JP4918445B2 - 基板処理装置、管理コンピュータ装置、複数ステージ型表面実装機 - Google Patents

基板処理装置、管理コンピュータ装置、複数ステージ型表面実装機 Download PDF

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Description

本発明は、基板処理装置、管理コンピュータ装置、複数ステージ型表面実装機に関する。
従来から、供給トレイやテープフィーダなどの部品供給装置により部品の供給を受け、これを吸着ノズルにより吸引保持して基板上に実装する表面実装機が広く知られている。この種の表面実装機においては、吸着ノズルに異物が付着すると、吸引力が低下し、部品を吸着保持することが出来なくなるので、定期的に吸着ノズルを清掃する必要があった。
特開2005−166879公報
上述のような吸着ノズルの清掃等の保全処理は、表面実装機の品質を維持するには必要不可欠な処理であるが、これを行うには、表面実装機を含む基板製造ラインを一時止める必要があり、稼動率を向上させるのに支障となっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、必要な保全処理を行いつつも、表面実装機、ひいては基板製造ラインの稼動率を高い稼動率に維持可能とすることを目的とする。
本発明(請求項1に係る発明)は、上流側から搬入される基板に対して半田ペーストの印刷、部品の実装、基板検査など予め決められた処理を実行し、処理済みの基板を下流側に搬出する基板処理装置であって、前記基板を装置内に搬入、或いは装置外に搬出する搬送装置と、通信部と、記憶部と、前記処理を実行する実行部と、前記実行部が前記処理のために稼動した稼動時間を前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記実行部が前記処理を実施完了させるのに必要な残り作業時間を、前記記憶部に記憶された稼動時間に基づいて算出する算出手段と、を備え当該残り作業時間を前記通信部を通じて前記他の基板処理装置に通知する構成としたところに特徴を有する。
本発明(請求項2に係る発明)は、上流側から搬入される基板に対して半田ペーストの印刷、部品の実装、基板検査など予め決められた処理を実行し、処理済みの基板を下流側に搬出する基板処理装置であって、基板を装置内に搬入、或いは装置外に搬出する搬送装置と、前記処理を実行する実行部と、通信部と、前記実行部を構成する装置、及びそれに付随される装置に対する保全処理を行う保全処理実行部と、保全処理を開始してから完了させるのに必要な保全処理時間が予め記憶された記憶部と、前記実行部が前記処理を実施完了した後に、前記通信部を通じて他の基板処理装置の残り作業時間を受信する通信制御手段と、受信した前記残り作業時間が前記記憶部に記憶された保全処理時間より長いことを条件に、前記保全処理実行部に保全処理を実行させる保全処理実行制御手段と、を備えるところに特徴を有する。
この発明(請求項1、請求項2)によれば、基板処理装置のいずれかに突発的なエラーが生じるなどして、各基板処理装置間にて処理を完了させる時間に差が出来ると、基板処理装置間にて、残り作業時間を通知する処理が行われ、先に処理を終えた側の基板処理装置では、他の基板処理装置の残り作業時間が保全処理時間より長いことを条件に、保全処理実行制御手段が保全処理実行部に保全処理を自動的に実行させる。
この発明の実施態様として以下の構成としておくことが好ましい。
・前記保全処理として異なる複数種の処理が設定されたものにおいては、前記記憶部に前記各保全処理の保全処理時間と優先度の両情報を予め記憶しておき、前記保全処理実行制御手段に優先度の高いものを優先させて保全処理を行わせると共に、保全処理が実行された場合に、前記記憶部に記憶された実行済み保全処理の優先度を下げる更新処理を行う記憶更新手段を設ける。このようにしておけば、各保全処理が順々に行われることとなり、各保全処理間にて保全処理の実施回数に差が生じ難い。よって、全保全処理がある程度定期的に実行されることとなり、装置の品質を一定に維持出来る。
・表示部を設けて、残り作業時間を表示出来るようにする。
・前記表示部に残り作業時間を表示させる処理と、前記保全処理を実行させる処理とを、択一的に実行させる構成とする。このような構成であれば、ユーザ側における使用上の自由度が高く、商品性が高い。例えば、保全処理を自動で実行できない仕様のものには、ユーザが表示内容から残り作業時間を視認して保全処理を手動により行う等の対応が可能となる。
本発明(請求項6に係る発明)は、上流側から搬入される基板に対して半田ペーストの印刷、部品の実装、基板検査など予め決められた処理を実行し処理済みの基板を下流側に搬出する基板処理装置を、直列的に多段連結してなる基板製造ラインを制御する管理コンピュータであって、前記基板製造ラインを構成する各基板処理装置とネットワークを通じて通信可能に接続されると共に、記憶部と、前記ネットワークを通じて各基板処理装置の稼動時間を受信して前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記記憶部に記憶された各基板処理装置の稼動時間に基づいて、各基板処理装置が前記処理を完了するのに必要な残り作業時間を認識する残り作業時間認識手段と、前記処理を実施完了した基板処理装置に対して、当該基板処理装置を保全処理するための保全処理時間より隣接する他の基板処理装置の残り作業時間が長いことを条件に、保全処理を実行させる保全処理実行制御手段と、を備えるところに特徴を有する。
本発明(請求項6)によれば、基板処理装置のいずれかに突発的なエラーが生じるなどして、各基板処理装置間にて処理を完了させる時間に差が出来ると、管理コンピュータ装置の保全処理実行制御手段が、処理を実施完了した基板処理装置に対して、当該基板処理装置を保全処理するための保全処理時間より隣接する他の基板処理装置の残り作業時間が長いことを条件に、保全処理を実行させる。
本発明(請求項7に係る発明)は、基板に対して部品の実装を行う実装ヘッドと前記実装ヘッドを駆動させる駆動手段とを具備した部品搭載装置を同一基台上に複数設け、一基板に対する部品の実装処理を複数の部品搭載装置によって分担して実行する複数ステージ型表面実装機であって、前記実装処理を実施完了した部品搭載装置に、当該部品搭載装置を保全処理するための保全処理時間より他の部品搭載装置の残り作業時間が長いことを条件に、保全処理を実行させる保全処理実行制御手段を設けたところに特徴を有する。
本発明(請求項7)によれば、部品搭載装置のいずれかに突発的なエラーが生じるなどして、各部品搭載装置間にて実装処理を完了させる時間に差が出来ると、保全処理実行制御手段が、実装処理を実施完了した部品搭載装置に対して、当該部品搭載装置を保全処理するための保全処理時間より隣接する他の部品搭載装置の残り作業時間が長いことを条件に、保全処理を実行させる。
