JP4923379B2 - 二次電池および電池パック - Google Patents

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Description

この発明は、二次電池および電池パックに関し、特に、過電圧充電や発電部の異常などによる温度上昇に伴う破損を防止する二次電池および電池パックに関する。
携帯用の電子機器などの電源として二次電池が用いられている。二次電池は、過充電や過放電、発電部の異常などにより温度が上昇すると、電池特性の低下を引き起こす。さらに温度が上昇すると発火や爆発等も考えられる。したがって、これら温度上昇に伴う不具合を解決するため、通常、電池パックには正特性サーミスタ(PTC:Positive Temperature Coefficient)、温度ヒューズ、サーモスタットなどの温度保護素子が備えられている。
例えば、下記の特許文献1には、電池パック内に二次電池、充放電電流を制御する半導体スイッチ、熱保護素子とを備え、熱保護素子と半導体スイッチとが熱的に結合された構造の電池パックが記載されている。この電池パックによれば、発熱に対する安全性の確保をコンパクト化して行うことができる。
特開平11−135090号公報
また、特許文献2には、電池本体と電気的接続した基板との間に樹脂が充填成形され、基板上あるいは樹脂充填空間に熱感応素子が内装された構造を有する電池及び電池パックが記載されている。この電池及び電池パックによれば、電池保護機能や安全機能、温度検出による充電制御機能を備えた構成とすることができる。
特開2003−86159号公報
しかしながら、従来の温度保護素子を備えた電池パックの構造では、温度保護素子を二次電池の外部に配置していたため、二次電池の発熱を速やかに検出して早期に機能させることは困難であった。また、電池パックのケースの隙間から水分などが侵入し、温度保護素子が正常に働かなくなるという可能性があった。
そこで、温度保護素子を二次電池に配置することが考えられるが、以下のような問題があった。二次電池の内部は、電解液(質)が充填されているため、二次電池の内部に温度保護素子を配置すると、温度保護素子が電解液(質)で溶けるなどの不具合が生じる。
また、二次電池を過電圧充電時の120℃以上の温度上昇やガス噴出等の不具合を防止するためには、正極側に温度保護素子を付けた方が効果が大きいことが実験により確かめられている。これは、正極集電体に通常使用されるアルミニウム金属板の方が負極集電体に通常使用されるニッケル金属板よりも熱伝導率が高く、二次電池の内部の温度をより早く、効率的に伝えることができるためである。二次電池の温度上昇を防止するためには、二次電池温度が約90℃〜100℃になったときに、速やかに充電電流を遮断することが有効である。そうすれば、確実に120℃以上の温度上昇やガス噴出を防止することができる。
しかしながら、温度保護素子の両端の金属板、すなわちリード電極の材質は、通常ニッケルである。このため、例えば、温度保護素子をリチウムイオン二次電池の内部に配置する場合には、負極側にのみ付けることができる。温度保護素子のニッケル金属板を正極側に取り付けると、ニッケルが電解液(質)に溶け、発電に寄与する電極材料の劣化による放電容量の減少、自己放電による放電容量の減少を発生し、二次電池内部に不具合が発生してしまう。最悪の場合、ニッケル金属板が溶断し、充電電流と放電電流を流すことができなくなってしまう。
したがって、この発明の目的は、温度保護素子が温度上昇を速やかに検出して電流を遮断することができる、安全性が高い二次電池および電池パックを提供することにある。
上述した課題を達成するために、この発明は、封止部を備える外装ケースと、
集電体を備える発電素子部と、
電解質に溶解しない金属で構成されるリード電極と、素子部とを備える温度保護素子と
を備え、
温度保護素子が、リード電極により集電体に電気的に接続され、温度保護素子の素子部の全体が、封止部のみに配置された外装フィルムに包まれるようにして封止部に配置される二次電池である。また、その二次電池が内蔵された電池パックである。
この発明に依れば、温度保護素子を外装ケースの内部に配置しているため、温度保護素子が温度上昇を速やかに検出して電流を遮断することができる。また、電解質に溶解しない金属を温度保護素子のリード電極材料としていることで、リード電極が電解質に接触しても溶解しないようにすることができる。
したがって、この発明では、温度保護素子が温度上昇を速やかに検出して電流を遮断することができる。また、過大電圧充電時などにおいても安全性を高くすることができる。
まず、この発明の実施形態および参考形態について説明する前に、この発明の概略について図面を参照して説明する。なお、本明細書中の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。図1は、この発明に適用できる電池パックの一例の外観を示す。電池パック1の外側は、プラスチック等の材料からなる比較的固いケース2で構成されている。図1に示す例では、ケース2を上側ケースと下側ケースとで構成している。ケース2の材料がプラスチックである場合、例えば、上側ケースと下側ケースは、超音波溶接により接合される。
ケース2の表面には、外部端子T1およびT2が設けられている。電池パック1は、これら外部端子によって充放電が可能とされている。外部端子T1は、電池パック1の電池プラス端子であり、外部端子T2は、電池パック1の電池マイナス端子である。
図2は、電池パック1の内部構造を示す。上側ケースには、外部端子用の穴として開口部が設けられている。ケース2内には、二次電池3が収納されている。二次電池3は、リチウムイオン電池、リチウムポリマ電池、ニッケル水素電池、ニッカド電池、リチウム金属電池などである。また、二次電池3は、今後、開発される種類の二次電池でもよい。
二次電池3は、端子T3とT4の2つの外部端子を有する。端子T3は、二次電池3の正極と電気的に接続される。端子T4は、二次電池3の負極と電気的に接続される。したがって、端子T3とT4間に生じる電位差が二次電池3の出力電圧となる。
