JP4904753B2 - 表面実装型光アイソレータ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザモジュール内に配置して使用する表面実装型光アイソレータに係り、特に、構成部品を小型化しかつ高密度で組み立てを行う際、構成部品間に生じた応力に伴うファラデー回転子の消光比低下を防止できる表面実装型光アイソレータの改良に関するものである。
光通信等において、半導体レーザより出射した光のうち、光ファイバやレンズにより反射された光は再び半導体レーザへ戻ってくるが、この反射戻り光は、半導体レーザのモードホッピングを招き、レーザ発振光を不安定にする主要な原因となる。
そこで、このような反射戻り光を抑制するため、ファラデー効果を利用した光アイソレータが使用されている。
近年、通信機の大きさを増やさずに、通信容量のみを増大させる必要性が求められている。つまり、通信機の内部に組み込む半導体レーザモジュールを小型化することで、同じ大きさの通信機内に多数のモジュールを配置する試みがなされている。
特に、バンド帯域内の波長を十数nm間隔に分割し、各ピーク波長毎に信号を載せて伝送する波長多重通信用の半導体レーザモジュールにおいては、通信機内での使用台数が多いため上記試みが推進されており、その結果、半導体レーザモジュール内に用いられる光アイソレータも小型化する必要性が生じてきた。
ところで、光アイソレータは、上述したように使用波長帯域が限定されているため、使用波長帯域内の中心波長での反射戻り光を遮断する光学特性(アイソレーションという)として35dB以上が要求されており、更に、使用数も多いことから量産性と低コスト性も重要視されている。
しかし、光アイソレータの小型化を図るため、構成部品を小さくしかつ高密度で組み立てを行うと、構成部品の接着に用いる接着剤が各部品間に隈なく入り込み、これ等が一体となって接着されてしまう。そして、構成部品間の熱膨張率の差に起因した応力のため、部品内部に歪が発生してしまう。特に、ファラデー回転子に生じた内部歪は、応力誘起複屈折により本来等方的であるファラデー回転子に光学的異方性を生じさせ、この複屈折により消光比が低下し、結果としてアイソレーションが低下してしまう問題が生じていた。
アイソレーションの低下は、ファラデー回転子が他の構成部品と接着固定されることに起因している。このため、部品間に相当の間隔を空けて配置することによりアイソレーションの低下を防止する方法も採られている。
しかし、この方法では光アイソレータ全体の寸法が大きくなってしまうため、上述した小型化の要請には対応できない。
更に、光アイソレータ素子が磁石に直接接着される表面実装型光アイソレータにおいては、歪除去の方策は全く採られていなかった。
このような技術的背景の下、磁気光学素子に印加されている応力方向に対し入射する直線偏光の偏光方向を5〜30度の角度をなすように設定し、ファラデー回転子における消光比の低下を抑制した方法が特許文献1に開示されている。この方法は、応力を印加した磁気光学素子に直線偏光を入射する場合、直線偏光の偏光方向と磁気光学素子に印加された応力方向のなす角度を5〜30度に設定すると、磁気光学素子から出射する光の消光比低下が抑制されるとする技術的発見に基づいている。
そして、ファラデー回転子の固定時に発生する応力を利用し、消光比の低下を改良している点において上記方法は優れている。しかし、この方法では、ファラデー回転子に印加されている応力の方向に合わせて入射光の偏光方向を調整する必要があるため、このような調整に時間を要する問題を有していた。
他方、偏光子とファラデー回転子を有しこれ等が光透過面で貼り合わされて成る光学素子を基板に接合・固定した光アイソレータにおいて、光学素子中の上記ファラデー回転子を基板に接合させない構造にすることにより、光学素子の接合歪み等を回避した光アイソレータが特許文献2に開示されている。
しかし、特許文献2に開示された光アイソレータにおいては、光学素子を磁石で挟み込んでファラデー回転子と基板との接着強度を補う構造になっているため、ファラデー回転子にかかる応力を十分除去することは困難であった。更に、光学素子と磁石とを接着剤を用いて基板上に接着させる際、光学素子と磁石との間にも接着剤が回り込み、結果的に光学素子のファラデー回転子と磁石とが接着されてしまう。このため、ファラデー回転子には依然として内部歪が発生してしまい、消光比の低下を抑制するには十分でなかった。
