JP4907270B2 - 磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置 - Google Patents

磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4907270B2
JP4907270B2 JP2006234905A JP2006234905A JP4907270B2 JP 4907270 B2 JP4907270 B2 JP 4907270B2 JP 2006234905 A JP2006234905 A JP 2006234905A JP 2006234905 A JP2006234905 A JP 2006234905A JP 4907270 B2 JP4907270 B2 JP 4907270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
winding
wire
workpiece
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006234905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008061366A (ja
Inventor
効 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD.
Nittoku Engineering Co Ltd
Original Assignee
HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD.
Nittoku Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD., Nittoku Engineering Co Ltd filed Critical HAYASHI INDUSTRY CO.,LTD.
Priority to JP2006234905A priority Critical patent/JP4907270B2/ja
Publication of JP2008061366A publication Critical patent/JP2008061366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4907270B2 publication Critical patent/JP4907270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ステータ等の磁極に線材を巻きつける巻線方法及び巻線装置に関するもので、特に、線材を磁極間のスロット内に自動的に供給して、磁極の周囲に線材を巻き付けるようにした巻線方法及び巻線装置に関するものである。
電動モータを形成するためには、アウタータイプあるいはインナータイプを問わず、そのステータやロータの磁極となる部分に巻線をしなければならない。そして、巻線をするには、これらの磁極間にある「スロット」に巻線を供給し、該当する磁極の周囲に線材を供給しなければならない。
また、巻線は、機械的かつ高速で行わないと、電動モータのコストが高くなるから、各磁極に対する巻線を効率的に行う装置が開発されてきているが、そのような巻線を自動的に行うようにしたのが、「巻線装置」である。
このような巻線装置の一般的なものは、図7に示すようになっている。この場合、ロータ(ワーク80)は、内側に放射状に向かった多数の磁極81を有するものであり、これらの磁極81の間にはスロット83が形成されている。そして、線材Wは、巻線装置によって、各スロット83に挿入されるノズルを通して供給され、このノズルを各磁極81の周囲を回動させることにより、各磁極81に対する巻線がなされるのである。
このような巻線装置では、ノズルは、内部に線材を挿通したシャフトの上部に反対向きに一対突設してあり、シャフトはロータの内部を上下方向に貫通移動するとともに、水平方向に所定量回動する周回動作を行なうようになっている。
しかしながら、このような従来の巻線装置は、ノズルをスロット内に貫通移動させながら、このノズルから繰り出されてきた線材Wを磁極に巻回するものであるから、図8に示すスロット83内の斜線部分は、ノズルが貫通移動するために必要な空間となり、ノズルによる巻線の巻回ができないデッドゾーンとなっている。その結果、各磁極81に対する線材Wの巻数には自ずと限界が生ずることになり、各磁極81上の巻線断面積を一定以上大きくすることができず、出力を向上させることによってモータを小型化したいという業界の要望に応えることができなかった。
このような巻線装置を改良したものとしては、例えば、特許文献1あるいは特許文献2に示されているような種々なものがある。
