JP3152335U - 古紙溶解装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーブレードの交換寿命をより長くすることができる古紙溶解装置を提供する。【解決手段】固定刃として機能する目孔が設けられたスクリーンプレートと、このスクリーンプレートに沿って回転する回転翼8とを備え、この回転翼8には、回転翼8とスクリーンプレートとの間に位置し、断面形状が多角形状をなし、多角形状のうちの少なくとも1つの角部Fが回転刃として機能するアンダーブレード61,62が着脱可能に取り付けられ、目孔とアンダーブレード61,62とによって古紙片11を裁断する古紙溶解装置であって、1つの角部に替えてアンダーブレード61,62の他の角部Rを回転刃として機能するように、回転翼8に対するアンダーブレード61,62の取付を変更可能に構成した。【選択図】図11

Description

本考案は、古紙を離解してパルプ化するための古紙溶解装置に関するものである。
低濃度パルパー(古紙溶解装置)は、主に、古紙を離解しパルプ化するための溶解槽と、回転するロータと、目孔が多数ついたスクリーンプレートとを備えている。このロータには、複数の回転翼が設けられており、この複数の回転翼の下側には、溶解槽中の水と古紙を裁断するためのカッターブレード及びアンダーブレードがそれぞれ設けられている。このカッターブレード及びアンダーブレードは、スクリーンプレートに形成された複数の目孔に嵌った古紙片を細かく裁断するためのものである(例えば、特許文献1〜3参照)。
このアンダーブレードは、その断面が矩形をなしており、その一辺がスクリーンプレートと対向して配置されている。また、回転翼は一方向にのみ回転し、アンダーブレードの回転方向における前側の刃(前面角、角部)が古紙片と衝突し裁断するようになっている。
特開2008−291377号公報 特開2008−291378号公報 特開2008−291479号公報
上述したアンダーブレードの前面角は、古紙片を裁断することによって摩耗が生じる。そのため、ある程度の裁断を行った後には、古紙の離解が十分に行えるようにアンダーブレードを定期的に交換しなければならない。
本考案は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、アンダーブレードの交換寿命をより長くすることができる古紙溶解装置を提供するためのものである。
上述課題を解決するため、本考案は、固定刃として機能する目孔が設けられたスクリーンプレートと、このスクリーンプレートに沿って回転する回転翼とを備え、この回転翼には、前記回転翼と前記スクリーンプレートとの間に位置し、断面形状が多角形状をなし、多角形状のうちの少なくとも1つの角部が回転刃として機能するアンダーブレードが着脱可能に取り付けられ、前記目孔と前記アンダーブレードとによって古紙片を裁断する古紙溶解装置であって、前記1つの角部に替えて前記アンダーブレードの他の角部が回転刃として機能するように、前記回転翼に対する前記アンダーブレードの取付を変更可能に構成したことを特徴とする。
また、前記回転翼の回転方向における前側に古紙片を裁断するカッターブレードが設けられ、前記アンダーブレードの先端部が前記カッターブレードに隙間なく接するように長手方向に対して斜めに形成され、前記アンダーブレードの後端部が、前記アンダーブレードを180度回転させて取り付ける際に、前記カッターブレードに隙間なく接するように前記先端部と同様に斜めに形成する。
さらに、前記スクリーンプレート及び前記回転翼が、上方に開口を有する溶解槽の内部に取り付けられ、前記アンダーブレードを前記回転翼に固定する締結部材が前記溶解槽の開口から着脱可能に構成されていてもよい。
さらにまた、前記アンダーブレードの高さ位置を調整する調整手段を設けることもできる。
