JP4915085B2 - 熱交換器用取付板およびそれを用いた空気調和機、ならびに空気調和機の組み立て方法 - Google Patents

熱交換器用取付板およびそれを用いた空気調和機、ならびに空気調和機の組み立て方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱交換器用取付板およびそれを用いた空気調和機、ならびに空気調和機の組み立て方法に関する。
従来より、特許文献1に記載されるように、本体熱交換器の他に熱交換能力を補助するための補助熱交換器を備えた空気調和機の室内機がある。この室内機では、補助熱交換器は、本体熱交換器の前面に重ねた状態で、本体熱交換器にネジ止めされている。
特開平10−89803号公報
しかし、特許文献1に記載される室内機では、補助熱交換器の長さまたは有効長に公差によるバラツキが生じる場合がある。この場合、補助熱交換器を本体熱交換器に取り付けるときに段差が生じる。
その段差を吸収する方法として、補助熱交換器の伝熱管のヘアピン部を幅方向に動くようにすることが考えられる。しかし、この方法では、5mmを超える大きいバラツキには対応できず、段差を完全に吸収することが困難である。
一方、段差を強制的にネジで固定すると、補助熱交換器に前方への反りが発生する。補助熱交換器が前方へ反れた場合、補助熱交換器の一部がドレンパンが設置されている範囲からはみ出すことがある。その結果、室内機から水漏れが発生するおそれがある。また、補助熱交換器が前方へ反れた場合、室内機の前面を覆うフロントグリルに接触して、ビビリ音などの異音が発生するおそれがある。
本発明の課題は、補助熱交換器の段差を吸収し、補助熱交換器の反りの発生を抑えることができる、熱交換器用取付板およびそれを用いた空気調和機、ならびに空気調和機の組立方法を提供することにある。
第1発明の熱交換器用取付板は、空気調和機の本体熱交換器と補助熱交換器とを連結するための熱交換器用取付板である。熱交換器用取付板は、本体部分と、第1連結部と、第2連結部とを備えている。本体部分は、本体熱交換器の長手方向に延びる。第1連結部は、逆L字型であって、補助熱交換器の管板に連結することが可能であり、本体熱交換器の長手方向における本体部分の一端に設けられている。第2連結部は、本体熱交換器の長手方向における本体部分の他端に設けられ、本体熱交換器の側面に沿うように折り曲げられ、本体熱交換器に連結することが可能である。第1連結部には、補助熱交換器の長手方向に延びる長孔が形成されている。長孔は、補助熱交換器に連結するためのネジが挿入される。
ここでは、補助熱交換器に連結することが可能な第1連結部には、補助熱交換器に連結するためのネジが挿入される長孔が形成されているので、この長孔によって、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
第2発明の熱交換器用取付板は、第1発明の熱交換器用取付板であって、本体部分の一端から延び、後面当接部をさらに備えている。後面当接部は、補助熱交換器の後面側に当接することが可能である。
ここでは、補助熱交換器の後面側に当接することが可能な後面当接部をさらに備えているので、補助熱交換器の保持力をさらに向上することが可能である。
第3発明の熱交換器用取付板は、第2発明の熱交換器用取付板であって、第1連結部は、側面当接部と、前面当接部とを有している。側面当接部は、補助熱交換器の側面に当接することが可能である。前面当接部は、側面当接部に連結されている。前面当接部は、補助熱交換器の前面に当接することが可能である。前面当接部には、長孔が形成されている。側面当接部、前面当接部及び後面当接部が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されている。
ここでは、第1連結部は、補助熱交換器の側面に当接することが可能な側面当接部と、側面当接部に連結され、補助熱交換器の前面に当接することが可能な前面当接部とを有しており、前面当接部には、長孔が形成され、側面当接部、前面当接部及び後面当接部が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されているので、補助熱交換器の前面および側面の2面に当接するとともに後面当接部が補助熱交換器の後面側に当接して補助熱交換器を確実に保持することが可能である。
第4発明の空気調和機は、本体熱交換器と、補助熱交換器と、熱交換器用取付板と、ネジとを備えている。補助熱交換器は、本体熱交換器の外面側に配置されている。熱交換器用取付板は、本体熱交換器の長手方向に延びる本体部分と、第1連結部と、本体熱交換器に連結する第2連結部とを有している。第1連結部は、逆L字型であり、本体熱交換器の長手方向における本体部分の一端に設けられ、補助熱交換器の管板に連結する。本体熱交換器の長手方向における本体部分の他端に設けられ、本体熱交換器の側面に沿うように折り曲げられている第2連結部は、本体熱交換器の側面に連結する。第1連結部には、長孔が形成されている。長孔は、補助熱交換器の長手方向に延びている。ネジは、長孔を通って第1連結部を補助熱交換器に連結している。
