JP2515582B2 - ノックアウトの構造 - Google Patents
ノックアウトの構造Info
- Publication number
- JP2515582B2 JP2515582B2 JP63291757A JP29175788A JP2515582B2 JP 2515582 B2 JP2515582 B2 JP 2515582B2 JP 63291757 A JP63291757 A JP 63291757A JP 29175788 A JP29175788 A JP 29175788A JP 2515582 B2 JP2515582 B2 JP 2515582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- punching
- knockout
- punched
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、必要に応じて打抜き、開口部を形成する
ようにしたノックアウトの構造に関するものである。
ようにしたノックアウトの構造に関するものである。
従来、この種のノックアウトの構造は、母材に一部が
接続されるように非連続環状のスリットを設け、このス
リットの内部を平板状の打抜部とし、必要に応じて打抜
部をハンマー等で叩いて母材から分離させ開口部を形成
し、配管、配線をするようになっていた(実公昭59−34
841号公報参照)。
接続されるように非連続環状のスリットを設け、このス
リットの内部を平板状の打抜部とし、必要に応じて打抜
部をハンマー等で叩いて母材から分離させ開口部を形成
し、配管、配線をするようになっていた(実公昭59−34
841号公報参照)。
上記のように構成された従来のノックアウトの構造で
は、ハンマー等で叩いて打抜部を母材から分離している
ため、叩く力が大きすぎると母材が変形し、叩く力を小
さくするために打抜部と母材との接続部分を弱くする
と、搬送時あるいは工事中の振動等によって打抜部が母
材から分離してしまい不必要な部所に開口部が形成され
てしまうという課題があった。
は、ハンマー等で叩いて打抜部を母材から分離している
ため、叩く力が大きすぎると母材が変形し、叩く力を小
さくするために打抜部と母材との接続部分を弱くする
と、搬送時あるいは工事中の振動等によって打抜部が母
材から分離してしまい不必要な部所に開口部が形成され
てしまうという課題があった。
この発明は係る課題を解決するためになされたもの
で、打抜部の母材からの分離が容易で、しかも打抜部が
母材から不用意に分離することのないノックアウトの構
造を得ることを目的とするものである。
で、打抜部の母材からの分離が容易で、しかも打抜部が
母材から不用意に分離することのないノックアウトの構
造を得ることを目的とするものである。
このためにこの発明では、母材を突出させることによ
り形成された打抜部と、母材と打抜部とを接続する接続
部と、この接続部が残るように母材と打抜部との間に形
成されたスリットとを備えたノックアウトの構造におい
て、スリットに対応する打抜部の端には、打抜部が母材
より突出する方向と同じ方向へさらに突出する突出部を
前記接続部からほぼ同様の距離をもって配置し且つ互い
に対向するように形成したことを特徴とするものであ
る。
り形成された打抜部と、母材と打抜部とを接続する接続
部と、この接続部が残るように母材と打抜部との間に形
成されたスリットとを備えたノックアウトの構造におい
て、スリットに対応する打抜部の端には、打抜部が母材
より突出する方向と同じ方向へさらに突出する突出部を
前記接続部からほぼ同様の距離をもって配置し且つ互い
に対向するように形成したことを特徴とするものであ
る。
この発明では、母材から突出する打抜部の端が他の部
分よりも最も突出しているだけでなく、両端は互いに対
向するように配置されているため、端部と母材面との離
間距離を他の打抜部と母材面との離間距離よりも大きく
でき、小型のノックアウトの場合にはペンチ等の工具で
母材面との離間距離の大きい端部を容易に保持して取り
去ることが可能となる。そのため接続部を強めに形成し
ておくことが可能となり、これにより、不用意に打抜部
が母材から分離するのを防止する。
分よりも最も突出しているだけでなく、両端は互いに対
向するように配置されているため、端部と母材面との離
間距離を他の打抜部と母材面との離間距離よりも大きく
でき、小型のノックアウトの場合にはペンチ等の工具で
母材面との離間距離の大きい端部を容易に保持して取り
去ることが可能となる。そのため接続部を強めに形成し
ておくことが可能となり、これにより、不用意に打抜部
が母材から分離するのを防止する。
第1図に示す(イ)(ロ)(ハ)はこの発明の一実施
例を示す正面図とロ−ロに沿った断面図およびハ−ハに
沿った断面図、第2図(イ)(ロ)はこの発明のノック
アウトの加工金型を示す正面断面図および側面断面図で
