JP3765747B2 - 巻線方法及び巻線装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機や発電機等のコアに対する線材の巻線方法及び巻線装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、線材を繰り出すノズルを用いて線材をコアに直接巻回する巻線方法として例えば次の方法があった。
【0003】
(1)ノズルを各スロットの内側に入れて動かすことにより線材をコアに巻回する内巻き式の巻線方法。
【0004】
(2)ノズルを各スロットの外側で動かすことにより線材をコアに巻回する遠隔巻き式の巻線方法。この遠隔巻き式の巻線方法として、例えば特開2000−270524号公報、特開2001−103716号公報には、ノズルから繰り出される線材の途中をスロット内へと導くフッカーを備えるものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(1)の内巻き式の巻線方法では、ノズルをスロットの内側に入れて動かす必要があるため、コアに対する線材の占積率(密度)を高められないという問題点があった。
【0006】
(2)の遠隔巻き式の巻線方法では、ノズルまたはフッカーの動きが複雑になるため、コアに線材を巻回する速度を高められないという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、線材の占積率と巻回速度を両立して高められる巻線方法及び巻線装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数のティースが並んで突出し、各ティースの間にスロットが開口する円環状のコアに対して線材を巻回する巻線方法に適用する。
【0009】
そして、線材を繰り出すノズルと、コアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構とを用い、ノズルをスロットの内側に入れて相対移動させることにより線材を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることにより線材を巻回する遠隔巻き工程を行い、この遠隔巻き工程にて線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して一方向に回動させる軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの開口端側へと移動する軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について一方向に移動する軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの奥側へと移動する軌跡と、線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して他方向に回動させる軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について他方向に移動する軌跡とを設定し、全てのティースに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始めることを特徴とするものとした。
【0010】
第2の発明は、複数のティースが並んで突出し、各ティースの間にスロットが開口する円環状のコアに対して線材を巻回する巻線装置に適用する。
【0011】
そして、コアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構とを備え、ノズルをスロットの内側に入れて相対移動させることにより線材を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることにより線材を巻回する遠隔巻き工程を行い、この遠隔巻き工程にて線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して一方向に回動させる軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの開口端側へと移動する軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について一方向に移動する軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの奥側へと移動する軌跡と、線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して他方向に回動させる軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について他方向に移動する軌跡とを設定し、全てのティースに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始める構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】
