JP4923473B2 - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

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本発明は、アクティブマトリクス型の表示装置に関する。より詳しくは、そのフィールド反転駆動方式に関する。
従来のアクティブマトリクス型表示装置の一例を図10に示す。表示装置1は、映像信号を入力する複数の入力線2と、この映像信号により画像を表示する画素アレイ部3と、この画素アレイ部3を駆動する垂直走査駆動回路41,42および水平走査駆動回路5と、プリチャージ回路6とを備えている。画素アレイ部3は、行状の選択線31と列状の信号線32と、両者が交差する部分にそれぞれ配された画素33とを有する。垂直走査駆動回路41,42は、一フィールドで行状の選択線31を順次走査して行単位で画素33を選択する。複数の入力線2は互いに平行に配されており、同極性の映像信号または奇数番目と偶数番目とで極性が異なる映像信号を平行して入力する。水平走査駆動回路5は、列状の信号線32を走査して入力線2から入力された映像信号を選択された行の画素33に書き込み、以って画素アレイ部3に画像を表示する。その際水平走査駆動回路5は、複数の入力線2から平行に入力された映像信号を一回のタイミングで同時に複数の信号線32にサンプリングする。これにより水平走査駆動回路5は一回の走査タイミングで複数画素同時に映像信号を書き込むことができる。この駆動方式を本明細書では相展開と呼ぶ。図10の例では、入力線2は6本あり、相展開数は6画素となっている。最後にプリチャージ回路6は、画素アレイ部3に映像信号を書き込む前に、予め信号線32を充電しておく。この予備的な充電をプリチャージと呼んでいる。プリチャージは水平走査駆動回路5の書き込み負荷を軽減し画像のユニフォーミティを改善するものである。なお、図10に示したようなアクティブマトリクス型の表示装置は、例えば以下の特許文献1に開示されている。
特開2005‐017528公報
図11は、図10に示した水平走査駆動回路5及び画素アレイ部3の具体例を示すブロック図である。図示するように、画素アレイ部3は行状の選択線31と列状の信号線32と両者の交差部に配された行列状の画素33とで構成されている。図示の例では画素33は液晶素子LCとこれを駆動する薄膜トランジスタTFTとで構成されている。TFTのゲートは選択線31に接続し、ソースは信号線32に接続し、ドレインは液晶素子LCの一方の電極に接続している。液晶素子LCの他方の電極は対向電位COMに接続している。
一方水平走査駆動回路5は、多段接続されたシフトレジスタS/Rと、シフトレジスタの各段に対応したCLK抜き回路と、同じくシフトレジスタの各段に対応した波形整形回路PACと、同じくシフトレジスタの各段に対応した水平スイッチHSWとで構成されている。なお各水平スイッチHSWは各信号線32を入力線2に接続するものである。図示を簡略化するため入力線2は一本のみを示してあるが、前述した相展開方式では入力線2が複数本配されている。
かかる構成を有する水平走査駆動回路5の動作であるが、まず開始信号HSTが外部から入力される。HSTのパルスにより水平走査駆動回路5が動作状態となり、HCK/HCKXのクロック信号に同期して、シフトレジスタS/RがHSTのパルスを順次転送することで、各段毎に転送パルスを順次生成する。生成された転送パルスのタイミングに応じてDCK1またはDCK2のサンプリングパルスを抜き取り、これが映像信号を書き込むタイミングとなる。この様にして各CLK抜き回路でDCK1あるいはDCK2から抜き取られたサンプリングパルスは、波形整形回路(バッファ)PACにて波形整形がなされ、十分駆動能力を持ったサンプリングパルスが生成される。サンプリングパルスのタイミングにて水平スイッチHSWが導通し、信号線32と入力線2が接続する。これにより映像信号が信号線32にサンプリングされる。信号線32にサンプリングされた映像信号は、選択された行の画素33に書き込まれる。一般に映像信号は一度の走査タイミングで数画素同時に書き込まれる。
