JP2008046536A - 画像表示システム、プロジェクタ、コンピュータプログラムおよび画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に調整可能とすることにある。
【解決手段】プロジェクタ20によりスクリーン10の画像表示領域12の表示エリア12aに表示されているキャリブレーション画像と、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCに表示されているキャリブレーション画像とが、イメージセンサ60により同時に撮像される。その撮像結果である撮像情報に基づいて、スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、表示面FC上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とが求められる。そして、第1の撮像色を第2の撮像色に変換するための色変換データが作成され、プロジェクタ20では、色変換データに基づいて、投写する画像の色補正が行なわれる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プロジェクタを用いて画像の表示を行なう画像表示システム、プロジェクタ、コンピュータプログラムおよび画像表示方法に関するものである。
プロジェクタを用いて画像をスクリーンに投写し表示する場合、スクリーンの種別や環境光によってスクリーン上の画像の見え方は大きく異なってしまう。この問題を解消するために、スクリーン上の画像をイメージセンサにより撮像して、その撮像結果に基づいて画像の色合いや明るさをキャリブレーション(調整)する技術が提案されていた(例えば、特許文献1)。この技術により、スクリーン上の画像の見かけの色(すなわち、外から見た色)を画像データが本来表わす理論的な色に一致させることができる。
特開平2003−50572号公報
しかしながら、前記従来の技術は、あくまでも画像データが有する理論的な色に一致させるものであることから、スクリーン上の画像の見かけの色は必ずしも操作者の望む色とならない問題があった。例えば、操作者が自身の所有するパーソナルコンピュータでプレゼンテーション資料としての画像を作成した場合がそうである。パーソナルコンピュータによる画像の表示は、必ずしもキャリブレーションがなされたものではないことから、操作者がパーソナルコンピュータの画面で意図した色は、理論的な色ではなく、このために、操作者が意図する色と、理論的な色にキャリブレーションしたスクリーン上の画像の見かけの色との間に乖離が生じることがあった。
本発明の解決しようとする課題は、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に容易に調整可能とすることにある。
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
本発明の画像表示システムは、
色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像をスクリーンに投写し表示するプロジェクタと、
前記スクリーンの近傍に移動可能な出力面を備え、前記キャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像を前記出力面に表示または印刷する画像出力装置と、
前記プロジェクタにより表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記スクリーンの近傍に移動されるとともに前記キャリブレーション画像が表示または印刷された前記出力面とを同時に撮像する撮像手段と、
前記撮像手段からの撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求める撮像色算出手段と、
前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成する色変換データ生成手段と
を備え、
前記プロジェクタは、
前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう色補正手段
を備えることを特徴としている。
前記構成の画像表示システムによれば、プロジェクタによりスクリーンに表示されているキャリブレーション画像と、画像出力装置により出力面に表示または印刷されているキャリブレーション画像とが、撮像手段により同時に撮像され、その撮像結果である撮像情報に基づいて、スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とが、撮像色算出手段により求められる。そして、色変換データ生成手段により、第1の撮像色を第2の撮像色に変換するための色変換データが作成され、プロジェクタでは、色補正手段により、上記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正が行なわれる。
したがって、前記のようにして作成された色変換データは、スクリーン上の画像の見かけの色を出力面上の画像の見かけの色に変換するものであることから、プロジェクタにより画像を投写したとき、スクリーン上の画像の見かけの色は、前記画像を画像出力装置で出力面に表示または印刷したときの見かけの色と一致したものとなる。この結果、画像出力装置による表示または印刷を操作者の望む色にすることで、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に容易に調整することができる。
前記画像出力装置は、前記キャリブレーション画像データを生成手段を備えるコンピュータ本体と、前記出力面としての表示面を備え、前記キャリブレーション画像データを前記表示面に表示するディスプレイとを備える構成としてもよい。この構成によれば、操作者がコンピュータでプレゼンテーション資料としての画像を作成した場合に、操作者がパーソナルコンピュータの画面で意図した色にスクリーン上の画像の見かけの色を一致させることができる。
前記画像出力装置は、ディスプレイ一体型のコンピュータとしてもよい。この構成によれば、操作者は、コンピュータごとスクリーンの近傍に移動すればよく、キャリブレーション時の作業が容易である。
また、前記画像出力装置は、前記出力面としての紙面に前記キャリブレーション画像データを印刷するプリンタである構成としてもよい。この構成によれば、プリンタによって印刷した紙面の色にスクリーン上の画像の見かけの色を調整することができる。
前記プロジェクタは、前記撮像手段、前記撮像色算出手段および前記色変換データ生成手段を備えた構成としてもよい。この構成によれば、プロジェクタによって撮像からキャリブレーションまでの処理を併せて行なうことができる。
前記第1および第2の撮像色は、色合いを表わすパラメータによって示されるものであり、前記色補正手段は、色合いを補正する構成としてもよい。この構成によれば、画像の色合いをキャリブレーションすることができる。
前記画像の色合いをキャリブレーションする構成において、前記第1および第2の撮像色は、前記色合いを表わすパラメータに加えて明るさを表わすパラメータを含めた2種類のパラメータによって示されるものであり、前記色補正手段として、色合いを補正する色合い補正手段と、明るさを変換する明るさ補正手段とを併せ持つ構成としてもよい。この構成によれば、画像の色合いと明るさをキャリブレーションすることができる。
前記プロジェクタは、前記スクリーン上の被表示領域から前記出力面のサイズを上回る大きさのエリアを除いた部分に前記キャリブレーション画像を投写して、前記エリア部分は非表示とする手段を備えた構成としてもよい。この構成によれば、操作者は、スクリーンの近傍に出力面を移動する際に、前記出力面のサイズを上回る大きさのエリアを目印として出力面を配置すればよく、作業性に優れている。
