JP4905696B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、半導体基板に半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムを形成する工程を備えた半導体装置の製造方法に関するものである。
圧力センサのひとつとして、半導体圧力センサがある。たとえば、特開昭58−35982号公報によれば、半導体圧力センサは、ダイヤフラムが形成されたシリコン基板を有している。ダイヤフラム上面には拡散抵抗による歪ゲージと、この歪ゲージと接する電極とが設けられている。
半導体圧力センサのダイヤフラムの形成方法として、たとえば、特開平4−91434号公報によれば、マスクが被着されたウエハの表面をエッチング液によりエッチング加工することにより、ウエハに選択的に凹部を形成する方法が知られている。1枚の半導体ウエハにはダイヤフラムに相当する多数の凹部が形成される。
特開昭58−35982号公報(図4) 特開平4−91434号公報
上記のダイヤフラムの形成方法においては、ダイヤフラムを形成するためのエッチングマスクの開口部のうち、ウエハ(半導体基板)の最外周側の部分でエッチングレートが部分的に速くなることがあった。この場合、形成されるダイヤフラムの特性にばらつきが生じたり、ダイヤフラムに貫通孔が形成される不良が生じたりするという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ダイヤフラムを形成するためのエッチング液を用いたエッチング工程において、ダイヤフラム部分のエッチングばらつきが抑制された半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の一の局面にしたがう半導体装置の製造方法は、以下の工程を備えている。まず半導体基板の主面上に開口パターンを有するエッチングマスクが形成される。このエッチングマスクが形成された半導体基板がエッチング液に浸漬されて開口パターンの領域において半導体基板が厚み方向に一部エッチングされることにより、半導体基板に半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムが形成される。上記開口パターンは、ダイヤフラムを形成するための開口部と、ダイヤフラムを形成するための開口部を囲む環状の開口部とを有する。
本発明の他の局面にしたがう半導体装置の製造方法は、以下の工程を備えている。まず半導体基板の主面上に開口パターンを有するエッチングマスクが形成される。このエッチングマスクが形成された半導体基板がエッチング液に浸漬されて開口パターンの領域において半導体基板が厚み方向に一部エッチングされることにより、半導体基板に半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムが形成される。上記開口パターンは、ダイヤフラムを形成するための開口部と、ダイヤフラムを形成するための開口部と上記主面の外縁との間に配置され、ダイヤフラムを形成するための開口部よりも面積が大きい開口部とを有する。
本発明のさらに他の局面にしたがう半導体装置の製造方法は、以下の工程を備えている。まず半導体基板の主面上に開口パターンを有するエッチングマスクが形成される。このエッチングマスクが形成された半導体基板がエッチング液に浸漬されて開口パターンの領域において半導体基板が厚み方向に一部エッチングされることにより、半導体基板に半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムが形成される。上記開口パターンは、ダイヤフラムを形成するための開口部と、ダイヤフラムを形成するための開口部と主面の外縁との間に配置され、ダイヤフラムを形成するための開口部と同一形状の開口部と、同一形状の開口部を囲む環状の開口部とを有する。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、開口パターンはダイヤフラムを形成するための開口部以外の開口部を有している。このダイヤフラムを形成するための開口部以外の開口部は、エッチング中に半導体基板の外周側からダイヤフラムを形成するための開口部への過剰なエッチング液の供給を抑えるような形状を有している。
これにより、ダイヤフラムを形成するためのエッチングマスクの開口部のうち半導体基板の最外周側の部分でエッチングレートが部分的に速くなることを抑制できる。よって、形成されるダイヤフラムの厚みのばらつきを抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
最初に、本実施の形態の半導体装置である圧力センサの主要な構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における圧力センサの構成を概略的に示す上面図(a)および断面図(b)である。なお図を見やすくするために図1(a)においてはパッシベーション膜およびシリコン酸化膜は図示していない。