特開2005−4141号公報 特開2001−272631号公報
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、その課題とするところは、構成部品を小型化しかつ高密度で組み立てを行う際、構成部品間に生じた応力に伴うファラデー回転子の消光比の低下が防止可能な表面実装型光アイソレータを提供することにある。
そこで、上記課題を解決するため本発明者が鋭意研究を行った結果、表面実装型光アイソレータの構成部品である永久磁石について、その側面のファラデー回転子端面に対応する部位に溝部を設けて永久磁石側面とファラデー回転子端面とが離間する構造とした場合、光アイソレータ素子を接着させる接着剤がファラデー回転子へ回り込まなくなり、ファラデー回転子の消光比低下が防止できることを見出すに至った。本発明はこのような技術的発見に基づき完成されている。
すなわち、請求項1に係る発明は、
少なくとも1つの偏光子とファラデー回転子を有しかつこれ等がその光透過面で貼り合わされて成る略直方体形状の光アイソレータ素子と、光アイソレータ素子の一方の側面側に光軸方向に沿って配置された単一の略直方体形状の永久磁石とを備える表面実装型光アイソレータを前提とし、
上記永久磁石側面のファラデー回転子端面に対応する部位に溝部が設けられ、上記溝部を除いた永久磁石側面と光アイソレータ素子の対向側側面とが接着剤を介し接合されていると共に、上記溝部を介し永久磁石側面とファラデー回転子端面とが接合されずに離間して永久磁石とファラデー回転子間に接着剤が回り込まない構造になっていることを特徴とする。
次に、請求項に係る発明は、
請求項に記載の発明に係る表面実装型光アイソレータを前提とし、
永久磁石の上記溝部の断面形状が、凹型、V型、U型のいずれかであることを特徴とし、
請求項に係る発明は、
請求項1または2に記載の発明に係る表面実装型光アイソレータを前提とし、
組み立て後のアイソレーション値が、35dB以上であることを特徴とし、
また、請求項に係る発明は、
請求項1または2に記載の発明に係る表面実装型光アイソレータを前提とし、
組み立て前の上記光アイソレータ素子単体で測定したアイソレーション値と組み立て後のアイソレーション値との差が、10dB以下であることを特徴とする。
請求項1〜4に記載の発明に係る表面実装型光アイソレータによれば、永久磁石側面のファラデー回転子端面に対応する部位に溝部が設けられ、上記溝部を除いた永久磁石側面と光アイソレータ素子の対向側側面とが接着剤を介し接合されていると共に、上記溝部を介し永久磁石側面とファラデー回転子端面とが接合されずに離間して永久磁石とファラデー回転子間に接着剤が回り込まない構造になっていることを特徴とする。
従って、構成部品間における熱膨張率の差に起因した応力による歪がファラデー回転子に生じないため、消光比の低下が防止された表面実装型光アイソレータを提供できる効果を有している。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、本発明に係る表面実装型光アイソレータは、永久磁石の側面に設けた溝部を介して永久磁石の側面とファラデー回転子端面とが接合されずに離間している構造になっている
従って、光アイソレータの構成部品を小型化しかつこれ等を高密度で組み立てても、ファラデー回転子と永久磁石間における熱膨張率の差に起因した応力による歪がファラデー回転子に生じないため、アイソレーション低下のない表面実装型光アイソレータを提供することが可能となる。
(1)ファラデー回転子の内部歪除去
図5に従来例に係る表面実装型光アイソレータの一例を示す。
この表面実装型光アイソレータにおいて、光軸方向(光進行方向:Z方向)に対し水平方向(X方向)と垂直方向(Y方向)の寸法を最小にするには、一対の偏光子1、3とファラデー回転子2から成る略直方体形状の光アイソレータ素子4と、一対の略直方体形状の永久磁石12、12、および、板状ホルダ6を高密度で配置しなくてはならない。
この場合、光アイソレータ素子4と永久磁石12を板状ホルダ6上に接着剤を用いて接着すると、光アイソレータ素子4と永久磁石12間に隈なく接着剤が回り込み、これ等が一体となって板状ホルダ6に接着されてしまう。
そして、光アイソレータ素子4の一部を構成するファラデー回転子2には、その両側に配置されている永久磁石12、12からそれぞれ応力を受けて内部歪が発生し、消光比が劣化してしまう。また、光アイソレータ素子を永久磁石に直接接着する表面実装型光アイソレータにおいても、同様の理由から消光比が劣化する。