本考案に係る古紙溶解装置では、固定刃として機能する目孔が設けられたスクリーンプレートと、このスクリーンプレートに沿って回転する回転翼とを備え、この回転翼には、前記回転翼と前記スクリーンプレートとの間に位置し、断面形状が多角形状をなし、多角形状のうちの少なくとも1つの角部が回転刃として機能するアンダーブレードが着脱可能に取り付けられ、前記目孔と前記アンダーブレードとによって古紙片を裁断する古紙溶解装置であって、前記1つの角部に替えて前記アンダーブレードの他の角部が回転刃として機能するように、前記回転翼に対する前記アンダーブレードの取付を変更可能に構成しているので、古紙片を裁断することによって1つの角部が摩耗したとしても、アンダーブレードの取付を変更することによって、他の角部を用いて再び古紙片を裁断することができるので、従来のように1つの角部が摩耗して交換する場合と比較して、アンダーブレードの交換寿命を長くすることができる。そのため、古紙溶解装置のメンテナンスコストを低減させることができる。
本発明に係るパルパー用ポンピングベーンが組み込まれた古紙溶解装置の概念図である。 図1のA−A断面図であって、ロータを上面から示したものである。 ロータによる古紙片の裁断作用を示す断面図である。 ロータによる古紙片の裁断作用を示す断面図である。 ロータによる古紙片の裁断作用を示す断面図である。 古紙溶解装置に取り付けられたロータを上側から見た上面図である。 図6のB−B断面図である。 図6からロータを取り外した状態であって、スクリーンプレートを上側から見た上面図である。 回転翼の側部拡大断面図である。 第1のアンダーブレードの取付部を拡大して示す断面図である。 回転翼の下面図である。 他の実施例における回転翼の下面図である。
以下、本考案の実施の形態に係るパルパーロータ用アンダーブレードについて、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、古紙溶解装置1の溶解槽2を示す側面図、図2は図1のA−A断面図である。
一般に、収集した古紙を再利用するため、古紙を溶解する装置として古紙溶解装置1が使用されている。
古紙溶解装置1は、図1に示すように、円筒状の側部を鉛直板3で切り欠いた上面視D型形状を有している。この古紙溶解装置1は、収集した古紙と溶解用の水、薬品等が収容される溶解槽2と、図2に示すように、溶解槽2の底面部中心に配設され旋回流を作るとともに溶解した古紙を裁断する古紙裁断用ロータ4と、該ロータ4の下方に配設され、裁断した古紙片をろ過する丸穴等が多数形成されたスクリーンプレート5とから構成されている。
また、古紙溶解装置1は、図1に示すように、溶解槽2の外側に、古紙または古紙を積層し圧縮したベールを搬送するコンベア6を備えている。このコンベア6によって搬送されたベールは、溶解槽2の上部に形成された開口7から矢印に示すように溶解槽2内に投入される。
また、溶解槽2には、ベールと同時に、上記開口7から溶解用の水等が投入される。
そして、溶解槽2内に投入された古紙および水は、図2に示す古紙裁断用ロータ4(以下単にロータ4という)の矢印方向の回転により生じる旋回流によって溶解槽2内で回転する。これにより、溶解槽2内に投入された古紙および水は、旋回流によって混合され、古紙は細かな古紙片11に分離し、中心部の渦によりロータ4の下方へと吸い込まれる。
図3〜図5は、ロータによる古紙片11の裁断作用を説明するための断面図である。
分離された古紙片11は、ロータ4に具えられた回転刃であるカッターブレード9及びアンダーブレード61,62(詳細は後述する)によりさらに細かく裁断され溶解される。そして、溶解槽2内においてさらに細かく裁断された古紙片13は、溶解されてスラリー状になると、ロータ4下方に配設される一枚の円板形状のスクリーンプレート5に形成された多数の目孔(詳細は後述する)を通してろ過される。
図6は、古紙溶解装置1に取り付けられたロータ4の上面図であり、図7は、図6のB−B断面図である。また、図8は、図6からロータ4を取り外した状態であって、スクリーンプレート5の上面図である。さらに、図9は、回転翼8の側部拡大断面図、図10は、回転翼8を下側から見た拡大図である。
溶解槽2内の底面には、図2に示すように、内部を中空にした環状の基礎台40が取り付けられている。この基礎台40の上面には、スクリーンプレート取り付け板41が配設されている。また、基礎台40の中央には、ロータ4のロータ本体21が、回動自在に支承されている。
