JP4920062B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

この発明は、車椅子に関するものであり、特に乗り降りし易いなど便利な車椅子を製造する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
下肢障害などで車椅子を利用する人々にとって車椅子への移乗や、車椅子からベッドや自動車の座席などへの移乗動作は、障害をもつ下肢を上腕や腹筋などで支え、アームレストを乗り越えるようにして乗り移らなければならず、大変な負担を要するだけでなく、転倒や転落の危険性もある上、自立した生活を送る車椅子利用者などは、健常者が歩行するのに相当する動作の度毎に車椅子に乗らなければならないことから、当然の如く日常的な移乗頻度は高く、日々不便を感じながら車椅子に乗り込まなければならず、また、病院や介護施設などで車椅子に不なれな患者などの介助を担う看護師やヘルパーなどの人々にとっても、車椅子への移乗は充分に注意しながら患者と息を合わせて実施するようにしないと、腰や肩、腕などの筋肉を痛めてしまったりする虞があって大きな労働負担を強いられてきた。
(従来の技術)
こうした状況を憂慮し、例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、アームレストを後方に跳ね上げ可能とするよう設けたものや、同特許文献1(2)に見られるような、外方へ倒伏回動可能なアームレストを兼ねる側板を立設しておき、後輪は車椅子本体の後方がわへ該側板の倒伏回動を妨げない位置まで旋回移動可能にしてなるもの、または、特許文献1(3)のように、後輪を車椅子本体の後方に移動可能とし、且つ、肘掛け板に引き揚げ可能なスライド軸を設け、該軸を引き揚げた後に倒して搭乗者の移動先へ該軸を連結できる機能を有した車椅子などが散見される。
しかし、前者特許文献1(1)に示されているようなアームレストだけを後方に跳ね上げ可能とした車椅子は、特に自走型のような大型の後輪を有するものの場合には、移乗の際に後輪が邪魔になるという欠点があり、また、後者の特許文献1(2)や特許文献1(3)に代表するようなアームレストを兼ねる側板を、移乗先との間の架け橋とするよう横転状に展開可能とすると共に、該側板の展開操作の障害とならないよう後輪を後方に移動可能としたものは、当該側板と後輪との夫々毎に異なる移動機構を設ける必要があるなど課題を残すものであった。
(1)特開2000−272号公報 (2)特開平9−266930号公報 (3)特開2001−87319号公報
(問題意識)
上述した従前までに提案されているもののように、楽に移乗できるよう改良されたそれら車椅子の中、アームレストを跳ね上げるよう折り畳む形式のものは、後輪が移乗の障害として残ってしまい、後輪を乗り越える高さまで身体を持ち上げるか、あるいは、後輪よりも前方に身体を反らすかしなければならず、何れにしても移乗に伴う体重移動中に不安定で危険な体勢を取らなければならないという欠点を残しており、また、アームレストを兼ねた側板を横転して移乗先との間に架け橋を形成するものでは、当該側板の跳ね上げるか、または横転もしくは後輪の後退を可能とするよう、複数の可動部分を設けなければならず、車椅子自体の構造が複雑化して高価なものとなってしまう上、車椅子利用者は、移乗の度毎に、側板の跳ね上げまたは横転操作、および、後輪の後方への移動操作の双方を個別に行わなければならず、移乗時の体重移動を容易にするのと引き替えに、付随する各部の変形操作に手間が掛かるようになってしまい、利用者の負担を軽減するに至らないという致命的な欠点を残すものであり、これを解決する技術については未だ存在しないという状況にある。
(発明の目的)
そこで、この発明は、移乗するときのアームレストおよび後輪の待避操作を簡単に行えるようにし、利用者およびその介助者や介護者の日々の負担を大幅に軽減可能なものとする新たな車椅子技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の車椅子を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の車椅子は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有し、夫々所定間隔を置いた垂直姿勢で隣接配置してなる左右サイドフレームの中の、左右何れかのサイドフレームが、ロアレールとアッパーレールとの後端間に各軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、当該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設け、当該水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとした構成を要旨とする車椅子である。
この基本的な構成からなる車椅子を、より具体的なものとして示すと、前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間に、左右アッパーレール座受け杆上に沿って接地状搭載可能な水平座杆を有する折畳みリンク機構を設け、左右何れか一方のサイドフレームは、ロアレール後端がわ適所とアッパーレール後端とに、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部、背支柱部およびハンドル部を1本で兼ねる背部縦杆を設けると共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱および/またはロアレールに、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合してなり、左右何れか他方のサイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設け、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとした構成を要旨とする車椅子である。
更に具体的には、前後水平方向に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間にX字状に交叉したリンク下端を回動自在に連結し、同リンク各上端に水平座杆を連結支持した前後一対の折畳みリンク機構を設け、左右何れか一方のサイドフレームは、ロアレール後端を延伸してなるティッピングレバーの基端からアッパーレール後端にかけて、ハンドリムを有する後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を鉛直上方に向けて延伸し、同車軸支柱部より上方に背支柱部およびハンドル部を1本で兼ねる背部縦杆を設けると共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームクッションを有するアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱およびロアレールに、下端に前輪キャスターを装着した前輪支柱を結合してなり、左右何れか他方のサイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に上下軸受け機構を介して、ハンドリムを有する後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の上軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームクッションを有するアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪キャスターを装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設け、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなる車椅子ということができる。