あり、図において(1)は平板状の鋼板から成る母材、
(2)はこの母材に接続部(3)を上下2ケ所残して非
連続環状に設けられたスリット、(4)はこのスリット
の内部に形成された打抜部で、上記スリット(2)側端
部には母材(1)面より突出する突出部(5)が形成さ
れている。(6)はダイ、(7)はストリッパー、
(8)はストリッパー用バネ、(9)はパンチプレー
ト、(10)はこのパンチプレートに設けられたスリット
(2)と接続部(3)を形成するパンチである。
例を示す正面図とロ−ロに沿った断面図およびハ−ハに
沿った断面図、第2図(イ)(ロ)はこの発明のノック
アウトの加工金型を示す正面断面図および側面断面図で
あり、図において(1)は平板状の鋼板から成る母材、
(2)はこの母材に接続部(3)を上下2ケ所残して非
連続環状に設けられたスリット、(4)はこのスリット
の内部に形成された打抜部で、上記スリット(2)側端
部には母材(1)面より突出する突出部(5)が形成さ
れている。(6)はダイ、(7)はストリッパー、
(8)はストリッパー用バネ、(9)はパンチプレー
ト、(10)はこのパンチプレートに設けられたスリット
(2)と接続部(3)を形成するパンチである。
上記のように構成されたノックアウトは、第2図に示
すようにダイ(6)上に母材(1)を載置し上部からパ
ンチ(10)で押圧し、一工程で第1図のように加工され
る。このノックアウトで開口部を形成する必要がある場
合には、打抜部(4)の両端の突出部にペンチ(11)を
係合させ、第3図のようにU字状に潰して左右にひねり
母材(1)から打抜部(4)を分離させることで形成す
ることができる。このように打抜部(4)を叩くことな
く母材(1)から分離することができるため、母材
(1)が変形することがなく、また、ペンチ等の工具が
利用できるため、接続部を強くしても母材(1)から打
抜部(4)を容易に分離することができる。なお、打抜
部(4)の形状は第4図(イ)(ロ)(ハ)に示すよう
に接続部(3)を結ぶ線を中心に「く」字状に形成し、
両端を母材(1)面から突出するようにしても同様の効
果が期待できる。
すようにダイ(6)上に母材(1)を載置し上部からパ
ンチ(10)で押圧し、一工程で第1図のように加工され
る。このノックアウトで開口部を形成する必要がある場
合には、打抜部(4)の両端の突出部にペンチ(11)を
係合させ、第3図のようにU字状に潰して左右にひねり
母材(1)から打抜部(4)を分離させることで形成す
ることができる。このように打抜部(4)を叩くことな
く母材(1)から分離することができるため、母材
(1)が変形することがなく、また、ペンチ等の工具が
利用できるため、接続部を強くしても母材(1)から打
抜部(4)を容易に分離することができる。なお、打抜
部(4)の形状は第4図(イ)(ロ)(ハ)に示すよう
に接続部(3)を結ぶ線を中心に「く」字状に形成し、
両端を母材(1)面から突出するようにしても同様の効
果が期待できる。
この発明は以上説明したとおり、打抜部の端と母材と
の離間距離を他の打抜部と母材との離間距離よりも大き
くでき、しかも互いに対向するように配置した打抜部の
端はペンチ等で把持し易いため、打抜部の取り外しが容
易となり、接続部を強めに形成して打抜部の不用意な外
れを防止できる効果を有する。
の離間距離を他の打抜部と母材との離間距離よりも大き
くでき、しかも互いに対向するように配置した打抜部の
端はペンチ等で把持し易いため、打抜部の取り外しが容
易となり、接続部を強めに形成して打抜部の不用意な外
れを防止できる効果を有する。
第1図(イ)(ロ)(ハ)はこの発明の一実施例を示す
正面図とロ−ロに沿った断面図およびハ−ハに沿った断
面図、第2図(イ)(ロ)はこの発明のノックアウトの
加工金型を示す正面断面図および側面断面図、第3図は
この発明における打抜部の分離を示す断面図、第4図
(イ)(ロ)(ハ)はこの発明の他の実施例を示す正面
図とロ−ロに沿った断面図およびハ−ハに沿った断面図
である。 なお、図中(1)は母材、(2)はスリット、(3)は
接続部、(4)は打抜部、(5)は突出部である。
正面図とロ−ロに沿った断面図およびハ−ハに沿った断
面図、第2図(イ)(ロ)はこの発明のノックアウトの
加工金型を示す正面断面図および側面断面図、第3図は
この発明における打抜部の分離を示す断面図、第4図
(イ)(ロ)(ハ)はこの発明の他の実施例を示す正面
図とロ−ロに沿った断面図およびハ−ハに沿った断面図
である。 なお、図中(1)は母材、(2)はスリット、(3)は
接続部、(4)は打抜部、(5)は突出部である。
フロントページの続き (72)発明者 松沢 久行 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社中津川製作所内 (72)発明者 土屋 利光 岐阜県中津川市手賀野字下巾3―40 三 菱電機エンジニアリング株式会社名古屋 屋事業所中津川支所内 (56)参考文献 特開 昭59−206122(JP,A) 実開 昭59−44622(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】母材を突出させることにより形成された打