ここでは、補助熱交換器に連結する第1連結部には、補助熱交換器に連結するためのネジが挿入される長孔が形成されているので、この長孔によって、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
第5発明の空気調和機は、第4発明の空気調和機であって、後面当接部をさらに備えている。後面当接部は、本体部分の一端から延び、補助熱交換器の後面側に当接することが可能である。
ここでは、補助熱交換器の後面側に当接することが可能な後面当接部をさらに備えているので、補助熱交換器の保持力をさらに向上することが可能である。
第6発明の空気調和機は、第5発明の空気調和機であって、第1連結部は、側面当接部と、前面当接部とを有している。側面当接部は、補助熱交換器の側面に当接することが可能である。前面当接部は、側面当接部に連結されている。前面当接部は、補助熱交換器の前面に当接することが可能である。前面当接部には、長孔が形成されている。側面当接部、前面当接部及び後面当接部が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されている。
ここでは、第1連結部は、補助熱交換器の側面に当接することが可能な側面当接部と、側面当接部に連結され、補助熱交換器の前面に当接することが可能な前面当接部とを有しており、前面当接部には、長孔が形成され、側面当接部、前面当接部及び後面当接部が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されているので、補助熱交換器の前面および側面の2面に当接するとともに後面当接部が補助熱交換器の後面側に当接して補助熱交換器を確実に保持することが可能である。
第7発明の空気調和機は、第4発明から第6発明のいずれかの空気調和機であって、補助熱交換器の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部と本体熱交換器の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部とを互いに連結するための連結部材をさらに備えている。
ここでは、連結部材をさらに備えているので、連結部材によって、補助熱交換器のヘアピン部と本体熱交換器のヘアピン部とを互いに連結することが可能である。
第8発明の空気調和機は、第7発明の空気調和機であって、連結部材は、第1挿入孔と、第2挿入孔とを有している。第1挿入孔は、補助熱交換器のヘアピン部を挿入するための孔である。第2挿入孔は、本体熱交換器のヘアピン部を挿入するための孔である。
ここでは、連結部材の第1挿入孔に補助熱交換器のヘアピン部を挿入し、第2挿入孔に本体熱交換器のヘアピン部を挿入することにより、補助熱交換器のヘアピン部と本体熱交換器のヘアピン部とを容易に連結することが可能である。
第9発明の空気調和機は、第7発明の空気調和機であって、連結部材は、補助熱交換器に連結されている。
ここでは、連結部材が補助熱交換器に連結されているので、連結部材を本体熱交換器に連結するだけで、本体熱交換器と補助熱交換器とを容易に連結することが可能である。
第10発明の空気調和機の組み立て方法は、本体熱交換器と、本体熱交換器の外面側に配置された補助熱交換器と、本体熱交換器及び補助熱交換器を連結するための本体部分、第1連結部及び第2連結部並びに後面当接部を有する熱交換器用取付板とを備えている空気調和機の組み立て方法である。本体部分は、本体熱交換器の長手方向に延びる。第1連結部は、逆L字型であり、本体熱交換器の長手方向における本体部分の一端に設けられている。第2連結部は、本体熱交換器の長手方向における本体部分の他端に設けられている。この組立方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程とを備えている。第1工程は、本体熱交換器の側面に沿うように折り曲げられている熱交換器用取付板の第2連結部を本体熱交換器の側面にネジ止めする。第2工程は、補助熱交換器を熱交換器用取付板の第1連結部に重ね合わせて所定の位置に配置し、第1連結部の後面当接部に補助熱交換器の後面側を当接させる。第3工程は、補助熱交換器の長手方向に延びるように第1連結部に形成されている長孔にネジを挿入し、ネジによって第1連結部と補助熱交換器の管板とをネジ止めする。
ここでは、補助熱交換器を熱交換器用取付板の第1連結部に重ね合わせて所定の位置に配置し、第1連結部の長孔にネジを挿入し、ネジによって第1連結部と補助熱交換器とをネジ止めすることにより、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
