JP4912686B2 - リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リソグラフィ装置およびデバイスを作る方法に関する。
リソグラフィ装置は、基板の目標部分上に、所望のパターンを付ける機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使うことができる。その場合、マスクまたはレチクルとも呼ぶ、パターニング装置を使ってこのICの個々の層上に作るべき回路パターンを創成し、このパターンを基板(例えば、シリコンウエハ)上の目標部分(例えば、一つまたは幾つかのダイの一部を含む)に結像することができる。一般的に、単一基板が、順次パターン化する隣接目標部分のネットワークを含む。既知のリソグラフィ装置には、全パターンをこの目標部分上に一度に露光することによって各目標部分を照射する、所謂ステッパと、このパターンを投影ビームによって、与えられた方向(“走査”方向)に走査することによって各目標部分を照射し、一方、この基板をこの方向と平行または逆平行に同期して走査する、所謂スキャナがある。
リソグラフィに於ける新しい装置および方法の開発は、基板上にパターン化した、ラインおよびコンタクトホールまたはバイアホールのような、結像形態の解像度の改善に繋がり、事によると50nm未満の解像度に繋がった。これは、例えば、比較的高開口数(NA)の投影システム(0.75NA超)、193nm以下の波長、並びに位相シフトマスク、特殊照明および最新式フォトレジスト処理のような過剰な技術を使えば達成することができる。
しかし、コンタクトホールのような或る小さい形態は、製作するのが特に困難である。波長以下の解像度での製造プロセスの成功は、低変調像をプリントする性能、またはこの像変調を許容できるリソグラフィ収率を与えるレベルまで向上する性能に依る。
典型的に、この業界は、プロセスの限界寸法(CD)および焦点深度(DOF)能力を評価するためにレイリー基準を使っている。このCDおよびDOFの大きさは、次の式によって与えることができる。
CD=k(λ/NA)
および
DOF=k(λ/NA
但し、λは、照明放射線の波長、kおよびkは、特定のリソグラフィプロセスの定数、およびNAは、開口数である。
解像限界でのリソグラフィに関連する課題に対する洞察力を与える追加の基準には、露光ラチチュード(EL)、稠密:孤立バイアス(DIB)、およびマスク誤差増大係数(MEEF)がある。この露光ラチチュードは、プリントしたパターンの限界寸法(CD)が許容限界内である百分率線量範囲を表す。例えば、この露光ラチチュードは、プリントしたラインに10%の変化を生じる露光線量の変化と定義してもよい。露光ラチチュードは、リソグラフィに於けるプリント形態の信頼性の尺度である。それは、プロセスウインドウ、即ち、最終レジストプロフィルを所定の仕様内に保つ合焦および露光の範囲を決めるためにDOFと共に使う。稠密:孤立バイアスは、類似形態間の、パターン密度に依る、サイズ差の尺度である。最後に、MEEFは、如何にパターニング装置CD誤差が基板CD誤差に伝えられるかを表す。
リソグラフィの動向の中の一つは、使用する波長を下げ、開口数を増し、および/またはkの値を減らすことによってCDを小さくすることである。しかし、開口数を増すことは、DOFの減少にも繋がり、それが結局プロセスラチチュードの制限に繋がることがあるだろう。これは、上の二つの式を組合わせて次の式を得ることによっても理解できる。
DOF=(k/k )(CD/λ)。
この式から、CDの減少、即ち、解像度の向上は、DOFの減少に繋がり、それは大抵のリソグラフィプロセスで、および特にコンタクトホールをプリントするプロセスで望ましくない。
本発明の一態様によれば、リソグラフィ装置であって、放射線ビームを所望のパターンに従ってパターン化するように構成したパターニング装置を保持するように構成した支持構造体、基板を保持するように構成した基板テーブル、およびこのパターン化したビームをこの基板の目標部分上に投影するように構成し投影システムを含むリソグラフィ装置が提供される。このリソグラフィ装置は、更に、この放射線ビームの経路に配置した偏光変更子を含む。この偏光変更子は、複屈折性が放射状に変化する材料を含む。
本発明の別の態様によれば、リソグラフィ装置であって、放射線ビームを所望のパターンに従ってパターン化するように構成したパターニング装置を保持するように構成した支持構造体、基板を保持するように構成した基板テーブル、およびこのパターン化したビームをこの基板の目標部分上に投影するように構成し投影システムを含むリソグラフィ装置が提供される。このリソグラフィ装置は、更に、この放射線ビームの経路に配置した偏光変更子を含む。この偏光変更子は、複屈折性が放射状に連続的に変化する材料を含む。
本発明の更に別の態様によれば、デバイスを製造するための方法が提供される。この方法は、パターン化した放射線ビームを、複屈折性が放射状に変化する材料を含む偏光変更子を通して基板の目標部分上へ投影する工程を含む。
