JP4541926B2 - 雨水浸入防止装置 - Google Patents

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本発明は、例えば可搬式の一体型空気調和機のダクトの端部を取り付けるよう壁に設けられた取付口(開口)への雨水の浸入を防止するための雨水浸入防止装置に関するものである。
一般に、室外に排気するためのダクトの端部などは、壁に設けられた取付口(開口)に取り付けられる。この取付口には、室外からの雨の浸入を防止するための雨除けが取り付けられている(例えば特許文献1)。雨除けは、上方あるいは斜め上方から浸入する雨を遮る構造とされ、その上下方向および左右方向の大きさを取付口の形状に応じた大きさに設定される。
また、壁(窓を含む)に取付口を設けるための手段として、窓の一部に、取付口を形成した取付パネルを装着することがあり、その取付パネルは、窓(上下開閉式又は左右開閉式)の開閉方式に応じて横置き又は縦置きで設置される。取付パネルに形成される取付口は、取付パネルの長さ方向に大きく設定されて幅方向に小さく設定される。これにより、取付パネルに所定の面積の取付口を形成しつつ、取付パネルを幅方向(窓の開閉方向)に小さくしている。
特開平7−190436号公報
ところが、取付パネルに同じ形状の取付口を設けた場合であっても、窓の開閉方式の違いによって取付パネルの向きが変われば、取付口の上下方向および左右方向の大きさが異なることになる。そのため、取付パネルの向きに応じて、取付口に取り付ける雨除けの大きさを変える必要がある。
本発明は、縦長および横長の両方の取付口に設置することができる雨水浸入防止装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明に係る雨水浸入防止装置は、室内外を仕切る壁の取付口に装着されるホルダと、ホルダの室外側に保持される複数の雨除けとを備えたものであり、そのホルダに、短辺とこの短辺の略複数倍の長さの長辺とを有する長方形の枠状の雨除け嵌合部を備えたものである。さらに、ホルダが縦置きおよび横置きの二通りの状態で使用可能で、雨除けが上方あるいは斜め上方から浸入する雨を遮るように方向性を有するものであり、ホルダの縦置きおよび横置きのいずれの場合でも、上下方向を維持したままホルダに装着可能なよう、雨除けのうち、ホルダの雨除け嵌合部に嵌合される部位の輪郭を略正方形として、その正方形の各辺を雨除け嵌合部の短辺と略同一の長さに設定したものである。
この構成によれば、各雨除けのうち、少なくともホルダの雨除け嵌合部に嵌合する部位の輪郭を正方形にしているので、複数の雨除けを上下に並べても左右に並べても、その複数の雨除けを一体として見たときに、ホルダの雨除け嵌合部に嵌合する部位の輪郭が同じ形状(向きは異なる)になる。そのため、雨除けの配列方向を選択することによって、各雨除けの上下方向を正しく設定したまま、縦置きにしたホルダにも横置きにしたホルダにも装着することができる。
すなわち、取付口の形状が縦長である場合には、取付口に縦置きにしたホルダを装着し、その雨除け嵌合部に上下に並べた雨除けを装着すればよい。一方、取付口の形状が横長である場合には、取付口に横置きにしたホルダを装着し、その雨除け嵌合部に左右に並べた雨除けを装着すればよい。これにより、一種類の雨水浸入防止装置により、縦長および横長の取付口への雨水の浸入を防止することができる。
なお、断面長方形の雨除けを用いる場合にも、雨除けの上下方向と左右方向とを入れ替えることによって、縦置きおよび横置きの二通りの状態のホルダに装着することが考えられるが、雨除けは、上方あるいは斜め上方から浸入する雨を遮る構造であるため、単に雨除けの向きを変えただけでは雨の浸入を防止することができない。
