JP4906370B2 - 除湿機の排水タンク及びこの排水タンクを備えた除湿機 - Google Patents
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Description
また、排水の際は重い排水タンクを排水場所まで抱えて運ばなければならないので、排水作業が面倒で、手や衣類を濡したり汚したりすることがあった。
そして、排水タンク内に溜った水を捨てる場合は、排水タンクを筐体から引出してハンドル103を回動し、図18に2点鎖線で示すように、ほぼ垂直に立てて手で持ち、排水場所まで運搬して排水穴111の排水蓋112を取外し、排水する。
排水が終ったときは、排水蓋112で排水穴111を閉塞し、ハンドル103を持って排水タンクを除湿機の位置まで運び、ハンドル103を回動して凹部107に収納し、開口部から排水タンク収容部に収容する。
また、蓋体105は成形収縮時に内側に反りが発生し易いため、凹部107、したがってハンドル穴108が下に下って水面との距離が狭くなるため、ハンドル穴108からいっそう水がこぼれ易くなる。さらに、排水の際はその都度排水蓋112を着脱しなければならないので、面倒であるばかりでなく、排水蓋112を紛失するおそれがあった。
また、排水が簡単で、排水穴を塞ぐスライド蓋を紛失するおそれのない除湿機の排水タンク及びこれを備えた除湿機を提供することを目的としたものである。
該閉塞手段を、前記ハンドルの脚部の間において前記蓋体のハンドル挿通穴に対応した位置に設けた梁によって構成したものである。
図1は本発明の実施の形態1に係る除湿機の縦断面図、図2は図1のA−A断面図である。なお、以下の説明では、図の右側を前面側又は上流側といい、左側と後面側又は下流側という。
筐体1内の下部には下部仕切板5が設けられており、下部仕切板5と天板4との間には、後面側に片寄って前後を仕切る隔壁6が設けられている。なお、5aは筐体1内の上部において、前面板2aと隔壁6との間に設けられた上部仕切板である。
これら圧縮機21、蒸発器22、凝縮器23は、図3に示すように、冷媒配管24によりループ状に接続されており、凝縮器23と蒸発器22との間には減圧弁25が接続され、圧縮機21と凝縮器23との間、減圧弁25と蒸発器22との間にはバイパス管26が設けられて電磁弁27が接続されて、これらにより冷媒サイクル手段20(熱交換手段)が構成されている。
56は蓋体50の隅部に設けられた排水口で、図5,図9に示すように、その外周上面には、前部側を除いてU字状のガイド壁57が立設されており、ガイド壁57の内壁にはガイドリブ58が対向して設けられている。この排水口56を開閉するスライド蓋59の両側壁には、排水口56のガイドリブ58に摺動可能に嵌合する溝60が設けられ、上面には複数のすべり止め61が突設されている。
次に、蓋体50のハンドル挿通穴52をハンドル65の握り部67に嵌合し、外周の嵌合部51をタンク本体41の周壁の上端部に嵌合する。これにより排水タンク40の組立が終了する。このとき、ハンドル65の握り部67は蓋体50の上方に位置し、また、蓋体50のハンドル挿通穴52は、ハンドル65の両脚部66a,66bと梁69とにより閉塞される。
先ず、図1に示すように、筐体1の後壁2bに設けた開口部13から排水タンク収容部14内に排水タンク40を収容し、前面パネル45により開口部13を閉塞する。このとき、排水口56はスライド蓋59によって閉じられており、流水口54はドレン口8の下方に位置する。なお、図示してないが、筐体1内に設けた電源回路は、コードにより商用電源に接続されている。
図10はハンドル65の両脚部66a,66bに、蓋体50をタンク本体41にセットしたときの、ハンドル固定部42a,42bの上端部と蓋体50のハンドル挿通穴52の下面に設けたリブ53の下端部間に対応する範囲の両側に突出部を設け、この部分を幅広に形成して(以下、この部分を幅広部70という)、上下に段部71a,71bを設けたものである。
本例においても、図10の場合とほぼ動揺の効果を得ることができる。
なお、図13に示すように、蓋体50のリブ53の外周に、第2のリブ53aを設け、両リブ53,53aの間に嵌合部73の周壁75を嵌合するようにしてもよい。
また、排水タンク40の蓋体50に設けた排水口56をスライド蓋59で開閉するようにしたので、作業が容易であるばかりでなく、スライド蓋69を紛失することもない。