図1(a)および(b)を参照して、圧力センサPS1は、シリコン基板(半導体基板)1と、シリコン酸化膜2と、4つの拡散配線3と、4つの拡散抵抗4と、4つのアルミ電極5と、パッシベーション膜6と、エッチングマスク7とを有している。エッチングマスク7はシリコン基板1の主面の1つである裏面1b(図中下面)上に形成されている。シリコン酸化膜2と、拡散配線3と、拡散抵抗4と、アルミ電極5と、パッシベーション膜6とは、シリコン基板1の主面の1つである表面1f(図中上面)上に形成されている。
エッチングマスク7は開口パターンを有している。またエッチングマスク7の材質は、たとえば金である。シリコン基板1は、上記開口パターンに対応する位置に、凹部状に厚みが薄くなっている部分であるダイヤフラム8およびリング部12を有している。ダイヤフラム8は厚みが薄くなっているためシリコン基板1の厚み方向の外力により変形することができる。リング部12の部分のシリコン基板1の厚みは、ダイヤフラム8の部分よりも厚くなっている。
拡散抵抗4はシリコン基板1の表面1f上においてダイヤフラム8のエッジ部分に対応する位置に形成されている。拡散抵抗4は拡散配線3によってブリッジ結線されている。アルミ電極5は、このブリッジ結線部分と電気的に接続されるように形成されている。
次に、本実施の形態の圧力センサPS1の製造方法について説明する。
まず、多数の圧力センサPS1(図1)を一括して形成するために、大型のシリコン基板1が準備される。この大型のシリコン基板1の表面1f側に、図1に示すシリコン酸化膜2と、拡散配線3と、拡散抵抗4と、アルミ電極5と、パッシベーション膜6とからなる組が多数組形成される。またこの大型のシリコン基板1の表面1f側にTEG(Test Element Group)チップのためのパターンが、たとえば3つ形成される。
図2は、本発明の実施の形態1における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態1における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された後であってエッチング開始前の様子を概略的に示す断面図である。なお、図3の断面位置は図2のIII−III線に沿った位置である。
図2を参照して、上記大型のシリコン基板1の裏面1b(図示されている面)上に、たとえば金からなるエッチングマスク7が堆積される。次に、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、この膜に開口パターンが設けられる。これにより開口パターンとしてダイヤフラム開口部8Pおよびリング開口部(環状の開口部)12Pを有するエッチングマスク7が形成される。
ダイヤフラム開口部8Pはダイヤフラム8(図1(a)および(b))を形成するための開口部である。リング開口部12Pはリング部12(図1(a)および(b))を形成するための開口部である。リング開口部12Pはダイヤフラム開口部8Pを囲む環状の形状を有している。具体的には、ダイヤフラム開口部8Pは直径3mmの円状であり、リング開口部12Pは幅150μmのリング状である。なおTEGチップ配置部分15には開口パターンは形成されない。
エッチングマスク7のフォトリソグラフィにおいては、拡散抵抗4がダイヤフラム開口部8Pのエッジ部に対応する位置となるように露光位置合わせが行なわれる。またリング開口部12Pはアルミ電極5に対応する位置から外れた位置に形成される。
図3を参照して、ワックス10によりシリコン基板1の表面1fおよび側面が保護される。さらにこのワックス10を介してシリコン基板1の表面1fおよび側面のそれぞれに、SUS(ステンレス鋼)製のSUSプレート9およびSUSリング11の各々が取り付けられる。なおシリコン基板1のワックス10により保護された部分はエッチング液から保護される。
次に、シリコン基板1がエッチング液に浸漬される。エッチング液としては、たとえば混酸エッチング液が用いられる。なお浸漬時のシリコン基板1の姿勢としては、裏面1bが鉛直上方から10〜40°傾斜した姿勢とされる。
シリコン基板1はエッチング液中で裏面1bに交差する軸周りに回転される。具体的には、たとえば薄い円板状のシリコン基板1が基板面中心を通る基板面に垂直な軸周りに毎分0.2回転で回転される。これによりシリコン基板1の裏面1bとエッチング液との間に、裏面1bに交差する軸周りの相対的な回転運動が与えられる。この相対的な回転運動により、図2の破線矢印のように、裏面1bにおいてシリコン基板1の外周側から中央側へ流れ込むような渦状のエッチング液の流れが生じる。なおエッチング液の流れが回転運動に起因しているため、この流れはシリコン基板1の外周側ほど速い。
図4は、本発明の実施の形態1における圧力センサの製造工程のダイヤフラム形成工程におけるエッチング終了直前の状態を概略的に示す断面図である。なお、図4の断面位置は、図3と同一である。
図4を参照して、図中破線で示す流れを有するエッチング液により、エッチングマスク7の開口パターンであるダイヤフラム開口部8Pおよびリング開口部12Pの領域において、シリコン基板1が厚み方向に一部エッチングされる。
