JP4920062B2 - 車椅子 - Google Patents
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Description
下肢障害などで車椅子を利用する人々にとって車椅子への移乗や、車椅子からベッドや自動車の座席などへの移乗動作は、障害をもつ下肢を上腕や腹筋などで支え、アームレストを乗り越えるようにして乗り移らなければならず、大変な負担を要するだけでなく、転倒や転落の危険性もある上、自立した生活を送る車椅子利用者などは、健常者が歩行するのに相当する動作の度毎に車椅子に乗らなければならないことから、当然の如く日常的な移乗頻度は高く、日々不便を感じながら車椅子に乗り込まなければならず、また、病院や介護施設などで車椅子に不なれな患者などの介助を担う看護師やヘルパーなどの人々にとっても、車椅子への移乗は充分に注意しながら患者と息を合わせて実施するようにしないと、腰や肩、腕などの筋肉を痛めてしまったりする虞があって大きな労働負担を強いられてきた。
こうした状況を憂慮し、例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、アームレストを後方に跳ね上げ可能とするよう設けたものや、同特許文献1(2)に見られるような、外方へ倒伏回動可能なアームレストを兼ねる側板を立設しておき、後輪は車椅子本体の後方がわへ該側板の倒伏回動を妨げない位置まで旋回移動可能にしてなるもの、または、特許文献1(3)のように、後輪を車椅子本体の後方に移動可能とし、且つ、肘掛け板に引き揚げ可能なスライド軸を設け、該軸を引き揚げた後に倒して搭乗者の移動先へ該軸を連結できる機能を有した車椅子などが散見される。
上述した従前までに提案されているもののように、楽に移乗できるよう改良されたそれら車椅子の中、アームレストを跳ね上げるよう折り畳む形式のものは、後輪が移乗の障害として残ってしまい、後輪を乗り越える高さまで身体を持ち上げるか、あるいは、後輪よりも前方に身体を反らすかしなければならず、何れにしても移乗に伴う体重移動中に不安定で危険な体勢を取らなければならないという欠点を残しており、また、アームレストを兼ねた側板を横転して移乗先との間に架け橋を形成するものでは、当該側板の跳ね上げるか、または横転もしくは後輪の後退を可能とするよう、複数の可動部分を設けなければならず、車椅子自体の構造が複雑化して高価なものとなってしまう上、車椅子利用者は、移乗の度毎に、側板の跳ね上げまたは横転操作、および、後輪の後方への移動操作の双方を個別に行わなければならず、移乗時の体重移動を容易にするのと引き替えに、付随する各部の変形操作に手間が掛かるようになってしまい、利用者の負担を軽減するに至らないという致命的な欠点を残すものであり、これを解決する技術については未だ存在しないという状況にある。
そこで、この発明は、移乗するときのアームレストおよび後輪の待避操作を簡単に行えるようにし、利用者およびその介助者や介護者の日々の負担を大幅に軽減可能なものとする新たな車椅子技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の車椅子を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の車椅子は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有し、夫々所定間隔を置いた垂直姿勢で隣接配置してなる左右サイドフレームの中の、左右何れかのサイドフレームが、ロアレールとアッパーレールとの後端間に各軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、当該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設け、当該水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとした構成を要旨とする車椅子である。
左右サイドフレームは、車椅子の本体を形成する左右の主要なフレーム部分を形成すると共に、左右の前後輪を夫々回転自在に支持可能とする上、左右何れか少なくとも他方の後輪、および、左右何れか少なくとも他方のアームパイプ(アームレスト)を有する扉枠を開閉自在状に支持可能とする機能を果たすものであり、折畳みリンク機構を使用状態に展開したときには、着座利用者の体重を充分な強度で安全に支えて走行可能なものとしなければならず、該折畳みリンク機構を介して左右サイドフレームが互いに、左右幅を伸縮する如く折り畳み自在に連結されたものとすべきであり、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属製のものとするのが望ましいが、金属以外であっても充分な強度を確保可能な、例えば炭素繊維強化樹脂製のものなどとすることができる。
また、左右何れかの扉枠を設けたがわのティッピングレバーは、車軸支柱部60の低部外周壁適所から、後輪に平行するよう後方に向けて水平棒状に突設してなるものとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以上のとおりの構成からなるこの発明の車椅子1は、図11および図12に示すように、左施錠機構Rが解錠している状態では、図14ないし図16に示すように、左後輪5および左アームパイプ7(アームレスト)を含む扉枠Tを背シートP1に平行状となる位置まで、図3ないし図6に示す、左車軸支柱部60および左背支柱部67の垂直軸心回りに約90°回動させて開くことが可能であり、しかも当該扉枠Tを開いた状態であっても、図14および図15中に示すように、左ハンドブレーキ装置Bを正常に作動させて左後輪5に確実にパーキングブレーキを掛けることが可能であり、さらに、こうした機能を備えながら、図1および図17中に示すように、折畳みリンク機構Lを正常に動作させてコンパクトに折り畳むことを可能にする。
以上のような構成からなる実施例1の車椅子1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図4ないし図6中に示すように、左車軸支柱部60の上ジャーナル62に上軸受け機構であるラジアルすべり軸受90を装着し、同下ジャーナル63に下軸受け機構であるスラスト玉軸受92を装着してなるものは、左後輪5および扉枠Tを軽快且つ円滑に開閉操作可能として、利用者の体力的負担を大幅に軽減することができると共に、構造が異なるそれ以外の軸受け構造を採用したものに比較して各段に耐久強度および経済性に秀れたものとすることができる。
叙述の如く、この発明の車椅子は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの車椅子製造技術を活かして経済的に製造することも可能であり、しかも移乗の利便性を大幅に改善して利用者の体力的負担を各段に軽減することができることから、移乗の負担に苦しんできた車椅子利用者に朗報となり、その介護者や介助者はもとよりのこと、福祉業界や車椅子業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
