JP4911725B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関するものであり、特に、半導体素子と電極とを有する半導体装置に関するものである。
半導体素子と電極とを有する半導体装置の中には、装置内部にシリコーンゲルなどの封止材を有するものがある。この封止材はシリコーンオイルが硬化されることにより形成される。シリコーンオイルは液体であるため、毛細管現象により、電極と電極に対向する部材との隙間を半導体装置の外部に向かってはい上がってしまうことがある。この結果、電極の表面が露出しているべき部分がシリコーンオイルに覆われてしまうことで、この電極を用いて電気的接続が行なわれる際に接続不良が生じてしまうことがある。
上記の問題を解決するために、たとえば特開2005−150621号公報(第2図および第3図)によれば、第1の電極に対向する樹脂部材(電極に対向する部材)に窪み部が設けられる。この公報によれば、窪み部により第1の電極と樹脂部材との間の隙間が広くなるので毛細管現象を防止することができる、と記載されている。
特開2005−150621号公報(第2図および第3図)
電極に対向する部材は、元来、半導体装置内部において、絶縁性などに関わる信頼性を確保するための機能を有している。しかしながら上記公報の技術においては、半導体装置外部へのシリコーンオイルのはい上がりを抑制するという観点以外の観点では、この部材の最適な形状が検討されていなかった。このため、この部材に設けられる窪み部の形状によっては、半導体装置内部における信頼性を低下させてしまうことがあった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体装置内部の信頼性を維持しつつ、毛細管現象による封止材の半導体装置外部へのはい上がりを抑制することができる半導体装置を提供することである。
本発明の半導体装置は、半導体素子と、ベース板と、筐体と、第1の電極と、第2の電極と、封止材と、絶縁部とを備えている。ベース板は半導体素子を支持している。筐体は、ベース板の半導体素子を支持する側を囲っている。第1の電極は、筐体内において半導体素子に電気的に接続され、筐体を貫通している。第2の電極は、筐体内において半導体素子に電気的に接続され、筐体を貫通し、筐体内において空間を空けて第1の電極と対向する部分を有している。封止材は、空間内に液面が位置するように筐体内に注がれた液体材料が硬化されることで形成され、かつ半導体素子を封止している。絶縁部は、空間の液面より上の領域において第1の電極と第2の電極との間を遮り、液面より上の領域であって第1の電極と第2の電極との間において第1の電極と第2の電極とが対向する方向に沿った寸法が液面に向かって小さくなる端部を有している。
本発明によれば、絶縁部が、液面より上の領域において寸法が液面に向かって小さくなる部を有しているため、液面上において絶縁部の周りに広い隙間が設けられることで毛細管現象が抑制される。また、この部の形状により、液面よりも上の領域において液面から遠ざかるにつれて寸法が大きくなる部分が設けられるため、液面よりも上の領域において絶縁部の寸法を十分に確保することで半導体装置内部の信頼性を確保することができる。したがって、半導体装置内部の信頼性を維持しつつ、毛細管現象による封止材の半導体装置外部へのはい上がりを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
最初に本実施の形態の半導体装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。図2は、図1の概略的な部分上面図である。なお図2のI−I線に沿う断面が図1の断面に対応する。図3は、図2の半導体装置に用いられる筐体の概略的な部分上面図である。図4は、本発明の実施の形態1における半導体装置に封止材が充填される前の状態を、図1と同じ範囲について概略的に示す部分断面図である。図5は、図4のV−V線に沿う概略的な部分断面図である。
主に図1〜図5を参照して、本実施の形態の半導体装置100aは、2.5kV以上の高電圧および800A以上の大電流の少なくともいずれかを扱う必要のある場合に特に適しているパワー半導体モジュールである。半導体装置100aは、半導体素子43と、ベース板41と、筐体52と、第1の電極11と、第2の電極12と、封止材30と、絶縁部51aと、絶縁基板42と、フランジナット61と、アルミワイヤー44とを有している。
半導体素子43は、パワー半導体素子である。パワー半導体素子は、たとえば高速スイッチング素子またはダイオードである。高速スイッチング素子は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar transistor)である。半導体素子43は絶縁基板42上にハンダを介して設けられている。絶縁基板42は、絶縁性のセラミック基板と、セラミック基板の上面側(半導体素子43側)に設けられた配線パターンと、セラミック基板の下面側(ベース板41側)に設けられた金属層とを有している。配線パターンおよび金属層の材質は、たとえば銅またはアルミニウムである。半導体素子43と配線パターンとは、ハンダまたはアルミワイヤー44により電気的に接合されている。