本発明では、装置の突発的なエラーに起因して発生する基板受け渡しのための待ち時間を利用して保全処理を行うこととした。このようにしておけば、基板製造ラインの稼動中に保全処理を行うことが可能となるから、必要な保全処理を行いつつも、基板製造ラインの稼動率を高めることが可能となる。
また、本発明では、残り作業時間が保全処理時間より長いことを条件に、保全処理を実行させる構成としてある。仮に、残り作業時間の方が短い場合にも保全処理を実行してしまうと、残り作業時間の経過後に、保全処理が完了することとなるため、場合によっては、他の基板処理装置に、保全処理の完了を待つ待ち時間が生じ、製造ラインの稼動率を低下させてしまう。この点、本実施形態の構成であれば、保全処理が残り作業時間を超過して行われることがないから、製造ラインLの稼動率を低下させることも無い。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図13によって説明する。
1.基板製造ラインLの全体構成
図1は、本実施形態に適用された基板製造ラインLの一部構成を示す図である。本基板製造ラインLは半田印刷装置R1、表面実装機U1、U2、リフロー装置R2をコンベアによって直列的に連結しており、各装置R1、U1、U2、R2にて印刷処理(基板Pの表面に半田ペーストをスクリーン印刷する処理)、部品実装処理(印刷処理後の基板Pに対してIC等のチップ部品を実装する処理)、リフロー処理(半田ペーストを高温下で溶解させ、部品と基板P上のパターンを電気的に接続する処理)などの決められた処理を基板Pに対して行うことで基板Pを製造するものである。
尚、以下の説明において、基板の搬送方向(図1における左右方向)をX軸方向と定義するものとし、Y軸方向、Z軸方向はそれぞれ図1の向きを指すものとする。
2.半田印刷装置R1の構成
次に半田印刷装置R1の構成について図2、図3を参照して説明する。図2は半田印刷装置R1の要部側断面図である。
半田印刷装置R1は、基台1を有する印刷機本体2と、基板Pを位置決めした状態にて保持する保持部4を有する基板支持ユニット3と、この基板支持ユニット3に対して基板Pを搬入/搬出するコンベア(図示省略)を備えている。
基板支持ユニット3については、詳しく図示していないが、基板Pを昇降(Z軸方向の移動)および回転(Z軸回りの回転)可能に支持するRZステージ3Aと、このRZステージ3Aを基板の搬送方向(X軸方向;図2では紙面に直交する方向)及び、これに直交する方向(Y軸方向;図2では左右方向)に移動可能に支持するXYステージ3Bとから構成されており、これら両ステージ3A、3Bの相互動作により基板Pを平面方向に水平移動させるように構成されている。
また、RZステージ3Aの左側部には、マスク認識カメラ24がX軸方向に移動可能に設置されている。このマスク認識カメラ24は次に述べるメタルマスクMの下面画像を取得するものである。
印刷機本体2には、基台1上に立設された支柱2aにより支持されてフレーム2bが設置されている。フレーム2bには、基板Pのパターン形状に倣った印刷用開口部を有するメタルマスクMが枠部材8によって固定され、さらにメタルマスクMの上方にスキージユニット5が配置されている。
スキージユニット5は、フレーム2b上に設けられるレール部材5aと、これらレール部材5aに沿ったY軸方向への進退動作が可能とされた可動部5bと、メタルマスクM上にクリーム半田を供給する半田供給装置(図示省略)とを備える。そして、可動部5bにはX軸方向に所定の長さを有する一対のスキージ22と、両スキージ22を昇降駆動させる昇降手段10が設けられている。
また、レール部材5aにおける左端寄りの位置には、カメラ支持部25aを介して基板認識カメラ25が撮像面を下に向けて設置されている。係る基板認識カメラ25は半田印刷装置R1に対して搬入される基板Pの画像を取得するためのものである。
次に、半田印刷装置R1の電気的構成を図3を参照して説明する。同図に符号31は主制御部、符号35は半田印刷装置R1を制御するための各種データ、及び制御プログラムが記憶される記憶部、符号36はカメラ24、25より得られる画像を解析する画像処理部である。
そして、主制御部31にはスキージユニット制御部32、XYステージ制御部33、RZステージ制御部34などの各種制御部が電気的に連なっており、これれら各制御部32、33、34を通じてスキージユニット5、XYステージ3B、RZステージ3A等が主制御部31の指令の下、電気的に制御される構成となっている。
また、半田印刷装置R1は通信部37を通じてローカルエリアネットワーク(以下、LAN)に接続されており、製造ラインLを構成する他の装置(具体的には、実装機U1、U2、リフロー装置R2)との間で、各種情報を送受、受信出来る構成になっている。
続いて、半田印刷装置R1にて実行される一連の処理を簡単に説明しておくと、まず、基板Pを搬入する際には、基板支持ユニット3は図2の右側の位置(一点鎖線表示位置:基板搬送位置、撮像位置)にセットされる。
そして、基板Pが不図示のコンベアにより基板支持ユニット3上に運ばれてくると、搬入された基板Pは、基板支持ユニット3の保持部4により位置決め状態に保持される。
その後、保持された基板Pの撮影が基板認識カメラ25により行われ、これに続いて、基板支持ユニット3を図2の左側の位置(実線表示位置:作業位置)へ向かってY軸方向に移動させる処理が行われる。
そして、基板支持ユニット3が作業位置に達すると、今度はXYステージ3B、RZステージ3Aが駆動されて、メタルマスクMに対し基板Pの位置を微調整する処理が行われる。そして、位置調整が完了すると、RZステージ3Aが駆動される。これにより、基板Pは上昇しメタルマスクMに下方から接合する。
あとは、スキージユニット5を作動させて、スキージ22を下降させつつメタルマスクMに当接させ、その後、半田供給装置によってマスクメタルM上に半田を供給する。
半田が供給されたら、続いて、スキージ22をY軸方向に往復移動させてやれば、半田は引き延ばされつつ印刷用開口部Kに埋め込まれ、これにて、基板P上の所望位置に半田が印刷される。
かくして、基板P上に半田を印刷する印刷処理が完了すると、次に基板Pを下降させてメタルマスクMより離間させる処理が行われ、その後、基板支持ユニット3を作業位置から基板搬送位置に向けてY軸方向に移動させる処理が行われる。
そして、基板支持ユニット3が基板搬送位置に復帰したら、後は、保持部4による基板Pの保持を解いてやれば、次に説明する実装機U1に対して印刷済みの基板Pを搬送可能な状態となる。
3.表面実装機の構成
図4は表面実装機U1、実装機U2の平面図である。図4に示すように、表面実装機(以下、単に実装機とよぶ)U1、U2は共に、上面が平らな基台110の中央に、基板搬送用の搬送コンベア(以下、単にコンベアとも呼ぶ)120を配置している。
搬送コンベア120はX方向に循環駆動する一対の搬送ベルト121を備えており、ベルト上面の基板Pをベルトとの摩擦によりX軸方向に送ることが可能となっている。
そして、実装機U1の上流側には搬送コンベア91が設置され、また、実装機U2の下流側には搬送コンベア93が設置され、更に両実装機U1、U2の間には搬送コンベア92が設置されている。
