JP4913653B2 - 乗降口表示具 - Google Patents

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本発明は、主として車両の乗降口に設けられる乗降口表示具に関する。
乗客や乗員が鉄道車両などに乗降する際の安全性を向上させるため、車両の乗降口に、当該乗降口の存在を表示するための乗降口表示具を設けたものがある。例えば特許文献1に記載の鉄道車両では、出入口の幅方向に沿ってLEDをクツズリに配列している。これにより、出入口の存在を明確にすると共に、プラットホームの縁と鉄道車両との間の隙間や段差の存在を乗客等に警告している。
特開2005−145343号公報
ところで、上述したようにLEDによる出入口表示では、電源の確保や点灯制御が必要となる。そこで、車両に対する汎用性を高めるため、より簡易な乗降口表示手段として、例えば注意喚起力の高い黄色の塗料を塗装した乗降口表示具を出入口に設けることが考えられる。しかしながら、このような表示具は、乗客や乗員への注意喚起力を高めるために通常は足元に設けられるので、靴などで踏まれやすい。そのため、塗装の剥がれによる表示機能の劣化を防止するための工夫が必要となる。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、車両に対する汎用性が高く、かつ塗装の剥がれによる表示機能の劣化を防止できる乗降口表示具を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る乗降口表示具は、車両の乗降口に設けられる乗降口表示具であって、乗降口のクツズリに着脱自在に設けられ、乗降口の幅方向に沿って延在する凹部が形成された基板部を備え、凹部の内壁面に、乗降口の存在を表示する表示用塗料が塗装されていることを特徴としている。
この乗降口表示具では、凹部の内壁面に、乗降口の存在を表示する表示用塗料が塗装されている。したがって、乗降口を通る乗客・乗員らが基板部を踏んだとしても、塗装部分が靴などに直接接触することは殆どなく、塗装の剥がれによる表示機能の劣化を長期間にわたって防止できる。基板部は、乗降口のクツズリに着脱自在となっているため、車両に対する汎用性も高められる。また、基板部に形成された凹部は、滑り止めとしても機能させることができる。
また、基板部には、クツズリを車両の側梁に固定するネジを螺入することにより、基板部を乗降口よりも外側で側梁に共締め可能とするネジ孔が形成されていることが好ましい。基板部をクツズリと共締めすることで、乗降口近傍の車両の強度を向上させることができる。また、基板部を乗降口よりも外側に設けることで、乗客・乗員らは心理的に基板部を踏みづらくなると考えられ、塗装の剥がれを一層長期間にわたって防止することが可能となる。
また、凹部の内壁面のうち、当該凹部における乗降口の幅方向の両端部に対応する内壁面は、流線形の傾斜面となっていることが好ましい。基板部を乗降口よりも外側に設ける場合、雨水などが凹部に溜まってしまうことがある。そこで、上記の内壁面を流線形の傾斜面とすることで、車両の走行によって生じる空気の流れを利用して、凹部から水分を排除することができる。
本発明に係る乗降口表示具によれば、車両に対する汎用性を高め、かつ塗装の剥がれによる表示機能の劣化を防止できる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る乗降口表示具の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る乗降口表示具を取り付けた鉄道車両の乗降口を示す斜視図である。また、図2は、鉄道車両の長手方向から見た乗降口の断面図である。図1及び図2に示すように、鉄道車両1の乗降口2には、両開きのドア3が設けられている。ドア3の下端部は、乗降口2の幅方向に沿って設けられたレール4に噛合している。これにより、ドア3は、自動又は手動によって乗降口2の幅方向に開閉するようになっている。
このような乗降口2には、クツズリ(靴摺)10が設けられている。クツズリ10は、ドア3よりも外側で、鉄道車両1の側梁11及び側出入口フレーム12を覆うように設けられ、乗降口2から乗客・乗員らが乗り降りする際の足元の滑り防止、床面Sの磨り減り防止、乗降口2近傍の鉄道車両1の補強といった役割を果たしている。
クツズリ10は、アルミ又はステンレスからなる平板状のステップ部13を有している。ステップ部13は、乗降口2の略全幅にわたって延在し、ステップ部13の上面は、床面Sと略面一となっている。これにより、鉄道車両1のバリアフリー化が図られている。また、ステップ部13には、後述するネジ24が螺入されるネジ孔13aが、乗降口2の幅方向に沿って所定の間隔で形成されている。
また、ステップ部13の上面には、ドア中心について対称となるように、乗降口2の幅方向に沿って2つの乗降口表示具20が設置されている(図1においては、一方のみを図示)。図3は、乗降口表示具20を示す平面図である。また、図4は、図3におけるIV−IV線断面図であり、図5は、図3におけるV−V線断面図である。
図3〜図5に示すように、乗降口表示具20は、基板部21と、2つの表示部22,22とを備えている。基板部21は、例えばステンレスによって長尺の板状に形成されている。基板部21の寸法は、例えば長さ470mm、幅35mm、厚さ3mmとなっている。基板部21の幅方向の両端部21a,21aは、当該幅方向の縁に向かって基板部21の厚みが小さくなるような傾斜面となっている。
