JP2019060294A - 送風装置、気流提供方法及び気流提供プログラム - Google Patents

送風装置、気流提供方法及び気流提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】羽根車を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の気流を提供しつつ、その気流の送風方向を容易に変更できる送風装置を提供すること。【解決手段】送風装置11は、吹出口19から吹出される空気の送風方向を水平面に対して上下方向に切り替える切替部24を備える。切替部24はノズル13内部に設けられており、切替部24によって送風方向を変更させても、複数のノズル13の間隙の一部を塞ぐ等、その間隙を変化させることがなく、誘引風路22にて誘引される誘引空気流26を乱すことなく、送風装置11から送風される面気流の送風方向を変更できる。【選択図】図4

Description

本発明は、居室内に設置され、直接気流による体感温度の減少や室内の空気の循環に使用される扇風機などの送風装置、その送風装置を用いて気流を提供する気流提供方法、及び、その送風装置により実行される気流提供プログラムに関する。
羽根車への接触による不安感をなくしつつ、広範囲に略均一な風速の気流を提供できる送風装置として、例えば、特許文献1に記載される送風装置がある。この送風装置は、筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車とその羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、筐体の一面から起立させた複数のノズルとを備える。ノズルは、側部に、ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備える。また、ノズルは、内部に、高圧空気を吹出口に導くためのダクトを備える。このノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、複数それぞれの吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられる。その間隙によって、吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成される。
この送風装置は、羽根車を内包することで接触による不安感をなくすことができる。また、吹出口からの高圧空気の吹出しにより誘引される空気が小さくならないよう間隙を設けて複数のノズルが備えられているため、複数の吹出口から吹出された高圧空気と、吹出口からの高圧空気の吹出しにより誘引される空気からなる面気流を広範囲に略均一な風速の気流とすることができる。また、吹出口を面一とすることで、吹出す気流は面気流となる。この面気流は広範囲に略均一な風速の、吹出方向に直線的な気流のため、面気流の中心部にコア領域が形成されるため直進性に優れ、遠方まで風速の減衰が少なく到達することができる。
特開2017−115629号公報
ここで、季節に応じて夏は居住者が直接風を浴びて涼感が得られるように使用でき、冬は居住者に直接風を当てず、室内空気を攪拌して温度ムラを無くすように送風したい、という要望がある。
これに対し、特許文献1の送風装置は、広範囲な面気流を発生させるために大型なものとなり易く、住宅に備え付けて設置することも想定される。即ち、この送風装置は、送風装置自体の向きを変更することで、気流の方向を変更することが難しいという問題点があった。一方で、吹出口の外側に風向板(ルーバー)を設け、その風向板の向きを変更することにより、吹出口から吹き出される空気の送風方向を変更することで、送風装置で発生させる気流の送風方向を変更することが考えられる。しかしながら、その風向板の向きによって複数のノズルの間隙の一部を風向板が塞いでしまうと、誘引される空気が乱れ、広範囲に均一な風速の面気流が得られなくなるおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、羽根車を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の気流を提供しつつ、その気流の送風方向を容易に変更できる送風装置、気流提供方法及び気流提供プログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の送風装置は、筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車と前記羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、前記筐体の一面から起立させた複数のノズルとを備える。前記ノズルは、側部に、前記ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に前記高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を前記吹出口に導くためのダクトを備える。前記ノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、複数それぞれの前記吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられる。前記間隙によって、前記吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成される。そして、前記間隙を変化させずに前記送風装置からの送風方向を切り替える切替部を備える。
