JP4918775B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス等で成形されたワークを搬送するワーク搬送装置に関する。
自動車各部のワーク(ボディ、ボンネット、ドア等のパネル)等を成形する装置として、複数のプレス装置のそれぞれに金型をセットし、板材を順次送りながらプレスを行い、数種類の工程を経て最終的な製品を形成させるプレスラインが知られている。
このプレスラインにおけるワーク搬送装置は、複数のプレス装置の配列間隔に合わせて配置した複数の把持装置を、プレス成形動作と同期して、プレスライン方向へ往復及び上下移動させることにより、ワークを次のプレス装置へ順次搬送するようになっている。
例えば、把持装置に回転可能に接続された一対のリンク(アーム)と、該一対のリンクの他端にそれぞれ回転可能に接続される一対のスライドとを備え、この一対のスライドを駆動することにより、把持装置をプレスライン方向に移動させるワーク搬送装置がある。
このようなワーク搬送装置においては、ワークを把持する把持具を搬送方向に直交する方向に延在するクロスバーに設け、このクロスバーを搬送装置に対して着脱可能に構成するものがある。
特開2005−59074号公報 実公平5−34820号公報
上述した技術では、図3に示すように、クロスバー着脱機構は、クロスバーの両端面をシリンダ機構に接続したロッドで押圧すると同時に、このロッドに連結された位置決めピンをクロスバーの両端面に設けた位置決め用ピン穴に嵌合することで、クロスバーの軸周りの回転を抑えつつ保持している。
しかしながら、ロッドと位置決めピンとを一つのシリンダ機構により駆動させるため、ロッドと位置決めピンとを連結する部材が必要となる。そして、この連結部材は、ロッドとシリンダ機構との間に介在するので、クロスバーの端面と着脱機構本体との距離が大きくなってしまい、また、着脱機構本体に回転可能に連結するアームとの距離も大きくなる。
このため、シリンダ機構による押圧や、クロスバーが加速移動する際に着脱機構に加わる反力等に伴って、リンク(アーム)に捻り変形が発生しやすくなる。
そして、アームに捻り変形が発生することで、リンク(アーム)の寿命低下を引き起こしてしまうという問題がある。また、ワークの搬送精度が低下したり、クロスバーの着脱に時間がかかったりしまうというという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、着脱機構本体を支持するリンク(アーム)への捻り変形の発生を抑制可能なクロスバーの着脱機構、それを備えたワーク搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係るクロスバーの着脱機構、ワーク搬送装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
なお、以下の説明において、「一対」は、搬送方向に対向配置された2つの対象物を指し、「一組」は、搬送直交方向に対向配置された2つの対象物を指す。
第一の発明は、クロスバーの着脱機構が、クロスバーの両端の端面に設けられた第一穴部にそれぞれ嵌合する一対のロッドと、前記ロッドを前記クロスバーに押圧する第一アクチュエータと、前記クロスバーの両端の端面に設けられた第二穴部にそれぞれ嵌合する一対の位置決めピンと、前記位置決めピンを前記クロスバーに向けて移動する第二アクチュエータと、を備えるようにした。
この発明によれば、クロスバーの端面に係合するロッドと位置決めピンとを個別に駆動することができるので、ロッドと位置決めピンとを連結する部材が不要となり、着脱機構本体とクロスバーの端面との距離を短くすることができる。
第二の発明は、所定のワークを把持するワーク把持具を有するクロスバーと、前記クロスバーを着脱可能に支持するクロスバー着脱機構と、前記クロスバー着脱機構を有するクロスバー支持部と、前記一対のクロスバー支持部にそれぞれ回転可能に接続された一対一組のリンクと、前記一対一組のリンクのそれぞれの他端に回転可能に接続されると共に往復直線移動する一対一組のスライドと、前記一対一組のスライドのそれぞれを駆動する駆動部と、を有するワーク搬送装置において、前記クロスバー着脱機構として、第一の発明の着脱機構を用いるようにした。
この発明によれば、着脱機構本体とクロスバーの端面との距離が短いので、着脱機構本体を支持するアームとクロスバーの端面との距離も短くなり、ロッドの押圧や、クロスバーが加速移動する際に着脱機構に加わる反力等に伴うリンクの捻り変形が抑制される。