シリコン基板1の外周側(SUSリング11の側)から中央側へと流れこむエッチング液は、まず図中矢印F0で示すように、リング開口部12Pおよびリング部12からなる凹部を経由する。その後、矢印Fiに示すように、ダイヤフラム開口部8Pのうちシリコン基板1の最外周側の部分に入り込み、ダイヤフラム8のエッチングが行なわれる。
上記のエッチングによりダイヤフラム8が形成された後、シリコン基板1からワックス10と、SUSプレート9と、SUSリング11とが除去される。そしてシリコン基板1がダイシングされて、図1(a)および(b)に示す圧力センサPS1が得られる。
次に、比較例における圧力センサの製造方法について、図5〜図8を用いて説明する。
図5は、比較例における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図6は、比較例における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された後であってエッチング開始前の様子を概略的に示す断面図である。なお、図6の断面位置は図5のVI−VI線に沿った位置である。
図5および図6を参照して、比較例においては、本実施の形態と異なり、リング開口部12P(図2および図3)が形成されない。なお、本比較例のこれ以外の構成は上述した実施の形態1の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、比較例における圧力センサの製造工程のダイヤフラム形成工程におけるエッチング終了直前の状態を概略的に示す断面図である。なお、図7の断面位置は、図6と同一である。図7を参照して、シリコン基板1の外周側(SUSリング11の側)から中央側へと流れこむエッチング液は、図中矢印F0で示すように、直接、ダイヤフラム開口部8Pのうちシリコン基板1の最外周側の部分に入り込み、ダイヤフラム8のエッチングが行なわれる。このため、この部分は他の部分よりもエッチング液が過剰に供給されてエッチングレートが速くなり、深くエッチングされる。極端な場合、この部分に穴開き17が生じる。
図8は、比較例における圧力センサの製造工程のダイヤフラム形成工程におけるエッチング終了直前の状態を概略的に示す断面図であり、図5のVIII−VIII線に沿った位置の断面図である。
図8を参照して、TEGチップ配置部分15の領域は平坦であるため、エッチング液の流れが速くなっていく。この流れが速くなったエッチング液が、図中矢印Ftで示すように、TEGチップ配置部分15の内周側(図中右側)のダイヤフラム開口部8Pのうちシリコン基板1の外周側(図中左側)の部分に入り込み、ダイヤフラム8のエッチングが行なわれる。このため、この部分は他の部分よりもエッチング液が過剰に供給されてエッチングレートが速くなり、深くエッチングされる。極端な場合、この部分に穴開き17が生じる。
図9は、実施の形態1におけるエッチングマスク上でのエッチング液の流れ(a)および比較例におけるエッチングマスク上でのエッチング液の流れ(b)を概略的に示す平面図である。
図9(a)を参照して、本実施の形態においては、シリコン基板1の外周側から開口パターンへと図中矢印F0で示すようにエッチング液が流れこむ。エッチング液は、まずリング開口部12P部分に到達し、図中矢印Frで示すようにリング開口部12Pのリング状形状に沿って一部分流される。この分流作用により流れが緩和された後に、図中矢印Fiで示すようにエッチング液がダイヤフラム開口部8Pに流れ込む。よってダイヤフラム開口部8Pへの局所的に過多なエッチング液の流入がない。よってダイヤフラム8の均一形成が可能となる。
図9(b)を参照して、比較例においては上記のような緩和なしに、エッチング液がダイヤフラム開口部8Pに流れ込む。よってダイヤフラム開口部8Pへ局所的に過多なエッチング液が流入する。よって形成されるダイヤフラム8のばらつきが大きくなる。
次に本実施の形態の圧力センサPS1の製造工程におけるリング開口部12Pの最適な寸法の検討結果について詳細に説明する。なおダイヤフラム開口部8Pは直径3mmの円状とされた。
図10は、本発明の実施の形態1における圧力センサの製造方法に用いられるエッチングマスクのリング開口部のリング幅と、リング開口部におけるエッチングレートとの相関の例を示すグラフ(a)およびエッチングレートの測定点を示す平面図(b)である。なお測定は異なる3組の圧力センサのそれぞれに対して行なわれ、その結果はグラフにおける、丸、三角、四角の3形状のマーカーの各々で表わされている。
図10(a)および(b)を参照して、リング開口部12Pのリング幅WRが50、100、150および200μmのそれぞれの場合について、リング開口部12P内の測定点MRにおけるエッチングレートの測定が行なわれた。その結果、リング幅WRが広くなるとリング開口部12Pにおけるエッチングレートが増加することが分かった。
図11は、本発明の実施の形態1におけるエッチングマスクのリング開口部のリング幅と、ダイヤフラム開口部の中央部におけるエッチングレートとの相関の例を示すグラフ(a)およびエッチングレートの測定点を示す平面図(b)である。なお測定は異なる3組の圧力センサのそれぞれに対して行なわれ、その結果はグラフにおける、丸、三角、四角の3形状のマーカーの各々で表わされている。
