JP4913118B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼室に燃焼用空気を導く吸気装置を備える内燃機関が収容されるエンジンルームを形成するエンジンカバーと、エンジンカバーを上方から覆うトップカバーと、吸気消音器とを備える船外機に関する。
船外機が、燃焼用空気を燃焼室に導く吸気装置を備える内燃機関と、内燃機関が収容されるエンジンルームを形成するエンジンカバーと、該エンジンカバーを上方から覆うトップカバーとを備え、エンジンカバーとトップカバーとで形成された空気取入空間内の燃焼用空気を、エンジンルーム内に配置された前記吸気装置に導くものは知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平5−286490号公報 特開2006−151242号公報 米国特許第3610198号明細書
船外機において、内燃機関が収容されるエンジンルーム内に配置された吸気装置が、エンジンルーム外に形成された空気取入空間に開口する場合、燃焼用空気がエンジンルーム内に流入して内燃機関からの放熱により加熱された後に吸気装置から吸入される場合に比べて、燃焼用空気は温度が低い状態で吸気装置から吸入されるので、充填効率が高められて、機関出力性能を向上できる。
しかしながら、吸気装置がエンジンルーム外で空気取入空間に開口するために、内燃機関の吸気脈動が吸気装置を通じて空気取入空間に伝達される。このとき、空気取入空間は、トップカバーと共にエンジンカバーにより形成されているために、空気取入空間に伝達された吸気脈動が、エンジンカバーを振動させて、騒音を発生させる。
また、空気取入空間から吸気装置への水の侵入を抑制するために、空気取入空間の外気取入口から吸気装置に至るまでの燃焼用空気の通路形状を迷路状にすることは、吸気抵抗の増大を招来するため、機関出力性能を低下させる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜記載の発明は、エンジンカバーにより形成されるエンジンルーム内に配置された吸気装置を通じて空気取入空間に伝達される吸気脈動によるエンジンカバーの振動に起因する騒音の低減を図ること、空気取入空間を形成するエンジンカバーの形状の設計の自由度を高めること、吸気消音器のエンジンカバーへの近接配置を可能として、上下方向での船外機の小型化を図ること、さらには、燃焼用空気への水の侵入を抑制することを目的とし、請求項記載の発明は、さらに、吸気消音器の入口・出口およびスロットル通路の配置により、機関出力性能の向上を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、燃焼用空気を機関本体に形成された燃焼室(30)に導く吸気装置(N)を備える内燃機関(E)と、該内燃機関(E)が収容されるエンジンルーム(7)を形成するエンジンカバー(6)と、該エンジンカバー(6)を上方から覆うトップカバー(17)とを備える船外機において、前記エンジンルーム(7)外に位置する外気取入口(41)から取り入れた外気を燃焼用空気として、前記エンジンルーム(7)内に配置された前記吸気装置(N)に導く吸気消音器(50)を備え、前記吸気消音器(50)は、前記エンジンルーム(7)外に配置されると共に、前記エンジンカバー(6)の天井壁(6b)との間に、前記外気取入口(41)を有する空気取入空間(40)が形成されるように前記エンジンカバー(6)から離隔しており、前記吸気消音器(50)は、前記空気取入空間(40)内の燃焼用空気が流入する空気導入口(51i)を形成すると共に前記天井壁(6b)から離隔している導入ダクト(56)と、前記空気導入口(51i)からの燃焼用空気が流入する膨張室(51a)を形成する室壁(55)と、前記膨張室(51a)からの燃焼用空気が前記吸気装置(N)へ流出する空気導出口(51o)を形成する導出ダクト(57)とを有し、前記空気導入口(51i)の上流端口(51i1)は、前記空気取入空間(40)に開口し、前記上流端口(51i1)は、前記空気導出口(51o)の下流端口(51o2)よりも後方に、かつ、前記外気取入口(41)よりも上方に配置され、前記導入ダクト(56)は、前記室壁(55)の底壁(53)から下方に突出することなく、前記膨張室(51a)内において前記底壁(53)から上方に突出し、前記吸気装置(N)は、前記空気導出口(51o)からの燃焼用空気が導かれる下流側吸気消音器(60)を備え、該下流側吸気消音器(60)には、下流側膨張室(61a)と、該下流側膨張室(61a)の上部に開口すると共に上下方向に延びている吸気入口(61i)と、前記下流側膨張室(61a)の底壁(63)よりも上方に配置されると共に水平方向に延びている吸気出口(61o)とが設けられ、前記下流側膨張室(61a)は、前記吸気出口(61o)よりも下方に延びている下部延長室(61a3)を有し、上下方向で前記下部延長室(61a3)と前記吸気出口(61o)との間に、水平方向に突出する水分離壁(68)が設けられることを特徴とする船外機である。