特開平10−112962号公報、要約、代表図 特許第3380885号掲載公報
特許文献1に示されている巻線装置は、磁極が外に向かって突出する所謂アウタータイプのステータに巻線を施すためのものであり、「対象モーターのスロット幅に拘わらず巻線できる方法とそのための巻線機を提供すること」を目的として、図9に示すように、「ノズル1をコアの外側で旋回させるとともに、ノズル1から出たワイヤーがポールネジ軸22aに達するときにはそのワイヤーの方向が巻軸線に対して垂直となるように、ノズル1の旋回速度と関連する速度で巻軸線方向に変位するガイド3、4でワイヤーの行路を規制すること」を特徴とするものである。
しかしながら、「ノズル1の旋回速度と関連する速度で巻軸線方向に変位するガイド3、4でワイヤーの行路を規制すること」は非常に困難であると考えられる。何故なら、コアの間のスロットは、各コア間の距離よりも小さくしてあり、その影になった磁極上に線材を供給するには、各ガイド3、4の案内では無理だからである。
一方、特許文献2の巻線装置は、出願人が既に提案しているものであり、図10にも示すように、「モータ固定子のスロット内を非貫通となるように該モータ固定子の中央空間を循環移動するノズルから繰り出された電線を前記ノズルと連動する巻線具で把持し、次いで、把持した電線をモータ固定子のスロット開口に対向して配設されたコアガイドによって前記モータ固定子のスロット開口内に導きつつ外周方向に移送し、次に、所定位置まで移送したら、前記電線の把持を解除する、これら一連の動作を繰り返すことにより、モータ固定子に巻線する」ことを特徴とするものである。
この特許文献2の巻線装置によれば、その段落46にも記載してある通り、「ノズルはスロット開口の周辺部分において上下水平方向に移動するだけで、電線をスロット開口から離れたスロットの奥側にたぐり寄せながら被巻線部に巻回することができ、ノズルをスロット内のスロット開口から奥側において通過させなくても均一に巻回できるから、従来、ノズルを通過させるために必ず生じていたスロット内の巻線不能なデッドゾーンを生ずることがない。その結果、従来生じていたデッドゾーンにも巻線してコイルの巻線断面積を大きくすることができるから、小型のモータで大きな出力を得ることができる」といった優れた効果を発揮できるものとなっているのである。
しかしながら、この特許文献2の技術に対しても、更に改良が可能であることが、本発明者等の検討によって明らかになった。
すなわち、電動モータを構成しているステータやロータの磁極81となる部分は、アウタータイプあるいはインナータイプを問わず、図3〜図10に示すように、ステータやロータ(ワーク80)の中心点から放射状に突出するか、あるいはステータやロータの中心点に向かう放射状になっている。このため、図3または図8に示すように、各磁極について見てみると、これが中心線L3に対して同じ幅のものであっても、中心点Cに近い部分とこれから離れた部分とでは、図8中の中心線L1と中心線L2にて示すように、その周囲にある巻線可能部分は異なっている。
そうなると、例えば図3のインナータイプのステータで言えば、各磁極の周囲で巻線が行える空間は、中心点Cに近い部分(中心線L2)よりも遠い部分(中心線L1)の方が広くなっている。この各磁極81における巻線が行える空間に巻線を行うとき、ノズルが中心線L3に対して平行移動するものであると、当然中心線L3の先(奥)の部分ではデッドスペースができてしまうことになる。
そこで、本発明者等は、各磁極の手前の部分も奥の部分も巻線を稠密状態で行うにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、巻線の密度をさらに高めてコイルの巻線断面積を大きくすることができ、小型であっても大きな出力を得ることができるモータを製造することのできる巻線方法、及び装置を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「モータを構成するためのステータまたはロータ等のワーク80の、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極81の外周に、ノズル60から線材Wを繰り出して巻線を行うようにした巻線方法において、
各磁極81に対して回転及び上下動され、内部に線材Wが通されるスピンドル軸20と、このスピンドル軸20上に回転可能に支持される傾動板30と、スピンドル軸20上に固定されて、その先端部が各磁極81に対向する支持台40と、この支持台40上に枢軸41を介して回動可能に支持されて、伝動部52が傾動板30側の伝動部34と接続されるノズル保持台50と、このノズル保持台50に進退可能に組み付けたノズル60と、このノズル60に向かう位置に進退可能に位置させたフック70とを備えて、