この本文では、ICの製造でリソグラフィ装置を使用することを具体的に参照するかも知れないが、ここで説明するリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁区メモリ用誘導検出パターン、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造のような、他の用途があることを理解すべきである。当業者は、そのような代替用途の関係で、ここで使う“ウエハ”または“ダイ”という用語のどれも、それぞれ、より一般的な用語“基板”または“目標部分”と同義と考えてもよいことが分るだろう。ここで言及する基板は、露光の前または後に、例えば、トラック(典型的には基板にレジストの層を付け且つ露光したレジストを現像する器具)、計測器具および/または検査器具で処理してもよい。該当すれば、この開示をそのようなおよび他の基板処理器具に適用してもよい。更に、この基板を、例えば、多層ICを創るために、一度を超えて処理してもよく、それでここで使う基板という用語は既に多重処理した層を含む基板も指すかも知れない。
ここで使用する“放射線”および“ビーム”という用語は、紫外(UV)放射線(例えば、365、248、193、157または126nmの波長を有する)および超紫外(EUV)放射線(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、並びにイオンビームまたは電子ビームのような、粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射線を包含する。
ここで使う“パターニング装置”という用語は、ビームの断面に、この基板の目標部分に創るようなパターンを与えるために使うことができるあらゆる装置を指すと広く解釈すべきである。このビームに与えたパターンは、基板の目標部分の所望のパターンと厳密には対応しないかも知れないことに注目すべきである。一般的に、ビームに与えたパターンは、集積回路のような、この目標部分に創るデバイスの特別の機能層に対応するだろう。
パターニング装置は、透過性でも反射性でもよい。パターニング装置の例には、マスク、プログラム可能ミラーアレイ、およびプログラム可能LCDパネルがある。マスクは、リソグラフィでよく知られ、二値、交互位相シフト、および減衰位相シフトのようなマスク型、並びに種々のハイブリッドマスク型がある。プログラム可能ミラーアレイの一例は、小型ミラーのマトリックス配置を使用し、入射放射線ビームを異なる方向に反射するようにその各々を個々に傾斜することができ、この様にして反射したビームにパターンを付ける。
この支持構造体は、パターニング装置を、その向き、リソグラフィ装置の設計、および、例えば、パターニング装置が真空環境に保持されているかどうかのような、その他の条件に依る方法で保持する。この支持体は、機械的クランプ、真空またはその他のクランプ手法、例えば真空条件下の静電的クランプを使うことができる。この支持構造体は、フレームまたはテーブルでもよく、例えば、それらを必要に応じて固定または可動でもよく、且つこのパターニング装置が、例えば投影システムに関して、所望の位置にあることを保証してもよい。ここで使う“レチクル”または“マスク”という用語のどれも、より一般的な用語“パターニング装置”と同義と考えてもよい。
ここで使う“投影システム”という用語は、使用する露光放射線に対して、または浸漬液の使用または真空の使用のような他の要因に対して適宜、屈折式光学システム、反射式光学システム、および反射屈折式光学システムを含む、種々の型式の投影システムを包含するように広く解釈すべきである。ここで使う“投影レンズ”という用語のどれも、より一般的な用語“投影システム”と同義と考えてもよい。
この照明システムは、放射線を指向し、成形し、または制御するための、屈折式、反射式、および反射屈折式光学部品含む、種々の型式の光学部品も包含してよく、そのような部品を以下で、集合的にまたは単独に、“レンズ”と呼ぶかも知れない。
このリソグラフィ装置は、二つ(二段)以上の基板テーブル(および/または二つ以上の支持構造体)を有する型式でもよい。そのような“多段”機械では、追加のテーブルまたは支持体を並列に使ってもよく、または準備工程を一つ以上のテーブルまたは支持体で行い、一方他の一つ以上のテーブルを露光用に使ってもよい。
このリソグラフィ装置は、投影システムの最終素子と基板の間のスペースを埋めるように、この基板の表面を比較的屈折率の高い液体、例えば水に浸漬する型式でもよい。浸漬液をこのリソグラフィ装置の他のスペース、例えば、パターニング装置と投影システムの最初の素子との間にも加えてよい。浸漬法は、投影システムの開口数を増すためにこの技術でよく知られている。
ここで説明した方法は、ソフトウェア、ハードウェアまたはその組合せとして実施してもよい。或る実施例では、コンピュータシステムで実行すると、そのコンピュータシステムにここで説明した方法のどれかまたは全てを遂行するように指令するプログラムコードを含むコンピュータプログラムを提供する。
本発明のこれらおよびその他の態様は、添付の図面と共に検討すれば、この発明の現実施例の以下に示す詳細な説明からより明白になり且つより容易に理解できよう。
