JP4914066B2 - 配管ライニング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃後の埋設管、排水管および給水管などの配管内に塗装を施すために用いる配管ライニング方法に関する。
建物内外に配置された埋設管や給排水管などの配管には、食物の残滓、油脂、使用済みの洗剤、毛髪、砂礫、土砂など多種類の異物が付着堆積し、錆瘤とともにスケール物質を形成している。封臭を図るとともに、配管の機能や衛生を回復させるため、清掃装置を用いて定期的に配管の清掃を行って配管に付着堆積するスケール物質を完全に除去している。配管の清掃後には、配管の衛生と耐久性などを回復させるため、ライニング装置により配管内に所定の厚みの塗料を層状に塗布している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のライニング装置は、一例として図10に示すように、表裏に反転可能なライニングクロス管50を樹脂製チューブ13と一緒に索条体51に連結している。配管内に駆動圧を供給して索条体51を繰出すに伴い、表裏に反転させたライニングクロス管50の内周面を配管52の内壁に密着させながら奥行方向に移動させてライナー層53を形成している。
特開2004−291605号公報
このライニング装置においては、塗装の終了時にライニングクロス管50の先端閉鎖部50Aが配管52の終端開口部52Aに至らない場合や、終端開口部52Aを通り過ぎて突き出てしまう場合がある。前者の場合には、塗装のやり直しをせざるを得ないことがあり、後者の場合は、ライニングクロス管50の突き出た部分を切断する。このため、塗料の無駄が生じるとともに、塗装作業が手間取る虞がある。とりわけ、後者の場合、終端開口部52Aのスペースに余裕がない時、ライニングクロス管50の突き出た部分の切断が難しくなり、塗装作業が大幅に遅れる虞がある。このため、終端開口部52Aのスペースに余裕がない場合には、塗装関係業者のなかでは配管の塗装が事実上不可能であると考えられている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に過不足なく到達するので、塗料に無駄が生じず、かつ塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する配管ライニング方法を提供することにある。
(請求項1について)
配管ライニング方法では、液状の塗料が含浸されて表裏に反転可能なライニングクロス管を索条体の繰出し操作を伴って押圧し、表裏に反転させたライニングクロス管の内周面を配管の内壁に密着させながら、反転状態で配管の奥行方向に移動させてライナー層を形成する。
樹脂製チューブは、ライニングクロス管よりも若干長尺で、ライニングクロス管の外周部を被覆してライニングクロス管とともに反転する。この樹脂製チューブは、塗装の終了に伴いライニングクロス管の先端開口部を配管の内壁に押圧するとともに、索条体の操作により、反転したライニングクロス管の内周部から剥離するように設けられている。
塗装時にライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に過不足なく到達するように、ライニングクロス管の繰出し長さ寸法を配管の所定部位の長さ寸法に予め設定している。このため、塗装時にライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に合致するようになり、合理的かつ経済的な施工法となり塗料に無駄が生じず、塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する。この場合の所定部位とは、例えば、配管の閉鎖部や配管の内壁部に生じた腐食部、穴部あるいは摩耗部などの損傷部を被覆するに必要なライニングクロス管の繰出し長さ寸法を示す。
また、塗装時、配管内でのライニングクロス管の張力を計測する張力測定部を有し、張力測定部の測定値が所定範囲内になると、変換部が作動してライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に到達したことを知らせる報知部が設けられている。
この場合、報知部によりライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に到達し、塗装が終了したことを作業者に知らせるので、作業能率を向上させることができる。
(請求項2について)
配管ライニング方法では、液状の塗料が含浸されて表裏に反転可能なライニングクロス管を索条体の繰出し操作を伴って押圧し、表裏に反転させたライニングクロス管の内周面を配管の内壁に密着させながら、反転状態で配管の奥行方向に移動させてライナー層を形成する。
樹脂製チューブは、ライニングクロス管よりも若干長尺で、ライニングクロス管の外周部を被覆してライニングクロス管とともに反転する。この樹脂製チューブは、塗装の終了に伴いライニングクロス管の先端開口部を配管の内壁に押圧するとともに、索条体の操作により、反転したライニングクロス管の内周部から剥離するように設けられている。
