JP4919759B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキンを始めとする各種吸収性物品に関する。
吸収性物品の表面シートとして孔あきのシートを用い、且つ吸収性物品の構成部材として白色以外の色に着色された部材を用いる技術が知られている。例えば、表面シートが孔径0.1〜5.0mmの多数の透液性開孔を有し、該表面シートにおける開孔周縁部分の上面の色と、開孔からのぞく吸収コアの上面の色との差をNBS単位で1.5以上とした吸収性物品が提案されている(特許文献1参照)。この吸収性物品においては、例えば表面シートとして白色のものを用い、吸収体の構成材料として濃い青色に着色されたティッシュペーパーを用いている。この吸収性物品は、表面シートに形成された開孔を通じ、着色された吸収コアの色を視認することで、吸収パッドの中央部を認識しやすくしようとするものである。
前記の吸収性物品は、表面シートとその下に位置する部材とが異なる色のものであったが、これら両部材として同系色のものを用いる技術も提案されている。例えば孔あきトップシートと、該トップシートの下にあり、孔を通してみることができる層とを備え、該トップシート及び該層のハンターL値を60未満とした吸収性物品が提案されている(特許文献2参照)。この吸収性物品においては、例えばトップシートが黒色に着色されており、その下に位置する層も黒色に着色されている。この吸収性物品は、例えば黒っぽい色の下着と共に着用されるときに、該物品の使用を目立ちにくくしようとするものである。
これらの吸収性物品は何れも、物品に着色を施すことによる視覚的効果を特徴としている。しかし、液の吸収性、特に高粘性液の吸収性や、吸収された液の隠蔽性については改良の余地がある。
特開平11−299825号公報 特表2004−504106号公報
したがって本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用者の肌に対向する表面シートと吸収体との間に繊維材料からなる液透過性シートを配し、該表面シートとして、1〜60%の開孔率で多数の透液性開孔が形成されたものを用い、該液透過性シートとして、密度が0.03〜0.6g/cm3、厚みが0.005〜1.0mmであり、且つL*C*h表色系におけるL*が65以上、C*が0超、hが90°超〜360°未満である寒色系に着色されたものを用いた吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、経血や軟便などの高粘性液の透過吸収性が高く、しかも吸収されたこれらの高粘性液の隠蔽性が高いものである。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。先ず本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明の吸収性物品をパンツ型使い捨ておむつに適用した例である。図1には、パンツ型使い捨ておむつを左右のサイドシール部分で開き、表面シート側からみた平面図が示されている。図2には、図1におけるII−II線断面図が示されている。図3には、図1に示す状態のおむつの分解斜視図が示されている。
本実施形態のおむつ1は、図1ないし図3に示すように、おむつ1の着用時に着用者の肌に対向する部材である液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、吸収性本体10の裏面シート側(非肌当接面側)に接合された外包材11とを備えている。
外包材11は、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状を有しており、おむつ1の輪郭を画成している。外包材11は、その長手方向の中央域に股下部Cを有している。股下部Cは、おむつ1を装着したときに、着用者の股下部に対向する部位である。更に外包材11は、股下部Cの前後方向にそれぞれ延びる腹側部Aと背側部Bを有している。腹側部A及び背側部Bはそれぞれ、おむつ1を装着したときに、着用者の腹側及び背側に対向する部位である。なお、以下の説明においては腹側部Aを前方部と呼ぶことがある。また、背側部Bを後方部と呼ぶことがある。外包材11における腹側部Aの両側縁部A1,A2と、背側部Bの両側縁部B1,B2とが互いに接合されることで、おむつ1にはウエスト開口部(図示せず)及び一対のレッグ開口部(図示せず)が形成される。この接合によって、おむつ1の左右両側縁には一対のサイドシール部(図示せず)が形成され、パンツ型となる。これらの接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール等が用いられる。
