JP4906593B2 - 古紙裁断用ロータのスクリーンプレート - Google Patents

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Description

本発明は、古紙再利用のため、収集した古紙を溶解する古紙溶解装置に関し、特に収集した古紙と溶解用の水、薬品等を収容した溶解槽内において、これら溶解用の水、薬品等と混合し溶解した古紙を細かく裁断する古紙裁断用ロータの固定刃として機能するスクリーンプレートの改良に関する。
一般に、収集した古紙を再利用するため、古紙を溶解する装置として古紙溶解装置が使用されている。
図17は、古紙溶解装置1の溶解槽2を示す側面図、図18は図17ののA−A線概念断面図である。
図17に示すように、古紙溶解装置1は、円筒状の側部を鉛直板3で切り欠いた上面視D型形状を有し、収集した古紙と溶解用の水、薬品等が収容される溶解槽2と、図18で示すように、溶解槽2の底面部中心に配設され旋回流を作るとともに溶解した古紙を裁断する古紙裁断用ロータ4と、該ロータ4の下方に配設され、裁断した古紙片をろ過する丸穴等が多数形成されたスクリーンプレート5とから構成されている。
そして、図17で示すように、古紙溶解装置1は、古紙または古紙を積層し圧縮したベールを、コンベア6によって搬送し、溶解槽2の上部に形成された開口7から矢印に示すように溶解槽2内に投入する。
同時に、上記開口7からは、別途、溶解用の水等が投入される。
そして、溶解槽2内に投入された古紙および水は、図18に示す古紙裁断用ロータ4(以下単にロータという)の矢印方向の回転により旋回流が起こされ回転する。
ここで、溶解槽2内に投入された古紙および水は、ロータの回動により旋回流となり混合し、これにより古紙は細かな古紙片に分離し、中心部の渦により下方に吸い込まれる。
その後、分離された古紙片は、ロータ4に具えられた回転刃であるカッターブレードによりさらに細かく裁断され溶解される。
そして、溶解槽2内において、ロータ4の裁断によりさらに細かく分離された古紙片は溶解されてスラリー状になると、ロータ4下方に配設される一枚の円板形状のスクリーンプレート5に形成された多数の目孔(後述する)を通してろ過される。
ところで、上述したロータ4は、例えば図18で示すように6枚の回転翼8を有しており、この図18の要部拡大断面図で示す、図19のように、その各回転翼8ごとに、その下面には、回転翼8の先端縁に沿い、かつ略先端からロータ4の回転軸中心部に向けて一枚のカッターブレード9が一体に形成されている。
なお、図19で符号10は、一枚の回転翼8の上面に一体に突設された攪拌翼である。
そして、溶解槽2内で、溶解された古紙片11が図19で示すように、スクリーンプレート5の目孔12内に嵌着すると、矢印方向へ回転移動する回転翼8に一体形成された前記一枚のカッターブレード9とスクリーンプレート5の目孔12上縁との摺接により図20のように裁断され、裁断された古紙片13は、図21の矢印で示すようにスクリーンプレート5の下方に吸引され目孔12から落下し、ろ過される。
なお、上述したように、溶解した古紙片11を細かく裁断する上で、カッターブレード9は回転刃として機能し、スクリーンプレート5の目孔12は固定刃として機能する。
なお、本願に係る公知文献としては、下記のものがある。
特開2003−49376号公報 特公平05−5958号公報 特開昭50−22315号公報
ところで、上述した古紙裁断用ロータ4では、図19に示す目孔12に嵌着した古紙片11の裁断は、図22で示すように、回転翼8の下面に配設された回転刃であるカッターブレード9の先端縁9aと、固定刃として機能するスクリーンプレート5の目孔12のうち、前記カッターブレード9の進行方向(矢印C)と対向する位置の目孔上縁部Bとの摺接とにより行われる。
このため、長期に渡りカッターブレード9とスクリーンプレート5とが使用されると、図23で示すように、スクリーンプレート5の目孔上縁部Bが磨耗して変形し、そのため古紙片11の裁断がスムーズに行われない。
これを解消するため、従来では、上述した多数の目孔12を有する一枚の円板形状のスクリーンプレート5全体を交換しなければならず、このため、スクリーンプレート5のランニングコストが高い難点があった。