また、雨水浸入防止装置の別の構成として、室内外を仕切る壁の取付口に装着されるホルダと、ホルダに保持される雨除けとを備え、さらに、そのホルダに、略正方形の枠状の雨除け嵌合部を備え、雨除けに、主に一方向からの雨を除けるようにした方向性を有する雨除け部を形成することもできる。この場合、ホルダを縦置きおよび横置きの二通りの状態で使用可能とし、雨除けのうち、ホルダの雨除け嵌合部に嵌合される部位の輪郭を雨除け嵌合部と略同一の形状(略正方形)とすればよい。これにより、雨除けを、ホルダの縦置きおよび横置きのいずれの場合でも、雨除け部によって同じ方向からの雨を除ける向きで雨除け嵌合部に嵌合可能とすることができる。
雨除けに複数の係止部を設けて、雨除け嵌合部に係止部を係止する複数の被係止部を設けることにより、雨除け嵌合部に雨除けを係止することができる。この場合、雨除けの係止部を正方形の輪郭の各辺に、周方向で各辺の始端から同一距離の位置に設ければ、ホルダに対して相対的に雨除けの向きを変えても、被係止部の位置に別の係止部が位置するので、雨除けの向きに関わらず、雨除け嵌合部に雨除けを係止することができる。
係止部として、雨除けの輪郭から外方に突出する複数の係止爪を設ける場合、その係止爪を輪郭の各辺の中心から周方向で同一方向かつ同一距離だけずれた位置に設ける。輪郭の各辺の中心に対して係止爪と対称な位置に切欠を設ければ、この切欠に、隣接する雨除けの係止爪を収容することができるので、正方形の輪郭から突出する係止爪を設ける場合であっても、複数の雨除けを実質的に隙間のないように並べることができる。
ホルダの中央穴を虫除け用のネットで覆ったり、ホルダに室内側に突出するダクト取付枠を設けたりすることもできる。これにより、雨除け用のホルダをネット用やダクト用のホルダとしても兼用することができる。
取付口は、直接に壁に開口を設けたものであってもよいが、窓に装着される取付パネルに取付口を形成すれば、壁に手を加えることなく既存の窓に取付口を設けることができる。このような窓に装着する取付パネルは、窓の開閉方式(上下開閉式又は左右開閉式)に応じて横置き又は縦置きで装着されるので、取付口が縦長になったり横長になったりしやすい。そのため、縦長および横長の二通りの取付口に雨除けを取付可能にしようとする本発明の好適な態様を提供することができる。
取付口は、それが開口であることを要するものであれば、換気装置のダクトや換気扇を取り付けるものであってもよく、さらに単なる換気口であってもよいが、可搬式の一体型空気調和機に設けられたダクトの端部を取り付けるためのものであれば、縦長および横長の二通りの取付口に雨除けを取付可能にしようとする本発明を採用するのに好適である。
つまり、可搬式の一体型空気調和機は、場所を移動させる度にそのダクトの端部を別の取付口に付け外しするので、同じ形状の取付口を複数の場所に設けることになる。この取付口への雨水の浸入を防止するために本発明を採用すれば、取付口を設ける位置の状況に応じて、その取付口を縦長にしたり横長にしたりしても、取付口への雨水の浸入を防止することができる。
本発明によると、雨除けの輪郭を正方形に設定しているので、複数の雨除けを一体としてみたとき、その複数の雨除けを上下又は左右に並べることにより、ホルダで保持する部位を縦長および横長のいずれにも設定することができる。これにより、縦置きおよび横置きのいずれの配置のホルダにも雨除けを装着することができ、縦長および横長の二通りの取付口への雨水の浸入を一種類の雨水浸入防止装置で防止することができる。
取付口を形成した取付パネルを窓に装着する場合に、その窓が上下開閉式および左右開閉式のうちのいずれであっても、一種類の雨水浸入防止装置で取付口への雨水の浸入を防止することができる。
複数の雨除けは、互いに同じ形状であり、雨除けの成型に共通の金型を使用することができるので、雨除けの数が増えて部品数が多くなったとしても、そのコストを安くすることができる。
以下、本発明に係る雨水浸入防止装置を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。まず、本発明に係る雨水浸入防止装置を装着する取付口32に端部を取り付けられるダクト7を備えた一体型空気調和機について説明する。
