JP4905059B2 - 指示システム、指示プログラム及び指示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指示システム、指示プログラム及び指示装置に関する。
会議システム等においては、端末側から実物体側へ向けて作業手順の指示等の各種指示を行う必要がある。このような、端末側から実物体側への指示を行うことができる指示システムとしては、例えば、実物体側に存在する対象物をビデオカメラで撮像しつつその撮像画像を端末に送信すると共に、端末において撮像画像に基づいて指示された注釈画像を実物体側でプロジェクタにより対象物へ投影する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許公開2004/0070674号公報
本発明は、様々な反射特性を持った対象物に対して、よりユーザが所望した色に近い色で注釈画像を投影する指示システム、指示プログラム及び指示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、対象物を撮像する撮像手段で撮像された撮像画像を端末に送信すると共に、該端末でなされた撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により対象物に投影させ得る制御手段を有し、制御手段は、指示の後に、注釈画像が投影される前の画像から切り出された、注釈画像が投影される部分の対象物表面の反射特性を測定し、端末で指示された注釈画像の色と対象物表面の反射特性との比較結果に基づいて対象物に投影する注釈画像の色を変換して対象物に投影させるように制御することを特徴とする指示システムである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段が、注釈画像が投影される部分における対象物表面の反射特性に応じて、端末で指示された注釈画像の色と投影後の注釈画像の色とが同じ色となって投影されるように、投影手段を制御することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、制御手段が、注釈画像が投影される部分における対象物表面の反射特性に応じて、対象物表面の色と投影後の注釈画像の色との色距離がもっとも大きくなるような注釈画像を投影させるように、投影手段を制御することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータを、対象物を撮像する撮像手段で撮像された撮像画像を遠隔端末に送信すると共に、該遠隔端末でなされた撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により対象物に投影させ得る制御手段として機能させ、制御手段は、指示の後に、注釈画像が投影される前の撮影画像から切り出された、注釈画像が投影される部分の対象物表面の反射特性を測定し、端末で指示された注釈画像の色と対象物表面の反射特性の比較結果に基づいて対象物に投影する注釈画像の色を変換して投影させるように制御することを特徴とする指示プログラムである。
また、請求項に記載の発明は、対象物を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像領域内にその撮像画像に基づいてされた指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影する投影手段と、指示の後に、注釈画像が投影される前の撮像画像から切り出された、注釈画像が投影される部分の対象物表面の反射特性を測定し、端末で指示された注釈画像の色と対象物表面の反射特性との比較結果に基づいて対象物に投影する注釈画像の色を変換して対象物に投影させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする指示装置である。
請求項1に係る発明によれば、様々な反射特性を持った対象物に対して、よりユーザが所望する色に近い色で注釈画像を投影できる。
請求項に係る発明によれば、対象物表面の色に応じて、端末で指示された注釈画像の色が理解されやすくなるように制御できる。
請求項に係る発明によれば、対象物表面の色に応じて、明瞭な注釈画像を投影できるように制御できる。
請求項に係る発明によれば、様々な反射特性を持った対象物に対して、よりユーザが所望する色に近い色で注釈画像を投影できる。
請求項に係る発明によれば、様々な反射特性を持った対象物に対して、よりユーザが所望する色に近い色で注釈画像を投影できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の指示システムの一実施形態を示す構成図である。この指示システムは、図1に示すように、被写体側装置10及び端末100等を備えており、被写体側装置10と端末100とはネットワーク300により相互に通信可能に接続されている。尚、図1においては、端末100を一台のみ示しているが、複数の端末100をネットワーク300を通じて被写体側装置10の後述するサーバ50へ接続可能である。