これら二次電池3の2つの端子は、開口部により、電池パック1の外部から直接電気的に接続可能とされている。したがって、この電池パック1では、二次電池3の外部端子がそのまま電池ケース1の外部端子となる。すなわち、端子T3、T4がそれぞれ、外部端子T1、T2に対応する。勿論、これら二次電池3の外部端子と電池パック1の外部端子とをそれぞれ別個に設け、電気配線によって、端子T3と外部端子T1、端子T4と外部端子T2とをそれぞれ電気的に接続する形態としてもよい。なお、電池パック1は、一例であり、その形状や構成は、図1および図2に示すものに限定されるものではない。例えば、電池パック1は、内部に二次電池3を複数内蔵する構成としても良いし、二次電池3の外部端子と電池パック1の外部端子との間に、二次電池3の制御等を行う回路を設けた構成としても良い。
図3は、電池パック1の回路ブロックの一例を示す。上述したように、電池パック1のケース2内には、二次電池3が内蔵されている。また、電池パック1には、二次電池3の端子T3と電気配線4により電気的に接続された、電池パック1の外部と内部とを電気的に接続する外部端子T1が設けられている。二次電池3の端子T4と電気配線5により電気的に接続された、電池パック1の外部と内部とを電気的に接続する外部端子T2が設けられている。
図3に示すように、二次電池3の内部には、温度保護器6が内蔵されている。温度保護器6は、温度ヒューズ、正特性サーミスタ(PTC)、サーモスタットなどの温度保護素子で構成される。したがって、温度保護素子が二次電池3の電極材料と集電体に密接して配置されている。
温度ヒューズは、棒形状の低融点金属が高温時に溶断するものである。例えば、二次電池の温度ヒューズの溶断温度は、約90℃、約100℃、約130℃である。例えば温度ヒューズは、松下電子部品株式会社製のEYP2MT092である。
正特性サーミスタ(PTC)は、グラファイト・金属粉等の導体と樹脂とが混ざった構造とされており、温度が高温になると、樹脂が膨張し、導体の接合密度が低くなって抵抗値が増大するものである。例えば、23℃で20mΩのものがPTCの温度がトリップ温度以上の130℃になると、抵抗値が20Ωと約1000倍以上になる。PTCの抵抗値が上昇するトリップ温度は、約100℃〜約130℃である。例えば、PTCは、タイコエレクトロニクス・レイケム製のVTP210Sである。
サーモスタットは、2種類の金属を張り合わせた金属の合板(バイメタル)とバネ性を有する金属板と2個のスイッチ接点とを有するスイッチ素子である。バイメタルとスイッチ接点が配置された金属板とは、接触している。1個のスイッチ接点が配置された金属板は、上下に動作するようになっている。1個のスイッチ接点は、固定部に配置されている。また、サーモスタットの種類によっては、バイメタルの上に1個のスイッチ接点が配置されているものがある。バイメタルが設定温度以上に変化したとき、バイメタルが逆方向に反り返る動作により、スイッチ接点が開放状態に切り替わりるものである。例えば、サーモスタットは、日本テキサス・インスツルメンツ株式会社製の1MMである。
これら温度ヒューズ、正特性サーミスタ、サーモスタットとして、非常に小型のものが開発されており、二次電池3内に内蔵するのは比較的容易である。図4に示すように、温度保護素子と二次電池の発電部(電極材料を有する電極膜と集電体)とが、熱的に結合している。温度保護素子と二次電池3の発電部は、電気的接続のための金属板や電線により、熱が伝わるようになっている。
図5は、発電部と温度保護素子を含む二次電池3の回路の一例を示す。二次電池3の内部において、二次電池3の発電部10の正側が温度保護素子7の電池側リード電極8と接続され、温度保護素子7の端子側リード電極9が端子T3と接続される。また、二次電池3の発電部10の負側が二次電池3のリード電極11により、端子T4と接続される。すなわち、この回路では、温度保護素子7が二次電池3の正極側に接続されている。このように、温度保護素子7を二次電池3の正極に電気的に接続することで、二次電池3の発電部10の熱が温度保護素子7に伝わり易く、比較的、過電圧充電時の安全性を高めることができる。
図6は、二次電池3の回路の別の例を示す。二次電池3の内部において、二次電池3の発電部10の正側が二次電池3のリード電極12により、端子T3と接続される。また、二次電池3の発電部10の負側が温度保護素子7の電池側リード電極13と接続され、温度保護素子7の端子側リード電極14が端子T4と接続される。すなわち、この回路では、温度保護素子7が二次電池3の負極側に接続されている。このように、温度保護素子7を二次電池3の負極に電気的に接続することも可能である。
以上説明したこの発明の概要を踏まえ、以下、この発明の実施形態および参考形態について説明する。なお、以下の実施形態および参考形態では、温度保護素子7を正極側に接続した場合について説明する。
図7は、この発明の第1の参考形態による温度保護素子が配置された二次電池の断面構成の一例を示す。図7に示す二次電池3aの発電素子部の構成は、二次電池3aの外装ケース15側から、正極集電体16、セパレータ19、負極集電体17の順に捲回構造とされている。
正極集電体16は、その両面に塗布された電極膜とで二次電池3aの正極を構成する。正極集電体16は、例えば、アルミニウム箔などの金属板で構成される。負極集電体17は、その両面に塗布された電極膜とで二次電池3bの負極を構成する。負極集電体17は、例えば、銅箔などの金属板で構成される。
セパレータ19は、例えば、無数の小さな穴が開いた薄い多孔質プラスチックフィルムである。セパレータ19は、二次電池3aの正極と負極との間を電気的に絶縁すると共に、起電力を有するイオン化物質(分子)が正極と負極との間を自由に移動できるような構成とされている。
温度保護器6と正極集電体16との間および電池負極側のリード電極11の上下面には、それぞれ絶縁板18が配置されている。
絶縁板18の材質は、プラスチックまたは不織布である。プラスチックは、加熱すると変形するポリプロピレン・ポリエステル・ポリイミド・ポリアミド・ポリエチレン・ポリ塩化ビニル・ポリ塩化ビニリデンなどである。不織布は、ガラス繊維等である。絶縁板18は、それぞれの上下層を絶縁している。
温度保護器6が電池素子の外側、すなわち外装ケース15側に配置されている。温度保護器6の厚さは、例えば、約0.5mm〜10mmである。具体的には、約1mmである。
温度保護器6は、二次電池3aの温度異常を検出し、保護する働きを有する。すなわち、二次電池3aが外部から物理的な損傷を受けるなどして、二次電池3aが異常状態となり温度が上昇した場合、温度保護器6を構成する温度保護素子が溶断し、放電電流と充電電流を遮断する。また、二次電池3aが定格を超える異常な電圧で充電され、二次電池3aが異常発熱した場合、温度保護素子が溶断する。温度保護素子は、外装フィルムに包まれているため、温度保護素子に二次電池3aの電解液(質)が付着し、故障することはない。
