JP4926140B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
一方、調理庫内で加熱調理等を行う加熱調理器の場合、調理庫内の汚れはユーザが気付きにくいため、これを検出するための技術が別途必要である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。
本実施の形態1に係る加熱調理器100は、調理庫110、赤外線温度センサ121、演算部130、記憶部140、報知部150を備える。
赤外線温度センサ121は、調理庫110の外部に配置され、調理庫110の外壁面から放射される赤外線を検出することで調理庫110の壁面温度を検出し、その検出結果を演算部130に出力する。
記憶部140は、加熱調理器100の出荷時点において、加熱調理時に調理庫110の外壁から放射される赤外線の検出値を温度に換算した温度対応情報を格納している。温度対応情報については、後述の図2で改めて説明する。
次に、汚れ200の程度を検出する原理と動作について説明する。
そこで、調理庫110内のヒータの加熱レベルと壁面温度の関係に着目し、加熱レベルに対して壁面温度が過度に上昇していれば、汚れ200が調理庫110の壁面に堆積しているものと判定する。
壁面温度がどの程度上昇していればどの程度の汚れ200が堆積しているとみなすかについては、記憶部140に格納する後述の温度基準値情報を用いて判定する。
温度対応情報は、3列のテーブル形式で格納されており、「加熱レベル」列、「温度基準値」列、「汚れレベル」列を有する。
温度対応情報は、必ずしもテーブル形式で構成する必要はなく、同様の情報を表す任意の形式で構成することができる。
「温度基準値」列には、「加熱レベル」列の数値毎に、汚れ200の程度を調理庫110の壁面温度に基づき判定するための基準値が格納される。
「汚れレベル」列には、「加熱レベル」列の数値と「温度基準値」列の基準値に基づき定められる汚れレベルを表す数値が格納される。
例えば、ヒータの加熱レベルが1のとき、赤外線温度センサ121の検出結果が温度基準値1超かつ温度基準値2以下であれば、調理庫110内の汚れレベルは「中」であることが分かる。
また、「基準値」「温度対応情報」は、図2のデータが相当する。
ここでいう所定時間とは、ヒータの加熱動作が開始してから調理庫110の壁面温度が十分に上昇するまでに要する程度の時間である。
(4)演算部130は、汚れ200の程度を報知するよう、報知部150に指示する。
(5)報知部150は、演算部130の指示にしたがって汚れ200の程度を報知する。
報知部150が行う報知は、汚れ200の程度に応じて内容を変更してもよいし、一律に同じ報知内容としてもよい。
本発明の実施の形態2では、赤外線温度センサ121が検出する温度の上昇曲線に基づき汚れ200の程度を判定する手法を説明する。なお、本実施の形態2に係る加熱調理器100の構成は、実施の形態1で説明したものと概ね同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図3(a)は加熱調理器100の出荷時の温度上昇曲線、図3(b)は汚れ200が堆積しているときの温度上昇曲線である。
そのため、汚れ200が堆積していると、調理庫110の壁面温度が加熱レベルに応じて設定される温度に達するまで、より多くの時間を要することになる。
なお、汚れ200が熱を吸収することにより、温度上昇幅が工場出荷時よりも大きくなることについては、実施の形態1と同様である。
時間対応情報は、3列のテーブル形式で格納されており、「加熱レベル」列、「時間基準値」列、「汚れレベル」列を有する。
時間対応情報は、必ずしもテーブル形式で構成する必要はなく、同様の情報を表す任意の形式で構成することができる。
例えば、ヒータの加熱レベルが1のとき、赤外線温度センサ121の検出結果が加熱レベル1の設定温度に達するまでに要した時間が、時間基準値1超かつ時間基準値2以下であれば、調理庫110内の汚れレベルは「中」であることが分かる。
(2)演算部130は、ヒータの加熱動作が開始した後、例えば所定時間間隔で赤外線温度センサ121の検出結果を取得する。また、記憶部140が格納している図4のデータを参照し、ヒータの加熱レベルに対応した各列の値を取得しておく。
(4)演算部130は、汚れ200の程度を報知するよう、報知部150に指示する。
(5)報知部150は、演算部130の指示にしたがって汚れ200の程度を報知する。
実施の形態1〜2で説明した手法は、それぞれを組み合わせて用いることもできる。
例えば、記憶部140に、図2と図4のデータを双方格納しておき、温度基準値と時間基準値の双方を用いて汚れ200の程度を判定した上で、両者の平均をとって最終的に汚れ200の程度を決定する、といった手法が考えられる。
図5は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。
本実施の形態4に係る加熱調理器100は、調理庫110、電流センサ122、演算部130、記憶部140、報知部150、電流端子160を備える。
演算部130は、電流センサ122の検出結果と、記憶部140が格納している後述の電流対応情報とに基づき、調理庫110内の汚れ200の程度を判定する。
電流端子160は、調理庫110の壁面の所定領域を挟んで2つ対向配置され、一方の端子からその所定領域を介してもう一方の端子へ電流を流す。
次に、汚れ200の程度を検出する原理と動作について説明する。