このノズル60の先端の、前記各磁極81の回りでの周回を、前記スピンドル軸20の回動及び上下動によって行うとともに、前記ノズル60の先端の、ワーク80の各磁極81の中心線L3に対する角度を、傾動板30を回動させることにより、この傾動板30と伝動部52にて接続されているノズル支持台50の角度を変えることによって行うようにして、
ノズル60の先端を磁極81の表面に近づけながら巻線を行うとともに、前記ワーク80の基部側への巻線を行う場合には、前記フック70に係止した前記線材Wをワーク80の基部側へ引き込み、前記線材Wをワーク80の根元に位置させるようにしたことを特徴とする巻線方法」
である。
すなわち、この請求項1に係る発明は、ワーク80の磁極81に線材Wを巻き付けるための巻線方法に関し、磁極81間のスロット83からノズル60を挿入して各磁極81表面に巻線を実施するにあたって、このノズル60の「首振り」を行うようにして、ノズル60の先端を磁極81の表面に近づけた状態で巻線を行うようにしたものである。
換言すれば、この方法におけるノズル60は、図6の(a)〜(d)に示すように、必要に応じて「首振り」するものであり、これによって、線材Wが繰り出されるノズル60の先端が、放射状に位置している各磁極81の表面に最大限近接されるものとなっているのである。
もし、ノズル60が首振りしないとすると、従来例を示した図8におけるように、ノズル60の先端は図中の斜線部分内でしか移動しないことになる。このため、巻き始めにおいては、各磁極81とノズル60の先端との寸法は、図8中の寸法線L1に示したものとなって巻線が不安定な状態になるだけでなく、最終の巻き終わり時では、図8中の寸法線L2(この寸法は磁極81が放射状に位置しているため寸法線L1よりも小さい)までしか巻線が行えない。
この点、ノズル60を首振りさせて巻線を行う本発明の方法によれば、図3に示すように、ノズル60の先端を今巻線しようとしている箇所に最大限近づけることができるのである。逆に、図4に示すように、巻線がある程度進んでくれば、ノズル60を図3の場合とは反対に首振りさせることにより、巻かれた線材Wの表面にノズル60の先端を近づけながらの巻線を続行することができるのである。
そして、このノズル60は、首振りが不要の場合には、スピンドル軸20の上下動及び回転、そしてモータM4による進退作動によって、磁極81の周りでの周回を行うことになるのである。また、このノズル60は、ノズル保持台50を傾動板30に対して回転されることにより、前述した首振り(傾斜)を行いながら、磁極81に対する周回を行うものである。
また、この巻線方法では、図2に示すように、上記ノズル60に向かう位置にフック70が進退可能に設置してある。このフック70は、磁極81上をノズル60に向けて伸張されたとき、図6の(b)にて示したように、その先端にて線材Wの一部を係止するものである。この線材Wを係止した状態でノズル60の先端から離れたフック70は、図6の(c)にて示したように、その先端にて線材Wの一部をワーク80の基部側に引き込み、図6の(d)にて示したように、その先端の係止が外されて線材Wを磁極81の根本に積極的に位置させるものである。
以上の結果、本発明に係る巻線方法を採用すれば、ノズル60の先端を線材Wを巻きたい部分に常に近接させることができて、スロット83内の空間を完全利用しながら、しかも巻線作業を安定して行えるのである。
また、以上の課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「モータを構成するためのステータまたはロータ等のワーク80の、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極81の外周に、ノズル60から線材Wを繰り出して巻線を行うようにした巻線装置100において、
各磁極81に対して回転及び上下動され、内部に線材Wが通されるスピンドル軸20と、このスピンドル軸20上に回転可能に支持される傾動板30と、スピンドル軸20上に固定されて、その先端部が各磁極81に対向する支持台40と、この支持台40上に枢軸41を介して回動可能に支持されて、伝動部52が傾動板30側の伝動部34と接続されるノズル保持台50と、このノズル保持台50に進退可能に組み付けたノズル60と、このノズル60に向かう位置に進退可能に位置させたフック70とを備え、
このノズル60の先端の、各磁極81の回りでの周回を、スピンドル軸20の回動及び上下動によって行うとともに、ノズル60の先端の、ワーク80の各磁極81の中心線L3に対する角度を、傾動板30を回動させることにより、この傾動板30と伝動部52にて接続されているノズル支持台50の角度を変えることによって行い、
ノズル60の先端を磁極81の表面に近づけながら巻線を行うとともに、ワーク80の基部側への巻線を行う場合には、フック70に係止した線材Wをワーク80の基部側へ引き込み、線材Wをワーク80の根元に位置させるようにしたことを特徴とする巻線装置100」
である。
