JP4921940B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に使用される折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、上部フレームと、底部と、上部フレームの短辺部にその上部水平部がヒンジ連結され、且つ、折り畳みコンテナーの内側方向に回動可能な側壁(以下、この側壁を、はね上げ側壁という。)と、上部分割側壁と、下部分割側壁とを有するとともに、上部分割側壁の上部水平部が、上部フレームの長辺側にヒンジ連結され、また、上部分割側壁の下部水平部と下部分割側壁の上部水平部とが互いにヒンジ連結され、更に、下部分割側壁の下部水平部が、底部の長辺部にヒンジ連結されている折り畳みコンテナーが知られている。
上述したように、上部分割側壁の下部水平部と下部分割側壁の上部水平部とが互いにヒンジ連結されているが、上部分割側壁の下部水平部と下部分割側壁の上部水平部とは、何方か一方に形成された雄ヒンジ部材としてのヒンジピンを、もう一方に形成された雌ヒンジ部材としての透孔に挿入したり、或いは、雌ヒンジ部材としての嵌合凹部に嵌入させることにより、上部分割側壁の下部水平部及び下部分割側壁の上部水平部に沿って、複数個所のヒンジ連結部によりヒンジ連結されている。このような上部分割側壁の下部水平部と下部分割側壁の上部水平部とのヒンジ連結構造は、一例として、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特開平6−99975号公報 特開平11−35034号公報
上述した上部分割側壁の下部水平部と下部分割側壁の上部水平部とのヒンジ連結部は、上部分割側壁の下部水平部及び下部分割側壁の上部水平部に沿って、複数個所に形成されており、また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、水平方向に、複数個所、形成されているヒンジ連結部は、上部分割側壁の下部水平部の外壁面及び下部分割側壁の上部水平部の外壁面から、外側に突出しており、隣り合うヒンジ連結部間には、凹部が形成されている。このような従来の箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、ローラーコンベヤーやベルトコンベヤー等の搬送ライン上を搬送する際に、搬送ラインに沿って配設された種々の装置や部材等が、隣り合うヒンジ連結部間に形成された凹部に嵌まり込んで、ヒンジ連結部に引っ掛かり、搬送ライン上を搬送される箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの姿勢が変更されたり、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーが、搬送ラインから落下する等の問題があった。搬送ライン上を搬送される箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの姿勢が変わると、折り畳みコンテナーに配設されているバーコードの情報やICタグの情報の読み取りに支障を来すことになる。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、ローラーコンベヤーやベルトコンベヤー等の搬送ライン上を搬送する際に、搬送ラインに沿って配設された種々の装置や部材等が、隣り合うヒンジ連結部間に形成された凹部に嵌まり込んで、ヒンジ連結部に引っ掛かると、ヒンジ連結部が損傷するという問題があった。
本発明の目的は、上述した折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、上部フレームと底部と上部フレームにその上端部が枢支されたはね上げ側壁と上部分割側壁と下部分割側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、上部分割側壁の下部水平部を構成する横長の板状帯状部の外壁面の両端部には、所定の曲率半径を有する円弧状を有する端部支持片と端部ヒンジピンとからなる端部雄ヒンジ部材が形成されており、また、端部雄ヒンジ部材間に位置する上部分割側壁の板状帯状部の外壁面には、端部雄ヒンジ部材を構成する端部支持片と略同じ曲率半径を有する円弧状を有する相対する支持片と、相対する支持片を架橋するヒンジピンとからなる中間雄ヒンジ部材が形成されており、また、下部分割側壁の上部水平部を構成する横長の板状帯状部の外壁面の両端部には、端部雄ヒンジ部材を構成する端部支持片の曲率半径及び中間雄ヒンジ部材を構成する支持片の曲率半径と略同じ曲率半径を有する円弧状を有する端部雌ヒンジ部材が形成されており、端部雌ヒンジ部材は、下方に湾曲した上部湾曲部と、上方に湾曲した下部湾曲部と、上部湾曲部の下端と下部湾曲部の上端との間に形成された水平スリットから構成されており、また、端部雌ヒンジ部材間に位置する下部分割側壁の板状帯状部の外壁面には、中間雄