第11発明の空気調和機の組み立て方法は、本体熱交換器と、本体熱交換器の外面側に配置された補助熱交換器と、本体熱交換器及び補助熱交換器を連結するための本体部分、第1連結部及び第2連結部並びに後面当接部を有する熱交換器用取付板とを備えている空気調和機の組み立て方法である。本体部分は、本体熱交換器の長手方向に延びる。第1連結部は、逆L字型であり、本体熱交換器の長手方向における本体部分の一端に設けられている。第2連結部は、本体熱交換器の長手方向における本体部分の他端に設けられている。この組立方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程とを備えている。第1工程は、補助熱交換器を熱交換器用取付板の第1連結部の長孔に対して所定の位置で重ね合わせ、第1連結部の後面当接部に補助熱交換器の後面側を当接させる。第2工程は、補助熱交換器の長手方向に延びるように第1連結部に形成されている長孔にネジを挿入し、ネジによって第1連結部と補助熱交換器の管板とを仮止めする。第3工程は、本体熱交換器の側面に沿うように折り曲げられている熱交換器用取付板の第2連結部を本体熱交換器の側面にネジ止めする。第4工程は、補助熱交換器の位置を調整して、ネジによって第1連結部と補助熱交換器の管板とをネジ止めする。
ここでは、あらかじめ、補助熱交換器を熱交換器用取付板の第1連結部の長孔に対して所定の位置で重ね合わせ、第1連結部の長孔にネジを挿入し、ネジによって第1連結部と補助熱交換器とを仮止めする。ついで、熱交換器用取付板の第2連結部を本体熱交換器にネジ止めし、そののち、補助熱交換器の位置を調整して、ネジによって第1連結部と補助熱交換器とをネジ止めする。これにより、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。また、補助熱交の公差分を吸収した形であらかじめ取付板を補助熱交に取り付けることが可能である。
第1発明によれば、長孔によって、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することができる。
第2発明によれば、補助熱交換器の保持力をさらに向上することができる。
第3発明によれば、補助熱交換器の前面および側面の2面に当接して補助熱交換器を確実に保持することができる。
第4発明によれば、長孔によって、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することができる。
第5発明によれば、補助熱交換器の保持力をさらに向上することができる。
第6発明によれば、補助熱交換器の前面および側面の2面に当接して補助熱交換器を確実に保持することができる。
第7発明によれば、連結部材によって、補助熱交換器のヘアピン部と本体熱交換器のヘアピン部とを互いに連結することができる。
第8発明によれば、補助熱交換器のヘアピン部と本体熱交換器のヘアピン部とを容易に連結することができる。
第9発明によれば、連結部材を本体熱交換器に連結するだけで、本体熱交換器と補助熱交換器とを容易に連結することができる。
第10発明によれば、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することができる。
第11発明によれば、本体熱交換器と補助熱交換器の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することができる。
<空気調和機1の全体構成>
図1〜図4に示される空気調和機1は、空気調和機の室内機であり、本体熱交換器2と、本体熱交換器2の外面側に配置された補助熱交換器3と、熱交換器用取付板4(以下、取付板4という)と、取付板4を本体熱交換器2および補助熱交換器3にそれぞれ連結するためのネジ11、12と、連結部材6とを備えている。
本体熱交換器2は、空気調和機1の底部ケース5に据え付けられている。
補助熱交換器3は、本体熱交換器2の熱交換能力を補うための熱交換器である。補助熱交換器3は、取付板4によって本体熱交換器2の外面であって前面側に連結されている。
<取付板4の構成>
取付板4は、上記の図1〜図4ならびに図5に示されるように、本体部分41と、補助熱交換器3に連結することが可能な第1連結部42と、本体熱交換器2に連結することが可能な第2連結部43と、後面当接部46を備えている。
第1連結部42には、補助熱交換器3に連結するためのネジ12が挿入される長孔44が形成されている。長孔44は、補助熱交換器3の長手方向に延びているので、補助熱交換器3をその長手方向において長さまたは位置の調整をした後に補助熱交換器3をネジ止めすることが可能である。これにより、取付板4の長孔によって、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
また、第1連結部42は、側面当接部42aと、前面当接部42bとを有している。側面当接部42aは、補助熱交換器3の側面に当接することが可能である。前面当接部42bは、側面当接部42aに連結され、補助熱交換器3の前面に当接することが可能である。これにより、側面当接部42aおよび前面当接部42bが補助熱交換器3の前面および側面に当接して補助熱交換器3を確実に保持することが可能である。
<連結部材6の構成>