すなわち、この請求項2に係る巻線装置100は、上記請求項1の巻線方法を具体的に実施するためのものであり、モータを構成するためのステータまたはロータ等のワーク80の、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極81の外周に、ノズル60から線材Wを繰り出して巻線を行うものである。
この巻線装置100は、図1及び図2に示すように、その基本構成部品として、各磁極81に対して回転及び上下動され、内部に線材Wが通されるスピンドル軸20と、このスピンドル軸20上に回転可能に支持される傾動板30と、スピンドル軸20上に固定されて、その先端部が各磁極81に対向する支持台40と、この支持台40上に枢軸41を介して回動可能に支持されて、伝動部52が傾動板30側の伝動部34と接続されるノズル保持台50と、このノズル保持台50に進退可能に組み付けたノズル60とを備えたものである。
勿論、回転支持台11はモータM1で回動し、スピンドル軸20はモータM2で上下動するとともにモータM3aで回転し、傾動板30はモータM3bで回動して、ノズル保持台50を回動させるものであり、モータM4でノズル60を進退させる。これらのモータM1〜モータM4は、図示しない制御装置において、巻線状況に応じて回転制御される。以下では、これらのモータM1〜モータM4の駆動により回転された回転支持台11、スピンドル軸20、傾動板30、及びノズル保持台50の作動を中心に説明していき、各モータM1〜モータM4の回転駆動の具体的作動についてはその説明を省略する。
この巻線装置100においては、基台10に設置してある回転支持台11上にワーク80を組み付ける。ここでのワーク80は、図3〜図6に示すように、各磁極81が中心線L3に向かうインナータイプのものを例としているが、本発明に係る巻線装置100は、図9に示したような、各磁極81が外に向けて放射状に突出するアウタータイプのものにも適用できるものである。また、このワーク80が取付られる回転支持台11は、基台10上のモータM1によって全体が回転されるものであり、ノズル60が一本あるいは直線上の二本であっても、図5に示すような多数の磁極81を有したワーク80についても巻線作業が行えるものとしてある。
また、線材Wについては、上記回転支持台11の外から供給するようになっており、図2に示した線材挿入口21から、当該巻線装置100の中心に位置するスピンドル軸20の線材口21内に下から供給されるようになっている。このスピンドル軸20の上に出た線材Wは、ノズル60を支持しているノズル保持台50を介して、ノズル60に供給される。
さて、スピンドル軸20は、モータM2によってその上下動がなされるものであり、軸を中心とする回転は、モータM3aによってなされるものであり、このスピンドル軸20自体の上下動や回転によって、ノズル60の先端が各磁極81の周囲を回ることになるのであり、これによって各磁極81の外周に線材Wを巻回するための、ノズル60の回転操作の基本的な部分がなされることになるのである。この基本的な部分とは、線材Wの、ノズル60による繰り出し方向が、ワーク80の中心点Cと一致している場合の巻線を行うことをいうものである。
ところで、上記請求項1の巻線方法においては、線材Wを繰り出すノズル60の「首振り」操作を行わなければならなかった。この請求項2に係る巻線装置100においても、この「首振り操作」を行うものであるが、それは、次のようにしてなされる。
すなわち、ノズル60の首振り操作は、図6の(a)中の矢印にて示すように、スピンドル軸20の上端にある傾動板30が、図2に示すモータM3bによって回動されると、この傾動板30の伝動部52と相手方の伝動部34によって連結されているノズル保持台50が、傾動板30の回動方向とは反対側に回動するのである。この場合の、ノズル保持台50の回動中心は、図2に示すように、スピンドル軸20に連結されている支持台40の枢軸41となっている。勿論、ノズル60を反対側に首振りさせたい場合には、上述したのとは逆の方向に傾動板30を回動させればよい。
ノズル60が首振りした結果、このノズル60の先端は、図3または図4に示すように、中心点Cに対して傾斜状態となるのであり、ノズル60の先端は、各磁極81の外周面に近接することになるのである。これらの首振りの方向の決定は、各磁極81上にどれだけの量の巻線がなされたか、による。
図3では、各磁極81の表面に巻線がなされ始めた状態が示してあるが、この巻線初期においては、各磁極81の表面には線材Wのための十分な空間が存在するのであるから、ノズル60の先端は、図示したように、各磁極81の表面に近接されるのである。
各磁極81に対する巻線が進んでくると、図4に示すように、ノズル60の先端の首振り方向をそれまでとは反対側にするのである。何故なら、図4に示したように、線材Wが各磁極81の表面にある程度巻かれている結果、その分ノズル60の先端は離さなければならないからである。