また、本発明の気流提供方法は、前記送風装置を用いて気流を提供する方法であって、前記高圧空気発生部により高圧空気を発生させる発生工程と、前記間隙を変化させずに前記送風装置からの送風方向を切り替える切替工程とを含む。
また、本発明の気流提供プログラムは、前記送風装置により実行される気流提供プログラムであって、前記送風装置に、前記間隙を変化させずに前記送風装置からの送風方向を切り替える切替部を実現させる。
本発明の送風装置、気流提供方法及び気流提供プログラムによれば、羽根車を内包することで接触による不安感をなくすことができる。また、吹出口からの高圧空気の吹出しにより誘引される空気が小さくならないよう間隙を設けて複数のノズルが備えられているため、複数の吹出口から吹出された高圧空気と、吹出口からの高圧空気の吹出しにより誘引される空気からなる面気流を広範囲に略均一な風速の気流とすることができる。また、吹出口を面一とすることで、吹出す気流を面気流とすることができる。更に、間隙を変化させずに送風装置からの送風方向が切り替えられるので、誘引風路にて誘引される空気を乱すことなく、気流の送風方向を変更できる。よって、羽根車を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の気流を提供しつつ、その気流の送風方向を容易に変更できるという効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る送風装置の斜視図である。 同送風装置の断面図である。 同送風装置の断面図である。 同送風装置の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る送風装置のノズルの断面図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る送風装置のノズルの断面図であって送風方向が第1吹出口側である場合を示した図であり、(b)は、同送風装置のノズルの断面図であって送風方向が第2吹出口側である場合を示した図である。 (a)は、本発明の第4実施形態に係る送風装置の断面図であって送風方向がワイド気流である場合を示した図であり、(b)は、同送風装置の断面図であって送風方向がスポット気流である場合を示した図である。 (a)は、本発明の第5実施形態に係る送風装置の断面図であって送風方向がワイド気流である場合を示した図であり、(b)は、同送風装置の断面図であって送風方向がスポット気流である場合を示した図であり、(c)は、同送風装置の断面図であって送風方向が左向きである場合を示した図である。 本発明の第1〜第5実施形態に係る送風装置にて実行される気流提供プログラムを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜3を参照して、本発明の第1実施形態に係る送風装置11について説明する。図1は、送風装置11の斜視図であり、図2は、送風装置11を断面Aで切った断面図であり、図3は、送風装置11を断面Bで切った断面図であり、図4は、送風装置11を断面Cで切った断面図である。
送風装置11は、図1に示す通り、筐体12の一面から起立させた複数の等しい長さのノズル13(本実施形態では6個)を備えたものである。本実施形態では、筐体12の上面からノズル13を起立させ、これら複数のノズル13の上部を天板32で繋いでいる。なお、ノズル13の上部を天板32で繋がず、複数のノズル13の間隙が上部で開放されていてもよい。また、ノズル13は、筐体12の下面から突出させてもよい。
筐体12の内部は、図2に示す通り、3つの空間15に分割され、各空間15は、隣り合う2個のノズル13と接続されている。各空間15には、高圧空気を発生するための羽根車16と羽根車16を駆動するためのモータ17で構成された高圧空気発生部18がそれぞれ設けられている。図4(a)に示す通り、筐体12には、各空間15に対して空気を取り入れる吸込口14が設けられ、吸込口14より取り込まれた空気が各空間15の羽根車16に供給されて、各々の空間15で高圧空気が発生される。空間15毎にモータ17による羽根車16の回転が制御可能に構成され、各々の空間15で発生される高圧空気の圧力を変更できる。
なお、取り入れた空気を浄化する空気浄化フィルタが吸込口14に取り付けられるようにしてもよい。この空気浄化フィルタには、既知の集塵フィルタや活性炭などの脱臭フィルタを用いることができる。この空気浄化フィルタを通過した空気は、ほこりや花粉、アレルギー物質などが取り除かれた浄化空気となり、羽根車16に供給される。
各ノズル13の側部には、図1、図3及び図4(a)に示すように、ノズル13を起立させた方向に対して垂直方向である一方向に、対応する高圧空気発生部18で発生した高圧空気を吹出す吹出口19を備えている。ノズル13の内部には、その高圧空気発生部18で発生した高圧空気を吹出口19に導くためのダクト20を備えている。ダクト20は、少なくともノズル13と同数備えている。高圧空気発生部18とダクト20の間には高圧空気を各ノズル13に分流するチャンバー空間21が備えられている。
ノズル13は、図3に示すように、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長である。複数のノズル13は、それぞれの吹出口19が同一面となるように間隙を設けて備えられ、この間隙によって、吹出口19から吹出す気流に誘引される空気の誘引風路22が形成されている。本実施の形態の例では、ノズル13を6本設けているので、ノズル13に挟まれた間隙にそれぞれ誘引風路22がノズル13の数より少ない5本形成できる。
