JP4915085B2 - 熱交換器用取付板およびそれを用いた空気調和機、ならびに空気調和機の組み立て方法 - Google Patents
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Description
図1〜図4に示される空気調和機1は、空気調和機の室内機であり、本体熱交換器2と、本体熱交換器2の外面側に配置された補助熱交換器3と、熱交換器用取付板4(以下、取付板4という)と、取付板4を本体熱交換器2および補助熱交換器3にそれぞれ連結するためのネジ11、12と、連結部材6とを備えている。
取付板4は、上記の図1〜図4ならびに図5に示されるように、本体部分41と、補助熱交換器3に連結することが可能な第1連結部42と、本体熱交換器2に連結することが可能な第2連結部43と、後面当接部46を備えている。
また、第1連結部42は、側面当接部42aと、前面当接部42bとを有している。側面当接部42aは、補助熱交換器3の側面に当接することが可能である。前面当接部42bは、側面当接部42aに連結され、補助熱交換器3の前面に当接することが可能である。これにより、側面当接部42aおよび前面当接部42bが補助熱交換器3の前面および側面に当接して補助熱交換器3を確実に保持することが可能である。
連結部材6は、図3に示されるように、補助熱交換器3の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部3aと本体熱交換器2の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部2aとを互いに連結するための部材である。
つぎに、図1〜図6を参照しながら、空気調和機1の組立方法について説明する。
(1)
実施形態の取付板4では、補助熱交換器3に連結することが可能な第1連結部42には、補助熱交換器3に連結するためのネジ12が挿入される長孔44が形成されているので、この長孔44によって、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
実施形態の取付板4では、第1連結部42は、補助熱交換器3の側面に当接することが可能な側面当接部42aと、側面当接部42aに連結され、補助熱交換器3の前面に当接することが可能な前面当接部42bとを有しており、前面当接部42bには、長孔44が形成されているので、補助熱交換器3の前面および側面の2面に当接して補助熱交換器3を確実に保持することが可能である。
実施形態の取付板4では、補助熱交換器3の後面側に当接することが可能な後面当接部46をさらに備えているので、補助熱交換器3の保持力をさらに向上することが可能である。
実施形態の空気調和機1では、補助熱交換器3に連結する第1連結部42には、補助熱交換器3に連結するためのネジ12が挿入される長孔44が形成されているので、この長孔44によって、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
実施形態の空気調和機1は、連結部材6をさらに備えているので、連結部材6によって、補助熱交換器3のヘアピン部3aと本体熱交換器2のヘアピン部2aとを互いに連結することが可能である。
実施形態の空気調和機1では、連結部材6の第1挿入孔6aに補助熱交換器3のヘアピン部3aを挿入し、第2挿入孔6bに本体熱交換器2のヘアピン部2aを挿入することにより、補助熱交換器3のヘアピン部3aと本体熱交換器2のヘアピン部2aとを容易に連結することが可能である。
実施形態の空気調和機1では、連結部材6が補助熱交換器3に連結されているので、連結部材6を本体熱交換器2に連結するだけで、本体熱交換器2と補助熱交換器3とを容易に連結することが可能である。
実施形態の空気調和機1の組立方法では、補助熱交換器3を熱交換器用取付板の第1連結部42に重ね合わせて所定の位置に配置し、第1連結部42の長孔44にネジ12を挿入し、ネジ12によって第1連結部42と補助熱交換器3の管板14とをネジ止めすることにより、本体熱交換器2と補助熱交換器3の寸法公差により生じる設計位置からの寸法差を吸収することが可能である。
(A)
上記実施形態の空気調和機1の組立方法では、取付板4を本体熱交換器2にネジ止めしたのち、本体熱交換器2の前面において、補助熱交換器3を取付板4にネジ止めしているが、本発明はこの組立方法に限定されるものではなく、本発明の変形例として、補助熱交換器3を本体熱交換器2に取り付ける前に、あらかじめ、取付板4を補助熱交換器3に仮止めしておいてもよい。
これにより、上記実施形態の組立方法と同様に、本体熱交換器および補助熱交換器のそれぞれの公差から生じる寸法差を吸収することができる。
2 本体熱交換器
3 補助熱交換器
4 熱交換器用取付板
6 連結部材
44 長孔
Claims (11)
- 空気調和機(1)の本体熱交換器(2)と補助熱交換器(3)とを連結するための熱交換器用取付板(4)であって、
前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)と、
前記補助熱交換器(3)の管板(14)に連結することが可能な、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられている逆L字型の第1連結部(42)と、
前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられ、前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられ、前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)に連結することが可能な第2連結部(43)と
を備えており、
前記第1連結部(42)には、前記補助熱交換器(3)に連結するためのネジが挿入される、前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びる長孔(44)が形成されている、
熱交換器用取付板(4)。 - 前記本体部分(41)の前記一端から延び、前記補助熱交換器(3)の後面側に当接することが可能な後面当接部(46)をさらに備えている、
請求項1に記載の熱交換器用取付板(4)。 - 前記第1連結部(42)は、
前記補助熱交換器(3)の側面に当接することが可能な側面当接部(42a)と、
前記側面当接部(42a)に連結され、前記長孔(44)が形成され、前記補助熱交換器(3)の前面に当接することが可能な前面当接部(42b)と