図10及び図11に示したアクティブマトリクス型の表示装置では、一般に1H反転駆動やフィールド反転駆動(1F反転駆動)が採用されている。例えば画素として液晶素子を用いた場合、直流電圧をかけ続けると液晶の特性が劣化するため交流駆動が必須となっている。この中でも1F反転駆動は、一フィールド内において画素を列方向(縦方向)に見た場合、全て同極性になるよう駆動し、次フィールドは極性を反転させることで液晶劣化を防いでいる。1F反転駆動は、縦方向で見た場合、極性が同極性であるため、隣接した画素の間で横電界の影響がなくなる。これによりリバースチルドドレインなどの配向系起因の画質不良がなくなり、ユニフォーミティレベルを高めることができる。但し、1F反転駆動は、正極性及び負極性において同レベルの映像信号電位を書き込んでも、画素電位がリークし、このリーク量が正負極性で非対称となる為、表示画面にフリッカーが現れてしまう課題がある。この為システムとしては倍速で駆動し、フリッカーを視認出来ない様にしている。
近年画素数の増大化が進み、解像度が密になってきている。高解像度になると個々の画素に割り当てられる書き込み時間が短くなる。このため一度のタイミングで書き込む画素数を増やして対応している。換言すると相展開数が増えることになる。一度に書き込む画素数が増えた場合、1F反転駆動では横方向で見た場合、同極性の電位が一斉に書き込まれる為、同極性の映像信号の揺れやノイズがパネル内の寄生容量を通してカップリングを起こし、横ストロークやウインドウ帯と呼ばれる画質不良が発生しやすくなる。この様に1F反転駆動を採用した高解像度のパネルの駆動では、信号線の相展開数が多くなることで、書き込み時に発生する同極性信号電位の揺れが隣接画素に蓄積され、ユニフォーミティのレベルが悪化するという課題があった。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は1F反転駆動方式のアクティブマトリクス型表示装置においてそのユニフォーミティを改善することを目的とする。かかる目的を達成する為に以下の手段を講じた。即ち本発明は、映像信号を入力する複数の入力線と、該映像信号により画像を表示する画素アレイ部と、該画素アレイ部を駆動する垂直走査駆動回路部及び水平走査駆動回路部とを備え、前記画素アレイ部は、行状の選択線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に夫々配された画素とを有し、前記垂直走査駆動回路部は、一フィールドで行状の選択線を順次走査して行単位で画素を選択し、前記複数の入力線は、奇数番目と偶数番目とで極性が異なる映像信号を平行して入力し、前記水平走査駆動回路部は、列状の信号線を走査して該入力線から入力された映像信号を該選択された行の画素に書き込み、以って該画素アレイ部に画像を表示する表示装置において、前記水平走査駆動回路部は、一フィールドで該画素アレイ部を列に沿って少なくとも二分した片半分の画素に正極性の映像信号を書き込む一方、残り半分の画素に負極性の映像信号を書き込み、次のフィールドで、片半分の画素に負極性の映像信号を書き込む一方、残り半分の画素に正極性の映像信号を書き込み、以って、フィールド毎に画素に書き込む映像信号の極性が反転するフィールド反転駆動を行うことを特徴とする。
一態様では、前記水平走査駆動回路部は、第1水平走査駆動回路と第2水平走査駆動回路とに分かれており、前記第1水平走査駆動回路は奇数番目の入力線から入力された一方の極性の映像信号を画素アレイ部に書き込む一方、前記第2水平走査駆動回路は偶数番目の入力線から入力された反対極性の映像信号を画素アレイ部に書き込み、前記複数の入力線は、一行分の画素に映像信号を書き込む一水平期間の前半と後半で、各映像信号の極性が反転する。この場合、前記第1水平走査駆動回路と前記第2水平走査駆動回路は、該画素アレイ部を間にして互いに反対側に配する。或いは、前記第1水平走査駆動回路と前記第2水平走査駆動回路は、該画素アレイ部に対して同じ側に配するようにしても良い。他の態様では、前記水平走査駆動回路部は、該画素アレイ部を列に沿って二分した片半分の画素に映像信号を書き込む一方の水平走査駆動回路と、残り半分の画素に映像信号を書き込む他方の水平走査駆動回路とに分かれている。