そこで、電流端子160間に流れる電流値に着目し、端子間の電流が加熱調理器100の工場出荷時点よりも増加したときは、汚れ200が調理庫110の壁面に堆積しているものと判定する。
端子間の電流値がどの程度上昇していればどの程度の汚れ200が堆積しているとみなすかについては、記憶部140に格納する後述の電流対応情報を用いて判定する。
電流対応情報は、2列のテーブル形式で格納されており、「電流基準値」列、「汚れレベル」列を有する。
「汚れレベル」列には、「電流基準値」列の基準値に基づき定められる汚れレベルを表す数値が格納される。
電流対応情報は、必ずしもテーブル形式で構成する必要はなく、同様の情報を表す任意の形式で構成することができる。
例えば、電流センサ122の検出結果が電流基準値1超かつ電流基準値2以下であれば、調理庫110内の汚れレベルは「中」であることが分かる。
また、「通電手段」は、電流端子160が相当する。
また、「基準値」「電流対応情報」は、図6のデータが相当する。
(2)演算部130は、調理庫110の壁面を介して電流端子160間で電流を流す。
(3)演算部130は、電流センサ122の検出結果を取得する。また、記憶部140が格納している図6のデータを参照し、検出結果に対応した各列の値を取得する。
(5)演算部130は、汚れ200の程度を報知するよう、報知部150に指示する。
(6)報知部150は、演算部130の指示にしたがって汚れ200の程度を報知する。
報知部150が行う報知は、汚れ200の程度に応じて内容を変更してもよいし、一律に同じ報知内容としてもよい。
本発明の実施の形態5では、電流センサ122が検出する電流の上昇曲線に基づき汚れ200の程度を判定する手法を説明する。なお、本実施の形態5に係る加熱調理器100の構成は、実施の形態4で説明したものと概ね同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図7(a)は加熱調理器100の出荷時の電流上昇曲線、図7(b)は汚れ200が堆積しているときの電流上昇曲線である。
なお、汚れ200が堆積することで電流端子160間の合成抵抗が低下し、電流上昇幅が工場出荷時よりも大きくなることについては、実施の形態4と同様である。
時間対応情報は、2列のテーブル形式で格納されており、「時間基準値」列、「汚れレベル」列を有する。
時間対応情報は、必ずしもテーブル形式で構成する必要はなく、同様の情報を表す任意の形式で構成することができる。
例えば、電流センサ122の検出結果が設定電流に達するまでに要した時間が、時間基準値1超かつ時間基準値2以下であれば、調理庫110内の汚れレベルは「中」であることが分かる。
(2)演算部130は、電流端子160が電流出力を開始した後、例えば所定時間間隔で電流センサ122の検出結果を取得する。また、記憶部140が格納している図8のデータを参照し、ヒータの加熱レベルに対応した各列の値を取得しておく。
(4)演算部130は、汚れ200の程度を報知するよう、報知部150に指示する。
(5)報知部150は、演算部130の指示にしたがって汚れ200の程度を報知する。
実施の形態4〜5で説明した手法は、それぞれを組み合わせて用いることもできる。
例えば、記憶部140に、図6と図8のデータを双方格納しておき、電流基準値と時間基準値の双方を用いて汚れ200の程度を判定した上で、両者の平均をとって最終的に汚れ200の程度を決定する、といった手法が考えられる。
例えば、上記と同様に各手法で判定した汚れレベルの平均を用いることもできるし、加熱調理時には実施の形態1〜3で説明した手法、それ以外では実施の形態4〜6で説明した手法を用いて汚れレベルを判定する、といった組み合わせも考えられる。
図9は、本発明の実施の形態7に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。
本実施の形態7に係る加熱調理器100は、調理庫110、温度センサ123、演算部130、記憶部140、報知部150、検出用ヒータ170、断熱材180を備える。
温度センサ123は、調理庫110の壁面に配置され、検出用ヒータ170が加熱動作を行っているときの周辺温度を検出し、検出結果を演算部130に出力する。
記憶部140は、加熱調理器100の出荷時点において、検出用ヒータ170が加熱動作を行う前後に係る温度センサ123の検出差分値を表す差分対応情報を格納している。差分対応情報については、後述の図10で改めて説明する。
断熱材180は、調理庫110の壁面の所定領域を形成し、検出用ヒータ170が発する熱の伝搬を妨げて、熱が温度センサ123の周辺に伝わりにくくする。この理由については後述する。
次に、汚れ200の程度を検出する原理と動作について説明する。
これにより、汚れ200の堆積にともなって、温度センサ123の検出値が変化することになる。
そこで、検出用ヒータ170が加熱動作を行う前後に係る温度センサ123の検出差分値に着目し、差分値が加熱調理器100の工場出荷時よりも上昇したときは、汚れ200が調理庫110の壁面に堆積しているものと判定する。
検出差分値がどの程度上昇していればどの程度の汚れ200が堆積しているとみなすかについては、記憶部140に格納する後述の差分対応情報を用いて判定する。
差分対応情報は、2列のテーブル形式で格納されており、「差分値」列、「汚れレベル」列を有する。
「汚れレベル」列には、「差分値」列の値に基づき定められる汚れレベルを表す数値が格納される。
差分対応情報は、必ずしもテーブル形式で構成する必要はなく、同様の情報を表す任意の形式で構成することができる。