図11(a)および(b)を参照して、リング開口部12Pのリング幅WRが50、100、150および200μmのそれぞれの場合について、ダイヤフラム開口部8Pの中央部の測定点MCにおけるエッチングレートの測定が行なわれた。その結果、リング幅WRが広くなると、ダイヤフラム開口部8P中央部の測定点MCにおけるエッチングレートは微減する傾向が見られた。なおグラフのリング幅0μmの位置に、リング開口部12Pが形成されない比較例における測定結果を示す。
図10(a)および図11(a)を参照して、リング開口部12Pにおけるエッチングレートをダイヤフラム開口部8Pの中央部におけるエッチングレートよりも遅くするためには、リング幅WRが150μm以下であることが好ましいことが分かった。なおリング開口部12Pにおけるエッチングレートがダイヤフラム開口部8Pの中央部におけるエッチングレートよりも速いと、高い剛性でダイヤフラム8の周囲を保持することができなくなったり、リング部12が深くエッチングされ過ぎて穴が空いたりする。
図12は、本発明の実施の形態1におけるエッチングマスクのリング開口部のリング幅と、ダイヤフラム開口部におけるエッチングレートのばらつきとの相関の例を示すグラフ(a)およびエッチングレートの測定点を示す平面図(b)である。なお測定は異なる3組の圧力センサのそれぞれに対して行なわれ、その結果はグラフにおける、丸、三角、四角の3形状のマーカーの各々で表わされている。またエッチングレートのばらつきの数値は、中央部の測定点MCの1ヶ所と外周部の測定点MEの4箇所との計5ヶ所の測定結果の最大値と最小値との差分である。
図12(a)および(b)を参照して、グラフの横軸が0に対応する測定結果は、リング開口部12Pが形成されなかった比較例の場合を示している。この場合、ばらつきの値は約30μmであり、大きなばらつきが生じた。これに対してリング開口部12Pが形成されるとばらつきが低減された。またリング幅WRが広いほどばらつきが抑制された。
図13は、図11(a)および図12(a)のグラフに相当する検討結果がまとめられたグラフである。図13を参照して、リング開口部12Pが設けられることにより、ばらつきが抑制されることが分かった。またリング幅WRが広くされることにより、ばらつきがさらに抑制されることがわかった。またリング幅WRが広くされると、ダイヤフラム開口部8P中央部の測定点MCにおけるエッチングレートが低下する傾向が見られた。
以上、図10〜図13に示す検討結果から、リング幅WRは、たとえば150μmが適正値であることが分かった。リング幅WRが、たとえば150μmとされれば、リング開口部12Pにおけるエッチングレートがダイヤフラム開口部8Pの中央部よりも小さくなり、かつダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを大きく抑制することができる。
本実施の形態によれば、図2に示すようにエッチングマスク7はリング開口部12Pを有しているので、図9に示すようにシリコン基板1の外周側から流入する過剰なエッチング液がリング開口部12Pにより分流される。これにより過剰なエッチング液がダイヤフラム開口部8Pのエッジに流れ込むことが防止され、図13の、たとえばリング幅150μmのデータに示すようにダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを抑制することができる。
またシリコン基板1はエッチング液中で裏面1bに交差する軸周りに回転される。具体的には、たとえばシリコン基板1が基板面中心を通る基板面に垂直な軸周りに回転される。これによりシリコン基板1の裏面1bとエッチング液との間に、裏面1bに交差する軸周りの相対的な回転運動が与えられる。この相対的な回転運動により、図2の破線矢印のように、裏面1bにおいてシリコン基板1の外周側から中央側へ流れ込むようなエッチング液の流れが生じる。上記エッチング液の流れがあることにより、シリコン基板1の被エッチング面に常にエッチング液が供給され、効率的にエッチングを行なうことができる。
またリング部12はダイヤフラム8とは分離されて形成されている。これにより、リング部12がセンサ特性に直接影響してしまうことを抑制することができる。
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2における圧力センサの構成を概略的に示す上面図である。なお図を見やすくするために図14においてはパッシベーション膜およびシリコン酸化膜は図示していない。図14を参照して、本実施の形態の圧力センサPS2のシリコン基板1は、実施の形態1におけるダイヤフラム8およびリング部12を有し、さらにダイヤフラム8とリング部12とを連結する凹部71を有している。
