JP4913576B2 - 伸縮式防塵カバー付き移動台装置 - Google Patents

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Description

この発明は、伸縮式防塵カバー付き移動台装置に関し、特に、高速往復移動する工作機械の伸縮式防塵カバー付き移動台装置に関するものである。
工作機械の可動コラムベースやスライド式ワークテーブル等、固定台に設けられた直線ガイド部に案内されて当該固定台上を往復移動する移動台を有する移動台装置には、直線ガイド部の保護のために、移動台の往復移動方向の両側にあって直線ガイド部を覆い、移動台の往復移動に伴って伸縮するテレスコピックカバー等による伸縮式防塵カバーが設けられているものがある(例えば、特許文献1)。
特開平8−192332号公報
移動台が直線ガイド部に案内されて固定台上を移動することにより、移動台の前進前側の防塵カバーは収縮し、移動台の前進後側の防塵カバーは伸長する。この防塵カバーの収縮、伸長により、収縮する側の防塵カバーの内側空間(固定台と防塵カバーとの間に存在する空間)の容積が減少し、伸長する側の防塵カバーの内側空間の容積が増大する。
移動台の両側にある内側空間は、移動台の底部と固定台との間の空隙によって通気可能に繋がっているから、容積変化に伴い、両内側空間間で空気の流通が生じる。
しかし、移動台の底部と固定台との間の空隙は、通気路としては断面積が小さいため、大きい通気抵抗が生じ、防塵カバーの収縮、伸長に伴い、収縮する側では、内圧が大気圧以上に上昇し、防塵カバーの内側空間に存在していた空気が防塵カバー外に吹き出し、これに対し、伸長する側では、内圧が大気圧以下に降下し、防塵カバーの内側空間に防塵カバー外の空気が吸い込まれる現象が生じる。
防塵カバー内への空気の吸い込みは、防塵カバーの外側周囲に飛散、浮遊している水溶性の切削剤や切削油、切屑、粉塵等を、防塵カバー内に吸い込み、防塵カバー内に存在する直線ガイド部の案内面や移動台の送り機構のねじ、ラック歯等を、傷付けたり、汚損する原因になる。
このことに対して、テレスコピックカバーでは、防塵カバー間の隙間をゴムワイパや金属シューによって塞いだり、防塵カバーと固定台との間隙を衝立板によって狭くするなどして、防塵カバー内への空気の吸い込みを少なくする工夫が行われている。
しかし、それらの工夫では、防塵カバー内への空気の吸い込みをなくすことはできず、高能率化のために、送り速度(移動台の移動速度)が高速化されるほど、防塵カバーの内側空間容積の増減速度が速くなり、これに伴い伸長側の内側空間の急激な圧力低下が大きくなるから、送り速度が速くなるほど、空気の吸い込み現象が増大する。このため、近年の送り速度の高速化に伴い、防塵カバー内への空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部の案内面や移動台送り機構のねじ、ラック歯等の障害発生が懸念され、問題になってきている。
この発明が解決しようとする課題は、移動台の往復移動に伴う防塵カバーの伸長側の内側空間の急激な圧力低下を、軽減、回避し、送り速度が高速化されても、防塵カバー内への空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部の案内面や移動台送り機構のねじ、ラック歯等の障害発生を回避することである。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置は、固定台に設けられた直線ガイド部に案内されて当該固定台上を往復移動する移動台を有し、前記移動台の往復移動方向の両側に各々設けられて前記直線ガイド部を覆い、前記移動台の往復移動に伴って伸縮する防塵カバーを有する伸縮式防塵カバー付き移動台装置において、前記移動台に、当該移動台の両側に各々存在する前記防塵カバーの内側空間を互いに連通接続する通気通路が形成され、前記通気通路の前記各内側空間に対する各開口端部に、空気出入開口を有する空気箱が前記開口端部を覆うように設けられ、前記各空気箱に、前記移動台に対して当該空気箱と反対側に位置する前記内側空間へ向けて前記通気通路を介して圧縮空気を噴射するエジェクタ式の空気噴射ノズルが設けられており、前記防塵カバーの収縮によって容積が減少する前記内側空間側に設けられた前記エジェクタ式の空気噴射ノズルが圧縮空気を噴射することにより、容積が減少する前記内側空間の空気を、前記空気出入開口から前記通気通路、前記空気出入開口を通して前記防塵カバーの伸長によって容積が増大する側の前記内側空間へ送る。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置は、好ましくは、前記移動台が送り停止状態にある時に、前記移動台の両側にある前記内側空間へ前記エジェクタ式の空気噴射ノズルから圧縮空気を噴射供給する
