JP4920231B2 - 配線基板及びその製造方法、並びに、電子部品パッケージ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
この電子部品のパッケージは、配線基板101と、この配線基板101を介して積層、接続されているICチップなどのチップ102と、プリント基板103とから概略構成されている。また、配線基板101は、セラミックスやシリコンなどの硬質材からなる基材104と、その一方の面104aに形成された配線回路105と、他方の面104bに形成された配線回路106と、基材104を貫通し、一方の配線回路105から他方の配線回路106に渡る貫通電極107とから構成されている。
まず、厚さが数百μmのシリコンからなる平板状の基材111の両主面に、厚さ1μm程度の絶縁層である第1のシリコン酸化膜112を、例えば熱酸化法により形成する(第1の絶縁層形成工程)[14(a)]。
その後、Deep-Reactive Ion Etching (DRIE)法によって、基材111に、一方の主面Aから他方の主面側に形成された第1のシリコン酸化膜112に至る細孔113を形成する(細孔形成工程)[図14(c)]。ここで、DRIE法とは、エッチングガスとして六フッ化硫黄(SF6 )などを用い、高密度プラズマによるエッチングと、細孔113の側壁へのパッシベーション成膜を交互に行うことにより(Bosch プロセス)、基材111に深堀りエッチングする方法である。
さらに、少なくとも細孔113を覆う位置にある第1のシリコン酸化膜112上に、第1の金属薄膜115を形成する(薄膜形成工程)[図15(a)]。
次いで、溶融金属吸引法または印刷法により、導電性物質を細孔113内に充填し、貫通配線(貫通電極とも呼ぶ)117を形成する(導電性物質充填工程)[図15(c)]。
最後に、一方の主面における貫通配線を覆うように第2の金属薄膜116を形成する(薄膜形成工程)[図15(d)]ことにより、貫通配線117を介して第1の金属薄膜115と第2の金属薄膜116が電気的に接続される。
本発明の請求項2に係る配線基板は、請求項1において、前記絶縁性の基材をなす硬質材が、ガラスまたはセラミックスであることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る配線基板は、貫通孔を備え、該貫通孔の内面を覆うように第一絶縁層を配してなる導電性の基材、前記貫通孔内に前記第一絶縁層を介して導電体を充填してなる貫通配線、前記貫通配線の端面を覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層、前記基材と前記導電層の間に配される第二絶縁層、及び、前記導電層と前記導電層を配した基材の面とを覆う第三絶縁層、から構成される配線基板であって、前記導電性の基材は線膨張係数が5×10−6/K〜10×10−6/Kの範囲にある硬質材、前記貫通孔内に充填された導電体は金属のみ、から各々構成されており、前記導電層は、少なくとも前記端面と重なる領域における厚さが、5μm以上30μm以下であり、前記第三絶縁層は、樹脂であり、少なくとも前記導電層上の前記端面と重なる領域における厚さが5μm以上20μm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る配線基板は、請求項3において、前記導電性の基材をなす硬質材が、SiまたはGaAsであることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る配線基板は、請求項3又は4において、前記第一絶縁層と前記第二絶縁層とは同一材料からなり、連設されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る配線基板は、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記貫通配線の端面と前記導電層との間に、少なくとも拡散防止層を配したことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る配線基板は、請求項6において、前記拡散防止層が、前記導電層を配した基材の面と該導電層との間にあって、該導電層の全域に配されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る電子部品パッケージは、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の配線基板に、電子部品を実装したことを特徴とする。