例えば、検出用ヒータ170の加熱動作の開始前後に係る温度センサ123の検出結果の差分(上昇幅)が、差分値1超かつ差分値2以下であれば、調理庫110内の汚れレベルは「中」であることが分かる。
また、「第2加熱手段」は、検出用ヒータ170が相当する。
また、「差分対応情報」は、図10のデータが相当する。
(2)演算部130は、検出用ヒータ170を駆動して加熱動作を開始する。また、その時点での温度センサ123の検出結果を取得しておく。
(3)演算部130は、検出用ヒータ170の加熱動作が開始してから所定時間経過後、温度センサ123の検出結果を取得する。また、記憶部140が格納している図10のデータを参照し、検出用ヒータ170が加熱動作を行う前後に係る差分に対応した各列の値を取得する。
(5)演算部130は、汚れ200の程度を報知するよう、報知部150に指示する。
(6)報知部150は、演算部130の指示にしたがって汚れ200の程度を報知する。
報知部150が行う報知は、汚れ200の程度に応じて内容を変更してもよいし、一律に同じ報知内容としてもよい。
本発明の実施の形態8では、温度センサ123が検出する温度の変動パターンに基づき汚れ200の程度を判定する手法を説明する。なお、本実施の形態8に係る加熱調理器100の構成は、実施の形態7で説明したものと概ね同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図11(a)は加熱調理器100の出荷時の温度上昇曲線、図11(b)は汚れ200が堆積しているときの温度上昇曲線である。また、図11(c)は、汚れ200が堆積しており、かつ調理庫110で加熱調理を行っているときの温度上昇曲線である。
温度センサ123の検出結果が上昇し始めた時点では、その温度上昇が検出用ヒータ170に起因するのか、それとも加熱調理に起因するのかが判別しにくい。
しかし、検出用ヒータ170をパルス駆動している場合、温度センサ123の検出結果もパルス的に変動する。演算部130は、この変動パターンを認識することにより、検出用ヒータ170が発する熱に起因する温度上昇の有無を識別することができるのである。
(2)演算部130は、検出用ヒータ170を図11で示すようにパルス駆動して加熱動作を開始する。
(3)演算部130は、温度センサ123の検出結果に基づき、上述のパルス変動パターンを認識する。また、パルスの山部と谷部の温度差を求める。
(5)演算部130は、汚れ200の程度を報知するよう、報知部150に指示する。
(6)報知部150は、演算部130の指示にしたがって汚れ200の程度を報知する。
これにより、調理庫110内で加熱調理を行っている際でも、温度センサ123の検出値に基づき汚れ200の程度を判定することができる。
実施の形態1〜3で説明した手法、実施の形態4〜6で説明した手法、および実施の形態7〜8で説明した手法を、適宜組み合わせて用いることもできる。
例えば、各手法で判定した汚れレベルの平均を最終的な汚れレベルとして用いることもできるし、加熱調理時には実施の形態1〜3または実施の形態7〜8で説明した手法、それ以外では実施の形態4〜6で説明した手法を用いて汚れレベルを判定する、といった組み合わせも考えられる。
以上の実施の形態1〜9では、ヒータを備える加熱調理器について説明したが、その他の種類の加熱調理器についても、同様の構成と手法を用いて、汚れ200の程度を判定することができる。
Claims (8)
- 被加熱物を収納する調理庫と、
前記調理庫内に収納された被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記調理庫の壁面温度を検出するセンサと、
少なくとも、前記加熱手段の火力を示す複数の加熱レベル毎に設定され、前記調理庫の壁面の汚れ具合を前記壁面温度に基づいて判定させるための温度基準値が格納された記憶部と、
加熱時における前記加熱手段の加熱レベルから該加熱レベルに対応づけられた温度基準値を選択し、前記センサにより検出された壁面温度と選択した温度基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を判定する演算部と、
前記演算部の判定結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を報知する報知部と
を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 前記温度基準値は、前記加熱レベル毎にそれぞれ複数設定されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 被加熱物を収納する調理庫と、
前記調理庫内に収納された被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記調理庫の壁面温度を検出するセンサと、
少なくとも、前記加熱手段の火力を示す複数の加熱レベル、及び加熱レベル毎にそれぞれ複数設定され、前記調理庫の壁面の汚れ具合を前記壁面温度に基づいて判定させるための温度基準値が格納された記憶部と、
加熱時における前記加熱手段の加熱レベルから該加熱レベルに対応づけられた複数の温度基準値を選択し、前記センサにより検出された壁面温度と選択した複数の温度基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を判定する演算部と、
