JP4910469B2 - シールド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板の表面側をシールドカバーにより覆って回路基板に形成されている電気回路をシールドするシールド構造に関するものである。
図4(a)にはシールド構造を持つ電子部品の一例が模式的な斜視図により示され、図4(b)には図4(a)の電子部品の模式的な分解図が示され、図4(c)には図4(a)のA−A部分の模式的な断面図が示されている。図4(a)に示される電子部品は、回路基板2と、シールドカバー3とを有して構成されており、当該電子部品のシールド構造1は、シールドカバー3により回路基板2の表面側を覆って回路基板2に形成されている電気回路(図示せず)をシールドするものである。すなわち、回路基板2には部品(図示せず)が搭載され、また、導体パターン等(図示せず)が形成されており、それら部品や導体パターン等によって電気回路が構成されている。また、回路基板2の端面には当該回路基板2の表面から裏面に達する複数の溝部4が形成され、各溝部4の内壁面にはそれぞれ端面電極5が形成されている。さらに、回路基板2の基板面の端縁部には、各溝部4の端面電極5にそれぞれ一対一に対応して電気的に接続されている接続用電極6が形成されている。
シールドカバー3は導体板により構成され、当該シールドカバー3は、回路基板2の表面を覆うカバー面7と、当該カバー面7の周端部から回路基板2側に向けて伸長形成されている周壁部8とを有している。図4(a)、(b)に示される例では、カバー面7は矩形状と成し、カバー面7の矩形状の四辺からそれぞれ回路基板2側に向けて側壁部が伸長形成され当該4つの側壁部によって周壁部8が構成されている。周壁部8の各側壁部には、それぞれ、取り付け用爪部10が設けられている。各取り付け用爪部10の配置位置は、それぞれ、予め定められ個別に対応する溝部4の形成位置に応じた位置となっている。取り付け用爪部10には、図4(c)に示されるように、その先端から根元側に向かう途中の位置に内向きに凸の折り曲げ部11が形成されており、当該折り曲げ部11によって取り付け用爪部10はその先端が外側に向いている形態を有している。当該取り付け用爪部10は、回路基板2の表面側から個別に対応する溝部4に進入し折り曲げ部11が溝部4の内壁面を弾性押圧する構成となっており、向き合う位置に形成されている取り付け用爪部10と共に回路基板2を挟持するような態様でもってシールドカバー3を回路基板2に保持させている。
図4(a)、(b)に示される例では、取り付け用爪部10が進入配置されている溝部4(4S)には、はんだ等の導体接合材料12が充填形成されている。当該取り付け用爪部10が配置されている溝部4(4S)の端面電極5は、回路基板2に形成されているグランドに接続されており、シールドカバー3は、取り付け用爪部10と端面電極5との当接部、および、導体接合材料12を介した取り付け用爪部10と端面電極5との接合によって、回路基板2のグランドに接地されている。
なお、図4(a)、(b)に示される例では、回路基板2の端面に形成されている複数の溝部4のうちの一部の溝部4(4S)は、上記の如く取り付け用爪部10が配置されるシールドカバー用溝部と成している。残りの溝部4(4P)の内壁面に形成されている端面電極5は回路基板2の電気回路に電気的に接続されて電気回路を外部と電気的に接続させるための外部接続用電極と成しており、溝部4Pは外部接続用溝部と成している。
図4(a)に示されるシールド構造1は上記のように構成されている。このようなシールド構造1を持つ電子部品は、例えば、図5(a)の斜視図および図5(b)の断面図(図5(a)のB−B部分の断面図)に示されるように、回路基板2の裏面を実装対象の例えばマザー基板Mに添わせるように配置し回路基板2の外部接続用溝部4Pに形成されたはんだ等の導体接合材料13を介してマザー基板Mに接合(実装)することができる。
また、上述したシールド構造1を持つ電子部品は次に示すように製造することができる。例えば、図6に示されるような、予め区画設定された複数の電子部品形成領域15のそれぞれに部品や導体パターンや接続用電極6を設けて電気回路が形成された親基板14を作製する。その親基板14における電子部品形成領域15の境界線16上には、隣り合う電子部品形成領域15の両側に入り込んだ貫通孔17を形成する。その貫通孔17の内壁面上に電極を形成する。
然る後に、親基板14の各電子部品形成領域15毎に、別に製造されたシールドカバー3を取り付ける。このシールドカバー3の取り付け工程では、シールドカバー3の各取り付け用爪部10をそれぞれ予め定められた対応する貫通孔17に進入させ、取り付け用爪部10の折り曲げ部11を貫通孔17の内壁面に弾性力によって押圧させてシールドカバー3を親基板14に保持固定させる。
