JP4912904B2 - キャップ - Google Patents
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Description
この場合、周方向ガイド部と軸線方向ガイド部とが径方向に並ぶように配設されることになり、このキャップの高さを小さくすることができる。
この場合、前記軸線方向ガイド部と前記周方向ガイド部とが一体に形成されているので、外部キャップ体及び内部キャップ体をそれぞれ小さく構成することができ、キャップをさらに小型化することが可能となる。
このキャップ10は、容器本体に設けられた口筒部(図示なし)に被着されて使用されるものである。キャップ10は、前記口筒部に螺合される被着筒部21を備えた内部キャップ体20と、この内部キャップ体20の上方に被着されるとともに注出孔34を備えた外部キャップ体30と、を備えている。
中筒部23は、環状天板部22に連設された大径部23Aと、この大径部23Aの上端に連設されて大径部23Aよりも一段小径とされた小径部23Bと、小径部23Bの内周側に設けられた天面部23Cと、天面部23Cから軸線Lに沿って上方に起立した概略多段円柱状をなす挿入軸部24と、を備えている。大径部23Aの外周面には、雄ネジ部25が設けられている。また、天面部23Cには前記挿入軸部24の周りに厚さ方向に貫通した複数の貫通孔23Dが穿設されている。
また、本実施形態では、これら係止部27(27A〜27E)が一対設けられ、それぞれ軸線Lを中心として180°回動対称となるように配設されている。
天板部33は、径方向内方に向かうにしたがい漸次軸線L方向上方へと向かうテーパ面状に形成されている。この天板部33には軸線Lに沿って厚さ方向に貫通した注出孔34が穿設されている。なお、本実施形態では、天板部33の下面に軸線Lに沿って下方に向けて延出した注出筒部35と、この注出筒部35と前記摺動筒部31との間に配置された嵌合筒部36とが設けられており、注出筒部35の内周側に前記挿入軸部24が挿入可能とされ、嵌合筒部36の内周側に前記小径部23Bが嵌入可能とされている。
第2の実施形態であるキャップ10は、図9に示すように、被着筒部21及び中筒部23を備えた内部キャップ体20と、前記中筒部23に被着される摺動筒部31及び注出孔34を備えた外部キャップ体30とを有している。
つまり、この第2の実施形態においては、突出ピン39及びガイド溝28が、軸線方向ガイド部11及び周方向ガイド部12の役割をなしており、軸線方向ガイド部11と周方向ガイド部12とが一体に形成されているのである。
外部キャップ体30を回動させて、突出ピン39を第2横溝28B内に配置すると、外部キャップ体30は軸線L方向上方に移動して注出孔34内から挿入軸部24が僅かに抜出され、キャップ10は小量注出状態とされる。
また、外部キャップ体30を回動させて、突出ピン39を第3横溝28C内に配置すると、外部キャップ体30は軸線L方向上方にさらに移動して注出孔34内から挿入軸部24が抜出され、キャップ10は中量注出状態とされる。
さらに、外部キャップ体30を回動させて、図9及び図10に示すように突出ピン39を第4横溝28D内に配置すると、外部キャップ体30は軸線L方向上方にさらに移動し、注出孔34内から挿入軸部24が完全に抜出され、キャップ10は開状態(注出流量 大)とされる。
例えば、第1の実施形態において、周方向ガイド部と軸線方向ガイド部とを径方向に配設したものとして説明したが、これに限定されることはなく、周方向ガイド部と軸線方向ガイド部とを軸線方向に連設させてもよい。
さらに、ガイド溝を階段状に形成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、ガイド溝を螺旋状に形成し、ガイド溝内に突出ピンが係合される複数の係止部を設けてもよい。
11 軸線方向ガイド部
12 周方向ガイド部
20 内部キャップ体
21 被着筒部
23 中筒部