基板部21の長手方向の両端部21b,21b及び中心部分には、長手方向の中心線に沿って3つのネジ孔23が形成されている。各ネジ孔23には、側梁11のネジ孔13aと位置を合わせた状態で、ネジ24がそれぞれ螺入されている(図1及び図2参照)。これにより、基板部21は、乗降口2よりも外側でクツズリ10と共締めされ、側梁11に対して強固に固定されている。
基板部21の上面21cにおいて、ネジ孔23,23の間には、凹部25がそれぞれ形成されている。凹部25は、基板部21の長手方向の中心線に沿って延在し、凹部25における長手方向の両端部(凹部25における乗降口2の幅方向の両端部)25a,25aの開口縁部の平面形状は、略半円状となっている(図3参照)。凹部25の寸法は、例えば長さ190mm、幅20mm、深さ1mmとなっている。
また、図4に示すように、凹部25の内壁面のうち、当該凹部25の幅方向の両端部25b,25bに対応する内壁面26a,26aは、基板部21の上面21cに対して略直角となっている。これに対し、図5に示すように、凹部25の内壁面のうち、当該凹部25における長手方向の両端部25a,25aに対応する内壁面26b,26bは、流線形の傾斜面となっている。内壁面26b,26bと上面21c、及び内壁面26b,26bと底面26cとは、角部が存在しないように、緩やかなカーブをもって連続している。
このような凹部25の各内壁面26a,26b、及び底面26cには、黄色の表示用塗料30が塗装されている。表示用塗料30としては、例えばメラミン樹脂系の焼付け塗料を用いることができる。表示用塗料30による塗装部分は、乗降口2の外側において、当該乗降口2の幅方向に沿う黄色のラインを形成し、乗客・乗員らが乗降口2を通過する際に、乗降口2の存在を表示する表示部22,22として機能する。
以上説明したように、乗降口表示具20では、凹部25の内壁面26a,26b、及び底面26cに、乗降口2の存在を表示する表示用塗料30が塗装されている。したがって、乗降口2を通る乗客・乗員らが基板部21を踏んだとしても、塗装部分が靴などに直接接触することは殆どなく、塗装の剥がれによる表示機能の劣化を長期間にわたって防止できる。基板部21は、ネジ24の着脱により、乗降口2におけるクツズリ10のステップ部13に着脱自在となっているため、車両に対する汎用性も高められる。また、基板部21に形成された凹部25は、滑り止めとしても機能させることができる。
なお、乗降口表示具20では、基板部21の幅方向の両端部21a,21aが、当該幅方向の縁に向かって基板部21の厚みが小さくなるような傾斜面となっている。したがって、床面Sと略面一となっているステップ部13の上面に基板部21を取り付けた状態であっても、乗降口表示具20によって鉄道車両1のバリアフリー化が阻害されることはない。
さらに、基板部21は、クツズリ10を鉄道車両1の側梁11に固定するネジ24をネジ孔23に螺入することにより、乗降口2よりも外側でクツズリ10と共締めされ、側梁11に強固に固定されている。このように、基板部21をクツズリ10と共締めすることで、乗降口2近傍の鉄道車両1の強度を向上させることができる。また、基板部21を乗降口2よりも外側に設けることで、乗客・乗員らは心理的に基板部21を踏みづらくなると考えられ、塗装の剥がれを一層長期間にわたって防止することが可能となる。
また、凹部25の内壁面のうち、当該凹部25における乗降口2の幅方向の両端部25a,25aに対応する内壁面26b,26bは、流線形の傾斜面となっている。基板部21を乗降口2よりも外側に設ける場合、雨水などが凹部25に溜まってしまうことがある。そこで、上記の内壁面26b,26bを流線形の傾斜面とすることで、車両の走行によって生じる空気の流れを利用して、凹部25から水分を排除することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上述した実施形態では、鉄道車両1に乗降口表示具20を適用しているが、乗降口表示具の寸法を適宜変更し、鉄道車両以外の車両(例えばバスなど)について適用してもよい。
本発明の一実施形態に係る乗降口表示具を取り付けた鉄道車両の乗降口を示す斜視図である。 鉄道車両の長手方向から見た乗降口の断面図である。 図1に示した乗降口表示具の平面図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図3におけるV−V線断面図である。
符号の説明
1…鉄道車両、2…乗降口、10…クツズリ、11…側梁、20…乗降口表示具、21…基板部、23…ネジ孔、24…ネジ、25…凹部、25a…両端部、26a,26b…内壁面、26c…底面(内壁面)、30…表示用塗料。

Claims (2)

  1. 車両の乗降口に設けられる乗降口表示具であって、
    前記乗降口のクツズリに着脱自在に設けられ、前記乗降口の幅方向に沿って延在する凹部が形成された基板部を備え、
    前記凹部の内壁面に、前記乗降口の存在を表示する表示用塗料が塗装されており、
    前記凹部の内壁面のうち、前記凹部における前記乗降口の幅方向の両端部に対応する内壁面は、流線形の傾斜面となっていることを特徴とする乗降口表示具。
  2. 前記基板部には、前記クツズリを前記車両の側梁に固定するネジを螺入することにより、前記基板部を前記乗降口よりも外側で前記側梁に共締め可能とするネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の乗降口表示具。
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