二次電池3aは、温度保護素子を内蔵している以外は、一般的な二次電池の発電素子構成をしており、発電素子の構成は、図7に限ったものではない。例えば、図7に示す例では、正極集電体16および負極集電体17をほぼ1周しかしていないが、エネルギー密度を上げるため、それぞれ約3回以上巻いた構成としても良い。また、図7に示す捲回した構造の他に、積み重ねや折り曲げなどによって発電素子を構成することも可能である。また、発電素子を構成するこれら集電体等の層構成は、電池の種類、特性、目的などに応じて適宜決定されるものである。
図8は、温度保護素子7を内蔵する二次電池の断面構成の他の例を示す。図8に示す例では、温度保護器6、すなわち温度保護素子7を二次電池3aの中央部に配置している。温度保護素子を二次電池3aの中央部に配置することにより、二次電池3aの発電部10と温度保護素子の温度の結合がより強くなる。したがって、二次電池3aが過電圧充電され、発熱した場合、より早く、温度保護素子が反応し、充電電流を遮断することができる。温度保護素子を二次電池3aの中央部に配置している以外は、図7を参照して上述した説明と基本的な構成は同じであるため、ここでは説明を省略する。
図9は、この発明の第1の参考形態による二次電池の平面構成の一例を示す。二次電池3aの中央付近には、温度保護素子7aが配置されている。二次電池3aの正極集電体16と温度保護素子7aの電池側リード電極8aとが接合部21において接合されている。温度保護素子7aの端子側リード電極9aの一部(突端)は、二次電池3aの外装ケース15の外部に突出している。この突出部が端子T3とされる。電池側リード電極8aおよび端子側リード端子9aは、金属板で構成されている。これら正極側の金属板の材料は、電解液(質)20に溶解しない金属である。具体的には、アルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などである。このように、正極側の配線金属にアルミニウムなどの材料を用いることにより、配線金属が電解液(質)20に反応し、溶解することを防止できる。
ここで、温度保護素子7aとリード電極の詳細な構成について説明する。一般的に、電極の金属板は、ニッケルが使用される。これは、ニッケルが電気抵抗溶接性に優れており、温度保護素子の素子部に直接接合できるためである。しかしながら、ニッケルは、電解液(質)20に溶解するため、本発明では、電解液(質)20と直接接触するリード電極の材質をニッケルではなく電解液(質)20に溶解しないアルミニウムなどとしている。これにより、電池内部の正極に温度保護素子7aを接続することを可能としている。
図10は、温度保護素子7aとして適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の一例を示す。図10Aは、正特性サーミスタ(PTC)の平面構成であり、図10Bは、その断面構成である。なお、理解を容易とするため、図10に示す温度保護素子7aは、リード電極8aおよび9aをL字形ではなく長方形、すなわち一直線で構成している。
図10に示す例では、PTCの素子部に直接、アルミニウムからなるリード電極8aおよび9aを接合している。PTCの素子部に、直接アルミニウムを接合するため、素子部の表面に、薄いニッケルメッキまたは金メッキ等の加工をしておく必要がある。
金メッキの場合、例えば、以下のいずれか1つの方法を用いる。
(1)電解メッキ :電気を印加しながら、薬液に浸す。
(2)無電解メッキ:電気を印加しないで、薬液に浸す。
(3)真空蒸着 :真空中に配置し、金属を気化させる。
また、PTCの素子部と金属板(リード電極8aおよび9a)の結合は、例えば、下記のいずれか1つの方法を用いる。
(1)半田付け :薄い低融点金属(半田)を配置し、加熱する。
(2)加熱・加圧 :加熱しながら、加圧する。
(3)導電性接着剤:接合部に導電性接着剤を塗布し、接着する。
(4)超音波溶接 :溶接部を上・下から押さえ、超音波の横振動を加え、固層結合する。
(5)電気抵抗溶接:大きな電流を流して、高温に加熱して、溶接する。
図11は、温度保護素子7aとして適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の他の例を示す。図11Aは、正特性サーミスタ(PTC)の平面構成であり、図11Bは、その断面構成である。なお、理解を容易とするため、図11に示す温度保護素子7aは、リード電極8aおよび9aをL字形ではなく長方形、すなわち一直線で構成している。
図11に示す例では、ニッケル板を介して電極の金属板をPTCの素子部に接合している。すなわちアルミニウムからなるリード電極8aおよび9aがそれぞれニッケル板30および31を介して温度保護素子7aの素子部に接合されている。PTC素子(ポリマ素子)部は、ポリマ樹脂とグラファイトを混合したものである。PCTは、高温時に膨張したポリマ樹脂により、導電性のグラファイトの結合が疎になり、電気抵抗が約100倍以上に上昇し、充電電流を小さくする働きを持つ。
一般的に、PTC素子部の表面には、ニッケルが結合されている。PTC素子部の凹凸の表面には、ニッケルがクサビ形状に入り込んでいる。より具体的には、PTCのポリマ素子部には、薄いニッケル板が貼り付けられている。薄いニッケル板の面積は、ポリマ素子とほぼ同じである。この薄いニッケル板とポリマ素子には凹凸があり、薄いニッケル板とポリマ素子は、アンカー効果により強く結合している。ポリマ素子と金属板とを結合する場合、ニッケルが最も適している。ニッケルは、表面が酸化し難く、ポリマ素子と結合し易い特徴があるからである。
薄いニッケル板とポリマ素子とは、例えば、下記の製造方法により結合される。
(1)高い圧力(固層結合):金属板とポリマ素子を重ね、高い圧力と高い温度を加える。
(2)導電性接着剤 :導電性接着剤を塗布し、金属板とポリマ素子を重ね、圧力を加える。
(3)メッキ :ポリマ素子の表面に真空蒸着により、メッキする。
したがって、電気的に、機械強度的に、PTC素子部とニッケル板30および31が強く結合している。薄いニッケル板の上には、それぞれアルミニウム板が貼り付けてある。すなわち、ニッケル板30および31のそれぞれとアルミニウムからなるリード電極8aおよび9aが結合している。
このPTCの製造方法は、例えば下記の2通りである。
(1)最初にPTC素子とニッケル板とを接合した後、ニッケル板とアルミニウム板とを接合する。