塗装時にライニングクロス管の先端開口部が配管の終端開口部に過不足なく到達するように、ライニングクロス管の繰出し長さ寸法を配管の長さ寸法に予め設定している。このため、塗装時にライニングクロス管の先端開口部が配管の終端開口部に合致するようになり、塗料に無駄が生じず、かつ塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する。
また、塗装時、配管内でのライニングクロス管の張力を計測する張力測定部を有し、張力測定部の測定値が所定範囲内になると、変換部が作動してライニングクロス管の先端開口部が配管の終端開口部に到達したことを知らせる報知部が設けられている。
この場合、報知部によりライニングクロス管の先端開口部が配管の終端開口部に到達し、塗装が終了したことを作業者に知らせるので、作業能率を向上させることができる。
(請求項3について)
配管ライニング方法では、液状の塗料が含浸されて表裏に反転可能なライニングクロス管を索条体の繰出し操作を伴って押圧し、表裏に反転させたライニングクロス管の内周面を配管の内壁に密着させながら、反転状態で配管の奥行方向に移動させてライナー層を形成する。
樹脂製チューブは、ライニングクロス管よりも若干長尺で、ライニングクロス管の外周部を被覆してライニングクロス管とともに反転する。この樹脂製チューブは、塗装の終了に伴いライニングクロス管の先端開口部を配管の内壁に押圧するとともに、索条体の操作により、反転したライニングクロス管の内周部から剥離するように設けられている。
配管が分岐管である場合、塗装時にライニングクロス管の先端開口部が配管の分岐部に過不足なく到達するように、ライニングクロス管の繰出し長さ寸法を配管の分岐管までの長さ寸法に予め設定している。このため、塗装時にライニングクロス管の先端開口部が配管の分岐部に合致するようになり、塗料に無駄が生じず、かつ塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する。
また、塗装時、配管内でのライニングクロス管の張力を計測する張力測定部を有し、張力測定部の測定値が所定範囲内になると、変換部が作動してライニングクロス管の先端開口部が配管の分岐部に到達したことを知らせる報知部が設けられている。
この場合、報知部によりライニングクロス管の先端開口部が配管の分岐部に到達し、塗装が終了したことを作業者に知らせるので、作業能率を向上させることができる。
(請求項4について)
ライニングクロス管は、グラスファイバーおよびポリエチレンなどの化学繊維を含む可撓性の織布からなっている。このため、ライニングクロス管は、堅牢で耐久性に優れたタフネスクロスとなり、長期にわたって繰り返し使用することができる。
(請求項5について)
ライニングクロス管は、手動式のリールによりワイヤーを介して巻き取られており、塗装時には、吸引圧によりワイヤーとともに繰り出されて配管内で反転移動される。
手動式のリールを用いることにより、簡素な構造でコスト的に有利にライニングクロス管の繰出しを行うことができる。
本発明における配管ライニング方法では、ライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に過不足なく到達するので、塗料に無駄が生じず、かつ塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する。
図1ないし図3は本発明の実施例1を示す。図1は建物Hの排水管におけるライニング施工例であり、配管として縦型の通気管1、汚水本管2および外部枡5に連通する雑排水本管3を有している。雑排水本管3からは、各階1F〜12Fに連通する室内横引管4が設けられている。
各階1F〜12Fの室内横引管4には、図2に示すように台所排水口6b、洗面排水口6c、洗濯排水口6dおよび浴室排水口6eを一端部側に有する配管網6を配管として設けている。配管網6のライニング施工に先立って、配管網6は通気管1、汚水本管2および雑排水本管3とともにクリーニングが行われ、流れ落ちた錆瘤やスケールなどの付着物は外部枡5から万能配管更生車(VacLマシン)Vaにより回収される(矢印A、B、C、D参照)。
図3は、クリーニング後に配管網6の内壁6aに塗装をライナー層7として施すライニング方法を示す。塗料は、彩色用の顔料やエポキシ樹脂などを含有した液状のものである。ライニングクロス管10は、グラスファイバーおよびポリエチレンなどの化学繊維を含む可撓性の織布からなり、堅牢で耐久性に優れたタフネスクロスを構成している。
このライニングクロス管10は、厚みが1〜4mmの範囲で任意に設定可能な外径を有しており、この外径が配管網6の内径に応じた寸法となり、塗料を含浸して表裏に反転可能となるように設定されている。
塗料を含浸したライニングクロス管10は、外周部が樹脂製チューブ13に覆われた状態で、圧送管20内を挿通する索条体Gを介して反転機18の巻回部18aに巻き取られている。
反転工程では、ライニングクロス管10を巻回部18aから繰り出してライニングクロス管10の基端部を樹脂製チューブ13とともに裏返しに反転させて配管網6に嵌め込む。