これら各搬送コンベア91〜93は実装機U1、U2に設けられる搬送コンベア120と段差なく連続しており、隣接する装置との間にて基板Pを中継させる機能を担っている。
このような構成とすることで、上流側に位置する半田印刷装置R1より基板Pを順々(半田印刷装置R1→実装機U1→実装機U2→リフロー装置R2)に送ることが出来る。
そして、搬送コンベア91を通じて実装機U1の基台上に運ばれた基板P、並びに、搬送コンベア92を通じて実装機U2の基台上に運ばれた基板Pは、いずれも基台中央の作業位置(図4中の二点鎖線で示す位置)にて、不図示の基板ストッパにより停止される構成となっている。
一方、両実装機U1、U2の基台110上には、基台中央に設定される作業位置の周囲4箇所にIC等のチップ部品を供給するフィーダ145が横並び状に多数設置されると共に、ヘッドユニット180を有する部品搭載装置150が設置されている。
両実装機U1、実装機U2に設けられる部品搭載装置150の構成は同一であるため、以下、実装機U1側の部品搭載装置150を例にとって説明を進めるものとする。
図4、図5に示すように基台110上には一対の支持脚161が設置されている。両支持脚161は作業位置の両側に位置しており、共にY方向(図4では上下方向)にまっすぐに延びている。
両支持脚161にはY方向に延びるガイドレール162が支持脚上面に設置されると共に、これら左右のガイドレール162に長手方向の両端部を嵌合させつつヘッド支持体171が取り付けられている。
また、右側の支持脚161にはY方向に延びるY軸ボールねじ165が装着され、更にY軸ボールねじ165にはボールナット(不図示)が螺合されている。そして、Y軸ボールねじ165にはY軸モータ167が付設されている。
同モータ167を通電操作すると、Y軸ボールねじ165に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体171、ひいては次述するヘッドユニット180がガイドレール162に沿ってY方向に移動する(Y軸サーボ機構)。
図5に示すように、ヘッド支持体171にはX方向に延びるガイド部材173が設置され、更に、ガイド部材173に対してヘッドユニット180が、ガイド部材173の軸に沿って移動自在に取り付けられている。このヘッド支持体171には、X方向に延びるX軸ボールねじ175が装着されており、更にX軸ボールねじ175にはボールナットが螺合されている。
そして、X軸ボールねじ175にはX軸モータ177が付設されており、同モータ177を通電操作すると、X軸ボールねじ175に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット180がガイド部材173に沿ってX方向に移動する(X軸サーボ機構)。
従って、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御することで、基台110上においてヘッドユニット180を水平方向(XY方向)に移動操作出来る構成となっている。
係るヘッドユニット180には、実装動作を行う実装ヘッド183が列状をなして複数個搭載されている。実装ヘッド183はヘッドユニット180の下面から下向きに突出しており、先端には吸着ノズル184が設けられている。
各実装ヘッド183はR軸モータの駆動により軸周りの回転動作が可能とされ、又Z軸モータの駆動により、ヘッドユニット180のフレーム181に対して昇降可能な構成となっている(Z軸サーボ機構)。また、各吸着ノズル184には図外の負圧手段から負圧が供給されるように構成されており、ヘッド先端に吸引力を生じさせるようになっている。
このような構成とすることで、各サーボ機構を所定のタイミングで作動させると、フィーダ145を通じて供給される部品を実装ヘッド183により取り出すことが出来、更には取り出した部品を作業位置に停止した基板P上の部品搭載位置に実装出来る(部品実装処理)。尚、これらX軸サーボ機構、Y軸サーボ機構、Z軸サーボ機構が、本発明の「駆動手段」に相当するものである。
また、図4に示すように実装機Uの基台110上には部品認識カメラ(本発明の「付随される装置」の一例)117、及びメンテナンス装置190がそれぞれ設けられている。
部品認識カメラ117は基台中央部において、搬送コンベア120の両側に一対設けられている。本部品認識カメラ117は、撮像面を上方に向けて設置されると共に、周囲には照明(複数のLEDよりなる光源)119が設けられている。
これにより、部品搭載装置150の備える実装ヘッド183によりフィーダ145から取り出した部品の下面画像を撮影することが出来、得られた部品の下面画像に基づいて、実装ヘッド183による部品Wの吸着位置ずれが検出されるようになっている。
尚、この吸着位置ずれは、吸着された部品をヘッドユニット180により基板P上の部品搭載位置に移動させる際に、実装ヘッド183を回転させる等することで補正される構成となっている。
また、メンテナンス装置(本発明の「保全処理実行部」の一例)190は箱型の本体上面に吸引孔191を設けたものであって、本実施形態では作業位置の側方部(図4において左側方)に設けられている。
吸引孔191の大きさは吸着ノズル184より一回り大きく形成されており、メンテナンス装置190の上方にヘッドユニット180を移動させ、その状態から吸着ノズル184を下降させると、吸引孔191内に吸着ノズル184を差し込める。
そして、吸着ノズル184を吸引孔191に差し込んだ状態にて、メンテナンス装置190を作動させると、ノズル内の埃、異物等が負圧により吸引され、ノズル内を清掃(吸着ノズル清掃処理)出来る。
この処理を、ある程度定期的に実行することで経年劣化にかかわらず、吸着ノズル184の吸引力を一定に保つことが可能となり、吸着ノズル184により部品を確実に吸着出来る。
本実装機U1、U2では、上記した吸着ノズル清掃処理の他、照明調整処理、部品実装精度調整処理を含む全5種(A〜E)の保全処理が設定されており、後述する主制御部311の指令の下、突発的に生ずる待機時間Twを利用して、これら5つの保全処理が優先順位に従って自動的に実行される構成となっている。
照明調整処理は、部品認識カメラ117に付設される照明119の照度を不図示のセンサにより検出して、照明119の照度が、部品の下面画像を撮影するのに最適な照度となるように調整(例えば、照明を構成するLEDをドライブする電流量を調整)する処理である。
この処理を、ある程度定期的に行うことで、照明の経年劣化にかかわらず、一定の照度にて撮影することが可能となる。これにより、明暗のはっきりしたシャープな画像が取得でき、部品の姿勢をより確実に把握することが可能となる。
尚、照明調整処理(保全処理)を実行する実行主体は照度を検出するセンサ、後述する主制御部(照明を構成するLEDをドライブする電流量を調整する機能を担う)311であり、これらが、本発明の「保全処理実行部」の一例となる。