ヒンジ部材に対応して、下方に湾曲した上部湾曲部と、上方に湾曲した下部湾曲部と、上部湾曲部の下端と下部湾曲部の上端との間に形成された水平スリットからなる中間雌ヒンジ部材が形成されており、中間雌ヒンジ部材の水平スリットを挟んで位置する上部湾曲部と下部湾曲部とにより形成される先端部は、端部雄ヒンジ部材の端部支持片の先端部の曲率半径及び中間雄ヒンジ部材の支持片の先端部の曲率半径と略同じ曲率半径に形成されており、更に、下部分割側壁には、板状帯状部を外側に膨出させることにより形成された半円筒部を有する端部側膨出部が形成されており、端部側膨出部の半円筒部の曲率半径は、端部雄ヒンジ部材の端部支持片の先端部の曲率半径、中間雄ヒンジ部材の支持片の先端部の曲率半径、端部雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径及び中間雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径と略同じ曲率半径を有しているとともに、端部側膨出部の中間雌ヒンジ部材側の先端面と、端部側膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間には、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材の支持片の厚さと略同じ間隙が形成されており、また、下部分割側壁に形成された中間雌ヒンジ部材間には、板状帯状部を外側に膨出させることにより形成された半円筒部を有する中間膨出部が形成されており、中間膨出部の半円筒部の曲率半径は、端部雄ヒンジ部材の端部支持片の先端部の曲率半径、中間雄ヒンジ部材の支持片の先端部の曲率半径、端部雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径及び中間雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径と略同じ曲率半径に形成されているとともに、中間膨出部と、中間膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間には、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材の支持片の厚さと略同じ間が形成されており、上部分割側壁に形成された端部雄ヒンジ部材の端部ヒンジピンを、下部分割側壁に形成された端部雌ヒンジ部材の水平スリットに嵌入して、上部湾曲部と下部湾曲部とにより、端部ヒンジピンを挟持し、同様に、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材のヒンジピンを、下部分割側壁に形成された中間雌ヒンジ部材の水平スリットに嵌入して、上部湾曲部と下部湾曲部とにより、端部ヒンジピンを挟持するとともに、端部側膨出部と該端部側膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間に形成されている間隙、及び、中間膨出部と該中間膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間に形成されている間隙に、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材の支持片を挿入することにより、上部分割側壁と下部分割側壁とがヒンジ連結されるように構成したものである。
上部分割側壁の下部水平部と下部分割側壁の上部水平部とをヒンジ連結するヒンジ連結部と該ヒンジ連結部と隣り合うヒンジ連結部との間に、実質的に間隙が存在しないように、膨出部を形成したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーが搬送ライン上を搬送される際に、搬送ラインに沿って配設された種々の装置や部材等が、従来の折り畳みコンテナーのように、隣り合うヒンジ連結部間に形成された凹部に嵌まり込むようなことがなく、従って、搬送ラインに沿って搬送される折り畳みコンテナーの姿勢が変更したり、ヒンジ連結部が損傷するようなことを防止することができる。
折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、上部分割側壁と下部分割側壁とのヒンジ連結部及び膨出部とにより構成される水平状の略蒲鉾状の膨出部の外表面に、ヒンジ連結部を構成する雌ヒンジ部材に形成されている凹部を除いて、実質的に、凹部が形成されないように構成したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーが搬送ライン上を搬送される際に、搬送ラインに沿って配設された種々の装置や部材等が、従来の折り畳みコンテナーのように、隣り合うヒンジ連結部間に形成された凹部に嵌まり込むようなことがなく、従って、搬送ラインに沿って搬送される折り畳みコンテナーの姿勢が変更したり、ヒンジ連結部が損傷するようなことを確実に防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