第3の発明は、第2の発明において、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることによりコアに巻回される線材をティースへと案内するフッカーと、このフッカーをコアに対してその軸方向に相対移動させるフッカー軸方向移動機構とを備えたことを特徴とするものとした。
【0013】
第4の発明は、第3の発明において、フッカーをコアに対してその略半径方向に相対移動させるフッカートラバース機構を備え、遠隔巻き工程で巻回される線材の位置を変える構成としたことを特徴とするものとした。
【0015】
第5の発明は、第2の発明において、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることによりコアに巻回される線材を既に巻回された線材上に押し付けるプッシャと、このプッシャをコアに対してその軸方向に相対移動させるプッシャ軸方向移動機構とを備えたことを特徴とするものとした。
【0016】
第6の発明は、複数のティースが並んで突出し、各ティースの間にスロットが開口する円環状のコアに対して線材を巻回する巻線方法において、線材を繰り出すノズルと、コアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構とを用い、ノズルをスロットの内側に入れて相対移動させることにより線材を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることにより線材を巻回する遠隔巻き工程を行い、ノズルがコアに対して回動するときにノズル先端を略半径方向に動かして線材がティースに略直交して巻回されるようにノズルの移動軌跡を設定し、全てのティースに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始める構成としたことを特徴とするものとした。
【0017】
【発明の作用および効果】
第1、第2の発明によると、内巻き工程にてスロット内のノズルが差し込めなくなる領域に、遠隔巻き工程にて線材が追加して巻回されることにより、巻線の占積率を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0018】
巻回速度の高い内巻き工程にて巻回される領域を最大限に確保し、巻回速度の低い遠隔巻き工程にて巻回される領域を最小限にすることにより、コアに線材を巻回し終えるサイクルタイムを短縮し、生産性を高められる。
【0019】
第3の発明によると、フッカー軸方向移動機構が作動して線材がティースへと案内されることにより、巻線の占積率を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0020】
第4の発明によると、フッカートラバース機構が作動して線材の整列巻きが行われることにより、巻線の占積率を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0022】
第5の発明によると、プッシャ軸方向移動機構が作動してティースに巻回された線材が保持されることにより、巻線の占積率を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0023】
第6の発明によると、ノズルがコアに対して回動するときにノズル先端を略半径方向に動かして線材がティースに略直交して巻回されることにより、巻線の占積率を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
図1、図2において、コア8はインナーロータ型モータのステータを構成するもので、放射状に並んで内径方向に突出する複数のティース8aを有し、各ティース8aに線材2が巻回されてステータコイルが形成される。
【0026】
1はステータコイルを自動的に製造するインナー巻線装置である。インナー巻線装置1は、コア8を支持するステータ支持台11と、ステータ支持台11を回転駆動する割り出しモータ13とを備える。ここで、ステータ支持台11の中心軸をZ軸とし、このZ軸がコア8の中心軸となる。
【0027】
一対のステータ支持台11は旋回テーブル15に支持される。旋回テーブル15は架台12上で旋回モータ16によって回動される。旋回テーブル15が所定位置にあるとき、一方のステータ支持台11がZ軸上の巻線作業位置にあるとき、他方のステータ支持台11がが待避位置にあり、巻線作業とコア8を取り外し作業が並行して行われるようになっている。旋回テーブル15が180°回動すると、待避位置にあったステータ支持台11が巻線作業位置に移動する。
【0028】
割り出しモータ13の回転はギヤ93、ギヤ94、接続バー95を介してステータ支持台11に伝えられる。旋回テーブル15の回動時に、接続バー95はエアシリンダ96によって下降し、旋回テーブル15に対する係合が解除されるとともに、ギヤ93、94の噛み合いが解除される。旋回テーブル15の回動が終了すると、接続バー95はエアシリンダ96によって上昇し、旋回テーブル15に対して再び係合するとともに、ギヤ93、94が噛み合う。
【0029】