部品実装精度調整処理というのは、部品搭載位置(設計位置)に対する実位置の位置ずれを抑えるべく補正値を取得する処理である。
例えば、X軸、Y軸サーボ機構を構成するボールねじ165、175などは熱により伸縮を起こすので、決められた制御量に従ってヘッドユニット180をXY方向に移動させたとしても、その時々により、ヘッドユニット180の移動量が、僅かながら変わる。そのため、部品搭載位置(設計位置)に対し実位置(実際に部品が実装される位置)は、幾らか位置ずれを起こす。
そこで、部品実装精度調整処理では、上記サーボ機構を作動させて、擬似部品を部品搭載位置まで実際に移動させる処理を行い、部品搭載位置に対する実位置の位置ずれの量を不図示の位置センサにより検出することとしている。
そして、得られた位置ずれ量に関する情報を補正値としてフィードバックして、次回部品実装処理を実施する際の各種軸モータ(主として、X軸モータ177、Y軸モータ167)の制御に反映させるようにしてある。この処理を、ある程度定期的に行って補正値を更新することで、温度変化、経年劣化等に拘わらず、部品を部品搭載位置(設計位置)に正確に実装することが可能となる。
尚、部品実装精度調整処理(保全処理)を実行する実行主体は、サーボ機構、位置センサ、後述する主制御部(位置ずれ量に関する情報を補正値としてフィードバックする機能を担う)311であり、これらが、本発明の「保全処理実行部」の一例となる。
次に実装機U1、U2の電気的構成を図6を参照して説明する。実装機U1、U2はコントローラ310により装置全体が制御統括されている。
コントローラ310はCPU等により構成される主制御部311を備える他、記憶部312、軸制御部315、画像処理部316、通信部317を設けている。
記憶部312にはX軸モータ177、Y軸モータ167、Z軸モータ、R軸モータなどからなるサーボ機構を制御するための実装プログラム、及び搬送コンベア120など搬送系を制御するためのデータが記憶されている。
軸制御部315には各軸モータ177、167及び、モータの回転状況を検出するエンコーダが電気的に連なっており、同軸制御部315を通じて各種軸モータ177、167を制御できる構成となっている。
また、画像処理部316には部品認識カメラ117、照明119が電気的に連なっており、部品認識カメラ117から出力される画像が画像処理部316に取り込まれるようになっている。
以上のことから、主制御部311により各種軸モータ167、177等を適宜作動させることで、部品搭載装置150を用いた部品実装処理が実行可能となる。
また、本実装機U1、U2は主制御部311の制御下のもと、上記部品実装処理に加えて前述した保全処理を自動的に実行する構成としてあり、係る保全処理に関するデータが記憶部312に予め記憶され、更には、部品搭載装置150が部品実装処理のために稼動した稼動時間を記憶しておく構成となっている。
図7を参照して説明すると、保全処理に関するデータは以下の2つのデータから構成されており、記憶部312にはこれら両データが各保全処理A〜Eについてそれぞれ記憶されている。
(1)保全処理の優先順位、
(2)保全処理を開始してから完了するまでに必要とされる保全処理時間
尚、優先順位は保全処理の実施の有無に応じて書き換えられるようになっている。例えば、図7の例であれば、保全処理Eの優先度が「5」としてあり、最も優先度が高い状態にあるが、保全処理Eが実行されると、保全処理Eの優先度は主制御部311の指令の下、優先度の低い「1」に書き換えられ、他の保全処理の優先度がそれぞれ繰り上がるようになっている。
次に、稼動時間の記憶手順について説明すると、本実施形態では稼動時間を計時するべくカウンタ340が設けられている(図6参照)。係るカウンタ340は部品搭載装置150が部品実装処理のために稼動している期間のみカウント動作を行い、そのカウント値を主制御部311が定期的に読み取って記憶部312に記憶させる構成となっている。
これにより、例えば、部品搭載装置150が部品実装処理を開始してから40秒が経過した状態にあれば、そのときには、図7にて示すように、稼動時間として「40秒」の数値に対応するデータが記憶部312に書き込まれて保持された状態となる。係る主制御部311の処理により、本発明の「記憶制御手段」の果たす処理機能が実現されている。
尚、カウンタ340は部品搭載装置150が一基板に対する部品の実装処理を完了させると、リセットされる構成となっており、一基板に対する稼動時間を計時する構成となっている。
また、実装機U2についても無論、実装機U1と同様の機能を備えており、自己の稼動時間を記憶部312に記憶させて保持する構成となっている。
そして、図6に示すように、両実装機U1、U2は共に通信部317を通じてLANに接続されており、基板製造ラインLを構成する他の装置と情報を送受信することが可能となっている。
このような構成とすることで、LANを通じた装置間の情報交換が可能となり、各実装機Uは他の実装機Uの部品搭載装置150が部品実装処理を完了するのに必要とする残り作業時間Twを知ることが出来る。
というのも、各実装機Uが一基板に対して行う部品実装動作は実装プログラムで決まっており、係る部品実装処理を開始してから完了するまでに必要な「自己のトータル稼動時間」も、当然決まったある一定の時間となる。
従って、他の装置から残り作業時間Twの送信要求があった場合には、まず、「自己の稼動時間」を読み出し、その後、読み出した「自己の稼動時間」を「自己のトータル稼動時間」から減算してやれば、残り作業時間Twを簡単に算出出来る。
尚、上記した主制御部311の演算処理により、本発明の「算出手段」の果たす処理機能、すなわち「前記実行部(ここでは、部品搭載装置150)が、前記処理(ここでは、部品実装処理)を実施完了させるのに必要な残り作業時間を、前記稼動時間に基づいて算出する」が実現されている。
また、本実施形態では、表示部330が設けられている。表示部330は図6にて示すように、主制御部311に電気的に連なっており、主制御部311にて表示内容を制御出来る構成としてある。
次に、上記の如く構成された両実装機U1、U2にて行われる各処理を説明する。本実施形態では各実装機U1、U2の主制御部311が図8に示すフローチャートに従って、処理を進めることで、各実装機U1、U2にて基板Pに対する部品の実装処理が同時並行的に進められるようになっている。
実装機U1を例にとって説明すると、まず、ステップ10では、実装機U1から見て上流に位置する搬送コンベア91上に搬入可能な未実装の基板Pがあるかを判定する処理が主制御部311により行われる。尚、係る判定処理は搬送コンベア91に設けられる不図示の基板センサ(基板の有無を検出する光学式のセンサ)の出力信号に基づいて行われる。
ここでは、上流に位置する半田印刷装置R1から基板Pが予定通りに搬出され、搬送コンベア91上に基板Pがあるものとして説明を続ける。
この場合、ステップ10にてYES判定され、次に処理はステップ20に移行し、主制御部311の制御の下、搬送コンベア91上の基板Pを実装機U1の基台110上に搬入する処理が行われる。