吸収性本体10の構成部材である吸収体4は、吸収性コア4aと該吸収性コア4aを包被する液透過性シート4bとを備えている。液透過性シート4bは、吸収性コア4aの少なくとも上下面及び両側面を被覆している。吸収性コア4aは、一般には高吸収性ポリマーの粒子及びパルプ等の繊維材料の混合積繊体から構成される。液透過性シート4bの詳細については後述する。
吸収性コア4aは、図3に示すように長手方向に延びる一対の側縁S1,S2と、幅方向延びる一対の端縁、即ち前端縁T1及び後端縁T2とで画成される略縦長の矩形をしている。尤も、吸収性コア4aは完全な矩形であることは必要とされず、例えば両側縁S1,S2は、吸収性コア4aの幅方向内方に向かって凹状となる曲線であってもよい。或いは、両側縁S1,S2は、吸収性コア4の長手方向の長さを超えない程度において、吸収性コア4の幅方向外方に向かって凸状となる曲線であってもよい。
吸収性コア4aと同様に、表面シート2及び裏面シート3もそれぞれ矩形状である。裏面シート3としては、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。例えば、裏面シート3としては熱可塑性フィルムを用いることができる。このフィルムは透湿性を有していていもよい。表面シート2の詳細については後述する。
表面シート2は吸収体4の上面を被覆している。更に表面シート2は、吸収体4の左右の側縁から幅方向外方へ延出している。そして、その延出部分が吸収性コア4aの下面側に巻き込まれている。
一方、裏面シート3は吸収体4の下面を被覆している。裏面シート3の左右両側部には、レッグカフ形成用シート9,9が連設されている。レッグカフ形成用シート9は液抵抗性のものである。ここでいう液抵抗性とは、シート9が液を容易に透過させない性質を広く包含し、例えば液不透過性、液難透過性及び撥水性のすべてを含む。レッグカフ形成用シート9は矩形をしており、その長手方向に沿って折曲線9aが形成されるように二つ折りされている。二つ折りされた状態のレッグカフ形成用シート9は、図3に示すように、その折曲線9aの延びる方向が裏面シート3の長手方向と一致するように、且つ該シート9の自由側縁9bが裏面シート3上に位置するように、裏面シート3に接合固定されている。つまり裏面シート3はその両側部が、二つ折りになった状態のレッグカフ形成用シート9に挟み込まれて接合された状態になっている。
二つ折りされた状態のレッグカフ形成用シート9には、その折曲線9aの位置に弾性部材8aが配されている。弾性部材8aは、二つ折りされて2枚重ねとなったシート9間に伸長状態で固定されている。更に、レッグカフ形成用シート9と裏面シート3の間には、弾性部材8b,8cが伸長状態で固定されている。弾性部材8bは、裏面シート3の側縁の近傍の位置に配されている。一方、弾性部材8cは、レッグカフ形成用シート9の自由側縁9bの近傍の位置に配されている。
裏面シート3に固定された各レッグカフ形成用シート9は、図2に示すように表面シート側に巻き上げられている。そして、巻き上げられた状態のレッグカフ形成用シート9は、その長手方向の前後端部が、該シート9と対向している表面シートに接合されている。前後端部間においては、レッグカフ形成用シート9は表面シート2と非接合状態になっている。その結果、後述する図5に示すように、おむつ1の着用状態においては、各弾性部材8a,8b,8cが収縮することにより、レッグカフ8が起立する。それによって吸収性本体10の幅方向への液の流出が阻止される。
図1に示すように、外包材11は、吸収性本体10の前後端縁からそれぞれ延出している。外包材11は、外層シート12と内層シート13とが積層された構造を有している。これらのシートは例えば一方が伸縮性を有し、他方が伸縮性を有していないものであるか、双方ともに伸縮性を有しているか、又は双方ともに伸縮性を有していないものである。図3に示すように、外包材11を構成する2枚のシートのうち、外層シート12は内層シート13よりも長手方向の長さが大きい。その結果、外層シート12は、内層シート13の前後端縁からそれぞれ延出している。そして外層シート12における延出した部分12aが吸収性本体10側にそれぞれ折り返される。外層シート12の折り返し位置Fは、後述する複数のウエスト部弾性部材51,51のうち、最も外方寄り(端部寄り)の部材の配置位置よりも外方(吸収性本体10の長手方向外方)である。