そして、上記した基本的な構成による車椅子は、換言するならば、前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間に、左右アッパーレール座受け杆上に沿って接地状搭載可能な水平座杆を有する折畳みリンク機構を設け、左右各サイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して左右扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、各下端に前輪を装着した左右前輪支柱を結合し、左右アーム支柱と左右前輪支柱との間に、左右扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な左右施錠機構を設け、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとした構成からなる車椅子ということもできる。
以上のとおり、この発明の車椅子によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、アームパイプが形成するアームレスト、および後輪が、共に扉枠に一体となって同車椅子座シートに対し、垂直軸心回りに展開状に回動、後退操作可能なものとなるから、従来型のもののような複数の煩雑な変形操作を必要とせずとも、簡単且つ確実にアームレストおよび後輪を待避操移動させて、座シートから直接的に移乗先のベッドや自動車の座席などへ、また、それらベッドや座席などから車椅子座シート上へ、短時間の中に安全且つ容易に、最短距離で移乗できるようになり、利用者ばかりでなく、その介助者や看護者への負担も大幅に軽減できるようになるという秀れた特徴が得られるものであり、加えて、車椅子の左右がわ双方に扉枠を設けてなるものは、左右への移乗が楽に行えるようになり、例えば乗降の向きを規制される自動車の運転席や助手席などへの移乗が各段に楽に行えるようになるという効果を奏するものとなる。
また、後輪を軸着した車軸支柱部、および、扉枠のアームレストを形成するアームパイプが連結された背支柱部が、同軸上に一体化すると共に、軸受け機構を介して回転自在に支持された上、同背支柱部がハンドル部に一体となって開閉操作自在とするよう連結してなるものは、介助者や介護者が握持するハンドル部と後輪との一体感が得られて、走行や舵取り、停止操作に伴うハンドル部の振れを防止して、一段と安全性に秀れた車椅子を提供可能なものとすることができ、さらに、車椅子左右の各々に、後輪制動用のハンドブレーキ装置を設けてなるものは、一般的な車椅子と同等の制動機能を有するものとなり、移乗容易な上に、充分な制動を確保して、より安全な乗降を可能にするものとなるという利点が得られる。
そして、扉枠が、折畳みリンク機構の展開状態(着座可能状態)にある車椅子の背シートに平行状となる、鉛直軸心回りに90度の角度範囲で回動自在となるよう設定されてなるものは、上述のような効果を得ながら後輪をサイドフレームに平行状に後退させる従来型のものに比較して各段に狭いスペース内で、後輪を後方に移動することができる上、後輪を背シートに平行状となるよう回動させるタイプとしては、アームレストおよび後輪を最も、広い角度に開放できるものとし、より一層の移乗し易さを実現化できるという特徴が得られるものである。
また、軸受け機構が上下軸受け機構からなり、その中の下軸受け機構は、スラスト玉軸受を有し、且つ上軸受け機構はラジアル玉軸受を有してなるものは、当該扉枠が一体化した背部縦杆の最も大きな荷重を受ける車軸支柱部下端に装着する下軸受け機構をスラスト玉軸受とし、また、回転自在に支持するだけとなる車軸支柱部上端と背支柱部下端との間に装着する上軸受け機構をラジアル玉軸受としたものとなり、該背部縦杆および、それに一体化した扉枠の回動操作を、一段と円滑で軽快に行えるものとすることが可能である上、軸受け機構の耐久強度を大幅に高めたものとする効果が発揮できることになる。
扉枠アームパイプのアーム支柱に設けた鈎受、該アーム支柱に対峙可能な前輪支柱に水平軸回りに回動可能であって、前記鈎受に向けて後方に回動して施錠、前方回動で解錠するよう軸着した閉鎖鈎、該閉鎖鈎の少なくとも前方回動を伴う解錠動作を間接的に操作可能とする間接入力部を設けた施錠機構は、複雑な形状の鈎受や閉鎖鈎に直接触れることなく、間接入力部を操作して間接的に解錠可能となり、操作性を各段に高めたものとすることができ、また、後方に回動した施錠状態にある該閉鎖鈎を仮固定可能とする間接入力部を設けてなるものは、同様に、複雑な形状の鈎受や閉鎖鈎に直接触れることなく、間接入力部を操作して、間接的に閉鎖鈎を仮固定可能であり、前記同様、操作性を各段に高めたものとすることができ、煩わし解施錠操作をより平易なものにして利用者への負担を各段に軽減できるという実用的な効果を奏する。
そして、展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座は、当該車椅子に着座した利用者が、その着座姿勢のまま垂直軸心回りに、身体の向きを低摩擦で円滑に変えられるようにし、困難な移乗動作を一段と楽に行えるようにすることができ、しかも車椅子を折り畳むときには、該回転盤座ベース円盤に連結された可撓太刀板の、扉枠を設けない左右何れか一方のサイドフレームに設けたガイド鞘に、下向きに差し込まれた先端がわを、さらに降下させるよう送り込みながら、該回転盤座をサイドフレームに沿わせて90度起立させるようにして簡便に折り畳むことができ、車椅子を展開する場合にも、左右サイドフレームを左右に広げた上、該回転盤座を座シート中央に向けて倒すだけで簡単に使用可能となり、より一段と移乗し易い車椅子を提供できるという大きな効果を発揮するものとなる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
左右サイドフレームは、車椅子の本体を形成する左右の主要なフレーム部分を形成すると共に、左右の前後輪を夫々回転自在に支持可能とする上、左右何れか少なくとも他方の後輪、および、左右何れか少なくとも他方のアームパイプ(アームレスト)を有する扉枠を開閉自在状に支持可能とする機能を果たすものであり、折畳みリンク機構を使用状態に展開したときには、着座利用者の体重を充分な強度で安全に支えて走行可能なものとしなければならず、該折畳みリンク機構を介して左右サイドフレームが互いに、左右幅を伸縮する如く折り畳み自在に連結されたものとすべきであり、鉄鋼、ステンレス、アルミニウムなどの金属製のものとするのが望ましいが、金属以外であっても充分な強度を確保可能な、例えば炭素繊維強化樹脂製のものなどとすることができる。
左右アッパーレールは、座シートを装着した水平座杆を、車椅子の展開使用状態で、下方から支持可能とすると共に、その先端がわにフットレストを支持してサイドフレームを形成可能とする機能を果たし、前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下してなるものとすべきであり、該フットレスト用支杆にロアレールの前端を結合し、該アッパーレール後端が、背部縦杆に連結されたものとし、扉枠を有するものは、その後端が、車軸支柱部の上端と背部縦杆の下端との間に配した軸受け機構の外周壁対応箇所に一体的に結合されてなるものとすべきである。