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置によれば、移動台の移動に伴い容積が小さくなる側(収縮側)の防塵カバーの内側空間の空気が、移動台に形成された通気通路を通って、容積が大きくなる側(伸長側)の防塵カバーの内側空間へ流れる。
これにより、移動台の往復移動に伴う防塵カバーの伸長側の内側空間の急激な圧力低下が、通気通路がない場合に比して、軽減、あるいは回避され、送り速度が高速化されても、防塵カバー内への空気の吸い込みが低減あるいは吸い込みがなくなり、防塵カバー内へ空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部の案内面や移動台送り機構のねじ、ラック歯等の障害発生が回避される。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を工作機械に適用した実施形態1を、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態の工作機械は、横フライス中ぐり盤であり、固定台として、固定配置のベッド11を有する。ベッド11の上面部には水平な直線カイド部12、13が形成されている。ベッド11上にはコラムベース14が載置されている。コラムベース14は、移動台であり、直線カイド部12、13に案内されてベッド11上をX軸方向に往復移動可能になっている。
ベッド11にはX軸送りねじ棒15が自身の中心軸線周りに回転可能に取り付けられている。コラムベース14にはX軸送りねじ棒15にねじ係合したX軸送りナット部材16が固定装着されている。X軸送りねじ棒15は、ベッド11に取り付けられた歯車箱17が内蔵している歯車列(図示省略)を介してX軸サーボモータ18と駆動連結され、X軸サーボモータ18によって回転駆動される。このX軸送りねじ棒15の回転によってコラムベース14がX軸方向に移動する。
コラムベース14には主軸頭20が垂直に立設されている。主軸頭20の側面部には垂直な直線カイド部21、22が形成されている。主軸頭20の側面部にはラム23が配置されている。ラム23は、直線カイド部21、22に案内されてY軸方向に往復移動可能になっている。
主軸頭20にはY軸送りねじ棒24が自身の中心軸線周りに回転可能に取り付けられている。主軸頭20にはY軸送りねじ棒24にねじ係合したY軸送りナット部材25が固定装着されている。Y軸送りねじ棒24は、主軸頭20に取り付けられた歯車箱26が内蔵している歯車列(図示省略)を介してY軸サーボモータ27と駆動連結され、Y軸サーボモータ27によって回転駆動される。このY軸送りねじ棒24の回転によって主軸頭20がY軸方向に移動する。
主軸頭20にはラム28が前後水平方向(Z軸方向)に移動可能に設けられている。ラム28の前面部には中ぐり主軸29が前後水平方向(W軸方向)に繰り出し可能に設けられている。
主軸頭20の後部には、図には示されていない、ラム28のZ軸方向駆動を行うZ軸サーボモータ、中ぐり主軸29のW軸方向駆動を行うW軸サーボモータ、中ぐり主軸29を回転駆動する主軸モータ等を内蔵した駆動装置30が取り付けられている。
コラムベース14の往復移動方向の両側には、各々、直線ガイド部12、13を覆い、コラムベース14の往復移動に伴って伸縮する防塵カバー31、41が取り付けられている。防塵カバー31は、テレスコピックカバーであり、薄い鉄板をコの字形に折り曲げて断面寸法を少しずつ変えたテレスコピックカバー要素31A、31B、31C、31D、31Eを順に重ねて伸縮する構造のものである。防塵カバー41は、防塵カバー31と同等のテレスコピックカバーであり、薄い鉄板をコの字形に折り曲げて断面寸法を少しずつ変えたテレスコピックカバー要素41A、41B、41C、41D、41Eを順に重ねて伸縮する構造のものである
防塵カバー31は、図4(a)、(b)に、解図的に示されているように、最大断面形状のテレスコピックカバー要素31Aをコラムベース14の一方の側端面に固定され、最小断面形状のテレスコピックカバー要素31Eをベッド11の一方の側端面に固定され、コラムベース14の+X軸方向移動(右方向移動)によって収縮し、−X軸方向移動(左方向移動)によって伸長する。