被写体側装置10は、撮像手段としてのビデオカメラ20、投影手段としてのプロジェクタ40、制御手段としてのサーバ50、ハーフミラー60及び相対位置変更手段としての回転ステージ70等から構成されている。ビデオカメラ20は、例えばCCDカメラで構成され、回転ステージ70上に置かれた被写体(対象物)200を撮像すると共に、その撮像画像の情報はサーバ50に取り込まれる。尚、ビデオカメラ20は、ハーフミラー60を透過した画像を撮像する。
プロジェクタ40は、液晶プロジェクタ等で構成され、端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じた注釈画像(以下、アノテーション画像という。)201を被写体200に投影する。またプロジェクタ40は、その光学系が、ハーフミラー60によりビデオカメラ20と光学的な主点が略一致するように配置されている。このプロジェクタ40は、サーバ50から送信されたアノテーション画像をその光学系を通じハーフミラー60を介して被写体200へ投影する。プロジェクタ40からのアノテーション画像は、ハーフミラー60で反射して被写体200へ投影される。尚、アノテーション画像には、線、文字、図形等のあらゆる形態の画像が含まれる。
回転ステージ70は、サーバ50により制御され、その上面に置かれた被写体200を正方向及び逆方向のいずれか1方向以上の方向に回転(以下、回転動作と言う。)させることにより、ビデオカメラ20及びプロジェクタ40に対する被写体200の位置を変更する。サーバ50は、ビデオカメラ20、プロジェクタ40、回転ステージ70の動作を制御すると共に、ネットワーク300を介して端末100との間で各種情報を授受する。
また、サーバ50は、ビデオカメラ20が撮像した撮像画像を端末100へ送信すると共に、端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像をプロジェクタ40により被写体200へ投影させる。また、サーバ50は、回転ステージ70による被写体200の回転動作(移動)に合わせてプロジェクタ40の被写体200に対するアノテーション画像の投影位置を変更する制御を行う。
端末100は、液晶表示装置及びCRT等からなる表示装置110、ネットワーク300に接続されたコンピュータ120、コンピュータ120に接続されたポインティングデバイス(マウス)130等から構成されている。表示装置110は、その表示画面に被写体側装置10から送信される画像を表示する。ポインティングデバイス130は、撮像画像が表示された表示画面においてポインタで各種ボタン等を操作することにより、被写体200へ投影するアノテーション画像に関する指示を形成すると共に、回転ステージ70の回転動作による被写体200の回転動作を指示するのに用いられる。
次に、上記構成の指示システムの動作について図2ないし図4を参照して説明する。図2は被写体側装置10のサーバ50における処理の一例を示すフローチャートであり、図3は端末100のコンピュータ120における像形成における処理の一例を示すフローチャート、図4は端末100側の操作の一例を説明するための図である。
図2に示すように、被写体側装置10側のサーバ50では、ビデオカメラ20の撮像画像の取り込みを開始し(ステップS11)、端末100のコンピュータ120から接続要求があるかを判断する(ステップS12)。そして、サーバ50は、コンピュータ120からの接続要求がある場合には、ビデオカメラ20の撮像画像をネットワーク300を通じて端末100のコンピュータ120へ伝送する(ステップS13)。
次いで、サーバ50は、コンピュータ120から制御信号の送信があるか否かを判断する(ステップS14)。この制御信号は、アノテーション画像の描画に関する情報である描画信号及び回転ステージ70を回転させるための位置制御信号である。サーバ50は、上記の制御信号を受信した場合には、その制御信号の内容に応じて制御信号処理を行う(ステップS15)。
一方、サーバ50は、上記の制御信号を受信しない場合には、コンピュータ120から切断要求があるかを判断し(ステップS16)、切断要求が無い場合には、ステップS13に戻って新たな撮像画像をネットワーク300を通じて端末100のコンピュータ120へ伝送し、切断要求があった場合には、ビデオカメラ20の撮像画像の伝送を停止する(ステップS17)。そして、サーバ50は、処理の終了要求があるかを判断し(ステップS18)、終了要求がない場合には、ステップS12に戻って上記の処理を繰り返し、終了要求があった場合には処理を終了する。
次に、端末100の動作について説明する。先ず、図3に示すように、端末100のコンピュータ120は、サーバ50に対して接続要求を行う(ステップS21)。次いで、コンピュータ120は、接続が完了した後、例えば、図4に示すように、被写体側のサーバ50から伝送される撮像画像を表示装置110の表示画面111に表示する(ステップS22)。