折り畳みコンテナーは、上部フレーム1と底部2とはね上げ側壁3と上部分割側壁4と下部分割側壁5とから構成されている。上部フレーム1の相対する短辺部1aには、はね上げ側壁3の上部水平部がヒンジ連結されており、また、上部フレーム1の相対する長辺部1bには、上部分割側壁4の上部水平部がヒンジ連結されており、更に、上部分割側壁4の下部水平部と下部分割側壁5の上部水平部とは、後述するようにヒンジ連結されており、更にまた、下部分割側壁5の下部水平部は、底部の長辺部2aにヒンジ連結されている。
図1に示されているように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態においては、相対するはね上げ側壁3が、略垂直に立てられ、また、上部分割側壁4と下部分割側壁5とが、略面一状態で、且つ、略垂直に立てられている。
図1に示されている箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの略垂直状のはね上げ側壁3を、折り畳みコンテナーの内部方向に回動させて、図2に示されているように、略水平状態とし、次いで、上部分割側壁4と下部分割側壁5をヒンジ連結しているヒンジ連結部を、折り畳みコンテナーの内部方向に移動させて、上部分割側壁4と下部分割側壁5とを重ねることにより、箱型状態の折り畳みコンテナーを、図3に示されているように、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。また、底部2に対して上部フレーム1を持ち上げて、略水平状態に重ねられている上部分割側壁4と下部分割側壁5を、互いに略面一になるように略垂直に立て、次いで、上部フレーム1の相対する短辺部1aに、その上端部がヒンジ連結されているはね上げ側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させることにより、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てるように構成されている。
次に、図4〜図9を用いて、上部分割側壁4の下部水平部と下部分割側壁5の上部水平部とのヒンジ連結部等について説明する。
上部分割側壁4の下部水平部を構成する横長の板状帯状部4aの外壁面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)4a1の両端部には、端部支持片h1aが、板状帯状部4aに略垂直に形成されており、端部支持片h1aの板状帯状部4aの中央部側の面には、端部ヒンジピンh1bが、端部支持片h1aに略垂直に形成されている。この端部支持片h1aと端部ヒンジピンh1bとにより、端部雄ヒンジ部材H1が構成されている。端部支持片h1aの先端部は、所定の曲率半径を有する円弧状に形成されている。
端部雄ヒンジ部材H1間に位置する上部分割側壁4の板状帯状部4aの外壁面4a1には、適当数の中間雄ヒンジ部材H2が形成されている。中間雄ヒンジ部材H2は、板状帯状部4aに略垂直に、且つ、所定の間隔を置いて形成された相対する支持片h2aと、相対する支持片h2aを架橋するヒンジピンh2bとにより構成されており、支持片h2aの先端部も、上述した端部雄ヒンジ部材H1を構成する端部支持片h1aと略同じ曲率半径を有する円弧状に形成されている。なお、本実施例には、4個の中間雄ヒンジ部材H2が形成されている例が示されている。
下部分割側壁5の上部水平部を構成する横長の板状帯状部5aの外壁面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)5a1の両端部には、端部雌ヒンジ部材H3が形成されている。端部雌ヒンジ部材H3は、下方に湾曲した上部湾曲部h3aと上方に湾曲した下部湾曲部h3bとを有しており、上部湾曲部h3aの下端と下部湾曲部h3bの上端との間には、水平スリットh3cが形成されており、その側面形状(下部分割側壁5の垂直端部5b側から見た形状)が、略C状に形成されている。また、水平スリットh3cを挟んで位置する上部湾曲部h3aと下部湾曲部h3bとにより形成される先端部は、上述した端部雄ヒンジ部材H1を構成する端部支持片h1aの先端部の曲率半径及び中間雄ヒンジ部材H2を構成する支持片h2aの曲率半径と略同じ曲率半径を有する円弧状に形成されている。更に、水平スリットh3cの幅は、上部分割側壁4に形成された端部雄ヒンジ部材H1の端部ヒンジピンh1b及び中間雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの直径より狭く形成されている。