この発明は、上述した事情に鑑み、固定刃として機能するスクリーンプレートのランニングコストを著しく低下させるようにした、古紙裁断用ロータのスクリーンプレートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した発明では、回転刃として機能する古紙裁断用ロータのカッターブレードと摺接するとともに、固定刃として機能する複数の目孔を有する全体として円板形状に形成された古紙裁断用ロータのスクリーンプレートにおいて、前記スクリーンプレートは、円周方向に沿って複数枚に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分と、該スクリーンプレート部分の周縁に沿って穿設され、該スクリーンプレート部分を締着する締着部材が嵌挿する複数の締着孔部からなり、前記スクリーンプレート部分は、上面に位置する目孔周縁が前記カッターブレードとの摺接により磨耗し変形した場合は、下面に位置する目孔周縁が前記カッターブレードと摺接するように、その下面を上面に交換配置できるようにしたことを特徴としている。
また請求項2に記載された発明は、請求項1において、締着孔部は、所定間隔を設けて穿設された一対の取付け孔であり、このうち一方の取付け孔は、スクリーンプレート部分の一方の面に座グリ部を有し、他方の取付け孔は、前記スクリーンプレート部分の他方の面に座グリ部を有していることを特徴としている。
また請求項3に記載された発明は、請求項1において、締着部材は六角レンチボルトであることを特徴としている。
また、請求項4に記載された発明は、請求項1において、円周方向に沿って複数枚に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分は、互いに所定の間隔Lを設けて配設され、この間隔Lは前記カッターブレードと摺接して古紙片を裁断する固定刃として使用されることを特徴としている。
上述したように、この発明の古紙裁断用ロータのスクリーンプレートでは、スクリーンプレートを円周方向に沿って複数枚に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分と、該スクリーンプレート部分の周縁に沿って穿設され、該スクリーンプレート部分を締着する締着部材が嵌挿する複数の締着孔部とから形成するようにしたから、このスクリーンプレート部分の上面に位置する目孔周縁がカッターブレードとの摺接により磨耗し変形した場合は、下面に位置する目孔周縁が前記カッターブレードと摺接するように、その上下面を交換配置することができ、このため目孔の上縁周辺および下縁周辺の双方を固定刃として使用できるので、スクリーンプレートの交換時期を大幅に遅延させて、そのランニングコストを著しく低下させることができる。
また、スクリーンプレートを、円周方向に沿って複数枚に分割され、かつ互いに所定間隔の隙間Lをもって配設された複数枚の扇形形状のスクリーンプレート部分により構成し、隙間Lを古紙片が嵌挿する程度の隙間(例えば目穴と同一の直径)に設定すれば、この隙間Lを固定刃として使用することができ、これにより古紙裁断用ロータによる古紙片の裁断効率を一層向上させて、より一層きめの細かい上質な再生紙を効率よく製造することができる。
以下、この発明に係る古紙裁断用ロータのスクリーンプレートの一実施例を詳述する。
図1は、古紙裁断用ロータ20の上面図、図2は図1のBB概念断面図、図3は本願発明に係る古紙裁断用スクリーンプレート50の上面図で、このスクリーンプレート50は、円周方向に沿って複数枚(6枚)に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分52から構成され、その外周縁を除く部分には固定刃として機能する多数の目孔51が形成されている。
また、この各スクリーンプレート部分52には、その周縁に沿って当該スクリーンプレート部分52を後述するスクリーンプレート取付け板41に締着するボルト等の締着部材が嵌挿する複数の締着孔部53が穿設されている。
なお、図1でも、従来と同様に古紙裁断用ロータ20が、図18に示す溶解槽2の底面2aに配設されている状態を示している。
この底面2aには、図2で示すように、内部を中空ににした環状の基礎台40が取り付けられており、この基礎台40の上面には、スクリーンプレート取り付け板41が配設され、スクリーンプレート取り付け板41の上面に本願発明に係る前記スクリーンプレート50が配設されている。
なお、前記基礎台40の内部は、裁断された古紙片の排出空間Sが形成され、ロータ20により裁断された古紙片はこの排出空間Sを経由して矢印Hのごとく後工程へ排出される。
なお、上述したスクリーンプレート取り付け板41の内周にも、裁断された古紙片を前記排出空間Sへ案内する孔41aが形成されている。
そして、上述した基礎台40の中央には、ロータ20のロータ本体21が、回動自在に支承されている。
