JP4911698B2 - 帯板スリッターラインのループ高さ制御方法及び制御装置 - Google Patents
帯板スリッターラインのループ高さ制御方法及び制御装置 Download PDFInfo
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Description
このようなループ高さの検出・昇降制御の効率化、作業者の負担軽減等を目的として、次のように種々の提案がなされている。
広幅帯板を長手方向に連続移送しながらスリッターで多数条の狭幅帯板にスリットする帯板スリッターラインにおける前記スリッターの出側に設けられたフリーループピット内の狭幅帯板のループ高さを制御する方法であって、
狭幅帯板のループ曲線底部の鉛直上方に平行スキャニングレーザー距離センサーを設け、該センサーからループ曲線底部の帯板表面に向かって照射されるレーザービームを、ライン方向に対し直交する向きに走査することにより全条の狭幅帯板のそれぞれのループ高さを検出し、その検出信号に基づいて、スリッター上流側の広幅帯板の移送速度又は/及び下流側の狭幅帯板の移送速度を調整することにより、狭幅帯板のループ高さを所定の高さ範囲内に保持せしめることを特徴としている。
広幅帯板を長手方向に連続移送しながらスリッターで多数条の狭幅帯板にスリットする帯板スリッターラインにおける前記スリッターの出側に設けられたフリーループピット内の狭幅帯板のループ高さを制御する装置であって、
狭幅帯板のループ曲線底部の鉛直上方に設置され、該ループ曲線底部の帯板表面に照射されるレーザービームをライン方向に対し直交する向きに走査することにより全条の狭幅帯板のそれぞれのループ高さを検出する平行スキャニングレーザー距離センサー、および該センサーの検出信号に基づいて、スリッター上流側の広幅帯板の移送駆動装置又は/及び下流側の狭幅帯板の移送駆動装置に移送速度を調整する指令を出力する制御手段を有することを特徴としている。
これによりループ高さの増減修正の要否、およびループ高さを設定高さに復帰させるに必要な増減修正量が直ちに判定されると共に、検出信号に基づくコントローラーからの指令により、スリッター上流側及び/又は下流側のライン速度の増減調節(即ちループピット内への帯板の送り込み量及び/又はループピットからの送り出し量の増減調節)を施すことによってリアルタイムに任意の設定高さに制御することが可能となる。
図1は、本発明のループ高さ検出・制御機構を備えた帯板のスリッターラインを示し、図2は、そのライン内のフリーループピット部を示している。このスリッターラインの基本構成は、前記図4のそれと同じであり、図の左端のアンコイラー(1)から連続的に巻き出される広幅帯板(S)は、ピンチロール(2)を介してスリッター(3)へ移送され、スリッター回転刃(31,32)の剪断作用で所定の幅寸法を有する多数条の狭幅帯板(s)( s1,s2,s3…)にスリットされる。スリットされた多数条の狭幅帯板(s1,s2,s3…)は、スリッター出側のフリーループピット(4)内でループを形成し、ピンチロール(5)を介してテンションリール(6)に巻き取られる。ループピット(4)内のループ高さを昇降制御するために必要な該ピット内への帯板送り込み量と該ピットからの送り出し量の増減調節は、テンションリール(6)の巻き取り回転速度、ピンチロール(2)(5)の回転駆動速度等を増減調節することにより行われ、それに連動してスリッター(3)の回転速度が調節される。
レーザーセンサー(7)からループ(L)に照射されるレーザービームの走査周波数は、厳密にはライン速度(帯板移送速度)や走査すべきループ全幅の大きさ等によるが、一般的なライン速度(約100〜300m/min)およびループ全幅(概ね600〜1600mm)に対して、市販のレーザーセンサー[例えば(株)SICK製レーザーセンサー(型式「LMS」)、スキャン周期:約100ms,走査角α:0〜180°可変]を使用して十分に対処することができる。
ビーム走査角(α)は、狭幅帯板(s)(s1,s2,s3…)の全幅の大きさに応じて適宜補正される。レーザーセンサー(7)の設置高さ(帯板移送ラインからの高さ)は、狭幅帯板(s1,s2,s3…)の全幅のサイズによるが、一般的に約2〜5m程度の高さであればよく、既設のラインに設置する場合もレイアウト上の制約は殆どない。
レーザーセンサー(7)で検出されたループ高さが、設定されている目標値より低下するような場合は、スリッター(3)の上流側ライン速度が減速され、又は/及び下流側ライン速度が増速されることにより、ループピット(4)内のループ量が減少し、それに伴って最下位ループのループ高さは自動的に目標値に復帰する。
検出されるループ高さが、設定された範囲内に納まっている(このときの比例積分器10から出力される信号量はゼロである)場合は、ライン速度の変更はなく、上流側及び下流側ともに現状のライン速度が維持される。
比例積分器(10)のデータ積分は、検出対象となる帯板コイルの切り替え等に応じて、適時スイッチ(11)によりリセットされる。
2:ピンチロール
3:スリッター
31,32:回転刃
4:フリーループピット
5:ピンチロール
6:テンションリール
7:平行スキャニングレーザー距離センサー(レーザーセンサー)
8:コントローラー
9:A/D変換器
10:PI(比例積分器)
22:ピンチロール駆動制御装置
23:スリッター駆動制御装置
24:ピンチロール駆動制御装置
25:テンションリール駆動制御装置
42:ループ上限検出器
43:ループ下限検出器
51:レーザー発射部
52:レーザー受光部
61:カメラ
62:バックスクリーンライト
s:狭幅帯板
L:狭幅帯板のループ
LB:ループ曲線底部
h:ループ高さ
f:ループピット床面
t:帯板の板厚
Claims (2)
- 広幅帯板を長手方向に連続移送しながらスリッターで多数条の狭幅帯板にスリットする帯板スリッターラインにおける前記スリッターの出側に設けられたフリーループピット内の狭幅帯板のループ高さを制御する方法であって、
狭幅帯板のループ曲線底部の鉛直上方に平行スキャニングレーザー距離センサーを設け、該センサーからループ曲線底部の帯板表面に向かって照射されるレーザービームを、ライン方向に対し直交する向きに走査することにより全条の狭幅帯板のそれぞれのループ高さを検出し、その検出信号に基づいて、スリッター上流側の広幅帯板の移送速度又は/及び下流側の狭幅帯板の移送速度を調整することにより、狭幅帯板のループ高さを所定の高さ範囲内に保持せしめることを特徴とする帯板スリッターラインのループ高さ制御方法。 - 広幅帯板を長手方向に連続移送しながらスリッターで多数条の狭幅帯板にスリットする帯板スリッターラインにおける前記スリッターの出側に設けられたフリーループピット内の狭幅帯板のループ高さを制御する装置であって、
狭幅帯板のループ曲線底部の鉛直上方に設置され、該ループ曲線底部の帯板表面に照射されるレーザービームをライン方向に対し直交する向きに走査することにより全条の狭幅帯板のそれぞれのループ高さを検出する平行スキャニングレーザー距離センサー、および該センサーの検出信号に基づいて、スリッター上流側の広幅帯板の移送駆動装置又は/及び下流側の狭幅帯板の移送駆動装置に移送速度を調整する指令を出力する制御手段を有することを特徴とする帯板スリッターラインのループ高さ制御装置。
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