請求項2記載の発明は、請求項記載の船外機において、前記吸気装置(N)は、前記吸気出口(61o)に接続されるスロットル通路(71)を形成するスロットル弁装置(70)を備え、
平面視で、前記空気導入口(51i)、前記空気導出口(51o)および前記吸気入口(61i)が、前記空気導入口(51i)および前記スロットル通路(71)と交わる1つの直線(La)と交わるように配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の船外機において、前記外気取入口(41)は、前記空気取入空間(40)の後端部において後方に開口し、前記空気取入空間(40)内には、前記天井壁(6b)から上方に突出するリブ(19)が、平面視で、前記上流端口(51i1)を、後方および左右方向から囲んで配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1からのいずれか1項記載の船外機において、前記外気取入口(41)は、平面視で、前記吸気消音器(50)を左右方向および後方から囲んでいることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エンジンルーム内の吸気装置からの吸気脈動は、エンジンルーム外に配置された吸気消音器により減衰するうえ、該吸気消音器はエンジンカバーから空気取入空間を挟んで離隔しているので、吸気装置から空気取入空間に伝達される吸気脈動が抑制されて、該空気取入空間を形成するエンジンカバーの振動に起因する騒音が低減する。
また、空気取入空間に開口する吸気消音器の上流端口が、下流端口よりも後方にあることで、船外機の前方に居る操船者に対して上流端口が離れた位置にあるので、操船者に届く上流端口から漏れた吸気騒音が小さくなる。
さらに、上流端口は外気取入口よりも上方に位置すると共に、導入ダクトはエンジンカバーから離隔しているので、空気取入空間からの良好な排水性を確保するために、エンジンカバーの、空気取入空間を形成する天井壁の形状に対する導入ダクトの制約が少なくなり、該天井壁の形状の設計の自由度が大きくなる。しかも、導入ダクトは、膨張室内で上方に突出するので、吸気消音器をエンジンカバーに上下方向で近接させることができて、船外機を上下方向で小型化できる。
また、水平方向に延びている空気導出口よりも下方まで延びている下部延長室が下流側膨張室に設けられるので、上方から流入した燃焼用空気と共に下流側膨張室に侵入した水は、慣性により下部延長室に向かって流れて底壁に付着すること、しかも水分離壁が設けられていることにより、吸気出口への水の侵入が抑制される。
請求項記載の事項によれば、平面視で、空気導入口、空気導出口、吸気入口、吸気出口およびスロットル通路が一直線上に配置されることから、空気導入口から空気導出口および吸気入口を経てスロットル通路に至る燃焼用空気の流れ、すなわち両吸気消音器での燃焼用空気の流れが、左右方向に屈曲することが抑制されて左右方向で円滑化される。この結果、吸気抵抗が減少して、体積効率が向上するので、機関出力性能が向上する。
請求項記載の事項によれば、エンジンカバーの天井壁から上方に突出するリブが空気導入口の上流端口を後方から囲んでいるので、後方から空気取入空間に侵入した水が上流端口に侵入することがリブにより抑制されて、吸気消音器への水の侵入が抑制される。
請求項記載の事項によれば、外気取入口は、平面視で吸気消音器を後方および左右方向で囲んでいることから、その周長を長くすることができて、燃焼用空気としての外気の所要量の取入れを確保しながら、外気取入口の開口幅を小さくすることができるので、外気取入口からの水および異物の侵入抑制効果が高められる。さらに、空気取入空間に侵入した水は、空気取入空間から左右方向に排水されるので、空気導入口を通じての吸気消音器への水の侵入が抑制される。