このロータ本体21は、回転中心部を構成し、図示せぬ回転モータ等の回転軸(図示せず)に固着される円筒形の中心部材22と、この中心部材22に位置決め用の円筒キー23及び取付けボルト24等により固着された回転翼取付け部材25と、この回転翼取付け部材25に溶接等の固着手段を介して取付け固定された6枚構成の回転翼26とから構成されている。
なお、図2で、符号27は、前記中心部材22を上方から密封する半球状のキャップで、このキャップ27は、取付けボルト28により前記回転翼取付け部材25に締着されている。また、図2で符号29は、ロータ本体21の中心部材22を図示せぬ回転モータ等の駆動軸に締着する締着ボルトである。
なお、ロータ本体21の回転中心部分近傍には、図示せぬシール手段が配設され、このロータ本体21の回転中心部分から液物等が漏洩しないように構成されていることは言うまでもない。
一方、このロータ20では、図6で示すように、各回転翼26の裏面に、それぞれ3枚のカッターブレード、即ち回転翼26の先端縁を形成すべく湾曲状に配設された第1のカッターブレード60と、その後方に直線状に配設された第2のカッターブレード61と、該第2のカッターブレード61に隣接して配設された第3のカッターブレード62とが、着脱自在に配設されている。なお、図6で符号80は、一枚の回転翼26の上面26eに固着された攪拌翼で、この攪拌翼80も前記各カッターブレードと同様に回転翼26と別体に形成され、当該回転翼26の上面26eにボルト等の締着手段を介して着脱自在に固定されている。
なお、6枚の各回転翼26の裏面に、それぞれ3枚のカッターブレード、即ち湾曲状に配設された第1のカッターブレード60と、その後方に直線状に配設された第2のカッターブレード61と、該第2のカッターブレード61に隣接して配設された直線状の第3のカッターブレード62とを着脱自在に配設し、回転翼26に対して交換可能とすると、回転翼26先端縁の加工がきわめて簡単となり(図18に示す従来の回転翼8は、その先端縁を湾曲状に加工する必要があり、その加工形成が極めて煩雑である)、その結果、回転翼26の製造コストが極めて安価となるだけでなく、カッターブレードが磨耗した場合も、ロータ本体21全体を交換することなく、カッターブレード60,61,62自体を交換すればよいから、そのランニングコストを低下させることもできることとなる。
次に、上述した本願発明に係るスクリーンプレート50を詳述する。
図3に示すように、このスクリーンプレート50も、中央部分が空洞で、全体として円板形状に形成されている。
ただし、本願発明に係るスクリーンプレート50は、従来のスクリーンプレート5(図18参照)のように、一枚の円板形状のプレートにより形成されているのではなく、円周方向に沿って複数枚に分割され、かつ互いに所定間隔の隙間Lをもって配設された複数枚(6枚)の扇形形状のスクリーンプレート部分52により構成されている。
そして、この各スクリーンプレート部分52の周縁には、当該スクリーンプレート部分52を前記スクリーンプレート取付け板41に締着するボルト等の締着部材が嵌挿する複数の締着孔部53が複数箇所穿設されている。即ち、図3では、一重マルと二重丸で示した大小一対の孔部分を締着孔部53として示している。
この締着孔部53は、スクリーンプレート部分52の要部拡大断面図で示す図4のように、スクリーンプレート部分52に形成された一対の取付け孔71,72により構成されている。
このうち、一方の取付け孔71は、スクリーンプレート部分52の上面52aに座グリ部71aを有し、他方の取付け孔72は、クリーンプレート部分52の下面52bに座グリ部72aを有している。
また、この実施例では、締着手段として六角レンチボルト73を使用するようにしている。
次に本願発明に係るスクリーンプレート50の作用をスクリーンプレート部分52により説明する。
まず、スクリーンプレート50を構成する各スクリーンプレート部分52の取付けについて説明する。
図4で示すように、スクリーンプレート部分52をスクリーンプレート取付け板41上に配置した際に、当該スクリーンプレート取付け板41に穿設された雌ネジ孔41aとスクリーンプレート部分52の上面52aに座グリ部71aが形成された取付け孔71とが対抗するように配置する。
その後、矢印で示すように、六角レンチボルト73を取付け孔71内に嵌挿し、六角レンチ等の工具を使用して六角レンチボルト73を締め付けると、図5で示すように、スクリーンプレート部分52はスクリーンプレート取付け板41に締着固定する。
その際、六角レンチボルト73の頭部73aは、座グリ部71a内に嵌挿するので、スクリーンプレート部分52の表面に突出してカッターブレードと衝突することはない。