このロータ本体21は、回転中心部を構成し、図示せぬ回転モータ等の回転軸(図示せず)に固着される円筒形の中心部材22と、この中心部材22に位置決め用の円筒キー23及び取付けボルト24等により固着された回転翼取付け部材25と、この回転翼取付け部材25に溶接等の固着手段を介して取付け固定された6枚構成の回転翼8とから構成されている。
なお、図7で、符号27は、中心部材22を上方から密封する半球状のキャップで、このキャップ27は、取付けボルト28により回転翼取付け部材25に締着されている。また、図7で符号29は、ロータ本体21の中心部材22を図示せぬ回転モータ等の駆動軸に締着する締着ボルトである。
また、ロータ本体21の回転中心部分近傍には、図示せぬシール手段が配設され、このロータ本体21の回転中心部分から液物等が漏洩しないように構成されていることは言うまでもない。
スクリーンプレート5は、図8に示すように、円周方向に沿って複数枚(6枚)に分割された扇形形状のスクリーンプレート部分52から構成されている。このスクリーンプレート部分52は、スクリーンプレート5の外周縁を除く部分に、固定刃として機能する多数の目孔51が形成されている。
各スクリーンプレート部分52には、その周縁に複数の締着孔部53が穿設され、スクリーンプレート取付け板41には、締結孔部53と対応する位置にねじ穴が設けられている。この締着孔部53には、ボルト等の締着部材73が嵌挿され、スクリーンプレート取付け板41のねじ穴に締着されることによって、各クリーンプレート部分52が取り付けられている。
また、基礎台40の内部は、図7に示すように、裁断された古紙片の排出空間Sが形成され、ロータ4により裁断された古紙片13(図4及び図5参照)はこの排出空間Sを経由して矢印Hのごとく後工程へ排出される。上述したスクリーンプレート取り付け板41の内周にも、裁断された古紙片13を排出空間Sへ案内する孔41aが形成されている。
ロータ4は、図2及び図6に示すように、6枚の回転翼8を有している。
これらの回転翼8のそれぞれの上面26e(表面)には、図6、図7及び図9に示すように、ポンピングベーン80(攪拌翼)が設けられている。このポンピングベーン80は、キャップ27から回転翼8の形状に沿って先端側に向かって延びている。ポンピングベーン80の延在方向と直交する面における断面形状は、図9に示すように、略L字形状を成しており、ポンピングベーン80は、上面26eに接する態様で取り付けられる取付部80aと、上面26eから上方に向かって突出し、溶解槽2中の水等と古紙とを攪拌するための翼部80bとで構成されている。
この取付部80aと翼部80bとは、溶接等によって接合されていてもよく、一体に形成されていてもよい。
取付部80aには、ボルト挿通孔81が延在方向に間隔を開けて複数形成されている。一方、回転翼8の上面26eにも、このボルト挿通孔81と対応する位置にねじ穴83が設けられている。ポンピングベーン80の取り付けは、溶解槽2の開口2a側である上方側からボルト挿通孔81に締結ボルト82を挿通させ、締結ボルト82をねじ穴82に螺合させることにより行われる。上述したボルト挿通孔81の直径は、締結ボルト82の直径よりも大きく形成されており、この隙間の分だけ取付部80aの位置を左右及び前後方向にずらして翼部80bの位置を調整できるようになっている。
この取付部80aと上面26eとの間には、例えば、調整用のシム部材(調整手段)を挿入することができる。これにより、ポンピングベーン80の翼部80bの高さ方向の位置を自由に調整できるようになっている。
一方、これらの回転翼8の下面(裏面)には、図9及び図11に示すように、回転翼8の先端縁を形成すべく湾曲状に配設されたカッターブレード9と、その後方に直線状に配設された第1のアンダーブレード61と、該第1のアンダーブレード61と間隔をあけて並設された第2のアンダーブレード62とが、回転翼8に対し着脱自在に配設されている。これらのカッターブレード9及びアンダーブレード61,62は、回転刃として機能する。