以下、本発明の実施形態を図1〜図4を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明が適用された船外機Sは、上下方向に指向する回転中心線Leを有するクランク軸27を備えるバーチカル機関である内燃機関Eと、内燃機関Eを支持するマウントケース1と、マウントケース1の下端部に結合されるオイルパン2を囲んでマウントケース1の下端部に結合されるエクステンションケース3と、エクステンションケース3の下端部に結合されるギヤケース4と、内燃機関Eの下端部からエクステンションケース3の上部までの周囲を覆うアンダカバー5と、アンダカバー5の上端部に結合されて内燃機関Eを上方から覆うエンジンカバー6とを備える。エンジンカバー6は、回転中心線Leを中心とする周方向に延びて配置されて内燃機関Eを水平方向で囲む周壁6aと、上方から内燃機関Eを覆う天井壁6bとを有する。そして、内燃機関Eは、アンダカバー5およびエンジンカバー6により形成されるエンジンルーム7内に収容される。
なお、明細書および特許請求の範囲において、上下方向、前後方向および左右方向は、それぞれ船体Tにおける上下方向、前後方向および左右方向であり、図1に示されるように、クランク軸27の回転中心線Leの方向(以下、「回転中心線方向」という。)が上下方向に一致しているときのものであるとし、また上下方向に直交する方向である水平方向は前後方向および左右方向を含む。そして、上方および下方の一方を回転中心線方向での一方向とするとき、上方および下方の他方は回転中心線方向での他方向であり、前方および後方の一方を前後方向での一方向とするとき、前方および後方の他方は前後方向での他方向であり、左方および右方の一方を左右方向での一方向とするとき、左方および右方の他方は左右方向での他方向である。また、平面視とは上下方向または回転中心線方向から見ることを意味し、周方向とは、特に断らない限り回転中心線Leを中心とする周方向である。
船外機Sの動力伝達装置は、出力軸としてのクランク軸27の下端部に該クランク軸27と一体に回転するようにフライホイール10と共に結合される駆動軸11と、ギヤケース4内に収納される前後進切換装置12と、プロペラ14が取り付けられた推進軸13とを備える。そして、内燃機関Eの動力は、クランク軸27から駆動軸11、前後進切換装置12および推進軸13を経てプロペラ14に伝達されて、プロペラ14が回転駆動される。駆動軸11の回転中心線は、この実施形態では回転中心線Leに一致するが、回転中心線Leに平行であってもよい。
船外機Sを船体Tに取り付ける取付装置15は、マウントケース1およびエクステンションケース3にそれぞれマウントゴム15aを介して固定されるスイベル軸15cを回動可能に支持するスイベルケース15dと、スイベルケース15dを回動可能に支持するチルト軸15eを保持すると共に船体T19の船尾に固定されるブラケット15fとを備える。この取付装置15により、船外機Sは、船体Tに対してチルト軸15eを中心に上下方向に揺動可能であると共に、スイベル軸15cを中心に左右方向に揺動可能である。
併せて図2,図3を参照すると、多気筒4ストローク内燃機関である内燃機関Eは、上下方向に直列に並んで一体成形された複数の、この実施形態では4つのシリンダ20aから構成されるシリンダブロック20と、シリンダブロック20の前端部に結合されるクランクケース21と、シリンダブロック20の後端部に結合されるシリンダヘッド22と、シリンダヘッド22の後端部に結合されるヘッドカバー23とから構成される機関本体(以下、「機関本体」という。)を備える。
そして、シリンダヘッド22およびヘッドカバー23は、機関本体の後端部材であり、クランクケースは、機関本体の、クランク軸27の回転中心線Leよりも前方に位置する部分である前端部材である。
各シリンダ20aに往復動可能に嵌合するピストン25は、シリンダブロック20およびクランクケース21に回転可能に支持されるクランク軸27にコンロッド26を介して連結される。シリンダヘッド22には、シリンダ20a毎に、シリンダ軸線方向でピストン25に対向する燃焼室30と、各燃焼室30に臨む点火栓が収容される収容孔31とが設けられる。
シリンダヘッド22に設けられて燃焼室30に開口する吸気ポートおよび排気ポートをそれぞれ開閉する吸気弁および排気弁は、シリンダヘッド22とヘッドカバー23とにより形成される動弁室内に収納される頭上カム軸型の動弁装置が備えるカム軸32により、クランク軸27の回転に同期して開閉駆動される。カム軸32は、機関本体の上端部に結合される伝動ケース8により上方から覆われると共にベルト38aを備える巻掛け伝動機構38を介して伝達されるクランク軸27の動力により回転駆動される。