また、前記クロスバーの端面が、前記着脱機構を支持する一対のリンク(アーム)の捻り中心に対して近接するように配置されるものでは、更に、着脱機構本体を支持するリンク(アーム)に捻り変形が発生することを抑制できる。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
着脱機構本体とクロスバーの端面との距離が短くなり、これにより、ロッドの押圧や、クロスバーが加速移動する際に着脱機構に加わる反力等に伴うリンク(アーム)の捻り変形が抑制されるので、リンク(アーム)の損傷や寿命低下が抑制できる。また、着脱機構によるクロスバーの保持が確実に行われる。したがって、クロスバーに取り付けた把持具によりワークを確実に把持・搬送することが可能となる。
以下、本発明のクロスバーの着脱機構、ワーク搬送装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るワーク搬送装置の構成を示す図である。
なお、図1では、説明の便宜上、2つのプレスステーション14と、その間に設けられたワーク搬送装置101をプレスラインの内側から見た状態で示している。実機では、通常、プレスステーション14は2〜5つ程度の複数台設けられている。
なお、以下の説明において、「上流側」、「下流側」とは、それぞれ搬送ラインの上流側、下流側を意味するものとする。
ワーク搬送装置101は、上流側のプレスステーション14から成形されたパネル(ワーク)1を受け取り、下流側のプレスステーション14へ搬送するために、上流側のプレスステーション14と下流側のプレスステーション14の間に設置されている。
ワーク搬送装置101は、プレス成形するパネル(ワーク)1を搬送する送り方向(X方向)の両側に、互いにY方向に直交する面に関し対称に設けられた一対の送り装置10を備える。
なお、本実施形態では、一対の送り装置10によりワーク搬送装置101を構成する場合について説明するが、一つの送り装置10のみでパネル1を搬送する構成であってもよい。
各送り装置10は、Y方向に直交する面に関し対称に作動し、ワーク把持具2を取り付けたクロスバー3を送り方向及び上下方向に移動させ、パネル1を次のプレスステーション14に順に搬送するようになっている。
この送り装置10は、その両端部を上流及び下流のプレスステーション14や図示しないプレススタンドに設けられた腕に取り付けたり、あるいは天井から吊すことによって、プレスステーション14、14間に設置される。
送り装置10は、ワーク把持部15、該ワーク把持部15に回転可能に接続されるリンク機構6、該リンク機構6に接続されるスライド4,5、第一スライド4を直線移動させる第一スライド駆動手段11、第二スライド5を直線移動させる第二スライド駆動手段12、第一スライド駆動手段11を駆動する直動モータ(駆動部)17、第二スライド駆動手段12を駆動する直動モータ(駆動部)18を備える。
ワーク把持部15は、パネル1を吸着するバキュームカップ等のワーク把持具2と、該ワーク把持具2が取り付けられた、搬送ラインと直角方向に延びるクロスバー3と、出力部材(クロスバー支持部)19とを備えており、このクロスバー3の両端に出力部材19を介してリンク機構6が接続されている(図1では、一方のリンク機構6のみを図示する)。
クロスバー3は、出力部材19に対して着脱可能に保持されている。把持対象であるパネル1の形状、重量等により、最適なワーク把持具2が取り付けられたクロスバー3を選択し、取り換え可能としている。なお、クロスバー3を出力部材19に対して着脱可能に支持するクロスバー着脱機構50については後述する。
リンク機構6は、ワーク把持部15(クロスバー3)の両側に接続される出力部材19とこの出力部材19に枢着されたリンク7,8とを備えている。
第一リンク7は、互いに長さの等しい2本のアーム7a,7bを備えている。そして、このアーム7a、7bは、それぞれ一端が出力部材19に水平軸を中心に回転可能に枢着され(この枢着点を左からそれぞれa1,a2とする)、他端が固定リンク部材9に水平軸を中心に回転可能に枢着されている(この枢着点を左からそれぞれa3,a4とする)。更に、固定リンク部材9は、枢着点a4において、第一スライド4に回転可能に枢着されている。なお、固定リンク部材9とアーム7bとは、独立して、枢着点a4に対して回転可能になっている。