図14は本発明の実施の形態2に係る除湿機の排水タンクの説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号付し、説明を省略する。
実施の形態1においては、排水タンク40のハンドル65を、脚部66a,66bと握り部67を一体に形成し、蓋体50をタンク本体1にセットしたときは、蓋体50のハンドル挿通穴52から握り部67が突出する場合を示したが、本実施の形態は、実施の形態1のいずれかのハンドル65において、脚部66a,66bと握り部67を別体に構成し、脚部66a,66bに設けたノズル挿通穴52の閉塞手段(図には、図10場合が示してある)の上方において、握り部67を軸77により回動可能に取付けたものである。
図15は本発明の実施の形態3に係る除湿機の排水端タンクの要部を示す説明図、図16は排水タンクの蓋体に設けたハンドル挿通穴を閉じた状態を示す断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号を付してある。
両図において、52は蓋体50に設けたハンドル挿通穴で、66a,66bはハンドル挿通穴52に嵌合したハンドル65の脚部の位置を示す。なお、流水部54、排水口56は実施の形態1の場合と同様である。
ついで、つまみ79を持ってスライド板78を矢印a方向にスライドさせてハンドル65の脚部66a,66bの間に挿入し、ハンドル挿通穴52を閉塞する。なお、このときスライド板78が移動しないようにストッパ等を設けてもよい。
Claims (9)
- 上面が開口された箱状のタンク本体と、該タンク本体内に立設されたハンドルと、該ハンドルが挿通されるハンドル挿通穴を有し前記タンク本体の上面にセットされる蓋体とによって構成し、前記蓋体のハンドル挿通穴を閉塞する閉塞手段を設け、
該閉塞手段を、前記ハンドルの脚部の間において前記蓋体のハンドル挿通穴に対応した位置に設けた梁によって構成したことを特徴とする除湿機の排水タンク。 - 前記蓋体に設けたハンドル挿通穴の内周縁に下方に突出するリブを設けたことを特徴とする請求項1記載の除湿機の排水タンク。
- 前記ハンドルの脚部に、上端部が前記ハンドル挿通穴に設けたリブの下端部に当接する幅広部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の除湿機の排水タンク。
- 前記ハンドルの脚部の間及び外周を囲繞して前記ハンドル挿通穴に設けたリブの下端部に当接するフランジを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の除湿機の排水タンク。
- 上面が開口された箱状のタンク本体と、該タンク本体内に立設されたハンドルと、該ハンドルが挿通されるハンドル挿通穴を有し前記タンク本体の上面にセットされる蓋体とによって構成し、前記蓋体のハンドル挿通穴を閉塞する閉塞手段を設け、
該閉塞手段を、底部と周壁からなり前記ハンドルの脚部の間及び外周を囲繞して前記ハンドル挿通穴に設けたリブの外周に嵌合する断面コ字状の嵌合部によって構成したことを特徴とする除湿機の排水タンク。 - 上面が開口された箱状のタンク本体と、該タンク本体内に立設されたハンドルと、該ハンドルが挿通されるハンドル挿通穴を有し前記タンク本体の上面にセットされる蓋体とによって構成し、前記蓋体のハンドル挿通穴を閉塞する閉塞手段を設け、
該閉塞手段を、前記ハンドル挿通穴の一方の側において、前記ハンドルの脚部とほぼ等しい間隔で前記蓋体上に設けた一対のL字状のガイド体に沿って、
前記蓋体の上面をスライドするスライド板によって構成したことを特徴とする除湿機の排水タンク。 - 前記ハンドルの握り部を、脚部に回動可能に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の除湿機の排水タンク。
- 前記蓋体に排水口を設け、該排水口をスライド蓋により開閉するようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の除湿機の排水タンク。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の排水タンクを備えたことを特徴とする除湿機。
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