図1に示すように、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける、ウエスト開口部5には、ウエスト開口端5aに沿って、複数のウエスト部弾性部材51,51が配されている。また、レッグ開口部6,6にも、各開口部6の周縁端に沿って、レッグ部弾性部材61a,61bが配されている。これらのウエスト部弾性部材51,51は、及びレッグ部弾性部材61a,61bは、外層シート12と内層シート13との間に伸長状態で固定されている。
更に、ウエスト開口部5とレッグ開口部6との間には、おむつ1の幅方向に延びる胴回り部弾性部材71,71が複数本配されている。胴回り部弾性部材71,71は、おむつ1の幅方向全域にわたって配されている。胴回り部弾性部材71,71は、外層シート12と内層シート13との間に伸長状態で固定されている。胴回り部弾性部材71,71は、吸収性本体10を横切るように配されている。
ウエスト部弾性部材51、レッグ部弾性部材61a,61b及び胴回り部弾性部材71,71としては、それぞれ天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
図1に示すように、本実施形態では表面シート2として、多数の透液性開孔(以下、透液孔ともいう)2aが形成されたものを用いている。透液孔2aは、表面シート2の幅方向中央域において、長手方向全域にわたって形成されている。表面シート2の素材シートとしては、例えばエアスルー不織布やスパンボンド不織布、スパンレース不織布等の各種不織布や、熱可塑性樹脂からなるフィルムが用いられる。これらのシートに開孔を設けるには、例えば本出願人の先の出願に係る特開平6−330443号公報に記載の方法を採用することができる。
透液孔2aは小径のものではあるが、低粘性液及び高粘性液(本実施形態においては主として軟便)の透過が可能な大きさを有してる。この観点から、透液孔2aは個々の面積が1〜20mm2、特に3〜15mm2であることが好ましい。透液孔2aの個々の面積をこの範囲に設定することで、表面シート2の著しい強度低下を伴わずに、高粘性液を首尾良く透過させることが可能となる。
個々の透液孔2aの面積を上述の範囲内に設定しても、透液孔2aを十分に数多く形成しなければ迅速な低粘性液及び高粘性液の透過を図ることはできない。この観点から、表面シート2の面積に対する透液孔2aの面積の総和の割合(以下、この値を開孔率という)が1〜60%に設定されている。特に表面シート2の素材シートとしてフィルムを用いる場合には、開孔率を10〜60%、特に20〜30%に設定するとすることが好ましい。素材シートとしてフィルムを用いた場合には、高粘性液及び尿等の低粘性液の何れもが透液孔2aを通じて吸収体4へと透過する。一方、表面シート2の素材シートとして不織布を用いる場合には、尿等の低粘度の液や高粘性液の一部は不織布の構成繊維間の空隙を通じても透過が可能であることから、開孔率はフィルムを用いた場合よりも低めに設定することができる。具体的には開孔率を1〜50%、特に5〜20%に設定することが好ましい。また、素材シートとして不織布を用いた場合であって、該不織布に形成された透液孔が、該不織布の厚み方向に延びた形状、特にテーパー角度(不織布の上面側の開孔端部から下面側の開孔端部に至る角度)が50〜90°の導液管の形状を有する場合には、導液管自体に高粘性液を一部保持することができるので、開孔率を更に低い値である1〜40%に設定することができる。ここで、一部保持とは、高粘性液が導液管内に取り込まれたときに、透液孔や導液管部位の繊維の隙間を通じて該高粘性液が吸収性コア4aへと透過するものの、その一部が移動されずに残っている状態をいう。導液管を有したフィルム素材の場合、透液孔により液が吸収性コア4aへと透過するので、前記と同様の開孔率に設定することが好ましい。
本実施形態における開孔率とは、表面シート2において透液孔2aが形成された領域の面積に基づき算出された値である。例えば、本実施形態においては透液孔2aは表面シート2における幅方向の中央域にのみ形成されているところ、開孔率の算出に用いられる面積は、該中央域の面積のみである。つまり、表面シート2における左右の側部域(この部分には透液孔2aは形成されていない)は、開孔率の算出に用いられる面積に含まれない。また、表面シート2が導液管を有する場合には、該導液管の先端部における開孔の面積を求める。