索条体Gの一端部G1は、樹脂製チューブ13を介して窄められたライニングクロス管10の先端開口部10Aに開放可能に嵌合連結されている。樹脂製チューブ13の長さ寸法は、ライニングクロス管10の長さ寸法よりも若干長尺に設定されている。これにより、後述するようにライニングクロス管10に対する索条体Gの連結を離した時、ライニングクロス管10の先端開口部10Aを配管網6の内周面に強固に押し付けられ得るようにしている。
圧力付与工程では、送風機31の駆動圧によりライニングクロス管10に配管網6の奥行方向への移動力を付与して、ライニングクロス管10を押圧する(図3の矢印M参照)。
なお、樹脂製チューブ13は塗料だれを防止するもので、一層に限らず複数層にわたって被覆するようにしてもよい。配管網6に供給する駆動圧については、送風機31の代わりに、図2のポンプPmや万能配管更生車Vaを稼働させ配管網6に吸引圧を与えるようにしてもよい。
反転機18からライニングクロス管10にわたっては、遠隔操作カメラ(図示せず)が配置されており、索条体Gの移動量により配管網6に対するライニングクロス管10の繰出し長さ寸法をモニターすることができるようになっている。
この場合、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の終端開口部6Aに過不足なく到達するように、ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法(L+S)を配管網6の中心に沿う長さ寸法に予め設定している。
移動工程では、裏返しに反転させたライニングクロス管10の内周面を配管網6の内壁に密着させながら反転状態で配管網6の奥行方向に移動させる。硬化工程では、ボイラーや圧送装置(図示せず)などにより発生させたホットエアーなどを配管網6に送ってライニングクロス管10を乾燥硬化させる。
これにより、塗料を含浸したライニングクロス管10が裏返しになって配管網6の内壁6aに密着したライナー層7(例えば、2〜3mm程度の厚みで)を形成する。ライニング施工の終了時、索条体Gを巻回部18aに巻き取って、先端開口部10Aに対する一端部G1の連結を解くとともに、樹脂製チューブ13をライナー層7の内周部から剥離させて配管網6の外部に引き出す(図3の矢印N参照)。これに伴い、図3の二点鎖線で示すようにライニングクロス管10の先端開口部10Aが反転端部として自由になって配管網6の終端開口部6A内に密着する。
このように、ライニング施工を行うにあたっては、配管網6に駆動圧を加えてライニングクロス管10を反転しながら移動させることにより、ライニングクロス管10の内周面が配管網6の内壁6aに密着して均等なライナー層7を形成する。このため、クラック、継目、ピンホールおよび腐蝕孔などは、ライナー層7の施工により完全に塞がれて配管網6に補修が施される。
この際、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の終端開口部6Aに過不足なく到達するように、ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法を配管網6の長さ寸法(L+S)に予め設定している。このため、塗装作業の終了時、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の終端開口部6Aに合致するようになり、塗料に無駄が生じず、かつ塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する。
図4は本発明の実施例2を示す。実施例2では、配管網6が分岐管6Mを有する場合に適用している。この場合には、ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法(Q1、Q2、Q3)を配管網6の分岐部6mまでの長さ寸法に予め設定している。
このため、塗装作業の終了に伴い、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の分岐部6mに過不足なく到達するようになる。これにより、ライニングクロス管10を配管網6に沿って移動させる過程で、分岐管6Mにおける分岐部6mの開口部分を覆ってしまう不都合を防いでいる。
図5は本発明の実施例3を示す。実施例3では、配管網6が分岐管6U、6V、6WによりY字状をなす場合に適用している。この場合には、ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法(u、v、w)を配管網6の分岐部6mまでの長さ寸法に予め設定している。
このため、塗装作業の終了時、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の分岐部6mに過不足なく到達するようになり、実施例2と同様な効果が得られる。
図6は本発明の実施例4を示す。実施例4では、配管網6の内壁6aに生じた腐食部、穴部あるいは摩耗部などの破損部6tや損傷部6sを所定部位としてライニングクロス管10で被覆する場合に適用している。
このため、被覆代寸法S3を考慮して、ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法(L1+S1)を配管網6の中心に沿って破損部6tや損傷部6sに至る長さ寸法に予め設定している。これにより、塗装作業の終了時、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の破損部6tや損傷部6sを確実に覆うようになり、配管網6の補修が合理的かつ経済的に行われる。