なお、各磁極81の先端に形成してある抜け止め82は、各磁極81間のスロット83をなるべく広くしながら、巻かれた線材Wの抜け止めを行うのであるから、余り大きなものとすることができない。そこで、図4に示した巻線方法では、奥側を厚く巻き、スロット83側を薄く巻くようにしている。
また、この巻線装置100では、図2にも示すように、ノズル60の先端側に配置されて、このノズル60から繰り出された線材Wをノズル60の先端側より先に引き込むフック70が設けてある。
すなわち、この巻線装置100は、図2にも示すように、フック70を設けたものであり、このフック70は、図6の(a)〜(d)に示すように、ノズル60から繰り出された線材Wの一部を係止して、これを各磁極81の根本部分に引き込むものである。
換言すれば、このフック70は、ノズル60の首振り操作だけでは、巻線密度を十分なものにできない場合に使用されるものであり、図10に示した従来装置の「カム12」と同様な機能を発揮するものである。つまり、このフック70は、図6の(c)及び(d)にも示すように、ノズル60から繰り出された線材Wを引き込んで、各磁極81上の巻線密度をより一層高めるものである。
従って、この請求項2に係る巻線装置100は、巻線の密度をより一層高めてコイルの巻線断面積を大きくすることができ、小型であっても大きな出力を得ることができるモータを製造することができるのである。
以上、説明した通り、本発明においては、
モータを構成するためのステータまたはロータ等のワーク80の、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極81の外周に、ノズル60から線材Wを繰り出して巻線を行うようにした巻線方法において、
各磁極81に対して回転及び上下動され、内部に線材Wが通されるスピンドル軸20と、このスピンドル軸20上に回転可能に支持される傾動板30と、スピンドル軸20上に固定されて、その先端部が各磁極81に対向する支持台40と、この支持台40上に枢軸41を介して回動可能に支持されて、伝動部52が傾動板30側の伝動部34と接続されるノズル保持台50と、このノズル保持台50に進退可能に組み付けたノズル60と、このノズル60に向かう位置に進退可能に位置させたフック70とを備えて、
このノズル60の先端の、前記各磁極81の回りでの周回を、前記スピンドル軸20の回動及び上下動によって行うとともに、前記ノズル60の先端の、ワーク80の各磁極81の中心線L3に対する角度を、傾動板30を回動させることにより、この傾動板30と伝動部52にて接続されているノズル支持台50の角度を変えることによって行うようにして、
ノズル60の先端を磁極81の表面に近づけながら巻線を行うとともに、前記ワーク80の基部側への巻線を行う場合には、前記フック70に係止した前記線材Wをワーク80の基部側へ引き込み、前記線材Wをワーク80の根元に位置させるようにしたことを特徴とする巻線方法」
あるいは、
「モータを構成するためのステータまたはロータ等のワーク80の、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極81の外周に、ノズル60から線材Wを繰り出して巻線を行うようにした巻線装置100において、
各磁極81に対して回転及び上下動され、内部に線材Wが通されるスピンドル軸20と、このスピンドル軸20上に回転可能に支持される傾動板30と、スピンドル軸20上に固定されて、その先端部が各磁極81に対向する支持台40と、この支持台40上に枢軸41を介して回動可能に支持されて、伝動部52が傾動板30側の伝動部34と接続されるノズル保持台50と、このノズル保持台50に進退可能に組み付けたノズル60と、このノズル60に向かう位置に進退可能に位置させたフック70とを備え、
このノズル60の先端の、各磁極81の回りでの周回を、スピンドル軸20の回動及び上下動によって行うとともに、ノズル60の先端の、ワーク80の各磁極81の中心線L3に対する角度を、傾動板30を回動させることにより、この傾動板30と伝動部52にて接続されているノズル支持台50の角度を変えることによって行い、
ノズル60の先端を磁極81の表面に近づけながら巻線を行うとともに、ワーク80の基部側への巻線を行う場合には、フック70に係止した線材Wをワーク80の基部側へ引き込み、線材Wをワーク80の根元に位置させるようにしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、巻線の密度をさらに高めてコイルの巻線断面積を大きくすることができ、小型であっても大きな出力を得ることができるモータを製造することができるのである。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である巻線装置100について説明する。なお、請求項1の巻線方法は、この最良形態の巻線装置100の中に化体されているので、その説明はこの巻線装置100の説明を以て代用する。