本発明のプロジェクタは、
画像をスクリーンに投写し表示するプロジェクタにおいて、
色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像の投写を行なうキャリブレーション画像投写手段と、
前記キャリブレーション画像投写手段により表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記キャリブレーション画像データから定まるキャリブレーション画像が表示または印刷された出力面とを同時に撮像する撮像手段と、
前記撮像手段からの撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求める撮像色算出手段と、
前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成する色変換データ生成手段と、
前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう色補正手段と
を備えるプロジェクタ。
を備えることを特徴としている。
前記構成のプロジェクタによれば、スクリーンに表示されているキャリブレーション画像と、出力面に表示または印刷されているキャリブレーション画像とが、撮像手段により同時に撮像され、その撮像結果である撮像情報に基づいて、スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とが、撮像色算出手段により求められる。色変換データ生成手段により、第1の撮像色を第2の撮像色に変換するための色変換データが作成され、色補正手段により、上記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正が行なわれる。
したがって、前記のようにして作成された色変換データは、スクリーン上の画像の見かけの色を出力面上の画像の見かけの色に変換するものであることから、プロジェクタにより画像を投写したとき、スクリーン上の画像の見かけの色は、前記画像を出力面に表示または印刷したときの見かけの色と一致したものとなる。この結果、出力面への表示または印刷を操作者の望む色にすることで、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に容易に調整することができる。
本発明のコンピュータプログラムは、
画像をスクリーンに投写し表示するためのコンピュータプログラムであって、
色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像の投写を行なう機能と、
前記投写により表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記キャリブレーション画像データから定まるキャリブレーション画像が表示または印刷された出力面とを同時に撮像する機能と、
前記撮像によって得られた撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求める機能と、
前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成する機能と、
前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう機能と
をコンピュータに実現させるためのものである。
本発明の画像表示方法は、
画像をスクリーンに投写し表示する画像表示方法であって、
色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像の投写を行ない、
前記投写により表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記キャリブレーション画像データから定まるキャリブレーション画像が表示または印刷された出力面とを同時に撮像し、
前記撮像によって得られた撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求め、
前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成し、
前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう
ことを特徴としている。
前記構成のコンピュータプログラムおよび画像表示方法によれば、本発明のプロジェクタと同様に、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に容易に調整することができる。
なお、本発明の別の態様として、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体であって、前記本発明のコンピュータプログラムが記録された記録媒体としてもよい。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
1.第1実施例:
A.システム全体:
B.パーソナルコンピュータの構成:
C.プロジェクタの構成:
D.処理の流れ:
E.作用・効果:
2.第2実施例:
3.第3実施例:
4.他の実施形態:
1.第1実施例
A.システム全体:
図1は、本発明の第1実施例としての画像表示システムの概略説明図である。図示するように、スクリーン10のほぼ正面に設けられた投写型表示装置の一種であるプロジェクタ20から、所定のプレゼンテーション用の画像が投写される。プロジェクタ20は、パーソナルコンピュータ30とワイヤレスにより接続されており、上記投写されるプレゼンテーション用の画像は、パーソナルコンピュータ30から出力されたものである。パーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」と呼ぶ)30は、容易に持ち運びができるよう小型化されたディスプレイ一体型のいわゆるノートパソコンであり、コンピュータ本体30aと液晶ディスプレイ30bとを有する。
プレゼンタPRは、スクリーン10上の被表示領域である画像表示領域12の画像を使って、第三者に対するプレゼンテーションを行なう。画像表示領域12の画像の見え方は、スクリーン10の種別や、環境光Lによって大きく異なってしまう。例えば、同じ白を表示する場合であっても、スクリーン10の種別によっては、黄色がかった白に見えたり、青色がかった白に見えたりする。また、同じ白を表示する場合であっても、環境光Lが異なれば、明るい白に見えたり、暗い白に見えたりする。
そこで、操作者(あるいはプレゼンタPR)は、プレゼンテーションを行なう場所の環境に合わせて色を調整すべくキャリブレーションの作業を行なう。本実施例では、キャリブレーション画像として、R(赤)、G(緑)、B(青)、W(白)の最高階調の4種類の色合い補正用キャリブレーション画像を1つずつ順に表示して、色合いを補正するキャリブレーションを行なっている。また、本実施例では、キャリブレーション画像として、W(白)の低階調域の第1の階調および第2の階調の2種類の階調補正用キャリブレーション画像を1つずつ順に表示して、階調を補正するキャリブレーションを行なっている。このように、色合い補正用に最高階調の色を用いることにより、再現可能な色域を最大限にすることができる。また、階調補正用に低階調の色を用いることにより、環境光の変化による明るさの変化を把握しやすい。なぜなら、低階調域では、高階調域に比べて環境光の影響を受けやすいからである。