端部雌ヒンジ部材H3間に位置する下部分割側壁5の板状帯状部5aの外壁面5a1には、上述した上部分割側壁4の板状帯状部4aの外壁面4a1に形成された中間雄ヒンジ部材H2に対応して、中間雌ヒンジ部材H4が形成されている。中間雌ヒンジ部材H4も、上述した端部雌ヒンジ部材H3と同様に、下方に湾曲した上部湾曲部h4aと上方に湾曲した下部湾曲部h4bとを有しており、上部湾曲部h4aの下端と下部湾曲部h4bの上端との間には、水平スリットh4cが形成されており、その側面形状(下部分割側壁5の垂直端部5b側から見た形状)が、略C状に形成されている。また、水平スリットh4cを挟んで位置する上部湾曲部h4aと下部湾曲部h4bとにより形成される先端部は、上述した端部雄ヒンジ部材H1を構成する端部支持片h1aの先端部の曲率半径及び中間雄ヒンジ部材H2を構成する支持片h2aの先端部の曲率半径と略同じ曲率半径を有する円弧状に形成されている。更に、水平スリットh4cの幅も、上部分割側壁4に形成された端部雄ヒンジ部材H1の端部ヒンジピンh1b及び中間雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの直径より狭く形成されている。
S1は、下部分割側壁5の板状帯状部5aを、外側に膨出させることにより形成された端部側膨出部であり、端部側膨出部S1は、その側面形状(下部分割側壁5の垂直端部5b側から見た形状)が、略C状の半円筒部s1aと、半円筒部s1aの上端から、板状帯状部5aに略垂直に延在する水平部s1bとを有している。また、端部側膨出部S1の半円筒部s1aの曲率半径は、上述した端部雄ヒンジ部材H1を構成する端部支持片h1aの先端部の曲率半径、中間雄ヒンジ部材H2を構成する支持片h2aの先端部の曲率半径、端部雌ヒンジ部材H3の上部湾曲部h3aと下部湾曲部h3bとにより形成される先端部の曲率半径及び中間雌ヒンジ部材H4の上部湾曲部h4aと下部湾曲部h4bとにより形成される先端部の曲率半径と略同じ曲率半径に形成されている。更に、端部側膨出部S1は、端部雌ヒンジ部材H3を構成する上部湾曲部h4aと下部湾曲部h4bの中間雌ヒンジ部材H4側の側端面に連接されているとともに、端部側膨出部S1の中間雌ヒンジ部材H4側の先端面s1cと、端部側膨出部S1と隣り合う中間雌ヒンジ部材H4との間には、上部分割側壁4に形成された中間雄ヒンジ部材H2の支持片h2aの厚さT1と略同じ間隙W1が形成されている。
下部分割側壁5に形成された隣り合う中間雌ヒンジ部材H4間には、上述した端部側膨出部S1と同様の中間膨出部S2が形成されている。中間膨出部S2も、下部分割側壁5の板状帯状部5aを、外側に膨出させることにより形成されており、図11に示されているように、側面形状(下部分割側壁5の垂直端部5b側から見た形状)が、略C状の半円筒部s2aと、半円筒部s2aの上端から、板状帯状部5aに略垂直に延在する水平部s2bとを有している。また、中間膨出部S2の半円筒部s2aの曲率半径は、上述した端部雄ヒンジ部材H1を構成する端部支持片h1aの先端部の曲率半径、中間雄ヒンジ部材H2を構成する支持片h2aの先端部の曲率半径、端部雌ヒンジ部材H3の上部湾曲部h3aと下部湾曲部h3bとにより形成される先端部の曲率半径及び中間雌ヒンジ部材H4の上部湾曲部h4aと下部湾曲部h4bとにより形成される先端部の曲率半径と略同じ曲率半径に形成されている。更に、中間膨出部S2と、該中間膨出部S2と隣り合う中間雌ヒンジ部材H4との間には、上部分割側壁4に形成された中間雄ヒンジ部材H2の支持片h2aの厚さT1と略同じ間隙W1が形成されている。
上部分割側壁4に形成された端部雄ヒンジ部材H1の端部ヒンジピンh1bを、下部分割側壁5に形成された端部雌ヒンジ部材H3の水平スリットh3cに嵌入して、上部湾曲部h3aと下部湾曲部h3bとにより、端部ヒンジピンh1bを挟持し、同様に、上部分割側壁4に形成された中間雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bを、下部分割側壁5に形成された中間雌ヒンジ部材H4の水平スリットh4cに嵌入して、上部湾曲部h4aと下部湾曲部h4bとにより、端部ヒンジピンh2bを挟持するとともに、端部側膨出部S1と該端部側膨出部S1と隣り合う中間雌ヒンジ部材H4との間に形成されている間隙W1及び中間膨出部S2と該中間膨出部S2と隣り合う中間雌ヒンジ部材H4との間に形成されている間隙W1に、上部分割側壁4に形成された中間雄ヒンジ部材H2の支持片h2aを挿入することにより、図10及び図11に示されているように、上部分割側壁4と下部分割側壁5とがヒンジ連結されることになる。
上述したように、上部分割側壁4の端部雄ヒンジ部材H1と下部分割側壁5の端部雌ヒンジ部材H3とにより、端部ヒンジ連結部C1が構成され、また、上部分割側壁4の中間雄ヒンジ部材H2と下部分割側壁5の中間雌ヒンジ部材H4とにより、中間ヒンジ連結部C2が構成されている。