一体型空気調和機では、図1、2に示すように、キャビネット1に、圧縮機2、凝縮器3、蒸発器4および絞り機構(図示せず)が内装され、これらによって冷凍サイクルが形成される。そして、空気調和機は、冷風を発生させて、室内を冷房する冷房運転を行う。そのため、空気調和機は、蒸発器4に対する送風ファン5と、凝縮器3に対する排気ファン6と、排気用のダクト7と、冷房運転によって発生したドレン水を処理するためのポンプ8とを備えている。
キャビネット1は、図3、4に示すように、前面パネル10、左右一対の側板11、背板12によって囲まれた構造とされる。そして、キャビネット1は、上側の冷房室13と下側の排熱室14とに区画されている。冷房室13と排熱室14とは、仕切り板15によって仕切られ、上下の空間は断熱されている。
冷房室13には、蒸発器4および送風ファン5が収容され、排熱室14には、圧縮機2、凝縮器3、排気ファン6、ポンプ8が収容されている。冷房室13では、前側に蒸発器4が配置され、背面側にシロッコファンからなる送風ファン5が配置されている。排熱室14では、前側に凝縮器3が配置され、背面側にシロッコファンからなる排気ファン6が配置されている。凝縮器3と排気ファン6との間に、圧縮機2とポンプ8とが左右にそれぞれ配置されている。凝縮器3は、蒸発器4の下方に位置し、蒸発器4と凝縮器3とは上下に並んでいる。
キャビネット1の前側は開口されており、この開口が前面パネル10によって覆われている。蒸発器4および凝縮器3は、開口に面しており、前面パネル10と蒸発器4および凝縮器3との間には間隙16が形成される。この間隙16に、フィルタ17が着脱可能に装着されている。
前面パネル10に、前面吸込口20と吹出口21とが形成されている。また、前面パネル10と側板11との間に、側面吸込口22が形成されている。前面吸込口20は、前面パネル10の中央に位置して、縦方向に配されている。前面吸込口20および側面吸込口22は、間隙16に連通している。吹出口21は、前面パネル10の上部に位置し、水平方向から斜め上方向に向かって開口している。吹出口21には、ルーバ23が設けられ、ルーバ23はモータによって揺動される。吹出口21は冷房室13に連通しており、前面吸込口20および側面吸込口22から蒸発器4を経て吹出口21に至る通風路が形成される。これによって、キャビネット1の前面からの吸い込みおよび前方への吹き出しを実現できる。
排熱室14は、冷房室13よりも背面側に突出しており、排熱室14の上面に排気口24が形成されている。排気口24に、蛇腹状のダクト7の一端が取り付けられている。ダクト7の他端は、壁25の開口部に取り付けられ、排熱室14がダクト7を介して室外と連通する。したがって、排熱室14では、前面吸込口20および側面吸込口22から凝縮器3を経て排気口24に至る通風路が形成される。この通風路は、ダクト7に連通して、室外へと通じている。
ダクト7の一端は、排気口24に対して回転自在かつ着脱自在とされる。すなわち、排気ファン6のケーシング26に形成された排気口24に、ファンガード27が回転自在に嵌め込まれている。ダクト7の一端には、ダクトコネクタ28が設けられている。このダクトコネクタ28が、ファンガード27に着脱自在に装着されるが、ダクトコネクタ28はファンガード27に対して回転しないように取り付けられている。ダクト7とファンガード27とが一体的に回転することにより、ダクト7とキャビネット1とは相対的に回転する。
ダクト7の他端は、壁25の開口部に着脱可能に取り付けられている。すなわち、開口部にある窓30を利用して、ダクト7を取り付けるための取付パネル31が窓枠に固定される。窓30は、上げ下げ窓、引き違い窓のいずれでもよく、取付パネル31は、窓30の大きさに合わせて長さを可変できる。