本発明の請求項9に係る配線基板の製造方法は、貫通孔を備えた、絶縁性の基材として線膨張係数が2×10−6/K〜10×10−6/Kの範囲にある硬質材、または導電性の基材として線膨張係数が5×10 −6 /K〜10×10 −6 /Kの範囲にある硬質材を用い、前記貫通孔内に金属のみからなる導電体を、めっき法、あるいは溶融金属吸引法により充填してなる貫通配線を形成した後、前記貫通配線の端面を覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層を形成し、さらに、前記導電層と前記導電層を配した基材の面とを覆う絶縁樹脂層を形成する配線基板の製造方法であって、前記導電層のうち、少なくとも前記端面と重なる領域における厚さを、5μm以上30μm以下とし、前記絶縁樹脂層のうち、少なくとも、前記導電層上の前記端面と重なる領域における厚さを、5μm以上20μm以下とすることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る電子部品パッケージの製造方法は、請求項9に記載の配線基板の製造方法により作製した配線基板を用い、該配線基板に電子部品をはんだ接続することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る配線基板(以下、第二配線基板とも呼ぶ)は、貫通孔を備えた絶縁性の基材に代えて、貫通孔を備え、該貫通孔の内面を覆うように第一絶縁層を配してなる導電性の基材を用いた点のみ、上述した第一の配線基板と異なり、他の構成は同様である。したがって、第二配線基板においても、貫通配線の端面を覆うように配され、該端面と電気的に接続される導電層を基材上に有すると共に、該導電層の少なくとも前記端面と重なる領域における厚さを5μm以上30μm以下とした構成により、導電層が貫通配線の端面を抑え込む力が増加する。そのため、実装時などの高温プロセスの際に、両者間に応力が発生しにくい状態となり、ひいては貫通配線をなす導電体と基板表面に配された導電層との接触部における物理的な断線や接触不良の発生が抑制されるので、両者間における電気的特性の安定化が図られた配線基板の提供が可能となる。このような作用・効果が得られる配線基板(第二配線基板)とするためには、前記導電性の基材は硬質材、前記貫通孔内に充填された導電体は金属のみ、から各々構成されることが必須である。
さらに、本発明の請求項9に係る配線基板の製造方法は、貫通孔を備えた絶縁性または導電性の基材として硬質材を用い、貫通配線を形成するため、前記貫通孔内に金属のみからなる導電体を充填する。その充填法として、電解または無電解めっき法、あるいは、溶融した金属のみを圧力差により孔内へ充填する方法(溶融金属吸引法)を用いる。これにより、貫通孔内に金属のみが充填されてなる貫通配線を形成できる。
図1に示した配線基板10は、貫通孔を備えた絶縁性の基材11、前記貫通孔内に導電体を充填してなる貫通配線14A、及び、前記貫通配線の端面14a、14bを覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層16a、16bから構成されており、前記導電層は、少なくとも前記端面と重なる領域xにおける厚さを、5μm以上30μm以下としてなる。
特に、導電層16a、16bは、図1に示すように、少なくとも貫通配線14Aの端面14a、14bと重なる領域xにおける厚さを、5μm以上30μm以下の範囲とすることにより、貫通配線14Aをなす導電体14の端面14a、14bと基材の表裏に配した導電層16a、16bとの接触部における物理的な断線や接触不良の発生を抑制できるので好ましい。5μmより薄い場合には、前記の効果が得られない。30μmより厚い場合には、配線の断面形状がテーパ型となり導電体14を塞ぐ効果が減少し、問題となるレベルの応力が発生するため芳しくない。
なお、導電層16a、16bにおいて領域x以外の領域は、5μm以上30μm以下の厚さとする必要はなく、導電特性が確保されるならば、これより薄い厚さとしても構わない。