左右ロアレールは、折畳みリンク機構の下部を支持し、また、左右前輪キャスターの各前輪支柱を夫々左右サイドフレーム前方適所に支持し、且つ、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部の下端を直接支持可能とするか、または、扉枠を有するがわの場合には、軸受け機構を介して支持可能とする機能を果たすものであり、左右アッパーレールと相俟って左右サイドフレームに充分な剛性強度を与えるものとしなければならず、左右何れか扉枠を設けないがわのサイドフレームに設けたロアレールは、その後端からティッピングレバーを一体的に延伸形成してなるものとすべきであって、しかも左右何れか他方の扉枠を設けたがわのサイドフレームに設けたロアレールは、後輪との干渉を避けるため、その後端にティッピングレバーを設けないものとすべきである。
また、左右何れかの扉枠を設けたがわのティッピングレバーは、車軸支柱部60の低部外周壁適所から、後輪に平行するよう後方に向けて水平棒状に突設してなるものとすることができる。
左右水平座杆は、折畳みリンク機構の上端間に座シートを着座可能とする如く緊張可能とする機能を果たすものであり、車椅子を着座可能な状態に展開したときに、左右アッパーレール座受け杆上に沿って平行接地状搭載可能なものとしなければならず、折畳みリンク機構が作動して左右サイドフレーム同士が互いに接近するよう折り畳まれたときには、左右アッパーレール座受け杆上から離脱上昇して折り畳み可能とするよう組み立てられたものとすべきである。
座シートは、左右水平座杆の間に軟質着座部分を確保して着座可能とする機能を果たすものであり、折畳みリンク機構の折り畳み動作に従って左右水平座杆同士が接近または離れたときにその動きに追随可能なものとすべきであり、軟質シート状素材からなるものとするのが望ましいが、複数のヒンジを介して蛇腹状に折り畳み可能な板部品製のものとしたり、折畳みリンク機構を持たない車椅子の場合には、クッションなど折り畳み難いものや、折り畳み不可能な材質、構造のものとしたりすることができる。
前後一対の折畳みリンク機構は、左右サイドフレーム同士が互いに接近するよう折り畳み可能であり、しかも、左右サイドフレームが互いに遠ざかるよう展開して、左右サイドフレームに左右水平座杆を支持するよう組み合わせて座シートを着座可能に張設されたものとし、展開形成した車椅子の骨格剛性を充分な強度で支持可能な構造のものとしなければならず、後述する実施例に示すように、左右ロアレールの中途適所間にX字状に交叉軸着したリンク下端を回動自在に連結し、同リンク各上端に水平座杆を連結支持してなるものとした前後一対からなるものとすることができる。
左右後輪は、車椅子の左右後部夫々を走行自在に支持可能とすると共に、モーターなどの駆動力か、着座利用者自らの手腕による駆動力か、または、介護者や介助者による左右ハンドル部を介しての押し引き操作力などを受けて車椅子を駆動または従動走行可能とする機能を果たすものであり、上端がわにハンドル部を有する背部縦杆の下端がわとなる車軸支柱部の中途適所に回転自在に支持されたものとしなければならず、後述する実施例に示すように、左右何れかの扉枠を設けたがわのものは、そのアームパイプ(アームレスト)と共に、車椅子の背シートに平行状となるよう鉛直軸心回りに回動可能なものとすべきであり、外がわとなる適所に該後輪の外径よりも僅かに小径に設定されたハンドリムを設けたものとすることができる。
左右背部縦杆は、左右サイドフレームの左右アッパーレール後端がわと左右ロアレール後端がわとの夫々上下同士を縦に連結すると共に、左右後輪を夫々の左右外がわに軸着配置可能とし、車椅子背部上方の左右がわ夫々にハンドル部を形成可能とするものであり、着座した利用者の後方に掛かる体重を充分な強度で支持可能であるとと共に、左右ハンドル部に入力される押し引きおよび操舵などの各種入力を確りと受けることができる強度を有するものとしなければならず、後述する実施例に示すように、左右何れか一方の扉枠を設けないがわの背部縦杆は、車軸支柱部、背支柱部およびハンドル部を1本の棒やパイプ材などからなるものとすることができ、また、左右何れか少なくとも他方の扉枠を設けたがわの背部縦杆は、軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を軸受け機構を介して、垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結してなるものとするのが望ましい。
左右各車軸支柱部は、車椅子左右サイドフレームの後部下がわ適所夫々に、後輪を水平軸回りに回転自在に軸着可能とするものであり、車椅子の折り畳みを可能とするよう、左右独立した後輪軸を軸着可能なものとすべきであり、左右何れか一方の扉枠を設けないがわの車軸支柱部は、後輪軸を後輪が左右サイドフレームに平行姿勢に固定的に支持するよう軸着してなるものとすることができ、左右何れか少なくとも他方の扉枠を設けたがわの車軸支柱部は、アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって軸心回りに回動自在とするよう連結してなるものとするのが望ましい。
左右背支柱部は、左右双方間に背シートを貼着可能とすると共に、それら上端の夫々に左右ハンドル部を一体に支持可能とする機能を果たすものであって、各背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸したものとし、特に左右何れか少なくとも他方の背支柱部は、その下端がわがアッパーレール後端の軸受け機構を介して車軸支柱部の上端に一本且つ一体に連結してなるものとし、扉枠を形成可能なものとしなければならず、後述する実施例に示すように、ハンドル部下端と車軸支柱部上端とを一体化し、後輪と扉枠とを一体的に開閉操作可能とするよう連結されてなるものとすべきである。
背シートは、左右背支柱部間にあって着座利用者の背部分を支持可能とする機能を果たし、折畳みリンク機構の折り畳み動作に従って左右背支柱部同士が接近または離れたときにその動きに追随可能なものとすべきであり、軟質シート状素材からなるものとするのが望ましいが、折畳みリンク機構を持たない車椅子の場合には、クッションなど折り畳み難いものや、折り畳み不可能な材質、構造のものを選択することができる。
左右ハンドル部は、車椅子の後方から、介助者や介護者などが、同車椅子の押し引き、操舵および停止などの操作を行う場合に把持可能とするものであり、操作入力に充分に耐える強度を有するものとしなければならず、左右背支柱部の各上端がわに一体化されたものとすべきであり、安全に把持できるよう合成樹脂製や合成ゴム製などのグリップを設けたものとするのが望ましい。
左右アームパイプは、左右背支柱部の各上下中途部に夫々、左右の各アームレストを一体化形成可能とする機能を果たし、着座した利用者の肘位置に対応する上がわ適所の範囲にアームクッションを装着したものとするのが望ましいと言え、後述する実施例に示すように、左右何れか少なくとも他方の扉枠を設けたがわのアームパイプは、その前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成したものとしなければならず、また、左右何れか一方の扉枠を設けないがわのアームパイプは、その前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱および/またはロアレールに、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合してなるものとすることができる。