図15は、本発明の実施の形態2における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す部分平面図である。図15を参照して、本実施の形態のエッチングマスク7は、実施の形態1におけるダイヤフラム開口部8Pおよびリング開口部12Pを有し、さらにダイヤフラム開口部8Pとリング開口部12Pとを連結する開口部71Pを有している。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態1の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図15に示すように、エッチングマスク7はダイヤフラム開口部8Pとリング開口部12Pとを連結する開口部71Pを有している。この連結する開口部71Pによりエッチング液の流れが制御されるため、実施の形態1に比して、ダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきをさらに抑制することができる。
(実施の形態3)
図16は、本発明の実施の形態3における圧力センサの構成を概略的に示す上面図(a)および断面図(b)である。なお図を見やすくするために図16(a)においてはパッシベーション膜およびシリコン酸化膜は図示していない。
図16(a)および(b)を参照して、本実施の形態の圧力センサPS3のシリコン基板1は、リング部12が第1リング部12Aおよび第2リング部12Bからなる。すなわちリング部12が二重の環状形状を有している。
図17は、本発明の実施の形態3における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図17を参照して、エッチングマスク7は、リング開口部12Pとして、第1リング開口部12PAおよび第2リング開口部12PBの二重の環状の開口部を有している。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態1の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図17に示すように、エッチングマスク7は、リング開口部12Pとして、第1リング開口部12PAおよび第2リング開口部12PBの二重の環状の開口部を有している。これにより、ダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを、リング開口部12Pが一重の場合に比して、より抑制することができる。
なおリング開口部12Pが二重にされずに一重のままリング幅WRが広げられてもエッチングばらつきを抑制することができるが、図10に示すように、リング開口部12Pにおけるエッチングレートが速くなり、ダイヤフラム8の周囲全体を高い剛性で保持できなくなったり、シリコン基板1の穴開き17が発生したりする。
(実施の形態4)
図18は、本発明の実施の形態4における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図18を参照して、エッチングマスク7は、ダイヤフラム開口部8Pを基板の中央側に複数有している。さらにエッチングマスク7は、このダイヤフラム開口部8Pとシリコン基板1の外縁との間に、複数の大面積開口部89Pを有している。すなわちシリコン基板1の最外周に沿って複数の大面積開口部89Pが配されている。この大面積開口部89Pは、ダイヤフラム開口部8Pよりも面積が大きい。
図18におけるシリコン基板1の大面積開口部89Pが配置された部分からは、エッチング工程により、図19(a)および(b)に示すダミーチップDM4が形成される。ダミーチップDM4のシリコン基板1は、大面積開口部89Pの位置に凹部89を有している。このダミーチップDM4は圧力センサとしては用いられない。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態1の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図18に示すように、エッチングマスク7は、ダイヤフラム開口部8Pとシリコン基板1の外縁との間に、大面積開口部89Pを有している。これにより、シリコン基板1の外周側からのエッチング液の流れが大面積開口部89Pにより拡散される。よって過剰なエッチング液がダイヤフラム開口部8Pのシリコン基板1の外周側のエッジに流れ込むことが防止され、ダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを抑制することができる。
また大面積開口部89Pはダイヤフラム開口部8Pよりも面積が大きいことにより、大面積開口部89Pにおけるシリコン基板1のエッチングレートが抑制される。よってエッチングレートが速くなり易いシリコン基板1の最外周側において、シリコン基板1の穴開きが発生することが防止される。これによりシリコン基板1の穴開きによるエッチング工程中のトラブル(シリコン基板1のSUSプレート9からの脱落など)を防止することができる。
またエッチング工程の安定化のために設けられるエッチングマスク7の開口パターン(大面積開口部89P)はダミーチップDM4が形成される領域に設けられる。よって大面積開口部89Pが、形成される圧力センサの特性に直接影響を与えないようにすることができる。
(実施の形態5)