なお、前記間隙の長さとしては、ノズル13の前記垂直方向の断面における吹出方向に対して垂直方向の長さ(ノズル13の幅)以上、ノズル13の筐体12上面からの起立方向の長さの半分以下が風速の均一性を得られるため好ましく、本実施の形態では、一例としてノズル13の幅が30mm、ノズル13の起立方向長さが600mm、間隙の長さが100mm、ノズル13の吹出方向長さが200mmの場合を示している。また本実施の形態では、ノズル13の垂直方向の断面形状は、長方形形状だとしたが、吹出し方向に縦長であればよく、楕円など別の形状でもよい。
図4(a)、(b)に示すように、ノズル13内部の吹出口19近傍には、吹出口19から吹出される空気の送風方向を切り替える切替部24を備えている。本実施形態に係る切替部24は、ノズル13の起立方向、即ち、水平面に対して上下方向に送風方向を切り替えるように構成されている。切替部24は、複数の風向板24aが吹出口19近傍にノズル13の起立方向に並べられて構成される。各風向板24aは、吹出口19側において支軸24bにて回動可能に軸支される一方、全ての風向板24aが吹出口19と反対側において支持板24cと接続される。支持板24cは、下部において風向板24aと平行な向きに取り付けられた駆動板24dと接続される。駆動板24dは、支持板24cと接続された側と反対側、即ち、吹出口19側で切替用モータ24eに接続されている。切替用モータ24eは、ノズル13の前記垂直方向の断面における吹出方向に対して垂直方向(ノズル13の幅方向)を軸として駆動板24dを回動可能に構成される。
ここで、複数のノズル13とは3本以上のことを示す。また、風速の均一性とは後述する吹出空気流25と誘引空気流26が合流した面気流の風速の分布に着目したもので、吹出口19から所定の距離を離れて正面視する平面において観測される風速の分布が、所定の範囲であることを示す。つまり前記平面での最小の風速が少なくとも最大風速の半分までは許容できることとしている。また、高圧空気とは大気圧以上の空気を示すものとする。
このような構成によれば、送風装置11が稼動すると、モータ17が駆動し、羽根車16が回転することにより、内部流れ23に示すように、室内空気は、吸込口14から筐体12内部の各空間15に取り込まれる。各空間では、それぞれ取り込まれた空気が羽根車16を通過し、高圧空気としてチャンバー空間21に至る。高圧空気は、チャンバー空間21で複数のダクト20に分流され、各ダクト20を通過し、吹出口19近傍に設けられた切替部24でノズル13起立方向の送風方向が調整され、吹出口19から吹出されて、吹出空気流25となる。
そして、図1のように吹出空気流25により、誘引風路22と最外部のノズル13の外側の空気が誘引され、誘引空気流26となる。これら吹出空気流25と誘引空気流26とが、送風装置11の吹出方向前方で合流され、広範囲に略均一な風速の面気流が送風できる。このとき、羽根車16は筐体12内に内包されているため、使用者が外部から接触できない構造となっているため、接触による不安感をなくすことができる。
また、吹出口19を同一面となるようにノズル13は間隙を設けて配置することで、吹出す気流は面気流となる。面気流は、広範囲に略均一な風速の気流で、吹出方向に直線的な気流のため、面気流の中心部にコア領域が形成される。よって、直進性に優れ、遠方まで風速の減衰が少なく到達することができる。
また、切替部24により、風向板24aの仰角を変更することで、吹出口19から吹出される空気の送風方向が切り替えられる。例えば、図4(a)に示す通り、切替用モータ24eを駆動して、駆動板24dを水平方向に位置させると、支持板24cを介して風向板24aも水平方向に位置する。即ち、風向板24aの仰角が0にされる。風向板24aが水平方向に位置している場合は、吹出口19から吹出される吹出空気流25の送風方向を水平方向にすることができる。これにより、吹出空気流25に誘引された誘引空気流26も水平方向に発生し、全体として送風装置11から送風される面気流の送風方向を水平方向とすることができる。
一方、図4(a)に示す駆動板24dの状態から、切替用モータ24eを駆動して駆動板24dを回動させることにより、図4(b)に示すように、駆動板24dを吹出口19側に向けて上向きに位置させると、支持板24cが下方向に移動する。その支持板24cの移動に合わせて、風向板24aも支軸24bを軸として回動し、吹出口19側に向けて上向きに位置されるように、風向板24aの仰角が変更される。これにより、吹出口19から吹出される吹出空気流25の送風方向を、風向板24aの向きに合わせて上向きにすることができる。よって、吹出空気流25に誘引された誘引空気流26も上方向に発生し、全体として送風装置11から送風される面気流の送風方向を上方向とすることができる。
従って、切替部24により、夏は送風方向を水平方向にして居住者が直接風を浴びて涼感が得られるように使用でき、冬は送風方向を上方向にして居住者に直接風を当てず、室内空気を攪拌して温度ムラを無くすように送風する等、季節に応じて送風方向を水平面に対して上下方向に容易に変更できる。そして、切替部24はノズル13内部に設けられており、外部ルーバーを設けて送風方向を変更する場合と比して、切替部24によって送風方向を変更させても、複数のノズル13の間隙の一部を塞ぐ等、その間隙を変化させることがない。つまり、誘引風路22にて誘引される誘引空気流26を乱すことなく、送風装置11から送風される面気流の送風方向を変更できる。以上より、送風装置11は、羽根車16を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
