JP4919640B2 - シート用パッドおよびその製造方法 - Google Patents

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    • B60N2/7017Upholstery springs ; Upholstery characterised by the manufacturing process; manufacturing upholstery or upholstery springs not otherwise provided for

Description

本発明は、例えば自動車に使用されるシート用パッドおよびその製造方法に関する。
例えば、自動車用シートは、着座者の臀部を支持するシートクッション部と、背部を支持するシートバック部とからなる。シートバック部は、シートバックパッドの表面に、織編物や皮革等からなる表皮を被せて構成されている。しかも、シートバックパッドは、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を有する発泡体からなるバッグパッド本体と、このバッグパッド本体の背面側に一体化された補強布とを備えている。
そして、シートバックパッドは、フレームへの装着のために、バッグパッド本体の背面側で且つ上辺部に張出し部が一体に成形されたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、バックパッド本体の裏面には、バックボードが一体的に取り付けられているのが一般的である。
シートバックパッドの製造に際しては、バッグパッド本体の前面(背もたれ面)側を成形する下型と、この下型に対し開閉可能な上型および中子型とを備えた発泡成形型が使用されている。
また、発泡成形型として、発泡成形型のキャビティ内の空気を吸引して排気するものも公知である(例えば、特許文献2参照)。
特公平6−39107号公報 特開2003−1650号公報
図8に示すように、このバッグパッド本体100の張出し部101は、パッド本体100から後方に延設された連結部102と、この連結部102からパッド本体100の背面100aと間隔を有するように内側(下方)に延設されたフランジ部103とを備えている。
フランジ部103の肉厚は、一様でなく、後方に向けて肉厚が厚くなる厚肉部105が形成されている。このようにフランジ部103に厚肉部105を形成するのは、張出し部101の厚肉部105よりも先端に設けられた薄肉部106の表面に、バックボード107の上端部107aが対応した際に、厚肉部105は、このバックボード107よりも後方に突出した状態となり、高級感を感じさせシートバックパッドの背面視の意匠効果を高めるためである。
このような張出し部101を有するバッグパッド本体100を、前記発泡成形型を使用して成形すると、前記バッグパッド本体100は、背もたれ面100aが下向きとなるように発泡成形型により成形されるため、成形時には張出し部101がバッグパッド本体100の上方に位置することになる。
この結果、張出し部101の厚肉部105において、発泡樹脂原液に混在する空気の流動性が悪くなるため、厚肉部105の表面に気泡が集まり易くなり、厚肉部105に欠肉(複数個の凹部)108が形成される。張出し部101の表面に凹部108が形成されると、バッグパッド本体100を覆う表皮110をとおして凹凸が表面に現れ不体裁になる。表皮110はコストダウンや軽量化を目的として薄肉化される傾向にあることから、張出し部101を含むバッグパッド本体100は、成形精度を高め、表面の不要な凹凸をなくすことが要求されている。
特に自動車シート用パッドとしての使用上、外観的に目立ち易い表面には凹凸を有さないことが望まれる。そのため、成形後に凹部108を埋める補修作業が必要となり、工数増加、製造コストアップの要因となっていた。
また、前記特許文献2に記載のキャビティ内の空気を吸引して排気する発泡成形型を採用することも考えられるが、かかる発泡成形型は、装置が大型化してしまう欠点がある。
本発明は、パッド本体に一体に設けられた張出し部の表面に、発泡成形時の空気による凹部が形成されるのを簡単な構成により防止することを課題とする。
本発明は、シート用パッドおよびその製造方法としてなされたもので、シート用パッドとしての特徴は、発泡樹脂製のパッド本体の背面側の少なくとも上辺部に、張出し部が一体に設けられ、該張出し部は、パッド本体から後方に延設された連結部と、該連結部から前記パッド本体の背面と間隔を有するように内側に延設されたフランジ部とを備え、前記パッド本体の背面および張出し部に補強シートが一体に設けられたシート用パッドにおいて、前記張出し部のフランジ部には、後方に突出する厚肉部が設けられ、前記補強シートには、前記厚肉部に埋入されるように長尺状の発泡樹脂迂回部材が固定され、前記発泡樹脂迂回部材の材質は、前記パッド本体自体よりも硬質材料からなり、パーティングラインが、前記厚肉部よりもフランジ部の先端側に位置することにある。