図1は、この発明の特定の実施例によるリソグラフィ装置を概略的に図示する。この装置は、
放射線ビームPB(例えば、UV放射線)を調整するようにした照明システム(照明器)IL、
パターニング装置(例えば、マスク)MAを支持するように構成し、且つこのパターニング装置を部材PLに関して正確に位置決めするように構成した第1位置決め装置PMに結合した支持構造体(例えば、マスクテーブル)MT、
基板(例えば、レジストを塗被したウエハ)Wを保持するように構成し、且つこの基板を部材PLに関して正確に位置決めするように構成した第2位置決め装置PWに結合した基板テーブル(例えば、ウエハテーブル)WT、および
パターニング装置MAによってビームPBに与えたパターンを基板Wの目標部分C(例えば、一つ以上のダイを含む)上に結像するようにした投影システム(例えば、屈折性投影レンズシステム)PLを含む。
ここに描くように、この装置は、透過型(例えば、透過性のマスクを使用する)である。その代りに、この装置は、反射型(例えば、上に言及した型式のプログラム可能ミラーアレイを使用する)でもよい。
照明器ILは、放射線源SOから放射線ビームを受ける。この線源とリソグラフィ装置は、例えば、線源がエキシマレーザであるとき、別々の存在であってもよい。そのような場合、この線源がリソグラフィ装置の一部を形成するとは考えられず、放射線は、線源SOから、例えば適当な指向ミラーおよび/またはビーム拡大器を含むビーム送出システムBDを使って、照明器ILへ送られる。他の場合、例えば、線源が水銀灯であるとき、線源がこの装置の一部分であってもよい。この線源SOと照明器ILは、もし必要ならビーム送出システムBDと共に、放射線システムと呼んでもよい。
照明器ILは、このビームの角強度分布を調整するための調整装置AMを含んでもよい。一般的に、この照明器の瞳面での強度分布の少なくとも外側および/または内側半径方向範囲(普通、それぞれ、σ外側およびσ内側と呼ぶ)を調整できる。その上、照明器ILは、一般的にインテグレータINおよびコンデンサCOのような、種々の他の部品を含む。この照明器は、その断面に所望の均一性および強度分布を有する、投影ビームPBと呼ぶ、状態調節した放射線ビームを提供する。
投影ビームPBは、支持構造体MT上に保持されたパターニング装置MAに入射する。パターニング装置MAを横断してから、投影ビームPBは、投影システムPLを通過し、それがこのビームを基板Wの目標部分C上に集束する。第2位置決め装置PWおよび位置センサIF(例えば、干渉計測装置)を使って、基板テーブルWTを、例えば、異なる目標部分CをビームPBの経路に配置するように、正確に動かすことができる。同様に、例えば、マスクライブラリから機械的に検索してから、または走査中に、第1位置決め装置PMおよびもう一つの位置センサ(図1にはっきりとは示さず)を使ってパターニング装置MAをビームPBの経路に関して正確に配置することができる。一般的に、支持構造体MTの移動は、位置決め装置PMおよびPWの一つまたは両方の一部を形成する、長ストロークモジュール(粗位置決め)および短ストロークモジュール(微細位置決め)を使って実現する。しかし、ステッパの場合は(スキャナと違って)、支持構造体MTを短ストロークアクチュエータに結合するだけでもよく、または固定してもよい。パターニング装置MAおよび基板Wは、パターニング装置整列マークM1、M2および基板整列マークP1、P2を使って整列してもよい。
図示する装置は、以下の好適モードで使うことができる。
1.ステップモードでは、投影ビームに与えた全パターンを目標部分C上に一度に(即ち、単一静的露光で)投影しながら、支持構造体MTおよび基板テーブルWTを本質的に固定して保持する。次に基板テーブルWTをXおよび/またはY方向に移動して異なる目標部分Cを露光できるようにする。ステップモードでは、露光領域の最大サイズが単一静的露光で結像する目標部分Cのサイズを制限する。
2.走査モードでは、投影ビームに与えたパターンを目標部分C上に投影(即ち、単一動的露光)しながら、支持構造体MTおよび基板テーブルWTを同期して走査する。支持構造体MTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPLの(縮)倍率および像反転特性によって決る。走査モードでは、露光領域の最大サイズが単一動的露光での目標部分の(非走査方向の)幅を制限し、一方走査運動の長さが目標部分の(走査方向の)高さを決める。
3.もう一つのモードでは、プログラム可能パターニング装置を保持する支持構造体MTを本質的に固定し、投影ビームに与えた全パターンを目標部分C上に投影しながら、基板テーブルWTを動かしまたは走査する。このモードでは、一般的にパルス化した放射線源を使用し、プログラム可能パターニング装置を基板テーブルWTの各運動後または走査中の連続する放射線パルスの間に必要に応じて更新する。この作動モードは、上に言及した型式のプログラム可能ミラーアレイのような、プログラム可能パターニング装置を利用するマスクレス・リソグラフィに容易に適用できる。