又本発明は、映像信号を入力する複数の入力線と、該映像信号により画像を表示する画素アレイ部と、該画素アレイ部を駆動する垂直走査駆動回路部及び水平走査駆動回路部とを備え、前記画素アレイ部は、行状の選択線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に夫々配された画素とを有し、前記垂直走査駆動回路部は、一フィールドで行状の選択線を順次走査して行単位で画素を選択し、前記複数の入力線は、奇数番目と偶数番目とで極性が異なる映像信号を平行して入力し、前記水平走査駆動回路部は、列状の信号線を走査して該入力線から入力された映像信号を該選択された行の画素に書き込み、以って該画素アレイ部に画像を表示する表示装置の駆動方法において、前記水平走査駆動回路部は、一フィールドで該画素アレイ部を列に沿って少なくとも二分した片半分の画素に正極性の映像信号を書き込む一方、残り半分の画素に負極性の映像信号を書き込み、次のフィールドで、片半分の画素に負極性の映像信号を書き込む一方、残り半分の画素に正極性の映像信号を書き込み、以って、フィールド毎に画素に書き込む映像信号の極性が反転するフィールド反転駆動を行うことを特徴とする。
本発明によれば、アクティブマトリクス型の表示装置において、基本的に1F反転駆動を採用している。その際、画素アレイ部を縦方向に分割し、左右で反対極性の映像信号を書き込む様にしている。一フィールド毎に左右分割領域に書き込まれる映像信号の極性を反転することで、1F反転駆動を実現している。一方相展開で入力される映像信号は奇数番目と偶数番目とで極性が反対になっている。通常のドット反転入力と同様であり、互いに隣接する映像信号が逆極性で入力される。この逆極性で入力される複数の映像信号を水平走査駆動回路が左右の分割領域に分配することで1F反転駆動を実現している。本駆動方式では隣接の映像信号が逆極性になる為、その書き込みによる揺れやノイズをキャンセルすることができ、横クロストークやウインドウ帯と呼ばれるユニフォーミティレベルの悪化を抑制することが可能である。近年パネルの高解像度化や多画素化が進みユニフォーミティレベルの悪化が問題となっていたが、本発明の駆動方式によりこれらの課題を解決することが出来た。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明にかかる表示装置の第1実施形態を示す模式的なブロック図である。図示するように本表示装置1は、映像信号を入力する複数の入力線2と映像信号により画像を表示する画素アレイ部3と、この画素アレイ部3を駆動する垂直駆動回路部(41,42)及び水平走査駆動回路部(51,52)とを備えている。画素アレイ部3は、行状の選択線31と、列状の信号線32と、両者が交差する部分にそれぞれ配された画素33とを有する。この画素アレイ部3の具体的な構成例は、例えば図11に示したアクティブマトリクス型の液晶画素アレイを採用することが出来る。但し本発明はこれに限られるものではない。垂直走査駆動回路部(41,42)は、一フィールドで行状の選択線31を順次走査して行単位で画素33を選択する。本実施形態では垂直走査駆動回路部(41,42)は左右一対の垂直走査駆動回路41,42からなり、各選択線31を左右から同時に駆動するようにしている。複数の入力線2は奇数番目と偶数番目とで極性が異なる映像信号を平行して入力する。本実施形態では入力線2の本数が6本であり、いわゆる相展開数が6となっている。但し本発明はこれに限られるものではない。水平走査駆動回路部(51,52)は、列状の信号線32を走査して入力線2から入力された映像信号を選択された行の画素33に書き込み、以って画素アレイ部3に画像を表示する。本実施形態では相展開数が6であり、水平走査駆動回路部(51,52)は一度の走査タイミングで6個の映像信号を同時に6本の信号線にサンプリングする。換言すると、選択された行に含まれる6個の画素に対して一度の走査タイミングで同時に映像信号を書き込む。