一方、第二リンク8は、1本のアーム8aを備えている。そして、第二リンク8を構成するアーム8aは、第一リンク7の2本のアーム7a,7bと長さの等しいアームからなり、一端が出力部材19に水平軸を中心に回転可能に枢着され(この枢着点をb1とする)、他端が第二スライド5に水平軸を中心に回転可能に枢着されている(この枢着点をb2とする)。なお、アーム8aとアーム7bは、必ずしも長さが等しくなくてもよい。
また、枢着点a2と枢着点b1とは同軸上に配置されている。更に、クロスバー3の回転中心は枢着点a1,a2と同軸でもよい。
また、枢着点a1,a2の間隔は、枢着点a3,a4の間隔と同一の長さになっている。この構成により、2本のアーム7a,7bが平行に維持されるので、出力部材19を常に固定リンク部材9に対して平行に維持することができる。すなわち、アーム7a,7b、固定リンク部材9、出力部材19により平行リンク機構が構成され、アーム7a,7bが揺動して出力部材19の位置が変化した場合でも、出力部材19を傾斜させることなく移動させる。
アーム7bは、アーム8aと略同一の断面形状を有する。すなわち、アーム7bとアーム8aとは、略同一の機械的剛性及び強度を有するように形成されている。一方、アーム7aは、アーム7b及びアーム8aに比べてその断面形状が小さく形成されている。
アーム7b及びアーム8aは、出力部材19を支持しつつ、出力部材19に運動を伝達するので、出力部材19から受ける反力(引張圧縮、曲げ)等が作用するようになっている。したがって、この反力等を略均等に分担支持するために、略同一形状に形成されている。例えば、アーム7b及びアーム8aには、円管部材や角管部材が用いられる。また、同一形状とすることで、部品の共通化による装置コストの低減を図っている。なお、アーム8aとアーム7bは、必ずしも同一形状でなくてもよい。
これに対して、アーム7aは、固定リンク部材9と互いに作用し合って、出力部材19の姿勢を略水平に維持するので、引張圧縮力だけが作用するようになっている。したがって、必要最小限に機械的剛性及び強度を有するように形成されている。例えば、アーム7aには、丸棒部材、小径の円管部材或いは角管部材等が用いられる。
第一スライド駆動手段11及び第二スライド駆動手段12は、V字型のベース部材16に取り付けられている。そして、この2つのスライド駆動手段11,12は、それぞれ同じ長さのボールスクリュー26,27を備えている。なお、ボールスクリュー26,27は必ずしも同一長さである必要はない。
そして、第一スライド4及び第二スライド5には、不図示のボールナットが形成されており、このボールナットに、ボールスクリュー26,27が螺合されている。
そして、ボールスクリュー26,27の一端に連結された直動モータ17及び直動モータ18によって、ボールスクリュー26,27を回動させることによって、第一スライド4及び第二スライド5が、ベース部材16に沿って直線移動し、かつ、数値制御等で正確に位置決めできるようになっている。
また、図1に示すように、第一スライド駆動手段11は、その駆動領域のうち搬送ラインの上流側で高位置となり下流側で低位置となるようになっている。
また、第二スライド駆動手段12は、その駆動領域のうち搬送ラインの上流側で低位置となり下流側で高位置となるようになっている。また、第二スライド駆動手段12は、第一スライド駆動手段11よりも搬送ライン下流側に配設され、第一スライド駆動手段11に対して送り方向(X方向)に対して直交する面に対称に設けられている。
そして、2つのスライド駆動手段11,12は、それぞれの直動方向の下方延長線上が交差しており、そのなす角θは例えば、60°に設定されている。
なお、本実施形態では、第一スライド駆動手段11と第二スライド駆動手段12とが、互いの下方延長線上が交差するV字型の直動を構成しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第一スライド駆動手段11と第二スライド駆動手段12の互いの上方延長線上が交差するように構成した逆V字型の直動や、第一スライド駆動手段11と第二スライド駆動手段12を搬送ラインの幅方向にずらしてその駆動領域が交差するX型の直動とすることもできる。
また、なす角θはプレスステーション14,14間の間隔、すなわちパネル1の搬送距離によりプレス装置毎に個別に決定されるものであり、上記角度に限定されるものではない。
以上のような構成により、ワーク搬送装置101は、2つの直動モータ17,18によりスライド4,5の位置を変化させることにより、ワーク把持部15をプレスステーション14,14の間で往復移動させることができる。これにより、ワーク把持部15により把持したパネル1をX方向に搬送させることができる。