その後、処理はステップ30へ移行し、基台上の作業位置に搬入された基板Pに部品を実装する部品実装処理が主制御部311の指令の下、部品搭載装置150により実行される。尚、このとき、部品搭載装置150の稼動中は、カウンタ340がカウント動作を行う。そして、主制御部311が定期的にカウント値を読み取り、部品搭載装置150が部品実装処理のために稼動した稼動時間(一基板に対する稼動時間)を記憶部312に記憶させる。
やがて、基板Pに対して全部品が実装され、部品実装処理が完了する。部品実装処理の完了に伴ってカウンタ340はリセットされ、その後、処理はステップ40に移行される。
ステップ40では、実装処理済みの基板Pを下流に搬出できるか、すなわち実装機U1から見て下流に位置する搬送コンベア92上に基板が残っていないか判定(残っていればNo、残ってなければYes)する処理が、主制御部311により行われる。尚、係る判定は搬送コンベア92に設けられる不図示の基板センサ等の出力信号に基づいて行われる。
ステップ40にてYES判定されたものとして説明を続けると、次に処理はステップ50に移行し、主制御部311の制御の下、実装処理済みの基板Pを搬送コンベア92上に搬出する処理が行われる。
そして、ステップ50にて基板Pの搬出が完了すると、処理は再び、ステップ10に移行して、搬送コンベア91上に搬入可能な基板Pがあるかを判定する処理が行われ、搬入可能な基板Pが搬送コンベア91上にあれば、それを基台110上に搬入し、その後、搬入した基板Pに部品を実装する処理が部品搭載装置150により行われる。
そして、このときには、リセットされたカウンタ340が部品搭載装置150の稼動に伴ってカウント動作を再開し、カウンタ340のカウント値を主制御部311が定期的に読み取り、稼動時間を記憶部312に記憶させる。
すなわち、実装機U1では、基板の搬入→部品実装(カウント動作)→基板の搬出→基板の搬入→部品実装(カウント動作)の順に処理が繰り返されることとなる。
一方、実装機U2においても、主制御部311の指令の下、実装機U1と同様に図8に示すフローチャートに従って、ステップ10〜ステップ50の処理が順に行われる結果、基板の搬入→部品実装(カウント動作)→基板の搬出→基板の搬入→部品実装(カウント動作)の順に処理が繰り返されることとなる。
そして、本実施形態では両実装機U1、U2の部品搭載装置150が担う部品実装処理の負荷バランスを、ほぼ等しく設定し両実装機U1、U2のトータル稼動時間に差がない設定としてある。
そのため、下流側に位置する実装機U2が基板Pを搬出/搬入するタイミングと、上流側に位置する実装機U1が基板Pを搬出/搬入するタイミングをある程度同じに出来る。このように、両実装機U1、U2が基板Pの搬送を同時期に行えば(言い換れば、そのように各実装機の搬送シーケンスを定めてある)、搬送コンベア91、92、93上に基板Pが停留することがなく、これにより、ステップ10、ステップ40の処理では、いずれもYES判定されることとなる。
以上のことから、次に説明する突発的なエラーが生じない限り、両実装機U1、U2は、通常は、図8の(a)に示す処理ループを順に処理する状態となる。
そして、両実装機U1、U2にて(a)の処理ループが繰り返されることで、図9にて示すように、各基板P1〜P4は各搬送コンベア91、120、92、120上を順々に送られつつ両表面実装機U1、U2にて部品実装処理がなされ、その後、全部品実装工程を終えた基板Pは搬送コンベア93を介してリフロー装置R2へ送られることとなる。
次に、フィーダ145の部品切れ等の突発的なエラー等が生じた場合の処理の流れを、実装機U2にてエラーが発生したケースを例に挙げて説明する。
係る場合、エラーが発生した実装機U2では、図10にもあるように部品搭載装置150は稼動停止し、作業者により新品のフィーダ145が補充されるのを待つ状態となる。このとき、実装機U2の記憶部312には、自己の稼動時間Taのデータが記憶された状態にある。
一方、実装機U1では、実装機U2の部品搭載装置150が稼動停止した後も、部品搭載装置150による部品の実装作業が進められ、やがて、部品実装処理が完了する。
その後、実装機U1においては、主制御部311により、図8に示すステップ40の判定処理が実行される。
ステップ40では実装処理済みの基板Pを下流に搬出できるか、判定する処理がなされるが、このときに、下流に位置する実装機U2は稼動停止状態にあり、無論、基板Pの搬送作業に移っていない。よって、搬送コンベア92の基板Pはコンベア上に留まった状態にある。
そのため、ステップ40にてN0判定される結果、実装機U1においては図8に示す(a)のループを抜け、ステップ100に移行される。
これにより、実装機U1においては保全処理の実行サブルーチン、すなわち図11に示す各処理が順に実行されることとなる。
順を追って説明すると、まず、ステップ110では、主制御部311の指令の下、通信部317、LANを通じて実装機U2にアクセスする処理が行われる。
その後、処理はステップ120へと移行される。ステップ120では、部品実装処理を終えた実装機U1から、エラーで停止した実装機U2に対して部品実装処理を終了するまでに必要な残り作業時間Twの送信要求が行われる。
すると、送信要求を受けた実装機U2では記憶部312にアクセスして自己の稼動時間Taを読み出す。そして、実装機U2は読み出した「自己の稼動時間Ta」を「トータル稼動時間T1」から減算して「残り作業時間Tw」を算出すると共に、得られた数値「Tw」を実装機U2に通知する。
Tw=T1−Ta
これにて、実装機U1は実装機U2の残り作業時間「Tw」、すなわち自己の待機時間「Tw」を取得出来る。というのも、実装機U2においてエラーが解消され、部品実装処理が開始されたとしても、実装機U2は部品実装処理を完了させるまでに、少なくともTw時間が必要であり、この間は基板Pの停留状態が続く。
そのため、実装機U1は時間「Tw」が経過するまでの間は実装処理済みの基板Pについて搬送処理を進めることが出来ず、係る「Tw」が経過するまでの間は、待機状態となるからである。
尚、実装機U1側の主制御部311により実行される上記S110、S120の処理により、本発明の「通信制御手段の果たす処理機能」すなわち、「前記実行部が前記処理を実施完了した後に、前記通信部を通じて他の基板処理装置の残り作業時間を受信する」が実現されている。
かくして、実装機U1にて自己の待機時間Twが取得されると、次にステップ130の判定処理が主制御部311の下に実行され、そこでYES判定されると、次にステップ140に移行する。
ステップ140では、主制御部311の指令の下、記憶部312にアクセスし、優先度の最も高い保全処理の保全処理時間Tが読み出される。図12の(a)の例であれば、保全処理Dの優先度が「5」となっており最も優先度が高いから、保全処理Dの保全処理時間T、すなわち「10秒」が読み出される。
その後、処理はステップ150に移行される。ステップ150では、主制御部311により、ステップ120にて取得した待機時間「Tw」と、ステップ140にて読み出した作業時間「T」の時間の長さを大小比較する処理が行われる。
