JP4907321B2 - エアゾール容器のガス抜き機構 - Google Patents
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Description
また、容器として肩カバーが必要であるので、部品の数が多くなり、コストが掛かるという問題があった。
さらに、噴出ヘッドの頂壁が傾斜を持っている場合でも、Tの字のいずれかの部分で頂壁を押圧できるので、オーバーキャップの向きを気にせずにエアゾール容器に装着することができる。
その際噴出ヘッドにより押圧板部を上方に強く押上げたときには、ヒンジ付近の基板部が上方に変形、屈曲するので、エアゾール容器のステムの寸法、噴出ヘッドの寸法のバラツキ、頂壁の形状のバラツキなどにも対応することができる。
マウンテンカップ3は、上部外周に係合環4を形成し、内方中央には、上端にステムを突出したエアゾールバルブが取着されている。
切込み20の所定の位置には、基板部18と押圧板部21を連設するとともに、押込み時に破断する弱化部22が設けられている。
噴出容器内の内容物使用の際には、オーバーキャップCをエアゾール容器Aから取外し、噴出ヘッドBを押下げ操作すると、内容物を噴出ヘッドBの噴出孔11から噴出させることができる。
残留ガスの抜き取りは、まず、オーバーキャップCをエアゾール容器Aから取外し、オーバーキャップCの天板15の押圧板部21を上方から押込む。
押圧板部21の先端および規制板25の先端がTの字形になるので、噴出ヘッドBの頂壁10に当接する面積が増加し、安定して押下げることができる。
また、そのまま放置するだけで、ガスの抜き取りが継続され、エアゾール容器A内の残留ガスや内容物は抜き取られ、エアゾール容器Aを安全に廃棄することができる。
エアゾール容器Aが金属製の場合には、残留ガスや内容物を完全に抜き取り後、エアゾール容器AからオーバーキャップCおよび噴出ヘッドBを取外し、金属製容器と、その他の合成樹脂製部材とを分別廃棄することもできる。
押圧板部の規制板のヒンジ部側端部の形状、および押圧板部の両側の突出部と基板部の支持板との係合する位置関係は、上記実施形態に限定されない。
押圧板部の下面に垂設する規制板の数は、上記実施形態に限定されない。
下面からの弱化凹部で区画することにより、オーバーキャップの天板に切れ目がなくなり、オーバーキャップの密封性がよくなるとともに、上面からの見栄えもよくすることができる。
実施例1と同様の構成部分は、同一の符号をもって図示し、以下相違点を中心に説明する。
切込み33の所定の位置には、基板部31と押圧板部34を連設するとともに、押込み時に破断する弱化部35が設けられている。
内容物を全て使用し、エアゾール容器Aを廃棄する際には、エアゾール容器A内の残留ガスの抜き取りを行う。
残留ガスの抜き取りは、まず、オーバーキャップCaをエアゾール容器Aから取外し、オーバーキャップCaの天板30の押圧板部34を上方から押込む。
その他、第1実施例と同一の作用効果を得ることができる。
B 噴出ヘッド
C、Ca オーバーキャップ
1 胴部
2 肩部
3 マウンテンカップ
4 係合環
10 頂壁
11 噴出孔
12、16 側周壁
15、30 天板
17 係合突条
18、31 基板部
19、32 ヒンジ部
20、33 切込み
21、34 押圧板部
22、35 弱化部
23、36 支持板
24、39 突出部
25、40 規制板
37 ヒンジ
38 切欠け
Claims (3)
- オーバーキャップを装着したエアゾール容器のガス抜き機構であって、
エアゾール容器は、押下げ操作により内容物を噴出させる噴出ヘッドを具え、
オーバーキャップは、天板と、側周壁を具え、
天板は、基板部と、基板部の所定の位置に、ヒンジ部を残して切込みにより区画された押圧板部とを具えており、
基板部下面には、ヒンジ部と平行に垂設され、側端部が側周壁内周から内方に延びるように連設される支持板が、対向する両側に配設され、
押圧板部には、両側に、押込み時に一定の押込み角度で基板部の支持板と係合する突出部が形成され、下面に、押込み時に一定の押込み角度でヒンジ部側の端部が基板部下面に当接する規制板が垂設され、
オーバーキャップの天板の押圧板部を、ヒンジ部を介して押込み、突出部を支持板に係合させて変形を維持した後、オーバーキャップをエアゾール容器に装着することにより、押圧板部および規制板の先端が、噴出ヘッドに当接し、押し下げるようにしたことを特徴とするエアゾール容器のガス抜き機構。 - 規制板の先端が、押圧板部の先端に対してTの字形に設けられ、ガス抜き時に、Tの字の部分で噴出ヘッドの頂壁に当接し、押下げることを特徴とする請求項1記載のエアゾール容器のガス抜き機構。
- オーバーキャップの天板のヒンジ部が、天板下面から溝を凹設して形成され、中央に形成したヒンジと、天板の切込みの両端部よりヒンジの両端まで切込まれた切欠けとを具えていることを特徴とする請求項1または2記載のエアゾール容器のガス抜き機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006324874A JP4907321B2 (ja) | 2006-08-30 | 2006-11-30 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006234219 | 2006-08-30 | ||
JP2006234219 | 2006-08-30 | ||
JP2006324874A JP4907321B2 (ja) | 2006-08-30 | 2006-11-30 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008081206A JP2008081206A (ja) | 2008-04-10 |
JP4907321B2 true JP4907321B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=39352448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006324874A Active JP4907321B2 (ja) | 2006-08-30 | 2006-11-30 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4907321B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4826244B1 (ja) * | 1970-02-22 | 1973-08-08 | ||
JPH0346067U (ja) * | 1989-09-12 | 1991-04-26 | ||
JP4162869B2 (ja) * | 2001-05-31 | 2008-10-08 | 株式会社吉野工業所 | エアゾール缶のキャップ |
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2006
- 2006-11-30 JP JP2006324874A patent/JP4907321B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008081206A (ja) | 2008-04-10 |
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