伝動ケース8には、クランク軸27により回転駆動される交流発電機Gを覆う発電機カバー9が結合される。
内燃機関Eは、エンジンルーム7内に配置される吸気装置Nを備える。吸気装置Nは、後述する空気取入口から取り入れた外気を燃焼用空気として燃焼室30に導く吸気通路を形成する。そして、前記吸気通路を流れる空気は、燃料噴射弁から供給される燃料と混合して混合気を形成し、該混合気が燃焼室30において前記点火栓により点火されて燃焼する。発生した燃焼ガスの圧力により駆動されて往復運動するピストン25は、コンロッド7を介してクランク軸27を回転駆動する。燃焼ガスは、排気ガスとして、燃焼室30から前記排気ポートおよびシリンダヘッド22に設けられた排気マニホルドを順次通って排気管24(図1参照)に流入し、該排気管24から、エクステンションケース12内、ギヤケース13内およびプロペラ20のボス内に設けられた排気通路(図示されず)を通って船外機Sの外部に排出される。
図1〜3を参照すると、船外機Sは、エンジンルーム7外(すなわち、エンジンルーム7の外部)に配置されると共にエンジンルーム7またはエンジンカバー6の天井壁6bの真上に配置される空気吸入部品としての上流側吸気消音器50と、エンジンカバー6の天井壁6bを上方から覆うトップカバー17とを備える。吸気消音器50は、船外機Sの外部の空気である外気を燃焼用空気として吸気装置Nに導く空気吸入通路51を形成する。
天井壁6bと、トップカバー17および吸気消音器50との間に形成される上下方向での空隙は、外気を燃焼用空気として空気吸入通路51に導く空気取入空間40を構成する。天井壁6bと吸気消音器50とは、両者に設けられた複数の柱状の結合部6c,53cにおいてボルトにより結合される。そして、吸気消音器50は、天井壁6bとの間に、吸気消音器50を天井壁6bに支持するための局部的な部分である支持部としての結合部53cを除いて、空気取入空間40が形成されるようにエンジンカバー6の天井壁6bから離隔している。
空気取入空間40は、エンジンカバー6およびトップカバー17に沿って全周に渡って周方向に延びている空気取入口41を有する。空気取入口41の開口幅Wは、周壁6aと天井壁6bとの境界部およびトップカバー17の下端部により規定される。空気取入口41の一部である前端部41aは、トップカバー17において下方に突出して延びている部分である前端部から構成される遮蔽部17aにより覆われることにより、外気に僅かに開口するか、または閉塞される。遮蔽部17aにより、前方からの水が外気取入口41に侵入することが抑制される。
図1〜図4を参照すると、エンジンルーム7外に配置されて空気吸入通路51を形成する吸気消音器50は、トップカバー17の一部により構成される頂壁52と、上下方向で天井壁6bとトップカバー17との間に配置される中間カバー18により構成される底壁53と、頂壁52と底壁53との間でトップカバー17に一体成形されて設けられて下方に向かって突出する周壁54と、中間カバー18または底壁53に一体成形されて設けられる導入ダクト56と、中間カバー18または底壁53に接続されて設けられる導出ダクト57とを有する。底壁53は、上下方向で空気取入空間40を挟んで天井壁6bと対向する。導入ダクト56は、天井壁6bから上方に離隔している。
吸気装置Nに燃焼用空気を導く空気吸入通路51は、頂壁52と底壁53と周壁54とから構成される室壁55により形成される拡大室である吸気消音室としての膨張室51aと、導入ダクト56により形成されて空気取入空間40内の燃焼用空気が膨張室51a内に流入する空気導入口51iと、導出ダクト57により形成されて膨張室51a内の空気が下流側の吸気消音器60の吸気入口61iに流出する空気導出口51oとを有する。空気導入口51iからの燃焼用空気が流入する膨張室51aの通路面積は、空気導入口51iおよび空気導出口51oのそれぞれの通路面積よりも大きい。
膨張室51a内で上方に突出して配置される空気導入口51iは、空気取入空間40に開口する上流端口51i1と、膨張室51aに開口する下流端口51i2とを有する。空気導出口51oは、膨張室51aに開口する上流端口51o1と、吸気入口61iに向けて開口する下流端口51o2とを有する。
導入ダクト56は、底壁53から下方に向かって突出することなく、底壁53から膨張室51a内で上方に向かって突出している。導出ダクト57は、膨張室51a内で底壁53から上方に突出すると共に、その下流端で吸気消音器60の入口ダクト66に接続されて、膨張室51a内から水平方向に流入した空気を下方に向けて偏向させた後に、入口ダクト66に流出させる。