左右アーム支柱は、左右アームパイプの各前端がわを夫々左右サイドフレーム適所に連結可能とするものであり、左右アームパイプの前端がわを下方に向けて延伸したものであって、車椅子走行中は、左右サイドフレームに一体化して、着座した利用者の身体を左右がわから安全に保持可能なものとし、車椅子が安全に停止している状態では、扉枠を形成しているがわのアーム支柱を必要に乗じて開閉可能なものとしなければならず、左右何れか一方の扉枠を設けないがわのアーム支柱は、アッパーレール、ロアレールの各対応箇所に固着した上、該アーム支柱および/またはロアレールに、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合してなるものとすることができ、また、後述する実施例に示すように、左右何れか少なくとも他方のアーム支柱は、ロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成したものとした上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設けてなるものとすることができる。
左右前輪キャスターは、車椅子の左右前端下部の夫々を走行自在とするよう支持可能とする機能を果たし、円滑に操舵自在な自在キャスターからなるものとするのが望ましいが、車軸を操舵不能に支持した車輪とすることが可能であり、モーターなどの駆動力を受けて回転駆動可能なものとすることも可能であって、左右前輪支柱は、左右前輪キャスターを夫々、左右サイドフレームの前方適所に連結する機能を果たすものであり、左右何れか少なくとも他方の扉枠を設けたがわのサイドフレームに設けた前輪支柱は、アーム支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設けたものとすることができる。
軸受け機構は、左右少なくとも何れかの扉枠を設けたがわのサイドフレームの後部に、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱、背支柱部およびハンドル部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着可能とする機能を果たすものであり、各種すべり軸受けや各種ころがり軸受けなどの各種軸受け部品からなるものとすることができ、後述する実施例に示すように、適所にラジアル軸受のみを設けたものや、スラスト軸受のみを設けたものなどとすることが可能である外、例えば、車軸支柱の上部に上軸受け機構(ラジアル玉軸受)を、また車軸支柱の下部に下軸受け機構(スラスト玉軸受)を夫々設けたものとすることができる。
扉枠は、利用者が移乗しようとして後輪を後方に待避するときに、該後輪と共にアームパイプ(アームレスト)も一体となって開くことができ、しかも閉鎖した状態では、後輪およびアームパイプ(アームレスト)をサイドフレームに閉鎖状に確り仮固定して安全に走行可能とする機能を果たすものであり、背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸してなるものとし、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設けたものとすべきである。
施錠機構は、移乗のときに扉枠および同扉枠がわの後輪を後方に解放可能とすると共に、車椅子走行のときには、扉枠および同扉枠がわの後輪を閉鎖状態に確り仮固定可能とする機能を果たし、扉枠とそれに対峙するサイドフレームとを充分な強度で連結状態に仮固定可能なものとしなければならず、後述する実施例に示すように、扉枠アームパイプのアーム支柱に設けた鈎受、該アーム支柱に対峙可能な前輪支柱に、水平軸回りに回動可能であって、前記鈎受に向けて後方に回動して施錠、前方回動で解錠するよう軸着した閉鎖鈎、該閉鎖鈎の少なくとも前方回動を伴う解錠動作を間接的に操作可能とする間接入力部か、または、後方に回動した施錠状態にある該閉鎖鈎を仮固定可能とする間接入力部かの少なくとも何れか一方を設けてなるものとすることができる。
鈎受は、扉枠かサイドフレームかの何れか一方適所にあって、それら扉枠かサイドフレームかの何れか他方適所の閉鎖鈎に係合して施錠可能とし、閉鎖鈎が離脱して解錠可能なものとする機能を果たし、閉鎖鈎に適合する配置、形状とし、該閉鎖鈎が充分な強度をもって係合可能なものとしなければならず、後述する実施例に示すように、扉枠アームパイプのアーム支柱に枠状に設けたものとすることができる。
閉鎖鈎は、扉枠かサイドフレームかの何れか他方にあって、それら扉枠かサイドフレームかの何れか一方適所の鈎受に係合して施錠可能とし、鈎受から離脱して解錠可能とする機能を果たすものであり、鈎受に適合する配置、形状のものとし、該鈎受に対して充分な強度で係合可能なものとしなければならず、後述する実施例に示すように、間接入力部を介して間接的に操作可能なものとするのが望ましいが、直接的に操作するようにしたものとすることも可能である。
間接入力部は、硬質な閉鎖鈎を直接操作するのを回避して、施錠機構をより安全に解、施錠操作可能とするか、または、施錠状態にある該閉鎖鈎を仮固定可能とするかの少なくとも何れか一方の機能を果たすものであって、手指で操作しても安全な程度に角が落とされた部品からなるものとすべきであり、該間接入力部を操作すると閉鎖鈎を間接的に施錠、解錠操作可能とするものとなる外、該間接入力部を操作すると、施錠状態の閉鎖鈎を間接的に仮固定、仮固定解除の操作を可能とすることができ、後述する実施例に示すように、扉枠アームパイプのアーム支柱に設けた鈎受、該アーム支柱に対峙可能な前輪支柱に、水平軸回りに回動可能であって、前記鈎受に向けて後方に回動して施錠、前方回動で解錠するよう軸着した閉鎖鈎、該閉鎖鈎の少なくとも前方回動を伴う解錠動作を間接的に操作可能とする間接入力部か、または、後方に回動した施錠状態にある該閉鎖鈎を仮固定可能とする間接入力部かの少なくとも何れか一方とすることができる。
ハンドブレーキ装置は、移乗するときなどに後輪を制動可能とする機能を果たすものであり、ブレーキを掛けた状態のまま仮固定可能なものしなければならず、後述する実施例に示すように、扉枠を設けないがわのサイドフレームが、アッパーレールおよび/またはアームパイプのアーム支柱適所に後輪制動用のハンドブレーキ装置を設け、扉枠を設けたがわのサイドフレームが、扉枠アームパイプのアーム支柱適所に後輪制動用のハンドブレーキ装置を設けてなるものとすることができる。
ガイド鞘は、左右何れか一方または他方のサイドフレームのアッパーレール前後中途適所より、回転盤座の可撓太刀板を、その先端がわから進退自在且つ円滑に案内可能とするよう挿入可能とする機能を果たし、該可撓太刀板を充分な強度と耐摩耗性とをもって案内可能なものとしなければならず、サイドフレーム外がわと後輪内がわとの僅かな隙間に適切に配されたものとすべきであり、必要に応じて左右に設けたり、または左右何れか一方に着脱自在に装着可能なものとすることが可能であって、後述する実施例に示すように、アッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、その直下に対応するロアレール前後中途適所に、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを回動自在に遊嵌してなるものとすることができる。
ガイド鞘のスリーブは、ロアレールの前後中途適所に連結された折畳みリンク機構の下端が、同折畳みリンク機構の動作に伴って、該ロアレールの軸心回りに回動するが、該折畳みリンク機構下端の回動動作の影響を受けずに、当該ガイド鞘の下端がわを、該ロアレールの前後中途適所に遊嵌可能にするという機能を果たすものであり、該ロアレールの前後中途適所に遊嵌状に装着可能な内径寸法の円筒状か、または、縦断面形C字型であって、該ロアレールの前後中途適所に対して、その外径方向から嵌着状に遊嵌装着可能なものとすることが可能である。
回転盤座は、当該車椅子の座シート上に着座する利用者が、同座シート上で身体の向きを円滑に変えられるよう回転自在に支持可能とする機能を果たすものであり、展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、その中央垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなるものとしなければならず、各円盤の合計厚みを車椅子の折り畳みに支障のない程度に薄く、且つ充分な耐荷重強度と耐摩耗強度とを有するものに設定しなければならず、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板を有するものとすべきであり、硬質な合成樹脂製か、軟質な合成樹脂製か、2枚のクッション間に円形の案内レールを配して、互いに円滑に回転可能としたものなどとすることができる。