ベース板41は絶縁基板42の下面側にハンダを介して接合されている。これによりベース板41は絶縁基板42を介して半導体素子43を支持している。ベース板41の材質は、熱伝導率が良好な材質であり、たとえば銅、またはアルミニウム合金である。
筐体52は、ベース板41の半導体素子43を支持する側を囲っている。筐体52は一体成型された樹脂部材50aの一部である。樹脂部材50aは、PPS:Polyphenylenesulfide(ポリフェニレンサルファイド)樹脂などの射出成形(インジェクションモールド)により形成されている。筐体52は、上面(図3に示す面)に、スリット状の開口部S1、S2と、凹部NR、NRとを有している。凹部NRは、フランジナット61が嵌め込まれる形状と、半導体装置の使用時にフランジナット61に取り付けられるネジ(図示せず)の先端が筐体52と衝突しないようにするためのネジ挿入部SHとを有している。
第1の電極11および第2の電極12の各々は、ハンダを介して絶縁基板42上の配線パターンに接続されている。この配線パターンを介して筐体52内において第1の電極11および第2の電極12の各々は半導体素子43に電気的に接続されている。第1の電極11および第2の電極12のそれぞれは、たとえば半導体装置100aのコレクタ電極およびエミッタ電極である。第1の電極11および第2の電極12のそれぞれは、絶縁基板42上から筐体52の開口部S1、S2を貫通して筐体52の外部に引き出されている。
第2の電極12は、筐体52内において寸法Dz(図1)の空間を空けて第1の電極11と対向する部分(図1において第1の電極11と第2の電極12とが上下方向に並走する部分)を有している。このように第1の電極11と第2の電極12とが対向する部分が設けられることにより、第1の電極11および第2の電極12を含む電流経路のインダクタンスが低減されている。第1の電極11および第2の電極12は、導電率が比較的高い銅にニッケルメッキが施されることにより形成されている。なお第1の電極11および第2の電極12のそれぞれは、樹脂部材50aが形成された後に樹脂部材50aに取り付けられている。
封止材30は、シリコーンゲルからなり、上記の空間内に液面FLが位置するように筐体52内に注がれたシリコーンオイル(液体材料)が硬化されることで形成されている。封止材30は半導体素子43を封止している。
絶縁部51aは一体成型された樹脂部材50aの一部である。すなわち筐体52と絶縁部51aとは一体成形されている。絶縁部51aは、第1の電極11と第2の電極12とが対向する空間の液面FLより上の領域において、第1の電極11と第2の電極12との間を遮っている。絶縁部51aは、図1に示すように、液面FLよりも上の領域において第1の電極11と第2の電極12とが対向する方向(図1における横方向)に沿った寸法が液面FLに向かって徐々に小さくなるテーパ部を有している。この結果、液面FLの高さにおいて、絶縁部51aと、第1の電極11および第2の電極12の各々との間に寸法Daの隙間が形成されている。
寸法Daは、硬化前の封止材30、すなわちシリコーンオイルに、破線部C1a、C2aにおける毛細管現象が生じることを抑制するのに十分な寸法である。毛細管現象の抑制作用を得るためには、寸法Daは1mm以上であることが好ましく、より高い作用を得るためには2mm以上であることがより好ましい。一方、パワー半導体モジュールにおいて第1の電極11および第2の電極12を含む電流経路のインダクタンスが過度に大きくならないようにするためには、寸法Dzを10mm以下に抑えることが好ましい。定義上、寸法Daの2倍の値は寸法Dzを超えることができないことから、寸法Dzが10mm以下の場合、寸法Daは10mm/2=5mmよりも小さな寸法である。よって寸法Daは、1mm以上5mm未満であることが好ましい。したがって毛細管現象を十分に抑制しつつインダクタンスをできるだけ抑えるためには、寸法Daは2mmが最も好ましい。
また絶縁部51aは、図1に示すように、液面FLより下方において、第1の電極11と第2の電極12とが対向する方向が液面FLから離れるにつれて小さくなるような形状を有している。また絶縁部51aは、図1に示すように、第1の電極11および第2の電極12の各々に接する部分を有している。また絶縁部51aは、図1および図2に示すように、第1の電極11と第2の電極12とが対向する空間を筐体52の外部から封止している。また、図1に示すように、絶縁部51aは、第1の電極11および第2の電極12の各々よりも封止材30に浅く埋め込まれている。
次に比較例の半導体装置について説明する。図6は、比較例の半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。