上に説明した使用モードの組合せおよび/または変形または全く異なった使用モードも使ってよい。
解像度を増すために投影システムに高開口数を、例えば、非偏光照明を使う乾式投影システムに0.93の開口数を使うとき、これは、対称的であるが比較的小さい焦点深度に繋がることがある。
これを、例えば、図3Aおよび図3Bに図示し、それは、開口数0.93の投影システムを屈折率1.8のレジスト材料上へ三次元合焦し、この投影システムと基板の間に約1に等しい屈折率の媒体がある(即ち、乾式投影システム)シミュレーションの結果を示す。このシミュレーションでは、完全な投影システム、即ち、収差のない投影システムを仮定し、全てのシミュレーションを193.36nmの放射線波長で行う。しかし、上記およびこの他のパラメータは、可能なパラメータの一組に過ぎず、他の可能なパラメータの組が本発明の範囲内にあることを理解すべきである。例えば、波長を、例えば、約157nmのような、別の波長値に選ぶことができる。
本説明の目的で、レジスト層を有する基板がXY平面にあり、投影ビームがZ座標に沿って伝播すると仮定する。図2は、焦点計算のための幾何学的関係を示し、そこでこの座標(p,q)は瞳座標を表し、Eは電磁界ベクトルであり、kは伝播ベクトルであり、θは、図2では射出瞳にあるレンズによって概略的に表す、この投影システムによる放射線ビームの集束を表す角度であり、φはベクトルEおよびkが作る平面とX座標の間の方位角であり、並びにnは、放射線ビームが基板表面(XY平面で)に達するために通過する媒体の屈折率である。
図3Aは、XZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示し、図3Bは、YZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示す。合焦点の位置は、三つの座標X、YおよびZでマップにし、このZ座標は、焦点範囲(例えば、焦点深度)を表し、各合焦点(X,Y,Z)での強度をカラーまたはグレーの明度によって与える。この強度分布の中心でのグレーまたはカラーの最暗明度は、最大強度(この強度は、約0.9)に対応する。図3Aおよび図3Bの右側のカラーまたはグレースケールは、この強度の尺度を示す。
図3Aおよび図3Bに示すシミュレーションの結果で、許容できる合焦の全範囲、即ち、結果としてプリントした形態を多種多様な仕様(例えば、ライン幅、側壁角、レジスト損失、および/または露光ラチチュード)内に保つ合焦の範囲である焦点深度がZ座標で約−200と約200の間にあり、最良合焦が0にある。
開口数を、例えば、投影システムと基板の間に浸漬液として水(屈折率1.44の)を使うことをシミュレートすることによって、1.2に増すとき、このシミュレーションによって先に得た強度分布は、図4Aおよび図4Bに示すように変る。
図4Aは、XZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示し、図4Bは、YZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示す。合焦点の位置は、三つの座標X、YおよびZでマップにし、このZ座標は、焦点範囲を表し、各合焦点(X,Y,Z)での強度をカラーまたはグレーの明度によって与える。この強度分布の中心でのグレーまたはカラーの最暗明度は、最大強度(この強度は、約0.8)に対応する。図4Aおよび図4Bの右側のカラーまたはグレースケールは、この強度の尺度を示す。
図4Aおよび図4Bに示すシミュレーションの結果で、焦点深度がZ座標で約−200と約200の間にあり、最良合焦が0にある。焦点深度が小さいと、与えられたプロセスのプロセスウインドウを小さくする。この問題は、このプロセスが現実に3次元であるコンタクトホールを結像することを含むとき、コンタクトホールの結像は、プロセスウインドウの点から見るとより慎重な配慮が必要かも知れないので、より深刻になる。
この焦点深度を改善するために、偏光を使って焦点深度を増すことを提案する。これは、二つの直交するように偏光した焦点を互いに関して横に変位することによって達成する。これら二つの直交するように変位した焦点の重ね合せは、複合焦点を形成し、焦点深度が増す。
この発明の一実施例では、直線的複屈折材料から作った、放射状に変化する(例えば、増加する)線形複屈折性の偏光変更子を結像システムに挿入して焦点深度を増す。或る実施例では、そのような偏光変更子が遅延子である。
方解石(CaCO)のような、直線的複屈折材料は、全単色放射線ビームを直交偏光の二つのビームに分割する。これらのビームは、異なる方向に伝播し、伝播速度が異なる。この複屈折材料が一軸性であるか二軸性であるかに依って、この材料内でビームが共線的のままであって同じ速度で伝播を続ける、一つまたは二つの方向があるだろう。これらの方向を光学軸方向と呼ぶ。例えば、この材料が平行平面板であり、このビームがこれらの光学軸と共線的でないならば、この放射線は、二つの別々の、直交するように偏光したビームとして出現するだろう。複屈折結晶内の二つのビームは、それぞれ、常光線および異常光線と呼ぶ。この異常光線の偏光は、このビームの伝播方向およびこの光学軸を含む平面内にあり、常光線の偏光は、この平面と垂直である。