所定部位とは、破損部6tや損傷部6sに限らず、ライニングクロス管10のうちで所望の塗装長さに至るまでの距離としてよく、要は明確な塗装長さに設定できる箇所であればよい。
図7は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例4と異なるところは、終端開口部が閉鎖部6Dにより閉塞されている配管網6に、ライニングクロス管10を適用したことである。この場合、ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法(L2+S2)を配管網6の中心に沿って閉鎖部6Dに至る長さ寸法に予め設定している。
これにより、塗装時にライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の閉鎖部6Dに合致し、ライニングクロス管10により配管網6を閉鎖部6Dまで過不足なく塗装することができる。
配管網6の下端部が閉塞した閉鎖部6Dになっている場合、従来ではライニングクロス管10が閉鎖部6Dに至った時、ライニングクロス管10の余分な部分を切断することが困難である。この結果、ライニングクロス管10を用いて一端閉塞形の配管網6を塗装することは実現不可能として実施されていないのが実情である。
図8は本発明の実施例6を示す。実施例6が実施例1と異なるところは、反転機18に代わって手動式のリール25を用いたことである。このため、樹脂製チューブ13の先端部13aに結わえられたワイヤー14がリール25の巻車25aに巻き取られている。塗装時には、図1の万能配管更生車Vaの吸引圧により、ワイヤー14を巻車25aから繰り出し、ライニングクロス管10を配管網6内で反転移動させる。
塗装終了時には、ハンドル25bを回し、ワイヤー14を巻車25aで巻き取って樹脂製チューブ13を回収する。この手動式のリール25を用いることにより、簡素な構造でコスト的に有利にライニングクロス管10の繰出し、樹脂製チューブ13の巻取り回収を行うことができる。
図9は本発明の実施例7を示す。実施例7が実施例1と異なるところは、ランプまたは鳴動部としての報知部30を設けたことである。報知部30には、配管網6内でのライニングクロス管10の張力を索条体Gを介して計測する張力測定部32が設けられている。
報知部30においては、張力測定部32の測定値が所定の範囲内になると、変換部33が作動して、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の終端開口部6Aに到達したことを感知部34がランプまたは鳴動部として機能する。このため、塗装の終了を作業者が知るようになり、塗装の作業能率を向上させることができる。この場合、ライニングクロス管10の先端開口部10Aが配管網6の終端開口部6Aに到達すると、ライニングクロス管10の張力が所定の範囲内に収まることを利用している。
(変形例)
(a)ライニングクロス管10の繰出し長さ寸法を配管網6の長さ寸法に設定する際、配管網6の長さ寸法に合致するように、ライニングクロス管10に目印を付してもよい。この場合、ライニングクロス管10の繰出しを目印まで行った時点で、配管網6の塗装が終了したと判断する。
(b)反転機18に繰出量メータを配置し、配管網6に対するライニングクロス管10の繰出し長さを連続測定できるようにしてもよい。
(c)配管網6としては、分岐管6M、6U、6V、6Wに限らず種々に枝分かれする配管に適用してもよい。
(d)配管網6としては、排水管ばかりでなく空調ダクトや排気ダクト(工業ダクト、厨房ダクト)などを適用することができる。
本発明の配管ライニング方法によれば、ライニングクロス管の先端開口部が配管の所定部位に過不足なく到達するので、塗料に無駄が生じず、かつ塗装作業が能率的に行われて作業性が向上する。このため、効率的な作業性に着目する配管業者からの需要が増大して部品などの流通を通して化学・機械業界に適用することができる。
塗装の対象となる排水管のライニング施工例を示す概略図である(実施例1)。 塗装を施す配管網の全体図である(実施例1)。 配管網にライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である(実施例1)。 分岐管にライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である(実施例2)。 Y字形の分岐管にライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である(実施例3)。 配管網の所定部位にライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である(実施例4)。 一端が閉塞した配管網にライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である(実施例5)。 リールによりライニングクロス管の繰出しを行う態様を示す縦断面図である(実施例6)。 配管網にライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である(実施例7)。 従来のライニングクロス管を施工する態様を示す縦断面図である。