インナー巻線装置1は、線材2を繰り出す3つのノズル3と、コア8に対してノズル3を三次元方向に相対移動するコア・ノズル相対移動機構10とを備え、ノズル3をコア8のスロット8bの内側に入れて巻線部の近傍で相対移動させることにより線材2を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズル3をスロット8bの外側で巻線部から離して相対移動させることにより線材2を巻回する遠隔巻き工程を行い、全てのティース8aに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始める構成となっている。
【0030】
コア・ノズル相対移動機構10は各ノズル3を支持するヘッド4と、このヘッド4を支持する円筒状のヘッド支持軸5と、このヘッド支持軸5をZ軸回りに回動させるヘッド支持軸回動機構20と、ヘッド支持軸5をZ軸方向に往復動させるヘッド支持軸移動機構30とを備え、各ノズル3をティース8aの回りで回動させるようになっている。
【0031】
ヘッド支持軸回動機構20は、ヘッド支持軸5の外周に刻まれたスプライン21と、このスプライン21に摺動可能に係合するギア22と、このギア22に噛み合うピニオン23と、このピニオン23を回転駆動するヘッド支持軸回動モータ24とを備え、ヘッド支持軸回動モータ24の回転がヘッド支持軸5に伝えられ、ヘッド4が回転する。ヘッド支持軸回動モータ24は架台12に固定される一方、ギア22はピニオン23に噛み合うように軸受25を介して架台12に支持されている。これにより、ヘッド4を含む可動質量を大幅に削減できる。
【0032】
ヘッド支持軸移動機構30は、ヘッド支持軸5を軸受33を介してZ軸回りに回転可能に支持する移動台7と、この移動台7を架台12に対してZ軸方向に移動可能に支持するガイドレール9と、移動台7に螺合するボールネジ31と、ボールネジ31を回転駆動する移動台駆動モータ32とを備える。ヘッド支持軸移動モータ24は架台12上に固定され、移動台駆動モータ32によるボールネジ31の回転によって移動台7が昇降し、ヘッド支持軸5を介してヘッド4をZ軸方向に平行移動する。
【0033】
コア・ノズル相対移動機構10は、ノズル3をZ軸について略半径方向に移動するノズル径方向移動機構40を備え、線材2をティース8aに整列して巻回するようになっている。このノズル径方向移動機構40は、図3に示すように、ノズル3をZ軸の略半径方向に摺動可能に案内するガイド板42と、その回動によって各ノズル3をZ軸の略半径方向に移動させるカム板43と、このカム板43を支持してヘッド支持軸5を貫通する円筒状のトラバース軸6と、トラバース軸6を回転駆動するトラバース軸回動機構50とを備える。ヘッド支持軸5に対してトラバース軸6が相対回転することによって、ガイド板42に対してカム板43が相対回転し、各ノズル3がZ軸の略半径方向に移動する。これにより、カム板43を回動させるトラバース軸回動モータ54をヘッド4に支持する必要がなく、ヘッド4を含む可動質量を大幅に削減できる。
【0034】
また、ノズル径方向移動機構40は、カム板43を用いる構造に限らず、トラバース軸6と各ノズルホルダ41を連動させるリンク機構等を設けてもよい。この場合、ヘッド支持軸5に対してトラバース軸6が相対回転することによって、リンク機構がノズルホルダ41を摺動させるように構成すればよい。
【0035】
3本の線材2は図示しない線材供給源からテンション装置を経て供給され、トラバース軸6の内側を通って各ノズル3へと導かれる。なお、1つのヘッド4に設けられるノズル3の数は3本に限らず、仕様に応じて増減することが可能である。
【0036】
円盤状のガイド板42はヘッド4を介してヘッド支持軸5に固定され、Z軸の略半径方向に延びる3条のガイド溝42aが形成される。各ガイド溝42aは互いに120°の角度をもって放射状に延びている。
【0037】
円盤状のカム板43はトラバース軸6に固定され、ヘッド4の内側に回動可能に収装される。カム板43には渦巻き状に延びる3条のカム溝43aが形成され、この各カム溝43aはカム板43の中央部から外径方向に湾曲して延びている。
【0038】
筒状のノズル3はノズルホルダ41に固定され、このノズルホルダ41はガイド溝42aに摺動可能に係合するスライド部41aを有するとともに、カム溝43aに係合するローラ形のカムフォロワ45が取り付けられる。これにより、ガイド板42に対してカム板43が相対回転することによって各カムフォロワ45が渦巻き状のカム溝43aに沿って移動し、ノズルホルダ41がガイド溝42aに沿って略半径方向に移動する。
【0039】
トラバース軸回動機構50は、トラバース軸6の外周に刻まれたスプライン51と、このスプライン51に摺動可能に係合するギア52と、このギア52に噛み合うピニオン53と、このピニオン53を回転駆動するトラバース軸回動モータ54とを備え、トラバース軸回動モータ54の回転がトラバース軸6に伝えられ、カム板43が回転する。トラバース軸回動モータ54は架台12に固定される一方、ギア52はピニオン53に噛み合うように軸受55を介して架台12に支持されている。
【0040】