防塵カバー41は、図4(a)、(b)に、解図的に示されているように、最大断面形状のテレスコピックカバー要素41Aをコラムベース14の他方の側端面に固定され、最小断面形状のテレスコピックカバー要素41Eをベッド11の他方の側端面に固定され、防塵カバー31とは反対に、コラムベース14の+X軸方向移動によって伸長し、−X軸方向移動によって収縮する。
防塵カバー31、41は、各々、ベッド11との間に、内側空間35、45を画定している。防塵カバー31のテレスコピックカバー要素31B、31C、31D、31Eと、防塵カバー41のテレスコピックカバー要素41B、41C、41D、41Eには、各々、強度保持のための衝立板部32、42が設けられているが、衝立板部32、42には均圧開口33、43が設けられていることにより、内側空間35、45は、各々、圧力的に一つの部屋になっている。
コラムベース14には、コラムベース14の両側に各々存在する防塵カバー31の内側空間35と防塵カバー41の内側空間45とを互いに連通接続する通気通路として、通気孔51、52が互いに並列に形成されている。通気孔51、52は、鋳抜き孔として、コラムベース14の内部リブ19に貫通形成されていて、ラムベース14をX軸方向に貫通する形態で、内側空間35と45を互いに通気可能に連通接続している。
また、コラムベース14には、コラムベース14の両側に各々存在する防塵カバー31の内側空間35と防塵カバー41の内側空間45とを互いに連通接続する通気通路として、コラムベース14の往復移動方向(X軸方向)に延在する通気ダクト53、54が互いに並列に取り付けられている。通気ダクト53、54は、コラムベース14に形成された鋳抜き孔に挿入されてコラムベース14に取り付けられ、一方にて内側空間35に開口し、他方にて内側空間45に開口し、空気抵抗が少ないストレート通路として、内側空間35と45を互いに通気可能に連通接続している。
上述の構成によれば、コラムベース14のX軸移動に伴い、容積が小さくなる側(収縮側)の防塵カバー31あるいは41の内側空間35あるいは45の空気が、コラムベース14の底部とベッド11との間の空隙49に加えて、通気孔51、52、通気ダクト53、54を通って、容積が大きくなる側(伸長側)の防塵カバー41あるいは31の内側空間45あるいは35へ流れる。
つまり、コラムベース14が+X軸方向(図2、図4で見て右方向)へ移動する時には、コラムベース14の+X軸方向移動に伴って防塵カバー31が収縮して容積が小さくなる内側空間35の空気が、コラムベース14の底部とベッド11との間の空隙49に加えて、通気孔51、52、通気ダクト53、54を通って、防塵カバー41が伸長して容積が大きくなる内側空間45へ流れる。
これとは逆に、コラムベース14が−X軸方向(図2、図4で見て左方向)へ移動する時には、コラムベース14の+X軸方向移動に伴って防塵カバー41が収縮して防塵カバー41の内側空間45の空気が、コラムベース14の底部とベッド11との間の空隙49に加えて、通気孔51、52、通気ダクト53、54を通って、容積が大きくなる側(伸長側)の防塵カバー31の内側空間35へ流れる。
このように、機械構造上、存在する空隙49に加えて、コラムベース14に設けられた通気孔51、52、通気ダクト53、54を通って両内側空間35、45間を空気が流れることにより、機械構成を大きく変更することなくコラムベース14の往復移動に伴う防塵カバー31、41の伸長側の内側空間35、45の急激な圧力低下が、通気孔51、52や通気ダクト53、54がない場合に比して、軽減あるいは回避される。
特に、通気ダクト53、54は、空気流れに対して障害物がなく、空気抵抗(通気抵抗)が少ないストレート通路によって内側空間35と45を互いに連通接続しているので、両内側空間35、45間の空気の流れを少ない空気抵抗のもとに良好にし、防塵カバー31、41の伸長側の内側空間35、45の圧力低下を効果的に回避するよう、作用する。
これにより、コラムベース14のX軸送り速度が高速化されても、防塵カバー31、41内への空気の吸い込みが低減、あるいは吸い込みがなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
通気孔51、52、通気ダクト53、54の個数、通路断面積は、要求性能に応じて設定されればよく、コラムベース14が最大送り速度でX軸移動しても、容積増大側の内空間35あるいは45が大きい負圧状態に陥らない程度に設定されていることが好ましい。
