形態を示す図である。 本発明の第十一の実施形態を示す図である。 本発明の第十二の実施形態を示す図である。 本発明の第十三の実施形態を示す図である。 本発明の第十四の実施形態を示す図である。 本発明の第十五の実施形態を示す図である。 本発明の第十六の実施形態を示す図である。 本発明の第十七の実施形態を示す図である。 本発明の第十八の実施形態を示す図である。 本発明の第十八の実施形態を示す図である。 背景技術を説明した図。
1 ノックアウト構造
2 本体
3 ノックアウト部
4 支持部
5 除去補助手段
6 ノック位置


Claims (2)

  1. 本体にノックアウト部が一部支持されるように設けられ,該ノックアウト部を除去することにより本体の一部を丸孔形状に穿設状態にせしめるノックアウト構造において,
    ノックアウト部を本体に支持する支持部材は2箇所に設けられ,
    第一の支持部材の配置部と,該ノックアウト部を除去することにより得られる孔部の略中央部と,第二の支持部材の配置部とをそれぞれ結ぶ線分の成す角度が180度よりも小さくなる位置に前記支持部材の配置部が設けられるとともに,
    前記略中央部からは,互いの配置部から遠ざかる方向に偏った位置に,
    ノックアウト部をノックする場所を記したことを特徴とするノックアウト構造。
  2. 前記ノックアウト部の略中央部に,更に,
    工具差込用の孔を設けて構成されたことを特徴とする請求項記載のノックアウト構造。

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