(第2実施形態)
次いで、図5を参照して第2実施形態に係る送風装置11について、第1実施形態に係る送風装置11と相違する点を中心に説明する。第1実施形態に係る送風装置11と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る送風装置11を図1の断面Bで切った場合の一のノズル13の断面図である。第2実施形態に係る送風装置11は、第1実施形態に係る切替部24に代えて、切替部31がノズル13内部の吹出口19近傍に設けられている。本実施形態に係る切替部31は、送風装置11から送風される面気流の面、即ち、複数のノズル13の吹出口19が設けられる同一面からみて左右方向に、吹出口19から吹出される吹出空気流25の送風方向を切りらえるように構成されている。
具体的には、切替部31は、図5に示す通り、ノズル13の起立方向に延びた風向板31aと支軸31bとを備えており、風向板31aの吹出口19側が支軸31bに固定されている。支軸31bは、図示しない切替用モータでその位置で回動可能に構成され、支軸31bの回動によって風向板31aの方位角が変更されて、風向板31aの向きが切り替えられるようになっている。
そして、ノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、風向板31aを図5に示す実線の位置である左側に向けると、吹出口19から吹出される吹出空気流25の送風方向を、前記同一面からみて右方向にすることができる。これにより、吹出空気流25に誘引された誘引空気流26も前記同一面を見て右方向に発生し、全体として送風装置11から送風される面気流の方向を、前記同一面を見て右方向とすることができる。
一方、ノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、風向板31aを図5に示す破線の位置である右側に向けると、吹出口19から吹出される吹出空気流25の送風方向を、前記同一面からみて左方向にすることができる。これにより、吹出空気流25に誘引された誘引空気流26も前記同一面を見て左方向に発生し、全体として送風装置11から送風される面気流の方向を、前記同一面を見て左方向とすることができる。このように、切替部31によって、送風装置11から送風される面気流の送風方向を前記同一面を見て左右方向に容易に変更できる。
そして、切替部31は、第1実施形態と同様にノズル13内部に設けられているので、誘引風路22にて誘引される誘引空気流26を乱すことなく、送風装置11から送風される面気流の送風方向を変更できる。以上より、第2実施形態に係る送風装置11も、羽根車16を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
(第3実施形態)
次いで、図6を参照して第3実施形態に係る送風装置11について、第1及び第2実施形態に係る送風装置11と相違する点を中心に説明する。第1及び第2実施形態に係る送風装置11と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図6は、第3実施形態に係る送風装置11を図1の断面Bで切った場合の一のノズル13の断面図である。第3実施形態に係る送風装置11では、垂直方向の断面形状が長方形形状のノズル13の短辺側の一方の側部に第1吹出口としての吹出口19を備える一方、短辺側の他方の側部に第2吹出口34を備えている。第2吹出口34は、ノズル13を起立させた方向に対して垂直方向である一方向であって、第1吹出口19とは反対方向に、対応する高圧空気発生部18で発生した高圧空気を吹出すものである。
また、ノズル13は、それぞれの第1吹出口19が同一面となり且つそれぞれの第2吹出口34が同一面となるように間隙を設けて備えられ、この間隙によって、吹出口19から吹出す気流に誘引される空気の誘引風路22が形成されている。
また、第3実施形態に係る送風装置11は、第1吹出口19と前記第2吹出口のどちらか一方のみから空気が吹出されるように切り替える切替部33を備えている。切替部33は、第1吹出口19を封鎖可能に構成された第1切替部材33aと、第2吹出口34を封鎖可能に構成された第2切替部材33bとを備えている。第1切替部材33a及び第2切替部材33bは、それぞれ図示しないソレノイドに接続されており、ソレノイドの駆動を制御して、第1切替部材33aによる第1吹出口19の封鎖及び開放並びに第2切替部材33bによる第2吹出口34の封鎖及び開放が行われる。
そして、図6(a)に示す通り、ソレノイドを駆動して、第1切替部材33aの位置を第1吹出口19を開放する位置に配置し、第2切替部材33bの位置を第2吹出口34を封鎖する位置に配置すると、ノズル13からは第1吹出口19から吹出空気流25が吹出される。このとき、第2吹出口34からは吹出空気流25が吹出されない。これにより、吹出空気流25に誘引された誘引空気流26も第2吹出口34側から第1吹出口19側に向けて発生し、全体として送風装置11からの面気流は、第1吹出口19側に発生する。