図2は、キャリブレーションモード時におけるスクリーン10上の画像表示領域12の画像を示す説明図である。図示するように、スクリーン10上の被表示領域である画像表示領域12は長方形であるが、キャリブレーションの作業を行なうキャリブレーションモード時においては、その長方形の右隅の部分が色の表示がなされない非表示エリア12bとなっており、画像表示領域12から非表示エリア12bを除いた表示エリア12aにキャリブレーション画像が表示されている。上述したように、キャリブレーション画像は種類に応じたそれぞれの色および階調値を有することから、表示エリア12aにはその色が単色表示されている。例えば、Rの色合い補正用キャリブレーション画像では、表示エリア12aには赤の最高階調が表示されている(図ではハッチで示した)。なお、非表示エリア12bは、長方形であって、PC30の有する液晶ディスプレイ30bの表示面FCのサイズ(縦、横のサイズ)を上回る大きさである。
図3は、キャリブレーションモード時におけるPC30の配置位置を示す説明図である。スクリーン10にキャリブレーション画像が表示されると、操作者は、そのスクリーン10の前にPC30を配置する作業を行なう。詳細には、操作者は、スクリーン10上の画像表示領域12の非表示エリア12bに、PC30の有する液晶ディスプレイ30bの背面部分が接するようにPC30の配置を行なう。操作者は非表示エリア12bを目印にPC30の配置位置を容易に定めることができる。すなわち、非表示エリア12bは、PC30の配置位置を指し示すための役割を果たしており、操作者は非表示エリア12bを目印にPC30の配置を行なう。
キャリブレーションモード時には、PC30の液晶ディスプレイ30bにもキャリブレーション画像が表示される。詳細には、液晶ディスプレイ30bの表示面FCの全体は、上記スクリーン10に表示されたキャリブレーション画像と同じ色がキャリブレーション画像として単色表示される。例えば、スクリーン10の画像表示領域12の表示エリア12aにRの色合い補正用キャリブレーション画像が表示されたときには、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCは赤の最高階調に従う色となる。
本実施例のプロジェクタ20は、画像を撮影する撮像手段としてのイメージセンサ60を内蔵するものであり、イメージセンサ60を使って、キャリブレーションモード時に、スクリーン10上の画像表示領域12(厳密には画像表示領域12の表示エリア12a)と、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCとを同時に撮像する。すなわち、画像表示領域12と液晶ディスプレイ30bの表示面FCとを1ショットで(1場面で)撮像する。イメージセンサ60は、例えばCCD、CMOSなどの撮像素子によって構成されている。イメージセンサ60からの撮像情報に基づき、キャリブレーションの処理を行なう。キャリブレーションの処理の詳細については後述する。
B.パーソナルコンピュータの構成:
図4は、PC30内で実現される機能を示すブロック図である。図示するように、PC30のコンピュータ本体30aは、プロジェクタ20により投写したい画像を表わすR,G,B形式の画像データを生成する画像処理部31と、前記画像データを液晶ディスプレイ30bに出力する出力制御部32と、前記画像データを無線LANカード34で転送可能なデータ形式(ビデオ信号)に変換して無線LANカード34に出力する画像データ変換部33とを有する。無線LANカード34は、プロジェクタ20にワイヤレスでビデオ信号を送受信する。
さらに、コンピュータ本体30aは、キャリブレーションモード時にキャリブレーションデータを発生するキャリブレーションデータ発生部35を備える。キャリブレーションモード時か否かの判定は、無線LANカード32を介してプロジェクタ20から送られてきたキャリブレーションモード移行指令S1によって行なう。キャリブレーションデータは、前述したキャリブレーション画像の元となる色を規定するデータであり、前述した赤の最高階調、緑の最高階調、青の最高階調、白の最高階調、白の低階調域の第1の階調、白の低階調域の第2の階調のいずれかを取り得る。キャリブレーションデータ発生部35で発生したキャリブレーションデータは、画像処理部31に送られ、画像処理部31によりキャリブレーション画像を構成するR,G,B形式のキャリブレーション画像データが生成される。キャリブレーション画像データは通常の画像データと区別されることなく、出力制御部33から液晶ディスプレイ30bに送られ、画像データ変換部33から無線LANカード34に送られる。なお、キャリブレーションデータ発生部35は、無線LANカード34から出力されるビデオ信号がキャリブレーション画像データについてのものであるか否かを判定可能とすべく、キャリブレーション画像データが送られてくるタイミングを示すキャリブレーションタイミング信号S2を無線LANカード34を介してプロジェクタ20に送信している。
C.プロジェクタの構成:
図5は、プロジェクタ20内で実現される機能を示すブロック図である。プロジェクタ20は、PC30等から送られるビデオ信号を無線LANカード92で受けて、画像データ変換部94に入力する。画像データ変換部94は、ビデオ信号をR1信号、G1信号およびB1信号に変換し、R1信号、G1信号およびB1信号をプロジェクタ画像処理部100に入力する。
プロジェクタ画像処理部100は、キャリブレーション制御部110と色合い補正部120と明るさ補正部130と表示領域マスク部140を含んで構成されている。キャリブレーション制御部110は、キャリブレーションモード移行指令出力部112とキャリブレーションタイミング調整部114とを備える。キャリブレーションモード移行指令部112は、プロジェクタ20に備えられた所定のボタン96が操作者により押下されたときに、キャリブレーションモードに移行したことを示すキャリブレーションモード移行指令S1を、無線LANカード92を介してPC30に送信する。キャリブレーションタイミング調整部120は、PC30から無線LANカード92を介して送られてくるキャリブレーションタイミング信号S2を受信して、キャリブレーションタイミング信号S2で示されるキャリブレーション画像データを送られてくるタイミングでもって表示領域マスク部140に実行指示信号S3を送信する。
また、プロジェクタ画像処理部100は、撮像色算出部150と行列生成部160と1D−LUT生成部170とを含んで構成されている。撮像色算出部150は、イメージセンサ60からの撮像情報から、スクリーン10上の画像表示領域12の表示エリア12aに対応する領域についての部分情報と、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCに対応する領域についての部分情報とを抽出して、前者の部分情報から表示エリア12aに表示されたキャリブレーション画像の色情報(以下、この情報を「第1の撮像色情報」と呼ぶ)を求め、後者の部分情報から液晶ディスプレイ30bの表示面FCに表示されたキャリブレーション画像の色情報(以下、この情報を「第2の撮像色情報」と呼ぶ)を求める。ここで、第1および第2の撮像色情報は、色合いを表わす測色情報Cと明るさVとにより構成されており、第1の撮像色情報は測色情報C1、明るさV1を含み、第2の撮像色情報は測色情報C2、明るさV2を含む。