図5は、線形複屈折性が放射状に増加(例えば、二次的に増加)する偏光変更子を示す。図5の右のカラーまたはグレースケールは、複屈折性の大きさの尺度を示し、最低値が0、最高値が100である。瞳座標pおよびqの関数としてのこの複屈折性の大きさは、次の式によって与えられる。
および向きαは、次の式によって与えられる。
但し、nはこの偏光変更子の複屈折材料の屈折率、Δnは座標(p,q)でのこの屈折率の変化量、iは虚数、NAは開口数およびΔφはこの開口の縁での遅延値である。
図5の偏光変更子を使ったシミュレーションの結果を、屈折率1.8のレジスト材料上へ開口数0.93の投影システムで投影し、この投影システムと基板の間に約1に等しい屈折率の媒体がある(即ち、乾式投影システム)場合について図6Aおよび図6Bに示す。このシミュレーションでは、完全な投影システム、即ち、収差のない投影システムを仮定し、全てのシミュレーションを193.36nmの放射線波長で行う。図6Aは、XZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示し、図6Bは、YZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示す。図6Aで、上合焦点(例えば、Zが200付近の合焦点)がX方向に伸びているのが分る。他方、図6Bでは、下合焦点(例えば、Zが−200付近の合焦点)がY方向に伸びているのが分る。これは、直線偏光合焦が偏光方向に並行と偏光方向に垂直で非対称、即ち、合焦の幅が偏光方向に垂直方向に沿うより偏光方向に沿う方が大きいからである。従って、上焦点は、X方向に沿って偏光していて、下焦点はY座標に沿って偏光している。
開口数を、例えば、投影システムと基板の間に浸漬液として水(屈折率1.44の)を使うことをシミュレートすることによって、1.2に増すとき、直線複屈折偏光変更子を備える乾式投影システムの場合に得た強度分布は、図7Aおよび図7Bに示すように変る。図7Aは、XZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示し、図7Bは、YZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示す。この焦点の強度の非対称分布は、一般的に乾式投影システムの場合に得たものと同じままである。
しかし、複屈折性を使わずに得た結果(図3Aおよび図3B)と乾式投影システムの場合に直線複屈折偏光変更子を使って得た結果(図6Aおよび図6B)を比べるとき、焦点深度は、一般的に同じままか、Z方向に僅かに増している。この傾向は、浸漬投影システムの場合にも観察でき、複屈折性を使わずに得た結果(図4Aおよび図4B)と乾式投影システムの場合に直線複屈折偏光変更子を使って得た結果(図7Aおよび図7B)は、Z方向の焦点深度が一般的に変らないままか、僅かに増えていることを示す。従って、直線複屈折偏光変更子を使っても焦点深度を実質的に増さないが、XおよびY方向の合焦の幅を増加する。
焦点深度を改善するために、円複屈折性の偏光変更子(例えば、円複屈折性の瞳フィルタ)を、直線複屈折性の偏光変更子の代りに投影システムに挿入する。これは、直線偏光波の焦点の非対称的性質と反対に、円偏光波の焦点が対称的であるという事実が動機となる。
常(O)光線および異常(E)光線が等しい方向がある、直線複屈折性を示す材料(方解石のような)と反対に、円複屈折性を示す材料(水晶のような)にはそのような方向がない。円複屈折性結晶の光軸方向は、O光線とE光線に対する屈折率の差が最小の方向である。例えば、水晶板をその光学軸がこの板の表面と直角を成すように切断し、且つ直線偏向した光がこの光学軸と平行に入射するならば、この光線は、2本の共線の、円偏光した光線に分離されるだろう。このOおよびE光線は、円偏光の向きが反対で、異なる速度で進む。この偏光面は、ビームがこの板に貫入すると、この光学軸周りに回転する。この回転量は、この貫入の深さ、および結局はこの板の厚さに正比例する。二つの逆回転円偏光の重ね合せは、中間の楕円偏光状態が何もなしに直線偏光を作る。水晶でのOおよびE光線の偏光は、光軸から少ししか離れない方向に対してさえも円から楕円へ急速に変る。このために、円偏光に依存する装置は、高度に平行にした放射線が光軸方向と平行に伝播するときにだけ典型的に有効である。
円複屈折性の偏光変更子は、左および右円偏光放射線の間に遅延をもたらす光学素子である。或る実施例で、そのような光学素子は、以下のジョーンズ行列を有する回転子である。
但し、この回転角βは、以下の式に従って、半径瞳座標(p,q)、開口数NA、およびこの開口の縁での回転の値βに依存する。