を有しており、
前記側面当接部(42a)、前記前面当接部(42b)及び前記後面当接部(46)が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されている、
請求項2に記載の熱交換器用取付板(4)。 - 本体熱交換器(2)と、
前記本体熱交換器(2)の外面側に配置された補助熱交換器(3)と、
熱交換器用取付板(4)と、
ネジと
を備えており、
前記熱交換器用取付板(4)は、前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)と、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられて前記補助熱交換器(3)の管板(14)に連結する逆L字型の第1連結部(42)と、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられ、前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられ、前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)に連結する第2連結部(43)とを有しており、
前記第1連結部(42)には、前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びる長孔(44)が形成されており、
前記ネジは、前記長孔(44)を通って前記第1連結部(42)を前記補助熱交換器(3)に連結している、
空気調和機(1)。 - 前記熱交換器用取付板(4)は、
前記本体部分(41)の前記一端から延び、前記補助熱交換器(3)の後面側に当接することが可能な後面当接部(46)をさらに有している、
請求項4に記載の空気調和機(1)。 - 前記第1連結部(42)は、
前記補助熱交換器(3)の側面に当接することが可能な側面当接部(42a)と、
前記側面当接部(42a)に連結され、前記長孔(44)が形成され、前記補助熱交換器(3)の前面に当接することが可能な前面当接部(42b)と
を有しており、
前記側面当接部(42a)、前記前面当接部(42b)及び前記後面当接部(46)が組み合わさって一方から見るとコ字型になるよう配置されている、
請求項5に記載の空気調和機(1)。 - 前記補助熱交換器(3)の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部(3a)と前記本体熱交換器(2)の伝熱管の湾曲部分であるヘアピン部(2a)とを互いに連結するための連結部材(6)をさらに備えている、
請求項4から6のいずれか一項に記載の空気調和機(1)。 - 前記連結部材(6)は、
前記補助熱交換器(3)のヘアピン部(3a)を挿入するための第1挿入孔(6a)と、
前記本体熱交換器(2)のヘアピン部(2a)を挿入するための第2挿入孔(6b)と、
を有している、
請求項7に記載の空気調和機(1)。 - 前記連結部材(6)は、前記補助熱交換器(3)に連結されている、
請求項7に記載の空気調和機(1)。 - 本体熱交換器(2)と、前記本体熱交換器(2)の外面側に配置された補助熱交換器(3)と、前記本体熱交換器(2)及び前記補助熱交換器(3)を連結するための前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられている逆L字型の第1連結部(42)及び前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられている第2連結部(43)並びに後面当接部(46)を有する熱交換器用取付板(4)とを備えている空気調和機(1)の組み立て方法であって、
前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられている前記熱交換器用取付板(4)の前記第2連結部(43)を前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)にネジ止めする第1工程と、
前記補助熱交換器(3)を前記熱交換器用取付板(4)の前記第1連結部(42)に重ね合わせて所定の位置に配置し、前記第1連結部(42)の前記後面当接部(46)に前記補助熱交換器(3)の後面側を当接させる第2工程と、
前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びるように前記第1連結部(42)に形成されている長孔(44)にネジを挿入し、前記ネジによって前記第1連結部(42)に前記補助熱交換器(3)の管板(14)をネジ止めする第3工程と、
を備えている、
空気調和機(1)の組み立て方法。 - 本体熱交換器(2)と、前記本体熱交換器(2)の外面側に配置された補助熱交換器(3)と、前記本体熱交換器(2)及び前記補助熱交換器(3)を連結するための前記本体熱交換器(2)の長手方向に延びる本体部分(41)、前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の一端に設けられている逆L字型の第1連結部(42)及び前記本体熱交換器(2)の長手方向における前記本体部分(41)の他端に設けられている第2連結部(43)並びに後面当接部(46)を有する熱交換器用取付板(4)とを備えている空気調和機(1)の組み立て方法であって、
前記補助熱交換器(3)を前記熱交換器用取付板(4)の前記第1連結部(42)の長孔(44)に対して所定の位置で重ね合わせ、前記第1連結部(42)の前記後面当接部(46)に前記補助熱交換器(3)の後面側を当接させる第1工程と、
前記補助熱交換器(3)の長手方向に延びるように前記第1連結部(42)に形成されている長孔(44)にネジを挿入し、前記ネジによって前記第1連結部(42)と前記補助熱交換器(3)の管板(14)とを仮止めする第2工程と、
前記本体熱交換器(2)の側面(2b)に沿うように折り曲げられている前記熱交換器用取付板(4)の第2連結部(43)を前記本体熱交換器(2)の前記側面(2b)にネジ止めする第3工程と、
前記補助熱交換器(3)の位置を調整して、前記ネジによって前記第1連結部(42)と前記補助熱交換器(3)の管板(14)とをネジ止めする第4工程と、
を備えている、
空気調和機(1)の組み立て方法。
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