一方、図6(b)に示す通り、ソレノイドを駆動して、第1切替部材33aの位置を第1吹出口19を封鎖する位置に配置し、第2切替部材33bの位置を第2吹出口34を開放する位置に配置すると、ノズル13からは第2吹出口34から吹出空気流25が吹出される。このとき、第1吹出口19からは吹出空気流25が吹出されない。これにより、吹出空気流25に誘引された誘引空気流26も第1吹出口19側から第2吹出口34側に向けて発生し、全体として送風装置11からの面気流は、第2吹出口34側に発生する。このように、切替部33によって、送風装置11から送風される面気流の送風方向を、送風装置11の正面視に対して前後方向に容易に変更できる。
そして、切替部31は、第1実施形態と同様にノズル13内部に設けられているので、誘引風路22にて誘引される誘引空気流26を乱すことなく、送風装置11から送風される面気流の送風方向を変更できる。以上より、第3実施形態に係る送風装置11も、羽根車16を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
(第4実施形態)
次いで、図7を参照して第4実施形態に係る送風装置11について、第1〜第3実施形態に係る送風装置11と相違する点を中心に説明する。第1〜第2実施形態に係る送風装置11と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図7は、第4実施形態に係る送風装置11を図1の断面Bで切った断面図である。なお、図を簡略化するため、ノズル13を6本ではなく、4本で示してある。ただし、上述した通り、ノズル13の本数は3本以上の複数本であればよい。
第4実施形態において、各ノズル13には、第2実施形態の切替部31が設けられている。第4実施形態では、この切替部31の風向板31aの向きを各々のノズル13で異ならせることで、送風装置11より発生される面気流を、水平面に対して広角に拡大するワイド気流と、中央部に集中させるスポット気流とで、切り替えられるように構成されている。
例えば、図7(a)には、ワイド気流を発生させる場合を示している。図7(a)に示す通り、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、最も左側のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で最も右側に向くように角度をつける。また、左側から二番目のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で二番目に右側に向くように角度をつける。そして、複数のノズル13のうち、左半分側にあるノズル13については、風向板31aの向きを右側に向くように角度をつけ、その角度は、左側にあるノズル13程大きくなるようにする。一方、最も右側のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で最も左側に向くように角度をつける。また、右側から二番目のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で二番目に左側に向くように角度をつける。そして、複数のノズル13のうち、右半分側にあるノズル13については、風向板31aの向きを左側に向くように角度をつけ、その角度は、右側にあるノズル13程大きくなるようにする。
これにより、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、左側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど、左側に角度をつけて吹出され、右側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど、右側に角度をつけて吹出される。よって、これらの吹出空気流25と、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26とが合流して、全体として送風装置11から送風される面気流の送風方向を、広角に拡大するワイド気流とすることができる。
一方、図7(b)には、スポット気流を発生させる場合を示している。図7(b)に示す通り、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、最も左側のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で最も左側に向くように角度をつける。また、左側から二番目のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で二番目に左側に向くように角度をつける。そして、複数のノズル13のうち、左半分側にあるノズル13については、風向板31aの向きを左側に向くように角度をつけ、その角度は、左側にあるノズル13程大きくなるようにする。一方、最も右側のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で最も右側に向くように角度をつける。また、右側から二番目のノズル13の風向板31aの向きを複数のノズル13の中で二番目に右側に向くように角度をつける。そして、複数のノズル13のうち、右半分側にあるノズル13については、風向板31aの向きを右側に向くように角度をつけ、その角度は、右側にあるノズル13程大きくなるようにする。