或る実施例では、シミュレーションを0.93に等しい(乾式投影システムに対して)および1.2に等しい(浸漬投影システムに対して)開口数NAで、並びにπに等しいこの開口の縁での回転βで行う。このシミュレーションの結果を乾式投影システムについて図8Aおよび図8Bに並びに浸漬投影システムについて図9Aおよび図9Bに示す。図8Aは、XZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示し、図8Bは、YZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示す。同様に、図9Aは、XZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示し、図9Bは、YZ平面での最良合焦付近での種々の合焦点での投影ビームの強度分布を示す。
これらの結果から、乾式投影システムに対して、焦点の全体的対称性は維持され、複屈折性を使わずに得た焦点深度(図3Aおよび図3B)または直線複屈折偏光変更子を使って得た焦点深度(図6Aおよび図6B)に比べて、円複屈折性偏光変更子を使って得た焦点深度(図8Aおよび図8B)がほぼ二倍になってることが分る。同様に、浸漬投影システムに対して、焦点の全体的対称性は維持され、複屈折性を使わずに得た焦点深度(図4Aおよび図4B)または直線複屈折偏光変更子を使って得た焦点深度(図7Aおよび図7B)に比べて、円複屈折性偏光変更子を使って得た焦点深度(図9Aおよび図9B)がほぼ二倍になってることが分る。
これらの結果は、更に、上に議論した構成、即ち、複屈折性なし(“空”のラベル付き)、直線複屈折偏光変更子付き(“SBR”のラベル付き)および円複屈折性偏光変更子付き(“ROT”のラベル付き)に対して、それぞれ、XZ座標およびYZ座標での強度線図を示す図10Aおよび図10Bで見られる。この強度線図は、0.3の正規化強度値(最大強度に正規化した)で採る。図10Aおよび図10Bで分るように、Z方向に伸びの大きい、即ち、焦点深度が大きい、閉曲線は、円複屈折性偏光変更子を使う場合に対応する。
図11A、図11Bおよび図11Cは、それぞれ、上に議論した三つの構成、即ち、複屈折性なし、直線複屈折偏光変更子付きおよび円複屈折性偏光変更子付きに対して、XZ平面での乾式投影システムに付いてのボスング曲線のグラフを示す。ボスング曲線は、焦点および露光エネルギーの両方の関数としてライン幅(および事によると他のパラメータ)の変動を示す。このデータは、典型的には異なる露光エネルギーについてライン幅対焦点としてプロットする。これらのボスング曲線から、円複屈折性偏光変更子を使うとき、焦点深度(これらのグラフで横軸)が大きく(最高露光強度で約−400nmから約400nmまで)およびCD(これらのグラフで縦軸)が最良合焦位置(合焦位置は0)付近で実質的に対称であることが分る(図11C参照)。他方、直線複屈折偏光変更子を使うとき、焦点深度は広い(約−300nmから約300nmまで)ことが分るが、しかし、CDは、最良合焦位置付近で対称でない(図11B参照)。この場合、CDが合焦の負値に対して小さく(最高露光強度に対して約100nm)、合焦の正値に対して大きい(最高露光強度に対して約300nm)ことに気づくことができる(図11B参照)。複屈折性がない場合、CDは最良合焦付近で実質的に対称(CD値が約150nmで)であるが、焦点深度は、円複屈折性偏光変更子(回転子)を使うときに得た焦点深度に比べて小さい(最高露光強度に対して約−200nmと約200nmの間に拡がる)(図11A参照)。
図12A、図12Bおよび図12Cは、それぞれ、上に議論した三つの構成、即ち、複屈折性なし、直線複屈折偏光変更子付きおよび円複屈折性偏光変更子付きに対して、XZ平面での乾式投影システムに付いてのボスング曲線のグラフを示す。図11A、図11Bおよび図11Cに示した結果同様に、図12A、図12Bおよび図12Cのボスング曲線も同じ傾向を示し、CDは、円複屈折性偏光変更子を使うとき、最良合焦位置付近で実質的に対称であり、直線複屈折偏光変更子を使うとき、この最良合焦位置付近で対称でなく、円複屈折性偏光変更子を使う焦点深度は、直線複屈折偏光変更子を使うかまたは複屈折性のない場合より全体的に大きい。
一般的に、円複屈折性を変えるために二つのアプローチがある。一つのアプローチは、投影システムの瞳面で円複屈折性を変えることである。この場合、この瞳面で円複屈折性を変えるためにスペース変形素子を使ってもよい。スペース変形素子は、回転が横または半径座標によって変る素子である。もう一つのアプローチは、物体面で円複屈折性を変えることである。この場合、物体面で円複屈折性を変えるために角変形素子を使ってもよい。角変形素子は、回転が伝播角で変る素子である。物体面では、異なる瞳座標をそれらの伝播角によって区別する。
瞳面偏光変更子アプローチの実施例には、スペース変形素子、例えば、微細構造が変形または厚さが高さで二次的に増加または減少する水晶のような光学素子を使うことがある。例えば、図13に示すように、この光学素子は、この光学素子の中心から縁の方へ厚さの二次的増加を示す。しかし、上に議論したように、水晶の円複屈折性を使うためには、この水晶光学素子の結晶軸をこの光軸と平行に整列しなければならず、およびこの水晶光学素子内の伝播角を2・3度に平行にするかまたは制限しなければならない。従って、これは使用可能なフィールドサイズを制限するかも知れない。