(2)最初にニッケル板とアルミニウム板とを接合した後、PTC素子とニッケル板とを接合する。
ここで、(2)の製造方法の場合、圧延の製造方法により製造された複合金属板、所謂クラッド材を用いることができる。
ニッケル板とアルミニウム板の接合方法は、例えば、下記のいずれか1つである。
(1)圧延方法 :2枚の金属板を重ね、ローラ等で、強い圧力を加えながら、薄く引き伸ばす。このような複合金属板を一般的に、クラッド材と呼ぶ。
(2)高い圧力(固層結合):2枚の金属板を重ね、高い圧力と高い温度を加える。
(3)導電性接着剤 :導電性接着剤を塗布し、2枚の金属板を重ね、圧力を加える。
(4)抵抗溶接 :2枚の金属板を重ね、下に金属ブロックの上に置き、上から、2本の電極棒を押し当て、電圧を印加し、大きな電流を流す。
(5)半田付け :薄い低融点金属(半田)を配置し、加熱する。
アルミニウム板の面積は、ニッケル板よりも大きく、片側に伸びている。これにより、温度保護素子7aのリード電極をなしている。以上のことから、温度保護素子7aの素子部とアルミニウム板などからなる金属材料とをニッケル板などの他の金属材料を介して接合することで、電極の金属板が電解液(質)に溶けず、且つポリマ素子と電極との良好な結合を可能とする。
図12は、温度保護素子7aとして適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の他の例を示す。図12Aは、正特性サーミスタ(PTC)の平面構成であり、図12Bは、その断面構成である。なお、理解を容易とするため、図12に示す温度保護素子7aは、リード電極8aおよび9aをL字形ではなく長方形、すなわち一直線で構成している。
図12に示す例では、電極の金属板が導電性接着剤を介して、PTC素子部に接合されている。すなわちアルミニウムからなるリード電極8aおよび9aがそれぞれ導電性を有する接着剤32および33を介して温度保護素子7aの素子部に接合されている。
図13は、温度保護素子7aとして適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の他の例を示す。図13Aは、正特性サーミスタ(PTC)の平面構成であり、図13Bは、その断面構成である。なお、理解を容易とするため、図13に示す温度保護素子7aは、リード電極8aおよび9aをL字形ではなく長方形、すなわち一直線で構成している。
図13に示す例では、電極の金属板がニッケル板を介して、PTC素子部に接合されている。すなわちアルミニウムからなるリード電極8aおよび9aがそれぞれニッケル板34および35を介して温度保護素子7aの素子部に接合されている。この例では、図13Bに示すように、ニッケル板の内側に、アルミニウム板を接合している。すなわち、ニッケル板34の同一面に温度保護素子7aの素子部とリード電極8aを接合している。また、ニッケル板35の同一面に温度保護素子7aの素子部とリード電極9aを接合している。
図11に示したような、アルミニウム板をニッケル板の外側に接合した場合、2枚のアルミニウム板の厚さの分だけ、温度保護素子の全体の外形寸法が大きくなるが、この図13に示す例では、温度保護素子7aの全体の外形寸法を小さくすることができる。以上のように、温度保護素子7aのリード電極をアルミニウム板などのニッケル板以外の材料で構成することができる。なお、PTC以外の温度保護素子7aに適用可能な温度ヒューズやサーモスタットなどの素子でも同様に構成することができる。
図9に示す、二次電池3aの負極集電体17と二次電池3aのリード電極11とが接合部22において接合されている。二次電池3aのリード電極11の一部(突端)は、二次電池3aの外装ケース15の外部に突出している。この突出部が端子T4とされる。リード電極11は、金属板で構成されている。この負極側の金属板の材料は、ニッケルなどである。
したがって、二次電池3aの正極集電体16に温度保護素子7の電極の金属板が接合されており、二次電池3aの負極集電体17に二次電池3aの電極の金属板が接合されている。これら接合は、例えば下記(1)〜(5)のいずれかの方法で行われる。
(1)電気抵抗溶接:接合部に大きな電流を流して、高温に加熱して、溶接する。
(2)超音波溶接 :接合部を上と下から押さえ、超音波の横振動を加え、固層結合する。
(3)導電性接着剤:接合部に導電性接着剤を塗布し、接着する。
(4)加熱・加圧 :接合部を加熱しながら、加圧する。
(5)半田付け :接合部に薄い低融点金属(半田)を配置し、加熱する。
これら接合方法として、通常は、超音波溶接や電気抵抗溶接が用いられる。
温度保護素子7aの素子部全体および金属板(リード電極8aおよび9a)の根元、すなわち温度保護素子7a側の一部は、金属ラミネートなどからなる外装フィルム23aに包まれ封止されている。外装フィルム23aは、1枚の薄い金属板、例えば金属箔と2枚のプラスチック板、例えばプラスチックフィルムを重ねて、貼り合わせた構造とされている。内層が、金属板であり、外層がプラスチック板である。すなわち、外装フィルム23aは、プラスチック板、金属板、プラスチック板の順に貼り合わされた3層構造を有する。金属箔の材質は、アルミニウムまたは銅などである。外装フィルム23aの厚さは、例えば、10um〜1mmである。外装フィルム23aは、電解液(質)20や電解液(質)20の気化したものを通さない、すなわち水分、ガスを通さない、比較的厚みのあるプラスチックフィルムで構成しても良い。
外装フィルム23aと金属板が重なっている部分において、金属板の上と下には、封止板が配置されている。すなわち、リード電極8aと外装フィルム23aが直接接しないように、外装フィルム23aのリード電極8aが突出している開口部付近において、リード電極8aの上下面に封止板24aが配置されている。リード電極9aと外装フィルム23aが直接接しないように、外装フィルム23aのリード電極9aが突出している開口部付近において、リード電極9aの上下面に封止板25aが配置されている。したがって、外装フィルム23aと金属板とが重なっている部分の断面は、アルミラミネートフィルムなどの外装フィルム材料−プラスチック板などの封止板−金属板−プラスチック板などの封止板−アルミラミネートフィルムなどの外装フィルム材料となっている。