これにより、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、左側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど、右側に角度をつけて吹出され、右側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど、左側に角度をつけて吹出される。よって、これらの吹出空気流25と、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26とが合流して、全体として送風装置11から送風される面気流の送風方向を、中央部に集中させるスポット気流とすることができる。
このように、切替部31によって、送風装置11から送風される面気流の送風方向を、ワイド気流とスポット気流とで容易に変更できる。
そして、切替部31は、第1実施形態と同様にノズル13内部に設けられているので、誘引風路22にて誘引される誘引空気流26を乱すことなく、送風装置11から送風される面気流の送風方向を変更できる。以上より、第4実施形態に係る送風装置11も、羽根車16を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
(第5実施形態)
次いで、図8を参照して第5実施形態に係る送風装置11について、第1〜第4実施形態に係る送風装置11と相違する点を中心に説明する。第1〜第4実施形態に係る送風装置11と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図8は、第5実施形態に係る送風装置11を図1の断面Bで切った断面図である。なお、図を簡略化するため、図7と同様に、ノズル13を6本ではなく、4本で示してあるが、ノズル13の本数は3本以上の複数本であればよい。
第5実施形態では、各ノズル13の吹出口19から吹出される吹出空気流25の風量を、それぞれのノズル13毎に調整できるように構成されている。例えば、それぞれのノズル13毎に高圧空気発生部18を設け、モータ17を制御して羽根車16の回転速度を各々のノズル13で変更して発生させる高圧空気の圧力を変更することで、各ノズル13から吹出される吹出空気流25の風量を調整してもよい。なお、第1実施形態のように、2個のノズル13毎に高圧空気発生部18を設けた場合は、2個のノズル13毎に、吹出される吹出空気流25の風量を調整してもよい。この各ノズル13から吹出される吹出空気流25の風量の切り替えが、本発明の切替部に相当する。
また、第5実施形態では、各ノズル13内部に、そのノズル13の起立方向に延びた風向板(図示せず)が固着されており、ノズル13毎にその風向板の設置角度を異ならせることで、それぞれのノズル13から吹出される吹出空気流25の吹出方向を異ならせている。具体的には、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、
左側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど、左側に角度をつけて吹出され、右側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど、右側に角度をつけて吹出されるように、風向板が固着される。
このように構成された第5実施形態に係る送風装置11では、各ノズル13の吹出口19から吹出される吹出空気流25の風量を、それぞれのノズル13毎に変えることで、送風装置11による発生する面気流の送風方向を次のように切り替えることができる。
例えば、図8(a)に示す通り、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、中央部にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を小さくし、外側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を大きくすることで、これらの吹出空気流25と、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26とが合流して、全体として送風装置11から送風される面気流の送信方向を、広角に拡大するワイド気流とすることができる。
また、図8(b)に示す通り、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、中央部にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を大きくし、外側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を小さくすることで、これらの吹出空気流25と、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26とが合流して、全体として送風装置11から送風される面気流の送信方向を、中央部に集中させるスポット気流とすることができる。
また、図8(c)に示す通り、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、左側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を大きくし、右側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を小さくすることで、これらの吹出空気流25と、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26とが合流して、全体として送風装置11から送風される面気流の方向を、前記同一面を見て左方向とすることができる。