図20は、本発明の実施の形態5における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図20を参照して、エッチングマスク7は、ダイヤフラム開口部8Pとシリコン基板1の外縁との間に、複数のダミーダイヤフラム開口部80Pを有している。すなわちシリコン基板1の最外周に沿って複数のダミーダイヤフラム開口部80Pが配されている。このダミーダイヤフラム開口部80Pは、ダイヤフラム開口部8Pと同一の形状を有している。さらにエッチングマスク7は、このダミーダイヤフラム開口部80Pを囲む環状の開口部であるリング開口部12Pを有している。
図20におけるシリコン基板1のそれぞれのダミーダイヤフラム開口部80Pが配置された部分からは、エッチング工程により、図21に示すダミーチップDM5が形成される。ダミーチップDM5のシリコン基板1は、ダミーダイヤフラム開口部80Pの位置に凹部80を有している。またダミーチップDM5のシリコン基板1は、ダミーダイヤフラム開口部80Pを囲むリング開口部12Pの位置に凹部であるリング部12を有している。このダミーチップDM5は圧力センサとしては用いられない。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態4の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図20に示すように、エッチングマスク7は、ダイヤフラム開口部8Pとシリコン基板1の外縁との間に、ダミーダイヤフラム開口部80Pおよびリング開口部12Pを有している。これにより、シリコン基板1の外周側からのエッチング液の流れがダミーダイヤフラム開口部80Pおよびリング開口部12Pにより拡散される。よって過剰なエッチング液がダイヤフラム開口部8Pのシリコン基板1の外周側のエッジに流れ込むことが防止され、ダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを抑制することができる。
またダミーダイヤフラム開口部80Pがリング開口部12Pに囲まれていることにより、ダミーダイヤフラム開口部80Pにおけるシリコン基板1のエッチングレートのばらつきが抑制される。よってエッチングレートが速くなり易いシリコン基板1の最外周側において、シリコン基板1の穴開きが発生することを防止される。これによりシリコン基板1の穴開きによるエッチング工程中のトラブル(シリコン基板1の所定の位置からの脱落など)を防止することができる。
(実施の形態6)
図22は、本発明の実施の形態6における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図22を参照して、エッチングマスク7は、ダミーダイヤフラム開口部80Pとリング開口部12Pとを連結する開口部71Pを有している。
図22におけるシリコン基板1のダミーダイヤフラム開口部80Pが配置された部分からは、エッチング工程により、図23に示すダミーチップDM6が形成される。ダミーチップDM6のシリコン基板1は、連結する開口部71Pの位置に凹部71を有している。このダミーチップDM6は圧力センサとしては用いられない。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態5の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、図22に示すように、エッチングマスク7は、ダミーダイヤフラム開口部80Pとリング開口部12Pとを連結する開口部71Pを有している。これにより、シリコン基板1の外周側からのエッチング液の流れがダミーダイヤフラム開口部80P、リング開口部12Pおよび連結する開口部71Pにより拡散される。よって過剰なエッチング液がダイヤフラム開口部8Pのシリコン基板1の外周側のエッジに流れ込むことが防止され、ダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを抑制することができる。
また開口部71Pによりエッチング液の流れを制御することができるため、実施の形態5に比して、ダミーダイヤフラム開口部80Pにおけるエッチングばらつきをさらに抑制することができる。よって、より確実にダミーダイヤフラム開口部80Pにおけるシリコン基板1の穴開きを防止し、エッチング工程中のトラブル(シリコン基板1の所定の位置からの脱落など)を防止することができる。
(実施の形態7)
図24は、本発明の実施の形態7における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。図24を参照して、エッチングマスク7は、ダイヤフラム開口部8Pとシリコン基板1の外縁との間に、複数の溝状の開口部59Pを有している。すなわちシリコン基板1の最外周に沿って複数の溝状の開口部59Pが配されている。
溝状の開口部59Pの幅寸法(短辺の寸法)は、ダイヤフラム開口部8Pの最大寸法(たとえば直径寸法)よりも小さい幅を有している。たとえば、ダイヤフラム開口部8Pが直径3mmの円形の場合、溝状の開口部59Pの幅寸法は150μmとすることができる。
また好ましくは、溝状の開口部59Pの長さ寸法(長辺の寸法)はダイヤフラム開口部8Pの最大寸法よりも長い。