したがって、金属板(リード電極8aおよび9a)と外装フィルム23aとの間に、封止板24aおよび25aが配置されている。封止板24aおよび25aは、例えば、薄いプラスチックフィルムで構成されている。この封止用プラスチックフィルムの厚さは、例えば、約0.1mmである。プラスチックフィルムの材質は、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリイミド、ポリアミド・ポリ塩化ビニル・ポリ塩化ビニリデンなどである。一般的に、リチウムイオンポリマ電池の封止部の正極・負極の金属板は、ポリプロピレンの板で挟まれている。
製造工程において、外装フィルム23aの貼り合わせた周囲部は、加熱しながら、加圧され、完全に封止される。このとき、封止板24aおよび25aも過熱・加圧され、強固に固着される。この封止板24aおよび25aは、金属板(リード電極8aおよび9a)の形状に合わせて、変形し、密着するため、空気の隙間がない。
これら封止板24aおよび25aは、電解液(質)20が温度保護素子7aの配置された内部に侵入することを防止する。また、封止板24aおよび25aは、外部からストレスが加わったときに外装フィルム23aが破れることを防止する。また、金属板(リード電極8aおよび9a)の上下が剥がれて空気層が発生し、密着性・気密性がなくなることを防止する。
図14は、外装フィルム23a付近を拡大したものであり、図15は、その断面を示す。温度保護素子7aの電極の金属板、すなわちリード電極8aと9aとがL字形に配置されている。上述したように、温度保護素子7aは、金属ラミネートフィルムなどからなる外装フィルム23aに包まれており、金属板(リード電極8aおよび9a)の根元、すなわち温度保護素子7a側の一部には、2枚の封止板(封止板24aおよび25a)がそれぞれ配置されている。
外装フィルム23aは、例えば、図14に示すように、下部を折り目にして、折り重ね、温度保護素子7aの素子部を包み、金属板(リード電極8aおよび9a)と封止板(封止板24aおよび25a)を挟み、加熱しながら、加圧して形成する。この製造工程により、外装フィルム23aの周囲部が完全に密着し、密封される。また、金属板(リード電極8aおよび9a)の端部は、変形した2枚の封止板(封止板24aおよび25a)が溶着し、隙間を塞いでいる。これは、カレー等のレトルト食品の金属ラミネートフィルムと似た構造である。
図15に示すように、外装フィルム23aの右側部は、2枚の金属ラミネートフィルムが溶着している。図示しないが、図15に示す外装フィルム23の手前部分も2枚の金属ラミネートフィルムが溶着している。
図9に示す外装ケース15は、金属板または薄い複合板(ラミネート)で構成されている。例えば、一般的な角形電池であれば鉄合金が使用され、ポリマ電池ならばアルミニウムが使用される。
外装ケース15の上部、すなわち端子T3、T4側の金属板(リード電極9aおよび11)の部分は、外装ケース−封止板−金属板−封止板−外装ケースの順に接合され、加熱、加圧されている。すなわち、リード電極9aと外装ケース15が直接接しないように、外装ケース15のリード電極9aが突出している開口部付近において、リード電極9aの上下面に封止板26が配置されている。リード電極11と外装ケース15が直接接しないように、外装ケース15のリード電極11が突出している開口部付近において、リード電極11の上下面に封止板27が配置されている。これにより、二次電池3aの上部にある開口部を封止し、二次電池3aの内部と外部を遮断している。また、金属板(リード電極9aおよび11)と外装ケース15間を電気的に絶縁している。
したがって、二次電池3aの外装ケース15と金属板(リード電極9aおよび11)との間には、上述した外装フィルム23aと金属板(リード電極8aおよび9a)との間と同様に、封止板26、27が配置されている。これら封止板26、27の材質と働きは、上述した外装フィルム23aと金属板(リード電極8aおよび9a)との間の封止板24a、25aと同様である。封止板26、27は、金属板(リード電極8aおよび9a)に密着していて、二次電池3aの外部からの水分の侵入と内部の電解液(質)20の流出を防止している。
以上説明したように、この発明の第1の参考形態による二次電池3aおよび二次電池3aを内蔵する電池パックによれば、以下のような効果を有する。
温度保護素子7aのリード電極8aおよび9aがアルミニウムなど、電解液(質)20に影響されにくい材料で構成されているので、二次電池3aの外装ケース15の内部に温度保護素子7aを内蔵しても、温度保護素子7aのリード電極8aおよび9aが電解液(質)20に溶解することを防止できる。また、温度保護素子7aを二次電池3aの外装ケース15の内部に備えているため、過大電圧充電時の安全性をより高くすることができる。
また、温度保護素子7aを外装フィルム23aで包み、温度保護素子7aと外部とを接続する金属板(リード電極8aおよび9a)の開口部を封止し、外装フィルム23a内を密閉構造としていることにより、温度保護素子7aを二次電池3aの外装ケース15内に内蔵しても、外装フィルム23a内への二次電池3aの電解液(質)20の流入を防ぐことができる。また、二次電池3aの外部からの水分が温度保護素子7aに接触することを防止できる。したがって、温度保護素子7aをより確実に動作させることができる。
次に、この発明の第1の実施形態による二次電池について説明する。第1の参考形態による二次電池3aは、二次電池3aの外装ケース15の内部に温度保護素子を配置したが、以下の実施形態は、外装ケース15を封止した際に形成されるテラス形状を有するシール部に配置するものである。なお、第1の実施形態による二次電池の特徴と直接関係ない第1の参考形態で説明したものと同一の符号を付した構成要素および電池断面の構成については、ここでは説明を省略する。
図16は、この発明の第1の実施形態による二次電池の平面構成の一例を示す。温度保護素子7bが二次電池3bの上部、すなわち端子T3およびT4側の外装フィルム15の封止部(シール部)に配置されている。温度保護素子7bが配置されている部分と負極外部端子である端子T4の金属板、すなわちリード電極11の上下面に配置されている封止板27の部分において、二次電池3bの外装フィルム15が過熱と加圧により、溶着されている。なお、温度保護素子7bの素子部とリード電極の構造は、上述した第1の参考形態における温度保護素子7aと同様であり、ここでは、説明を省略する。