コア・ノズル相対移動機構10は各サーボモータ24,32,54の作動を制御する図示しないコントローラを備える。このコントローラは、ヘッド4を回動させるときにヘッド支持軸回動モータ24とトラバース軸回動モータ54を同期して回転作動させてヘッド支持軸5とトラバース軸6を同一速度および同一方向に回動させる一方、ノズル3を略半径方向に移動するときにヘッド支持軸回動モータ24の回転作動を停止しトラバース軸回動モータ54のみを回転作動させてヘッド支持軸5に対してトラバース軸6を相対的に回動させるように構成される。また、ヘッド支持軸回動モータ24とトラバース軸回動モータ54を連続的にわずかな速度差をもって相対回転させて、ノズル3がティース8aの回りを一周する間にノズル3を略半径方向に線材2の線径分だけ移動させるように運転しても良い。
【0041】
コア・ノズル相対移動機構10はヘッド4に各モータ24,32,54を取り付けない構造のため、ヘッド4の小型化が可能となり、ヘッド4の移動速度を高めて、巻線にかかる作業時間を短縮できるとともに、小さなコア8にも対応できる。さらに、各モータ24,32,54が架台12に固定されているため、モータ通電用の電線を固定して配設でき、電線の切断を招く心配がない。
【0042】
インナー巻線装置1は、ノズル3をスロット8bの外側で相対移動させる遠隔巻き工程にて、コア8に巻回される線材2をティー82aの根元側へと案内するピン状のフッカー61と、このフッカー61をコア8に対してその軸方向に相対移動する上下3対のフッカー軸方向移動機構60とを備える。
【0043】
このフッカー軸方向移動機構60は、フッカー61を支持する上下三対の移動台62と、各移動台62を架台12に対してZ軸方向に移動可能に支持するガイドレール63と、移動台62に螺合するボールネジ64と、ボールネジ64を回転駆動するフッカー昇降モータ65とを備える。フッカー昇降モータ65によるボールネジ64の回転によって移動台62が昇降し、フッカー61をZ軸方向に平行移動する。
【0044】
図5に示すように、上下一対の移動台62はティース8aを挟んで平行に対峙し、その角部に2本のフッカー61が突出して設けられる。なお、2本のフッカー61は巻き方向に応じていずれか一方が線材2を案内するようになっている。
【0045】
各移動台62はティース8aに対峙して凹状に窪むコイルエンド押さえ部62aが形成される。このコイルエンド押さえ部62aがティース8aに巻回されたコイルに押し付けられることにより、コイルが所定の形状に成形されるようになっている。
【0046】
インナー巻線装置1は、フッカー61をコア8に対してその略半径方向に相対移動するフッカートラバース機構66を備え、遠隔巻き工程で巻回される線材2の位置を変えて整列巻きを行うようになっている。
【0047】
このフッカートラバース機構66は、フッカー軸方向移動機構60のガイドレール63およびフッカー昇降モータ65が固定される3つの移動台67と各移動台67を架台12に対してZ軸の略半径方向に移動可能に支持するガイドレール68と、移動台67に螺合するボールネジ69と、ボールネジ69を回転駆動するフッカートラバースモータ70とを備える。フッカートラバースモータ70によるボールネジ69の回転によって移動台67が移動し、各フッカー61をZ軸の略半径方向に平行移動する。なお、移動台62に対してフッカー61がZ軸の半径方向に平行移動するようにしても良い。
【0048】
インナー巻線装置1は次の手順で線材2をティース8aに巻回する。
【0049】
1.ノズル3から繰り出される線材2の先端を図示しないワイヤクランプ装置に保持する。
【0050】
2.ヘッド4をコア8の内側に下降させ、ノズル3をティース8aの近傍の所定位置に移動する。
【0051】
3.ヘッド4をZ軸方向とZ軸回りに動かしてノズル3をスロット8bの内側を通してティース8aの回りを回動させ、ノズル3から繰り出される線材2をティース8aに1回巻回する。この内巻き工程の動作は次の手順で行われる。
(1)移動台駆動モータ32を一方向に回転作動させてヘッド4と共にノズル3をスロット8bの内側を通して下降させる。
(2)ヘッド支持軸回動モータ24とトラバース軸回動モータ44を同期して一方向に回転作動させてヘッド支持軸5とトラバース軸6を同一速度および同一方向に回動させてヘッド4を回動させ、ノズル3をティース8aの下面に沿って周方向に移動する。
(3)移動台駆動モータ32を上記(1)と逆方向に回転作動させてヘッド4と共にノズル3をスロット8bの内側を通して上昇させる。
(4)ヘッド支持軸回動モータ24とトラバース軸回動モータ44を同期して上記(2)と逆方向に回転作動させてヘッド支持軸5とトラバース軸6を同一速度および同一方向に回動させてヘッド4を回動させ、ノズル3をティース8aの上面に沿って周方向に移動する。これにより、ノズル3をティース8aのまわりを1周させる。
【0052】
4.ヘッド支持軸回動モータ24の回転作動を停止しトラバース軸回動モータ44のみを回転作動させてヘッド支持軸5に対してトラバース軸6を相対的に回動させる。これにより、ガイド板42に対してカム板43が相対回転し、各ノズル3がノズルホルダ41を介してZ軸の略半径方向に移動する。このようにしてノズル3をZ軸の略半径方向に線材2の太さ分だけ移動させることにより、線材2が重なったり、線材2どうしの間で隙間が空かないようにする。
【0053】