空気導入口51iの上流端口51i1は空気取入空間40に下方に向かって開口し、空気導出口51oの上流端口51o1は、前後方向で導入ダクト56に対向する方向としての後方に向かって開口している。また、空気導入口51iおよび空気導出口51oは、前後方向で互いに離隔していて回転中心線Leに対して前後に振り分けられて配置される。そして、上流端口51i1を含む空気導入口51iの全体は、下流端口51o2を含む空気導出口51oの全体よりも後方に配置される。
また、空気導出口51oの上流端口51i1付近の後方には、上下方向で該上流端口51i1の下部と同じ位置に、底壁53から上方に突出する遮水用リブ53dが設けられる。このリブ53dにより、底壁53上の水が、上流端口51o1に侵入することが抑制される。
外気取入口41は、吸気消音器50の全体または膨張室51aの全体および上流端口51i1よりも下方に位置すると共に、平面視で、吸気消音器50の全体または膨張室51aの全体を左右方向および後方からU字状に囲んでいる(図3参照)。したがって、外気取入口41は、空気取入空間40の後端部において後方に開口する。
そして、外気取入口41の左右の両前端41b,41cは、前後方向で、空気導出口51o、回転中心線Le、空気導入口51iおよび吸気消音器50または膨張室51aよりも前方まで延びている。このため、外気取入口41は、左右方向での空気導入口51iの上流端口51i1と空気導出口51oの下流端口51o2とに対する側方で、前後方向での上流端口51i1および下流端口51o2の配置範囲Yを超えて前後方向に延びている。このように、外気取入口41は、左右方向で上流端口51i1に対して両側に、かつ、前後方向でシリンダヘッド22およびヘッドカバー23から内燃機関Eのクランク軸27の回転中心線Leよりも前方までの前後範囲に渡って形成されている。
このため、空気取入空間40の周縁である外気取入口41の周方向の長さである周長を長くできるので、燃焼用空気の所要量の取入れを確保したうえで、外気取入口41の開口幅Wを小さくすることができる。
図2〜図4を参照すると、空気取入空間40内の燃焼用空気を前記吸気ポートを経て燃焼室30に導く前記吸気通路を形成する吸気装置Nは、エンジンルーム7内でクランクケース21の前方から右方に渡って配置される吸気消音器60と、クランクケース21の前方に配置されると共に吸気消音器60の下流端部に接続されると共に空気量を制御するスロットル弁73を備えるスロットル弁装置70と、上流端部でスロットル弁装置70の下流端部に接続されると共に下流端部で前記吸気ポートの入口が開口するシリンダヘッド22に接続される吸気管としての吸気マニホルド80とを備える。
吸気入口61iから前記吸気ポートに達するまでエンジンルーム7R15内で途切れない連続した通路である前記吸気通路は、吸気消音器60により形成される上流側吸気通路61と、スロットル弁装置70が備えるスロットルボディ72により形成されてスロットル弁73が配置されるスロットル通路71と、吸気マニホルド80により形成されてスロットル通路71を介して上流側吸気通路61に連通する下流側吸気通路81とから構成される。該下流側吸気通路81の空気は、前記吸気通路の出口から前記吸気ポートに流出し、該吸気ポートから燃焼室30に吸入される。
上流側の吸気消音器50に対して燃焼用空気の流れの下流に配置される下流側の吸気消音器60は、膨張室61aを形成する室壁65と、吸気入口61iを形成する入口ダクト66と、吸気出口61oを形成する出口ダクト67とを有する。室壁65は、入口ダクト66が接続される頂壁62と、出口ダクト67およびスロットル弁装置70よりも下方に配置される底壁63と、頂壁62および底壁63に連なる周壁64とから構成される。周壁64の、左右方向で対向する部分である左右1対の側壁64b,64cのうちの一方である左側壁64bに、出口ダクト67が左方に延びて接続される。
上流側吸気通路61は、拡大室としての吸気消音室である膨張室61aと、空気取入空間40内の空気を空気吸入通路51を経て膨張室61aに流入させる吸気入口61iと、膨張室61a内の空気をスロットル通路71に流出させる吸気出口61oとを有する。吸気消音器50からの燃焼用空気が吸気入口61iを通じて流入する下流側の膨張室61aの通路面積は、吸気入口61iおよび吸気出口61oのそれぞれの通路面積よりも大きい。吸気入口61iは、エンジンルーム7内に連通することなく、エンジンルーム7Rの外部である空気取入空間40に連通している。