二次電池3bの正極集電体16と温度保護素子7bの電極である金属板(リード電極8b)とが、接続部21において接合されている。この正極側の金属板の材料は、電解液(質)20に溶解しない金属である。具体的には、アルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などである。温度保護素子7bの他方の金属板、すなわちリード電極9bの一部は、二次電池3bの外装ケース15の外部に突出している。この外部正極電極の金属板の材料は、ニッケルなどである。この外部正極電極の金属板は、電解液(質)20から隔離されているため、ニッケルにしても問題ない。勿論、リード電極8bと同じアルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などの電解液(質)20に溶解しない金属や鉄、鉄合金などの金属を材料としても良い。
二次電池3bの負極集電体17と二次電池3bの電極の金属板(リード電極11)とが、接続部22において接合されている。この負極側の金属板の材料は、ニッケルなどである。上述した第1の参考形態による二次電池3aと同様、二次電池3bの温度保護素子7bの素子部全体と、リード電極8bおよび9bの根元、すなわち温度保護素子7b側の一部は、外装フィルム23bに包まれている。また、外装フィルム23bと金属板が重なっている部分において、金属板の上と下には、封止板24bおよび25bが配置されている。外装フィルム23bは、上述した第1の参考形態における外装フィルム23aと同様の材料で構成されている。なお、封止板25bは、外装ケース15の封止板(第1の参考形態における封止板26)も兼ねている。
図17は、外装フィルム23付近を拡大したものであり、図18は、その断面を示す。温度保護素子7bの電極の金属板、すなわちリード電極8bと9bとが一直線に長方形状に配置されている。温度保護素子7bは、金属ラミネートフィルムなどからなる外装フィルム23bに包まれており、金属板(リード電極8bおよび9b)の根元、すなわち温度保護素子7b側の一部には、2枚の封止板(封止板24bおよび25b)がそれぞれ配置されている。
以上説明したように、この発明の第1の実施形態による二次電池3bおよび二次電池3bを内蔵する電池パックによれば、以下のような効果を有する。
温度保護素子7bをシール部に配置し、さらに、外装フィルム23bで包んでいることで、温度保護素子7bは、2重に保護されるため、温度保護素子7bのリード電極9bを二次電池3bの電解液(質)20から完全に隔離することができる。これにより、正極の外部電極の金属板(リード電極9b)の材料を、ニッケルにすることができる。ニッケルは、アルミニウムよりも引っ張り強度が強い。また、電気抵抗溶接性が良好である。したがって、信頼性の高い電極の二次電池とすることができる。
また、温度保護素子7bのリード電極8bがアルミニウムなど、電解液(質)20に影響されにくい材料で構成されているので、二次電池3bの外装ケース15の内部にリード電極8bを配置しても、リード電極8bが電解液(質)20に溶解することを防止できる。また、温度保護素子7bを二次電池3bの外装ケース15の封止部内に備えているため、過大電圧充電時の安全性をより高くすることができる。
また、温度保護素子7bを外装フィルム23bで包み、温度保護素子7bと外部とを接続する金属板(リード電極8bおよび9b)の開口部を封止し、外装フィルム23b内を密閉構造としていることにより、温度保護素子7bを二次電池3bの外装ケース15の封止部に内蔵しても、外装フィルム23b内への二次電池3bの電解液(質)20の流入を防ぐことができる。また、二次電池3bの外部からの水分が温度保護素子7bに接触することを防止できる。したがって、温度保護素子7bをより確実に動作させることができる。
次に、この発明の第2参考形態による二次電池について説明する。なお、第2参考形態による二次電池の特徴と直接関係ない第1の参考形態で説明したものと同一の符号を付した構成要素および電池断面の構成については、ここでは説明を省略する。
図19は、この発明の第2参考形態による二次電池の平面構成の一例を示す。二次電池3cは、第1の実施形態における二次電池3bと同様、温度保護素子7cが二次電池3cの上部の外装ケース15の封止部(シール部)に配置されている。すなわち、温度保護素子7cが配置されている部分と負極外部端子である端子T4の金属板、すなわちリード電極11の上下面に配置されている封止板27の部分において、二次電池3cの外装フィルム15が過熱と加圧により、溶着されている。なお、温度保護素子7cの素子部とリード電極の構造は、上述した第1の参考形態における温度保護素子7aと同様であり、ここでは、説明を省略する。
二次電池3cの正極集電体16と温度保護素子7cの電極である金属板(リード電極8c)とが、接続部21において接合されている。この正極側の金属板の材料は、電解液(質)20に溶解しない金属である。具体的には、アルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などである。温度保護素子7cの他方の金属板、すなわちリード電極9cの一部は、二次電池3cの外装ケース15の外部に突出している。この外部正極電極の金属板の材料は、ニッケルなどである。この外部正極電極の金属板は、電解液(質)20から隔離されているため、ニッケルにしても問題ない。勿論、リード電極8cと同じアルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などの電解液(質)20に溶解しない金属や鉄、鉄合金などの金属を材料としても良い。
二次電池3cの負極集電体17と二次電池3cの電極の金属板(リード電極11)とが、接続部22において接合されている。この負極側の金属板の材料は、ニッケルなどである。
二次電池3cは、上述した第1の実施形態での二次電池3bと比較して、温度保護素子7bの外装フィルム23bが省略された構造とされている。1枚の封止板29cが、温度保護素子7cの素子部と2個の金属板(リード電極8cおよび9c)の一部の上に配置されている。また、1枚の封止板29cが、温度保護素子7cの素子部と2個の金属板(リード電極8cおよび9c)の一部の下に配置されている。したがって、外装ケース15の封止板によって、温度保護素子7cの素子部全体と金属板(リード電極8cおよび9c)の根元、すなわち温度保護素子7c側の一部が挟まれた構成とされている。このように、温度保護素子7cの素子部の上と下に、封止板29cが配置されることにより、温度保護素子7c、リード電極8cおよび9cと二次電池3cの外装フィルム15との電気的な絶縁を確保している。
以上説明したように、この発明の第2参考形態による二次電池3cおよび二次電池3cを内蔵する電池パックによれば、以下のような効果を有する。