第1のアンダーブレード61及び第2のアンダーブレード62の長手方向と直交する面での断面形状は、図9及び図10に示すように、矩形状に形成されており、その一辺がスクリーンプレート5と所定の間隔を開けて、ほぼ平行になるように取り付けられている。これらのアンダーブレード61,62の回転方向Eにおける下側の前面角Fが古紙片を裁断するための刃として機能する。
これにより、図4及び図9に示すように、溶解槽2内で溶解された古紙片11がスクリーンプレート5の目孔51内に嵌着すると、図9の矢印E方向へ回転移動する回転翼8に取り付けられたカッターブレード9及びアンダーブレード61,62とスクリーンプレート5の目孔51上縁との摺接により古紙片11が裁断され(図5参照)、裁断された古紙片13はスクリーンプレート5の下方に吸引され目孔51から落下し、ろ過される。
第1のアンダーブレード61は、図11に示すように、回転翼8の回転方向における前側(カッターブレード9がある側)の基端部から、回転翼8の後側の先端部へと斜めに延在している。この第1のアンダーブレード61のカッターブレード9側の先端部61aは、カッターブレード9の後面9aと隙間なく組み立てられるようになっており、この後面9aに沿って斜めに形成されている。
また、第2のアンダーブレード62は、第1のアンダーブレード61と間隔を開けて回転翼8の外側(先端側)の位置に取り付けられている。より詳細には、第2のアンダーブレード62は、第1のアンダーブレード61のカッターブレード9側から回転翼8の後側(回転方向における後側)に向かうに従い、その間隔が大きくなるように取り付けられている。この第2のアンダーブレード62のカッターブレード9側の先端部62aは、第1のアンダーブレード61の先端部の形状と同様に、カッターブレード9の後面9aと隙間なく組み立てられるようになっており、この後面9aに沿って斜めに形成されている。
また、第1のアンダーブレード61の先端部61aと反対側の後端部61bの形状は、図11の紙面において第1のアンダーブレード61を180度回転させて取り付けた状態で、後端部61bがカッターブレード9の後面9aと隙間なく組み立てられるようになっており、この後面9aに沿って斜めに形成されている。
同様に、第2のアンダーブレード62の後端部62bの形状についても、図11の紙面において第2のアンダーブレード62を180度回転させて取り付けた状態で、後端部62bがカッターブレード9の後面9aと隙間なく組み立てられるようになっており、この後面9aに沿って斜めに形成されている。
次に、第1及び第2のアンダーブレード61,62を回転翼8に取り付けるための構造について説明する。なお、第1及び第2のアンダーブレード61,62の取り付け構造は同じであるため、以下、第1のアンダーブレード61の取り付け構造について説明し、第2のアンダーブレード62については省略する。
回転翼8には、図10に示すように、上方(溶解槽2の開口7側)から締結ボルト91を挿通可能な挿通孔90が形成されている。この挿通孔90の上側部分には、締結ボルト91の頭部91aが回転翼8の上面26eから出ないようにザグリ加工が施されている。また、挿通孔91の下側部分には、第1のアンダーブレード61の上部がはめ込まれるための溝加工が施されている。
なお、上述した溝加工は、第1のアンダーブレード61の上部の位置を規制できるものであれば、溝加工以外のものであってもよい。
一方、第1のアンダーブレード61には、図10に示すように、挿通孔90と対応する位置に、ねじ穴92が形成されており、締結ボルト91をこのねじ穴に締結することにより、第1のアンダーブレード61が回転翼8に取り付けられるようになる。
第1のアンダーブレード61と挿通孔90の下面との間には、例えば、調整用のシム部材(調整手段)を挿入することができる。これにより、第1のアンダーブレード61の高さ方向の位置を自由に調整できるようになっている。