なお、本実施の形態のこれ以外の構成は上述した実施の形態4の構成と同様であるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、エッチングマスク7は、ダイヤフラム開口部8Pとシリコン基板1の外縁との間に、溝状の開口部59Pを有している。これにより、シリコン基板1の外周側からのエッチング液の流れが溝状の開口部59Pにより拡散される。よって過剰なエッチング液がダイヤフラム開口部8Pのシリコン基板1の外周側のエッジに流れ込むことが防止され、ダイヤフラム開口部8Pにおけるエッチングばらつきを抑制することができる。
また溝状の開口部59Pがダイヤフラム開口部8Pの最大寸法よりも小さい幅を有していることにより、溝状の開口部59Pにおけるシリコン基板1のエッチングレートが抑制される。よってエッチングレートが速くなり易いシリコン基板1の最外周側において、シリコン基板1の穴開きが発生することを防止される。これによりシリコン基板1の穴開きによるエッチング工程中のトラブル(シリコン基板1の所定の位置からの脱落など)を防止することができる。
また溝状の開口部59Pは幅が狭いため、シリコン基板1上においてダイヤフラム開口部8Pの配置領域を実施の形態4〜6よりも広くとることができる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、半導体基板に半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムを形成する工程を備えた半導体装置の製造方法に特に有利に適用され得る。
本発明の実施の形態1における圧力センサの構成を概略的に示す上面図(a)および断面図(b)である。 本発明の実施の形態1における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された後であってエッチング開始前の様子を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における圧力センサの製造工程のダイヤフラム形成工程におけるエッチング終了直前の状態を概略的に示す断面図である。 比較例における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 比較例における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された後であってエッチング開始前の様子を概略的に示す断面図である。 比較例における圧力センサの製造工程のダイヤフラム形成工程におけるエッチング終了直前の状態を概略的に示す断面図である。 比較例における圧力センサの製造工程のダイヤフラム形成工程におけるエッチング終了直前の状態を概略的に示す断面図であり、図5のVIII−VIII線に沿った位置の断面図である。 実施の形態1におけるエッチングマスク上でのエッチング液の流れ(a)および比較例におけるエッチングマスク上でのエッチング液の流れ(b)を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における圧力センサの製造方法に用いられるエッチングマスクのリング開口部のリング幅と、リング開口部におけるエッチングレートとの相関の例を示すグラフ(a)およびエッチングレートの測定点を示す平面図(b)である。 本発明の実施の形態1におけるエッチングマスクのリング開口部のリング幅と、ダイヤフラム開口部の中央部におけるエッチングレートとの相関の例を示すグラフ(a)およびエッチングレートの測定点を示す平面図(b)である。 本発明の実施の形態1におけるエッチングマスクのリング開口部のリング幅と、ダイヤフラム開口部におけるエッチングレートのばらつきとの相関の例を示すグラフ(a)およびエッチングレートの測定点を示す平面図(b)である。 図11(a)および図12(a)のグラフに相当する検討結果がまとめられたグラフである。 本発明の実施の形態2における圧力センサの構成を概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態2における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態3における圧力センサの構成を概略的に示す上面図(a)および断面図(b)である。 本発明の実施の形態3における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態4における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態4における圧力センサの製造工程において形成されるダミーチップの概略的な平面図(a)および断面図(b)である。 本発明の実施の形態5における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態5における圧力センサの製造工程において形成されるダミーチップの概略的な平面図である。 本発明の実施の形態6における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態6における圧力センサの製造工程において形成されるダミーチップの概略的な平面図である。 本発明の実施の形態7における圧力センサの製造工程においてシリコン基板にエッチングマスクが形成された様子を概略的に示す平面図である。