本発明に係るシート用パッドは、パッド本体と共に一体に成形された張出し部の表面に、気泡による凹部が形成されるのを防止でき、成形後に凹部を埋める補修作業が不要となり、補修作業による工数が増加したり、製造コストがアップしたりするのを防止できる。
しかも、本発明のシート用パッドは、前記張出し部および発泡樹脂迂回部材が、パッド本体の上辺部および左右両側部に設けられていることにある。なお、フランジ部が内側を向くとは、パッド本体の上辺部に設けられた張出し部のフランジ部は、下方向きとなり、左右両側部に設けられた張出し部のフランジ部は、互いに対向するように左右方向を向くことになる。
さらに、本発明のシート用パッドは、自動車シート用フロントバックパッドであるのが好ましい。
本発明のシート用パッドの製造方法としての特徴は、前記シート用パッドの製造方法であって、前記発泡樹脂迂回部材を前記パッド本体自体よりも硬質材料から形成し、前記パッド本体の背もたれ面から前記張出し部の連結部の外面にわたって成形する下型と、前記張出し部のフランジ部の外面を形成する上型と、パッド本体の背面と張出し部のフランジ部の内面および先端面を成形する中子型とを用い、前記補強シートに前記発泡樹脂迂回部材を固定し、前記発泡樹脂迂回部材が固定された前記補強シートを、前記上型と共に開放された前記中子型にセットするとともに、前記下型に発泡樹脂原液を注入した後に、前記上型および前記中子型を前記下型に対し型閉めし、注入された発泡樹脂原液を前記発泡樹脂迂回部材により迂回させて前記張出し部の前記厚肉部よりも下流に到達させ、前記張出し部の厚肉部に混在している空気を、該厚肉部よりも下流位置から抜くようにしたことにある。
本発明に係るシート用パッドの製造方法は、簡単な構成により気泡による凹部がない張出し部を有するシート用パッドを製造できる。
しかも、本発明のシート用パッドの製造方法は、前記上型と前記中子型とのパーティングラインから前記空気を抜く構成であるのが好ましい。かかる場合には、従来の発泡成形型を使用できるため、さらにコストダウンを図ることができる。なお、空気とは、型閉め時に発泡成形型に残存したもの以外に、発泡成形時に発生するガスも含む。
本発明は、表面に凹部のない品質の良好なシート用パッドを製造でき、補修工数を削減してコストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜図3に本発明の一実施の形態に係る自動車用シート1を示す。かかる自動車用シート1は、図3に示すように、着座者の臀部を支持するシートクッション部2と、背部を支持するシートバック部3とからなる。なお、本実施の形態では、フロントシートを例示するが、これに限定されるものではない。
シートクッション部2は、シートフレーム5上に載せられるシート用パッド20の表面に、織編物や皮革等からなる表皮22を被せて構成されている。シート用パッド20は、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を有する発泡体からなるパッド本体23と、このパッド本体23の下面に一体化された補強布25とを備えている。
シートバック部3は、フレーム6に装着されるシート用パッドとしてのシートバックパッド30の表面に、織編物や皮革等からなる表皮32を被せて構成されている。シートバックパッド30は、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を有する発泡体からなるパッド本体(以下、バッグパッド本体という。)33と、このバッグパッド本体33の背面33b側に一体化された補強シートとしてのポリエステル長繊維不織布などからなる補強布35とを備えている。
バッグパッド本体33の前面33aは、背もたれ面が構成されている。バッグパッド本体33の背面33b側で且つ上辺部33cには、図1および図2に示すように前記フレーム6へ装着するための張出し部40が一体に設けられている。この張出し部40は、バッグパッド本体33の左右方向(幅方向)Aで且つ後方Rに突出するように延設された連結部41と、バッグパッド本体33の背面33bと所定の間隔Lを有するように、この連結部41から内向きである下方Bに延設されたフランジ部43とを有している。
連結部41の断面は、バッグパッド本体33からフランジ部43にわたって略一定に設けられているが、フランジ部43の断面形状は、下方に向けて肉厚が次第に厚くなっている。具体的には、フランジ部43の外面43aは、後方に向けて傾斜する第1面44と、この傾斜面44から連続する円弧面45と、この円弧面45から下方に連続する第2面46とを有している。