本発明の特徴事項として、水平走査駆動回路部(51,52)は、一フィールドで画素アレイ部3を列に沿って少なくとも二分した片半分の画素33に正極性の映像信号を書き込む一方、残り半分の画素33に負極性の映像信号を書き込む。次のフィールドでは片半分の画素に負極性の映像信号を書き込む一方、残り半分の画素に正極性の映像信号を書き込む。この様にして水平走査駆動回路部(51,52)はフィールド毎に画素33に書き込む映像信号の極性が反転するフィールド反転駆動を行う。
本実施形態では水平走査駆動回路部(51,52)は、第1水平走査駆動回路51と第2水平走査駆動回路52とに分かれている。第1水平走査駆動回路51は奇数番目の入力線2から入力された一方の極性の映像信号を画素アレイ部3に書き込む一方、第2水平走査駆動回路52は偶数番目の入力線2から入力された反対極性の映像信号を画素アレイ部3に書き込む。この場合複数の入力線2は、一行分の画素33に映像信号を書き込む一水平期間(1H)の前半と後半で、各映像信号の極性が反転する。本実施形態では第1水平駆動回路51と第2水平駆動回路52は、画素アレイ部3を間にして互いに上下反対側に配されている。
図2は、図1に示した第1実施形態にかかる表示装置の駆動方法の説明に供する模式図である。図2は特に6本の入力線2からそれぞれ入力される映像信号SIG1〜SIG6の極性変化を示している。図2は6相駆動の例であり、一水平期間内において一回の走査タイミングで書き込まれる画素数は6である。6本の入力線から入力される映像信号はSIG1〜SIG6で表されており、±の記号はそれぞれ液晶画素に印加する信号電圧の極性を示している。本発明の駆動方式は隣接の入力線から入力される映像信号が互いに逆極性となっており、通常のドット反転入力と同じである。あるnフィールドにおいて、奇数番目の映像信号SIG1,SIG3,SIG5が+極性であり、偶数番目の映像信号SIG2,SIG4,SIG6が−極性であることを示している。また一水平期間(1H)内において、各映像信号SIGの極性が反転している。即ち1Hの前半と後半でSIGの極性が反転する。図2では1Hの前半を1stで表し後半を2ndで表してある。例えば奇数番目の映像信号SIG1,3,5はnフィールドの1stでは+極性となっているが、2ndになると極性が反転し−極性となる。偶数番目の映像信号SIG2,4,6は奇数番目の映像信号SIG1,3,5と逆の動きとなる。次のn+1フィールドに入ると、各映像信号SIGの極性が完全に逆となるように入力される。
図3は、画素アレイ部3に対する映像信号の書き込み動作を模式的に表している。図示するように画素アレイ部(パネル)3は中央で二分割され、左右それぞれの領域3L,3Rが逆極性となるように映像信号SIGの書き込みが行われる。1F反転駆動であるため縦方向(列方向)で見た場合同極性となり、一フィールド毎に極性を反転させる。図示はnフィールドの場合であり、パネルの左領域3Lに+極性の映像信号が書き込まれる一方、右領域3Rには−極性の映像信号が書き込まれる。次のn+1フィールドでは左領域3Lに−極性の信号が書き込まれ、右領域3Rに+極性の信号が書き込まれる。
画素アレイ部3の上に配された第1水平走査駆動回路51が選択された行の画素を左から右に向かって走査することで、奇数番目の映像信号SIG1,3,5を順次書き込んでいく。その際、画素アレイ部3の左領域3Lと右領域3Rで極性を反転させるため、映像信号SIG1,3,5は1Hの前半1stと後半2ndで極性が反対になる。一方画素アレイ部3の 下側に配された第2水平走査駆動回路52は選択された行の画素を右から左に走査して、偶数番目の映像信号SIG2,4,6を書き込む。その際画素アレイ部3の右領域3Rと左領域3Lで書き込む映像信号の極性を反転させるため、入力映像信号SIG2,4,6は1Hの前半1stと後半2ndで極性が切り替わる。かかる1F反転駆動を実現させるため、パネル外部で映像信号を供給するシステム側では、映像信号SIGを一時的に蓄積するフィールドメモリが必要である。このフィールドメモリを用いてシリアルの映像信号をソートし、入力タイミングを入れ替える必要がある。