膨張室61aは、スロットル弁装置70を上方から覆う位置に配置された上部室61a1と、上部室61a1に対して下流側に位置する主室61a2とを有する。上部室61a1は、頂壁62と周壁64の上部とにより形成され、主に、頂壁62と、周壁64の左側壁64bの一部が左右方向でスロットルボディ72を上方から覆うように左方に突出して形成される庇状の突出壁64eとにより形成される。このため、頂壁62、上部室61a1および上部室61a1の底壁64e1は、平面視で、スロットル弁装置70と重なるように配置される。底壁64e1は、吸気入口61iの真下に、上下方向で吸気入口61iと対向して配置され、平面視で吸気入口61iと重なる位置に配置される。上部室61a1により、膨張室61aの容積を大きくできて、消音効果を高めることができる。
上部室61a1の下方に位置する主室61a2は、上部室61a1およびスロットル弁装置70よりも下方に延びている下部延長室61a3を有する。主室61a2には、上部室61a1よりも下方で吸気出口61oが開口する。
入口ダクト66および吸気入口61iは上下方向に平行に延びており、出口ダクト67および吸気出口61oは、水平方向である左右方向に平行に延びている。吸気入口61iは膨張室61aの上部室61a1に開口し、吸気出口61oは、膨張室61aの底壁63よりも上方に配置される。
また、空気取入空間40内には、天井壁6bから上方に突出する遮水用リブ19が、平面視で、上流端口51i1を、後方および左右方向から囲んで配置される。該リブ19は、上流端口51i1よりも後方の後リブ19aと、後リブ19aに左右方向での端部でそれぞれ連なる左右1対の側リブ19b,19cとを有する。上流端口51i1よりも前方には、天井壁6bにおいて発電機カバー9を覆う隆起部6eが形成される。このため、上流端口51i1は、平面視で、前方からは隆起部6eにより、そして後方および左右方向からはリブ19により、四方から囲まれている。
なお、後リブ19aには水抜き孔(図示されず)が設けられ、膨張室51aに開口する凹空間を形成している結合部53cには水抜き孔59が設けられる。
周壁64の左側壁64bにおいて、上下方向で下部延長室61a3と吸気出口61oとの間には、水平方向に突出する平たい板状の水分離壁68が設けられる。水分離壁68は、前後方向で、吸気出口61oおよびスロットル通路71よりも前方および後方に渡る範囲で延びている。
底壁63の近傍または底壁63には、水抜き孔69が設けられる。
前後方向で、空気導入口51iは、回転中心線Leに対して吸気導出口、吸気入口61iおよび吸気出口61oとは反対側に配置される。また、平面視で、空気導入口51i、空気導出口51o、吸気入口61iおよび吸気出口61oが、空気導入口51iおよびスロットル通路71と交わる1つの直線Laと交わるように配置される。直線Laは、平面視で、回転中心線Leを通り、かつ前後方向に平行である。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
燃焼用空気を機関本体に形成された燃焼室30に導く吸気装置Nを備える内燃機関Eと、内燃機関Eが収容されるエンジンルーム7を形成するエンジンカバー6と、エンジンカバー6を上方から覆うトップカバー17とを備える船外機Sにおいて、エンジンルーム7外に位置する外気取入口41から取り入れた外気を燃焼用空気として、エンジンルーム7内に配置された吸気装置Nに導く吸気消音器50を備え、吸気消音器50は、エンジンルーム7外に配置されると共に、エンジンカバー6の天井壁6bとの間に、外気取入口41を有する空気取入空間40が形成されるようにエンジンカバー6から離隔しており、吸気消音器50は、空気取入空間40内の燃焼用空気が流入する空気導入口51iを形成すると共に天井壁6bから離隔している導入ダクト56と、空気導入口51iからの燃焼用空気が流入する膨張室51aを形成する室壁55と、膨張室51aからの燃焼用空気が吸気装置Nへ流出する空気導出口51oを形成する導出ダクト57とを有し、空気導入口51iの上流端口51i1は、空気取入空間40に開口し、上流端口51i1は、空気導出口51oの下流端口51o2よりも後方に、かつ、外気取入口41よりも上方に配置され、導入ダクト56は、室壁55の底壁53から下方に突出することなく、膨張室51a内において底壁53から上方に突出している。