行列生成部160は、第1の撮像色情報のうちの測色情報C1と第2の撮像色情報のうちの測色情報C2とに基づいて、測色情報C1を測色情報C2に変換する色合い補正用行列を生成する。1D−LUT生成部170は、第1の撮像色情報のうちの明るさV1と第2の撮像色情報のうちの明るさV2とに基づいて、明るさV1を明るさV2に変換する1D−LUT(1次元ルックアップテーブル)を生成する。行列生成部160により生成された色合い補正用行列は、色合い補正部120の有する行列記憶部122に記憶される。また、生成された1D−LUTは、明るさ補正部130の有する1D−LUT記憶部132に記憶される。色合い補正用行列および1D−LUTは共に本発明における「色変換データ」に該当し、行列生成部160および1D−LUT生成部170は共に本発明における「色変換データ生成手段」に該当する。
色合い補正部120は、行列記憶部122に記憶された色合い補正用行列に基づき、R1信号、G1信号およびB1信号を使用環境に適合した色合いが再現されるように、R2信号、G2信号およびB2信号に変換する。また、明るさ補正部130は、1D−LUT記憶部132に記憶された1D−LUTに基づき、色合い補正後のR2信号、G2信号およびB2信号を、使用環境に適合した明るさが再現されるように、R3信号、G3信号およびB3信号に変換する。行列記憶部122および1D−LUT記憶部132は共に本発明における「色補正手段」に該当する。
色合い補正されて明るさ補正されたR3信号、G3信号およびB3信号は、表示領域マスク部140に入力する。表示領域マスク部140は、キャリブレーションタイミング調整部114から送られてくる実行指示信号S3を受信して、その受信したタイミングでR3信号、G3信号およびB3信号に対してマスク処理を行なう。マスク処理は、図2に示した非表示エリア12bを作成するためのものであり、非表示エリア12b部分のR3信号、G3信号およびB3信号をそれぞれ0として黒色とする。マスク処理の結果、R3信号、G3信号およびB3信号がキャリブレーション画像データである場合には、その画像データに非表示エリア12bが形成される。
マスク処理後のR4信号、G4信号およびB4信号はD/A変換部210に送られる。D/A変換部210は、R4信号、G4信号およびB4信号をアナログ形式のR5信号、G5信号およびB5信号に変換する。そして、L/V駆動部220は、R5信号、G5信号およびB5信号に基づき、液晶ライトバルブを駆動して画像の投写表示を行う。なお、プロジェクタ画像処理部100に含まれる各部110〜170の機能は、プロジェクタ20の備えるCPUがメモリとデータのやり取りを行なうことにより実行される各種の処理により実現されている。
D.処理の流れ:
プロジェクタ20とPC30とは、キャリブレーションモード時にキャリブレーション画像データや各種の指令をやり取りしながら処理を実行している。以下、こうした処理の流れについて説明する。なお、これら処理は、プロジェクタ20に内蔵されたCPUにより、同じくプロジェクタ20に内蔵されたメモリに記憶されたコンピュータプログラムに従って実行されるものであり、また、PC30に内蔵されたCPUにより、同じくPC30に内蔵されたメモリに記憶されたコンピュータプログラムに従って実行されるものである。なお、コンピュータプログラムは、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成として、これらから提供されたものとすることができる。また、このコンピュータプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバから、ネットワークを介して提供されたものとすることもできる。
図6ないし図7は、プロジェクタ20により実行されるキャリブレーション処理の詳細を示すフローチャートである。このキャリブレーション処理は、CPUにより所定時間ごとに繰り返し実行される。処理が開始されると、CPUは、まず、キャリブレーションモードに移行したか否かを判定する処理を行なう(ステップS10)。プロジェクタ20に備えられたキャリブレーションの実行を指示するボタン96が操作者により押下されてオン状態となったか否かから、キャリブレーションモードに移行したか否かを判定している。次いで、CPUは、フラグFを値0にクリアして(ステップS20)、キャリブレーションモードに移行したことを示すキャリブレーションモード移行指令S1をPC30に送信する(ステップS30)。
図8は、PC30により実行されるキャリブレーションモード時の処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、PC30のCPUにより所定時間ごとに繰り返し実行される。処理が開始されると、CPUは、まず、プロジェクタ20からキャリブレーションモード移行指令S1を受信したか否かを判定して(ステップS200)、受信していないと判定されると、「リターン」に抜けてこのキャリブレーションモード時の処理を一旦終了する。
一方、CPUは、ステップS200でキャリブレーションモード移行指令S1を受けたと判定されると、最初のキャリブレーション画像、すなわちRの色合い補正用キャリブレーション画像を液晶ディスプレイ30bに表示する(ステップS210)とともに、上記Rの色合い補正用キャリブレーション画像をプロジェクタ20に送信する処理を行なう(ステップS220)。液晶ディスプレイ30bに表示されるキャリブレーション画像は、前述したようにキャリブレーションデータで示される色の階調値を全面に表示したものである。詳細には、コンピュータ本体30aに内蔵されるRAMに前述した各種のキャリブレーションデータを記憶しておき、ステップS210では、CPUは、キャリブレーションデータを上記RAMから読み出し(キャリブレーションデータ発生部35に対応)、その読み出したキャリブレーションデータからキャリブレーション画像を構成するR,G,B形式のキャリブレーション画像データを生成して(画像処理部31に対応)、そのキャリブレーション画像データを液晶ディスプレイ30bに出力する(出力制御部32に対応)。ステップS220では、CPUは、上記生成したキャリブレーション画像データをビデオ信号に変換してプロジェクタ20に送信する。
図6に示すように、プロジェクタ20側では、CPUは、PC30から送られてくる色合い補正用のキャリブレーション画像データを一つ受信して(ステップS40)、フラグFが値0であるか否かを判定する(ステップS50)。ここで、フラグFが値0である、すなわち、キャリブレーションモード移行後はじめてであると判定された場合には、操作者によるPC30の所定位置への配置が完了したか否かを判定する(ステップS60)。ここでいう所定位置とは、前述した、スクリーン10上の画像表示領域12の非表示エリア12bに、PC30の有する液晶ディスプレイ30bの背面部分が接するような位置である。この判定は、PC30の配置を終えた操作者によりプロジェクタ20に対して配置を終えた旨の指令が送られたか否かから行なう。上記の配置を終えた旨の指令は、具体的には、キャリブレーションの実行を指示する前述したボタン96が操作者により再度押下されたか否かから判定する。なお、ボタン96に換えて他のボタンや、スイッチとすることもできる。
ステップS60でPC30の配置が完了していない、すなわち、ボタン96が再度押下されていないと判定された場合には、CPUはステップS60の処理を繰り返し実行して、PC30の配置が完了するのを待つ。ステップS60でPC30の配置が終了したと判定されると、CPUはフラグFに値1をセットして(ステップS70)、PC30の配置が完了したことを示すPC配置完了指令をPC30に送信する(ステップS75)。なお、ここでは、PC30の配置が完了したことを操作者はプロジェクタ20側から指示するように構成していたが、これに換えて、PC30側でPC30の配置の完了を指示して(例えば、PC30に備えられたキーボードに対して何らかの操作を行なうといった指示)、PC30からプロジェクタ20にPC配置完了指令を送る構成としてもよい。