図4は、水平走査駆動回路部(51,52)の駆動タイミングを示す模式図である。選択された一行分の画素に映像信号を書き込むタイミングを表したものである。図示の例はnフィールドで左半分の画素Lに+極性を書き込み、右半分の画素Rに−極性を書き込んでいる。図4は水平方向の画素数が24の例である。6相駆動の場合であり、一回の走査タイミングで6個の画素(1block)に同時に映像信号を書き込む。まず水平走査駆動回路部(51,52)における一回目の走査タイミング(1st走査)にて、6画素分(1block)のデータを書き込む。上側の水平走査駆動回路(ドライバ)51(左から右に向かって走査)により、奇数番目の入力線に接続された信号線には+極性のデータ(SIG1,3,5)が書き込まれる。また下側の水平走査駆動回路(ドライバ)52(右から左に向かって走査)により、偶数番目の入力線に接続された信号線は−極性のデータ(SIG2,4,6)のデータが書き込まれる。一度のタイミング(1st走査)で上下のドライバ51,52から3画素ずつ合計6画素(1block)が書き込まれる。同様に2nd走査にて、各3画素ずつのデータが書き込まれる。ここで1st走査と2nd走査により、左右6画素ずつ6×2=12画素が書き込まれたことになる。2nd走査までで丁度画素数が半分になり、上下のドライバ51,52は中央の領域をまたぐことになる。図3で見た場合、丁度1stのタイミングが終了したことになる。
図4に戻り次の3rd走査に入ると映像信号SIGの極性が反対になる。この3rd走査では、上側のドライバ51が中央をまたぎ+極性から−極性の駆動になる。よって画素には−極性のデータ(SIG1,3,5)が書き込まれる。一方下側のドライバ52は中央をまたぎ−極性から+極性へ移行し、画素には+極性のデータ(SIG2,4,6)が書き込まれる。続いて4th走査にてそれぞれの極性のデータが書き込まれ、一行分全24画素のデータの書き込みが終わる。この様にして中央を挟んで左右の領域L,Rがそれぞれ逆極性となるデータが書き込まれたことになる。この1Hにおける走査を一フィールド(1F)に渡って繰り返すことで、左右で極性が逆になる1F反転駆動を実現できる。次のフィールドでは映像信号の極性が左右で逆になる。本発明にかかる駆動方式では隣接する入力線間で映像信号が逆極性であるため、お互いの書き込みによる揺れやノイズをキャンセル可能であり、横クロストークやウインドウ帯と呼ばれるユニフォーミティレベルの悪化を抑制することが可能である。
図5は、本発明にかかる表示装置の第2実施形態を示す模式的なブロック図である。理解を容易にするため図1に示した第1実施形態と対応する部分には対応する参照番号を付してある。この第2実施形態は基本的に第1実施形態と同様であるが、異なる点は第1水平走査駆動回路51と第2水平走査駆動回路52が、画素アレイ部3に対して同じ上側に配されていることである。この結果画素アレイ部3の下側にはスペースが生じる。この空いたスペースに例えばプリチャージ回路を配置することが出来る。このプリチャージ回路は図10に示した通りであり、画素アレイ部3に対して予めプリチャージを行うことで、表示画像のユニフォーミティを高めている。なお、画素アレイ部3に対して一対の水平走査駆動回路51,52を下側に配し、プリチャージ回路を上側に配するようにしてもよい。
図6は、図5に示した第2実施形態の書き込み動作を示す模式図である。基本的には第1実施形態の書き込み動作を示した図3と同じであり、対応する参照番号を用いてある。図示するように第1水平走査駆動回路が左から右へ画素アレイ部3の信号線を走査する。逆に第2水平走査駆動回路は画素アレイ部3の信号線を右から左へ向かって走査する。第1水平走査駆動回路は奇数番目の映像信号SIG1,3,5を画素に書き込む一方、第2水平走査駆動回路は偶数番目の映像信号SIG2,4,6を画素に書き込む。画素アレイ部3に対する映像信号SIGの入力タイミングは、図4に示したタイミングチャートと同じである。
図7は、本発明にかかる表示装置の第3実施形態を示す模式的なブロック図である。基本的には図1及び図5に示した先の実施形態と同様であり、理解を容易にするため対応する部分には対応する参照番号を付してある。異なる点は、水平走査駆動回路部が画素アレイ部の片半分の画素に映像信号を書き込む一方の水平走査駆動回路(HSD)51,53と、残り半分の画素に映像信号を書き込む他方の水平走査駆動回路(HSD)52,54とに分かれていることである。本実施形態は4個のブロックに分かれた水平走査駆動回路部(51〜54)が全体として画素アレイ部3の上側に配置している。したがって画素アレイ部3の下側は空きスペースとなっており、この部分に必要に応じてプリチャージ回路を配置することが可能である。この点は図5に示した第2実施形態と同様である。