次いで、コンピュータ120は、表示装置110の表示画面111に表示した撮像画像に対する操作者からの注目領域の指示があるかを判断し(ステップS23)、注目領域の指示がある場合には、指示に応じた処理を行う(ステップS26)。具体的には、端末100の操作者は、図4に示すような表示装置110の表示画面111の画像を見ながら、表示されている画像にアノテーション画像を投影したい領域がある場合には、ポインティングデバイス130を操作して表示画面111上のポインタPtを移動させながら注目領域を指示する。注目領域は、アノテーション画像DRを投影する投影位置を規定する領域である。このとき、同時に、注目領域に投影するアノテーション画像に関する情報を指示する。
例えば、ポインティングデバイス130を用いて表示画面111上に形成された各種ボタンBT等を操作することにより、描画された矩形や円などの図形情報、あらかじめ用意されたビットマップ画像、キーボードなどから入力したテキスト情報、ポインティングデバイス130の動作を反映するポインタ自体等である。そして、コンピュータ120は、ステップS26で特定された各種情報を描画情報としてサーバ50へ伝送する(ステップS27)。
次いで、コンピュータ120は、端末100でなされたビデオカメラ20の撮像画像に基づく操作者による指示が完了したかを判断し、(ステップS28)、終了した場合には、サーバ50に対して切断要求を行い(ステップS29)、処理を終了する。端末100の操作者による指示操作が終了していない場合には、ステップS22に戻って上記の処理を繰り返す。
ここで、端末100の操作者が被写体200を回転させたい場合には、操作者は、例えば、図4に示すような表示画面111の画像を見ながら、画像内の被写体200においてアノテーション画像を投影したい領域が映し出される、あるいは、被写体200に対する視点が最適になるように、表示画面111に形成された、回転ステージ70を回転させるための回転用ボタンR1,R2を操作して、回転ステージ70の回転方向及び回転量を指示する。そして、コンピュータ120は、ステップS23において、注目領域の指示がない(アノテーション画像に関する指示がない)場合には、端末100の操作者により、被写体200の回転の指示がされると判断して被写体200の回転に関する処理をする(ステップS24)。
次いで、コンピュータ120は、被写体200の回転に関する処理により得られた回転量情報(移動量情報)等を被写体側のサーバ50へ伝送する(ステップS25)。これにより、回転ステージ70が回転されて被写体200の回転位置が変更し、端末100の表示装置110には新たな撮像画像が表示される(ステップS22)。
次に、被写体表面の反射特性によってアノテーション画像を変換して投影する場合の動作について説明する。図5は指示システムのアノテーション画像を色変換して投影するときの処理フローチャートである。色は、例えば色の三原色R(赤)、G(緑)、B(青)で表現される。「物の色」は光源から発した光が「物」の表面で反射して人間の目に入った光に対する人間の反応である。したがって、「色」は「光」であり、「物の色」は物の表面の反射特性であり、これが物の材質感の基本である。
まず、ユーザは、端末100上でポインティングデバイス130等を用いて色Aでアノテーション画像の描画を指示する。図6(a)は端末上で指定されたアノテーション画像を説明するための図、同図(b)は端末上で指定されたアノテーション画像の色成分(色A)を説明するための図である。図6(b)に示すように、色Aで指示されたアノテーション画像の色成分は、R=0.2、G=0.5、B=0.6で表現されている。
サーバ50は、端末100により色Aでアノテーション画像の描画が行われたと判断した場合(ステップS31)、アノテーション画像が投影される部分の被写体表面の反射特性、すなわち、アノテーション画像が投影される部分のビデオカメラ20の映像上の色Bを測定する(ステップS32)。図7(a)はアノテーション画像が投影される部分の被写体表面を説明するための図、同図(b)はアノテーション画像が投影される部分の映像上の被写体の色成分(色B)を説明するための図である。図7(b)に示すように、アノテーション画像が投影される部分のビデオカメラ20の映像上の被写体の色成分はR=0.1、G=0.2、B=0.3で表現されている。なお、撮像画像上でどの部分がアノテーション画像にあたるかは、描画の段階で既知のため切り出せる。このため、ビデオカメラ20によって撮影された撮像画像の部分から、アノテーション画像の部分を切り出せる。そして、サーバ50は、切り出されたアノテーション画像の色Bを測定する。
なお、本実施形態では、計算量を少なくするため、色の変換形態として、アノテーション画像が投影される部分の被写体の反射特性を測定しているが、全ての被写体の反射特性を計算してもよい。撮像画像上でどの部分がアノテーション画像に当たるかは、描画の段階で既知のため、色Aでアノテーション画像を投影する予定の場所の色Bを測定しておくことにより、撮像画像上のアノテーション画像が投影される部分を切り出せる。