符号の説明
1 通気管(配管)
2 汚水本管(配管)
3 雑排水本管(配管)
4 室内横引管(配管)
6 配管網(配管)
6A 終端開口部
6D 閉鎖部
6a 内壁
6m 分岐部
6s 損傷部(所定部位)
6t 破損部(所定部位)
7 ライナー層
10 ライニングクロス管
10A 先端開口部
13 樹脂製チューブ
14 ワイヤー
25 手動式のリール
30 報知部
32 張力測定部
33 変換部
34 感知部
G 索条体
G1 索条体の一端部
L+S 繰出し長さ寸法
L1+S1 繰出し長さ寸法
L2+S2 繰出し長さ寸法
Q1〜Q3 繰出し長さ寸法
u、v、w 繰出し長さ寸法
6M、6U、6V、6W 分岐管

Claims (5)

  1. 液状の塗料が含浸されて表裏に反転可能なライニングクロス管を索条体の繰出し操作を伴って押圧し、表裏に反転させた前記ライニングクロス管の内周面を配管の内壁に密着させながら、反転状態で前記配管の奥行方向に移動させてライナー層を形成する配管ライニング方法において、
    前記ライニングクロス管よりも若干長尺で、前記ライニングクロス管の外周部を被覆して前記ライニングクロス管とともに反転し、塗装の終了に伴い前記ライニングクロス管の先端開口部を前記配管の前記内壁に押圧するとともに、前記索条体の操作により、反転した前記ライニングクロス管の内周部から剥離するように設けられた樹脂製チューブを有し、
    塗装時に前記ライニングクロス管の前記先端開口部が前記配管の所定部位に過不足なく到達するように、前記ライニングクロス管の繰出し長さ寸法を前記配管の前記所定部位の長さ寸法に予め設定し
    塗装時、前記配管内での前記ライニングクロス管の張力を計測する張力測定部を有し、前記張力測定部の測定値が所定範囲内になると、変換部が作動して前記ライニングクロス管の前記先端開口部が前記配管の所定部位に到達したことを知らせる報知部が設けられていることを特徴とする配管ライニング方法。
  2. 液状の塗料が含浸されて表裏に反転可能なライニングクロス管を索条体の繰出し操作を伴って押圧し、表裏に反転させた前記ライニングクロス管の内周面を配管の内壁に密着させながら、反転状態で前記配管の奥行方向に移動させてライナー層を形成する配管ライニング方法において、
    前記ライニングクロス管よりも若干長尺で、前記ライニングクロス管の外周部を被覆して前記ライニングクロス管とともに反転し、塗装の終了に伴い前記ライニングクロス管の先端開口部を前記配管の前記内壁に押圧するとともに、前記索条体の操作により、反転した前記ライニングクロス管の内周部から剥離するように設けられた樹脂製チューブを有し、
    塗装時に前記ライニングクロス管の前記先端開口部が前記配管の終端開口部に過不足なく到達するように、前記ライニングクロス管の繰出し長さ寸法を前記配管の長さ寸法に予め設定し
    塗装時、前記配管内での前記ライニングクロス管の張力を計測する張力測定部を有し、前記張力測定部の測定値が所定範囲内になると、変換部が作動して前記ライニングクロス管の前記先端開口部が前記配管の終端開口部に到達したことを知らせる報知部が設けられていることを特徴とする配管ライニング方法。
  3. 液状の塗料が含浸されて表裏に反転可能なライニングクロス管を索条体の繰出し操作を伴って押圧し、表裏に反転させた前記ライニングクロス管の内周面を配管の内壁に密着させながら、反転状態で前記配管の奥行方向に移動させてライナー層を形成する配管ライニング方法において、
    前記ライニングクロス管よりも若干長尺で、前記ライニングクロス管の外周部を被覆して前記ライニングクロス管とともに反転し、塗装の終了に伴い前記ライニングクロス管の先端開口部を前記配管の前記内壁に押圧するとともに、前記索条体の操作により、反転した前記ライニングクロス管の内周部から剥離するように設けられた樹脂製チューブを有し、
    前記配管が分岐管である場合、塗装時に前記ライニングクロス管の先端開口部が前記配管の分岐部に過不足なく到達するように、前記ライニングクロス管の繰出し長さ寸法を前記配管の前記分岐管までの長さ寸法に予め設定し
    塗装時、前記配管内での前記ライニングクロス管の張力を計測する張力測定部を有し、前記張力測定部の測定値が所定範囲内になると、変換部が作動して前記ライニングクロス管の前記先端開口部が前記配管の分岐管に到達したことを知らせる報知部が設けられていることを特徴とする配管ライニング方法。
  4. 前記ライニングクロス管は、グラスファイバーおよびポリエチレンなどの化学繊維を含む可撓性の織布からなっていることを特徴とする請求項1、2、3のうちいずれかに記載の配管ライニング方法。
  5. 前記ライニングクロス管は、手動式のリールによりワイヤーを介して巻き取られており、塗装時には、吸引圧により前記ワイヤーとともに繰り出されて前記配管内で反転移動されることを特徴とする請求項1、2、3のうちいずれかに記載の配管ライニング方法。
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