そして、待機時間「Tw」の方が「保全処理時間T」より長い場合(判定YES)には、処理はステップ160に移行する。
ステップ160では主制御部311の指令の下、保全処理Dが自動的に実行される。この保全処理Dの保全処理時間Tは実装機U1の待機時間Twより短いから、保全処理Dは実装機U1の待機時間Tw内にて完了する。
尚、主制御部311により実行されるステップ150、ステップ160の処理により、本発明の「保全処理実行制御手段」の果たす処理機能、すなわち「受信した前記残り作業時間が前記記憶部に記憶された保全処理時間より長いことを条件に、前記保全処理実行部に保全処理を実行させる」が実現されている。
かくして、保全処理が完了すると、次に、ステップS170に移行し、主制御部311の下、優先度を更新する処理が実行される。すなわち、保全処理が実行された「D」の優先度は、優先度の低い「1」に書き換えられ、他の保全処理の優先度がそれぞれ繰り上がる。
尚、主制御部311により実行されるステップ170の処理により、本発明の「記憶更新手段」の果たす処理機能、すなわち「保全処理が実行された場合に、前記記憶部に記憶された実行済み保全処理の優先度を下げる更新処理を行う」が実現されている。
その後、処理はステップ180へと移行される。ステップ180では、主制御部311により時間の経過に応じて待機時間を「Tw」から「Tw’」に更新する処理が行われる。すなわち、このときには、保全処理Dを完了しており、少なくとも保全処理Dの作業時間30秒分は、待機時間Twが短くなっているので、この点を加味して、待機時間を「Tw」から「Tw’」に更新することとしている。
かくして、待機時間が「Tw’」に更新されると、次に、処理はステップ140に移行される。ステップ140では、主制御部311の指令の下、記憶部312にアクセスし、優先度の最も高い保全処理の保全処理時間Tが読み出される。図12の(b)の例であれば、保全処理Bの優先度が「5」となっており最も優先度が高いから、保全処理Bの保全処理時間T、すなわち「2分」が読み出される。
それ以降の処理は既に述べた通りであり、ステップ150〜ステップ180の処理が順に実行されることにより、保全処理Bが主制御部311の指令の下、自動的に実行される。
そして保全処理Bの処理終了後には、優先度を更新する処理、待機時間を更新する処理が行われることとなる(図12の(c)参照)。
このように、本実施形態では、基本的には優先度の高い順に保全処理が順に実行され、待機時間Tw(Tw’)が消化されてゆく。
やがて、待機時間Twは短くなり、ステップ140にて読み出された保全処理の保全処理時間Tを下回る。このときには、ステップ150にてNo判定されるから、保全処理時間Tが待機時間Twを上回る保全処理については実行されることなく、処理はステップ210に移行される。
ステップ210では、主制御部311により、他の保全処理があるか判定する処理が行われる。他の保全処理がない場合には、そこで、処理は終了する。
一方、他の保全処理がある場合には、ステップ220に移行して、残る保全処理の保全処理時間Tが読み出される。尚、このとき、残る保全処理が複数あれば、優先度の高いものを優先させて保全処理時間Tが読み出される。
その後、ステップ150にて、残る保全処理の保全処理時間Tを待機時間Twと比較する処理が行われ、保全処理の保全処理時間Tが待機時間Twより短ければ、係る保全処理が実行されることとなり、それ以外の場合には処理は再び、ステップ210に移行される。
上記処理を行うことで、本例では優先度の高い保全処理D、保全処理Bに続いて、保全処理時間Tが短い保全処理Aが実行され、保全処理Aの完了後、待機時間Twが満了する。そして、図13に示すように、保全処理の実行前には、処理D、処理B、処理C、処理E、処理Aの優先順位が、保全処理の実行完了後には、処理C、処理E、処理D、処理B、処理Aの順に更新される。
その後、実装機U2にて部品実装処理が完了すると、実装機U1の待機状態も解除され、実装機U1は図8に示す(a)のループに戻って、部品の実装処理、基板の搬送処理を交互に繰り返す状態となる。
上記処理を繰り返す過程で、再び、実装機U2にてエラー等が発生し、実装機U1に待機時間Twが発生すると、実装機U1では最新の優先順位に従って、保全処理が自動的に実行されることとなる。
また、上記ではいずれも、保全処理を自動的に行う制御例を説明したが、例えば実装機Uにメンテナンス装置190が設けられていない場合など、保全処理を自動で行うことが出来ないことも想定される。
本実施形態では、係るケースに対応するべく、保全処理の実行サブルーチン内に、自動保全処理を実行するか、否かの判定処理(図11のステップ130)を設けてある。
本例では、自動保全処理を行うか、行わないかを予め登録出来る構成となっており、ユーザが自動保全を行わない旨を登録した場合には、待機時間Twの発生により、サブルーチンが実行されても、ステップ130の判定処理にてNO判定される。そして、この場合には、保全処理が自動で行われる替わりに、待機時間Twが表示部330に表示される(S200)。
尚、係る主制御部311により実行されるステップ130、ステップ200の処理により、本発明の「前記表示部に残り作業時間を表示させる処理と、前記保全処理を実行させる処理とを、択一的に実行させる構成とした」が実現されている。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、基板製造ラインLの稼動中において生ずる待機時間Twを利用して保全処理を行わせるようにしたから、必要な保全処理を行いつつも、基板製造ラインLの稼動率を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、保全処理に優先順位をつけて優先度の高いものから保全処理を行い、更に保全処理が行われるその都度、保全処理の優先順位を更新することとしている。このような構成としておけば、保全処理A〜Dが、ある程度定期的に行われることとなるので、保全対象となる装置の品質をある程度一定に維持出来る。
また、本実施形態では、保全処理を実行するのに必要な保全処理時間Tと待機時間Twとを比較する処理を行い、保全処理時間Tが待機時間Twを上回っている場合には、その保全処理は実行しないこととした。
仮に、上記場合にも保全処理を実行してしまうと、待機時間Twの経過後に、保全作業が完了することとなるため、場合によっては、エラーが解除された他の実装機Uに、保全処理の完了を待つ待機時間が生じ、基板製造ラインLの稼動率を低下させてしまう。この点、本実施形態の構成であれば、保全処理が待機時間Twを超過して行われることがないから、基板製造ラインLの稼動率を低下させることも無い。
また、本実施形態では、保全処理を自動的に行うパターンと、待機時間を表示のみさせるパターンが設けられている。このような構成であれば、ユーザ側における使用上の自由度が高く、商品性が高い。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図14によって説明する。