図8は第3実施形態にかかる水平走査駆動回路部の動作説明に供する模式図である。理解を容易にするため、図3及び図6と対応する部分には対応する参照番号を付してある。本実施形態も画素アレイ部3(パネル)の中央で1F反転駆動となるように分割されている。左側の領域3Lに対応して二つの水平走査駆動回路51,53が配置されている。右側の領域3Rに対応して二つの水平走査駆動回路52,54が配置されている。図8のフィールドでは、第1水平動作駆動回路51及び第3水平走査駆動回路53が左側領域3Lに+極性の映像信号を書き込んでいる。第1水平走査駆動回路51は奇数番目の入力線に接続しており、一フィールドの前半1stで映像信号SIG1,3,5を書き込む。第3水平走査駆動回路53は偶数番目の入力線に接続しており、一フィールドの後半2ndで映像信号SIG2,4,6を左半分の領域3Lに書き込む。
一方第2水平走査駆動回路52及び第4水平走査駆動回路54が右側の領域3Rに−極性の映像信号を書き込む。第2水平走査駆動回路52は偶数番目の入力線に接続されており、フィールドの前半1stで映像信号SIG2,4,6を領域3Rに書き込む。第4水平走査駆動回路54は奇数番目の入力線に接続しており、フィールドの後半2ndで映像信号SIG1,3,5を領域3Rに書き込む。
第1水平走査駆動回路51は左から右へ向かって中央まで画素アレイ部3を走査する。次のクロックのタイミングにて第3水平走査駆動回路53は画素アレイ部3を右から左へ向かって走査する。入力線は奇数番目が第1水平駆動回路51に接続し偶数番目が第3水平駆動回路53に接続されているため、左端から中央へ走査が進みそこから折り返して左端で走査が終了すると、最終的に片側領域3L全部に映像信号SIG1〜6が書き込まれることになる。右側領域3Rでは第2水平走査駆動回路52及び第4水平走査駆動回路54に対する入力線の接続が奇数番目と偶数番目で逆となっており、これにより−極性を書き込むことが出来る。
図9は、第3実施形態の動作説明に供するタイミングチャートであり、理解を容易にするため図4に示した第1実施形態のタイミングチャートと同様な表記を採用している。一行分の画素(24個)の左半分Lに対して第1水平走査駆動回路51及び第3水平走査駆動回路53が+極性の映像信号を書き込む一方、右半分の画素Rに対して第2水平走査駆動回路52及び第4水平走査駆動回路54が−極性の映像信号を書き込む。一行分の画素が24個で6相駆動を行うと、1Hで4回水平走査を行うことにより一行分の画素に映像信号を書き込むことが出来る。右半分の画素Lに着目すると、1st走査で第1水平走査駆動回路51が3個の画素に+極性の映像信号を書き込む。次の2nd走査で同じく第1水平走査駆動回路51が3個の画素に+極性の映像信号を書き込む。この後3rd走査では第3水平走査駆動回路53が3個の画素に+極性の映像信号を書き込む。最後の4th走査で同じく第3水平走査駆動回路53が3個の画素に対して+極性の映像信号を書き込む。この様にして、右半分の12個の画素に全て+極性の映像信号が書き込まれる。同様にして右半分の画素には−極性の映像信号が書き込まれる。
本発明にかかる表示装置の第1実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態の動作説明に供する模式図である。 同じく第1実施形態の動作説明に供する模式図である。 第1実施形態の動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明にかかる表示装置の第2実施形態を示すブロック図である。 第2実施形態の動作説明に供する模式図である。 本発明にかかる表示装置の第3実施形態を示すブロック図である。 第3実施形態の動作説明に供する模式図である。 第3実施形態の動作説明の供するタイミングチャートである。 従来の表示装置の一例を示す模式図である。 表示装置に含まれる水平走査駆動回路及び画素アレイ部の構成例を示す回路図である。