上述した端部ヒンジ連結部C1と、該端部ヒンジ連結部C1と隣り合う中間ヒンジ連結部C2との間には、実質的に間隙が存在しないように、端部側膨出部S1が形成され、また、隣り合う中間ヒンジ連結部C2間には、実質的に間隙が存在しないように、中間膨出部S2が形成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーが搬送ライン上を搬送される際に、搬送ラインに沿って配設された種々の装置や部材等が、従来の折り畳みコンテナーのように、隣り合うヒンジ連結部間に形成された凹部に嵌まり込むようなことがなく、従って、搬送ラインに沿って搬送される折り畳みコンテナーの姿勢が変更したり、ヒンジ連結部が損傷するようなことを防止することができる。
上述したように、端部側膨出部S1の中間雌ヒンジ部材H4側の先端面s1cと、端部側膨出部S1と隣り合う中間雌ヒンジ部材H4との間に形成されている間隙W1、及び、中間膨出部S2と、該中間膨出部S2と隣り合う中間雌ヒンジ部材H4との間に形成されている間隙W1は、中間雄ヒンジ部材H2の支持片h2aの厚さT1と略同じであるので、上記の間隙W1に、中間雄ヒンジ部材H2の支持片h2aが挿入され、上述したように、上部分割側壁4と下部分割側壁5とがヒンジ連結された際には、端部側膨出部S1と中間雄ヒンジ部材H2との間、中間雄ヒンジ部材H2と中間雌ヒンジ部材H4との間及び中間雄ヒンジ部材H2と中間膨出部S2との間に、実質的に間隙が存在しないように構成されている。
また、上部分割側壁4に形成された端部雄ヒンジ部材H1を構成する端部支持片h1aの先端部の曲率半径、上部分割側壁4に形成された中間雄ヒンジ部材H2を構成する支持片h2aの先端部の曲率半径、下部分割側壁5に形成された端部雌ヒンジ部材H3の先端部の曲率半径、下部分割側壁5に形成された中間雌ヒンジ部材H4の先端部の曲率半径、端部側膨出部S1の半円筒部s1aの曲率半径及び中間膨出部S2の半円筒部s2aの曲率半径が、略同じに形成されているので、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、上部分割側壁4の端部雄ヒンジ部材H1と下部分割側壁5の端部雌ヒンジ部材H3とのヒンジ連結により形成される端部ヒンジ連結部C1、上部分割側壁4の中間雄ヒンジ部材H2と下部分割側壁5の中間雌ヒンジ部材H4とのヒンジ連結により形成される中間ヒンジ連結部C2、端部側膨出部S1の半円筒部s1a及び中間膨出部S2の半円筒部s2aとにより構成される水平状の略蒲鉾状の膨出部の外表面には、端部雌ヒンジ部材H3の上部湾曲部h3aと下部湾曲部h3b間に形成された凹部V1及び中間雌ヒンジ部材H4の上部湾曲部h4aと下部湾曲部h4b間に形成された凹部V2を除いて、実質的に、凹部が形成されていないので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーが搬送ライン上を搬送される際に、搬送ラインに沿って配設された種々の装置や部材等が、従来の折り畳みコンテナーのように、隣り合うヒンジ連結部間に形成された凹部に嵌まり込むようなことがなく、従って、搬送ラインに沿って搬送される折り畳みコンテナーの姿勢が変更したり、ヒンジ連結部が損傷するようなことを確実に防止することができる。
図1は、箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図2は、組み立て途中或いは折り畳み途中の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図3は、折り畳まれた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する上部分割側壁の部分斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する上部分割側壁の部分拡大斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する下部分割側壁の部分斜視図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する下部分割側壁の部分拡大斜視図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する下部分割側壁の部分垂直側断面図である。 図9は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーを構成する下部分割側壁の部分垂直側断面図である。 図10は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する上部分割側壁と下部分割側壁とがヒンジ連結された状態の部分斜視図である。 図11は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する上部分割側壁と下部分割側壁とがヒンジ連結された状態の部分拡大斜視図である。
符号の説明
C1・・・・・・・端部ヒンジ連結部
C2・・・・・・・中間ヒンジ連結部
H1・・・・・・・端部雄ヒンジ部材
H2・・・・・・・中間雄ヒンジ部材
H3・・・・・・・端部雌ヒンジ部材
H4・・・・・・・中間雌ヒンジ部材