なお、図示していないが、複数のノズル13を面気流の面(前記同一面)を正面視した場合に、左側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を小さくし、右側にあるノズル13から吹出される吹出空気流25ほど吹出空気流25の風量を大きくすることで、これらの吹出空気流25と、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26とが合流して、全体として送風装置11から送風される面気流の方向を、前記同一面を見て右方向とすることができる。
このように、各ノズル13から吹出される吹出空気流25の風量を切り替えることで、送風装置11から送風される面気流の送風方向を容易に変更できる。そして、各ノズル13から吹出される吹出空気流25の風量を切り替えるだけであるので、誘引風路22にて誘引される誘引空気流26を乱すことなく、送風装置11から送風される面気流の送風方向を変更できる。以上より、第5実施形態に係る送風装置11も、羽根車16を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
なお、上記第1〜第4実施形態における切替部24、31、33の駆動や、上記第5実施形態におけるノズル13から吹出される吹出空気流25の風量の変更(即ち、羽根車16を回転させるモータ17の回転量の制御)は、送風装置11に備えられ、送風装置11の動作を制御する制御部(図示せず)により実行される気流提供プログラムにより行われる。図9は、その気流提供プログラムを示すフローチャートである。
この気流提供プログラムは、送風装置11に電源が投入されると実行が開始され、まず、高圧空気発生処理を実行する(S1)。この高圧空気発生処理では、高圧空気発生部18のモータ17を駆動し、羽根車16を所定の回転量で回転させて、高圧空気を発生させる処理である。
次いで、気流提供プログラムは、切替処理を実行する(S2)。この切替処理は、使用者の設定や、部屋又は/及び外気温の温度等の状況に応じて、複数のノズル13の間隙を変化させずに送風装置11により発生する面気流の送風方向を切り替えるための処理である。即ち、このS2の処理により、状況に応じて、上記第1〜第4実施形態における切替部24、31、33を駆動したり、上記第5実施形態におけるノズル13から吹出される吹出空気流25の風量を変更(即ち、羽根車16を回転させるモータ17の回転量の制御)したりする。そして、気流提供プログラムは、送風装置11の電源がオフされるまで、S2の処理を繰り返し実行する。
このように、送風装置11は、この気流提供プログラムを実行することによって、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部又は複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部又は複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記各実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
なお、上記第5実施形態では、各ノズル13の吹出口19から吹出される吹出空気流25の風量を、それぞれのノズル13毎に変えることで、送風装置11による発生する面気流の送風方向を、前記同一面を見て左右方向に切り替える場合について説明した。これに対し、各ノズル13の吹出口19から吹出される吹出空気流25の風量を同一にしつつ、その風量の大小を切り替えることで、送風装置11により発生する面気流の送風方向を、水平面に対して上下方向に切り替えるようにしてもよい。即ち、各ノズル13の吹出口19から吹出される吹出空気流25の風量を大きくすることで、吹出空気流25の送風方向を上向きにし、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26の送風方向も上向きとなって、全体として送風装置11により発生する面気流の送風方向も上向きにできる。また、各ノズル13の吹出口19から吹出される吹出空気流25の風量を小さくすることで、吹出空気流25の送風方向を下向きにし、その吹出空気流25により誘引される誘引空気流26の送風方向も下向きとなって、全体として送風装置11により発生する面気流の送風方向も下向きにできる。よって、この場合も、広範囲に略均一な風速の面気流を提供しつつ、その面気流の送風方向を容易に変更できる。
本発明に係る送風装置は、羽根車を内包することで接触による不安感をなくし、広範囲に略均一な風速の気流を提供しつつ、その気流の送風方向を容易に変更できるため、居室内の床、天井や壁に設置され、直接気流による体感温度の減少や室内の空気の循環に使用される各種送風機器等として有用である。
11 送風装置
12 筐体
13 ノズル
14 吸込口
15 空間
16 羽根車
17 モータ
18 高圧空気発生部
19 吹出口(第1吹出口)
20 ダクト
21 チャンバー空間
22 誘引風路
23 内部流れ
24 切替部
24a 風向板
24b 支軸
24c 支持板
24d 駆動板
24e 切替用モータ
25 吹出空気流
26 誘引空気流
31 切替部
31a 風向板
31b 支軸
32 天板
33 切替部
33a 第1切替部材
33b 第2切替部材
34 第2吹出口

Claims (10)

  1. 筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車と前記羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、前記筐体の一面から起立させた複数のノズルとを備え、