また、フランジ部43の内面48側は、フレーム6の形状に応じて傾斜しており、フランジ部43は、円弧面45の部分(厚肉部)49で肉厚が最大となっている。また、厚肉部49よりも下方の先端側は、薄肉部47が設けられている。この薄肉部47の第2面46には、バッグパッド本体33の背面33b側に取り付けられるバックボード8の上端部8aが対応するようになっている。従って、バックボード8の上端部8aが薄肉部47の表面を被覆し、厚肉部49は、このバックボード8よりも後方に突出した状態となり、シートバックパッド30の背面視の意匠効果を高めている。
前記フランジ部43には、長尺状の発泡樹脂迂回部材50が、バッグパッド本体33の左右方向Aに埋設されている。この発泡樹脂迂回部材50は、厚肉部49に位置するように補強布35に固定されている。発泡樹脂迂回部材50を補強布35に固定する手段としては、両面テープまたは接着剤等の接着手段が採用可能である。発泡樹脂迂回部材50は、ポリウレタン等の弾力性を有する合成樹脂からなり、その断面形状は、例えば矩形状を呈している。なお、発泡樹脂迂回部材50の材質は、特に限定されるものではないが、バッグパッド本体自体よりも硬質材料からなるのが好ましい。
図4および図5は、前記シート用パッドの製造装置としての発泡成形型の概略を示している。同図に示す発泡成形型70は、従来周知のものが採用可能であり、固定型としての下型71と、中子型72と、上型73とから構成されている。なお、中子型72と上型73とで可動型74が構成され、この可動型74は、下型71に対して開閉自在になっている。
下型71は、フレーム(図示省略)により設置側に略水平に保持されており、製造対象のバッグパッド本体33の形態に応じて、バッグパッド本体33の背もたれ面33aおよび周側面から張出し部40の連結部41の外面41aにわたって成形するように、凹設された成形面71aを有している。
上型73は、張出し部40のフランジ部43の外面43aを形成する成形面73aを有している。中子型72は、バッグパッド本体33の背面33bと張出し部40のフランジ部43の内面48および先端面49を成形する成形面72aを有している。上型73および中子型72を前記下型71に対し閉合(型閉め)して成形空間としてのキャビティ75を構成する。中子型72は、成形されたバッグパッド本体33が取り出せるように、上型73に対して自動または手動により離間可能に構成されている。
次に上記の発泡成形型70を用いて、シートバックパッド30を製造する場合について説明する。
先ず、予め補強布35の所定位置に、所定長さの発泡樹脂迂回部材50を固定しておく。発泡樹脂迂回部材50は、断面矩形状であるため、長尺状のものが容易に製造でき、その長尺状のものを所定長さに複数個カットして使用できる。
そして、この発泡樹脂迂回部材50が固定された補強布35を、図4に仮想線で示すように上型73と共に開放された中子型72にセットする。上型73の開放状態において、下型71内に例えば軟質ポリウレタンフォーム等の発泡樹脂原液33Aを所定量注入する。
次に上型73および中子型72を下型71上に閉合して、内部にキャビティを構成し、所定温度で所定時間を維持して加熱することにより、発泡成形を行なう。下型71内の発泡樹脂原液33Aは、上型73と中子型72との間に流れ込む。すなわち、下型71内の発泡樹脂原液33Aは、上型73の成形面73aと、中子型72におけるフランジ部43の内面48および先端面49を形成する成形面72aとの間を流れるが、かかる発泡樹脂原液33Aは、発泡樹脂迂回部材50に衝突する。この発泡樹脂迂回部材50は邪魔板としての機能を有するため、発泡樹脂原液33Aは、図5に矢印Cで示すように上方に迂回することとなる。
迂回した発泡樹脂原液33Aは、発泡樹脂迂回部材50と所定の間隔L1を有する上型73の成形面73aに沿って流れるので、発泡樹脂原液33Aに混在した空気aは、成形面73aの最も高くなった部分(厚肉部49に相当する部分)で滞留することなく、発泡樹脂原液33Aと共に中子型72の成形面73aの先端まで達する。
さらに、厚肉部49に相当する部分を通過した空気aは、この部分の下流に位置する上型73と中子型72との合わせ面部(パーティングライン)PLから図5に矢印Dで示すように抜かれる。この合わせ面部PLは、張出し部40の厚肉部49よりも下流側の薄肉部47角部に位置するため、空気aが上型73と中子型72との間に残存することなく排気され、上型73と中子型72との間に発泡樹脂原液をまんべんなく充填することができる。
このようにしてシートバックパッド30を成形した後は、必要に応じて成形型の冷却を行なうとともに、上型73を上方に回動させて型開きし、成形品を保持する中子型72を上型73から離間させ、成形品を取り出す。