連結部材6は、図3に示されるように、補助熱交換器3の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部3aと本体熱交換器2の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部2aとを互いに連結するための部材である。
連結部材6は、補助熱交換器3のヘアピン部3aを挿入するための第1挿入孔6aと、本体熱交換器2のヘアピン部2aを挿入するための第2挿入孔6bとを有している。
連結部材6は、補助熱交換器3にネジ止めによって連結されている。
<空気調和機1の組立方法>
つぎに、図1〜図6を参照しながら、空気調和機1の組立方法について説明する。
まず、第1工程として、取付板4の第2連結部43を本体熱交換器2にネジ止めする。具体的には、図6に示されるように、ネジ11を取付板4の第2連結部43に形成された貫通孔45に挿入したのち、ネジ11を本体熱交換器2の側面2bに形成されたネジ孔16に螺合する。
ついで、第2工程として、補助熱交換器3を取付板4の第1連結部42に重ね合わせて所定の位置に配置する。このとき、図6に示されるように、取付板4の第1連結部42の側面当接部42aが補助熱交換器3の側面3bに当接または近接し、第1連結部42の前面当接部42bが補助熱交換器3の前面3cに当接する。さらに、取付板4の後面当接部46が補助熱交換器3の後面3dに当接する。
そののち、第3工程として、第1連結部42の長孔44にネジ12を挿入し、ネジ12によって第1連結部42と補助熱交換器3の管板14とをネジ止めする。
これにより、本体熱交換器2および補助熱交換器3のそれぞれの公差から生じる寸法差を吸収することができる。
また、空気調和機1の組立て後に、補助熱交換器3の長さまたは位置を微調整する際には、ネジ12をゆるめ、長孔44の延びる方向に沿って補助熱交換器3を所望の位置に移動させ、そののち、ネジ12を締めれば、容易に微調整を行うことが可能である。
<特徴>
(1)
実施形態の取付板4では、補助熱交換器3に連結することが可能な第1連結部42には、補助熱交換器3に連結するためのネジ12が挿入される長孔44が形成されているので、この長孔44によって、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
(2)
実施形態の取付板4では、第1連結部42は、補助熱交換器3の側面に当接することが可能な側面当接部42aと、側面当接部42aに連結され、補助熱交換器3の前面に当接することが可能な前面当接部42bとを有しており、前面当接部42bには、長孔44が形成されているので、補助熱交換器3の前面および側面の2面に当接して補助熱交換器3を確実に保持することが可能である。
(3)
実施形態の取付板4では、補助熱交換器3の後面側に当接することが可能な後面当接部46をさらに備えているので、補助熱交換器3の保持力をさらに向上することが可能である。
(4)
実施形態の空気調和機1では、補助熱交換器3に連結する第1連結部42には、補助熱交換器3に連結するためのネジ12が挿入される長孔44が形成されているので、この長孔44によって、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
(5)
実施形態の空気調和機1は、連結部材6をさらに備えているので、連結部材6によって、補助熱交換器3のヘアピン部3aと本体熱交換器2のヘアピン部2aとを互いに連結することが可能である。
(6)
実施形態の空気調和機1では、連結部材6の第1挿入孔6aに補助熱交換器3のヘアピン部3aを挿入し、第2挿入孔6bに本体熱交換器2のヘアピン部2aを挿入することにより、補助熱交換器3のヘアピン部3aと本体熱交換器2のヘアピン部2aとを容易に連結することが可能である。
(7)
実施形態の空気調和機1では、連結部材6が補助熱交換器3に連結されているので、連結部材6を本体熱交換器2に連結するだけで、本体熱交換器2と補助熱交換器3とを容易に連結することが可能である。
(8)
実施形態の空気調和機1の組立方法では、補助熱交換器3を熱交換器用取付板の第1連結部42に重ね合わせて所定の位置に配置し、第1連結部42の長孔44にネジ12を挿入し、ネジ12によって第1連結部42と補助熱交換器3の管板14とをネジ止めすることにより、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
<変形例>
(A)
上記実施形態の空気調和機1の組立方法では、取付板4を本体熱交換器2にネジ止めしたのち、本体熱交換器2の前面において、補助熱交換器3を取付板4にネジ止めしているが、本発明はこの組立方法に限定されるものではなく、本発明の変形例として、補助熱交換器3を本体熱交換器2に取り付ける前に、あらかじめ、取付板4を補助熱交換器3に仮止めしておいてもよい。
すなわち、本発明の変形例の空気調和機1の組立方法は、以下の第1工程から第4工程までの手順で行われる。
まず、第1工程として、補助熱交換器3を取付板4の第1連結部42の長孔44に対して所定の位置で重ね合わせる。