基材11は、絶縁性の部材であり、ガラスやセラミック等からなる硬質材が用いられる。また、基材11の厚みは、配線基板の用途に応じて適宜設定される。
なお、この工程SA2において、第一導電膜12を貫通孔13内に露出するとは、貫通孔13の大きさ(貫通孔13の長手方向と垂直な断面の面積)とほぼ等しい面積となるように、貫通孔13内に第一導電膜13を露出させることを指す。
また、露出後、さらに貫通孔をエッチング液にさらしてもよい。これにより、第一導電膜12の露出面よりも大きな開口をもつ、テーパ形状の貫通孔13が得られるので、露出部とともに、貫通孔13の側部から基材11の他方の面11bに亘るようなシード層を均一に形成できるので望ましい。
これらに加えて、この参考例1の配線基板10は、基材11がガラス等からなる絶縁性の部材としたことにより、後述する導電性の部材の場合とは異なり、貫通孔内に絶縁膜を介して貫通電極を設ける必要がなくなるので、製造工程の簡略化が図れる。
図4は、本発明に係る配線基板の第一実施形態を示す概略断面図である。
図4に示した配線基板20は、導電層26a、26bと該導電層を配した基材21の面とを覆うように第三絶縁層27a、27bを配し、該第三絶縁層は該導電層の一部を露呈させる開口部27a’、27b’を備えている点のみ、図1の配線基板10と異なる。
第三絶縁層27a、27bとしては、例えば、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。第三絶縁層27a、27bを厚膜とすることにより、基材21に対して導電層26a、26bを固定する効果があるため、貫通配線24Aと導電層26a、26bとの接触部において応力の発生が抑制される。ゆえに、第三絶縁層27a、27bの厚膜化は、この応力に起因する断線や接触不良などの発生を低減する効果がある。この効果を得るためには、少なくとも貫通配線24Aと導電層26a、26bとの接触部上に位置する第三絶縁層27a、27bを厚膜化すればよく、5μm以上20μm以下の範囲が好ましい。5μmより薄い場合には、貫通配線24Aと導電層26a、26bとの接触部における応力を緩和できない。20μmより厚い場合には、絶縁層自体による応力が大きくなり、基板が反るため芳しくない。
図5に示した配線基板30は、貫通配線34Aの端面と導電層36a、36bとの間に拡散防止層αを配した点のみ、図1の配線基板10と異なる。
拡散防止層αとしては、例えば、Ti、TiN、Ni等が挙げられる。拡散防止層αの厚さは、10nm〜500nm程度の範囲とすればよい。
図5には、拡散防止層αが導電層36a、36bの全域に配された例を示しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも貫通配線34Aの端面と導電層36a、36bに挟まれた領域を含むように配されていれば、同様の効果が得られる。
なお、図示はしないが、上述した第二実施形態に、上記拡散防止層αを追加した構成としても構わない。
図6に示した配線基板50は、導電性の基材51を用い、基材51と導電層59a、59bの間に第二絶縁層52、55を配した点のみ、図1の構成と異なる。
すなわち、図6に示した配線基板50は、貫通孔を備え、該貫通孔の内面を覆うように第一絶縁層55(β)を配してなる導電性の基材51、前記貫通孔内に前記第一絶縁層を介して導電体56を充填してなる貫通配線56A、及び、前記貫通配線の端面56a、56bを覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層59a、59b、から構成されており、導電層59a、59bは、少なくとも前記端面と重なる領域yにおける厚さを、5μm以上30μm以下としてなる。
なお、導電層59a、59bにおいて領域y以外の領域は、5μm以上30μm以下の厚さとする必要はなく、導電特性が確保されるならば、これより薄い厚さとしても構わない。
基材51は、導電性の部材であり、SiやGaAs等からなる硬質材が用いられる。また、基材51の厚みは、配線基板の用途に応じて適宜設定される。
なお、この工程SB1において、第一導電膜53を、少なくとも基材51における貫通孔が形成される領域に成膜すればよい。
この工程SB2では、貫通孔54を、第一絶縁層52内に配されるように形成する。