符号の説明
1・・・表示装置、2・・・入力線、3・・・画素アレイ部、5・・・水平走査駆動回路、31・・・選択線、32・・・信号線、33・・・画素、41・・・垂直走査駆動回路、42・・・垂直走査駆動回路、51・・・第1水平走査駆動回路、52・・・第2水平走査駆動回路、53・・・第3水平走査駆動回路、54・・・第4水平走査駆動回路

Claims (6)

  1. 映像信号を入力する複数の入力線と、該映像信号により画像を表示する画素アレイ部と、該画素アレイ部を駆動する垂直走査駆動回路部及び水平走査駆動回路部とを備え、
    前記画素アレイ部は、行状の選択線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に夫々配された画素とを有し、
    前記垂直走査駆動回路部は、一フィールドで行状の選択線を順次走査して行単位で画素を選択し、
    前記複数の入力線は、奇数番目と偶数番目とで極性が異なる映像信号を平行して入力し、
    前記水平走査駆動回路部は、列状の信号線を走査して該入力線から入力された映像信号を該選択された行の画素に書き込み、以って該画素アレイ部に画像を表示する表示装置において、
    前記水平走査駆動回路部は、一フィールドで該画素アレイ部を中央で二分した左領域の画素に正極性の映像信号を書き込む一方、右領域の画素に負極性の映像信号を書き込み、
    次のフィールドで、左領域の画素に負極性の映像信号を書き込む一方、右領域の画素に正極性の映像信号を書き込み、
    以って、フィールド毎に画素に書き込む映像信号の極性が反転するフィールド反転駆動を行う表示装置。
  2. 前記水平走査駆動回路部は、第1水平走査駆動回路と第2水平走査駆動回路とに分かれており、
    前記第1水平走査駆動回路は奇数番目の入力線から入力された一方の極性の映像信号を画素アレイ部に書き込む一方、前記第2水平走査駆動回路は偶数番目の入力線から入力された反対極性の映像信号を画素アレイ部に書き込み、
    前記複数の入力線は、一行分の画素に映像信号を書き込む一水平期間の前半と後半で、各映像信号の極性が反転する請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1水平走査駆動回路と前記第2水平走査駆動回路は、該画素アレイ部を間にして互いに反対側に配されている請求項2記載の表示装置。
  4. 前記第1水平走査駆動回路と前記第2水平走査駆動回路は、該画素アレイ部に対して同じ側に配されている請求項2記載の表示装置。
  5. 前記水平走査駆動回路部は、該画素アレイ部を中央で二分した左領域の画素に映像信号を書き込む一方の水平走査駆動回路と、右領域の画素に映像信号を書き込む他方の水平走査駆動回路とに分かれている請求項1記載の表示装置。
  6. 映像信号を入力する複数の入力線と、該映像信号により画像を表示する画素アレイ部と、該画素アレイ部を駆動する垂直走査駆動回路部及び水平走査駆動回路部とを備え、前記画素アレイ部は、行状の選択線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に夫々配された画素とを有し、前記垂直走査駆動回路部は、一フィールドで行状の選択線を順次走査して行単位で画素を選択し、前記複数の入力線は、奇数番目と偶数番目とで極性が異なる映像信号を平行して入力し、前記水平走査駆動回路部は、列状の信号線を走査して該入力線から入力された映像信号を該選択された行の画素に書き込み、以って該画素アレイ部に画像を表示する表示装置の駆動方法において、
    前記水平走査駆動回路部は、一フィールドで該画素アレイ部を中央で二分した左領域の画素に正極性の映像信号を書き込む一方、右領域の画素に負極性の映像信号を書き込み、
    次のフィールドで、左領域の画素に負極性の映像信号を書き込む一方、右領域の画素に正極性の映像信号を書き込み、
    以って、フィールド毎に画素に書き込む映像信号の極性が反転するフィールド反転駆動を行う表示装置の駆動方法。
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