JP4925407B2 - 地盤改良注入材 - Google Patents
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〔請求項1記載の発明〕
水ガラスが配合された主材と、非水溶性のエステル及び水が配合された添加材と、が混合された地盤改良注入材であって、
前記主材は、シリカ濃度が18(質量/容量)%以上となるように混合され、
前記添加材は、界面活性剤が配合されてミセル化されており、かつ前記水ガラス中アルカリ分のエステル分解生成酸による中和率が40%以上となるように混合されており、
前記非水溶性のエステルが、水に対する溶解度10(質量/容量)%以下のモノカルボン酸多価アルコールエステルである、ことを特徴とする地盤改良注入材。
〔配合〕
本形態の地盤改良注入材は、溶液系であり、従来の地盤改良注入材と同様に、水ガラスが配合された主材と、非水溶性のエステル及び水が配合された添加材と、が混合されてなる。
本形態の地盤改良注入材において使用することができる水ガラスは、その種類が特に限定されない。例えば、JIS1408規定の珪酸ソーダ(XNa2O・YSiO2)相当品、すなわち、JIS1号、2号、3号水ガラスや、珪素を溶解してモル比(SiO2/Na2O)4程度の高モル比とした水ガラスなどを使用することができる。これらのうち、例えば、JIS3号水ガラスは、SiO2(28〜30質量%)、Na2O(9〜10質量%)及び水(残部)からなるものであり、モル比(SiO2/Na2O)が2.8〜3.33とされる。
本形態の地盤改良注入材において使用することができる非水溶性のエステルは、その種類が特に限定されない。例えば、リン酸エステル、スルホン酸エステル、カルボン酸エステル、硫酸エステル、等を例示することができる。
本形態の地盤改良注入材において使用することができる界面活性剤は、その種類が特に限定されない。例えば、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、アルキル燐酸エステル塩等の燐酸エステル塩系等のアニオン界面活性剤、第4級アンモニウム塩、アミン塩、アミン等のカチオン界面活性剤、カルボキシ、スルホネート又はサルフェートを含有する第2級又は第3級アミンの脂肪族誘導体、複素環式第2級又は第3級アミンの脂肪族誘導体等の両性イオン界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレート等の多価アルコールモノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等のノニオン界面活性剤(非イオン系界面活性剤)を、例示することができる。
本形態の地盤改良注入材において、主材と添加材との混合方法としては、例えば、主材と添加材とを注入管の入口付近で衝突させて混合する1.5ショット方式、主材と添加材とを二重管等からなる注入管によって別々に搬送し、注入管の先端部で衝突させて混合する2ショット方式等を例示することができる。なお、この他に、主材と添加材とをあらかじめ混合し、この混合液を注入管で注入する1ショット方式もあるが、本注入材は、10分程度で固結する性質を有するため、1.5ショット方式、あるいは2ショット方式によるのが好ましい。
水ガラスからなる主材と、非水溶性のエステル、界面活性剤及び水からなる添加材と、を混合して得た混合液について、各成分の配合割合を変化させて、サンドゲル一軸強度(MN/m2、材令1日、豊浦砂を使用。)及びホモゲルタイム(分)を調べた。結果を、表1に示した。なお、水ガラスとしては、SiO2:24.0質量%、 Na2O:6.3質量%、比重1.28の特殊水ガラスを使用した。また、非水溶性のエステルとしては、比重1.156、平均分子量218のトリアセチンを使用した。さらに、界面活性剤としては、非イオン系界面活性剤であるポリオキシアルキレンアルキルエーテルを使用した。
これに対し、シリカ濃度が20.5(質量/容量)%となるように混合した場合でも、添加材に界面活性剤を配合しなかった場合(試験例4)は、耐久性もなかった。
シリカ濃度が20(質量/容量)%以上となるように混合した場合でも、中和率が28%となるようにした場合(試験例5)又は24%となるようにした場合(試験例9)は、耐久性がなかった。
これに対し、中和率が40%となるようにした場合(試験例6)及び46%となるようにした場合(試験例7)は、耐久性があった。
Claims (1)
- 水ガラスが配合された主材と、非水溶性のエステル及び水が配合された添加材と、が混合された地盤改良注入材であって、
前記主材は、シリカ濃度が18(質量/容量)%以上となるように混合され、
前記添加材は、界面活性剤が配合されてミセル化されており、かつ前記水ガラス中アルカリ分のエステル分解生成酸による中和率が40%以上となるように混合されており、
前記非水溶性のエステルが、水に対する溶解度10(質量/容量)%以下のモノカルボン酸多価アルコールエステルである、ことを特徴とする地盤改良注入材。
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JP2005310242A JP4925407B2 (ja) | 2004-11-04 | 2005-10-25 | 地盤改良注入材 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2004320535 | 2004-11-04 | ||
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JP2006152262A JP2006152262A (ja) | 2006-06-15 |
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JP2005310242A Active JP4925407B2 (ja) | 2004-11-04 | 2005-10-25 | 地盤改良注入材 |
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- 2005-10-25 JP JP2005310242A patent/JP4925407B2/ja active Active
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