5.上記3、4の動作を繰り返して、線材2をティース8aに整列して巻回し、所定幅、所定層の巻線を行い、線材2を図8に白抜きの断面で示すようにコイルを形成する。
【0054】
6.所定数の巻線が行われたら、線材2の先端を保持するワイヤクランプ装置を解放作動し、線材2を放し、引き続いて巻線を行う。
【0055】
7.一つのティース8aの巻線が終了したら、ヘッド4をコア8の内側から引き上げ、割り出しモータ13によってステータ支持台11を後述するように180度だけ回動させ、ノズル3がZ軸を挟んで対向するティース8aへと移動する。
【0056】
8.ヘッド4をコア8の内側に下降させ、上記動作を繰り返して次のティース8aに線材2を巻回する。
【0057】
9.こうして上記1〜8の動作によって全てのティース8aの内巻き工程が終了した後に、ノズル3をスロット8bの外側で相対移動させることにより線材2を巻回する遠隔巻き工程を開始する。
【0058】
図5は遠隔巻き工程にてノズル3を一つのティース8aに対して相対移動させる軌跡を示している。ノズル3が各点A〜Hを通ってスロット8bの外側を移動し、これに連動して上下のフッカー61が動かされることにより、線材2が以下の手順でティース8aに巻回される。
(1)ノズル3の先端を図6のaに矢印で示すようにティース8aの下面に沿って点Aから点BへとZ軸を中心とする周方向に移動する。
(2)下のフッカー61を図6のbに矢印で示すように上昇させ、線材2の内側に差し込む。
(3)ノズル3の先端を図6のcに矢印で示すようにティース8aの下面に沿って点Bから点Cへと略半径方向に移動する。
(4)ノズル3の先端を図6のdに矢印で示すようにティース8aのエンド部8c間に沿って点Cから点Dへと上昇させる。このとき、線材2はその途中がフッカー61に案内されて既に巻回された線材2上に巻回される。
(5)ノズル3の先端を図6のeに矢印で示すようにティース8aの上面に沿って点Dから点Eへと略半径方向に移動する。このとき、ノズル3の先端はZ軸に直交する水平面に対して角度θを持って次第に上昇し、線材2が弛まない移動軌跡に設定される。
(6)ノズル3の先端を図6のfに矢印で示すようにティース8aの上面に沿って点Eから点FへとZ軸を中心とする周方向に移動する。このとき、ノズル3の先端は次第に下降し、線材2が弛まない移動軌跡に設定される。
(7)上のフッカー61を図7のgに矢印で示すように下降させ、線材2の内側に差し込む。
(8)ノズル3の先端を図7のhに矢印で示すようにティース8aの上面に沿って点Fから点Gへと略半径方向に移動する。
(9)ノズル3の先端を図7のiに矢印で示すようにティース8aのエンド部8c間に沿って点Gから点Hへと下降させる。このとき、線材2はその途中が上のフッカー61に案内されて既に巻回された線材2上に巻回される。
(10)ノズル3の先端を図7のjに矢印で示すようにティース8aの下面に沿って点Hから点Aへと略半径方向に移動する。このとき、ノズル3の先端はZ軸に直交する水平面に対して角度θを持って次第に下降し、線材2が弛まない移動軌跡に設定される。
(11)ノズル3の先端を図7のkに矢印で示すようにティース8aの下面に沿って点Aから点BへとZ軸を中心とする周方向に移動する。
【0059】
こうして線材2はティース8aに1周分が巻回されると、フッカートラバース機構66が作動してフッカー61を線材2の線径分だけ略半径方向に相対移動させる。以上の動作が繰り返されることにより整列巻きが行われる。
【0060】
10.こうして全てのティース8aの巻線が終了したら、ヘッド4をコア8内から引き上げ、線材2の途中を図示しないワイヤクランプ装置によって保持し、図示しないカッタ装置を介して線材2をティース8aとワイヤクランプ装置の間で切断する。
【0061】
11.この後、旋回テーブル15を180°旋回させ、コア8をステータ支持台11から取り外し、別のコア8をステータ支持台11に取り付け、再び巻線作業を開始する。
【0062】
図8はコア8に線材2が巻回された状態を示す断面図であるが、図において線材2の断面を白抜きで示すコイル部分がノズル3をコア8のスロット8bの内側に入れて相対移動させることにより線材2を巻回する内巻き工程で巻回されたものであり、図において線材2の断面に斜線を入れたコイル部分がノズル3をスロット8bの外側で相対移動させることにより線材2を巻回する遠隔巻き工程で巻回されたものある。
【0063】
こうしてコア8のスロット8bにおいて、内巻き工程にてノズル3が差し込めなくなる領域に、遠隔巻き工程にて線材2が追加して巻回されることにより、巻線の占積率(密度)を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0064】
コア8は6個のティース8aを有し、3相の線材2がそれぞれ中心軸を挟んで対向する2個のティース8aに巻回される。図9に示すように1相の線材2は以下の手順で2個のティース8aに巻回される。
(1)内巻き工程にて線材2が一つのティース8aに対してcw方向に所定数だけ巻回されてコイル71が形成される。
(2)割り出しモータ13によってステータ支持台11を180度だけ一方向に回動させ、ノズル3がZ軸を挟んで対向するティース8aへと移動する。このときノズル3から繰り出される線材2によって渡り線72が形成される。