なお、この工程SB2において、第一絶縁層52を貫通孔54内に露出するとは、貫通孔54の大きさ(貫通孔54の長手方向と垂直な断面の面積)とほぼ等しい面積となるように、貫通孔54内に第一絶縁層52を露出することを示している。
ただし、基材51の一方の面51aを覆う第一絶縁層52と、貫通孔54の内壁面54aを覆う第二絶縁層55(α)と、基材51の他方の面51bを覆う第二絶縁層55(β)とを同一材料とし、両者が連設されていれば、基材51と電気回路59a、59b(第一導電膜53、第二導電膜57)との間の絶縁性を一段と向上させることができるので、より好ましい。
また、貫通孔54の内壁面54aを覆う第二絶縁層55(α)と、基材51の他方の面51bを覆う第二絶縁層55(β)とが連設してなる形態であれば、両者を同時に形成することもできるので、製造工程の簡略化も図れる。
図9は、本発明に係る配線基板の他の実施形態を示す概略断面図である。
図9に示した配線基板60は、各導電層からなる電気回路69a、69bと該導電層を配した基材61の面とを覆うように第三絶縁層70a、70bを配し、該第三絶縁層は該導電層の一部を露呈させる開口部70a’、70b’を備えている点のみ、図6の配線基板50と異なる。
なお、図示はしないが、前述した第二実施形態または参考例5に、上述した拡散防止層αを追加した構成としても構わない。
図10に示した配線基板80は、両面を覆うように第一、第二絶縁層82a、82bを配した基材81を用いる点が、図6の配線基板50の製造方法と異なる。基材81として、シリコン等からなる導電性の基材を用いた場合に有効である。
まず、図11(a)に示すように、厚さ30μm程度のシリコンからなる平板状の基材81の両主面に、第一、第二絶縁層である第1のシリコン酸化膜82a、82bを、例えば熱酸化法により形成する(工程SC1)。
その後、図11(b)に示すように、Deep-Reactive Ion Etching (DRIE)法によって、基材81に、一方の主面Aから他方の主面B側に向けて、第1のシリコン酸化膜82aの手前に基材81の一部が残存するように、細孔84を形成する(工程SC2)。ここで、DRIE法とは、エッチングガスとして六フッ化硫黄(SF6 )などを用い、高密度プラズマによるエッチングと、細孔84の側壁へのパッシベーション成膜を交互に行うことにより(Bosch プロセス)、基材81に深堀りエッチングする方法である。
その後、図11(d)に示すように、溶融金属吸引法または印刷法により、導電性物質を細孔84内に充填し、貫通配線(貫通電極とも呼ぶ)の元となる導電部86を形成する(工程SC4)。
次いで、図12(b)に示すように、露呈させた導電部86の底部のみマスキングを施し、基材81をなす他方の主面Bに第3のシリコン酸化膜87を形成した後、前記マスキングを除去する(工程SC6)。その結果、マスキングの除去により、第3のシリコン酸化膜87に形成した開口部87’から、導電部86の底部は露呈した状態となる。
最後に、図12(d)に示すように、第一導電膜88および第二導電膜83をパターン形成して、基材81の一方の面に電気回路89aを設け、基材81の他方の面に電気回路89bを設け(工程SC8)、配線基板50を得る。
本例では、上述した参考例5の構成(図7)において、基材51の一方の面と他方の面に設ける電気回路59a、59bをなす2つの導電層の厚さを一緒に、μm単位で、1、3、5、10、15、20、30、35、40とした配線基板をそれぞれ作製した。その際、基材51はSi、第一絶縁層52および第二絶縁層55はSiO2、貫通配線をなす導電体はAuSn、導電層はCuとした。
(1)導電層の厚さを3μm以下とした配線基板では、試験後に接触不良による10%以上の抵抗値上昇が100チップ中の100チップで発生した。
(2)導電層の厚さを5μm以上30μm以下の範囲とした配線基板では、試験後に接触不良による10%以上の抵抗値上昇を示すチップは一つも無かった。すなわち、100チップ全てにおいて、抵抗値変化が10%より低い値に収まることが分かった。
(3)導電層の厚さを35μm以上とした配線基板では、応力により導電層の形成自体が困難であり、配線基板の作製ができなかった。
10、20、30、50、60、80 配線基板、
11、21、31、51、61、81 基材、
16a、16b、26a、26b、36a、36b、59a、59b、69a、69b、89a、89b 導電層(電気回路)、