図6を参照して、比較例の半導体装置100zは、本実施の形態の半導体装置の絶縁部51aの代わりに、絶縁部51zを有している。絶縁部51zは、絶縁部51aと同様に筐体52と一体成形されている。この一体成形の後に第1の電極11および第2の電極12が取り付けられるため、絶縁部51zと、第1の電極11および第2の電極12の各々との界面にはわずかな隙間(図6において図示せず)が存在している。この隙間における毛細管現象により、硬化前の封止材30であるシリコーンオイルが破線部C1z、C2zから半導体装置100zの外部へはい上がる。この結果、筐体52の外部に引き出されている第1の電極11および第2の電極12の上面にシリコーンオイルが染み出す。
このようにシリコーンオイルの染み出しが生じる結果、第1の電極11および第2の電極12を用いて電気的接続が行なわれる際に、電気抵抗が高くなってしまうことがある。また染み出したオイルは半導体装置100zの上面側から容易に視認されるため、半導体装置100zの外観が損なわれることがある。
なお絶縁部51zの先端(図中の下端)の角部は面取りがなされているが、この面取りされた部分は完全に液面FLに没している。したがって、この面取りは毛細管現象の抑制には寄与しない。
本実施の形態によれば、図1に示すように、絶縁部51aが、液面FLより上の領域において寸法が液面に向かって小さくなるテーパ部を有している。このため液面FLの高さにおいて、絶縁部51aと、第1の電極11および第2の電極12の各々との間に寸法Daの隙間が設けられる。これにより封止材30を形成するための液体材料であるシリコーンオイルが毛細管現象により半導体装置100aの外部にはい上がることが抑制される。
また絶縁部51aは、液面FLよりも上の領域において液面FLから遠ざかるにつれて、第1の電極11と第2の電極12とが対向する方向に沿った寸法が大きくなる部分が設けられる。よって、封止材30による信頼性の確保が行なわれない領域である液面FL上の領域において絶縁部51aの寸法が十分に確保された部分が設けられる。よって半導体装置100a内部の信頼性を確保することができる。
また絶縁部51aは、液面FLよりも上の領域、すなわち封止材30が充填されていない領域において、第1の電極11および第2の電極12の各々に接する部分を有している。これにより第1の電極11および第2の電極12の封止材30により支持されていない部分を絶縁部51aにより支持することができる。よって第1の電極11と第2の電極12との間隔寸法のズレを抑制することができる。この間隔寸法のズレの抑制のためには、好ましくは、図1に示すように、絶縁部51aは液面FL上において寸法Dzを有する部分を含む。これにより確実に第1の電極11および第2の電極12の間隔を寸法Dzに維持することができる。
また筐体52および絶縁部51aは一体成形されている。これにより筐体52および絶縁部51aを一括して成形できるので、成形のコストを抑制することができる。また筐体52と絶縁部51aとを組合わせる工程が不要となる。また筐体52と絶縁部51aとを組合わせることにより生じる寸法精度の低下を避けることができる。
また絶縁部51aは、図1に示すように、第1の電極11および第2の電極12の各々よりも封止材30に浅く埋め込まれるような寸法を有している。このため絶縁部51aは、第1の電極11および第2の電極12の各々に比して、液面FLに垂直な方向に沿って短い寸法を有している。よって第1の電極11および第2の電極12の障害にならないように絶縁部51aが複雑な形状を取りつつ延びる必要がない。したがって絶縁部51aの形状を単純化できるため、絶縁部51aの成形を簡易な金型により行なうことができる。また筐体52に第1の電極11および第2の電極12が取り付けられる工程において、絶縁部51aが取り付け作業の障害になることを抑制することができる。なお絶縁部51aと樹脂部材50aとが一体成形されている場合、絶縁部51aを第1の電極11および第2の電極12よりも後に筐体52に取り付けることができないので、上記の効果は特に大きくなる。
また絶縁部51aは、図1および図2に示すように、第1の電極11および第2の電極12とが対向して形成される空間を筐体52の外部から封止している。これにより筐体52の外部から内部へ異物が侵入することで半導体装置100aの信頼性が低下することを防止することができる。
また絶縁部51aは、図1に示すように、液面FLより下方において、第1の電極11および第2の電極12が対向する方向に沿った寸法が液面FLから離れるにつれて小さくなるような形状を有している。これにより絶縁部51a全体の形状を一の方向(図1における下方向)に向かって上記寸法が小さくなるような形状とすることができる。よってこの一の方向を金型の抜き方向として絶縁部51aを形成することができる。また筐体52の部分も上記一の方向を金型の抜き方向として形成することができるので、絶縁部51aと筐体52とを1つの簡便な金型で一体成形することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。図7を参照して、本実施の形態の半導体装置100bは、実施の形態1の絶縁部51aの代わりに、絶縁部51bを有している。筐体52と絶縁部51bとは一体成形されている。絶縁部51bは、第1の電極11と第2の電極12とが対向する空間の液面FLより上の領域において、第1の電極11と第2の電極12との間を遮っている。