そこで、ファラデー回転子2の上記内部歪を除去するには、例えば、図1に示すように永久磁石5、5側面のファラデー回転子2端面に対応する部位にそれぞれ溝部40、40を設け、ファラデー回転子2と永久磁石5、5間に接着剤が回り込まない構造にする必要がある。
また、永久磁石5側面に設ける溝部40は、図3に示す磁界方向(光軸方向:Z方向)と平行な相対向する側面のうち少なくとも一方の面のファラデー回転子端面に対応する部位に形成されていることが必要であり、溝部40の形状は、ファラデー回転子と永久磁石5を離間させることが目的なので特に制限はなく、加工の容易さから、例えば、断面形状が凹型、V型、U型のいずれかの形を用いることが好ましい。
(2)磁石設計
光アイソレータ素子の一部を構成するファラデー回転子に印加されるべき磁界は、ファラデー回転子の磁化が飽和する以上の強さの磁界が光の進行方向(光軸方向:Z方向)と同方向に印加されていればよい。
図5に示す従来の表面実装型光アイソレータにおいて、ファラデー回転子2に印加される磁界の強さは、Z方向に磁化が配向している直方体形状の永久磁石12を用いる場合は一般的にX方向、Y方向、Z方向におけるそれぞれの寸法の大きさに比例し、図5に示す磁石間距離に反比例する。
図3は、図1の参考例に係る表面実装型光アイソレータおよび図2に示す本発明に係る表面実装型光アイソレータに用いられる凹型の溝部40を有する永久磁石5の概略斜視図を示している。
図3に示す磁石5を用いてファラデー回転子に磁界を印加する場合、上述した理由に加えて、上記磁石5における溝部40の深さと溝部40の幅を考慮しなくてはならない。
溝部40の深さが小さくなると、磁石5と光アイソレータ素子とを接着させる接着剤が溝部40に回り込んで光アイソレータ素子のファラデー回転子と磁石5が接着された状態となり、歪除去ができなくなるため好ましくない。反対に溝部40の深さが大きくなると、ファラデー回転子に印加する磁界の強さが弱くなり、更に磁気ベクトル方向がZ方向に対して曲がるため、ファラデー回転子に均一に磁場を印加できなくなるため好ましくない。
また、溝部40の幅がファラデー回転子端面の厚み寸法より小さくなると、ファラデー回転子と磁石5が接するようになり、歪除去ができなくなるため好ましくない。反対に溝部40の幅が大きくなると、溝部40の深さが大きい場合と同様の理由からファラデー回転子に均一に磁場を印加できなくなるため好ましくない。
また、図4は、断面形状がV型(V溝型)の溝部41を有する永久磁石20の概略斜視図を示している。図4に示す永久磁石20を用いてファラデー回転子に磁界を印加する場合、上述した理由と同様に、上記永久磁石20における溝部41の幅(V溝幅)と深さ(V溝深さ)を考慮しなくてはならない。
溝部41の深さが小さくなると、磁石20と光アイソレータ素子とを接着させる接着剤が溝部41に回り込んで光アイソレータ素子のファラデー回転子と磁石20が接着された状態となり、歪除去ができなくなるため好ましくない。反対に溝部41の深さが大きくなると、ファラデー回転子に印加する磁界の強さが弱くなり、更に磁気ベクトル方向がZ方向に対して曲がるため、ファラデー回転子に均一に磁場を印加できなくなるため好ましくない。
また、溝部41の幅がファラデー回転子端面の厚み寸法より小さくなると、ファラデー回転子と磁石20が接するようになり、歪除去ができなくなるため好ましくない。反対に溝部41の幅が大きくなると、溝部41の深さが大きい場合と同様の理由からファラデー回転子に均一に磁場を印加できなくなるため好ましくない。
以上の理由より、使用する磁石の材質と寸法を考慮し、適宜磁界シュミレーションを実施して溝部の深さと幅の設計を行うことが好ましい。
尚、溝部の加工は個別に行う必要はなく、大判のブロック状磁石から直方体形状の磁石を切り出す際の切断時に一体かつ連続的に行うことができる。従って、溝部を施したことによる磁石のコスト増加は僅かである。
また、使用する磁石の材質としては、小型でも強力な磁力を有するサマリウム−コバルト系の焼結磁石が好適である。他の磁石としては、更に小型でも強力な磁力を有するネオジウム−鉄−ボロン系の焼結磁石等も適用できる。この場合は、耐候性を維持するために上記磁石にニッケルメッキ等の表面処理を行うことが好ましい。
(3)光アイソレータ素子と磁石の配置