この構造により、エンジンルーム7内の吸気装置Nからの吸気脈動は、エンジンルーム7外に配置された吸気消音器50により減衰するうえ、該吸気消音器50はエンジンカバー6から空気取入空間40を挟んで離隔しているので、吸気装置Nから空気取入空間40に伝達される吸気脈動が抑制されて、該空気取入空間40を形成するエンジンカバー6の振動に起因する騒音が低減する。
また、空気取入空間40に開口する吸気消音器50の上流端口51i1が、下流端口51o2よりも後方にあることで、船外機Sの前方に居る操船者に対して上流端口51i1が離れた位置にあるので、操船者に届く上流端口51i1から漏れた吸気騒音が小さくなる。
さらに、上流端口51i1は外気取入口41よりも上方に位置すると共に、導入ダクト56は天井壁6bから離隔しているので、空気取入空間40からの良好な排水性を確保するために、エンジンカバー6の、空気取入空間40を形成する天井壁6bの形状に対する導入ダクト56の制約が少なくなり、該天井壁6bの形状の設計の自由度が大きくなる。しかも、導入ダクト56は、膨張室51a内で上方に突出するので、吸気消音器50をエンジンカバー6に上下方向で近接させることができて、船外機Sを上下方向で小型化できる。
吸気装置Nは、空気導出口51oからの燃焼用空気が導かれる下流側吸気消音器60を備え、該吸気消音器60には、膨張室61aと、該膨張室61aの上部の上部室61a1に開口すると共に上下方向に延びている吸気入口61iと、膨張室61aの底壁63よりも上方に配置されると共に水平方向である左右方向に延びている吸気出口61oとが設けられ、膨張室61aは、吸気出口61oよりも下方に延びている下部延長室61a3を有し、上下方向で下部延長室61a3と吸気出口61oとの間に左右方向に突出する水分離壁68が設けられることにより、左右方向に延びている空気導出口51oよりも下方まで延びている下部延長室61a3が膨張室61aに設けられるので、上方から流入した燃焼用空気と共に膨張室61aに侵入した水は、慣性により下部延長室61a3に向かって流れて底壁63に付着すること、しかも水分離壁68が設けられていることで、吸気出口61oへの水の侵入が抑制される。
吸気装置Nは、吸気出口61oに接続されるスロットル通路71を形成するスロットル弁装置70を備え、平面視で、空気導入口51i、空気導出口51o、吸気入口61iおよび吸気出口61oが、空気導入口51iおよびスロットル通路71と交わる1つの直線Laと交わるように配置されることにより、平面視で、空気導入口51i、空気導出口51oおよび、吸気入口61iスロットル通路71が一直線上に配置されることから、空気導入口51iから空気導出口51oおよび吸気入口61iを経てスロットル通路71に至る燃焼用空気の流れ、すなわち両吸気消音器50,60での燃焼用空気の流れが、左右方向に屈曲することが抑制されて左右方向で円滑化される。この結果、吸気抵抗が減少して、体積効率が向上するので、機関出力性能が向上する。
外気取入口41は、空気取入空間40の後端部において後方に開口し、空気取入空間40内には、天井壁6bから上方に突出するリブ19が、平面視で、上流端口51i1を、後方および左右方向から囲んで配置されることにより、後方から空気取入空間40に侵入した水が上流端口51i1に侵入することがリブ19により抑制されて、吸気消音器50への水の侵入が抑制される。
外気取入口41は、平面視で、吸気消音器50または膨張室51aを左右方向および後方から囲んでいることにより、外気取入口41の周長を長くすることができて、燃焼用空気としての外気の所要量の取入れを確保しながら、外気取入口41の開口幅Wを小さくすることができるので、外気取入口41からの水および異物の侵入抑制効果が高められる。さらに、空気取入空間40に侵入した水は、空気取入空間40から左右方向に排水されるので、空気導入口51iを通じての吸気消音器50への水の侵入が抑制される。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
吸気消音器50は、その一部がトップカバー17により構成されたが、トップカバー17とは別個の部材により構成されてもよい。空気導出口51oの上流端口51o1は、上方に向かって開口していてもよい。
空気取入空間40の後端部は、外気取入口41を形成することなく、閉塞されていてもよく、この場合には、空気導入口51iおよび空気導出口51oの左右方向での両側で、前後方向に延びている外気取入口41から燃焼用空気が取り入れられる。
内燃機関は、4気筒以外の多気筒内燃機関または単気筒内燃機関であってもよい。