可撓太刀板は、座シート上から回転盤座が不用意に脱落してしまったり、ズレ動いてしまったり、または、車椅子を折り畳むときに邪魔になったりしないよう、回転盤座の装着位置を適度に規制すると共に、車椅子を折り畳むときに当該回転盤座が、サイドフレームに沿って平行状に立設状となる姿勢を維持可能とするよう支持する機能を果たすものであり、ガイド鞘のスリーブに沿って下向きに、進退自在に装着可能なものとしなければならず、充分な耐久強度および必要箇所の可撓性または折曲自在機構とを兼ね備えたものとすべきであり、後述する実施例に示すように、ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となり、その先端がわおよび中途部分が、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じるよう、ガイド鞘に対して上下進退自在に遊嵌状装着してなるものとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1には車椅子1の正面図、図2の車椅子1の側面図、図3の車軸支柱部60の斜視図、図4の分解した軸受け機構9の斜視図、図5の扉枠Tの側面図、図6の断面化した背部縦杆6の側面図、図7軸受け機構9を変更した背部縦杆6の側面図、図8の他の軸受け機構9の断面図、図9には、さらに他の軸受け機構9の断面図、図10の解錠操作する施錠機構Rの側面図、図11の解錠した施錠機構Rの側面図、図12の施錠操作する施錠機構Rの側面図、図13の施錠操作した施錠機構Rの側面図、図14の扉枠Tを開放した車椅子1の斜視図、図15の扉枠Tを開放した車椅子1の背面がわ斜視図、図16の扉枠Tを開放した車椅子1の平面図、図17の折り畳まれた車椅子1の平面図、図18の回転盤座Sを設けた車椅子1の平面図、図19の折り畳まれた回転盤座Sを有する車椅子1の平面図、図20のガイド鞘Gおよび可撓太刀板S3の斜視図、図21のガイド鞘Gに組み合わせる回転盤座Sの側面図、図22のガイド鞘Gの三面図、図23の可撓太刀板S3が変形して横転された回転盤座Sの正面図、図24の回転盤座Sを有する車椅子1の正面斜視図、および、図25の扉枠Tを開放した回転盤座Sを有する車椅子1の斜視図には、この発明の代表的な事例を示してある。
これらに示す事例は、左右サイドフレーム10,10の中、少なくとも何れか他方のサイドフレーム10が、ロアレール3とアッパーレール2との後端間に各軸受け機構9(90,92)を介して、後輪5が軸着された車軸支柱部60を垂直軸回りに回動自在に軸着し、同車軸支柱部60上方には、アッパーレール2後端の軸受け機構90を介して背支柱部67およびハンドル部Hを1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆6を組み込むと共に、該背支柱部6から前方にアームパイプ7を延伸し、同アームパイプ7前端からロアレール3に達する長さのアーム支柱70を延伸して扉枠Tを形成した上、該アーム支柱70に隣接するアッパーレール2、ロアレール3間に、前輪8を装着した前輪支柱80を結合し、該アーム支柱70と前輪支柱80との間に施錠機構Rを設けてなるものとした、この発明の車椅子における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明の車椅子1は、前後水平方向に座席の奥行き寸法分延伸した左右座受け杆20,20の前端から、斜め前下方に向けて傾斜状に延伸してレッグレストP2および左右フットレストP4,P4装着用となる左右支杆21,21を夫々垂下した左右アッパーレール2,2、ならびに各アッパーレール2,2の支杆21,21のレッグレストP2装着用となる範囲下がわの適所に前端を熔接結合し、後方に向けて水平に延伸した左右ロアレール3,3を有する、左右サイドフレーム10,10を夫々垂直姿勢で互いに隣接状に配置してある。
左右サイドフレーム10,10の左右ロアレール3,3双方の中途適所である、前後所定間隔置きとなる2箇所夫々の左右間に、X字状に交叉したリンクL0,L0の各左右下端を回動自在に連結して前後一対の折畳みリンク機構L,Lを設け、前後折畳みリンク機構L,Lの各リンクL0,L0の各左右上端、前後間夫々に、水平姿勢に掛け渡し状となるよう左右水平座杆4,4を連結支持するよう一体化されたものとする。
右サイドフレーム10は、図2、図14および図15中に示すように、同右ロアレール3後端からティッピングレバー30を延伸し、該ティッピングレバー30の基端付近から、その直上に配置されたアッパーレール2の後端にかけて、1本の金属パイプ製背部縦杆6の下端がわである車軸支柱部60を鉛直上方に向けて延伸するよう熔接結合し、該右車軸支柱部60の上がわには、右背支柱部67、右ハンドル部Hが順次上方に向かって連続するよう一体形成してあり、該右車軸支柱部60上下中途部に水平貫通した車軸孔61には、ハンドリム50を有する右後輪5の後輪軸51が左右方向外がわから、左右内がわ(車椅子1左右巾中央)に向けて貫通し、車軸支柱部60から露出状となった後輪軸51先端がわの雄ねじにロックナット52を螺着して、回転自在に軸着したものとする。
図14中に示すように、該右背部縦杆6は、その上下中途部から前方に向けて当該水平座杆4の前端に至る付近適所まで右アームパイプ7を水平姿勢状に延伸すると共に、同右アームパイプ7前端を下方に折曲、垂下状に延伸してなる右アーム支柱70を当該右アッパーレール2および右ロアレール3の各前端がわ寄りとなる対応箇所夫々に熔接結合した上、該右アームパイプ7の上がわ適宜範囲にはアームクッション71を設けて右アームレスト7を形成したものとし、さらに、右アーム支柱70および右ロアレール3に、下端に右前輪キャスター8を装着した前輪支柱80の対応する複数箇所夫々を熔接結合してなるものである。
図2ないし図6中に示すように、左サイドフレーム10は、左ロアレール3後端に下軸受け機構であるスラスト玉軸受92を設け、アッパーレール2後端との間に上軸受け機構であるラジアルすべり軸受90を設け、それら上下軸受け機構9(90,92)間に左車軸支柱部60を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着してあり、該左車軸支柱部60は、その上下中途部の車軸孔61に、ハンドリム50を有する後輪5(図2中に示す)の後輪軸51を貫通し、露出した同後輪軸51先端にロックナット52(図3、図4に示す)を螺着して回転自在に軸支したものとし、さらに、同左車軸支柱部60は、その下端から外周環状溝を形成した下ジャーナル63が同心状に延伸し、また、その上端から上ジャーナル62を同心状に延伸し、さらに、該上ジャーナル62の上端には、組み立て状態で上軸受け機構90上軸受けカバー部91の上下寸法を超える長さに設定した矩形棒状の嵌合棒66を同心状に配し、その基端部分適所をネジ止めによって連結、一体化してなるものとしている。
左車軸支柱部60下ジャーナル63は、左ロアレール3後端に一体化した下軸受け機構92の下軸受けカバー部93に装着したスラスト玉軸受92に下向き貫通状に装着し、外がわから求心方向に螺着した枢着ネジ64によって、脱抜不能且つ回転自在に連結されてなり、また、同左車軸支柱部60上ジャーナル62は、当該アッパーレール2後端に一体化した上軸受け機構90の上軸受けカバー部91それ自体が形成する円筒形のラジアルすべり軸受90に上向きで、回転自在に装着したものとする。