取付パネル31の取付口32にホルダ33が嵌め込まれ、ホルダ33に、ダクト7の他端に設けられたダクトコネクタ34が着脱可能に装着される。ダクトコネクタ34がホルダ33に装着されることにより、ホルダ33は取付パネル31から抜けないように取り付けられる。ホルダ33の室外側には、雨が入り込まないように、雨除け35が取り付けられている。したがって、ダクトコネクタ34をホルダ33から外すことにより、ダクト7を窓30から取り外すことができ、さらにホルダ33も取付パネル31から取り外すことができる。ここで、ダクト7を外したとき、取付パネル31の取付口32が開いたままになるので、取付口32を塞ぐカバーが取付パネル31に設けられている。なお、図1中、36は換気孔であり、換気扇が取り付け可能とされる。
また、キャビネット1の底面には、車輪40が取り付けられている。したがって、本空気調和機は移動可能とされ、伸縮可能なダクト7を付けたまま室内で移動させることができる。さらに、ダクト7を外すことにより、空気調和機を他の室内に持ち運ぶことができ、任意の場所で使用することができる。
ところで、蒸発器4では、室内空気の熱交換を行うとき、空気中の水分が結露して、ドレン水が発生する。蒸発器4の下方に、ドレン水を受けるドレンパン41が設けられ、ドレンパン41の下方に、滴下皿42が設けられている。ドレンパン41は、滴下皿42内に収容され、滴下皿42は、キャビネット1に取り付けられている。ドレンパン41に滴り落ちたドレン水は、滴下皿42に流れ落ち、さらに滴下皿42から凝縮器3に流れ落ちる。ドレン水は、凝縮器3を通過するときに、凝縮器3を冷却しながら蒸発する。凝縮器3の下方には、ドレン受皿43が設けられ、凝縮器3を伝って流れてきたドレン水がドレン受皿43に溜まる。ドレン受皿43は、排熱室14の底に載置されており、ドレン受皿43には、ドレン抜き孔44が形成され、栓がされている。栓を抜くと、ドレン水が排出される。
そして、ドレン受皿43に溜まったドレン水を処理するため、ポンプ8によってドレン水を再び凝縮器3に導き、蒸発させている。ポンプ8は、ドレン受皿43内に設置され、ポンプ8にドレンホース45が接続され、ドレンホース44が滴下皿42に接続される。ポンプ8は、ドレン水を吸い込んで滴下皿42に送り込む。ドレン水は、滴下皿42から流れ落ちて、凝縮器3の熱によって蒸発する。このように、ドレン水を循環させることによって、外部に排水することなく、内部において排水処理ができる。なお、ドレンホース45の途中には、流路を切り替えるためのコックが設けられ、排水パイプ46が接続されている。コックを回すことにより、滴下皿42に向かって循環する流路と、排水パイプ46に向かって排水される流路とに切り替えられる。
この空気調和機は、圧縮機2、送風ファン5、排気ファン6、ポンプ8を駆動制御する制御装置を備えている。マイコンからなる制御装置は、キャビネット1に内装され、図示しないリモコンあるいはキャビネットに設けられた操作スイッチからの操作信号に応じて、冷房運転、除湿運転、換気運転といった各種運転を実行する。また、前面パネル10に、LED等からなる表示器50が設けられており、制御装置は、各種運転に応じて表示器50の点灯を制御したり、ドレン水が満水になったときの警告として表示器50の点灯あるいは点滅といった制御を行う。
冷房運転では、室内空気が、送風ファン5の駆動によって前面吸込口および側面吸込口から吸い込まれ、前面パネル10の間隙16から蒸発器4を通り抜ける。このとき、吸い込まれた空気は、蒸発器4によって冷却され、冷風となる。冷風は、吹出口21から室内に吹き出される。
一方、排気ファン6の駆動によって、室内空気が、前面吸込口20および側面吸込口22から吸い込まれ、前面パネル10の間隙16から凝縮器3を通り抜ける。このとき、吸い込まれた空気は、凝縮器3によって暖められ、温風となる。温風は、排気口24からダクト7を通り、室外に排出される。
冷房運転により蒸発器4から発生したドレン水は、流れ落ちてドレン受皿43に溜まる。ドレン水が所定水位まで溜まると、ポンプ8が作動して、ドレン受皿43のドレン水を汲み上げて、滴下皿42に導く。汲み上げられたドレン水は、凝縮器3の表面に沿って流れ落ち、蒸発する。蒸発しなかったドレン水は、ドレン受皿43に溜まり、再び汲み上げられ、蒸発するまで循環される。