以上のとおりの透液孔2aを表面シート2に形成することで、高粘性液は表面シートを迅速に透過する。しかし、液の吸収保持を担う部材である吸収性コア4aは、液の吸収保持容量は大きいものの、吸収速度を十分に高くすることは容易でないことから、表面シート2を通じて高粘性液が迅速に透過してきても、吸収性コア4aがそれを十分に受け入れられない場合がある。そこで本実施形態においては、表面シート2を通じての液の透過と、吸収性コア4aによる液の吸収保持のバランスを図る部材として、特定の密度及び厚みを有する液透過性シート4bを、表面シート2と吸収性コア4aとの間に配置している。なお先に述べたとおり、本実施形態に用いられる液透過性シート4bは、おむつ1における独立した部材ではなく、吸収性コア4aと共に吸収体4を構成する部材の一部である。
上述のとおり、液透過性シート4bは、表面シート2を通じての液の透過と、吸収性コア4aによる液の吸収保持のバランスを図るために用いられるものであるから、該液透過性シート4bは、表面シート2のすぐ下に位置している。すぐ下に位置しているとは、本実施形態のおむつ1を表面シート側からみたときに、該表面シート2に形成された透液孔2aを通して液透過性シート4bが直接見えるような位置関係にあることをいう。
液透過性シート4bは、不織布や紙を始めとする、液透過性を有する繊維材料のシートを素材としている。そして、表面シート2を通じての液の透過と、吸収性コア4aによる液の吸収保持のバランスを図る観点から、液透過性シート4bの密度は0.03〜0.6g/cm3に設定されており、またその実質厚みは0.005〜1.0mmに設定されている。特に液透過性シート4bの素材シートとして不織布を用いる場合には、密度を0.03〜0.07g/cm3、特に0.03〜0.05g/cm3に設定し、厚みを0.3〜1.0mm、特に0.4〜0.6mmに設定することが好ましい。素材シートとして紙を用いる場合には、密度を0.4〜0.6g/cm3に設定し、実質厚みを0.005〜0.02mmに設定することが好ましい。ここで、実質厚みとは、例えばクレープが形成された紙の場合において、クレープによる凹凸構造を含まないで、紙本来の厚みを計測した測定方法で得られた厚みを意味する。この厚みは、シート4bの断面を電子顕微鏡等により拡大観察して計測することができる。この範囲の密度及び厚みとすることにより、液透過性シート4bを構成する繊維間の距離を十分に大きくすることができ、低粘性液及び高粘性液の透過を迅速にすることが可能となる。特にシート4bとして紙を用いた場合には、この範囲に設定することで、繊維の寄り集まった部分と集まりの少ない部分を形成することができるので、高粘性の透過性を一層向上させることができる。
液透過性シート4bの密度や厚みを上述の範囲内とするための手段としては、該シート4bが不織布からなる場合には、芯鞘構造を有する各種バインダー繊維やバインダー樹脂を含んだ親水性である繊維集合体を、カーディング法やエアレイド法により形成し、エアスルー法により不織布化することで、透過性を向上すればよい。一方、液透過性シート4bが紙からなる場合には、真円度の高い繊維や架橋化された剛性の高いパルプ繊維や合成繊維を湿式抄紙工程中に配合し、紙を製造すればよい。また、抄紙工程において、パターンを付与して繊維の存在量に濃淡を作り出したり、ウオーターニードリング工程によるパターン化によって、部分的に繊維が少ない領域を形成することもできる。
液透過性シート4bの厚みは、KES−G5圧縮試験機(カトーテック製)を用いて、5.1mPa(0.5g/cm2)の荷重下で測定するか、前述したように断面を拡大観察して測定する。また、液透過性シート4bの密度は、該シート4bの坪量を、このようにして測定された厚みで除すことで算出される。
以上のとおりの表面シート2及び液透過性シート4bを用いることで、低粘性液及び高粘性液を迅速に吸収性コア4aに導き、且つ該吸収性コア4aに首尾良く吸収させることが可能となる。ところで、このように吸収された高粘性液は一般に、尿等の低粘性液に比較して色が濃いために、また低粘性液である尿の場合には経時的な色の変化(主に淡黄色から燈色への変化)によって、吸収性コア4a中に滲み広がった状態が表面シート越しに視認されやすい。そこで本実施形態においては、吸収性コア4aに吸収された液が視認されづらくすることを目的として、液透過性シート4bに着色を施している。これによって高粘性液の色に起因する不快感を低減させることができる。なお、液透過性シート4bに代えて、表面シート2に着色を施すことも可能であるが、その場合には透液孔から液の色が直接視認できてしまうため、遮蔽効果が弱まってしまう。
本発明者らが鋭意検討した結果、液透過性シート4bに施す着色としては寒色系のものが高粘性液の隠蔽性の観点から最も効果的であることが判明した。具体的には、且つL*C*h表色系におけるL*が65以上、好ましくは70〜95、C*が0超、好ましくは1〜50、更に好ましくは5〜30、hが90°超〜360°未満、好ましくは100〜300°であるように着色を施すことで、液の隠蔽性が高くなる。