さて、図1及び図2には、本発明の最良形態に係る巻線装置100が示してあり、この巻線装置100は、モータを構成するためのステータまたはロータ等のワーク80の、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極81の外周に、ノズル60から線材Wを繰り出して巻線を行うようにしたものである。
そして、この巻線装置100は、各磁極81に対して回転及び上下動され、内部に線材Wが通されるスピンドル軸20と、このスピンドル軸20上に回転可能に支持される傾動板30と、スピンドル軸20上に固定されて、その先端部が各磁極81に対向する支持台40と、この支持台40上に枢軸41を介して回動可能に支持されて、伝動部52が傾動板30側の伝動部34と接続されるノズル保持台50と、このノズル保持台50に進退可能に組み付けたノズル60とを備えたものである。
基台10上には、図2にも示したように、ワーク80を支持するための回転支持台11と、スピンドル軸20の上下動を行うモータM2のためのネジ台22bと、スピンドル軸20の回転を行うモータM3aのための支持台23が設置してある。回転支持台11は基台10上にて回動可能に支持してあって、その外側にはモータM1によって回転駆動できるようにするための歯部12が形成してあり、また線材Wを外部から供給するための線材挿入口21が形成してある。
スピンドル軸20は、当該巻線装置100の中心にて垂直に立った状態で、上下動及び回転するものであり、上下動は、ネジ台22b上のモータM2によってネジ軸22aを回転させることにより、このネジ軸22aに螺合している上下動板22が上下動することにより実現できるようにしてある。また、スピンドル軸20の回転は、当該スピンドル軸20の外周に形成してあるスプライン溝24に螺合させた回転板25を、モータM3aによって回転することによりなされるのであるが、回転板25はスプライン溝24に係合させてあるから、このスピンドル軸20の上下動とは無関係に行えるようにしてある。
このスピンドル軸20の上端には傾動板30が設けてあるから、この傾動板30はスピンドル軸20とともに上下動及び回転するものとなっている。また、この傾動板30の内側になるスピンドル軸20上には、図2にも示したように、支持筒31が固定してあり、この支持筒31にはモータM3bが取り付けてある。このモータM3bの駆動軸上の歯車は、傾動板30の内側面に形成した歯部32に噛合していて、当該モータM3bが回転駆動されると、当該傾動板30をスピンドル軸20とは別に回転させることになるものである。
つまり、この傾動板30は、通常時にはスピンドル軸20とともに上下動及び回転をするのであるが、後述するノズル60の首振りを行う場合にのみ、モータM3bによって所定量回転されるのである。勿論、スピンドル軸20上の支持筒31とこの傾動板30との間にはスリーブ33が介在させてあり、このスリーブ33によって、スピンドル軸20とともに動くことと、スピンドル軸20とは別に動くこととの両方が可能になるようにしてある。
ノズル60は、スピンドル軸20上に固定した支持台40のノズル保持台50に支持されている。このノズル保持台50は、支持台40の枢軸41上に回動可能に支持されていて、枢軸41上に対する位置はこの支持台40によって保持されるものの、この支持台40に対して回動可能になっているのである。
また、各ノズル保持台50は、図6に示したように、その端部に形成した伝動部52を、傾動板30の外面に形成した伝動部34に噛合させることにより、傾動板30に接続された状態にある。つまり、図6の(a)中の矢印にて示したように、傾動板30が時計方向に回動すれば、その伝動部34に伝動部52によって接続されたノズル保持台50は、反時計方向に回動されることになる、つまり「首振り」を行うことになるのである。
さらに、ノズル60は、その移動台61を、ノズル保持台50の案内溝51内に出入自在に組み込むことにより、このノズル保持台50に対して進退できるようにしてあり、この移動台61の下側には移動板62が一体化してある。この移動板62は、モータM4によって回転駆動されるネジ軸上に螺合させてあり、モータM4の正転または逆転によって磁極81またはスロット83に対して進退されるのである。以上の結果、ノズル60は、その移動台61毎、ノズル保持台50の案内溝51内にて、磁極81またはスロット83に対して進退されるものとなっているのである。
そして、このノズル60は、首振りが不要の場合には、スピンドル軸20の上下動及び回転、そしてモータM4による進退作動によって、磁極81の周りでの周回を行うことになるのである。また、このノズル60は、ノズル保持台50を傾動板30に対して回転されることにより、前述した首振り(傾斜)を行いながら、磁極81に対する周回を行うものである。