(3)内巻き工程にて線材2が別のティース8aに対してccw方向に所定数だけ巻回されてコイル73が形成される。
(4)遠隔巻き工程にて線材2が同じティース8aに対してccw方向に所定数だけ巻回されて、既に巻回されたコイル73の上にコイル74が形成される。
(5)割り出しモータ13によってステータ支持台11を180度だけ(2)と逆方向に回動させる。このときノズル3から繰り出される線材2によって渡り線75が形成される。
(6)遠隔巻き工程にて線材2が元のティース8aに対してcw方向に所定数だけ巻回されて、最初に巻回されたコイル71の上にコイル76が形成される。
【0065】
こうして全てのティース8aに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始める構成としているため、内巻き工程にてスロット8b内に挿入されるノズル3が既に巻回された線材2に干渉することを回避できる。これにより、巻回速度の高い内巻き工程にて巻回される領域を最大限に確保し、巻回速度の低い遠隔巻き工程にて巻回される領域を最小限にすることにより、コア8に線材2を巻回し終えるサイクルタイムを短縮し、生産性を高められる。
【0066】
次に他の実施の形態として、図10に示すように、ノズル3をスロット8bの外側で相対移動させる遠隔巻き工程にて、コア8に巻回される線材2を既に巻回された線材2上に押し付ける上下三対のプッシャ81と、このプッシャ81をZ軸方向に相対移動するプッシャ軸方向移動機構80とを備える。このプッシャ軸方向移動機構80は上下三対の各プッシャ81を支持する移動台87と、この移動台87を架台12に対してZ軸方向に移動可能に支持するガイドレール89と、移動台87に螺合するボールネジ91と、ボールネジ91を回転駆動するプッシャ昇降モータ92とを備える。
【0067】
図11に示すように、各プッシャ81はティース8aに巻回される線材2に押し付けられる弾性体82を備え、ティース8aを挟んで対称的に配置される。
【0068】
図12のa、bに一点鎖線で示すように、ノズル3がコア8に対して回動するときにノズル3の先端を略半径方向に動かして線材2がティース8aに略直交して巻回されるようにノズル3の移動軌跡が設定される。
【0069】
図12のaに示す移動軌跡は、ノズル3がコア8に対して回動するときにノズル3の先端を内径方向に次第に動かした後外径方向に次第に動かしてティース8aに略直交した直線状に設定される。これにより、線材2がティース8aに略直交して巻回される。
【0070】
図12のbに示す移動軌跡は、ノズル3がコア8に対して回動するときにノズル3の先端を外径方向に次第に動かして曲線状に設定される。これにより、線材2がティース8aに略直交して巻回される。
【0071】
これに対して図12のcに示す移動軌跡は、ノズル3がコア8に対して回動するときにノズル3の先端が内径方向に動かされないものである。この場合、線材2がティース8aに斜めに巻回されるため、コアに対する線材の占積率を高められないという問題点があった。
【0072】
なお、遠隔巻き行程は前記実施の形態にようにノズル3をスロット8bの外側で巻線部から離して相対移動させる構成に限らず、ノズル3をスロット8bの内側にて巻線部に干渉しないようにスロット8bの開口端側に離して相対移動させる構成としても良い。この場合、ノズル3がスロット8bから完全に外側に出ない分だけノズル3の移動距離が減らされ、巻回速度を高められる。
【0073】
また、遠隔巻き行程は前記実施の形態にようにフッカー、プッシャを用いないで行うことも可能である。
【0074】
また、本発明は、例えばコアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構を、互いに直交するX、Y、Z軸方向にそれぞれ独立して移動する機構を組み合わせて構成しても良い。
【0075】
また、本発明は、インナーロータ型モータのステータを巻線するインナー巻線装置に限らず、アウターロータ型モータのステータを巻線する装置に適用して良い。
【0076】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すインナー巻線装置の断面図。
【図2】同じくインナー巻線装置の斜視図。
【図3】同じくノズル径方向移動機構の分解斜視図。
【図4】同じくノズル径方向移動機構の断面図。
【図5】同じくノズルの移動軌跡を示す斜視図。
【図6】同じく遠隔巻き行程における動作説明図。
【図7】同じく遠隔巻き行程における動作説明図。
【図8】同じくコアの巻線を示す断面図。
【図9】同じく線材の巻回される行程を示す説明図。
【図10】他の実施の形態を示すインナー巻線装置の断面図。
【図11】同じくプッシャ等を示す斜視図。
【図12】同じくノズルの移動軌跡を示す説明図。
【符号の説明】
1 インナー巻線装置
3 ノズル
4 ヘッド
5 ヘッド支持軸
6 トラバース軸
7 移動台
10 コア・ノズル相対移動機構
11 ステータ支持台
12 架台
13 割り出しモータ
20 ヘッド支持軸回動機構
30 ヘッド支持軸移動機構
40 ノズル径方向移動機構
50 トラバース軸回動機構
60 フッカー軸方向移動機構
61 フッカー