その後に、親基板14を各電子部品形成領域15毎に分離分割する。このようにして、シールド構造1を持つ電子部品を製造することができる。
特開2005−228969号公報
ところで、シールドカバー3の取り付け用爪部10に折り曲げ部11を形成すべく取り付け用爪部10を折り曲げ加工するためには、加工上の問題から取り付け用爪部10に或る程度の長さが必要である。このため、次に示すような問題が発生する。つまり、近年、電子部品の薄型化が要求されることがあり、その要求に応じて回路基板2を薄くすると、回路基板2の薄さに応じて取り付け用爪部10を短くすることが加工上の問題から難しく、回路基板2の薄さに対して取り付け用爪部10が長すぎて取り付け用爪部10の先端側が回路基板2の裏面側に食み出してしまうという問題発生の虞がある。取り付け用爪部10が回路基板2の裏面側に食み出してしまうと、例えば図5(a)、(b)に示すように電子部品をマザー基板M等に実装するときに、その食み出た取り付け用爪部10によって、例えば電子部品の一部がマザー基板Mから浮いて電子部品が傾いた状態となる。この場合には、電子部品の浮いた部位を導体接合材料13によってマザー基板Mに接合することができず、これにより、実装不良問題が発生してしまうことがある。
そこで、そのような問題を防止するために、例えば、取り付け用爪部10に折り曲げ部11を設けずに、真っ直ぐなままで回路基板2の薄さに応じた長さを持つ取り付け用爪部10をシールドカバー用溝部4Sに配置しシールドカバー用溝部4Sの内壁面の端面電極5に導体接合材料12だけで接合固定させることが考えられる。しかしながら、その場合には、逆さリフロー工程を行う場合に、シールドカバー3が回路基板2から落下する虞があるという問題が発生する。つまり、逆さリフロー工程とは、図5(a)に示されるように電子部品を表面側に実装したマザー基板Mの裏面側にも部品を例えばはんだにより実装するために、マザー基板Mの天地を逆向きにした状態でマザー基板Mをリフロー炉内で加熱する工程である。この逆さリフロー工程を行う場合に、真っ直ぐなままの取り付け用爪部10を導体接合材料12だけで回路基板2のシールドカバー用溝部4Sに接合固定させている状態であると、リフロー炉の加熱によって導体接合材料12が溶融したときに、シールドカバー3の自重によって、導体接合材料12による取り付け用爪部10とシールドカバー用溝部4Sとの接合状態が解消されてしまってシールドカバー3が回路基板2から落下してしまうという問題が発生する。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、回路基板の薄型化や逆さリフロー工程に起因した問題の発生を抑制しながらシールドカバーを回路基板に強固に取り付けることができるシールド構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、
回路基板の表面側をシールドカバーにより覆って回路基板に形成されている電気回路をシールドするシールド構造において、
回路基板の端面には回路基板の表面から裏面に達する円弧状の内壁面を有するシールドカバー用溝部が伸張形成されており、
シールドカバーには、回路基板の表面側からシールドカバー用溝部に進入する取り付け用爪部が設けられ、その取り付け用爪部の先端側における幅方向の両側は、それぞれ、先端に向かうにつれ外側に張り出して最大張り出し部に達した後に細幅方向に内側に向けて変形する輪郭形状を呈していて、前記最大張り出し部位がシールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に当接するエッジを具備する当接部と成しており、
取り付け用爪部には、その両側の当接部のエッジを弾性押圧力でシールドカバー用溝部の内壁面に弾性押圧させる弾性押圧力付与部が設けられ、該取り付け用爪部の弾性押圧力付与部は、取り付け用爪部の先端部から根元側へ向けて切り込まれている先端開口のスリットによって形成されていて、当該スリットは取り付け用爪部の根元側から先端側に向うにつれ徐々に幅広となる三角形状を呈して、取り付け用爪部の先端側は先端が開いた状態の鋏形状を呈しており、取り付け用爪部は、そのスリットの幅が狭められている弾性圧縮状態でもって回路基板のシールドカバー用溝部に進入し弾性復元力による弾性押圧力によって前記当接部のエッジをシールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に弾性押圧させてシールドカバーを回路基板に保持固定させることを特徴としている。
また、第2の発明は、回路基板の表面側をシールドカバーにより覆って回路基板に形成されている電気回路をシールドするシールド構造において、