除湿運転では、冷房運転と同様に圧縮機2、送風ファン5、排気ファン6、ポンプ8が駆動制御される。ただし、ドレン受皿43に溜まったドレン水は循環させず、コックの操作によりドレン水を排水ポンプ46から排出する。この場合、ダクト7を外しておく。排熱室14を通って除湿された空気は、排気口24から室内に排出される。そのため、室内の温度を変えずに除湿できる。
換気運転では、圧縮機2、送風ファン5およびポンプ8は停止し、排気ファン6のみが駆動される。キャビネット1の前方から吸い込まれた室内の空気は、排熱室14からダクト7を経て室外に排出される。このとき、壁25の換気孔36から室外の空気が入り込み、室内の換気が行われる。
次に、取付口32への雨水の浸入を防止するための雨水浸入防止装置60についてより詳しく説明する。
図5〜図8に示すように、雨水浸入防止装置60は、一体型空気調和機のダクト7の端部を取り付けられる取付口32への雨水の浸入を防止するためのものであり、取付口32に装着されるホルダ33と、ホルダ33に保持される二つの雨除け35とを備え、そのホルダ33に、雨除け35の基端部を嵌合保持する長方形の枠状の雨除け嵌合部61が形成されている。
取付口32は、窓30に装着される取付パネル31に開口を形成してなり、ダクト7の端部に装着された筒状のダクトコネクタ34が取り付けられる。この取付口32は、上下開閉式の窓30(上げ下げ窓)に装着するよう取付パネル31を横置きにした場合には横長形状になり、左右開閉式の窓30(引き違い窓)に装着するよう取付パネル31を縦置きにした場合には縦長形状になる。
図5および図6に示すように、横長の取付口32にホルダ33を装着する場合、ホルダ33を横置きにして、その雨除け嵌合部61に雨除け35を左右に並べて装着するようになっている。一方、図7および図8に示すように、縦長の取付口32にホルダ33を装着する場合、ホルダ33を縦置きにして、その雨除け嵌合部61に雨除け35を上下に並べて装着するようになっている。
二つの雨除け35を一体としてみたとき、雨除け35を左右に並べても上下に並べてもその基端部が同じ形状になるように、個々の雨除け35は、その基端部の輪郭を正方形に設定されている。二つの雨除け35の基端部を嵌合する雨除け嵌合部61は、その短辺を雨除け35の基端部の各辺よりもわずかに大きく設定され、長辺を短辺の二倍の長さに設定されている。
雨除け35の基端部には、その輪郭から外方に突出する四つの係止爪62が設けられ、そのうちの合計六つ(各雨除け35に三つずつ)の係止爪62が雨除け嵌合部61に形成された六つの係止穴63に係止される。係止爪62は、正面側(室外側)から見たとき、雨除け35の基端部の輪郭を構成する正方形の各辺の中心から反時計回りに距離(a)だけずれた位置に設けられている。
正面側(室外側)から見たとき、雨除け35の基端部の輪郭を構成する正方形の各辺の中心から時計回りに距離(a)だけずれた位置には、切欠64が設けられている。切欠64は、雨除け35の基端部の輪郭の各辺の中心に対して係止爪62と対称に位置し、二つの雨除け35を左右又は上下に並べた状態において、他方の雨除け35の係止爪62のうち、雨除け嵌合部61の係止穴63に係止されずに残った係止爪62を収容するようになっている。これにより、二つの雨除け35が隙間なく並設可能とされる。
図9に示すように、ホルダ33は、中央穴33aを有する長方形の額縁状とされ、その中央穴33aを取り囲むように、室外側に雨除け嵌合部61が突設され、室内側に取付口32に内嵌される長方形の角筒状の内嵌部65が突設されている。ホルダ33の中央穴33aは、補強材66によって二つの部位に仕切られ、室外側から止着された虫除け用のネット67で覆われている。
雨除け嵌合部61は、取付口32よりも大きく設定され、取付パネル31よりも室外側に位置するようになっている。雨除け嵌合部61の上下面および左右面には、合計六つの係止穴63が形成され、この係止穴63に雨除け35の係止爪62を係止して二つの雨除け35を室外側に保持する。係止穴63は、雨除け35の基端部に設けられた係止爪62に対応するよう位置を設定される。