第1の実施形態による二次電池3bと比較して、温度保護素子を包む外装フィルム23bが省略されているため、より安価に製造することができる。
また、温度保護素子7cをシール部に配置していることで、温度保護素子7cのリード電極9cを二次電池3cの電解液(質)20から隔離することができる。これにより、正極の外部電極の金属板(リード電極9c)の材料を、ニッケルにすることができる。すなわち、温度保護素子7cのリード電極8cおよび9cのうち、電解液(質)20と接触するリード電極8cのみ、アルミニウムなどニッケル以外の金属とすれば良い。ニッケルは、アルミニウムよりも引っ張り強度が強い。また、電気抵抗溶接性が良好である。したがって、信頼性の高い電極の二次電池とすることができる。
また、温度保護素子7cのリード電極8cがアルミニウムなど、電解液(質)20に影響されにくい材料で構成されているので、二次電池3cの外装ケース15の内部にリード電極8cを配置しても、リード電極8cが電解液(質)20に溶解することを防止できる。また、温度保護素子7cを二次電池3cの外装ケース15の封止部内に備えているため、過大電圧充電時の安全性をより高くすることができる。
また、温度保護素子7cとリード電極8cおよび9cの一部の上下面に封止板29cを設けていることにより、接合部28内への二次電池3cの電解液(質)20の流入を防ぐことができ、二次電池3cの外部からの水分が温度保護素子7cに接触することを防止できるとともに、温度保護素子7c、リード電極8cおよび9cと二次電池3cの外装ケース15との電気的な絶縁を確保することができる。したがって、温度保護素子7cをより確実に動作させることができる。
次に、この発明の第3参考形態による二次電池について説明する。なお、第3参考形態による二次電池の特徴と直接関係ない第1の参考形態で説明したものと同一の符号を付した構成要素および電池断面の構成については、ここでは説明を省略する。
図20は、この発明の第3参考形態による二次電池の平面構成の一例を示す。二次電池3dは、第2参考形態における二次電池3cと同様、温度保護素子7dが二次電池3dの上部の外装ケース15の封止部(シール部)に配置されている。すなわち、温度保護素子7dが配置されている部分と負極外部端子である端子T4の金属板、すなわちリード電極11の上下面に配置されている封止板27の部分において、二次電池3dの外装ケース15が過熱と加圧により、溶着されている。なお、温度保護素子7dの素子部とリード電極の構造は、上述した第1の参考形態における温度保護素子7aと同様であり、ここでは、説明を省略する。
二次電池3dの正極集電体16と温度保護素子7dの電極である金属板(リード電極8d)とが、接続部21において接合されている。この正極側の金属板の材料は、電解液(質)20に溶解しない金属である。具体的には、アルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などである。温度保護素子7dの他方の金属板、すなわちリード電極9dの一部は、二次電池3dの外装ケース15の外部に突出している。この外部正極電極の金属板の材料は、ニッケルなどである。この外部正極電極の金属板は、電解液(質)20から隔離されているため、ニッケルにしても問題ない。勿論、リード電極8と同じアルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金、金含有合金などの電解液(質)20に溶解しない金属や鉄、鉄合金などの金属を材料としても良い。
二次電池3dの負極集電体17と二次電池3dの電極の金属板(リード電極11)とが、接続部22において接合されている。この負極側の金属板の材料は、ニッケルなどである。
二次電池3dは、上述した第1の実施形態での二次電池3bと比較して、温度保護素子7bの外装フィルム23bが省略された構造とされている。リード電極9dが外装ケース15の封止部から出るように温度保護素子7dが配置されている。すなわち、温度保護素子7dの素子部の一部または端部が外装ケース15の封止部から突出するように温度保護素子7dを配置している。1枚の封止板29dが、温度保護素子7dの素子部と下側の金属板(リード電極8d)の一部の上に配置されている。また、1枚の封止板29dが、温度保護素子7dの素子部と下側の金属板(リード電極8d)の一部の下に配置されている。したがって、外装ケース15の封止板によって、温度保護素子7dの素子部全体と金属板(リード電極8d)の根元、すなわち温度保護素子7d側の一部が挟まれた構成とされている。このように、温度保護素子7dの素子部の上と下に、封止板29dが配置されることにより、温度保護素子7d、リード電極8dおよび9dと二次電池3dの外装ケース15との電気的な絶縁を確保している。
温度保護素子7dは、二次電池3dの金属ラミネートフィルムなどからなる外装ケース15に覆われているため、二次電池3dの発電部10の温度は、外装ケース15を介しても伝わる。このため、二次電池3dの発電部10と温度保護素子7dの温度の結合が強い。
以上説明したように、この発明の第3参考形態による二次電池3dおよび二次電池3dを内蔵する電池パックによれば、以下のような効果を有する。
第2参考形態による二次電池3cと比較して、外装ケース15が小型になるため、より安価に製造できる。また、二次電池3d全体の外形寸法が小型になる。
第1の実施形態による二次電池3bと比較して、温度保護素子を包む外装フィルム23bが省略されているため、より安価に製造することができる。
また、温度保護素子7dをシール部に配置していることで、温度保護素子7dのリード電極9dを二次電池3dの電解液(質)20から隔離することができる。これにより、正極の外部電極の金属板(リード電極9d)の材料を、ニッケルにすることができる。すなわち、温度保護素子7dのリード電極8dおよび9dのうち、電解液(質)20と接触するリード電極8dのみ、アルミニウムなどニッケル以外の金属とすれば良い。ニッケルは、アルミニウムよりも引っ張り強度が強い。また、電気抵抗溶接性が良好である。したがって、信頼性の高い電極の二次電池とすることができる。
また、温度保護素子7dのリード電極8dがアルミニウムなど、電解液(質)20に影響されにくい材料で構成されているので、二次電池3dの外装ケース15の内部にリード電極8dを配置しても、リード電極8dが電解液(質)20に溶解することを防止できる。また、温度保護素子7dを二次電池3dの外装ケース15の封止部内に備えているため、過大電圧充電時の安全性をより高くすることができる。