図2は、クロスバー着脱機構50を模式的に示す図である。
クロスバー着脱機構50は、クロスバー3を着脱可能に支持するものであって、一対の出力部材19にそれぞれ配置される。すなわち、クロスバー3の両端側にそれぞれ配置される。
なお、図2及び以下の説明では、一方の出力部材19に設置されたクロスバー着脱機構50について説明する。
クロスバー着脱機構50は、クロスバー3の端面3sに係合するロッド52、ロッド52をクロスバー3に向けて押圧するシリンダ(第一アクチュエータ)54、クロスバー3の端面に設けられたフランジに係合する位置決めピン56、位置決めピン56をクロスバー3に向けて移動させるシリンダ(第二アクチュエータ)58、とから構成されている。
ロッド52は、クロスバー3の両端面3sの軸芯に設けられた穴部(第一穴部)3aと嵌合するための部材である。そして、ロッド52をクロスバー3の穴部3aに挿入することで、クロスバー3が出力部材19に保持される。一方、ロッド52をクロスバー3の穴部3aから引き抜くことで、ロッド52と出力部材19との接合が解除される。このようにして、クロスバー3が出力部材19に対して着脱可能となっている。
シリンダ54は、ロッド52をクロスバー3の軸方向に往復移動させるためのアクチュエータであって、出力部材19に配置されている。また、シリンダ54は、ロッド52をクロスバー3に向けて押圧するものである。そして、ロッド52をクロスバー3に向けて押圧することで、ロッド52と出力部材19との接合が容易に解除されないようになっている。
なお、シリンダ54としては、油圧式、エア式のいずれであってもよい。
位置決めピン56は、クロスバー3の両端に設けられたフランジ3fに形成されたピン穴(第二穴部)3pと嵌合するための部材である。そして、位置決めピン56をクロスバー3のピン穴3pに挿入することで、クロスバー3が出力部材19に対して軸芯周りに回転できないようになっている。
シリンダ58は、位置決めピン56をクロスバー3の軸方向に往復移動させるためのアクチュエータであって、出力部材19に配置されている。
なお、シリンダ58としては、油圧式、エア式のいずれであってもよい。また、シリンダ54に比べて小形のものでよい。シリンダ54のように、クロスバー3を押圧する必要がないからである。
図2の示すように、出力部材19とクロスバー3の端面3sとは、僅かに離間する程度に近接して配置されている。これにより、出力部材19にベアリング21,22を介して連結するアーム7a,7b,8aの支持位置とクロスバー3の端面3sとの(Y方向の)距離も近接する。
このような構成により、ロッド52で押圧した際又はクロスバーが加速移動する際であっても、アーム7a,7b,8aに捻りが発生しづらくなっている。すなわち、ロッド52による押圧の反力、又はクロスバーが加速移動の際の反力等が出力部材19に伝達されても、この反力の作用する位置(クロスバー3の端面3s)とアーム7a,7b,8aの支持位置との距離が短くなっているので、反力によりアーム7a,7b,8aに捻りが加わりづらくなっている。
つまり、従来の構成(図3参照)では、出力部材とクロスバーの端面との間の空間において、ロッドと位置決めピンとを連結部材を用いて接合させていたので、この連結部材が介在する分だけ、出力部材とクロスバーとの距離が大きくなっていた。このため、ロッド52による押圧やクロスバーが加速移動する際の反力等により、アームに捻りが加わりやすかった。
しかし、本実施形態のように、ロッド52と位置決めピン56とを連結することなく、別個独立に駆動させる構成とすることで、出力部材19とクロスバー3の端面3sとの距離を近接させ、ロッド52による押圧の反力やクロスバーが加速移動の際の反力等の作用位置とアーム7a,7b,8aにおける出力部材19の支持位置との距離を短くすることができる。
このようにして、本実施形態においては、アーム7a,7b,8aにおける捻りの発生が抑制される。
なお、出力部材19に連結する各アーム7a,7b,8aは、出力部材19の移動範囲(可動範囲)を拡大する目的から、その全長をできるだけ長くしたいという要望がある。その一方で装置の重量化、高コスト化等を抑制したいという要望もある。
このため、各アーム7a,7b,8aとしては、軽量且つ高剛性であることが要請され、この要請に対応して、各アーム7a,7b,8aの断面は角管形に形成されている。断面形状を角管形とすることで、軽量化を達成しつつ、X方向及び及びY方向の曲げに対して、また捻りに対して優れた強度と剛性を保つことができる。すなわち、断面二次モーメント、断面二次極モーメントを大きくすることができる。