本発明が適用された船外機の要部右側面図である。 図1の船外機のエンジンカバー、トップカバーおよび吸気消音器の、図3のII−II線断面図であり、内燃機関の一部が右側面図で示されている。 図2の主にIII−III線での要部の平断面図である。 図2の主にIV−IV線での要部断面図である。
符号の説明
6…エンジンカバー、7…エンジンルーム、17…トップカバー、18…中間カバー、19…リブ、22…シリンダヘッド、27…クランク軸、30…燃焼室、40…空気取入空間、41…外気取入口、50…吸気消音器、51a…膨張室、51i…空気導入口、51o…空気導出口、51i1,51o1…上流端口、51i2,51o2…下流端口、53…底壁、56…導入ダクト、57…導出ダクト、60…吸気消音器、61a…膨張室、61i…吸気入口、61o…吸気出口、63…底壁、68…水分離壁、70…スロットル弁装置、71…スロットル通路、
S…船外機、Le…回転中心線、La…直線、N…吸気装置、Y…配置範囲。

Claims (4)

  1. 燃焼用空気を機関本体に形成された燃焼室(30)に導く吸気装置(N)を備える内燃機関(E)と、該内燃機関(E)が収容されるエンジンルーム(7)を形成するエンジンカバー(6)と、該エンジンカバー(6)を上方から覆うトップカバー(17)とを備える船外機において、
    前記エンジンルーム(7)外に位置する外気取入口(41)から取り入れた外気を燃焼用空気として、前記エンジンルーム(7)内に配置された前記吸気装置(N)に導く吸気消音器(50)を備え、
    前記吸気消音器(50)は、前記エンジンルーム(7)外に配置されると共に、前記エンジンカバー(6)の天井壁(6b)との間に、前記外気取入口(41)を有する空気取入空間(40)が形成されるように前記エンジンカバー(6)から離隔しており、
    前記吸気消音器(50)は、前記空気取入空間(40)内の燃焼用空気が流入する空気導入口(51i)を形成すると共に前記天井壁(6b)から離隔している導入ダクト(56)と、前記空気導入口(51i)からの燃焼用空気が流入する膨張室(51a)を形成する室壁(55)と、前記膨張室(51a)からの燃焼用空気が前記吸気装置(N)へ流出する空気導出口(51o)を形成する導出ダクト(57)とを有し、
    前記空気導入口(51i)の上流端口(51i1)は、前記空気取入空間(40)に開口し、
    前記上流端口(51i1)は、前記空気導出口(51o)の下流端口(51o2)よりも後方に、かつ、前記外気取入口(41)よりも上方に配置され、
    前記導入ダクト(56)は、前記室壁(55)の底壁(53)から下方に突出することなく、前記膨張室(51a)内において前記底壁(53)から上方に突出し
    前記吸気装置(N)は、前記空気導出口(51o)からの燃焼用空気が導かれる下流側吸気消音器(60)を備え、
    該下流側吸気消音器(60)には、下流側膨張室(61a)と、該下流側膨張室(61a)の上部に開口すると共に上下方向に延びている吸気入口(61i)と、前記下流側膨張室(61a)の底壁(63)よりも上方に配置されると共に水平方向に延びている吸気出口(61o)とが設けられ、
    前記下流側膨張室(61a)は、前記吸気出口(61o)よりも下方に延びている下部延長室(61a3)を有し、
    上下方向で前記下部延長室(61a3)と前記吸気出口(61o)との間に、水平方向に突出する水分離壁(68)が設けられる
    ことを特徴とする船外機。
  2. 前記吸気装置(N)は、前記吸気出口(61o)に接続されるスロットル通路(71)を形成するスロットル弁装置(70)を備え、
    平面視で、前記空気導入口(51i)、前記空気導出口(51o)および前記吸気入口(61i)が、前記空気導入口(51i)および前記スロットル通路(71)と交わる1つの直線(La)と交わるように配置されることを特徴とする請求項記載の船外機。
  3. 前記外気取入口(41)は、前記空気取入空間(40)の後端部において後方に開口し、
    前記空気取入空間(40)内には、前記天井壁(6b)から上方に突出するリブ(19)が、平面視で、前記上流端口(51i1)を、後方および左右方向から囲んで配置されることを特徴とする請求項1または2記載の船外機。
  4. 前記外気取入口(41)は、平面視で、前記吸気消音器(50)を左右方向および後方から囲んでいることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の船外機。
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