光アイソレータ素子と磁石の配置は、上記(1)と(2)に記載した事項を考慮して配置する。このとき、光アイソレータ素子の一部を構成するファラデー回転子端面と磁石とが離間した状態で配置されるようにするため、磁石に施した溝部をファラデー回転子端面に対向させた状態で配置することが必要である。
また、光アイソレータ素子と上記磁石とを板状ホルダ上に配置する際は接着剤を用いて接着するが、その際、光アイソレータ素子と磁石への接着剤の塗布量が多いと、接着剤が磁石側面に形成した溝部を埋めてしまい、ファラデー回転子端面と磁石が接着された状態となるため歪除去の効果が期待できなくなる。反対に、接着剤の塗布量が少ないと、光アイソレータ素子と板状ホルダ間、あるいは、磁石と板状ホルダ間の十分な接着強度が得られなくなる。
同様に、図2に示すように一対の偏光子7、9とファラデー回転子8から成る光アイソレータ素子10に溝部を有する磁石11を直接接着する場合も、光アイソレータ素子10のファラデー回転子8端面を磁石11の溝部に対向させた状態で配置し、光アイソレータ素子10の偏光子7、9端面と上記磁石11を接着する。この場合も、接着剤がファラデー回転子8端面に回り込まないため、歪除去の効果を持たせることが可能である。
その際、光アイソレータ素子10および磁石11への接着剤の塗布量が多いと、接着剤が磁石11側面に形成した溝部を埋めてしまい、ファラデー回転子8端面と磁石11が接着された状態となるため歪除去の効果が期待できなくなる。反対に、接着剤の塗布量が少ないと、光アイソレータ素子10と磁石11間の十分な接着強度が得られなくなる。
このように光アイソレータ素子、磁石および板状ホルダに対して最適な量の接着剤を過不足なく塗布する必要があるため、ディスペンサを用いて実施するのが好ましい。他の接着剤の塗付方法としてスクリーン印刷法等を用いてもよい。
(4)アイソレーション
波長多重通信用の半導体レーザモジュールは、波長帯域が極めて狭い領域の半導体レーザを用いるので、光ファイバやレンズによる反射戻り光を十分抑制しないとモードホッピングによる伝送特性の低下が発生しやすい。このため、半導体モジュールに搭載する表面実装型光アイソレータは、アイソレーション値(反射戻り光を抑制する性能値)として高いものが要求されている。具体的に光アイソレータに要求されるアイソレーション値は、35dB以上であることが好ましく、使用する半導体レーザの波長と使用環境温度のばらつきを考慮すれば38dB以上が望ましい。光アイソレータのアイソレーション値が35dB未満であると、反射戻り光の影響が現れ、半導体レーザのモードホッピング現象が発生し始めて光伝送特性が不安定となり好ましくない。
また、組み立て前の光アイソレータ素子単体で測定したアイソレーション値と、表面実装型光アイソレータに組み立てた後のアイソレーション値との差は、ファラデー回転子に印加されている応力の強さに対応しているのでなるべく小さいことが望ましい。具体的には、上記アイソレーション値の差は、10dB以下が好ましく、5dB以下であることがより望ましい。上記アイソレーション値の差が10dBを超える場合は、ファラデー回転子に過度の歪が印加されている状態で、光アイソレータ素子には大きな歪が印加されている。このような場合、長期信頼性試験において光アイソレータ素子の脱落などにつながる原因となり望ましくない。
そして、本発明によれば、組み立て後のアイソレーション値が35dB以上であり、組み立て前の光アイソレータ素子のアイソレーション値と組み立て後のアイソレーション値の差が10dB以下の表面実装型光アイソレータを得ることができる。
以下、本発明の実施例と参考例について具体的に説明する。
[参考例1]
参考例1に係る表面実装型光アイソレータは、図1に示すように一対の偏光子1、3とファラデー回転子2から成る直方体形状の光アイソレータ素子4と、この光アイソレータ素子4の両側面側に光軸方向(Z方向)に沿ってそれぞれ配置されかつ接着剤を介して接合(接着)された一対の直方体形状の永久磁石5、5と、上記光アイソレータ素子4と永久磁石5、5の底面側に配置されかつ接着剤を介して接合(接着)された板状ホルダ6とでその主要部が構成されている。
そして、上記光アイソレータ素子4を構成する偏光子1、3にはガラス偏光子(コーニング社製 商品名:ポーラコア、14mm角×0.5mm厚)を使用し、上記ファラデー回転子2にはビスマス置換希土類鉄ガーネット[住友金属鉱山(株)社製 商品名:YTd5Ve、14mm角]を使用し、かつ、これ等を光学用エポキシ系接着剤により貼り合せた。そして、貼り合わせ後、14mm角から0.82mm角に切断して光アイソレータ素子4を作製した。