本発明にかかる実施の形態は、予め発泡樹脂迂回部材50を補強布35に固定しておくことにより、発泡樹脂迂回部材50をバッグパッド本体33の正確な位置に埋入でき、従来の発泡成形型を使用した簡単な構成によりシートバックパッド30を製造することができる。しかも、成形されたバッグパッド本体33と共に一体に成形された張出し部40の表面に、気泡による凹部が形成されるのを防止でき、かかるシートバックパッド30に表皮32を被せても、凹凸面とならないため、バッグパッド本体33の成形後に凹部を埋める補修作業が不要となり、補修作業による工数が増加したり、製造コストがアップしたりするのを防止できる。
本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、図6に他の実施の形態を示す。本実施の形態は、張出し部40をバッグパッド本体33の上辺部33cの他に左右両側部33d、33dにも設けた場合を例示する。本実施の形態では、発泡樹脂迂回部材50は、張出し部の上辺部33cと左右両側部33d、33dとの3辺部に設けられている。左右両側部33d、33dに設けられたそれぞれ張出し部40のフランジ部43は、互いに対向する内向きとなる。発泡樹脂迂回部材50は、単体のものであってもよいが、各辺部にそれぞれ別体のものを設けてもよい。
また、発泡樹脂迂回部材50の断面形状は、矩形以外の任意の形状が採用でき、例えば、図7に示すように表面が円弧面であってよい。このように、上型73の成形面73aの形状に応じて、発泡樹脂迂回部材50の表面を円弧に形成することにより、発泡樹脂の流れを良好にすることができる。なお、図1に示したシートバックパッド30と同一部材は、同一符号を付してそれぞれの説明は省略する。
本発明の一実施形態に係るシート用パッドの要部を示す断面図である。 同シート用パッドの一部断面を含む背面斜視図である。 同シート用パッドを使用した自動車用シートの断面を示す斜視図である。 同シート用パッドの製造方法を実施するために使用する発泡成形型の概略断面図である。 同要部を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るシート用パッドの背面斜視図である。 同シート用パッドの要部を示す断面図である。 従来のシート用パッドの要部を示す断面図である。
符号の説明
30 シートバックパッド(シート用パッド)
33 バックパッド本体(パッド本体)
33A 発泡樹脂原液
33a 背もたれ面(前面)
33b 背面
33c 上辺部
33d 左右両側部
35 補強布(補強シート)
40 張出し部
41 連結部
41a 連結部の外面
43 フランジ部
43a フランジ部の外面
48 フランジ部の内面
49 フランジ部の先端面
49 厚肉部
50 発泡樹脂迂回部材
71 下型
72 中子型
73 上型
a 空気
R 後方
B 下方(内側)
L 間隔
PL パーティングライン

Claims (5)

  1. 発泡樹脂製のパッド本体の背面側の少なくとも上辺部に、張出し部が一体に設けられ、該張出し部は、パッド本体から後方に延設された連結部と、該連結部から前記パッド本体の背面と間隔を有するように内側に延設されたフランジ部とを備え、前記パッド本体の背面および張出し部に補強シートが一体に設けられたシート用パッドにおいて、
    前記張出し部のフランジ部には、後方に突出する厚肉部が設けられ、前記補強シートには、前記厚肉部に埋入されるように長尺状の発泡樹脂迂回部材が固定され、前記発泡樹脂迂回部材の材質は、前記パッド本体自体よりも硬質材料からなり、パーティングラインが、前記厚肉部よりもフランジ部の先端側に位置することを特徴とするシート用パッド。
  2. 前記張出し部および発泡樹脂迂回部材は、パッド本体の上辺部および左右両側部に設けられている請求項1に記載のシート用パッド。
  3. 自動車シート用フロントバックパッドである請求項1または2に記載のシート用パッド。
  4. 前記請求項1、2または3に記載のシート用パッドの製造方法であって、前記発泡樹脂迂回部材を前記パッド本体自体よりも硬質材料から形成し、前記パッド本体の背もたれ面から前記張出し部の連結部の外面にわたって成形する下型と、前記張出し部のフランジ部の外面を形成する上型と、パッド本体の背面と張出し部のフランジ部の内面および先端面を成形する中子型とを用い、前記補強シートに前記発泡樹脂迂回部材を固定し、前記発泡樹脂迂回部材が固定された前記補強シートを、前記上型と共に開放された前記中子型にセットするとともに、前記下型に発泡樹脂原液を注入した後に、前記上型および前記中子型を前記下型に対し型閉めし、注入された発泡樹脂原液を前記発泡樹脂迂回部材により迂回させて前記張出し部の前記厚肉部よりも下流に到達させ、前記張出し部の厚肉部に混在している空気を、該厚肉部よりも下流位置から抜くようにしたことを特徴とするシート用パッドの製造方法。
  5. 前記上型と前記中子型とのパーティングラインから前記空気を抜く構成である請求項4に記載のシート用パッドの製造方法。
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