ついで、第2工程として、第1連結部42の長孔44にネジを挿入し、ネジによって第1連結部42と補助熱交換器3の管板14とを仮止めする。
ついで、第3工程として、取付板4の第2連結部43を本体熱交換器2にネジ止めする。
そののち、第4工程として、補助熱交換器3の位置または長さを調整して、ネジによって第1連結部42と補助熱交換器3の管板14とをネジ止めする
これにより、上記実施形態の組立方法と同様に、本体熱交換器および補助熱交換器のそれぞれの公差から生じる寸法差を吸収することができる。
本発明は、空気調和機における補助熱交換器の組立てに適用することが可能である。
本発明の実施形態である空気調和機の正面図。 図1の空気調和機の斜視図。 図1の空気調和機の左側面図。 図1の空気調和機の分解斜視図。 図1の熱交換器用取付板の斜視図。 図1の空気調和機のネジ止め部分の構造を簡略的に示した図。
1 空気調和機
2 本体熱交換器
3 補助熱交換器
4 熱交換器用取付板
6 連結部材
44 長孔

Claims (11)

  1. 空気調和機(1)の本体熱交換器(2)と補助熱交換器(3)とを連結するための熱交換器用取付板(4)であって、
    前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)と、
    前記補助熱交換器(3)の管板(14)に連結することが可能な、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられている逆L字型の第1連結部(42)と、
    前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられ、前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられ、前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)に連結することが可能な第2連結部(43)と
    を備えており、
    前記第1連結部(42)には、前記補助熱交換器(3)に連結するためのネジが挿入される、前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びる長孔(44)が形成されている、
    熱交換器用取付板(4)。
  2. 前記本体部分(41)の前記一端から延び、前記補助熱交換器(3)の後面側に当接することが可能な後面当接部(46)をさらに備えている、
    請求項1に記載の熱交換器用取付板(4)。
  3. 前記第1連結部(42)は、
    前記補助熱交換器(3)の側面に当接することが可能な側面当接部(42a)と、
    前記側面当接部(42a)に連結され、前記長孔(44)が形成され、前記補助熱交換器(3)の前面に当接することが可能な前面当接部(42b)と
    を有しており、
    前記側面当接部(42a)、前記前面当接部(42b)及び前記後面当接部(46)が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されている、
    請求項2に記載の熱交換器用取付板(4)。
  4. 本体熱交換器(2)と、
    前記本体熱交換器(2)の外面側に配置された補助熱交換器(3)と、
    熱交換器用取付板(4)と、
    ネジと
    を備えており、
    前記熱交換器用取付板(4)は、前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)と、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられて前記補助熱交換器(3)の管板(14)に連結する逆L字型の第1連結部(42)と、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられ、前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられ、前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)に連結する第2連結部(43)とを有しており、
    前記第1連結部(42)には、前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びる長孔(44)が形成されており、
    前記ネジは、前記長孔(44)を通って前記第1連結部(42)を前記補助熱交換器(3)に連結している、
    空気調和機(1)。
  5. 前記熱交換器用取付板(4)は、
    前記本体部分(41)の前記一端から延び、前記補助熱交換器(3)の後面側に当接することが可能な後面当接部(46)をさらに有している、
    請求項4に記載の空気調和機(1)。
  6. 前記第1連結部(42)は、
    前記補助熱交換器(3)の側面に当接することが可能な側面当接部(42a)と、