なお、第1のアンダーブレード61の高さ調整は、シム部材を用いて行う方法に限らない。例えば、第1のアンダーブレード61と挿通孔90の下面との間に、圧縮ばねのような弾性体を介在させ、この弾性体が第1のアンダーブレード61を下方に付勢するように構成し、締結ボルト91の締結力によって第1のアンダーブレード61の高さが変えられるようにしてもよい。また、第1のアンダーブレード61を上下方向に移動させるジャッキボルトを用いて第1のアンダーブレード61の高さ方向の位置を上下動させるものであってもよい。
次に、古紙片11を裁断したことによって前面角Fが摩耗した場合について説明する。なお、第1及び第2のアンダーブレード61,62について同じであるため、以下、第1のアンダーブレード61についてのみ説明する。
前面角Fが摩耗した場合、溶解槽2の開口7から締結ボルト91を取り外し、第1のアンダーブレード61の上部がはめ込まれた溝に沿って第1のアンダーブレード61を水平に引き抜くことによって、第1のアンダーブレード61を回転翼8から取り外す。そして、第1のアンダーブレード61を水平面上で180度回転させ(第1のアンダーブレード61の先端部61aと後端部61bを入れ替える)た後に、第1のアンダーブレード61を溝に沿って挿入する。このとき、後端部61bは、カッターブレード9の後面9aと密着して組み立てられる形状であるため、隙間なく組み立てられる。そして、締結ボルト91を締結する。これにより、前面角Fと後面角Rとを入れ替えることができ、第1のアンダーブレード61を交換することなく、摩耗していない後面角Rを用いて古紙片13を裁断することができる。
本考案の実施の形態に係る古紙溶解装置によれば、1つの角部Fに替えてアンダーブレード61,62の他の角部Rが回転刃として機能するように、回転翼8に対するアンダーブレード61,62の取付を変更可能に構成しているので、古紙片11を裁断することによって1つの角部Fが摩耗したとしても、アンダーブレード61,62の取付を変更することによって、他の角部Rを用いて再び古紙片11を裁断することができるので、従来のように1つの角部Fが摩耗して交換する場合と比較して、アンダーブレード61,62の交換寿命を長くすることができる。そのため、古紙溶解装置1のメンテナンスコストを低減させることができる。
また、回転翼8の回転方向における前側に古紙片11を裁断するカッターブレード9が設けられ、アンダーブレード61,62の先端部61a,62aがカッターブレード9に隙間なく接するように長手方向に対して斜めに形成され、アンダーブレード61,62の後端部61b、62bが、アンダーブレード61,62を180度回転させて取り付ける際に、カッターブレード61,62に隙間なく接するように先端部61a,62bと同様に斜めに形成されているので、アンダーブレード61,62を180度回転させて取り付けることで、角部Fを角部Rと入れ替えて、角部Rを新たな回転刃として使用することができる。このとき、カッターブレード9とアンダーブレード61,62の先端部61a、61bとの間には、古紙片11をより確実に裁断するために隙間を設けないようにしているが、先端部61a,62aと後端部61b,62bの傾斜を同じに形成することで、180度回転させて取り付けても、隙間が生じないようにすることができる。
さらに、スクリーンプレート5及び回転翼8が、上方に開口7を有する溶解槽2の内部に取り付けられ、アンダーブレード61,62を回転翼8に固定する締結ボルト91が溶解槽2の開口7から着脱可能に構成されているので、アンダーブレード61,62の取付を変更する際に、回転翼8を備えたロータ4を溶解槽2から取り外す必要がなく、容易に取付を変更することができる。また、アンダーブレード61,62の交換作業も容易に行うことができる。これにより、古紙溶解装置1のメンテナンス作業が軽減されることになる。
さらにまた、アンダーブレード61,62と挿通孔90の下面との間には、高さ位置を調整するシム部材等の調整手段を設けているので、アンダーブレード61,62とスクリーンプレート5との間隔を容易に調整することができる。