前記演算部の判定結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を報知する報知部と
を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 被加熱物を収納する調理庫と、
前記調理庫内に収納された被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記調理庫の壁面温度を検出するセンサと、
少なくとも、前記加熱手段の火力を示す複数の加熱レベル、及び加熱レベル毎にそれぞれ複数設定され、前記調理庫の壁面の汚れ具合を前記壁面温度が所定温度に達するのに要する時間に基づいて判定させるための時間基準値が格納された記憶部と、
加熱時における前記加熱手段の加熱レベルから該加熱レベルに対応づけられた複数の時間基準値を選択し、前記センサにより検出される壁面温度が加熱開始から所定温度に達するまでの時間を測定し、その時間と選択した複数の時間基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を判定する演算部と、
前記演算部の判定結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を報知する報知部と
を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 被加熱物を収納する調理庫と、
前記調理庫内に収納された被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記調理庫の壁に間隔を有して設置され、その間の壁に電流を流すための電流端子と、
前記壁を介して前記電流端子間に流れる電流を検出する電流センサと、
少なくとも、前記加熱手段の火力を示す複数の加熱レベル、及び加熱レベル毎にそれぞれ複数設定され、前記調理庫の壁面の汚れ具合を前記電流に基づいて判定させるための電流基準値が格納された記憶部と、
加熱時における前記加熱手段の加熱レベルから該加熱レベルに対応づけられた複数の電流基準値を選択し、前記電流センサにより検出された電流と選択した複数の電流基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を判定する演算部と、
前記演算部の判定結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を報知する報知部と
を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 被加熱物を収納する調理庫と、
前記調理庫内に収納された被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記調理庫の壁に間隔を有して設置され、その間の壁に電流を流すための電流端子と、
前記壁を介して前記電流端子間に流れる電流を検出する電流センサと、
少なくとも、前記加熱手段の火力を示す複数の加熱レベル、及び加熱レベル毎にそれぞれ複数設定され、前記調理庫の壁面の汚れ具合を前記電流が所定電流に達するのに要する時間に基づいて判定させるための時間基準値が格納された記憶部と、
加熱時における前記加熱手段の加熱レベルから該加熱レベルに対応づけられた複数の時間基準値を選択し、前記電流センサにより検出される電流が前記電流端子への通電開始から所定電流に達するまでの時間を測定し、その時間と選択した複数の時間基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を判定する演算部と、
前記演算部の判定結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を報知する報知部と
を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 被加熱物を収納する調理庫と、
前記調理庫内に収納された被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記調理庫の壁面の所定領域に設けられ、該壁面の一部として構成された断熱材と、
前記断熱材を加熱する第2加熱手段と、
前記断熱材を介して前記第2加熱手段と対向配置された温度センサと、
少なくとも、前記加熱手段の火力を示す複数の加熱レベル、及び加熱レベル毎にそれぞれ複数設定され、前記調理庫の壁面の汚れ具合を前記第2加熱手段の加熱前及び加熱後に前記温度センサにより検出された温度の差分に基づいて判定させるための差分値が格納された記憶部と、
加熱時における前記加熱手段の加熱レベルから該加熱レベルに対応づけられた複数の差分値を選択し、前記第2加熱手段の加熱前及び加熱後に前記温度センサにより検出された温度をそれぞれ読み込んで差分を算出し、その差分と選択した複数の差分値とを比較し、その比較結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を判定する演算部と、
前記演算部の判定結果に基づいて前記調理庫の壁面の汚れ具合を報知する報知部と
を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 前記演算部は、
前記第2加熱手段を所定周期でパルス状に加熱し、その時に前記センサにより検出された温度の最大値と最小値を読み込んで差分を算出することを特徴とする請求項7記載の加熱調理器。
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