    前記側面当接部(42a)に連結され、前記長孔(44)が形成され、前記補助熱交換器(3)の前面に当接することが可能な前面当接部(42b)と
    を有しており、
    前記側面当接部(42a)、前記前面当接部(42b)及び前記後面当接部(46)が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されている、
    請求項5に記載の空気調和機(1)。
  7. 前記補助熱交換器(3)の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部(3a)と前記本体熱交換器(2)の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部(2a)とを互いに連結するための連結部材(6)をさらに備えている、
    請求項4から6のいずれか一項に記載の空気調和機(1)。
  8. 前記連結部材(6)は、
    前記補助熱交換器(3)のヘアピン部(3a)を挿入するための第1挿入孔(6a)と、
    前記本体熱交換器(2)のヘアピン部(2a)を挿入するための第2挿入孔(6b)と、
    を有している、
    請求項7に記載の空気調和機(1)。
  9. 前記連結部材(6)は、前記補助熱交換器(3)に連結されている、
    請求項7に記載の空気調和機(1)。
  10. 本体熱交換器(2)と、前記本体熱交換器(2)の外面側に配置された補助熱交換器(3)と、前記本体熱交換器(2)及び前記補助熱交換器(3)を連結するための前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられている逆L字型の第1連結部(42)及び前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられている第2連結部(43)並びに後面当接部(46)を有する熱交換器用取付板(4)とを備えている空気調和機(1)の組み立て方法であって、
    前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられている前記熱交換器用取付板(4)の前記第2連結部(43)を前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)にネジ止めする第1工程と、
    前記補助熱交換器(3)を前記熱交換器用取付板(4)の前記第1連結部(42)に重ね合わせて所定の位置に配置し、前記第1連結部(42)の前記後面当接部(46)に前記補助熱交換器(3)の後面側を当接させる第2工程と、
    前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びるように前記第1連結部(42)に形成されている長孔(44)にネジを挿入し、前記ネジによって前記第1連結部(42)に前記補助熱交換器(3)の管板(14)をネジ止めする第3工程と、
    を備えている、
    空気調和機(1)の組み立て方法。
  11. 本体熱交換器(2)と、前記本体熱交換器(2)の外面側に配置された補助熱交換器(3)と、前記本体熱交換器(2)及び前記補助熱交換器(3)を連結するための前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられている逆L字型の第1連結部(42)及び前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられている第2連結部(43)並びに後面当接部(46)を有する熱交換器用取付板(4)とを備えている空気調和機(1)の組み立て方法であって、
    前記補助熱交換器(3)を前記熱交換器用取付板(4)の前記第1連結部(42)の長孔(44)に対して所定の位置で重ね合わせ、前記第1連結部(42)の前記後面当接部(46)に前記補助熱交換器(3)の後面側を当接させる第1工程と、
    前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びるように前記第1連結部(42)に形成されている長孔(44)にネジを挿入し、前記ネジによって前記第1連結部(42)と前記補助熱交換器(3)の管板(14)とを仮止めする第2工程と、
    前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられている前記熱交換器用取付板(4)の第2連結部(43)を前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)にネジ止めする第3工程と、
    前記補助熱交換器(3)の位置を調整して、前記ネジによって前記第1連結部(42)と前記補助熱交換器(3)の管板(14)とをネジ止めする第4工程と、
    を備えている、
    空気調和機(1)の組み立て方法。
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