瞳面アプローチのもう一つの実施例には、図14に示し、2枚の半波長板WP1およびWP2を含み、これら2枚の半波長板WP1およびWP2のそれぞれの結晶軸A1およびA2がこの開口の縁の方へ二次的に増加する角度α/2を囲む、回転子を使うことがある。
物体面アプローチの実施例には、純粋円複屈折性の結晶を使うことまたはダイヤモンドコーティングのような複屈折性コーティングを使うことまたは右手および左手カイラル薄膜を使うことがある。
図15は、本発明の実施例に従って偏光変更子を利用するリソグラフィ装置の実施例を概略的に示す。先に説明したように、リソグラフィ装置10は、照明システムIL、パターニング装置(例えば、マスク)MA、投影システムPL、基板Wおよび偏光変更子20を含む。この偏光変更子20は、この実施例では、投影システムの入口に、瞳面に最適に近く位置するように示すが、当業者は、この偏光変更子20を、例えば、パターニング装置MAと投影システムPLの間のような、投影システムPLの中または投影システムPLの外部のどこに置いてもよいことが分るだろう。
更に、多数の修正および変更が当業者に容易に思い浮ぶだろうから、本発明をここに説明した厳密な構成および作用に限定することを望まない。例えば、ここには複屈折性を示す新しい材料を議論するが、他の複屈折性材料および/または構成も意図することを理解すべきである。更に、ここで使う瞳面およびフィールド面という用語は、その全ての共役面を含むことを理解すべきである。
その上、本発明のプロセス、方法および装置は、リソグラフィ技術で使用する関連装置およびプロセスのように、性質が複雑である傾向があり、および動作パラメータの適当な値を実験的に決めることによって、または与えられた用途に対して最善設計に達するためにコンピュータシミュレーションを行うことによって、最善に実施される。従って、全ての適当な修正および等価物をこの発明の精神および範囲内に入ると考えるべきである。
本発明の実施例によるリソグラフィ投影装置を概略的に図示する。 本発明の実施例により集束深度を計算する際に使用する集束計算のための幾何学的関係を図示する。 乾式投影システムに対してXZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 乾式投影システムに対してYZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 浸漬投影システムに対してXZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 浸漬投影システムに対してYZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 この発明の実施例による、直線複屈折性が放射状に増加する偏光変更子を描く。 本発明の実施例による図5の偏光変更子を使う乾式投影システムに対してXZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による図5の偏光変更子を使う乾式投影システムに対してYZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による図5の偏光変更子を使う浸漬投影システムに対してXZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による図5の偏光変更子を使う浸漬投影システムに対してYZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による円複屈折性を有する偏光変更子を使う乾式投影システムに対してXZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による円複屈折性を有する偏光変更子を使う乾式投影システムに対してYZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による円複屈折性を有する偏光変更子を使う浸漬投影システムに対してXZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 本発明の実施例による円複屈折性を有する偏光変更子を使う浸漬投影システムに対してYZ平面で得た異なる合焦点での投影ビームの強度分布を示す。 複屈折性のないシステム、直線複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムおよび円複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムを含む種々の構成に対する、XZ平面の強度線図を示す。 複屈折性のないシステム、直線複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムおよび円複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムを含む種々の構成に対する、YZ平面の強度線図を示す。 