内嵌部65は、取付口32に内嵌可能なように取付口32よりもわずかに小さく設定され、その上下面のうちの当該内嵌部65のコーナー付近に、合計四つの係止爪68が設けられている。内嵌部65を室外側から取付口32に内嵌した後、雨除け嵌合部61が取付口32の周縁部に当接するまで、ホルダ33を押し込むことにより、係止爪68が取付口32の周縁部に係止されて、ホルダ33が取付口32に装着される。
さらに、内嵌部65の上下面には、各係止爪68の近傍かつ左右方向で中央側に合計四つの係止穴69が形成され、この係止穴69に、内嵌部65に室内側から内嵌されたダクトコネクタ34の係止爪70が係止される。このように、内嵌部65は、室内側に突出するダクト取付枠としても機能する。
図10に示すように、雨除け35は、平行かつ垂直に配置された二枚の側板35aの上端を天板35bで、下端を底板35cで繋ぐと共に、二枚の側板35aに三枚の雨除け板35dを架け渡してなる。天板35bおよび雨除け板35dは、正面側(室外側)を斜め下方に向けて傾斜して設けられ、上方および斜め上方からの雨の吹き込みを防止する。
二つの雨除け35は、互いに同じ形状に設定され、各雨除け35の下面は、上面を下方に平行移動した曲面に含まれる形状に設定される。これにより、二つの雨除け35が上下および左右に隙間なく並設可能とされる。
図11に示すように、取付パネル31は、上下縁に室内側に突出するフランジ71を有する断面略コ字形の横長の長方形板とされ、室内外を仕切る壁25の窓30に固定される。取付パネル31の端部付近(図11における左側)に形成された長方形の開口がダクト7を取り付けるための取付口32とされる。
次に、図12および図13を用いて取付口32に雨水浸入防止装置60を装着する手順を説明する。まず、窓30に装着した取付パネル31の取付口32に、室外側からホルダ33の内嵌部65を内嵌して、内嵌部65の係止爪68を取付口32の周縁部に係止することにより、ホルダ33を取付口32に装着する。
内嵌部65に室内側からダクトコネクタ34の先端部72を内嵌し、ダクトコネクタ34の係止爪70を内嵌部65の係止穴69に係止する。これにより、ホルダ33およびダクトコネクタ34を介して、ダクト7の端部が取付口32に取り付けられる。さらに、ダクトコネクタ34の先端部72が内嵌部65の係止爪68の内向きの変位を規制するので、取付口32からのホルダ33の外れが阻止される。
ホルダ33の雨除け嵌合部61に室外側から雨除け35の基端部を嵌合させて、雨除け35の係止爪62を雨除け嵌合部61の係止穴63に係止することにより、取付口32への雨水浸入防止装置60の装着が完了する。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、取付口32は、一体型空気調和機のダクト7の端部を取り付けるためのものに限らず、換気装置などの他の機器のダクトを取り付けるためのものや、換気扇を直接に取り付けるもの、単なる換気口などであってもよい。窓30に取り付ける取付パネル31に取付口32を形成する代わりに、壁25に直接に取付口32を形成してもよい。
複数の雨除け35を設けるだけでなく、一つだけの雨除け35を設けてもよい。この場合、雨除け嵌合部61を略正方形の枠状に形成して、雨除け35の基端部の輪郭を雨除け嵌合部61と略同一の形状(略正方形)にすることにより、ホルダ33が縦置きおよび横置きのいずれであっても、雨除け嵌合部61に雨除け35を嵌合可能であるようにすればよい。
また、複数の雨除け35を設ける場合には、その雨除け35は、二つに限らず三つ以上であってもよい。この場合、雨除け35の個数に対応させて、雨除け嵌合部61の長辺と短辺との長さの比を設定すればよい。