抜部と、母材と打抜部とを接続する接続部と、この接続
部が残るように母材と打抜部との間に形成されたスリッ
トとを備えたノックアウトの構造において、スリットに
対応する打抜部の端には、打抜部が母材より突出する方
向と同じ方向へさらに突出する突出部を前記接続部から
ほぼ同様の距離をもって配置し且つ互いに対向するよう
に形成したことを特徴とするノックアウトの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63291757A JP2515582B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | ノックアウトの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63291757A JP2515582B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | ノックアウトの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02137622A JPH02137622A (ja) | 1990-05-25 |
JP2515582B2 true JP2515582B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=17773027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63291757A Expired - Lifetime JP2515582B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | ノックアウトの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515582B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2693080B2 (ja) * | 1992-03-25 | 1997-12-17 | 株式会社アマダメトレックス | ノックアウト部の成形加工方法 |
JP4928121B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2012-05-09 | テンパール工業株式会社 | ノックアウト構造 |
JP5980033B2 (ja) * | 2012-07-30 | 2016-08-31 | 新コスモス電機株式会社 | 電気機器の筺体構造 |
JP6473344B2 (ja) * | 2015-02-26 | 2019-02-20 | 株式会社関電工 | ノックアウト検査装置及びノックアウト検査方法 |
JP6017662B2 (ja) * | 2015-11-26 | 2016-11-02 | 新コスモス電機株式会社 | 電気機器の筺体構造 |
JP6121509B2 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-04-26 | 新コスモス電機株式会社 | 電気機器の筺体構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5139283U (ja) * | 1974-09-18 | 1976-03-24 | ||
JPS5944622U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-24 | 東芝ライテック株式会社 | ノツクアウト構造 |
JPS59206122A (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-21 | Hitachi Ltd | 配管・配線工事用ノツクアウト穴構造 |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP63291757A patent/JP2515582B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02137622A (ja) | 1990-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430 Year of fee payment: 12 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 13 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 13 |