なお、ダクト構造の通気通路は、図5に示されているように、コラムベース14内に設けられた内部導管ダクト55、56と、コラムベース14の外部に延設された外部導管57によるものでもよい。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を工作機械に適用した実施形態2を、図6を参照して説明する。なお、図6において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態では、電動式の送風ファン装置(換気扇)61、62が設けられている。送風ファン装置61、62は、コラムベース14に設けられた通気ダクト53、54を通して、防塵カバー31あるいは41の収縮によって容積が減少する側の内側空間35あるいは45の空気を、防塵カバー41あるいは31の伸長によって容積が増大する側の内側空間45あるいは35へ強制送風する。
詳細には、送風ファン装置61は、通気ダクト53の内側空間35に対する開口端に設けられ、コラムベース14の+X軸方向の移動時に起動されて内側空間35の空気を、通気ダクト53を通して反対側の内側空間45へ送り込む。もう一つの送風ファン装置62は、通気ダクト54の内側空間45に対する開口端に設けられ、コラムベース14の−X軸方向の移動時に起動されて内側空間45の空気を、通気ダクト54を通して反対側の内側空間35へ送り込む。
これにより、コラムベース14が+X軸方向へ移動する時には、それに連動して送風ファン装置61が起動され、防塵カバー31が収縮して容積が小さくなる内側空間35の空気が、コラムベース14の底部とベッド11との間の空隙49に加えて、送風ファン装置61によって通気ダクト53を通って、防塵カバー41が伸長して容積が大きくなる内側空間45へ送り込まれる。
これとは逆に、コラムベース14が−X軸方向へ移動する時には、それに連動して送風ファン装置62が起動され、防塵カバー41が収縮して容積が小さくなる内側空間45の空気が、コラムベース14の底部とベッド11との間の空隙49に加えて、送風ファン装置62によって通気ダクト54を通って、防塵カバー31が伸長して容積が大きくなる内側空間35へ送り込まれる。
このように、機械構造上、存在する空隙49に加えて、コラムベース14に設けられた通気ダクト53、54を通って両内側空間35、45間を、送風ファン装置61、62による強制送風によって空気が流れることにより、コラムベース14の往復移動に伴う防塵カバー31、41の伸長側の内側空間35、45の急激な圧力低下が、軽減あるいは回避される。
これにより、コラムベース14のX軸送り速度が高速化されても、防塵カバー31、41内への空気の吸い込みが低減、あるいは吸い込みがなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
送風ファン装置61、62による送風量は、送風ファン装置61、62の電動モータ63、64の速度制御によって過不足のない適正量に設定することができる。数値制御式の工作機械の場合、図7に示されているように、コラムベース14のX軸送り制御を行う数値制御装置65によってコラムベース14のX軸送り速度Fに応じた電動モータ63、64の回転速度N=F(f)0を演算し、+X軸方向移動の場合には数値制御装置65より電動モータ63の速度制御を行なうインバータ66に速度指令を出力し、−X軸方向移動の場合には数値制御装置65より電動モータ64の速度制御を行なうインバータ67に速度指令を出力する。
これにより、コラムベース14のX軸送り方向に応じて、送風ファン装置61、62の電動モータ63、64の回転速度がコラムベース14のX軸送り速度Fに応じて最適制御され、この速度制御によって送風ファン装置61、62による送風量が最適設定、つまり、過不足のない適正量に設定され、コラムベース14の往復移動時に防塵カバー31、41の伸長側の内側空間35、45の圧力が大気圧以下に低下することが的確に防止される。
また、図6に示されている実施形態では、防塵カバー31の内側空間35と防塵カバー41の内側空間45の各々に、圧縮空気を噴射供給する空気噴射ノズル71、72がベッド11に取り付けられている。空気噴射ノズル71、72は、コラムベース14が送り停止状態にある時に、内側空間35、45の双方へ比較的少量の圧縮空気を定量噴射する。