液透過性シート4bに上述のとおりの着色を施すには、例えば該液透過性シート4bの構成繊維に染料や顔料を予め含ませておいたり、製造された不織布や紙を染料や顔料で着色すればよい。
本実施形態においてL*、C*及びhの測定は次の方法で行った。液透過性シート4bの下に黒色押さえ板をを敷く。この状態下に、日本電色工業(株)製の分光色差計SE2000によって、黒色押さえ板を用いて測定する(N=3)。光源はC/2、反射試験及び反射試料台の直径は6mm、投光パイプは直径6mm用である。次に、先に測定した液透過性シート4b上に更に別の液透過性シート4bを重ね、同様の測定を繰り返す。このような手順で液透過性シートを重ねて測定を繰り返し、L*、C*及びh値の変化が1以下となるまで測定を続ける。測定の変動がなくなった値を液透過性シートのL*、C*及びhとする。
また、前記の着色が施された液透過性シート4bの隠蔽性は、L*が65以上、好ましくは70〜95、C*が1超、好ましくは1〜40、更に好ましくは2〜20、hが90°超〜360°未満、好ましくは100〜300°である。隠蔽性の測定は次の方法で行った。上述したL*、C*及びhの測定と同じ測定条件において、液透過性シート4bの下に東洋インキ(株)製のカラーファインダーのオレンジ色(TOYO94 COLOR FINDER CF0148)を敷き、この状態下に、日本電色工業(株)製の分光色差計SE2000によって、黒色押さえ板を用いて測定する。この測定における上記カラーファインダーのL*は69〜70、C*は87〜88、及びhは67〜68であった。
液透過性シート4bによって隠蔽される液は、通常赤橙色〜黄橙色の暖色系の色である。したがって同じ暖色系の色で液を隠蔽したとしても、色の変化がないことから、使用後の状態を見たときに液が隠されているという印象は低くなる。逆に、単純に寒色系に着色した材料によって遮蔽しようとしても、寒色系の着色材料(液透過性シート4b)と液吸収された吸収性コア4aの色が混ざり合った状態では、黒色系の色合いが強くなり、隠蔽感はやはり低くなる。これに対して本実施形態における液透過性シート4bの隠蔽効果は、対象となる液に近い寒色系に着色された材料を用いることで、色の変化を起こすことによって得られる。具体的には、赤橙色〜黄橙色の液に対して、緑黄色〜緑色(色相角度hが、好ましくは90〜220°、更に好ましくは100〜180°)、又は青色〜(赤)紫色(色相角度hが、好ましくは230〜360°、更に好ましくは250〜300°)の隣接するような色合いの寒色系に液透過性シート4bを着色とすることで、色相が容易に変化し、色が変化した印象を与えることができる。更に、L*値が高いと様々な色合いにおける色の変化を感じやすくさせることができるので、隠蔽効果を得やすくなる。C*は、その値が高すぎると液の色と離れすぎるため、黒色系の色合いとなり易く、隠蔽効果が得られにくいが、適度なC*値の場合には、対象液との近色感が得られるので、色の変化を感じさせやすい。
次に、液を主として吸収保持する部材である吸収性コア4aの詳細について説明する。図1及び図3に示すように、吸収性コア4aには、該吸収性コア4aの前方部おける両側縁から幅方向内方に向かって切れ込んだ一対の第1の切り欠き部N1,N1が設けられている。図3に示すように、第1の切り欠き部N1,N1は、吸収性コア4aの前端縁T1から所定距離をおいた位置に設けられている。更に吸収性コア4aには、該吸収性コア4aの後方部おける両側縁から幅方向内方に向かって切れ込んだ一対の第2の切り欠き部N2,N2が設けられている。図3に示すように、第2の切り欠き部N2,N2は、吸収性コア4aの後端縁T2から所定距離をおいた位置に設けられている。2つの第1の切り欠き部N1,N1は、吸収性コア4aの長手方向に関して同位置に設けられている。また2つの第1の切り欠き部N1,N1は同形のV字形をしている。これらのことは、第2の切り欠き部N2についても同様である。吸収性コア4aの長手方向に関し、第1の切り欠き部N1と第2の切り欠き部との間の位置は、おむつ1の股下部Cにほぼ対応している。