回路基板の端面には回路基板の表面から裏面に達する円弧状の内壁面を有するシールドカバー用溝部が伸張形成されており、
シールドカバーには、回路基板の表面側からシールドカバー用溝部に進入する取り付け用爪部が設けられ、その取り付け用爪部の幅方向の両側は、それぞれ、シールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に当接するエッジを具備する当接部を有しており、
取り付け用爪部には、その両側の当接部のエッジを弾性押圧力でシールドカバー用溝部の内壁面に弾性押圧させる弾性押圧力付与部が設けられ、該取り付け用爪部の弾性押圧力付与部は、取り付け用爪部の先端部から根元側へ向けて伸長形成された少なくとも1つの折れ線部によって形成されており、取り付け用爪部は、その折れ線部の位置で、該取付け用爪部を前記幅方向に横切る横断面形状が前記折れ線部を支点として「く」の字状に折り曲げられている弾性圧縮状態でもって回路基板のシールドカバー用溝部に進入し弾性復元力による弾性押圧力によって前記当接部のエッジをシールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に弾性押圧させてシールドカバーを回路基板に保持固定させることを特徴としている。
この発明によれば、シールドカバーの取り付け用爪部の両側部が、回路基板のシールドカバー用溝部の内壁面に当接する当接部と成し、取り付け用爪部の弾性押圧力付与部によって、それら当接部がシールドカバー用溝部の内壁面を弾性押圧してシールドカバーを回路基板に保持固定させる構成とした。前記取り付け用爪部の両側部の当接部に弾性押圧力を付与するための弾性押圧力付与部を取り付け用爪部に形成するための加工には、取り付け用爪部の長さよりも幅が大きく関与する。このため、取り付け用爪部の長さを短くしても取り付け用爪部に弾性押圧力付与部を容易に設けることができる。また、弾性押圧力付与部による当接部のシールドカバー用溝部への弾性押圧力の大きさは取り付け用爪部の長さよりも幅が大きく関与するので、取り付け用爪部の長さを短くしてもシールドカバーを回路基板に保持固定させるのに十分な弾性押圧力でもって取り付け用爪部の当接部を回路基板のシールドカバー用溝部の内壁面に弾性押圧させることが可能である。
つまり、回路基板に対するシールドカバーの保持固定力を維持したまま取り付け用爪部の長さを短くすることができるので、回路基板に対するシールドカバーの保持固定力が弱化するという問題や、その保持固定力の弱化に起因して逆さリフロー工程でシールドカバーが回路基板から落下するという問題や、取り付け用爪部が回路基板の裏面側に食み出るという問題などを防止しながら、回路基板の薄型化に対処することが容易となる。
取り付け用爪部の弾性押圧力付与部が取り付け用爪部の先端部から根元側へ向けて切り込まれているスリットにより形成されている構成や、取り付け用爪部の弾性押圧力付与部が取り付け用爪部の先端部から根元側へ向けて伸長形成された少なくとも1つの折れ線部によって形成されている構成とすることによって、シールドカバーの構造を複雑化することなく、また、簡単な加工でもって、取り付け用爪部の弾性押圧力付与部を構成することができて、上記のような優れた効果を得ることができる。
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施形態例の説明では、図4(a)に示されているシールド構造と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図1(a)には第1実施形態例のシールド構造を持つ電子部品の一形態例が模式的な分解図により示され、図1(b)には第1実施形態例のシールド構造において特有な構成部分が抜き出されて模式的に表されている。この第1実施形態例では、シールドカバー3を回路基板2に取り付けるための取り付け用爪部10が次に述べるような特有な構成を備えている。それ以外の構成は図4(a)に示されるシールド構造1と同様である。
この第1実施形態例では、シールドカバー3は矩形状のカバー面7を有し、当該カバー面7の矩形状の各辺からそれぞれ側壁部が回路基板2側に伸長形成され当該側壁部によって周壁部8が構成されている。この周壁部8の各側壁部には、それぞれ、取り付け用爪部10が形成されている。当該取り付け用爪部10は、図1(b)に示されるように、回路基板2の表面側からシールドカバー用溝部4Sに進入配置されるものであり、取り付け用爪部10の両側部Pが、それぞれ、シールドカバー用溝部4Sの内壁面(端面電極5)に当接する当接部と成している。また、取り付け用爪部10には、先端部から根元側へ向けてスリット18が切り込み形成されている。そのスリット18は、取り付け用爪部10の両側の当接部Pを弾性押圧力でシールドカバー用溝部4Sの内壁面に弾性押圧させる弾性押圧力付与部と成している。当該弾性押圧力付与部としてのスリット18のスリット長やスリット幅は、取り付け用爪部10を構成している板材の材料や厚みによる剛性を考慮し、取り付け用爪部10の当接部Pから回路基板2のシールドカバー用溝部4Sの内壁面に加えられる弾性押圧力が予め定められた大きさとなるように適宜設定されるものである。