雨除け35に係止爪62を形成する代わりに、係止穴などの他の係止部を設けてもよい。このような外方に突出しない係止部を採用する場合には、雨除け35に設ける切欠64を不要にすることができ、さらに、係止部を雨除け35の基端部の輪郭を構成する各辺の中心に設けることができる。また、係止部および被係止部を設ける代わりに、ホルダ33に雨除け35をねじ止めするようにしてもよい。
一体型空気調和機の概略図(側面図) 一体型空気調和機の概略図(平面図) 一体型空気調和機の斜視図(正面側から見た図) 一体型空気調和機の斜視図(背面側から見た図) 雨水浸入防止装置を示す分解斜視図(取付口が横長の場合) 雨水浸入防止装置を示す斜視図(取付口が横長の場合) 雨水浸入防止装置を示す分解斜視図(取付口が縦長の場合) 雨水浸入防止装置を示す斜視図(取付口が縦長の場合) ホルダを示す図であり、(a)は平面図、(b)は背面図(室内側から見た図)、(c)はA−A断面図、(d)はB−B断面図、(e)はC−C断面図 雨除けを示す図であり、(a)は正面図(室外側から見た図)、(b)は平面図、(c)はD−D断面図、(d)はE−E断面図、(e)は右側面図 取付パネルを示す図であり、(a)は背面図(室内側から見た図)、(b)はF−F断面図 雨水浸入防止装置を示す断面図(組立前) 雨水浸入防止装置を示す断面図(組立後)
符号の説明
25 壁
30 窓
31 取付パネル
32 取付口
33 ホルダ
34 ダクトコネクタ
35 雨除け
60 雨水浸入防止装置
61 雨除け嵌合部
62 係止爪(雨除け)
63 係止穴(雨除け嵌合部)
64 切欠
67 ネット

Claims (7)

  1. 室内外を仕切る壁の取付口に装着されるホルダと、該ホルダの室外側に保持される複数の雨除けとを備え、
    前記ホルダは、短辺と該短辺の略複数倍の長さの長辺とを有する長方形の枠状の雨除け嵌合部を備え、縦置きおよび横置きの二通りの状態で使用可能とされ、
    前記雨除けは、上方あるいは斜め上方から浸入する雨を遮るように方向性を有し、前記ホルダの縦置きおよび横置きのいずれの場合でも、上下方向を維持したまま前記ホルダに装着可能なよう、前記雨除け嵌合部に嵌合される部位の輪郭が略正方形とされ、該正方形の各辺が前記雨除け嵌合部の短辺と略同一の長さに設定されたことを特徴とする雨水浸入防止装置。
  2. 前記雨除けに複数の係止部が設けられ、前記雨除け嵌合部に前記係止部を係止される複数の被係止部が設けられ、
    前記係止部は、正方形の前記輪郭の各辺に、周方向で各辺の始端から同一距離の位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の雨水浸入防止装置。
  3. 前記係止部として、前記雨除けの前記輪郭から外方に突出する複数の係止爪が設けられ、該係止爪は、前記輪郭の各辺の中心から周方向で同一方向かつ同一距離だけずれた位置に設けられ、前記輪郭の各辺の中心に対して前記係止爪と対称な位置に、隣接する雨除けの係止爪を収容する切欠が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の雨水浸入防止装置。
  4. 前記ホルダは、その中央穴を虫除け用のネットで覆われたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の雨水浸入防止装置。
  5. 前記ホルダは、室内側に突出するダクト取付枠が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の雨水浸入防止装置。
  6. 前記取付口は、上下開閉式又は左右開閉式の窓に装着された取付パネルに形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の雨水浸入防止装置。
  7. 前記取付口は、可搬式の一体型空気調和機に設けられたダクトの端部を取り付けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の雨水浸入防止装置。
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