実施形態1では、実装機U2の部品搭載装置150の稼動停止期間中に、実装機U1側の部品搭載装置150が、部品実装処理を完了させた例(図10参照)を説明した。これに対して、実施形態2では、実装機U2側の部品搭載装置150が部品実装処理を再開した後、実装機U1の部品搭載装置150が部品実装処理を完了させた例について説明する。
この場合においても、実装形態1と同様に、実装機U1においては待機時間Twが生じるから実装機U2に残り作業時間Twの通知を求めることとなる。
このとき、実装機U2においては「稼動停止前に行った実装作業に対応する稼動時間Ta1」と「再開後に行った実装作業に対応する稼動時間Ta2」の両時間を合算した合計時間を、「自己のトータル稼動時間T1」から減算し、その結果を、「残り作業時間Tw」として実装機U1に通知する処理を行ってやればよく、このようにしておけば、再開後の作業分が加味されることとなり、実装機U1に対して正確な残り作業時間Twを通知することが実施可能となる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を説明する。
実施形態1では、両実装機U1、U2のうち、いずれかの実装機Uが先の実装処理を実施完了させたときには、他方側の実装機Uが残り作業時間Twを通知して、先に実装処理を終了させた側の実装機Uにて保全処理を実行する例を説明した。
このような、残り作業時間Twの通知は、実装機U1と半田印刷装置R1との間においても、当然実行可能であり、実装機U1で突発的なエラーが発生した場合には、実装機U1から半田印刷装置R1に残り作業時間Twを通知して、半田印刷装置R1にて所定の保全処理(例えば、メタルマスクをクリーニングする処理)を実施することが可能である。
また、上記とは反対に、半田印刷装置R1にて突発的なエラーが発生した場合には、半田印刷装置R1から実装機U1に残り作業時間Twを通知して、実装機U1にて保全処理を実施することが可能である。
尚、半田印刷装置R1にて保全処理を行う場合には、半田印刷装置R1の記憶部35に保全処理の保全処理時間Tなど必要な情報を記憶させておくと共に、半田印刷装置R1の備える主制御部311に、実施形態1で説明した保全処理の実行サブルーチン(図11のフローチャート図にて示す処理)を実行させてやればよい。また、半田印刷装置R1の稼動時間については、図3に示すカウンタ38にて計時してやればよい。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図15、図16を参照して説明する。
実施形態4は、実装形態1のライン構成に管理コンピュータ装置400を追加したものである。
管理コンピュータ装置400の電気的構成は、図16に示される通りであり、主制御部(本発明の「記憶制御手段」、「残り作業時間認識手段」、「保全処理実行制御手段」に相当)410、管理プログラム415、メモリ(本発明の「記憶部」に相当)416、表示部420などを備え、通信部417を通じてLANに接続されている。
本管理コンピュータ装置400の主制御部410は、基板製造ラインLを構成する各装置R1、U1、U2、R2にLANを通じてタイミング信号を与えて装置間における基板Pの搬送を制御する他、各装置R1、U1、U2、R2が基板Pに対して処理(半田印刷、部品実装、リフロー)を実行開始する開始タイミングを制御している。
また、メモリ416には、基板製造ラインLを構成する各装置R1、U1、U2、R2の保全処理時間Tなど保全処理に関する情報と、各装置R1、U1、U2、R2が一基板について予め決められた処理(半田印刷、部品実装、リフロー)を開始してから、それを終了するまでに必要となるトータル稼働時間が予め記憶されている。
そして、本管理コンピュータ装置400の主制御部410は、LANを通じて基板製造ラインLを構成する各装置R1、U1、U2、R2から装置の稼動時間に関する情報等を得て、これをメモリ416に記憶(記憶制御手段の果たす処理機能)させている。
これにより、メモリ416に記憶された稼動時間とトータル稼動時間とに基づいて上記処理(半田印刷、部品実装、リフロー)を完了するのに必要な各装置R1、U1、U2、R2の残り作業時間を主制御部410にて認識出来るようにシステムが構築されている。
そして、基板製造ラインLを構成する各装置R1、U1、U2、R2のいずれかの装置で、突発的なエラーが発生し、隣接する他の装置にて待機時間が発生した場合には、エラーを発生した装置の残り作業時間が保全処理時間より長いことを条件に、管理コンピュータ装置400の主制御部410は、待機時間が発生した装置に保全処理を実行(保全処理実装制御手段の果たす処理機能)させる。よって、実施形態1で説明したのと同様の機能が発揮され、実装形態1と同様の作用効果が得られる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を図17、図18を参照して説明する。
実施形態5は、本発明を同一基台510上に複数の部品搭載装置520、530を備えた複数ステージ型の表面実装機500に適用したものである。
図17に示すように、表面実装機500の基台510上には、搬送コンベア550が設けられている。搬送コンベア550はX軸方向(図17では左右方向)に延びている。
基台510上には、図17において右側の領域に部品搭載装置520が設けられ、また左側の領域に部品搭載装置530が配置されている。これら部品搭載装置520、530の構成は実施形態1にて説明した部品搭載装置150の構成と同一であり、駆動手段たる各種サーボ機構を駆動させてヘッドユニット180を水平移動させるものである。
そして、本表面実装機500では、搬送コンベア550により基板Pを順々に送って、基板Pに対する部品の実装処理を各部品搭載装置520、530にて分担して行う構成となっている。
また、表面実装機500の電気的構成は、部品搭載装置520、530間にて主制御部560を共通化しており、係る主制御部(本発明の「保全処理実行制御手段」に相当)560に対して表示部570、記憶部580、カウンタ592、593が電気的に連なっている(図18参照)。
そして、記憶部580には、両部品搭載装置520、530の保全処理時間Tなど保全処理に関する情報が予め記憶され、両カウンタ592、593により各部品搭載装置520、530の稼動時間が計時される構成となっている。
本表面実装機500では、いずれかの部品搭載装置520、530で、突発的なエラーが発生し、他方の部品搭載装置520、530にて待機時間が発生した場合には、待機時間が発生した部品搭載装置に対して、エラーを発生した部品搭載装置の残り作業時間が保全処理時間より長いことを条件に、主制御部560が保全処理を実行させる。よって、実施形態1で説明したのと同様の機能が発揮され、実装形態1と同様の作用効果が得られる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明の基板処理装置の一例として、表面実装機、半田印刷装置を例示したが、これら表面実装機、半田印刷装置と共に、基板製造ラインLを構成し、かつ搬送される基板Pに対して、予め決められた何らかの処理を行う装置(例えば半田印刷後、或いは部品実装後において基板の検査を行う基板検査装置など)であれば適用可能である。