CPUは、ステップS75の実行後、ステップS80に処理を進める。なお、ステップS50でフラグFが値0でないと判定された場合には、キャリブレーションモード移行後はじめてではないので、ステップS60ないしS75の処理を飛ばしてステップS80に処理を進める。
一方、図8に示すように、PC30側では、ステップS230に処理を進めて、プロジェクタ20から送られてくるPC配置完了指令を受信したか否かを判定する。ここで、CPUは、ステップS230の処理を繰り返し実行して受信するのを待って、受信したと判定されると、ステップS240に処理を進める。
ステップS240では、CPUは、上記Rの色合い補正用キャリブレーション画像を除いた残りのキャリブレーション画像のうちの次のキャリブレーション画像を液晶ディスプレイ30bに表示する(ステップS240)とともに、上記次のキャリブレーション画像をプロジェクタ20に送信する処理を行なう(ステップS250)。残りのキャリブレーション画像は、G最高階調、B最高階調およびW最高階調の色合い補正用キャリブレーションデータと、Wの低階調域の第1の階調および第2の階調の階調補正用キャリブレーション画像との5種類があるが、ステップS240,S250では、これらのうちから一つを処理している。ステップS250で一つ送信しては、遅延処理により所定の時間をあける(ステップS260)。この所定の時間は、キャリブレーション画像データの受け手であるプロジェクタ20との間でキャリブレーション画像データの送信のタイミングを合わせるためのものである。
続いて、CPUは、色合い補正用キャリブレーション画像データおよび階調補正用キャリブレーション画像データの全てについて送信が終了したか否かを判定して(ステップS270)、ここで送信が終了していないと判定された場合、ステップS240に処理を戻して、ステップS240ないしS270を繰り返し実行する。その後、ステップS270で、全てのキャリブレーション画像データの送信が終了したと判定されると、「リターン」に抜けてこのPC側の処理を終了する。
図6に戻って、ステップS80では、CPUは、ステップS40で受信した一つの色合い補正用キャリブレーション画像データに基づく色合い補正用キャリブレーション画像をスクリーン10に投写する処理を行なう。ステップS80では、マスク処理により画像表示領域12に非表示エリア12bを形成する処理も併せて行なっている。次いで、CPUは、イメージセンサ60でもって、スクリーン10上の画像表示領域12における表示エリア12aと、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCとを同時に、すなわち1ショットで撮像して、その撮像によって得られた撮像情報を記憶する処理を行なう(ステップS90)。
その後、CPUは、ステップS90で記憶した撮像情報から、スクリーン10上の画像表示領域12の表示エリア12aに表示されたキャリブレーション画像についての測色情報C1と、液晶ディスプレイ30bの表示面FCに表示されたキャリブレーション画像についての測色情報C2とを求める処理を行なう(ステップS100)。このステップS100が、前述した撮像色算出部150の一部を構成しており、前者の測色情報C1は第1の撮影色情報に含まれ、後者の測色情報C2は第2の撮影色情報に含まれる。ここで、測色情報としては、例えば、測色した三刺激値(例えばXYZ値)、当該三刺激値を導く色情報(例えばXYZ値に変換可能なRGB値等)、当該三刺激値から導かれる色情報(例えば色度値の一種であるxy値等)が該当する。その後、CPUは、ステップS100で算出された測色情報C1,C2を対にしてRAMに記憶する(ステップS110)。
ステップS110の実行後、CPUは、処理をステップS120に進めて、全ての色合い補正用キャリブレーション画像についての測色情報C1,C2を取得したか否かを判定して、いまだ全てを取得していないと判別された場合には、ステップS40に処理を戻して、次の色の色合い補正用キャリブレーション画像に関するステップS40ないしS120の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS120で全ての情報を取得したと判定されると、CPUは図7のステップS130に処理を進める。すなわち、色合い補正用キャリブレーション画像は前述したように4色であることから、ステップS40ないしS120の処理は4回行なわれることになる。
図7に示すように、ステップS130では、CPUは、PC30から送られてくる階調補正用のキャリブレーション画像を一つ受信する。次いで、CPUは、その受信した階調補正用キャリブレーション画像をスクリーン10に投写する処理を行なう(ステップS140)。その後、イメージセンサ60でもって、スクリーン10上の画像表示領域12における表示エリア12aと、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCとを同時に、すなわち1ショットに(1画面に)撮像して、その撮像によって得られた撮像情報を記憶する処理を行なう(ステップS150)。
その後、CPUは、ステップS150で記憶した撮像情報から、スクリーン10上の画像表示領域12の表示エリア12aに表示されたキャリブレーション画像についての明るさV1と、液晶ディスプレイ30bの表示面FCに表示されたキャリブレーション画像についての明るさV2とを求める処理を行なう(ステップS160)。このステップS160が、前述した撮像色算出部150の一部を構成しており、前者の明るさV1は第1の撮影色情報に含まれ、後者の明るさV2は第2の撮影色情報に含まれる。その後、CPUは、ステップS100で算出された明るさV1,V2を対にしてRAMに記憶する(ステップS170)。
ステップS170の実行後、CPUは、処理をステップS180に進めて、全ての色階調補正用キャリブレーション画像についての測色情報C1,C2を取得したか否かを判定して(ステップS180)、いまだ全てを取得していないと判別された場合には、ステップS130に処理を戻して、第2の階調の階調補正用キャリブレーション画像に関するステップS130ないしS180の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS180で全ての情報を取得したと判定されると、CPUはステップS190に処理を進める。階調補正用キャリブレーション画像は前述したように2つであることから、ステップS130ないしS180の処理は2回行なわれることになる。
ステップS190では、CPUは、ステップS110で取得した4組の測色情報C1,C2に基づいて、第1の撮像色情報に含まれる測色情報C1を第2の撮像色情報に含まれる測色情報C2に変換する色合い補正用行列を生成し、行列記憶部132を構成するRAMに記憶する。この色合い補正用行列としては、例えば、RGB信号をXYZ値に変換する行列M1と、測色情報C1に基づき、XYZ値を測色情報C2の色を再現するためのRGB信号に変換する行列M2とを掛け合わせた3行3列の色合い補正用行列Mを用いることができる。なお、M=M2・M1である。
続くステップS195では、CPUは、ステップS170で取得した2組の明るさV1,V2に基づいて、第1の撮像色情報に含まれる明るさV1を第2の撮像色情報に含まれる明るさV2に変換する1D−LUTを生成し、1D−LUT記憶部172を構成するRAMに記憶する。この1D−LUTは、測定された明るさに基づくガンマ値による階調特性を示すものであり、R、G、Bのそれぞれに対して1つずつ設けられる。また、本実施例では、ガンマ処理を行って階調補正を行う場合に、出力値の上げ幅が、低階調域が高階調域よりも相対的に大きくなるように、低階調域と高階調域とで異なるガンマパラメータ(階調補正用データの一種)を用いて階調補正を行っている。ステップS195の実行後、本ルーチンの処理を終了する。