    前記ノズルは、側部に、前記ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に前記高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を前記吹出口に導くためのダクトを備え、
    前記ノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、複数それぞれの前記吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられ、
    前記間隙によって、前記吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成される送風装置であって、
    前記間隙を変化させずに前記送風装置からの送風方向を切り替える切替部を備えたことを特徴とする送風装置。
  2. 前記切替部は、前記筐体内部乃至前記ノズル内部に設けられ、前記吹出口から吹出される空気の送風方向を切り替えることを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 前記切替部は、水平面に対して上下方向に前記送風方向を切り替えることを特徴とする請求項1又は2記載の送風装置。
  4. 前記切替部は、前記同一面からみて左右方向に前記送風方向を切り替えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の送風装置。
  5. 前記ノズルは、前記垂直方向の断面形状が前記吹出方向に縦長の矩形形状であり、短辺側の一方の側部に第1吹出口を備え、短辺側の他方の側部に第2吹出口を備え、
    前記切替部は、前記第1吹出口と前記第2吹出口のどちらか一方のみから空気が吹出されるように切り替えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の送風装置。
  6. 前記切替部は、複数の前記吹出口から吹出される空気の送風方向を、水平面に対して広角に拡大するワイド気流と、中央部に集中させるスポット気流とで切り替えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の送風装置。
  7. 前記切替部は、前記ノズル内部の前記吹出口の近傍に風向を変更する風向板を備え、前記風向板の設置角度を変更するものであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の送風装置。
  8. 前記ノズルは少なくとも3本以上を備え、
    前記切替部は、それぞれのノズルに対して前記高圧空気発生部から供給する空気の風量を変更することにより、前記送風装置からの送風方向を切り替えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の送風装置。
  9. 筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車と前記羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、前記筐体の一面から起立させた複数のノズルとを備え、
    前記ノズルは、側部に、前記ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に前記高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を前記吹出口に導くためのダクトを備え、
    前記ノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、複数それぞれの前記吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられ、
    前記間隙によって、前記吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成される送風装置を用いて気流を提供する気流提供方法であって、
    前記高圧空気発生部により高圧空気を発生させる発生工程と、
    前記間隙を変化させずに前記送風装置からの送風方向を切り替える切替工程とを含むことを特徴とする気流提供方法。
  10. 筐体に、空気を取り入れる吸込口と、高圧空気を発生するための羽根車と前記羽根車を駆動するためのモータで構成された高圧空気発生部と、前記筐体の一面から起立させた複数のノズルとを備え、
    前記ノズルは、側部に、前記ノズルを起立させた方向に対して垂直方向に前記高圧空気発生部で発生した高圧空気を吹出す吹出口を備え、内部に、高圧空気を前記吹出口に導くためのダクトを備え、
    前記ノズルは、前記垂直方向の断面が吹出方向に縦長であり、複数それぞれの前記吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられ、
    前記間隙によって、前記吹出口から吹出す空気に誘引される空気の誘引風路が形成される送風装置により実行される気流提供プログラムであって、
    前記送風装置に、
    前記間隙を変化させずに前記送風装置からの送風方向を切り替える切替部を実現させるための気流提供プログラム。
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