すなわち、この第1実施形態例では、取り付け用爪部10は、図1(c)の実線に示されるような解放状態から点線に示されるような状態(つまり、スリット18の幅が狭められている弾性圧縮状態)でもって回路基板2のシールドカバー用溝部4Sに進入し弾性復元力による弾性押圧力によって当接部Pをシールドカバー用溝部4Sの内壁面に弾性押圧させてシールドカバー3を回路基板2に保持固定させている。なお、この第1実施形態例では、取り付け用爪部10をシールドカバー用溝部4Sに進入し易くするために、取り付け用爪部10の先端側は丸みを帯び、かつ、当接部Pの形成部分よりも細くなっている形状と成している。
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、この第2実施形態例の説明において第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施形態例では、取り付け用爪部10は、図2(a)のモデル図に示されるような状態でもって回路基板2のシールドカバー用溝部4Sに進入配置してシールドカバー3を回路基板2に保持固定させている。つまり、この第2実施形態例では、取り付け用爪部10は、その両側部Pがそれぞれシールドカバー用溝部4Sの内壁面(端面電極5)に当接する当接部と成している。また、取り付け用爪部10には、先端部から根元側へ向けて折れ線部20が伸長形成され取り付け用爪部10はその折れ線部20の位置で折り曲げられた状態でシールドカバー用溝部4Sに配置されている。この第2実施形態例では、折れ線部20が、取り付け用爪部10の両側の当接部Pを弾性押圧力でシールドカバー用溝部4Sの内壁面に弾性押圧させる弾性押圧力付与部と成している。
すなわち、この第2実施形態例では、取り付け用爪部10には、予め、図2(b)のモデル図に示されるように折れ線部20が形成されている。取り付け用爪部10は、その折れ線部20の位置で図2(c)のモデル図に示されるように折り曲げられている弾性圧縮状態でもって回路基板2のシールドカバー用溝部4Sに進入し弾性復元力による弾性押圧力によって両側の当接部Pをシールドカバー用溝部4Sの内壁面に弾性押圧させてシールドカバー3を回路基板2に保持固定させている。なお、この第2実施形態例では、第1実施形態例と同様に、取り付け用爪部10をシールドカバー用溝部4Sに進入し易くするために、取り付け用爪部10の先端側は丸みを帯び、かつ、当接部Pの形成部分よりも細くなっている形状と成している。
第2実施形態例のシールド構造1の上記以外の構成は第1実施形態例と同様である。
なお、この発明は第1や第2の各実施形態例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1や第2の各実施形態例では、回路基板2は矩形状と成していたが、回路基板2の形状は矩形状に限定されるものではない。また、シールドカバー3のカバー面7は矩形状と成していたが、カバー面7の形状は矩形状に限定されるものではなく、例えば、回路基板2の形状が矩形状以外の形状である場合には、カバー面7は、その回路基板2の形状に応じた矩形状以外の形状と成していてもよい。
さらに、第1や第2の各実施形態例では、シールドカバー3の周壁部8に設けられる4つの取り付け用爪部10の全てが第1又は第2の実施形態例に示した特有な構成を持つものであったが、複数の取り付け用爪部10のうちの一部の取り付け用爪部10だけが第1又は第2の実施形態例に示した特有な構成を持つものとしてもよい。例えば、第1や第2の各実施形態例では、互いに対向し合う2つの取り付け用爪部10から成る組が2組設けられており、その2組のうちの一方側の組の取り付け用爪部10は第1又は第2の実施形態例に示した特有な構成を持ち、他方側の組の取り付け用爪部10は真っ直ぐなままの形態と成していてもよい。
さらに、第1や第2の各実施形態例では、シールドカバー3の周壁部8を構成している各側壁部にそれぞれ1つずつ取り付け用爪部10が設けられていたが、取り付け用爪部10の形成数や配置位置は、シールドカバー3の大きさや重さや、回路基板2のシールドカバー用溝部4Sに対する取り付け用爪部10の弾性押圧力の大きさ等を考慮して、適宜に設定してよいものである。