左背支柱部67は、その上方に左ハンドル部Hを連続状に一体化してなり、同左背支柱部67の下端が、下端面に当該嵌合棒66用の嵌合孔Jを穿設した下向きジャーナル68に形成してあって、該下向きジャーナル68を当該上軸受けカバー部91(ラジアルすべり軸受90)に下向き同心状に装着すると共に、当該左車軸支柱部60上ジャーナル62の嵌合棒66を嵌合孔Jに嵌合装着した上、当該上軸受けカバー部91(ラジアルすべり軸受90)よりも上がわ配置となった嵌合棒66先端がわ部分に達するよう、左背支柱部67外がわから連結ネジ65を螺着したものとし、当該左アッパーレール2に結合した上軸受けカバー部91、ラジアルすべり軸受90、および、左ロアレール3に結合した下軸受けカバー部93、下軸受け機構92に対して、左車軸支柱部60、左背支柱部67および左ハンドル部Hを1本の棒状に連結、一体化した左背部縦杆6が、垂直軸心回りに回動自在に装着されたものとしてある。
当該軸受け機構9は上記の外、図7中に示すように、上軸受け機構90がラジアル玉軸受90からなるものとすることが可能であり、また、上軸受け機構90および/または下軸受け機構92が、図8中に示すように、上下端に同心状の枢軸部95,95を突設した、中心縦断面形十字状の中間軸94からなるものとし、上下各枢軸部95,95が夫々左車軸支柱部60上下何れか一方端、左背支柱部67下端、または、左ロアレール3後端適所の何れか対応箇所に設けた軸受け孔96,96に軸着してなるものとすることが可能であり、さらにまた、図9中に示すように、上下端に同心状の軸受け孔97,97を穿設した、中心縦断面形H字状の中間軸受け96からなるものとし、上下各軸受け孔97,97には夫々、左車軸支柱部60上下何れか一方端、左背支柱部67下端、または、左ロアレール3後端適所の何れか対応箇所に設けた枢軸部95,95が、軸着されたものとすることができる。
図2および図5中に示すように、該左背支柱部67の上下中途部からは、前方に向けて左アームパイプ7を延伸し、その上部適宜範囲にアームクッション71を装着してあると共に、該左アームパイプ7前端が鉛直下方に折曲して左ロアレール3先端がわに達する長さのアーム支柱70を延伸して、当該左背支柱部67に一体化した扉枠Tを形成した上、該扉枠Tを閉鎖した状態でアーム支柱70に平行状に隣接する左アッパーレール2および左ロアレール3の各対応箇所間に、下端に左前輪キャスター8を装着した左前輪支柱80の対応箇所を熔接結合し、該扉枠Tを閉鎖したときに、同扉枠Tのアーム支柱70と左前輪支柱80とが隣接状配置となるよう設定されたものとする。
図10ないし図13中に示すように、施錠機構Rは、扉枠Tの左アームパイプ7の左アーム支柱70左外がわとなる周壁に、前後方向に縦スリットR2を開口するよう矩形金属製帯を折曲形成してなる鈎受R1をリベット結合、ボルト結合または熔接結合し、さらに、閉鎖状態にある扉枠Tの左アーム支柱70前方に隣接状に配置する左前輪支柱80左外がわとなる周壁に、車椅子1左右巾中央がわから左外がわに向けて水平に突設した回転軸R6に、閉鎖鈎R3を回転自在に軸着し、該閉鎖鈎R3は、該回転軸R6を中心とした左側面視で時計回り方向に突出する係合用舌片部R4と、反時計回り方向に突出する操作入力角部R5とを一体形成した金属板からなり、該閉鎖鈎R3の外がわには、該操作入力角部R5を下方向に操作可能であり、また、該係合用舌片部R4基部付近を上方向に操作可能なスライダーボタンR8を有する合成樹脂製の間接入力部R7を設けたものとしてあり、スライダーボタンR8を上下方向に向けて適宜操作すると、該閉鎖鈎R3が回転軸R6回りに回転操作されて、該係合用舌片部R4が鈎受R1縦スリットR2に嵌合すると施錠状態となって扉枠Tを閉鎖状態に仮固定し、該係合用舌片部R4が鈎受R1縦スリットR2から離脱すると解錠状態となって扉枠Tを開放可能とするよう設定されたものとしてある。
図2、図10ないし図13中に示すように、後輪制動用の左ハンドブレーキ装置Bは、扉枠Tアーム支柱70の後輪5前方に対峙する周壁に熔接結合してなり、また、図14中に示すように、後輪制動用の右ハンドブレーキ装置Bは、アームパイプ7アーム支柱70およびアッパーレール2の交叉状結合部分に溶接結合されたものとなっている。
図1および図2中に示すように、当該左右水平座杆4,4間、左右背支柱部67,67間、および、左右レッグレストP4用支杆21,21中途部間の夫々には、何れも軟質合成樹脂製の座シートP0、背シートP1、レッグレストP2を張設し、また、左背支柱部67と左アーム支柱70との間、および、右背支柱部67と右アーム支柱70との間夫々に、左右サイドシートP3,P3を張設し、さらに、左右フットレスト用支杆21,21各先端には、左右フットレストP4,P4を折り畳み自在に装着し、左右背部縦杆6,6の各ハンドル部H,H端部には、合成樹脂製または天然ゴム製のグリップP5,P5が装着されたものとしてある。
図18ないし図25中に示すように、当該車椅子1には、その左右水平座杆4,4間に張設した座シート座シートP0上に回転盤座Sを搭載したものとすることが可能であり、該回転盤座Sは以下のように組み込まれたものとすることができる。
図20ないし図25中に示すように、右サイドフレーム10右アッパーレール2の前後中途箇所であって、右水平座杆4前後端間中央に対応する右外周壁箇所に、図20中に示すように、縦長板状の矩形基盤G1の表面に薄い矩形筒状部分を縦貫形成するよう鞘枠G2を一体化してなるガイド鞘Gの上端をネジ結合すると共に、同ガイド鞘の上端裏面に一体化したスリーブG3を対応する右ロアレール3外周壁に対して回転自在に遊嵌されたものとして、当該車椅子1の折り畳みに際し、折畳みリンク機構LリンクL0,L0基端連結部分がロアレール3軸心回りに回動動作した場合にも、支障無く動作するよう設定されたものとしてある。
図18および図24中に示すように、当該車椅子1の展開された左右水平座杆4,4間および座シートP0上に搭載可能な直径のベース円盤S1、およびそのベース円盤S1上に同心状に重なり、垂直軸心回りに円滑に回転自在とするよう一体化された旋回円盤S2とからなる回転盤座Sは、その該ベース円盤S1外周縁下部に、当該ガイド鞘G鞘枠G2に進退自在に縦貫装着可能な適宜寸法形状に設定した可撓太刀板S3の基端を連結し、図23中に示すように、同可撓太刀板S3は、その全体が厚み方向(横転方向)に柔軟に変形可能な柔軟性を有するものとするか、または、少なくとも当該ベース円盤S1連結部分の近傍が横転自在に変形可能なものとしてあり、図20、図24および図25中に示すように、該可撓太刀板S3の先端がわを当該座シートP0中央がわから右アームパイプ7下と右アッパーレール2上との間を通じて、当該ガイド鞘Gの鞘枠G2上端開口から、下向きに差し込み、上下進退自在に遊嵌状装着してなるものと、図18および図24中に示すように、展開された左右水平座杆4,4間および座シートP0上に当該回転盤座Sを平置き状搭載可能であり、しかも図19および図25中に示すように、右サイドフレーム10アームパイプ7に沿わせるように当該回転盤座Sを縦置き状姿勢に維持可能とするものとしてある。
(実施例1の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明の車椅子1は、図11および図12に示すように、左施錠機構Rが解錠している状態では、図14ないし図16に示すように、左後輪5および左アームパイプ7(アームレスト)を含む扉枠Tを背シートP1に平行状となる位置まで、図3ないし図6に示す、左車軸支柱部60および左背支柱部67の垂直軸心回りに約90°回動させて開くことが可能であり、しかも当該扉枠Tを開いた状態であっても、図14および図15中に示すように、左ハンドブレーキ装置Bを正常に作動させて左後輪5に確実にパーキングブレーキを掛けることが可能であり、さらに、こうした機能を備えながら、図1および図17中に示すように、折畳みリンク機構Lを正常に動作させてコンパクトに折り畳むことを可能にする。