以上、本考案の実施の形態に係る融着接続機及び融着接続機の設定方法について述べたが、本考案は既述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、アンダーブレード61の前面角Fと後面角Rを入れ替えることにより、アンダーブレード61の交換寿命を延ばしているが、入れ替え可能な部分は後面角Rに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、アンダーブレード161の後端部161bの形状を、先端部161aの形状に対してハの字状にし、アンダーブレード161を引き抜いた後に、アンダーブレード161の上下(溶解槽2の上下)を逆にして、かつ、180度回転させることにより、角P(図10参照)を前面角Fと入れ替えることができる。この場合であっても、後端部161bは、カッターブレード9の後面9aと密着して組み立てられる形状になるようにハの字状に形成することで、後端部161bと後面9aとを隙間なく組み立てられる。
また、アンダーブレード61の断面形状を矩形にしているが、古紙片11を裁断可能な角部(回転刃として機能する部分)を有するものであれば、三角形状であってもよく、さらには、四角形以上の角部を有するものであってもよい。すなわち、アンダーブレードの他の角部を回転刃として使用できるようにアンダーブレードの取付を変更可能に構成してあれば、本考案の技術範囲に含まれる。
1 古紙溶解装置
2 溶解槽
2a 底面
3 鉛直板
4 古紙裁断用ロータ(ロータ)
5 スクリーンプレート
6 コンベア
7 開口
8 回転翼
9 カッターブレード
9a 後面
11 古紙片
13 裁断された古紙片
21 ロータ本体
22 中心部材
23 円筒キー
24 取付けボルト
25 回転翼取付け部材
27 キャップ
26e 回転翼の上面
28 取付けボルト
40 基礎台
41 スクリーンプレート取り付け板
51 目孔
52 スクリーンプレート部分
53 締着孔部
61 第1のアンダーブレード
61a 先端部
61b 後端部
62 第2のアンダーブレード
62a 先端部
62b 後端部
73 締結部材
80 ポンピングベーン
90 挿通孔
91 締結ボルト(締結部材)
91a 締結ボルトの頭部
92 ねじ穴
F 前面角
R 後面角

Claims (4)

  1. 固定刃として機能する目孔が設けられたスクリーンプレートと、このスクリーンプレートに沿って回転する回転翼とを備え、この回転翼には、前記回転翼と前記スクリーンプレートとの間に位置し、断面形状が多角形状をなし、多角形状のうちの少なくとも1つの角部が回転刃として機能するアンダーブレードが着脱可能に取り付けられ、前記目孔と前記アンダーブレードとによって古紙片を裁断する古紙溶解装置であって、
    前記1つの角部に替えて前記アンダーブレードの他の角部が回転刃として機能するように、前記回転翼に対する前記アンダーブレードの取付を変更可能に構成したことを特徴とする古紙溶解装置。
  2. 前記回転翼の回転方向における前側に古紙片を裁断するカッターブレードが設けられ、前記アンダーブレードの先端部が前記カッターブレードに隙間なく接するように長手方向に対して斜めに形成され、前記アンダーブレードの後端部が、前記アンダーブレードを180度回転させて取り付ける際に、前記カッターブレードに隙間なく接するように前記先端部と同様に斜めに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の古紙溶解装置。
  3. 前記スクリーンプレート及び前記回転翼が、上方に開口を有する溶解槽の内部に取り付けられ、前記アンダーブレードを前記回転翼に固定する締結部材が前記溶解槽の開口から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の古紙溶解装置。
  4. 前記アンダーブレードの高さ位置を調整する調整手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の古紙溶解装置。
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