さらに、第1や第2の各実施形態例では、回路基板2の端面には、シールドカバー用溝部4Sだけでなく、外部接続用溝部4Pをも形成されていたが、他の手段によって、回路基板2の電気回路を外部と電気的に接続させる構成とする場合には、外部接続用溝部4Pは省略してもよい。
さらに、取り付け用爪部10は、その両側が回路基板2のシールドカバー用溝部4Sの内壁面に当接し、また、その両側の当接部にシールドカバー用溝部4Sの内壁面を弾性押圧させるための弾性押圧力を付与する弾性押圧力付与部が形成されていれば、取り付け用爪部10の形状は第1や第2の各実施形態例に示した形状に限定されるものではない。
さらに、第2実施形態例では、取り付け用爪部10には折れ線部20が1つだけ形成されていたが、例えば、図3に示されるように、取り付け用爪部10には2つの折れ線部20を形成するというように、複数の折れ線部20を形成してもよい。
第1実施形態例のシールド構造を説明するための図である。 第2実施形態例のシールド構造を説明するための図である。 その他の実施形態例を説明するための図である。 シールド構造の一従来例を説明するための図である。 図4のシールド構造を持つ電子部品の実装形態例を説明するための図である。 図4のシールド構造を持つ電子部品の製造工程例を説明するための図である。
符号の説明
1 シールド構造
2 回路基板
3 シールドカバー
4 溝部
10 取り付け用爪部
18 スリット
20 折れ線部

Claims (2)

  1. 回路基板の表面側をシールドカバーにより覆って回路基板に形成されている電気回路をシールドするシールド構造において、
    回路基板の端面には回路基板の表面から裏面に達する円弧状の内壁面を有するシールドカバー用溝部が伸張形成されており、
    シールドカバーには、回路基板の表面側からシールドカバー用溝部に進入する取り付け用爪部が設けられ、その取り付け用爪部の先端側における幅方向の両側は、それぞれ、先端に向かうにつれ外側に張り出して最大張り出し部に達した後に細幅方向に内側に向けて変形する輪郭形状を呈していて、前記最大張り出し部位がシールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に当接するエッジを具備する当接部と成しており、
    取り付け用爪部には、その両側の当接部のエッジを弾性押圧力でシールドカバー用溝部の内壁面に弾性押圧させる弾性押圧力付与部が設けられ、該取り付け用爪部の弾性押圧力付与部は、取り付け用爪部の先端部から根元側へ向けて切り込まれている先端開口のスリットによって形成されていて、当該スリットは取り付け用爪部の根元側から先端側に向うにつれ徐々に幅広となる三角形状を呈して、取り付け用爪部の先端側は先端が開いた状態の鋏形状を呈しており、取り付け用爪部は、そのスリットの幅が狭められている弾性圧縮状態でもって回路基板のシールドカバー用溝部に進入し弾性復元力による弾性押圧力によって前記当接部のエッジをシールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に弾性押圧させてシールドカバーを回路基板に保持固定させることを特徴とするシールド構造。
  2. 回路基板の表面側をシールドカバーにより覆って回路基板に形成されている電気回路をシールドするシールド構造において、
    回路基板の端面には回路基板の表面から裏面に達する円弧状の内壁面を有するシールドカバー用溝部が伸張形成されており、
    シールドカバーには、回路基板の表面側からシールドカバー用溝部に進入する取り付け用爪部が設けられ、その取り付け用爪部の幅方向の両側は、それぞれ、シールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に当接するエッジを具備する当接部を有しており、
    取り付け用爪部には、その両側の当接部のエッジを弾性押圧力でシールドカバー用溝部の内壁面に弾性押圧させる弾性押圧力付与部が設けられ、該取り付け用爪部の弾性押圧力付与部は、取り付け用爪部の先端部から根元側へ向けて伸長形成された少なくとも1つの折れ線部によって形成されており、取り付け用爪部は、その折れ線部の位置で、該取付け用爪部を前記幅方向に横切る横断面形状が前記折れ線部を支点として「く」の字状に折り曲げられている弾性圧縮状態でもって回路基板のシールドカバー用溝部に進入し弾性復元力による弾性押圧力によって前記当接部のエッジをシールドカバー用溝部の前記円弧状の内壁面に弾性押圧させてシールドカバーを回路基板に保持固定させることを特徴とするシールド構造。
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