次に、サーバ50は、プロジェクタ40により、端末100で指示された色Aでアノテーション画像を被写体200に投影する(ステップS33)。しかし、被写体200表面の反射特性により、実際にはアノテーション画像201は色Aとは異なる色で投影されているように見える。そこで、サーバ50は、アノテーション画像201のビデオカメラ20の映像上の色Cを測定する(ステップS34)。
図8(a)は、ビデオカメラ20の映像上のアノテーション画像を説明するための図、同図(b)はビデオカメラ20の映像上でのアノテーション画像の色成分(色C)を説明するための図である。図8(b)に示すように、映像上のアノテーション画像の色成分(色C)は、R=0.2、G=0.4、B=0.5で表現されている。なお、撮像画像上でどの部分がアノテーション画像にあたるかは、描画の段階で既知のため切り出せる。このため、ビデオカメラ20によって撮影された撮像画像の部分から、アノテーション画像の部分を切り出せる。そして、サーバ50は、切り出されたアノテーション画像の色Cを測定する。
サーバ50は、遠隔地のユーザが端末100上で指定したアノテーション画像の色Aとビデオカメラ20の映像上でのアノテーション画像の色Cが異なるかどうかを判断する(ステップS35)。サーバ50は、色Aと色CをRGB色空間の色情報に分解して比較する。そして、サーバ50は、端末100で指示されたアノテーション画像の色Aとビデオカメラ20の映像上でのアノテーション画像の色Cが異なると判断した場合(ステップS35で「yes」)、端末100で指示されたアノテーション画像の色Aと被写体表面の反射特性(色C)の比較結果に基づいて被写体200に投影するアノテーション画像の色を変換する。すなわち、サーバ50は、色Aと色Cの違いをもとに、補正した色Dを計算する。色Dの計算式を以下の式(1)に示す。
Figure 0004905059
図9は、補正されたアノテーション画像の色成分(色D)を説明するための図である。図9に示すように、補正されたアノテーション画像の色成分(色D)は、R=0.5、G=0.75、B=0.9で表現されている。そして、サーバ50は、プロジェクタ40で補正した色Dを用いてアノテーション画像を被写体200へ投影しなおし(ステップS36)、色補正処理を終了する場合(ステップS37で「yes」)、全体の処理を終了する。指示システム1によって、被写体表面の反射係数を測定し、被写体表面の反射特性に合わせて投影するアノテーション画像の色を調節するため、様々な反射特性を持った表面に対し、実際に指定した色になるように投影する。
図10は、指示システムがアノテーション画像を色変換して投影するときの他の処理フローチャートである。なお、図10に示す例では、図5と比べてステップS43の処理が加えられているがその他の処理は図5に示した処理と同じである。ステップS43で、サーバ50は、端末100で、色Aで描画の終了のマウスアップが行われた場合に、プロジェクタ40により色Aでアノテーション画像を投影する。このようにして、端末側の描画のマウスダウン/アップのタイミングで、ステップS44以降の処理を行うことにより、処理が簡素化する。
なお、端末100で指示されたアノテーション画像の色と被写体表面の反射特性を比較して色補正をする際に対応する画素同士を比較する色の変換形態によりアノテーション画像の色を変換する場合、最小誤差2乗法などを用いることにより、近接する画素との色の差ができるだけ小さくなるようにする。また、サーバ50は、端末100で指示されたアノテーション画像の色と被写体表面の反射特性を比較してアノテーション画像の色補正をする際に、それぞれのアノテーション画像を構成する画素値の平均値を計算してアノテーション画像全体で色を比較してアノテーション画像の色を変換する色の変換形態としてもよい。
また、上記では、色の比較、補正において、RGB表色系を用いた例について説明したが、YUV、Labなどの他の表色系を用いてもよい。なお、YUV表色系ではYは光度、Uは青の色差、Vは赤の色差を表している。また、Lab表色系ではLは明度、aは緑とマゼンタの2色の混合比、bは青と黄色の2色の混合比を表している。
また、上記ステップS36の色補正で、全く同じ色にするのは不可能な場合(例えば色Dで、1.0を超えてしまう場合)、色(YUV表色系でUV)を優先してあわせるとよい。このとき、明度(YUV表色系でY)を可能な限り最大にするように調節する。
また、ステップS32、S33で、映像上の色を測定する場合、ビデオカメラ20のダイナミックレンジを超えている場合(例えば色B,色Cで、1.0を超えてしまう場合)は、ビデオカメラ20の露出を制御する。このとき、ステップS36で、上記のように、色優先で補正すると良い。また、露出パラメータeと、ビデオカメラ20の特性関数fをもとに、ビデオカメラ20と露出パラメータを補正した色にして以下の計算式(2)を用いて計算する。ここで、関数fはあらかじめ測定されているものである。