また、上記永久磁石5にはサマリウム−コバルト磁石を用いた。永久磁石5の寸法決定は、JMAG−Studio(日本総研製)にてシュミレーションを行い、具体的な寸法として、図1のX方向、Y方向およびZ方向の各寸法、すなわち、X方向=0.75(mm)、Y方向=0.95(mm)、Z方向=1.6(mm)の外形寸法とし、かつ、磁界方向(Z方向)と平行な1つの平面(すなわちファラデー回転子2端面に対応する部位)に、図1のX方向(すなわち深さ)=0.1(mm)、図1のY方向=0.95(mm)、図1のZ方向(すなわち幅)=0.5(mm)の断面凹型形状の溝部40すなわち凹溝を形成した(図3参照)。
また、上記板状ホルダ6にはその材質にステンレス(SUS304)を用い、X方向=2.72(mm)、Y方向=0.5(mm)、Z方向=1.8(mm)の寸法に加工した物を用いた。
そして、上記光アイソレータ素子4のファラデー回転子2端面と磁石5に施した凹溝が対向するようにした状態で配置し、ディスペンサ(武蔵エンジニリアリング製)により接着剤を適量塗布し、板状ホルダ6に接着して参考例1に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
[参考例2]
参考例1で使用した磁石5の凹溝を、断面形状がV型(V溝型)の溝部41すなわちV溝に換えたものを用いた以外は参考例1と同様にして参考例2に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
すなわち、永久磁石20としてサマリウム−コバルト磁石を用い、かつ、参考例1と同様のシュミレーションを行って永久磁石20の寸法決定をした。具体的な寸法としては、永久磁石20の外形寸法を、図4のX方向=0.75(mm)、図4のY方向=0.95(mm)、図4のZ方向=1.6(mm)とし、また、永久磁石20に形成する上記溝部(V溝)41については、図4に示すように永久磁石20における磁界方向(Z方向)と平行な面21の中心線50上に溝部(V溝)41の頂点が一致し、かつ、上記溝部(V溝)41の最大深さを0.1mm、上記中心線50を中心として溝部(V溝)41の幅を0.5mmに設定した。尚、板状ホルダ6は、参考例1と同一品を用いた。
そして、上記光アイソレータ素子4のファラデー回転子2端面と磁石20に施したV溝41が対向するようにした状態で配置し、参考例1と同様の方法にて板状ホルダ6に接着して参考例2に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
[実施例
実施例に係る表面実装型光アイソレータは、図2に示すように一対の偏光子7、9とファラデー回転子8から成る直方体形状の光アイソレータ素子10と、この光アイソレータ素子10の側面側に光軸方向(Z方向)に沿って配置されかつ接着剤を介して接合(接着)された直方体形状の永久磁石11とでその主要部が構成されている。
上記ファラデー回転子8にはビスマス置換希土類鉄ガーネット[住友金属鉱山(株)社製 商品名:GBd5Ve、14mm角]を使用し、偏光子7、9には参考例1で使用した偏光子と同じものを用いた。そして、これ等を参考例1と同じ方法で貼り合せ、かつ、貼り合わせた後に0.85mm角に切断し光アイソレータ素子10を作製した。
また、永久磁石11にはサマリウム−コバルト磁石を用い、かつ、参考例1と同様のシュミレーションを行い、磁石の外形寸法を、図2のX方向(図3のY方向)=1.25(mm)、図2のY方向(図3のX方向)=0.52(mm)、図2のZ方向(図3のZ方向)=1.6(mm)とし、かつ、磁界方向(図2と図3のZ方向)と平行な1つの平面(すなわちファラデー回転子8端面に対応する部位)に、図3のX方向(図2のY方向:すなわち溝部深さ)=0.05(mm)、図3のY方向(図2のX方向)=1.25(mm)、図3のZ方向(図2のZ方向:すなわち溝部幅)=0.65(mm)の断面凹型形状の溝部すなわち凹溝を形成した。
そして、光アイソレータ素子10のファラデー回転子8端面と磁石11に施した凹溝が対向するようにした状態で配置し、参考例1と同様の方法で偏光子7、9に接着剤を塗布し、磁石11と接着して図2に示す実施例に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