プロジェクタ20は、PC30等から無線LANカード92,A/D変換部94を介して送られてきたプレゼンテーション画像を構成するR1信号、G1信号およびB1信号に対して、上記RAM中の色合い補正用行列を用いて色合い補正部130により色合いの補正を行ない、上記のRAM中の1D−LUTを用いて明るさ補正部140により明るさの補正を行ない、補正後のRGB信号(R3、G3、B3)に基づいて、スクリーン10への前記プレゼンテーション画像の投写を行なう。
E.作用・効果:
上記構成の画像表示システムによれば、プロジェクタ20によりスクリーン10の画像表示領域12の表示エリア12aに表示されているキャリブレーション画像と、PC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCに表示されているキャリブレーション画像とが、イメージセンサ60により同時に撮像され、その撮像結果である撮像情報に基づいて、スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色情報としての測色情報C1と明るさV1が、前記表示面FC上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色情報としての測色情報C2と明るさV2とが、撮像色算出部150によりそれぞれ求められる。そして、行列生成部160および1D−LUT生成部170により、測色情報C1と明るさV1を測色情報C2と明るさV2に変換するための色合い補正用行列と1D−LUTが作成され、色合い補正部130と明るさ補正部140とにより、上記色合い補正用行列と1D−LUTに基づいて、投写する画像の色補正が行なわれる。
したがって、スクリーン10上の画像の見かけの色をPC30の有する液晶ディスプレイ30bの表示面FC上の画像の見かけの色と一致させることができる。操作者は、そのPC30を用いてプレゼンテーション資料としての画像を作成することから、PC30の液晶ディスプレイ30bに表示された画像は、操作者が意図する色である。したがって、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に調整することができる。
また、この実施例では、スクリーン上の被表示領域である画像表示領域12に対して、PC30の有する液晶ディスプレイ30bの表示面FCのサイズより大きな長方形部分を非表示エリア12bとして確保して、その非表示エリア12bを除いた表示エリア12aにキャリブレーション画像を表示するよう構成されていることから、操作者は、前記非表示エリア12bを目印として、その非表示エリア12bの位置にPC30を配置すればよく、作業性に優れている。
さらに、この実施例では、R、G、B、Wの最高階調の4種類の色合い補正用キャリブレーション画像の撮像処理と、Wの低階調域の第1の階調および第2の階調の2種類の階調補正用キャリブレーション画像の撮像処理とによって、色合い補正と階調補正を行なうことができる。したがって、画像の色補正を良好に行なうことができるとともに、キャリブレーション画像の撮像処理が上記6回で済み短時間でのキャリブレーションが可能となる。
上記第1実施例の変形例について次に説明する。第1実施例では、スクリーン上の画像表示領域12にキャリブレーション画像の非表示エリア12bを確保して、その非表示エリア12bの部分にPC30を配置して、キャリブレーション画像の撮像を行なうようにしていたが、これに換えて、上記非表示エリア12bを確保することなく画像表示領域12の全面にキャリブレーション画像を表示して、スクリーン10の前のいずれかの位置にPC30を配置させる構成としてもよい。この構成によっても、第1実施例と同様に、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に調整することができる。
また、PC30は必ずしもスクリーン10の前に配置する必要もなく、図9に示すように、スクリーン10の近傍であるスクリーンの横にPC30を配置して、プロジェクタ20に搭載されるイメージセンサ60の撮像範囲内にスクリーン10の画像表示領域12と上記PC30の備える液晶ディスプレイ30bの表示面FCとが入る構成としてもよい。要は、スクリーン10に表示したキャリブレーション画像と液晶ディスプレイ30bに表示されたキャリブレーション画像とをイメージセンサ60で同時に撮像可能であれば、PC30をどの位置に配置してもよい。
2.第2実施例:
本発明の第2実施例について次に説明する。前記第1実施例では、キャリブレーション画像は単色表示としていたが、これに換えて、この第2実施例では、一つのキャリブレーション画像に複数色を同時に表示する構成とした。
図10は、本発明の第2実施例としての画像表示システムの概略説明図である。図示するように、スクリーン10の画像表示領域12には、複数色が同時に表わされるキャリブレーション画像が表示されている。すなわち、キャリブレーション画像は、縦、横をそれぞれ2等分するように4つの領域に区分けされており、各領域にR(赤)、G(緑)、B(青)、W(白)の最高階調がそれぞれ表示されている。このキャリブレーション画像は色合い補正用のものである。なお、図示はしないが、階調補正用キャリブレーション画像についても、複数色、すなわちW(白)の低階調域の第1の階調および第2の階調がそれぞれ表示される。
一方、PC30の液晶ディスプレイ30bにも、複数色を同時に表示するキャリブレーション画像が表示されている。図示するように、液晶ディスプレイ30bの表示面FC上のキャリブレーション画像は、スクリーン上のキャリブレーション画像と同様に、縦、横をそれぞれ2等分するように4つの領域に区分けされており、各領域にR(赤)、G(緑)、B(青)、W(白)の最高階調がそれぞれ表示されている。
プロジェクタ20でのキャリブレーションの処理は、色合い補正用のキャリブレーション画像に対して1度、階調補正用のキャリブレーション画像に対して1度、撮像から色変換データ作成までの処理をそれぞれ行なうように構成されている。
上記構成の第2実施例の画像表示システムでは、撮像から色変換データ作成までの処理を色合い補正用、階調補正用の2回行なうだけですむことから、キャリブレーションの作業に要する時間を短縮することができるという効果を奏する。また、第1実施例と同様に、スクリーン上の画像の見かけの色を操作者の望む色に調整することができるという効果を奏する。
3.第3実施例:
本発明の第3実施例について次に説明する。前記第1実施例では、イメージセンサ60により撮像する画像出力装置の出力面としてPC30の液晶ディスプレイ30bの表示面FCを用意していたが、これに換えて、この第3実施例では、カラープリンタで出力した印刷物の紙面を出力面として用意する構成とした。
図11は、本発明の第3実施例としての画像表示システムの概略説明図である。図示するように、スクリーン10の画像表示領域12には、第1実施例と同一のキャリブレーション画像が表示されている。そうして、スクリーン10上の画像表示領域12の非表示エリア12bの部分に印刷物300を配置して、スクリーン10に表示したキャリブレーション画像と印刷物300の紙面とをイメージセンサ60で同時に撮像する構成とした。上記印刷物300は、図示しないカラープリンタで所定のキャリブレーションデータに基づいて表示されたものである。前記キャリブレーションデータは第1実施例のものと同一で、赤の最高階調、緑の最高階調、青の最高階調、白の最高階調、白の低階調域の第1の階調、白の低階調域の第2の階調を取り得る。印刷物300のスクリーン10上への配置は、例えば、取り外し容易な両面テープ等により行なう。上記キャリブレーションデータは、プロジェクタに供給されており、プロジェクタは、このキャリブレーションデータから定まるキャリブレーション画像をスクリーンに投写し表示する。