複屈折性なしのシステムに対する、XZ平面での乾式投影システム用のボスング曲線のグラフを示す。 直線複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムに対する、XZ平面での乾式投影システム用のボスング曲線のグラフを示す。 円複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムに対する、XZ平面での乾式投影システム用のボスング曲線のグラフを示す。 複屈折性なしのシステムに対する、YZ平面での乾式投影システム用のボスング曲線のグラフを示す。 直線複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムに対する、YZ平面での乾式投影システム用のボスング曲線のグラフを示す。 円複屈折性を有する偏光変更子のあるシステムに対する、YZ平面での乾式投影システム用のボスング曲線のグラフを示す。 本発明の実施例による投影システムの瞳面での円複屈折性を変えるために使えるスペース変形光学素子の概略図である。 本発明の実施例による投影システムの瞳面での円複屈折性を変えるために使える回転子の概略図である。 本発明の実施例による偏光変更子を利用するリソグラフィ投影装置を概略的に示す。
符号の説明
10 リソグラフィ装置
20 偏光変更子
A1 第1軸
A2 第2軸
C 目標部分
MA パターニング手段
MT 支持構造体
PB 投影ビーム
PL 投影システム
W 基板
WP1 第1半波長板
WP2 第2半波長板
WT 基板テーブル
α/2 半角

Claims (10)

  1. リソグラフィ装置であって、
    放射線ビームをパターン化するように構成したパターニング装置を保持するように構成した支持構造体、
    基板を保持するように構成した基板テーブル、
    このパターン化したビームをこの基板の目標部分上に投影するように構成した投影システム、および
    このビームの経路に配置した、複屈折性が変化する材料を含む偏光変更子、
    を含み、
    上記偏光変更子が円偏光変更子を含み、
    上記円偏光変更子が以下のジョーンズ行列を有する回転子を含み、

    但し、βは回転角であり、
    上記回転子が角変形素子を含み、その中で上記複屈折性が物体面で変り且つ上記ビームの偏光の回転量が上記ビームの伝播角で変化し、
    上記回転子は、上に複屈折性コーティングが被着してある光学素子、又は右手および左手カイラル薄膜で出来ている光学素子を含む
    リソグラフィ装置。
  2. 請求項に記載の装置に於いて、上記回転角βが以下の式によって与えられる:

    (但し、pおよびqは瞳座標、NAは上記投影システムの開口数、およびβは上記投影システムの開口の縁での回転角である)
    装置。
  3. 請求項1又は2に記載の装置に於いて、上記偏光変更子がこの装置によって実施するリソグラフィプロセスの焦点深度を増す装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の装置に於いて、この焦点深度が、上記偏光変更子なしのリソグラフィ装置で行ったリソグラフィプロセスで得た焦点深度に比べてサイズでほぼ二倍になっている装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の装置に於いて、上記基板上にプリントした形態の限界寸法が最良合焦位置付近で実質的に対称である装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の装置に於いて、上記偏光変更子が上記投影システムの瞳面にまたはこの瞳面付近に配置してある装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の装置に於いて、上記偏光変更子が上記パターニング装置と上記投影システム(PL)の間に配置してある装置。
  8. デバイスを製造するための方法であって、
    パターン化した放射線ビームを、複屈折性が変化する材料を含む偏光変更子を通して基板の目標部分上へ投影する工程を含み、
    上記偏光変更子が円偏光変更子を含み、
    上記円偏光変更子が以下のジョーンズ行列を有する回転子を含み、

    但し、βは回転角であり、
    上記回転子が角変形素子を含み、その中で上記複屈折性が物体面で変り且つ上記ビームの偏光の回転量が上記ビームの伝播角で変化し、
    上記回転子は、上に複屈折性コーティングが被着してある光学素子、又は右手および左手カイラル薄膜で出来ている光学素子を含む
    方法。
  9. 請求項に記載の方法に於いて、上記パターン化したビームを上記偏光変更子を通して投影することが焦点深度を増す方法。
  10. 請求項8又は9に記載の方法であって、更に、形態を上記基板上にプリントする工程を含み、このプリントした形態の限界寸法が最良合焦位置付近で実質的に対称である方法。
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