[実施例
実施例で使用した磁石11の凹溝をV溝に換えたものを用いた以外は実施例と同様にして実施例に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
すなわち、永久磁石11としてサマリウム−コバルト磁石を用い、かつ、実施例と同様のシュミレーションを行って永久磁石11の寸法決定をした。具体的な寸法としては、永久磁石20の外形寸法を図4のX方向=0.52(mm)、図4のY方向=1.25(mm)、図4のZ方向=1.6(mm)とし、また、永久磁石20に形成する溝部(V溝)41については、図4に示すように永久磁石20における磁界方向(Z方向)と平行な面21の中心線50上に溝部(V溝)41の頂点が一致し、かつ、上記溝部(V溝)41の最大深さを0.05mm、上記中心線50を中心として溝部(V溝)41の幅を0.65mmに設定した。
そして、光アイソレータ素子10のファラデー回転子8端面と磁石11(20)に施したV溝が対向するようにした状態で配置し、実施例と同様の方法にて接着して実施例に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
[比較例1]
永久磁石側面に溝部を有しない一対の直方体形状の永久磁石12、12を適用した点を除き、光アイソレータ素子4と板状ホルダ6は参考例1で使用したものと同一のものを使用して、図5に示す比較例1に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
すなわち、永久磁石12にはサマリウム−コバルト磁石を用い、かつ、参考例1と同様のシュミレーションを行い、外形寸法を、X方向=0.75(mm)、Y方向=0.95(mm)、Z方向=1.6(mm)とした。
そして、光アイソレータ素子4と磁石12におけるX方向の間隔を0.1mm開けてそれぞれ配置し、これ等を参考例1と同様の方法で板状ホルダ6に接着させて図5に示す比較例1に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
[比較例2]
比較例1の光アイソレータ素子4と磁石12におけるX方向の間隔を開けずに近接させて配置し、これ等を参考例1と同様の方法で板状ホルダ6に接着させて比較例2に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
[比較例3]
実施例において、溝部のない磁石を用いた以外は実施例と同様の方法により比較例3に係る表面実装型光アイソレータを10台作製した。
『特性評価』
参考例1〜2に係る表面実装型光アイソレータ、実施例1〜2に係る表面実装型光アイソレータ、および、比較例1〜3に係る表面実装型光アイソレータのアイソレーション値を、図6に示す測定系を用いてJISC5873に示されている方法により測定した。
ここで、上記アイソレーション値とは、図6に示す半導体レーザ光源13(サンテック社製TSL210)から光ファイバ14、レンズ15、グラントムソンプリズム16を経て測定試料(実施例と比較例に係る表面実装型光アイソレータ)17に入射される入射光I(mW)と、Iが測定試料17を経て出射される出射光I(mW)をディテクタ18とパワーメータ19(それぞれ安藤電気社製AQ2140)を用い計測し、以下の式から算出される値のことである。
アイソレーション値=10log(I/I) (dB)
そして、以下の表1および表2に各参考例と実施例並びに比較例に係る表面実装型光アイソレータの評価結果を示す。
Figure 0004904753
Figure 0004904753
参考例1参考例2に係る表面実装型光アイソレータにおいてはファラデー回転子2への接着剤の回り込みはなく、作製された10個の表面実装型光アイソレータ全てにおいて組み立て後のアイソレーション値が35dB以上となり、かつ、組み立て前の光アイソレータ素子のアイソレーション値と組み立て後のアイソレーション値の差が10dB以下の結果を得た。
これに対し、比較例1に係る表面実装型光アイソレータにおいては、光アイソレータ素子4と磁石12におけるX方向の間隔を0.1mm開けて配置したが、ファラデー回転子2への接着剤の回り込みが作製された10個の表面実装型光アイソレータ中5個に見られ、かつ、回り込んだ5個に関しては、組み立て後のアイソレーション値が35dB未満となり、組み立て前後のアイソレーション値差が10dBを超える結果となった。