10 サイドフレーム
2 アッパーレール
20 同 座受け杆
21 同 フットレスト(レッグレスト)用支杆
3 ロアレール
30 同 ティッピングレバー
L 折畳みリンク機構
L0 同 リンク
4 水平座杆
5 後輪
50 同 ハンドリム
51 同 後輪軸
52 同 ロックナット
6 背部縦杆
60 同 車軸支柱部
61 同 車軸孔
62 同 上ジャーナル
63 同 下ジャーナル
64 同 枢着ネジ
65 同 連結ネジ
66 同 嵌合棒
67 同 背支柱部
68 同 下向きジャーナル
J 同 嵌合孔
H 同 ハンドル部
7 アームパイプ(アームレスト)
70 同 アーム支柱
71 同 アームクッション
8 前輪キャスター
80 同 前輪支柱
9 軸受け機構
90 同 ラジアル玉軸受(上軸受け機構)
91 同 上軸受けカバー部
92 同 スラストすべり軸受、スラスト玉軸受(下軸受け機構)
93 同 下軸受けカバー部
94 同 中間軸
95 同 枢軸部
96 同 中間軸受け
97 同 軸受け孔
T 扉枠
R 施錠機構
R1 同 鈎受
R2 同 縦スリット
R3 同 閉鎖鈎
R4 同 係合用舌片部
R5 同 操作入力角部
R6 同 回転軸
R7 同 間接入力部
R8 同 スライダーボタン
B ハンドブレーキ装置
P0 座シート
P1 背シート
P2 レッグレスト
P3 サイドシート
P4 フットレスト
P5 グリップ
G ガイド鞘
G1 同 矩形基盤
G2 同 鞘枠
G3 同 スリーブ
S 回転盤座
S1 同 ベース円盤
S2 同 旋回円盤
S3 同 可撓太刀板
Claims (8)
- 前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有し、夫々所定間隔を置いた垂直姿勢で隣接配置してなる左右サイドフレームの中の、左右何れかのサイドフレームが、ロアレールとアッパーレールとの後端間に各軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、当該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
- 前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間に、左右アッパーレール座受け杆上に沿って接地状搭載可能な水平座杆を有する折畳みリンク機構を設け、左右何れか一方のサイドフレームは、ロアレール後端がわ適所とアッパーレール後端とに、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部、背支柱部およびハンドル部を1本で兼ねる背部縦杆を設けると共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱および/またはロアレールに、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合してなり、左右何れか他方のサイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
- 前後水平方向に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間にX字状に交叉したリンク下端を回動自在に連結し、同リンク各上端に水平座杆を連結支持した前後一対の折畳みリンク機構を設け、左右何れか一方のサイドフレームは、ロアレール後端を延伸してなるティッピングレバーの基端からアッパーレール後端にかけて、ハンドリムを有する後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を鉛直上方に向けて延伸し、同車軸支柱部より上方に背支柱部およびハンドル部を1本で兼ねる背部縦杆を設けると共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームクッションを有するアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱およびロアレールに、下端に前輪キャスターを装着した前輪支柱を結合してなり、左右何れか他方のサイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に上下軸受け機構を介して、ハンドリムを有する後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の上軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームクッションを有するアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪キャスターを装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
- 前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間に、左右アッパーレール座受け杆上に沿って接地状搭載可能な水平座杆を有する折畳みリンク機構を設け、左右各サイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して左右扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、各下端に前輪を装着した左右前輪支柱を結合し、左右アーム支柱と左右前輪支柱との間に、左右扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な左右施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
- 扉枠を設けないサイドフレームが、アッパーレールおよび/またはアームパイプのアーム支柱適所に後輪制動用のハンドブレーキ装置を設け、扉枠を設けたサイドフレームが、扉枠アームパイプのアーム支柱適所に後輪制動用のハンドブレーキ装置を設けてなるものとした、請求項1ないし3何れか一項記載の車椅子。
- 扉枠が、折畳みリンク機構展開状態にある車椅子の背シートに平行状となる、鉛直軸心回りに90度の角度範囲で回動自在となるよう設定されてなるものとした、請求項2ないし4何れか一項記載の車椅子。
- 軸受け機構が、上下軸受け機構からなり、下軸受け機構はスラスト玉軸受を有し、且つ上軸受け機構はラジアル玉軸受を有してなるものとした、請求項1ないし5何れか一項記載の車椅子。
- 施錠機構が、扉枠アームパイプのアーム支柱に設けた鈎受、該アーム支柱に対峙可能な前輪支柱に、水平軸回りに回動可能であって、前記鈎受に向けて後方に回動して施錠、前方回動で解錠するよう軸着した閉鎖鈎、該閉鎖鈎の少なくとも前方回動を伴う解錠動作を間接的に操作可能とする間接入力部か、または、後方に回動した施錠状態にある該閉鎖鈎を仮固定可能とする間接入力部かの少なくとも何れか一方を設けてなるものとした、請求項1ないし5、7何れか一項記載の車椅子。
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