13、54 貫通孔、
14、56 導電体、
14A、24A、34A、56A、66A 貫通配線、
14a、14b 貫通配線の端面、
27a、27b、70a、70b 第三絶縁層、
52、82a 第一絶縁層、
55、82b 第二絶縁層。
Claims (10)
- 貫通孔を備えた絶縁性の基材、
前記貫通孔内に導電体を充填してなる貫通配線、
前記貫通配線の端面を覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層、及び、
前記導電層と前記導電層を配した基材の面とを覆う第三絶縁層、から構成される配線基板であって、
前記絶縁性の基材は線膨張係数が2×10−6/K〜10×10−6/Kの範囲にある硬質材、前記貫通孔内に充填された導電体は金属のみ、から各々構成されており、
前記導電層は、少なくとも前記端面と重なる領域における厚さが、5μm以上30μm以下であり、
前記第三絶縁層は、樹脂であり、少なくとも前記導電層上の前記端面と重なる領域における厚さが5μm以上20μm以下であることを特徴とする配線基板。 - 前記絶縁性の基材をなす硬質材は、ガラスまたはセラミックスであることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
- 貫通孔を備え、該貫通孔の内面を覆うように第一絶縁層を配してなる導電性の基材、
前記貫通孔内に前記第一絶縁層を介して導電体を充填してなる貫通配線、
前記貫通配線の端面を覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層、
前記基材と前記導電層の間に配される第二絶縁層、及び、
前記導電層と前記導電層を配した基材の面とを覆う第三絶縁層、から構成される配線基板であって、
前記導電性の基材は線膨張係数が5×10−6/K〜10×10−6/Kの範囲にある硬質材、前記貫通孔内に充填された導電体は金属のみ、から各々構成されており、
前記導電層は、少なくとも前記端面と重なる領域における厚さが、5μm以上30μm以下であり、
前記第三絶縁層は、樹脂であり、少なくとも前記導電層上の前記端面と重なる領域における厚さが5μm以上20μm以下であることを特徴とする配線基板。 - 前記導電性の基材をなす硬質材は、SiまたはGaAsであることを特徴とする請求項3に記載の配線基板。
- 前記第一絶縁層と前記第二絶縁層とは同一材料からなり、連設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の配線基板。
- 前記貫通配線の端面と前記導電層との間に、少なくとも拡散防止層を配したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配線基板。
- 前記拡散防止層は、前記導電層を配した基材の面と該導電層との間にあって、該導電層
の全域に配されていることを特徴とする請求項6に記載の配線基板。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の配線基板に、電子部品を実装したことを特徴とする電子部品パッケージ。
- 貫通孔を備えた、絶縁性の基材として線膨張係数が2×10−6/K〜10×10−6/Kの範囲にある硬質材、または導電性の基材として線膨張係数が5×10 −6 /K〜10×10 −6 /Kの範囲にある硬質材を用い、前記貫通孔内に金属のみからなる導電体を、めっき法、あるいは溶融金属吸引法により充填してなる貫通配線を形成した後、前記貫通配線の端面を覆うように前記基材上に配され、該端面と電気的に接続される導電層を形成し、さらに、前記導電層と前記導電層を配した基材の面とを覆う絶縁樹脂層を形成する配線基板の製造方法であって、
前記導電層のうち、少なくとも前記端面と重なる領域における厚さを、5μm以上30μm以下とし、
前記絶縁樹脂層のうち、少なくとも、前記導電層上の前記端面と重なる領域における厚さを、5μm以上20μm以下とすることを特徴とする配線基板の製造方法。 - 請求項9に記載の配線基板の製造方法により作製した配線基板を用い、該配線基板に電子部品をはんだ接続することを特徴とする電子部品パッケージの製造方法。
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