図3ないし図6中に示すように、左車軸支柱部60の上ジャーナル62に上軸受け機構であるラジアルすべり軸受90を装着し、また、同下ジャーナル63に下軸受け機構であるスラスト玉軸受92を装着してなるものは、荷重が掛かる左車軸支柱部60下端の軸受け機構9(92)の耐久性を高めて、然程の強度を要さない左車軸支柱部60上端の軸受け機構9(90)を経済的なものとして、左後輪5および左アームパイプ7(アームレスト)を含む扉枠Tの円滑な開閉操作性を達成している。
加えて、図4ないし図6中に示すように、上軸受け機構であるラジアルすべり軸受90を介して連結する左車軸支柱部60上端と左背支柱部67下端との間に、嵌合棒66、嵌合孔Jおよび連結ネジ65からなる一体化構造を設けてあるから、図5および図6中に示すように、左車軸支柱部60、左背支柱部67および左ハンドル部Hが一体の左背部縦杆6となって共に同一鉛直軸心回りに回動操作可能となり、左ハンドル部Hと左後輪5との間に一体的操舵性能が得られるものとなる。
また、図7中に示すように、車軸支柱部60下ジャーナル63用の下軸受け機構をスラスト玉軸受92とし、同上ジャーナル62用の上軸受け機構をラジアル玉軸受90としてなるものは、軸受け機構9(90,92)の円滑な旋回性能と耐久強度とをさらに高めたものとなり、図8および図9中に示すように、中心縦断面形十字状の中間軸94や中心縦断面形H字状の中間軸受け96を組み込んでなる軸受け機構9を用いたものは、玉軸受けで得られるような耐久強度や円滑な回転性能を得ることはできないが、車椅子1を経済的で軽量化されたものとしている。
そして、図10中に示すように、当該施錠機構Rは、施錠状態にあるときに、間接入力部R7のスライダーボタンR8を、同図10中の白抜き矢印に示すように、上向きに押し揚げ操作すると、同スライダーボタンR8が、閉鎖鈎R3の係合用舌片部R4基部付近を押し揚げて、図11中の二点鎖線矢印に示すように、該閉鎖鈎R3を回転軸R6の反時計回り方向に回転させて鈎受R1から離脱し、解錠することが可能であり、また、施錠するときには、図12中の白抜き矢印に示すように、スライダーボタンR8を下向きに押し下げるよう操作すると、同スライダーボタンR8が、閉鎖鈎R3の操作入力角部R5を押し下げ、図13中の二点鎖線矢印に示すように、該閉鎖鈎R3を回転軸R6の時計回りに回転させて係合用舌片部R4が鈎受R1に嵌合し、施錠された状態となり、利用者は、閉鎖鈎R3に一切触れることなく解施錠操作可能である。
図18ないし図25中に示すように、折畳みリンク機構Lを展開して使用状態とした当該車椅子1の左右水平座杆4,4間および座シートP0上に搭載した回転盤座Sは、そのベース円盤S1上の旋回円盤S2が円滑に回転自在なものとしてあるから、同回転盤座S上に着座した利用者が、移乗のときに、身体の向きを容易且つ円滑に変えることが可能となり、しかも当該車椅子1を折り畳むときには、図20、図23ないし図25中に示すように、可撓太刀板Sの可撓性を利用して回転盤座Sをサイドフレーム10、アームパイプ7(アームレスト)に沿わせた縦姿勢として、可撓太刀板S先端がわをガイド鞘G鞘枠G2に、さらに下向きに送り込み、該回転盤座Sの縦姿勢を維持可能とした後、折畳みリンク機構Lを動作させ、図19中に示すように、当該車椅子1を正常に折り畳むことが可能である。
(実施例1の効果)
以上のような構成からなる実施例1の車椅子1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図4ないし図6中に示すように、左車軸支柱部60の上ジャーナル62に上軸受け機構であるラジアルすべり軸受90を装着し、同下ジャーナル63に下軸受け機構であるスラスト玉軸受92を装着してなるものは、左後輪5および扉枠Tを軽快且つ円滑に開閉操作可能として、利用者の体力的負担を大幅に軽減することができると共に、構造が異なるそれ以外の軸受け構造を採用したものに比較して各段に耐久強度および経済性に秀れたものとすることができる。
また、図7中に示すように、左車軸支柱部60上ジャーナル62用の上軸受け機構をラジアル玉軸受90としたものは、さらに円滑に左後輪5および扉枠Tを開閉できるものとなり、しかも一段と耐久性に秀れたものとすることができ、図8および図9中に示すように、簡素化した軸受け機構9は、耐久性は劣るものの、経済的に円滑な動作を得ることができるという利点が得られる。
さらに、図10ないし図13中に示すように、当該施錠機構Rは、間接入力部R7のスライダーボタンR8を上下動操作するだけで、閉鎖鈎R3に一切触れることなく施錠、および解錠操作することが可能であり、利用者は解施錠操作中に、硬質で複雑な形状をもつ閉鎖鈎R3に触れる必要がないから、閉鎖鈎R3との接触や引っ掛かりなどにって生じ得る、様々な弊害を未然に防止できる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の車椅子は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの車椅子製造技術を活かして経済的に製造することも可能であり、しかも移乗の利便性を大幅に改善して利用者の体力的負担を各段に軽減することができることから、移乗の負担に苦しんできた車椅子利用者に朗報となり、その介護者や介助者はもとよりのこと、福祉業界や車椅子業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の車椅子の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
車椅子を示す正面図である。 車椅子を示す側面図である。 車軸支柱部周辺を示す斜視図である。 分解状態の軸受け機構を示す斜視図である。 扉枠を示す側面図である。 断面化した背部縦杆を示す側面図である。 軸受け機構に変更を加えた背部縦杆を示す側面図である。 他の軸受け機構を示す断面図である。 さらに他の軸受け機構を示す断面図である。 解錠操作状態の施錠機構を示す側面図である。 解錠状態にある施錠機構を示す側面図である。 施錠操作状態の施錠機構を示す側面図である。 施錠状態にある施錠機構を示す側面図である。 扉枠を開放した車椅子を示す斜視図である。 扉枠を開放した車椅子の背面がわを示す斜視図である。 扉枠の開閉状態にある車椅子を示す平面図である。 折り畳まれた車椅子を示す平面図である。 回転盤座を搭載した車椅子を示す平面図である。 折り畳まれた回転盤座搭載車椅子を示す平面図である。 ガイド鞘に装着した可撓太刀板を示す斜視図である。 ガイド鞘に組み合わせる回転盤座を示す側面図である。 ガイド鞘を構造を示す三面図である。 可撓太刀板が変形して横転された回転盤座を示す正面図である。 回転盤座を搭載した車椅子を示す斜視図である。 扉枠を開放した回転盤座搭載車椅子を示す斜視図である。
1 車椅子
10 サイドフレーム
2 アッパーレール
20 同 座受け杆
21 同 フットレスト(レッグレスト)用支杆
3 ロアレール
30 同 ティッピングレバー
L 折畳みリンク機構
L0 同 リンク
4 水平座杆
5 後輪
50 同 ハンドリム
51 同 後輪軸
52 同 ロックナット
6 背部縦杆
60 同 車軸支柱部
61 同 車軸孔
62 同 上ジャーナル
63 同 下ジャーナル
64 同 枢着ネジ
65 同 連結ネジ
66 同 嵌合棒
67 同 背支柱部
68 同 下向きジャーナル
J 同 嵌合孔
H 同 ハンドル部
7 アームパイプ(アームレスト)
70 同 アーム支柱
71 同 アームクッション
8 前輪キャスター
80 同 前輪支柱
9 軸受け機構
90 同 ラジアル玉軸受(上軸受け機構)
91 同 上軸受けカバー部
92 同 スラストすべり軸受、スラスト玉軸受(下軸受け機構)