25 雄ネジ部
27 係止部
27A 第1係止部(係止部)
27B 第2係止部(係止部)
27C 第1中間係止部(係止部)
27D 第2中間係止部(係止部)
27E 第3中間係止部(係止部)
28 ガイド溝
28A 第1横溝(係止部)
28B 第2横溝(係止部)
28C 第3横溝(係止部)
28D 第4横溝(係止部)
30 外部キャップ体
31 摺動筒部
32 雌ネジ部
34 注出孔
38 突起部
39 突出ピン(突起部)
Claims (3)
- 容器本体の口筒部に取り付けられ、前記容器本体の内容物を注出する注出孔を備えたキャップであって、
前記口筒部に被着される被着筒部とその軸線と同軸に配置された中筒部とを備えた内部キャップ体と、
前記内部キャップ体に対して前記軸線方向に昇降可能、及び周方向に回動可能に装着される外部キャップ体と、を有し、
前記内部キャップ体及び前記外部キャップ体には、互いの周方向位置を案内する周方向ガイド部と、前記周方向位置に応じて互いの前記軸線方向位置を案内する軸線方向ガイド部と、が設けられ、
前記注出孔は、前記外部キャップ体が有する天板部に設けられ、
前記中筒部は、前記被着筒部の上端に前記軸線に直交するように内周側に向けて延びる環状天板部の内周縁から前記軸線に沿って前記注出孔側に向けて延びるように形成されるとともに、前記環状天板部に連設された大径部と、該大径部の上端に連設されて該大径部よりも一段小径とされた小径部と、該小径部の内周側に設けられた天面部と、該天面部から前記軸線に沿って前記注出孔側に起立した挿入軸部と、を備え、前記天面部には、前記挿入軸部の周りに貫通孔が形成され、
前記外部キャップ体の前記天板部には、前記中筒部の前記挿入軸部が挿入される注出筒部と、その内周側に前記中筒部の前記小径部が嵌入される嵌合筒部と、が、前記容器本体側に向けて延出するように設けられ、前記注出筒部の内周側に前記注出孔が位置し、
前記中筒部の前記大径部に、前記周方向ガイド部、又は、前記軸線方向ガイド部が設けられ、
前記周方向ガイド部は、前記内部キャップ体及び前記外部キャップ体の一方に形成され、他方に向けて突出した突起部と、前記内部キャップ体及び前記外部キャップ体の他方に形成され、前記突起部と係合して前記周方向位置を案内する複数の係止部と、を備え、
前記外部キャップ体を前記軸線回りに回動させて前記突起部を各係止部に係合させることにより外部キャップ体と内部キャップ体との周方向位置を少なくとも3段階に案内し、これに応じて前記内部キャップ体と前記外部キャップ体との前記軸線方向における相対位置を変更することにより、前記注出筒部に前記挿入軸部を挿抜して、該注出筒部と該挿入軸部とで画成される前記注出孔への流路の面積を切り替え、前記注出孔からの注出流量を少なくとも3段階に切り替える構成とされていることを特徴とするキャップ。 - 前記内部キャップ体には、前記中筒部と同軸で径方向外方に外筒部が立設され、
前記中筒部の前記大径部と前記外筒部の一方に軸線方向ガイド部を形成する雄ネジ部を設け、他方に周方向ガイド部を形成する突起部又は係止部を設け、
前記外部キャップ体には、前記中筒部の前記大径部に係合される摺動筒部と、前記外筒部に係合されるガイド筒部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。 - 前記軸線方向ガイド部は、前記内部キャップ体における前記中筒部の前記大径部、又は、前記外部キャップ体の一方に形成された突出ピンと、他方に形成されたガイド溝とから構成され、前記突出ピンが前記ガイド溝内に挿入されており、
前記突出ピンが前記周方向ガイド部の突起部として作用し、前記ガイド溝が前記係止部として作用するように構成され、前記軸線方向ガイド部と前記周方向ガイド部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
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