なお、必ずしも角管を用いる必要はなく、アングル部材などを組み合わせて角管形に形成したものや、丸管に形成したもの等、同様な効果を期待できる断面形状がいくつか考えられる。
また、各アーム7a,7b,8aの形成材料としては、比重に対して剛性が高いことが望ましい。このような材料を用いることにより、軽量かつ変形の少ないアームを形成することができるからである。具体的には、アルミニウムやチタン等の材料を用いることができる。
また、各アーム7a,7b,8aの表面に補強材料を貼り付けたり、表面に巻き付けたりすることで、更に各アーム7a,7b,8aの強度を向上させてもよい。補強材料としては、具体的には、高い弾性率、比剛性を有するC−FRP板材を用いることができる。
また、第一スライド4とアーム7b、及び第二スライド5とアーム8aの連結部分には、2つの円すいころ軸受(テーパーローラーベアリング)を背面取り付けする。そして、2つの円すいころ軸受の外輪背面間の距離を調整することで、各アーム7b,8aに加えられた曲げや捻りに対して優れた強度と剛性を保ちつつ、各アーム7b,8aを回転可能に支持することができる。
以上のような構成により、クロスバー3の端面3sに係合するロッド52と位置決めピン56とを個別に駆動することができるので、ロッド52と位置決めピン56とを連結する部材が不要となり、クロスバー着脱機構50の本体(出力部材19)とクロスバー3の端面3sとの距離を短くすることができる。これにより、出力部材19を支持する各アーム7b,8aの捻り中心とクロスバー3の端面3sとの距離も短くなり、ロッド52の押圧や、クロスバーが加速移動する際の反力等に伴う各アーム7b,8aの捻り変形が抑制される。
したがって、アームの損傷や寿命低下が抑制できる。また、クロスバー着脱機構50によるクロスバー3の保持が確実に行われる。したがって、クロスバー3に取り付けた把持具2によりパネル1を確実に把持・搬送することが可能となる。
なお、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明の実施形態に係るワーク搬送装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るクロスバー着脱機構を模式的に示す断面図である。 従来のクロスバー着脱機構を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1…パネル(ワーク)
2…ワーク把持具
3…クロスバー
3s…端面
3a…穴部(第一穴部)
3p…ピン穴(第二穴部)
4,5…スライド
7,8…リンク
7a,7b,8a…アーム
10…送り装置
17,18…直動モータ(駆動部)
19…出力部材(クロスバー支持部)
50…クロスバー着脱機構
52…ロッド
54…シリンダ(第一アクチュエータ)
56…位置決めピン
58…シリンダ(第二アクチュエータ)
101…ワーク搬送装置



Claims (1)

  1. 所定のワークを把持するワーク把持具を有するクロスバーと、
    前記クロスバーを着脱可能に支持するクロスバー着脱機構と、
    前記クロスバー着脱機構を有するクロスバー支持部と、
    前記一対のクロスバー支持部にそれぞれ回転可能に接続された一対一組のリンクと、
    前記一対一組のリンクのそれぞれの他端に回転可能に接続されると共に往復直線移動する一対一組のスライドと、
    前記一対一組のスライドのそれぞれを駆動する駆動部と、
    を有し、
    前記クロスバー着脱機構は、
    クロスバーの両端の端面に設けられた第一穴部にそれぞれ嵌合する一対のロッドと、
    前記ロッドを前記クロスバーに押圧する第一アクチュエータと、
    前記クロスバーの両端の端面に設けられた第二穴部にそれぞれ嵌合する一対の位置決めピンと、
    前記位置決めピンを前記クロスバーに向けて移動する第二アクチュエータと、
    を備え、
    前記クロスバーの端面と前記クロスバー支持部とが他部材を介在することなく隣接配置されることにより、前記クロスバーの端面が、前記着脱機構を支持する一対のリンクの捻り中心に対して近接するように配置される
    ことを特徴とするワーク搬送装置。
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