また、本最良形態の巻線装置100では、図2に示したように、上記ノズル60に向かう位置にフック70が進退可能に設置してある。このフック70は、磁極81上をノズル60に向けて伸張されたとき、図6の(b)にて示したように、その先端にて線材Wの一部を係止するものである。この線材Wを係止した状態でノズル60の先端から離れたフック70は、図6の(c)にて示したように、その先端にて線材Wの一部をワーク80の基部側に引き込み、図6の(d)にて示したように、その先端の係止が外されて線材Wを磁極81の根本に積極的に位置させるものである。
本発明に係る巻線装置の部分破断斜視図である。 同巻線装置の縦断面図である。 ワークの磁極上に一層目の巻線を行っている状態を示す、ワークの部分拡大平面図である。 ワークの磁極上に二層目以降の巻線を行っている状態を示す、ワークの部分拡大平面図である。 ワークの磁極の一つおきに巻線を施した状態のワークの平面図である。 ノズルの首振り及びフックの作用を示すもので、(a)は首振りを行いながら伸張したフックの先端上に線材Wを巻こうとしている状態を示す部分平面図、(b)は首振りを行いながら伸張したフックの先端上に線材Wを巻いた状態を示す部分平面図、(c)はノズルが首振りを行いながら線材Wを下側に巻回し、フックが線材Wを磁極の根本側に引き込もうとしている状態を示す部分平面図、(d)はノズル上方に上がってくるとともに、フックが線材Wを外した状態を示す部分平面図である。 従来の巻線装置の部分斜視図である。 図7に示したワークの部分拡大平面図である。 従来の他の巻線装置の斜視図である。 従来のさらに他の巻線装置の斜視図である。
100 巻線装置
10 基台
11 回転支持台
12 歯部
13 線材挿入口
20 スピンドル軸
21 線材口
22 上下動板
22a ネジ軸
22b ネジ台
23 支持台
24 スプライン溝
25 回転板
30 傾動板
31 支持筒
32 歯部
33 スリーブ
34 伝動部
40 支持台
41 枢軸
50 ノズル保持台
51 案内溝
60 ノズル
61 移動台
62 移動板
70 フック
80 ワーク
81 磁極
82 抜け止め
83 スロット
L1・L2 寸法線
L3 中心線
M1〜M4 モータ
W 線材

Claims (2)

  1. モータを構成するためのステータまたはロータ等のワークの、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極の外周に、ノズルから線材を繰り出して巻線を行うようにした巻線方法において、
    前記各磁極に対して回転及び上下動され、内部に前記線材が通されるスピンドル軸と、このスピンドル軸上に回転可能に支持される傾動板と、前記スピンドル軸上に固定されて、その先端部が前記各磁極に対向する支持台と、この支持台上に枢軸を介して回動可能に支持されて、伝動部が前記傾動板側の伝動部と接続されるノズル保持台と、このノズル保持台に進退可能に組み付けた前記ノズルと、このノズルに向かう位置に進退可能に位置させたフックとを備えて、
    このノズルの先端の、前記各磁極の回りでの周回を、前記スピンドル軸の回動及び上下動によって行うとともに、前記ノズルの先端の、前記ワークの各磁極の中心線に対する角度を、前記傾動板を回動させることにより、この傾動板と伝動部にて接続されている前記ノズル支持台の角度を変えることによって行うようにして、
    前記ノズルの先端を前記磁極の表面に近づけながら巻線を行うとともに、前記ワークの基部側への巻線を行う場合には、前記フックに係止した前記線材をワークの基部側へ引き込み、前記線材をワークの根元に位置させるようにしたことを特徴とする巻線方法。
  2. モータを構成するためのステータまたはロータ等のワークの、基部から内方または外方に突出する多数の各磁極の外周に、ノズルから線材を繰り出して巻線を行うようにした巻線装置において、
    前記各磁極に対して回転及び上下動され、内部に前記線材が通されるスピンドル軸と、このスピンドル軸上に回転可能に支持される傾動板と、前記スピンドル軸上に固定されて、その先端部が前記各磁極に対向する支持台と、この支持台上に枢軸を介して回動可能に支持されて、伝動部が前記傾動板側の伝動部と接続されるノズル保持台と、このノズル保持台に進退可能に組み付けた前記ノズルと、このノズルに向かう位置に進退可能に位置させたフックとを備え、
    このノズルの先端の、前記各磁極の回りでの周回を、前記スピンドル軸の回動及び上下動によって行うとともに、前記ノズルの先端の、前記ワークの各磁極の中心線に対する角度を、前記傾動板を回動させることにより、この傾動板と伝動部にて接続されている前記ノズル支持台の角度を変えることによって行い、
    前記ノズルの先端を前記磁極の表面に近づけながら巻線を行うとともに、前記ワークの基部側への巻線を行う場合には、前記フックに係止した前記線材をワークの基部側へ引き込み、前記線材をワークの根元に位置させるようにしたことを特徴とする巻線装置。