(2)上記実施形態1では、稼動時間を取得するのにカウンタ340を設けたが、稼動時間の取得はカウンタによるものに限らず、主制御部311の内部クロックを利用することでも実施可能である。
実施形態1における基板製造ラインLのライン構成を示す図 半田印刷装置の要部を示す断面図 半田印刷装置の電気的構成を示すブロック図 実装機U1、U2の平面図 部品搭載装置の構成を示す図 実装機U1、U2の電気的構成を示すブロック図 保全処理に関す記憶内容を示す図 実装機にて行われる実装処理の流れを示すフローチャート図 正常に処理が進められている場合の、基板Pの流れを示す図 待機時間の発生を示すタイミングチャート図 待機時間が生じた際に、実装機にて実行される処理の流れを示すフローチャート図 保全処理が実行される都度、優先度が更新される様子を示す図 待機時間tw中に、3つの保全処理D、B、Aが行われたことを示す図 実施形態2における、待機時間の発生を示すタイミングチャート図 実施形態4における製造ラインLのライン構成を示す図 管理コンピュータの電気的構成を示す図 実施形態5における表面実装機の平面図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図
符号の説明
3…基板支持ユニット
5…スキージユニット(本発明の「実行部」の一例)
31…主制御部
32…スキージユニット制御部
35…記憶部
37…通信部
91〜93…搬送コンベア(本発明の「搬送装置」の一例)
120…搬送コンベア(本発明の「搬送装置」の一例)
150…部品搭載装置(本発明の「実行部」の一例)
183…実装ヘッド
190…メンテナンス装置(本発明の「保全処理実行部」の一例)
311…主制御部
312…記憶部
315…軸制御部
317…通信部
330…表示部
500…表面実装機(本発明の「複数ステージ型表面実装機」の一例)
P…基板
L…基板製造ライン
R1…半田印刷装置(本発明の「基板処理装置」の一例)
U1…表面実装機(本発明の「基板処理装置」の一例)
U2…表面実装機(本発明の「基板処理装置」の一例)
R2…リフロー装置

Claims (7)

  1. 上流側から搬入される基板に対して半田ペーストの印刷、部品の実装、基板検査など予め決められた処理を実行し、処理済みの基板を下流側に搬出する基板処理装置であって、
    前記基板を装置内に搬入、或いは装置外に搬出する搬送装置と、
    通信部と、
    記憶部と、
    前記処理を実行する実行部と、
    前記実行部が前記処理のために稼動した稼動時間を前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記実行部が前記処理を実施完了させるのに必要な残り作業時間を、前記記憶部に記憶された稼動時間に基づいて算出する算出手段と、を備え当該残り作業時間を前記通信部を通じて他の基板処理装置に通知する構成としたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 上流側から搬入される基板に対して半田ペーストの印刷、部品の実装、基板検査など予め決められた処理を実行し、処理済みの基板を下流側に搬出する基板処理装置であって、
    基板を装置内に搬入、或いは装置外に搬出する搬送装置と、
    前記処理を実行する実行部と、
    通信部と、
    前記実行部を構成する装置、及びそれに付随される装置に対する保全処理を行う保全処理実行部と、
    保全処理を開始してから完了させるのに必要な保全処理時間が予め記憶された記憶部と、
    前記実行部が前記処理を実施完了した後に、前記通信部を通じて他の基板処理装置の残り作業時間を受信する通信制御手段と、
    受信した前記残り作業時間が前記記憶部に記憶された保全処理時間より長いことを条件に、前記保全処理実行部に保全処理を実行させる保全処理実行制御手段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 前記保全処理として異なる複数種の処理が設定されたものにおいて、前記記憶部に前記各保全処理の保全処理時間と優先度の両情報を予め記憶しておき、前記保全処理実行制御手段に優先度の高いものを優先させて保全処理を行わせると共に、
    保全処理が実行された場合に、前記記憶部に記憶された実行済み保全処理の優先度を下げる更新処理を行う記憶更新手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 表示部を設けて、前記残り作業時間を表示出来るようにしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記表示部に残り作業時間を表示させる処理と、
    前記保全処理を実行させる処理とを、択一的に実行させる構成としたことを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 上流側から搬入される基板に対して半田ペーストの印刷、部品の実装、基板検査など予め決められた処理を実行し処理済みの基板を下流側に搬出する基板処理装置を、直列的に多段連結してなる基板製造ラインを制御する管理コンピュータであって、
    前記基板製造ラインを構成する各基板処理装置とネットワークを通じて通信可能に接続されると共に、
    記憶部と、
    前記ネットワークを通じて各基板処理装置の稼動時間を受信して前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶部に記憶された各基板処理装置の稼動時間に基づいて、各基板処理装置が前記処理を完了するのに必要な残り作業時間を認識する残り作業時間認識手段と、
    前記処理を実施完了した基板処理装置に対して、当該基板処理装置を保全処理するための保全処理時間より隣接する他の基板処理装置の残り作業時間が長いことを条件に、保全処理を実行させる保全処理実行制御手段と、を備えることを特徴とする管理コンピュータ装置。
  7. 基板に対して部品の実装を行う実装ヘッドと前記実装ヘッドを駆動させる駆動手段とを具備した部品搭載装置を同一基台上に複数設け、一基板に対する部品の実装処理を複数の部品搭載装置によって分担して実行する複数ステージ型表面実装機であって、
    前記実装処理を実施完了した部品搭載装置に、当該部品搭載装置を保全処理するための保全処理時間より他の部品搭載装置の残り作業時間が長いことを条件に、保全処理を実行させる保全処理実行制御手段を設けたことを特徴とする複数ステージ型表面実装機。
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