絶縁部51bは、液面FLよりも上の領域において第1の電極11と第2の電極12とが対向する方向(図7における横方向)に沿った寸法が液面FLに向かってステップ状に小さくなるステップ部を端部として有している。この結果、液面FLの高さにおいて、絶縁部51bと、第1の電極11および第2の電極12の各々との間に、実施の形態1と同様の寸法Daの隙間が形成されている。
また絶縁部51bは、液面FLより下方において、第1の電極11と第2の電極12とが対向する方向の寸法が一定となるような形状を有している。また絶縁部51bは、第1の電極11および第2の電極12の各々に接する部分を有している。また絶縁部51bは、第1の電極11と第2の電極12とが対向する空間を筐体52の外部から封止している。また、絶縁部51bは、第1の電極11および第2の電極12の各々よりも封止材30に浅く埋め込まれている。
なお上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また実施の形態1に比して絶縁部51bと第1の電極11および第2の電極12の各々との隙間が寸法Daとなる部分が液面FL上により長く形成されるので、より確実に封止材30の液体材料の毛細管現象を抑制することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。図8を参照して、本実施の形態の半導体装置100cは、実施の形態1の構成に加えてさらに、樹脂部71を有している。樹脂部71は、液面FLより上方において、第1の電極11および第2の電極12の各々と絶縁部51aとの隙間を封止している。樹脂部71の材質はシリコーンゴムにより形成されている。
なお上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
次に樹脂部71の形成方法について説明する。図9は、本発明の実施の形態3における半導体装置の樹脂部の形成方法を説明するための概略的な部分断面図である。
図9を参照して、絶縁部51aの先端が重力方向の上方とされた状態で、樹脂部71の原料となる流動性材料72が塗布される。塗布された流動性材料72は、図中矢印のように流れ落ちた後に、第1の電極11および第2の電極12の各々と、絶縁部51aとの隙間に沿った形状に硬化する。これにより図8に示す樹脂部71が形成される。
本実施の形態によれば、図8に示すように、液面FLより上方において、樹脂部71により第1の電極11および第2の電極12の各々と絶縁部51aとの隙間が封止される。この樹脂部71により、10年程度の長い時間の経過にともなって硬化後の封止材30から生じるオイル成分が絶縁部51aと第1の電極11および第2の電極12の各々との間を通って筐体52の外部に染み出すことを抑制することができる。特に半導体装置100cが上下逆様の状態(図8の上下逆様の状態)で用いられる場合、この染み出しが重力により促進されてしまうので、樹脂部71はこの染み出しを抑制するために有用である。
また樹脂部71は、第1の電極11および第2の電極12の各々と、絶縁部51aとの隙間に沿った形状を有するので、確実に上記の染み出しを抑制することができる。
なお樹脂部71の材質はシリコーンゴムに限定されるものではなく、たとえばエポキシ樹脂またはポリアミド樹脂を用いることもできる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。図10を参照して、本実施の形態の半導体装置100dは、実施の形態1の構成に加えてさらに、Oリング80(樹脂部)を有している。Oリング80は絶縁部51aの周りを囲むように取り付けられており、液面FLより上方において第1の電極11および第2の電極12の各々と絶縁部51aとの隙間を封止している。Oリング80は、弾性体からなり、かつ環状の形状を有している。
なお上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図11は、本発明の実施の形態4の変形例における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。図11を参照して、本変形例の半導体装置100eは、本実施の形態の半導体装置100dのOリング80に代わって、Oリング801、802を有している。Oリング801、802のそれぞれは、第1の電極11および第2の電極12の周りを囲むように取り付けられている。これによりOリング801、802のそれぞれは、液面FLより上方において第1の電極11および第2の電極12と絶縁部51aとの隙間を封止している。Oリング801、802の各々は、弾性体からなり、かつ環状の形状を有している。