上述の切り欠き部N1,N2に加えて吸収性コア4aには、該吸収性コアaにおける左右両側部に、長手方向に延びる一対のスリット部L,Lが設けられている。スリット部L,Lは同じ長さで且つ同じ幅を有しており、吸収性コア4aの縦中心線(図示せず)に関して左右対称になっている。スリット部L,Lは、上述の切り欠き部N1,N2よりも幅方向内方の位置に設けられている。スリット部L,Lは、吸収性コア4aの前方部に設けられた2つの第1切り欠き部N1,N1を結ぶ仮想線(図示せず)を越えて、前端縁T1の近傍まで延びている。またスリット部L,Lは、吸収性コア4aの後方部に設けられた2つの第2の切り欠き部N2,N2を結ぶ仮想線(図示せず)を越えて、後端縁T2の近傍まで延びている。スリット部L,Lの位置には、吸収性コア4aの構成材料である繊維材料や高吸収性ポリマーが全く存在していないか、或いは存在していたとしてもその量は僅かである。
吸収性コア4aに上述の切り欠き部N1,N2及びスリット部L,Lが形成されていることによって、おむつ1の着用状態においては、これら切り欠き部N1,N2及びスリット部L,Lを折曲の起点として吸収性コア4aがその上面側に向けて立ち上がり、該吸収性コア全体として図4に示すような船形の立体形状に変形する。その結果、立ち上がった吸収性コア4aが、該吸収性コア4aの長手方向及び幅方向の何れにおいても液流れに対する障壁となるので、液漏れが効果的に防止される。
特に、吸収性コア4aに隣接して上述のレッグカフ8を設け、該レッグカフ8に伸長状態の弾性部材8aを配することや、吸収性コア4aの下面側に伸長状態の弾性部材8b,8cを配することで、図5に示すように吸収性コア4aの下面側からの押し上げ力が作用して、該吸収性コア4aが一層起立しやすくなる。その結果、大量の液が一度に排泄された場合であっても、液の堰き止め効果と液の吸収効果が顕著に発現する。この効果は、とりわけ、吸収性コア4aの前方部に設けられた第1の切り欠き部N1と、後方部に設けられた第2の切り欠き部N2との間に弾性部材8a,8b,8cを配することで一層顕著なものとなる。この場合、弾性部材8cとして、弾性部材8aよりも伸縮応力の大きなものを用いることで、着用者の肌に該弾性部材の痕が残りにくくなり、また十分なフィット性を付与することができる。更に、レッグカフ8に備えた弾性部材8cによって吸収性コア4をその外側(つまり下面側)から覆うように押さえることで、吸収性コア4の動きを妨げることなく着用者の身体へ吸収性コア4を良好に追従させることができる。
更に本実施形態においては、吸収性コア4aの前方部に設けられた第1の切り欠き部N1よりも前端縁T1寄りの位置に、及び後方部に設けられた第2の切り欠き部N2よりも後端縁T2寄りの位置に、吸収性コア4aを横切って幅方向に延びる胴回り弾性部材71を伸長状態で配しているので、該胴回り弾性部材71による押し上げ力が吸収性コア4aに作用する。その結果、吸収性コア4aのうち、第1の切り欠き部N1と前端縁T1との間の位置する部分、及び第2の切り欠き部N2と後端縁T2との間の位置する部分が一層起立しやすくなる。
また、複数の胴回り部弾性部材71,71のうち、ウエスト開口部5寄りに位置するものと、レッグ開口部6寄りに位置するものとで、伸縮弾性応力を異ならせ、且つウエスト開口部5寄りに位置する胴回り部弾性部材71の伸縮弾性応力を、ウエスト部弾性部材51の伸縮弾性応力よりも大きくすると、吸収性コア4の前後端部が着用者の身体の形状に一層沿うようになる。その結果、吸収性コア4の位置ずれが一層起こりにくくなり、腹側部及び背側部からの液漏れを一層防止することができる。このような構成の場合、吸収性コア4における股下部は、切り欠き部N1,N2及びスリット部L,Lの作用によって容易に立体形状となり得るので、腹側部及び背側部からの液漏れ防止に加えて、股下部からの液漏れも防止される。
次に本発明の第2及び第3の実施形態を図6及び図7を参照しながら説明する。これらの実施形態に関し特に説明しない点については、第1の実施形態に関する説明が適宜適用される。また図6及び図7において、図1〜図5と同じ部材には同じ符号を付してある。
第2の実施形態においては、表面シートと吸収体との間に、図6に示す構造の液透過性シート20が配置されている。この液透過性シート20は、吸収体における吸収性コアを包被する紙や不織布などのシートとは別に配されている。このような液透過性シート20は、当該技術分野において一般にサブレイヤーシートやセカンドシートなどと呼ばれている。液透過性シート20は、第1の実施形態と同様に繊維材料のシート(不織布や紙)を素材とするものである。液透過性シート20には、該シート20をその厚み方向に貫通する開孔21が多数形成されている。開孔21は主として高粘性液を透過させるために用いられる。この観点から、個々の開孔の面積は1〜20mm2、特に3〜15mm2であることが好ましい。図6に示すように、開孔21の延びる方向は、液透過性シート20の厚み方向に対して傾斜している。開孔21がこのように開孔していることによって、液透過性シート20はその平面視において、高粘性液が流入する位置と流出する位置とがずれることになる。その結果、本実施形態によれば、高粘性液が吸収されたおむつ1を表面シート2側からみたときに、該高粘性液の隠蔽性が一層高くなるという利点がある。