符号の説明
DM4,DM5,DM6 ダミーチップ、PS1,PS2,PS3 圧力センサ、1 シリコン基板、2 シリコン酸化膜、3 拡散配線、4 拡散抵抗、5 アルミ電極、6 パッシベーション膜、7 エッチングマスク、8 ダイヤフラム、8P ダイヤフラム開口部、9 SUSプレート、10 ワックス、11 SUSリング、12,12A,12B リング部、12P,12PA,12PB リング開口部、15 TEGチップ配置部分、59P 溝状の開口部、71,80,89 凹部、71P 連結する開口部、80P ダミーダイヤフラム開口部、89P 大面積開口部。

Claims (9)

  1. 半導体基板の主面上に開口パターンを有するエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクが形成された前記半導体基板をエッチング液に浸漬させて前記開口パターンの領域において前記半導体基板を厚み方向に一部エッチングすることにより、前記半導体基板に前記半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムを形成する工程とを備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記開口パターンは、
    前記ダイヤフラムを形成するための開口部と、
    前記ダイヤフラムを形成するための開口部を囲む環状の開口部とを有する、半導体装置の製造方法。
  2. 前記開口パターンが、前記ダイヤフラムを形成するための開口部と前記環状の開口部とを連結する開口部をさらに有する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記環状の開口部が二重の環状形状を有する、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板の主面上に開口パターンを有するエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクが形成された前記半導体基板をエッチング液に浸漬させて前記開口パターンの領域において前記半導体基板を厚み方向に一部エッチングすることにより、前記半導体基板に前記半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムを形成する工程とを備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記開口パターンは、
    前記ダイヤフラムを形成するための開口部と、
    前記ダイヤフラムを形成するための開口部と前記主面の外縁との間に配置され、前記ダイヤフラムを形成するための開口部よりも面積が大きい開口部とを有する、半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板の主面上に開口パターンを有するエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクが形成された前記半導体基板をエッチング液に浸漬させて前記開口パターンの領域において前記半導体基板を厚み方向に一部エッチングすることにより、前記半導体基板に前記半導体基板の厚み方向の外力により変形することができるダイヤフラムを形成する工程とを備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記開口パターンは、
    前記ダイヤフラムを形成するための開口部と、
    前記ダイヤフラムを形成するための開口部と前記主面の外縁との間に配置され、前記ダイヤフラムを形成するための開口部と同一形状の開口部と、
    前記同一形状の開口部を囲む環状の開口部とを有する、半導体装置の製造方法。
  6. 前記開口パターンが、前記同一形状の開口部と前記環状の開口部とを連結する開口部をさらに有する、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ダイヤフラムを形成する工程は、前記エッチングマスクが形成された前記主面上において前記エッチング液を前記主面の外周側から中央側へ流しながら行なわれる、請求項1〜のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記ダイヤフラムを形成する工程は、前記エッチングマスクが形成された前記半導体基板と前記エッチング液との間に前記主面に交差する軸周りの相対的な回転運動を与えながら行なわれる、請求項1〜のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記相対的な回転運動は、前記エッチングマスクが形成された前記半導体基板を前記軸周りに回転させることにより行なわれる、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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