これにより、コラムベース14が送り停止状態にある時に、内側空間35、45の温度変化(温度低下)によって内圧が降下する状態下でも、内側空間35、45の圧力が大気圧より少し高い圧力に保たれる。このように、内側空間35、45の圧力が大気圧より少し高い圧力に保たれることにより、停止状態においても防塵カバー31、41内への空気の吸い込み(息つき現象)がなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
なお、+X軸方向移動時に内側空間35から内側空間45へ空気の送り込みを行う送風ファン装置61と、−X軸方向移動時に内側空間45から内側空間35へ空気の送り込みを行う送風ファン装置62は、図8に示されているように、一つの通気ダクト53の両端に対向配置されていてもよい。
この場合には、空気出口側において、運転停止状態にある送風ファン装置61あるいは62が通気抵抗にならないよう、ダンパ75、76によって開閉される出口箱77、78を通気ダクト53の両端開口部に各々取り付け、この出口箱77、78に送風ファン装置61、62を取り付けるようにする。ダンパ75、76は、電動式、空気圧駆動式のものであり、コラムベース14の+X軸方向移動時において、送風ファン装置61が運転される状態では、ダンパ75が閉じられて、ダンパ76が開き、これに対し、コラムベース14の−X軸方向移動時において、送風ファン装置62が運転される状態では、ダンパ76が閉じられて、ダンパ75が開く。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を工作機械に適用した実施形態3を、図9を参照して説明する。なお、図9においても、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態では、通気ダクト53の内側空間35に対する開口端部に空気箱81が取り付けられ、空気箱81に空気噴射ノズル82が取り付けられている。通気ダクト53の内側空間45に対する開口端部にもう一つの空気箱83が取り付けられ、空気箱83にもう一つの空気噴射ノズル84が取り付けられている。
空気噴射ノズル82、84は、各々、エジェクタ式のものであり、空気箱81、83の端面部に取り付けられて通気ダクト53の開口端に正対向している。空気箱81、83の側面部には空気出入開口85、86が設けられている。
空気噴射ノズル82は、コラムベース14の+X軸方向の移動時に、防塵カバー31の収縮によって容積が減少する側の内側空間35より、通気ダクト53を通して、防塵カバー41の伸長によって容積が増大する側の内側空間45へ向けて圧縮空気を噴射する。空気噴射ノズル82は、この空気噴射によってエジェクタ効果を発揮し、空気箱81の空気出入開口85より、容積が減少する側の内側空間35の空気を空気箱81内に吸い込む。この空気は、空気噴射ノズル82より噴射された空気と共に、通気ダクト53を通って空気箱83の空気出入開口86より容積が増大する側の内側空間45へ送られる。
空気噴射ノズル84は、コラムベース14の−X軸方向の移動時に、防塵カバー41の収縮によって容積が減少する側の内側空間45より、通気ダクト53を通して、防塵カバー31の伸長によって容積が増大する側の内側空間35へ向けて圧縮空気を噴射する。空気噴射ノズル84は、この空気噴射によってエジェクタ効果を発揮し、空気箱83の空気出入開口86より、容積が減少する側の内側空間45の空気を空気箱83内に吸い込む。この空気は、空気噴射ノズル84より噴射された空気と共に、通気ダクト53を通って空気箱83の空気出入開口85より容積が増大する側の内側空間35へ送られる。
これにより、コラムベース14のX軸送り速度が高速化されても、防塵カバー31、41の伸長側の内側空間35、45の内圧が急激に低下することが、軽減あるいは回避され、これ伴い防塵カバー31、41内への空気の吸い込みが低減、あるいは吸い込みがなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
なお、コラムベース14がX軸方向に移動している時の空気噴射ノズル82、84よりの空気噴射量は、コラムベース14のX軸送り速度に応じた過不足のない適正量に設定することが好ましい。
また、コラムベース14が送り停止状態にある時には、空気噴射ノズル82、84の双方が内側空間35、45へ比較的少量の圧縮空気を定量噴射する。