その後、図6で示すように、ロータ20の回転翼26を矢印E方向へ回転させると、スクリーンプレート部分52の各目孔51に嵌着した古紙片11は、一枚の回転翼26に配設された前記3枚のカッターブレード60,61,62により複数回(3回)裁断されるので、複数回裁断された最終の古紙片の形状は、一枚の回転翼に一枚のカッターブレードを配設した従来のロータ4(図18)と比較して、極めて小さい形状となり、このため、一つの古紙片を短時間に一層きめ細かく裁断して、古紙片の裁断効率を一層向上させ、これにより一層きめの細かい上質な再生紙を効率よく製造することができることとなる。
一方、このような回転翼26の回転により、長期に渡ってスクリーンプレート部分52を使用すると、図7で示すように、カッターブレード60,61,62の進行方向(図6の矢印E)と対向する位置である目穴51の上縁部Bが磨耗して変形し、そのため古紙片11の裁断がスムーズに行うことができなくなる。
このような場合は、六角レンチボルト73を取り外して、図8の矢印で示すように、スクリーンプレート部分52をスクリーンプレート取付け板41から矢印のように取り外し、回転させてスクリーンプレート部分52の上下面を入れ替える。
そして、図9で示すように、スクリーンプレート部分52の下面52bであった部分を上面に、上面52aであった部分を下面とするように配置し、次に、図10で示すようにスクリーンプレート取り付け板41の雌ネジ孔41aと、スクリーンプレート部分52の締着孔部53のうち、今度は他方の取付け孔72とが対向するように配置する。
その後、図11で示すように、再び六角レンチボルト73を、今度は取付け孔72内に嵌挿し、スクリーン取付け板41の雌ネジ孔41aに螺着してスクリーンプレート部分52を再びスクリーンプレート取付け板41に締着固定する。
この図11で示すスクリーンプレート部分52の取付け位置によると、既に磨耗し変形した目穴51の上縁部Bが下面に位置し、上面には、未だ磨耗していない目穴51の周縁が位置することとなるので、この状態で図12に示すように、ロータ20の回転翼26を矢印方向E方向へ回転させると、新たに磨耗していないスクリーンプレート部分52の各目孔51に嵌着した古紙片が、一枚の回転翼26の下面26aに配設された前記3枚のカッターブレード60,61,62により複数回(3回)裁断され、これにより、磨耗変形のない部分が上面となる目穴51の周縁により古紙片の裁断効率が元の状態に復帰し、本来の一層きめの細かい上質な再生紙を効率よく製造することができることとなる。
なお、この状態で、カッターブレード60,61,62の進行方向(図6の矢印E)と対向する位置である目穴51の上縁部が磨耗して変形した場合は、その時にスクリーンプレート部分52を全部交換する。
したがって、上述した本願発明に係るスクリーンプレート50によると、このスクリーンプレート50を構成するスクリーンプレート部分52に形成された目穴51の上下周縁部を古紙片裁断の固定刃として使用することができるので、スクリーンプレートの交換時期を大幅に遅延させ、これによりそのランニングコストを著しく低下させることができることとなる。
なお、本願発明のスクリーンプレート50では、図13図に示すように、円周方向に沿って複数枚に分割され、かつ互いに所定間隔の隙間Lをもって配設された複数枚(6枚)の扇形形状のスクリーンプレート部分52により構成されているから、この隙間Lの間隔を古紙片11が嵌着する程度の隙間(例えば目穴51と同一の直径)に設定すれば、図14で示すように、この隙間L内に嵌挿した古紙片11を、図15,図16で示すように、一枚の回転翼26の下面26aに配設された3枚のカッターブレード60,61,62により古紙片11を複数回(3回)裁断し、裁断した古紙片11を図16で示すように、隙間L内から下方へ落下させて、ろ過させることができる。
即ち、本願発明に係るスクリーンプレート50では、円周方向に沿って複数枚に分割され、かつ互いに所定間隔の隙間Lをもって配設された複数枚(6枚)の扇形形状のスクリーンプレート部分52により構成されているから、上記隙間Lを古紙片が嵌挿する程度の隙間(例えば目穴51と同一の直径)に設定すれば、この隙間Lを固定刃として使用し、ロータ20とスクリーンプレート50とによる古紙片11の裁断効率を一層向上させ、これにより一層きめの細かい上質な再生紙を一層効率よく製造することができることとなる。
なお、上記実施例では、一枚の回転翼26の下面26aに三枚のカッターブレード、即ち第1乃至第3のカッターブレード60,61,62を配設したロータ20に本願発明に係るスクリーンプレート50を適用した場合について詳述したが、この発明は上記実施例に限定されることなく、図18で示す、一枚の回転翼8に一体形成の一枚のカッターブレード9を有するロータ4に適用しても良いことは言うまでもない。