上記構成の第3実施例では、スクリーン10上の画像の見かけの色を印刷物300の画像の見かけの色と一致させることができるという効果を奏する。
上記第3実施例の変形例として、印刷物を写真画像のハードコピーとすることができる。カラープリンタで、写真画像データを印刷して、その印刷結果であるハードコピーを用いる。なお、写真画像データは、プロジェクタに供給されており、プロジェクタは、この写真画像データから定まる写真画像をスクリーンに投写し表示する。そうして、第1実施例と同様に、イメージセンサ60によってスクリーン上の写真画像とハードコピーとを同時に撮像して、その撮像情報に基づいて、スクリーン上の写真画像の見かけの色をハードコピーの画像の見かけの色に変換するための色変換データを作成する。そうして、プロジェクタで投写する画像の色補正を行なう構成とする。
この構成によれば、プロジェクタによるスクリーン上の画像の見かけ上の色を、ハードコピーの色に容易に一致させることができる。この変形例は、例えば、プロジェクタを用いた写真展などに有効である。写真展におけるプロジェクタ表示を、ハードコピーの色に容易に一致させることができる。
4.他の実施形態:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
(1)前記実施例では、色合い変換用キャリブレーション画像と、階調補正用キャリブレーション画像とを分けて表示したが、色変換用キャリブレーション画像のうちの1色である階調補正色の画像を階調補正用キャリブレーション画像としても用い、当該階調補正色の異なる階調の階調補正用キャリブレーション画像を用いてもよい。これによれば、全部で5枚分のキャリブレーション画像の表示および測色で済むため、より短時間にキャリブレーションを実行することができる。
(2)また、キャリブレーション画像は、上述したものに限る必要がなく、色を規定するキャリブレーションデータに基づくものであればどのようなものでもよい。例えば、種々の色を表わす標準チャートであってもよい。
(3)前記実施例では、画像出力装置としてディスプレイ一体型のPCを用いていたが、必ずしも一体型に限る必要はなく、液晶ディスプレイとコンピュータ本体とが別体となったタイプのPCであってもよい。この場合には、液晶ディスプレイだけをスクリーン近傍に移動するだけですむ。また、画像出力装置は、コンピュータに限定されるわけではなく、各種の画像表示装置に換えることもできる。さらに、第3実施例に示したように、画像出力装置をカラープリンタ等の印刷装置に換えることもできる。
(4)前記実施例では、色の補正を色合いと明るさとで個別に補正するように構成していたが、必ずしも両者を補正する必要はなく一方だけを補正する構成としてもよい。また、色合いと明るさ以外の色を規定するパラメータを補正する構成とすることもできる。
(5)上述した実施例では、色変換用データとして、色変換用行列を用いたが、例えば、3次元ルックアップテーブル等を用いてもよい。
(6)上述したプロジェクタ20のような投写型画像表示装置以外の表示手段で画像表示を行ってプレゼンテーション等を行う場合にも本発明を適用できる。このような表示手段としては、例えば、液晶プロジェクタのほか、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタや、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)、EL(Electro Luminescence)、直視型液晶表示装置等のディスプレイ装置等が該当する。なお、DMDは、米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。また、プロジェクタは前面投写型のものに限られず、背面投写型のものであってもよい。
(7)また、プレゼンテーション以外にも、ミーティング、医療、デザイン・ファッション分野、営業活動、コマーシャル、教育、さらには映画、TV、ビデオ、ゲーム等の一般映像等における画像表示を行う場合にも本発明は有効である。
(8)上述した実施例では、RGB信号値を用いたが、CMY値やCMYK値を用いる場合にも本発明を適用できる。
(9)また、撮像手段として、イメージセンサ60に換えて、測色を行なう色光センサとしてもよい。
(10)なお、上述したスクリーン10は、反射型のものであったが、透過型のものであってもよい。
(11)上述したプロジェクタ20のプロジェクタ画像処理部100の機能は、ディスクリートな回路部品で構成してもよい。また、プロジェクタ画像処理部100の機能は、単体の画像表示装置(例えば、プロジェクタ20)で実現してもよいし、複数の処理装置で分散して(例えば、プロジェクタ20とPCとで分散処理)実現してもよい。
本発明の第1実施例としての画像表示システムの概略説明図である。 キャリブレーションモード時におけるスクリーン10上の画像表示領域12の画像を示す説明図である。 キャリブレーションモード時におけるPC30の配置位置を示す説明図である。 PC30内で実現される機能を示すブロック図である。 プロジェクタ20内で実現される機能を示すブロック図である。 プロジェクタ20により実行されるキャリブレーション処理の前半部分を示すフローチャートである。 前記キャリブレーション処理の後半部分を示すフローチャートである。 PC30により実行されるキャリブレーションモード時の処理の詳細を示すフローチャートである。 第1実施例の変形例としての画像表示システムの概略説明図である。 本発明の第2実施例としての画像表示システムの概略説明図である。 本発明の第3実施例としての画像表示システムの概略説明図である。
符号の説明
10...スクリーン
12...画像表示領域
12a...表示エリア
12b...非表示エリア
20...プロジェクタ
30...パーソナルコンピュータ
30a...コンピュータ本体
30b...液晶ディスプレイ
FC...表示面
31...画像処理部
32...無線LANカード
33...出力制御部
34...キャリブレーションデータ発生部
60...イメージセンサ
96...ボタン
100...プロジェクタ画像処理部
110...キャリブレーションモード移行指令部
120...キャリブレーション画像生成部
130...色合い補正部
132...行列記憶部
140...明るさ補正部
142...1D−LUT記憶部
150...撮像色算出部
160...行列生成部
170...1D−LUT生成部
210...D/A変換部
220...L/V駆動部
300...印刷物
S1...キャリブレーションモード移行指令
S2...PC配置完了指令
Cd...キャリブレーションデータ
C1、C2...測色情報
V1,V2...明るさ

Claims (16)

  1. 画像表示システムであって、
    色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像をスクリーンに投写し表示するプロジェクタと、
    前記スクリーンの近傍に移動可能な出力面を備え、前記キャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像を前記出力面に表示または印刷する画像出力装置と、