66 フッカートラバース機構
80 プッシャ軸方向移動機構
81 プッシャ
Claims (6)
- 複数のティースが並んで突出し、各ティースの間にスロットが開口する円環状のコアに対して線材を巻回する巻線方法において、線材を繰り出すノズルと、コアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構とを用い、ノズルをスロットの内側に入れて相対移動させることにより線材を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることにより線材を巻回する遠隔巻き工程を行い、この遠隔巻き工程にて線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して一方向に回動させる軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの開口端側へと移動する軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について一方向に移動する軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの奥側へと移動する軌跡と、線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して他方向に回動させる軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について他方向に移動する軌跡とを設定し、全てのティースに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始めることを特徴とする巻線方法。
- 複数のティースが並んで突出し、各ティースの間にスロットが開口する円環状のコアに対して線材を巻回する巻線装置において、コアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構とを備え、ノズルをスロットの内側に入れて相対移動させることにより線材を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることにより線材を巻回する遠隔巻き工程を行い、この遠隔巻き工程にて線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して一方向に回動させる軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの開口端側へと移動する軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について一方向に移動する軌跡と、線材が弛まないようにノズルを巻線部から離しながらコアの略半径方向に沿ってスロットの奥側へと移動する軌跡と、線材がティースに巻回されるようにノズルをコアに対して他方向に回動させる軌跡と、ノズルをティースのエンド部に沿ってコアの軸方向について他方向に移動する軌跡とを設定し、全てのティースに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始める構成としたことを特徴とする巻線装置。
- 前記ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることによりコアに巻回される線材をティースへと案内するフッカーと、このフッカーをコアに対してその軸方向に相対移動させるフッカー軸方向移動機構とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の巻線装置。
- 前記フッカーをコアに対してその略半径方向に相対移動させるフッカートラバース機構を備え、前記遠隔巻き工程で巻回される線材の位置を変える構成としたことを特徴とする請求項3に記載の巻線装置。
- 前記ノズルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることによりコアに巻回される線材を既に巻回された線材上に押し付けるプッシャと、このプッシャをコアに対してその軸方向に相対移動させるプッシャ軸方向移動機構とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の巻線装置。
- 複数のティースが並んで突出し、各ティースの間にスロットが開口する円環状のコアに対して線材を巻回する巻線方法において、線材を繰り出すノズルと、コアに対してノズルを三次元方向に相対移動させるコア・ノズル相対移動機構とを用い、ノズルをスロットの内側に入れて相対移動させることにより線材を巻回する内巻き工程を行うとともに、ノズ ルを巻線部に対してスロットの開口端側に離して相対移動させることにより線材を巻回する遠隔巻き工程を行い、ノズルがコアに対して回動するときにノズル先端を略半径方向に動かして線材がティースに略直交して巻回されるようにノズルの移動軌跡を設定し、全てのティースに対する内巻き工程が終了した後に遠隔巻き工程を始める構成としたことを特徴とする巻線装置。
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