S1・・・・・・・端部側膨出部
S2・・・・・・・中間膨出部
1・・・・・・・・上部フレーム
2・・・・・・・・底部
3・・・・・・・・はね上げ側壁
4・・・・・・・・上部分割側壁
5・・・・・・・・下部分割側壁

Claims (1)

  1. 上部フレームと底部と上部フレームにその上端部が枢支されたはね上げ側壁と上部分割側壁と下部分割側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、上部分割側壁の下部水平部を構成する横長の板状帯状部の外壁面の両端部には、所定の曲率半径を有する円弧状を有する端部支持片と端部ヒンジピンとからなる端部雄ヒンジ部材が形成されており、また、端部雄ヒンジ部材間に位置する上部分割側壁の板状帯状部の外壁面には、端部雄ヒンジ部材を構成する端部支持片と略同じ曲率半径を有する円弧状を有する相対する支持片と、相対する支持片を架橋するヒンジピンとからなる中間雄ヒンジ部材が形成されており、また、下部分割側壁の上部水平部を構成する横長の板状帯状部の外壁面の両端部には、端部雄ヒンジ部材を構成する端部支持片の曲率半径及び中間雄ヒンジ部材を構成する支持片の曲率半径と略同じ曲率半径を有する円弧状を有する端部雌ヒンジ部材が形成されており、端部雌ヒンジ部材は、下方に湾曲した上部湾曲部と、上方に湾曲した下部湾曲部と、上部湾曲部の下端と下部湾曲部の上端との間に形成された水平スリットから構成されており、また、端部雌ヒンジ部材間に位置する下部分割側壁の板状帯状部の外壁面には、中間雄ヒンジ部材に対応して、下方に湾曲した上部湾曲部と、上方に湾曲した下部湾曲部と、上部湾曲部の下端と下部湾曲部の上端との間に形成された水平スリットからなる中間雌ヒンジ部材が形成されており、中間雌ヒンジ部材の水平スリットを挟んで位置する上部湾曲部と下部湾曲部とにより形成される先端部は、端部雄ヒンジ部材の端部支持片の先端部の曲率半径及び中間雄ヒンジ部材の支持片の先端部の曲率半径と略同じ曲率半径に形成されており、更に、下部分割側壁には、板状帯状部を外側に膨出させることにより形成された半円筒部を有する端部側膨出部が形成されており、端部側膨出部の半円筒部の曲率半径は、端部雄ヒンジ部材の端部支持片の先端部の曲率半径、中間雄ヒンジ部材の支持片の先端部の曲率半径、端部雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径及び中間雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径と略同じ曲率半径を有しているとともに、端部側膨出部の中間雌ヒンジ部材側の先端面と、端部側膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間には、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材の支持片の厚さと略同じ間隙が形成されており、また、下部分割側壁に形成された中間雌ヒンジ部材間には、板状帯状部を外側に膨出させることにより形成された半円筒部を有する中間膨出部が形成されており、中間膨出部の半円筒部の曲率半径は、端部雄ヒンジ部材の端部支持片の先端部の曲率半径、中間雄ヒンジ部材の支持片の先端部の曲率半径、端部雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径及び中間雌ヒンジ部材の先端部の曲率半径と略同じ曲率半径に形成されているとともに、中間膨出部と、中間膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間には、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材の支持片の厚さと略同じ間が形成されており、上部分割側壁に形成された端部雄ヒンジ部材の端部ヒンジピンを、下部分割側壁に形成された端部雌ヒンジ部材の水平スリットに嵌入して、上部湾曲部と下部湾曲部とにより、端部ヒンジピンを挟持し、同様に、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材のヒンジピンを、下部分割側壁に形成された中間雌ヒンジ部材の水平スリットに嵌入して、上部湾曲部と下部湾曲部とにより、端部ヒンジピンを挟持するとともに、端部側膨出部と該端部側膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間に形成されている間隙、及び、中間膨出部と該中間膨出部と隣り合う中間雌ヒンジ部材との間に形成されている間隙に、上部分割側壁に形成された中間雄ヒンジ部材の支持片を挿入することにより、上部分割側壁と下部分割側壁とがヒンジ連結されるように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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