これにより、コラムベース14が送り停止状態にある時に、内側空間35、45の温度変化(温度低下)によって内圧が降下する状態下でも、内側空間35、45の圧力が大気圧より少し高い圧力に保たれる。このように、内側空間35、45の圧力が大気圧より少し高い圧力に保たれることにより、送り停止状態においても防塵カバー31、41内への空気の吸い込み(息つき現象)がなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
つぎに、空気噴射ノズル82、84による空気噴射量制御回路の一つの実施形態を、図10を参照して説明する。
この空気噴射量制御回路は、圧縮空気源91より圧縮空気を、圧力リリーフ弁92、全閉・流路切換機能付きの電磁式比例流量制御弁93を介して空気噴射ノズル82、84へ供給する系統と、圧縮空気源91より圧縮空気を、電磁開閉弁94、可変絞り弁95、96を介して空気噴射ノズル82、84へ供給する系統とを有する。
電磁式比例流量制御弁93は、コラムベース14のX軸送り制御を行う数値制御装置によって制御され、コラムベース14のX軸送り方向、速度に応して、+X軸方向の移動時には、その時のX軸送り速度に応じた流量に流量制御を行って圧縮空気を空気噴射ノズル82へ供給し、これに対し、−X軸方向の移動時には、その時のX軸送り速度に応じた流量に流量制御を行って圧縮空気を空気噴射ノズル84へ供給する。なお、コラムベース14がX軸方向に移動している時には電磁開閉弁94は弁閉している。
これにより、コラムベース14がX軸方向に移動している時の空気噴射ノズル82、84よりの空気噴射量が、コラムベース14のX軸送り速度に応じた過不足のない適正量に設定される。
コラムベース14が送り停止状態にある時には、電磁式比例流量制御弁93が全閉状態になり、電磁開閉弁94が弁開する。これにより、可変絞り弁95、96によって計量された比較的少量の空気が消音器97、98より内側空間35、45へ噴射される。
エジェクタ式の空気噴射ノズルは、図9に示されているように、ノズル周囲よりエジェクタ効果によって空気を吸い込むもの以外に、図11に示されているように、背面側からエジェクタ効果によって空気を吸い込む空気噴射ノズル87、88であってもよい。この場合には空気噴射ノズル87、88の背部位置に空気吸い込み口89、90が設けられる。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を工作機械に適用した実施形態4を、図12を参照して説明する。なお、図12においても、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態では、防塵カバー31あるいは41の収縮によって容積が増大する側の内側空間35あるいは45に圧縮空気を直接に噴射供給する空気噴射ノズル101、102がベッド11に取り付けられている。
空気噴射ノズル101は、コラムベース14の−X軸方向の移動時に、防塵カバー31の伸長によって容積が増大する内側空間35に圧縮空気を直接噴射し、もう一つの空気噴射ノズル102は、コラムベース14の+X軸方向の移動時に、防塵カバー41の伸長によって容積が増大する内側空間45に圧縮空気を直接噴射する。
このコラムベース14のX軸方向移動時の空気噴射ノズル101、102よりの空気噴射量は、実施形態3と同様に、コラムベース14のX軸送り速度に応じた過不足のない適正量に設定することができる。
これにより、この実施形態でも、コラムベース14のX軸送り速度が高速化されても、防塵カバー31、41の伸長側の内側空間35、45の内圧が急激に低下することが、軽減あるいは回避され、これ伴い防塵カバー31、41内への空気の吸い込みが低減、あるいは吸い込みがなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
また、この実施形態でも、コラムベース14が送り停止状態にある時には、空気噴射ノズル101、102の双方が内側空間35、45へ比較的少量の圧縮空気を定量噴射するようになっていてよい。
これによりこの実施形態でも、送り停止状態において防塵カバー31、41内への空気の吸い込み(息つき現象)がなくなり、空気の吸い込み現象に起因する直線ガイド部12、13の案内面や送り機構のX軸送りねじ棒15の障害発生が生じ難くなる、あるいは回避される。
なお、この実施形態でも、必要に応じて内側空間35と45とを連通接続する通気ダクト53等が設けられてもよい。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置は、上述した実施形態以外に、門形工作機械のベッドやクロスレールの防塵カバーとも適用でき、また、その他、半導体製造装置等にも適用できる。