また、比較例2に係る表面実装型光アイソレータにおいては、作製された10個の表面実装型光アイソレータ全てにおいて接着剤がファラデー回転子に回り込んでいた。そして10個全てが、組み立て後のアイソレーション値が35dB未満となり、組み立て前後のアイソレーション値差が10dBを超える結果となった。
次に、図2に示された実施例と実施例に係る表面実装型光アイソレータにおいても、ファラデー回転子8への接着剤の回り込みはなく、作製された10個の表面実装型光アイソレータ全てが、組み立て後のアイソレーション値35dB以上となり、組み立て前の光アイソレータ素子のアイソレーション値と組み立て後のアイソレーション値の差が10dB以下の結果を得た。
これに対し、比較例3に係る表面実装型光アイソレータにおいては、作製された10個の表面実装型光アイソレータ全てにおいて接着剤がファラデー回転子に回り込んでおり、10個全てにおいて組み立て後のアイソレーション値が35dB未満、組み立て前後のアイソレーション値差が10dBを超える結果となった。
このように各参考例と実施例に係る表面実装型光アイソレータは、組み立て後のアイソレーション値が35dB以上で、組み立て前の光アイソレータ素子のアイソレーション値と組み立て後のアイソレーション値の差が10dB以下の特性を具備していることが確認された。
また、光アイソレータ素子と磁石を近接配置できるため、光アイソレータの小型化に寄与することも確認された。
本発明に係る表面実装型光アイソレータによれば、構成部品間における熱膨張率の差に起因した応力による歪がファラデー回転子に生じないため、消光比の低下が防止された表面実装型光アイソレータを提供できる。従って、波長多重通信用の半導体レーザモジュール内に搭載される光アイソレータとして利用される可能性を有している。
参考例1〜2に係る表面実装型光アイソレータの概略構成を示す斜視図。 実施例1〜2に係る表面実装型光アイソレータの概略構成を示す斜視図。 参考例1と本発明の実施例に係る表面実装型光アイソレータに組み込まれる永久磁石の斜視図。 参考例2と本発明の実施例に係る表面実装型光アイソレータに組み込まれる永久磁石の斜視図。 従来例に係る表面実装型光アイソレータの概略構成を示す斜視図。 アイソレーション値の測定系を示す構成説明図。
符号の説明
1 偏光子
2 ファラデー回転子
3 偏光子
4 光アイソレータ素子
5 溝を有する磁石
6 板状ホルダ
7 偏光子
8 ファラデー回転子
9 偏光子
10 光アイソレータ素子
11 溝部を有する磁石
12 従来の磁石
13 半導体レーザ光源
14 光ファイバ
15 レンズ
16 グラントムソンプリズム
17 測定試料
18 ディテクタ
19 パワーメータ

Claims (4)

  1. 少なくとも1つの偏光子とファラデー回転子を有しかつこれ等がその光透過面で貼り合わされて成る略直方体形状の光アイソレータ素子と、光アイソレータ素子の一方の側面側に光軸方向に沿って配置された単一の略直方体形状の永久磁石とを備える表面実装型光アイソレータにおいて、
    上記永久磁石側面のファラデー回転子端面に対応する部位に溝部が設けられ、上記溝部を除いた永久磁石側面と光アイソレータ素子の対向側側面とが接着剤を介し接合されていると共に、上記溝部を介し永久磁石側面とファラデー回転子端面とが接合されずに離間して永久磁石とファラデー回転子間に接着剤が回り込まない構造になっていることを特徴とする表面実装型光アイソレータ。
  2. 永久磁石の上記溝部の断面形状が、凹型、V型、U型のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の表面実装型光アイソレータ。
  3. 組み立て後のアイソレーション値が、35dB以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の表面実装型光アイソレータ。
  4. 組み立て前の上記光アイソレータ素子単体で測定したアイソレーション値と組み立て後のアイソレーション値との差が、10dB以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の表面実装型光アイソレータ。
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