    前記プロジェクタにより表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記スクリーンの近傍に移動されるとともに前記キャリブレーション画像が表示または印刷された前記出力面とを同時に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段からの撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求める撮像色算出手段と、
    前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成する色変換データ生成手段と
    を備え、
    前記プロジェクタは、
    前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう色補正手段
    を備える画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の画像表示システムであって、
    前記画像出力装置は、
    前記キャリブレーション画像データを生成する手段を備えるコンピュータ本体と、
    前記出力面としての表示面を備え、前記キャリブレーション画像データを前記表示面に表示するディスプレイと
    を備える画像表示システム。
  3. 請求項2に記載の画像表示システムであって、
    前記画像出力装置は、ディスプレイ一体型のコンピュータである
    画像表示システム。
  4. 請求項1に記載の画像表示システムであって、
    前記画像出力装置は、前記出力面としての紙面に前記キャリブレーション画像データを印刷するプリンタである
    画像表示システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像表示システムであって、
    前記プロジェクタは、前記撮像手段、前記撮像色算出手段および前記色変換データ生成手段を備えた構成である
    画像表示システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像表示システムであって、
    前記第1および第2の撮像色は、色合いを表わすパラメータによって示されるものであり、
    前記色補正手段は、色合いを補正する構成である
    画像表示システム。
  7. 請求項6に記載の画像表示システムであって、
    前記第1および第2の撮像色は、前記色合いを表わすパラメータに加えて明るさを表わすパラメータを含めた2種類のパラメータによって示されるものであり、
    前記色補正手段として、色合いを補正する色合い補正手段と、明るさを変換する明るさ補正手段とを併せ持つ
    画像表示システム。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像表示システムであって、
    前記プロジェクタは、
    前記スクリーン上の被表示領域から前記出力面のサイズを上回る大きさのエリアを除いた部分に前記キャリブレーション画像を投写して、前記エリア部分は非表示とする手段
    を備える画像表示システム。
  9. 画像をスクリーンに投写し表示するプロジェクタにおいて、
    色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像の投写を行なうキャリブレーション画像投写手段と、
    前記キャリブレーション画像投写手段により表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記キャリブレーション画像データから定まるキャリブレーション画像が表示または印刷された出力面とを同時に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段からの撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求める撮像色算出手段と、
    前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成する色変換データ生成手段と、
    前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう色補正手段と
    を備えるプロジェクタ。
  10. 請求項9に記載のプロジェクタであって、
    前記出力面は、前記キャリブレーション画像を表示するディスプレイの表示面である
    プロジェクタ。
  11. 請求項10に記載のプロジェクタであって、
    前記出力面は、前記キャリブレーション画像を印刷した紙面である
    プロジェクタ。
  12. 請求項9ないし11のいずれかに記載のプロジェクタであって、
    前記第1および第2の撮像色は、色合いを表わすパラメータによって示されるものであり、
    前記色補正手段は、色合いを補正する構成である
    プロジェクタ。
  13. 請求項12に記載のプロジェクタであって、
    前記第1および第2の撮像色は、前記色合いを表わすパラメータに加えて明るさを表わすパラメータを含めた2種類のパラメータによって示されるものであり、
    前記色補正手段として、色合いを補正する色合い補正手段と、明るさを変換する明るさ補正手段とを併せ持つ
    プロジェクタ。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載のプロジェクタであって、
    前記スクリーン上の被表示領域から前記出力面のサイズを上回る大きさのエリアを除いた部分に前記キャリブレーション画像を投写して、前記エリア部分は非表示とする手段
    を備えるプロジェクタ。
  15. 画像をスクリーンに投写し表示するためのコンピュータプログラムであって、
    色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像の投写を行なう機能と、
    前記投写により表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記キャリブレーション画像データから定まるキャリブレーション画像が表示または印刷された出力面とを同時に撮像する機能と、
    前記撮像によって得られた撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求める機能と、
    前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成する機能と、
    前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう機能と
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  16. 画像をスクリーンに投写し表示する画像表示方法であって、
    色を規定するキャリブレーション画像データに基づいてキャリブレーション画像の投写を行ない、
    前記投写により表示された前記スクリーン上のキャリブレーション画像と、前記キャリブレーション画像データから定まるキャリブレーション画像が表示または印刷された出力面とを同時に撮像し、
    前記撮像によって得られた撮像情報に基づいて、前記スクリーン上のキャリブレーション画像についての第1の撮像色と、前記出力面上のキャリブレーション画像についての第2の撮像色とを求め、
    前記第1の撮像色を前記第2の撮像色に変換するための色変換データを生成し、
    前記色変換データに基づいて、投写する画像の色補正を行なう
    画像表示方法。
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