本実施の形態およびその変形例によれば、実施の形態3と同様に、硬化後の封止材30から生じるオイル成分の染み出しを抑制することができる。また実施の形態3における流動性材料72の塗布の工程に代わってOリング80またはOリング801、802を取り付ける工程を行なうことができるので、工程を簡略化することができる。
なお上記の各実施の形態においては、絶縁部51a、51bの各々は筐体52と一体成形されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、絶縁部51a、51bの各々と筐体52とが別途形成された後に組合わされてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、半導体素子と電極とを有する半導体装置に特に有利に適用され得る。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 図1の概略的な部分上面図である。 図2の半導体装置に用いられる筐体の概略的な部分上面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置に封止材が充填される前の状態を、図1と同じ範囲について概略的に示す部分断面図である。 図4のV−V線に沿う概略的な部分断面図である。 比較例の半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 図9は、本発明の実施の形態3における半導体装置の樹脂部の形成方法を説明するための概略的な部分断面図である。 本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態4の変形例における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。
符号の説明
FL 液面、11 第1の電極、12 第2の電極、30 封止材、41 ベース板、42 絶縁基板、43 半導体素子、50a 樹脂部材、51a 絶縁部、52 筐体、100a 半導体装置。

Claims (9)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子を支持するベース板と、
    前記ベース板の前記半導体素子を支持する側を囲う筐体と、
    前記筐体内において前記半導体素子に電気的に接続され、前記筐体を貫通する第1の電極と、
    前記筐体内において前記半導体素子に電気的に接続され、前記筐体を貫通し、前記筐体内において空間を空けて前記第1の電極と対向する部分を有する第2の電極と、
    前記空間内に液面が位置するように前記筐体内に注がれた液体材料が硬化されることで形成され、かつ前記半導体素子を封止する封止材と、
    前記空間の前記液面より上の領域において前記第1の電極と前記第2の電極との間を遮り、前記液面より上の領域であって前記第1の電極と前記第2の電極との間において前記第1の電極と前記第2の電極とが対向する方向に沿った寸法が前記液面に向かって小さくなる部を有する絶縁部とを備えた、半導体装置。
  2. 前記絶縁部は、前記第1の電極および前記第2の電極の各々に接する部分を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記筐体および前記絶縁部は一体成形されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記絶縁部は、前記第1の電極および前記第2の電極の各々よりも前記封止材に浅く埋め込まれている、請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記空間は、前記絶縁部により前記筐体の外部から封止されている、請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記絶縁部の前記端部のうち前記液面より下方における部分は、前記方向に沿った寸法が前記液面から離れるにつれて小さくなるような形状、および前記方向に沿った寸法が一定となるような形状のいずれかの形状を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記液面より上方において、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方と前記絶縁部との隙間を封止する樹脂部をさらに備えた、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記樹脂部は、流動性材料が前記隙間に沿った形状に硬化されることで形成されている、請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記樹脂部は、弾性体からなり、かつ環状の形状を有する、請求項7に記載の半導体装置。
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