Figure 0004905059
以上のように、本実施形態によれば、撮影画像に基づいて被写体表面の反射特性を測定し、測定した被写体表面の反射特性に基づいてアノテーション画像の色を変換して被写体に投影させることにより、様々な反射特性を持った被写体に対して端末で指定した色と同じ色のアノテーション画像が投影される。また、アノテーションが投影される部分だけの被写体表面の反射特性を測定すればよいため、被写体表面全体の反射特性を測定する必要がなく、少ない計算量で端末で指定した色と同じ色のアノテーション画像が投影される。また、被写体表面の反射特性を測定するためにアノテーション画像を用いるため、標準光源などのハードウェアを追加する必要はない。また、被写体表面の反射特性のみをもとに投影するアノテーション画像の色を補正する場合、プロジェクタと被写体表面との距離を測定する必要があるが、本指示システム1では一度測定してフィードバックするためプロジェクタ40と被写体表面との距離を測定する必要はない。さらに、本実施形態ではアノテーションを行う度に被写体表面の反射特性を測定して色補正を行うため、被写体となる物体が異なるものであったり、位置がよく動かされるものであったりする場合にも、適切な色補正が行われる。
上記実施形態では、アノテーション画像DLとして、図4に示すように線や図形を用いた場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、アノテーション画像DRとして、図11に示すように、文字の形態の画像としてもよい。
上記実施形態では、アノテーション画像の色の変換形態について種々の形態を例示したが、色の変換形態を端末から指示するようにしてもよい。すなわち、端末で指示された色の変換形態に応じてサーバ50の制御の態様を変更するようにするようにしてもよい。例えば、図12に示すように、「対応する画像を比較」する旨のラジオボタンRBTが選択された場合には、サーバ50の制御の態様は対応する画素同士を比較する色の変換形態によりアノテーション画像の色を変換する。
上記実施形態では、種々の色の変換形態により、アノテーション画像の色の変換を行ったが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、アノテーション画像が投影される部分における対象物表面の色に対して、色距離を大きくしたアノテーション画像の色を端末に表示するようにしてもよい。本発明で言う色距離とは、色と色の間の距離を示すもので、具体的には補色、明度差、彩度差、色温度差等がある。色距離がもっとも大きくなる色の例として補色を採用した場合には、図13に示すように、対象物の色が「青」である場合には、アノテーション画像の色を「黄」にすることが望ましい旨を表示させるようにしてもよい。明度差の大きさは、例えば補色を用いるなど色彩工学における明瞭性の原理等に従うことが望ましい。他、色距離の計算方法に関しては周知の技術が採用できる。
上記実施形態では、サーバ50がアノテーション画像の色を補正する場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、端末でなされた色変換機能の起動の有無に関する指示、例えば図14に示すチェックボックスCBに対するチェックボックスの有無等に応じて、アノテーション画像の色の変換に関する制御が稼動したり、静止したりするようにしてもよい。
上記実施形態では、投影手段としてプロジェクタを用いた場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、レーザ光等の光を被写体に照射して画像を形成することも可能である。
上記実施形態では、相対位置変更手段として回転ステージを例に挙げて説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、ロボット等を相対位置変更手段として使用することも可能であるし、上記実施形態では、被写体を移動させる場合について説明したが、例えば、撮像手段としてのビデオカメラ及び投影手段としてのプロジェクタを移動させる構成とすることも可能である。
上記実施形態では、回転ステージ70の回転を指示するために表示画面111上に回転用ボタンR1,R2を形成した場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、キーボードを用いてもよいし、種々の方法を採用してもよい。
上記実施形態では、端末100がサーバ50にネットワーク300により接続されている場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、他の手段により端末100をサーバ50に接続してもよく、また、端末100を被写体200の側に配置してもよい。