この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を横フライス中ぐり盤に適用した実施形態1を示す斜視図である。 この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を横フライス中ぐり盤に適用した実施形態1の要部の平断面図である。 この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を横フライス中ぐり盤に適用した実施形態1の要部の縦断面図である。 (a)、(b)は伸縮式防塵カバーの構造を解図的に示す説明図である。 実施形態1の変形例を示す要部の平断面図である。 この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を横フライス中ぐり盤に適用した実施形態2の要部の平断面図である。 実施形態2の制御系の一例を示すブロック図である。 実施形態2の変形例を示す要部の平断面図である。 この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を横フライス中ぐり盤に適用した実施形態3の要部の平断面図である。 実施形態3の制御系の一例を示す回路図である。 実施形態3の変形例を示す要部の平断面図である。 この発明による伸縮式防塵カバー付き移動台装置を横フライス中ぐり盤に適用した実施形態4の要部の平断面図である。
符号の説明
11 ベッド
12、13 直線カイド部
14 コラムベース
15 X軸送りねじ棒
16 X軸送りナット部材
17 歯車箱
18 X軸サーボモータ
19 内部リブ
20 主軸頭
21、22 直線カイド部
23 ラム
24 Y軸送りねじ棒
25 Y軸送りナット部材
26 歯車箱
27 Y軸サーボモータ
28 ラム
29 中ぐり主軸
30 駆動装置
31 防塵カバー
31A、31B、31C、31D テレスコピックカバー要素
32 衝立板部
33 均圧開口
35 内空間
41 防塵カバー
41A、41B、41C、41D、41E テレスコピックカバー要素
42 衝立板部
43 均圧開口
45 内空間
49 空隙
51、52 通気孔
53、54 通気ダクト
55、56 内部導管
57 外部導管
61、62 送風ファン装置
63、64 電動モータ
65 数値制御装置
66、67 インバータ
71、72 空気噴射ノズル
75、76 ダンパ
77、78 出口箱
81 空気箱
82 空気噴射ノズル
83 空気箱
84 空気噴射ノズル
85、86 空気出入開口
87、88 空気噴射ノズル
89、90 空気吸い込み口
91 圧縮空気源
92 圧力リリーフ弁
93 電磁式比例流量制御弁
94 電磁開閉弁
95、96 可変絞り弁
97、98 消音器
101、102 空気噴射ノズル

Claims (2)

  1. 固定台に設けられた直線ガイド部に案内されて当該固定台上を往復移動する移動台を有し、前記移動台の往復移動方向の両側に各々設けられて前記直線ガイド部を覆い、前記移動台の往復移動に伴って伸縮する防塵カバーを有する伸縮式防塵カバー付き移動台装置において、
    前記移動台に、当該移動台の両側に各々存在する前記防塵カバーの内側空間を互いに連通接続する通気通路が形成され
    前記通気通路の前記各内側空間に対する各開口端部に、空気出入開口を有する空気箱が前記開口端部を覆うように設けられ、
    前記各空気箱に、前記移動台に対して当該空気箱と反対側に位置する前記内側空間へ向けて前記通気通路を介して圧縮空気を噴射するエジェクタ式の空気噴射ノズルが設けられており、
    前記防塵カバーの収縮によって容積が減少する前記内側空間側に設けられた前記エジェクタ式の空気噴射ノズルが圧縮空気を噴射することにより、容積が減少する前記内側空間の空気を、前記空気出入開口から前記通気通路、前記空気出入開口を通して前記防塵カバーの伸長によって容積が増大する側の前記内側空間へ送ることを特徴とする伸縮式防塵カバー付き移動台装置。
  2. 請求項1に記載の伸縮式防塵カバー付き移動台装置において、
    前記移動台が送り停止状態にある時に、前記移動台の両側にある前記各内側空間へ前記エジェクタ式の空気噴射ノズルから圧縮空気を噴射供給することを特徴とする伸縮式防塵カバー付き移動台装置。
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