この発明は、固定刃として機能する目孔を有するスクリーンプレートのランニングコストを著しく低下させるようにした、古紙裁断用ロータのスクリーンプレートに適している。
図1は本願発明に係るスクリーンプレートを使用した古紙裁断要ロータの上面図。 図2は図1のBB断面図。 図3本願発明に係るスクリーンプレートの上面図。 図4は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の要部断面図。 図5は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の取付けを説明する要部断面図。 図6は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図7は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図8は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図9は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図10は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図11は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図12は、本願発明に係るスクリーンプレート部分の作用を説明する要部断面図。 図13は、本願発明に係るスクリーンプレート部分間の隙間の作用を説明する要部断面図。 図14は、本願発明に係るスクリーンプレート部分間の隙間Lの作用を説明する要部断面図。 図15は、本願発明に係るスクリーンプレート部分間の隙間Lの作用を説明する要部断面図。 図16は、本願発明に係るスクリーンプレート部分間の隙間Lの作用を説明する要部断面図。 図17は、古紙溶解装置の概念図。 図18は、図17のAA概念断面図で、従来の古紙裁断用ロータを上面から示したものである。 図19はロータによる古紙片の裁断作用を示す要部概念断面図。 図20はロータによる古紙片の裁断作用作用を示す要部概念断面図。 図21はロータによる古紙片の裁断作用の作用を示す要部概念断面図。 図22は、従来のスクリーンプレートの目孔周縁の変形を示す要部断面図。 図23は、従来のスクリーンプレートの目孔周縁の変形を示す要部断面図。
符号の説明
20…古紙裁断用ロータ
50…スクリーンプレート
51…目孔
52…スクリーンプレート部分
53…締着孔部
60,61,62…カッターブレード
73…締着部材(六角レンチボルト)
71,72…一対の取付け孔
71a,72a…座グリ部
B…目孔周縁
L…隙間

Claims (4)

  1. 回転刃として機能する古紙裁断用ロータのカッターブレードと摺接するとともに、固定刃として機能する複数の目孔を有する全体として円板形状に形成された古紙裁断用ロータのスクリーンプレートにおいて、
    前記スクリーンプレートは、円周方向に沿って複数枚に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分と、該スクリーンプレート部分の周縁に沿って穿設され、該スクリーンプレート部分を締着する締着部材が嵌挿する複数の締着孔部からなり、
    前記スクリーンプレート部分は、上面に位置する目孔周縁が前記カッターブレードとの摺接により磨耗し変形した際に、下面に位置する目孔周縁が前記カッターブレードと摺接するように、その下面を上面に交換配置できるようにしたことを特徴とする古紙裁断用ロータのスクリーンプレート。
  2. 前記締着孔部は、所定間隔を設けて穿設された一対の取付け孔であり、このうち一方の取付け孔は、スクリーンプレート部分の一方の面に座グリ部を有し、他方の取付け孔は、前記スクリーンプレート部分の他方の面に座グリ部を有していることを特徴とする請求項1に記載の古紙裁断用ロータのスクリーンプレート。
  3. 前記締着部材は六角レンチボルトであることを特徴とする請求項1に記載の古紙裁断用ロータのスクリーンプレート。
  4. 前記円周方向に沿って複数枚に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分は、互いに所定の間隔Lを設けて配設され、この間隔Lは前記カッターブレードと摺接して古紙片を裁断する固定刃として使用されることを特徴とする請求項1に記載のスクリーンプレート。
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