また、リード電極9dが外装ケース15の封止部から出るように温度保護素子7dを配置し、温度保護素子7dとリード電極8dの一部の上下面に封止板29dを設けていることにより、接合部28内への二次電池3dの電解液(質)20の流入を防ぐことができ、二次電池3dの外部からの水分が温度保護素子7dに接触することを防止できるとともに、温度保護素子7d、リード電極8dおよび9dと二次電池3dの外装ケース15との電気的な絶縁を確保することができる。したがって、温度保護素子7dをより確実に動作させることができる。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した第1の参考形態では、温度保護素子のリード電極をL字形とし、第1の実施形態ならびに第2および第3参考形態では、リード電極を一直線の長方形として説明したが、温度保護素子のリード電極は、これら形状に限定されるものではない。図21は、U字形のリード電極構成の温度保護素子の構成の一例であり、図22は、その断面を示す。
温度保護素子7eの電極の金属板、すなわちリード電極8eと9eとが同じ方向に配置されており、U字形をなしている。温度保護素子7eは、金属ラミネートフィルムなどからなる外装フィルム23eおよび/または外装ケース15に包まれており、金属板(リード電極8eおよび9e)の根元、すなわち温度保護素子7e側の一部には、2枚の封止板(封止板24eおよび25e)がそれぞれ配置されている。リード電極8eおよび9e、外装フィルム23eは、それぞれ、上述した第1の参考形態におけるリード電極8aおよび9a、外装フィルム23aと同様の材料で構成される。また、温度保護素子7eの素子部とリード電極の構造は、上述した第1の参考形態における温度保護素子7aと同様であり、ここでは、説明を省略する。
このように、本発明では、製造する二次電池に適した形状の温度保護素子を使用することが好ましい。これにより、二次電池および電池パックの小型化、軽量化および製造コストの削減などが実現できる。
また、上述した実施形態では、二次電池および温度保護素子のリード電極を金属板として説明したが、リード電極は、板状の金属に限らず、棒状などリード電極として用いることができる他の形状、導電体であっても良い。
この発明に適用できる電池パックの一例の外観を示す略線図である。 電池パックの内部構造を示す略線図である。 電池パックの回路ブロックの一例を示す略線図である。 温度保護素子と二次電池の発電部の結合を説明するための略線図である。 発電部と温度保護素子を含む二次電池の回路の一例を示す略線図である。 二次電池の回路の別の例を示す略線図である。 この発明の第1の参考形態による温度保護素子が配置された二次電池の断面構成の一例を示す略線図である。 温度保護素子を内蔵する二次電池の断面構成の他の例を示す略線図である。 この発明の第1の参考形態による二次電池の平面構成の一例を示す略線図である。 温度保護素子として適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の一例を示す略線図である。 温度保護素子として適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の他の例を示す略線図である。 温度保護素子として適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の他の例を示す略線図である。 温度保護素子として適用できる正特性サーミスタ(PTC)の構成の他の例を示す略線図である。 外装フィルム付近を拡大した略線図である。 外装フィルム付近の断面を示す略線図である。 この発明の第1の実施形態による二次電池の平面構成の一例を示す略線図である。 外装フィルム付近を拡大した略線図である。 外装フィルム付近の断面を示す略線図である。 この発明の第2参考形態による二次電池の平面構成の一例を示す略線図である。 この発明の第3参考形態による二次電池の平面構成の一例を示す略線図である。 U字形のリード電極構成の温度保護素子の構成の一例を示す略線図である。 U字形のリード電極構成の温度保護素子の断面の一例を示す略線図である。
符号の説明
1・・・電池パック
3,3a,3b,3c,3d・・・二次電池
7,7a,7b,7c,7d・・・温度保護素子
8,8a,8b,8c,8d・・・電池側リード電極
9,9a,9b,9c,9d・・・端子側リード電極
10・・・発電部
15・・・外装ケース
16・・・正極集電体
17・・・負極集電体
20・・・電解(液)質
23,23a,23b,23e・・・外装フィルム
24a,24b,24e,25a,25b,25e,26,27,29c,29d・・・封止板
28・・・接合部
30,31,34,35・・・ニッケル板
T1,T2,T3,T4・・・端子



Claims (6)

  1. 封止部を備える外装ケースと、
    集電体を備える発電素子部と、
    電解質に溶解しない金属で構成されるリード電極と、素子部とを備える温度保護素子と
    を備え、
    上記温度保護素子が、上記リード電極により上記集電体に電気的に接続され、上記温度保護素子の素子部の全体が、上記封止部のみに配置された外装フィルムに包まれるようにして上記封止部に配置される二次電池。
  2. 上記電解質に溶解しない金属が、アルミニウム、アルミニウム含有合金、白金、白金含有合金、金および金含有合金のいずれかである
    請求項1に記載の二次電池。
  3. 上記集電体が、正極集電体である
    請求項1または2に記載の二次電池。
  4. 上記外装フィルムが封止板をさらに備え、
    上記リード電極の一部および上記温度保護素子の素子部が、上記封止板により挟まれている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池。
  5. 上記温度保護素子の素子部と上記リード電極とが、上記リード電極を構成する金属とは異なる材質の金属を介して接合される
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の二次電池。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の二次電池が内蔵された電池パック。
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