液透過性シート20としては上述したエアスルー法による不織布の他に、特にメルトブロー法やスパンボンド法による不織布(厚みは0.1〜0.4mm、密度は透液孔を含み0.05〜0.2g/cm3)を好ましく用いることができる。このような不織布からなるサブレイヤーシートやセカンドシートを吸収性物品の一部にのみ用いると、周囲の白色部分の対比によって、及びシートの着色による隠蔽によって、液を隠蔽する印象を一層強く与えることができる。
傾斜した開孔21を有する液透過性シートを製造するには、例えば、メルトブロー不織布における受け構造体に斜め状突起を形成する方法、スパンレース法やエアスルー不織布に開孔を形成し複数重ね合わせて一体化する方法、回転方向に斜め状に配列した開孔ロールを用いてシートを穿孔する方法等がある。
なお、第1の実施形態に関して説明した図4に示す吸収性コア4aのスリット部Lのように、吸収性コア4aにその構成材料が存在しない部分があると、該コア4aの吸収性が低下するような印象を着用者に与えることがある。このような形態の吸収性コア4aを用いる場合、液透過性シート20をスリット部Lの一部を覆うように、特にスリット部Lをその幅方向にわたって覆うように配することで、吸収性に対する不安感を着用者に与えづらくなる。この目的のため、液透過性シート20はその幅方向の長さが、スリット部Lを覆うに足るものであることが好ましい。
図7に示す第3の実施形態においても、表面シート2と吸収体(図示せず)との間に、いわゆるサブレイヤーシートと呼ばれる液透過性シート20が配置されている。この液透過性シート20は繊維材料のシート(不織布や紙)を素材とするものであり、その厚み方向に貫通する多数の開孔21を有している。開孔21はその周縁部が、液透過性シート20の下面(即ち吸収体と対向する面)から上面(即ち表面シート2と対向する面)に向けて突出した逆漏斗状の形状をしている。これに加えて本実施形態においては、表面シート2に形成された透液孔2aはその周縁部が、該シート2の上面(即ち肌対向面)から下面(即ち液透過性シート20と対向する面)に向けて突出した漏斗状の形状をしている。表面シート2及び液透過性シート20がこのような構造を有していることにより、本実施形態によれば、高粘性液が吸収されたおむつ1を表面シート2側からみたときに、該高粘性液の隠蔽性が一層高くなるという利点がある。また、吸収性コアに吸収された液が表面シート側に逆戻りしにくくなる(つまりウエットバックしづらくなる)という利点もある。
本実施形態において用いられる表面シート2及び液透過性シート20としては、例えば本出願人の先の出願に係る特開平8−246321号公報に記載のものや、特開2005−95209号公報に記載のものを用いることができる。
本実施形態において用いられる表面シート2は、疎水性(構成材料であるフィルムや繊維の接触角が90°を超えるもの)であっても親水性であっても良い。液透過性シート20との関係からは、液透過性シート20よりも疎水性のものであることが好ましい。具体的には、表面シート2の親水性は、接触角で表して好ましくは40〜90°、更に好ましくは50〜80°であり、液透過性シート20の親水性は、接触角で表して好ましくは50°以下、更に好ましくは5〜30°であり、表面シート2の方が液透過性シート20よりも親水性が低い。接触角の測定には、FACE接触角計CA−A型(協和界面科学(株)製)を使用した。この場合、先端が針状の注射器や霧吹きによってフィルム表面や繊維表面に液滴を接触させ、接触後5秒以内に映像を保存(写真やデジタルデータ)し、保存した映像に基づき接触角を求める(液適法に準拠)。繊維の場合は、親水性が非常に高いときには液滴が一箇所に留まらず流れ落ちることがあるが、このときの接触角は20°以下とする。測定は5箇所(液滴5ヶ)で行い、その平均を求め接触角の値とする。測定値が20°以下の場合は20°で計算を行う。液滴が全てが流れ落ちた場合は20°以下とする。
表面シート2が不織布から構成される場合には、表面シート2の表面側と裏面側で密度を異ならせ、表面側の密度を低くすることも好ましい。密度を異ならせるには例えば、裏面側よりも表面側の方に平均繊維径が太い繊維を用いればよい。或いは表面側の繊維を、毛羽立ったように厚み方向に起立させればよい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態は、本発明の吸収性物品をパンツ型の使い捨ておむつに適用した例であるが、本発明の他の吸収性物品、例えば、ファスニングテープによる締結手段を備えた展開型の使い捨ておむつや、失禁パッド、生理用ナプキンなどにも適用することができる。