なお、本発明による指示プログラムは、指示システム1によって実現される。また、サーバ50やコンピュータ120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、本発明のプログラムを通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
本発明の指示システムの一実施形態を示す構成図である。 被写体側装置のサーバにおける処理の一例を示すフローチャートである。 端末のコンピュータにおける像形成における処理の一例を示すフローチャートである。 端末側の操作の一例を説明するための図である。 指示システムのアノテーション画像を色変換して投影するときの処理フローチャートである。 (a)は端末上で指定されたアノテーション画像を説明するための図、(b)は端末上で指定されたアノテーション画像の色成分(色A)を説明するための図である。 (a)はアノテーション画像が投影される部分の被写体表面を説明するための図、(b)はアノテーション画像が投影される部分の映像上の色成分(色B)を説明するための図である。 (a)は、映像上のアノテーション画像を説明するための図、(b)は映像上でのアノテーション画像の色成分(色C)を説明するための図である。 補正されたアノテーション画像の色成分(色D)を説明するための図である。 指示システムがアノテーション画像を色変換して投影するときの他の処理フローチャートである。 端末側の操作の一例を説明するための図である。 端末側の操作の一例を説明するための図である。 端末側の操作の一例を説明するための図である。 端末側の操作の一例を説明するための図である。
符号の説明
1 指示システム
10 被写体側装置
20 ビデオカメラ
40 プロジェクタ
50 サーバ
70 回転ステージ
100 端末
120 コンピュータ
200 被写体

Claims (5)

  1. 対象物を撮像する撮像手段で撮像された撮像画像を端末に送信すると共に、該端末でなされた前記撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により前記対象物に投影させ得る制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記指示の後に、前記注釈画像が投影される前の画像から切り出された、前記注釈画像が投影される部分の前記対象物表面の反射特性を測定し、前記端末で指示された注釈画像の色と前記対象物表面の反射特性との比較結果に基づいて前記対象物に投影する注釈画像の色を変換して前記対象物に投影させるように制御することを特徴とする指示システム。
  2. 前記制御手段は、前記注釈画像が投影される部分における対象物表面の反射特性に応じて、端末で指示された注釈画像の色と投影後の注釈画像の色とが同じ色となって投影されるように、前記投影手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の指示システム。
  3. 前記制御手段は、前記注釈画像が投影される部分における対象物表面の反射特性に応じて、対象物表面の色と投影後の注釈画像の色との色距離がもっとも大きくなるような注釈画像を投影させるように、前記投影手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の指示システム。
  4. コンピュータを、
    対象物を撮像する撮像手段で撮像された撮像画像を遠隔端末に送信すると共に、該遠隔端末でなされた前記撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により前記対象物に投影させ得る制御手段として機能させ、
    前記制御手段は、前記指示の後に、前記注釈画像が投影される前の撮影画像から切り出された、前記注釈画像が投影される部分の前記対象物表面の反射特性を測定し、前記端末で指示された注釈画像の色と前記対象物表面の反射特性の比較結果に基づいて前記対象物に投影する注釈画像の色を変換して投影させるように制御することを特徴とする指示プログラム。
  5. 対象物を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像領域内にその撮像画像に基づいてされた指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影する投影手段と、
    前記指示の後に、前記注釈画像が投影される前の撮像画像から切り出された、前記注釈画像が投影される部分の前記対象物表面の反射特性を測定し、前記端末で指示された注釈画像の色と前記対象物表面の反射特性との比較結果に基づいて前記対象物に投影する注釈画像の色を変換して前記対象物に投影させるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする指示装置。
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