93 同 下軸受けカバー部
94 同 中間軸
95 同 枢軸部
96 同 中間軸受け
97 同 軸受け孔
T 扉枠
R 施錠機構
R1 同 鈎受
R2 同 縦スリット
R3 同 閉鎖鈎
R4 同 係合用舌片部
R5 同 操作入力角部
R6 同 回転軸
R7 同 間接入力部
R8 同 スライダーボタン
B ハンドブレーキ装置
P0 座シート
P1 背シート
P2 レッグレスト
P3 サイドシート
P4 フットレスト
P5 グリップ
G ガイド鞘
G1 同 矩形基盤
G2 同 鞘枠
G3 同 スリーブ
S 回転盤座
S1 同 ベース円盤
S2 同 旋回円盤
S3 同 可撓太刀板

Claims (8)

  1. 前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有し、夫々所定間隔を置いた垂直姿勢で隣接配置してなる左右サイドフレームの中の、左右何れかのサイドフレームが、ロアレールとアッパーレールとの後端間に各軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、当該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
  2. 前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間に、左右アッパーレール座受け杆上に沿って接地状搭載可能な水平座杆を有する折畳みリンク機構を設け、左右何れか一方のサイドフレームは、ロアレール後端がわ適所とアッパーレール後端とに、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部、背支柱部およびハンドル部を1本で兼ねる背部縦杆を設けると共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱および/またはロアレールに、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合してなり、左右何れか他方のサイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪を装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
  3. 前後水平方向に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間にX字状に交叉したリンク下端を回動自在に連結し、同リンク各上端に水平座杆を連結支持した前後一対の折畳みリンク機構を設け、左右何れか一方のサイドフレームは、ロアレール後端を延伸してなるティッピングレバーの基端からアッパーレール後端にかけて、ハンドリムを有する後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を鉛直上方に向けて延伸し、同車軸支柱部より上方に背支柱部およびハンドル部を1本で兼ねる背部縦杆を設けると共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームクッションを有するアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲、延伸されてなるアーム支柱をアッパーレール、ロアレールの各対応箇所に連結した上、該アーム支柱およびロアレールに、下端に前輪キャスターを装着した前輪支柱を結合してなり、左右何れか他方のサイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に上下軸受け機構を介して、ハンドリムを有する後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の上軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームクッションを有するアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、下端に前輪キャスターを装着した前輪支柱を結合し、該アーム支柱と前輪支柱との間に、扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
  4. 前後に延伸した座受け杆の前端から、下方に向けてフットレスト用支杆を垂下したアッパーレール、および、該アッパーレールのフットレスト用支杆に前端を結合し、後方に延伸したロアレールを有する左右サイドフレームを垂直姿勢で隣接配置し、前記左右ロアレールの中途適所間に、左右アッパーレール座受け杆上に沿って接地状搭載可能な水平座杆を有する折畳みリンク機構を設け、左右各サイドフレームは、ロアレール後端とアッパーレール後端との間夫々に軸受け機構を介して、後輪が上下中途部に軸着された車軸支柱部を垂直軸心回り所定角度範囲で回動自在とするよう軸着し、同車軸支柱部より上方には、前記アッパーレール後端の軸受け機構を介して背支柱部およびハンドル部を1本且つ一体となって回動自在とするよう連結した背部縦杆を組み込むと共に、該背支柱部の上下中途部から前方にアームパイプを延伸し、同アームパイプ前端が下方に折曲されてなるアーム支柱をロアレールに達する長さに延伸して左右扉枠を形成した上、該アーム支柱に隣接するアッパーレール、ロアレールの各対応箇所間に、各下端に前輪を装着した左右前輪支柱を結合し、左右アーム支柱と左右前輪支柱との間に、左右扉枠を閉鎖状態に仮固定可能な左右施錠機構を設ける一方、左右何れか一方または他方のサイドフレームは、そのアッパーレール前後中途適所にガイド鞘の上端を結合し、同ガイド鞘の下端がわに設けたスリーブを直下に対応するロアレール前後中途適所に回動自在に遊嵌した上、該ガイド鞘の上端開口には、当該展開された水平座杆間および座シート上に搭載可能な直径のベース円盤、およびそのベース円盤上に重なり、垂直軸心回りに回転自在に一体化された旋回円盤とからなる回転盤座の、該ベース円盤に基端を連結し、少なくとも同ベース円盤に近接する基端がわが横転自在となる可撓太刀板の先端がわより、当該座シート中央がわからアームパイプ下、アッパーレール上を通じて上下進退自在に遊嵌状装着したものとし、当該左右水平座杆間に座シート、左右背支柱部間に背シート、および、左右フットレスト用支杆夫々にフットレストを夫々折り畳み自在に装着してなるものとしたことを特徴とする車椅子。
  5. 扉枠を設けないサイドフレームが、アッパーレールおよび/またはアームパイプのアーム支柱適所に後輪制動用のハンドブレーキ装置を設け、扉枠を設けたサイドフレームが、扉枠アームパイプのアーム支柱適所に後輪制動用のハンドブレーキ装置を設けてなるものとした、請求項1ないし3何れか一項記載の車椅子。
  6. 扉枠が、折畳みリンク機構展開状態にある車椅子の背シートに平行状となる、鉛直軸心回りに90度の角度範囲で回動自在となるよう設定されてなるものとした、請求項2ないし4何れか一項記載の車椅子。
  7. 軸受け機構が、上下軸受け機構からなり、下軸受け機構はスラスト玉軸受を有し、且つ上軸受け機構はラジアル玉軸受を有してなるものとした、請求項1ないし5何れか一項記載の車椅子。
  8. 施錠機構が、扉枠アームパイプのアーム支柱に設けた鈎受、該アーム支柱に対峙可能な前輪支柱に、水平軸回りに回動可能であって、前記鈎受に向けて後方に回動して施錠、前方回動で解錠するよう軸着した閉鎖鈎、該閉鎖鈎の少なくとも前方回動を伴う解錠動作を間接的に操作可能とする間接入力部か、または、後方に回動した施錠状態にある該閉鎖鈎を仮固定可能とする間接入力部かの少なくとも何れか一方を設けてなるものとした、請求項1ないし5、7何れか一項記載の車椅子。
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