JP2006234905A 2006-08-31 2006-08-31 磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置 Active JP4907270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006234905A JP4907270B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006234905A JP4907270B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008061366A JP2008061366A (ja) 2008-03-13
JP4907270B2 true JP4907270B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=39243500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006234905A Active JP4907270B2 (ja) 2006-08-31 2006-08-31 磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4907270B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10178767A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Sanko Kiki Kk ステータコアへの巻線装置
JP3850187B2 (ja) * 1999-09-28 2006-11-29 多摩川精機株式会社 コイル巻線方法
JP3753699B2 (ja) * 2003-03-07 2006-03-08 三工機器株式会社 ステータコアへの巻線方法及び同方法によって巻線されたコイル付きステータコア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008061366A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8146238B2 (en) Winding method
JP5108648B2 (ja) コイル巻線方法およびコイル巻線装置
JP2003264966A (ja) 巻線方法及び巻線装置
TW557461B (en) Coil winder and wire winding method
US6254027B1 (en) Winding machine
JP4918141B2 (ja) コイル巻線装置及びコイル巻線方法
JPWO2004015845A1 (ja) コイル形成方法及びコイル形成装置
JP2006081372A (ja) 多極電機子の巻線方法及び巻線装置
JP2007311530A (ja) コイル巻線装置及びコイル巻線方法
JP2008211899A (ja) 多極電機子の巻線装置及び巻線方法
JP2011130554A (ja) コイルの製造装置
JP2009016642A (ja) 巻線機
JPH08163837A (ja) ステータコイルの巻線製造方法およびその装置
JP2013105795A (ja) 巻線装置及び巻線方法
JP2004328844A (ja) 回転電機の整列巻線装置及び巻線方法
JP4907270B2 (ja) 磁極に線材を巻き付けるための巻線方法及び巻線装置
JP3765747B2 (ja) 巻線方法及び巻線装置
JP5112709B2 (ja) コイル巻線装置及び方法
KR102299535B1 (ko) 모터 코일 권선장치
WO2020230365A1 (ja) 渡り線形成装置及び渡り線形成方法
WO2004114503A1 (ja) 電機子の巻線装置及び巻線方法
JP4401093B2 (ja) 巻線装置
JP3836108B2 (ja) 巻線機
JP7347971B2 (ja) 巻線機
JP5290731B2 (ja) 電機子の巻線方法及び電機子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090828

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

Effective date: 20090828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4907270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250