また前記実施形態においては、透液孔2aは表面シート2の一部にのみ形成されていたが、これに代えて該シート2全域にわたり透液孔を形成してもよい。
また、第1の実施形態で用いた液透過性シート4bや、第2及び第3の実施形態で用いた液透過性シート20の施した着色と同系色の着色を、外包材11に施してもよい。
また、第1の実施形態においては、表面シート2と液透過性シート4bとの間に、サブレイヤーシートないしセカンドシートと呼ばれる第2の液透過性シートを配し、該第2の液透過性シートとして、上述の密度及び厚みを有し、且つ上述のL*、C*及びh値を有するものを用いてもよい。この場合には、液透過性シート4bの種類には特に制限はない。例えば液透過性シート4bとして、上述のとおりの寒色系に着色されていないものを用いることができる。
また前記の各実施形態は相互に置換可能である。
本発明の第1の実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを左右のサイドシール部分で開き、表面シート側からみた平面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1に示す状態のおむつの分解斜視図である。 船形の立体形状になった吸収性コアを示す斜視図である。 おむつの装着状態における図1におけるII−II線断面図である。 本発明の第2の実施形態における液透過性シートの縦断面の構造を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態における表面シート及び液透過性シートの縦断面の構造を示す模式図である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
2a 透液性開孔
3 裏面シート
4 吸収体
4a 吸収性コア
4b 液透過性シート
8 レッグカフ
8a,8b,8c 弾性部材
20 液透過性シート(サブレイヤーシート)
21 開孔
N1 第1の切り欠き部
N2 第2の切り欠き部
L スリット部

Claims (6)

  1. 着用者の肌に対向する表面シートと吸収体との間に繊維材料からなる液透過性シートを配し、該表面シートとして、1〜60%の開孔率で多数の透液性開孔が形成されたものを用い、該液透過性シートとして、密度が0.03〜0.6g/cm3、厚みが0.005〜1.0mmであり、且つL*C*h表色系におけるL*が65以上、C*が0超、hが90°超〜360°未満である寒色系に着色されたものを用い、更に該液透過性シートは、その厚み方向に貫通する開孔が多数形成されており、該開孔はその延びる方向が該液透過性シートの厚み方向に対して傾斜している吸収性物品。
  2. 前記表面シートが、開孔率1〜50%の不織布からなる請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記液透過性シートが、密度0.03〜0.07g/cm3、厚み0.3〜1.0mmの不織布からなる請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体が、吸収性コアと該吸収性コアを包被する前記液透過性シートを備え、該吸収性コアが、長手方向に延びる一対の側縁と幅方向延びる一対の端縁とで画成される略縦長のものであり、該吸収性コアに、該吸収性コアの前方部及び後方部おける両側縁から幅方向内方に向かって切れ込んだ一対の切り欠き部をそれぞれ設けると共に、該吸収性コアにおける左右両側部であって且つ該切り欠き部よりも幅方向内方の位置に、長手方向に延びる一対のスリット部を設けた請求項1ないし3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記液透過性シートは、前記スリット部の少なくとも一部を覆うように配されている請求項4記載の吸収性物品。
  6. 前記透液性開孔が、前記表面シートの幅方向中央域において、該表面シートの長手方向にわたって形成されており、かつ該表面シートの幅方向側部域には透液性開孔が形成されていない請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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