JP7476686B2 - 磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイス - Google Patents

磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイス Download PDF

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Description

本発明は、磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイスに関する。
光アイソレータは、光を一方向だけに伝搬し、反射して戻る光を阻止する磁気光学デバイスである。光アイソレータは、光通信システムやレーザー加工システム等に用いられるレーザー発振器に使用される。一般に、光アイソレータは、ファラデー回転子と、ファラデー回転子の光軸方向の一方端及び他方端に配置された偏光子と、を備える。
従来、光通信システムで使用される波長域は主に1300nm~1700nmであり、光アイソレータにおけるファラデー回転子のファラデー素子には、希土類鉄ガーネットが用いられていた。
一方で、レーザー加工等に用いられる波長は光通信帯域よりも短波長であり、主に1000nm付近である。この波長域においては、上記希土類鉄ガーネットは光吸収が大きいため、使用することができない。そのため、一般的には常磁性体結晶からなるファラデー素子が使われており、特にテルビウム・ガリウム・ガーネット(TGG)が広く知られている。
光アイソレータとして用いるためには、ファラデー回転による回転角(θ)が45°である必要がある。このファラデー回転角は、ファラデー素子の長さ(L)、ベルデ定数(V)、光軸と平行な磁束密度(H)が下記の式(1)の関係にある。
θ=V・H・L (1)
このうち、ベルデ定数(V)は、材料に依存する特性である。そのため、ファラデー回転角を調整するためには、ファラデー素子の長さ(L)や、ファラデー素子に加わる光軸と平行な磁束密度(H)を変化させる必要がある。特に、近年はデバイスの小型化が求められていることから、ファラデー素子や磁石の大きさを調整するのではなく、磁石の構造を変えることで、ファラデー回転子に加わる磁束密度の向上が図られている。
例えば、下記の特許文献1には、第1~第3の磁石により構成された磁気回路と、ファラデー素子とを備えるファラデー回転子が開示されている。第1の磁石は、光軸と垂直の方向であり、かつ光軸に向かう方向に磁化されている。第2の磁石は、光軸と垂直の方向であり、かつ光軸から離れる方向に磁化されている。これらの間に第3の磁石が配置されている。第3の磁石は、光軸と平行な方向であり、かつ第2の磁石から第1の磁石に向かう方向に磁化されている。この磁気回路では、第1の磁石と第2の磁石の光軸方向に沿う長さをL2、第3の磁石の光軸方向に沿う長さをL3としたとき、L2/10≦L3≦L2の関係が成立するように構成されている。
特許第5239431号公報
近年のレーザー加工の高出力化に伴い、光アイソレータにも高レーザー耐性が求められている。しかしながら、特許文献1のようなファラデー回転子を用いた光アイソレータでは、レーザーの出力を高くすると偏光子の破損が生じることがある。
本発明の目的は、光アイソレータに用いたときに、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損が生じ難い、磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイスを提供することにある。
本発明に係る磁気回路は、光が通過する貫通孔がそれぞれ設けられた第1~第3の磁石を有する磁気回路であって、前記磁気回路は、前記第1~第3の磁石が前後方向に同軸上にこの順序で配置されてなり、光が前記磁気回路の前記貫通孔を通過する方向を光軸方向としたときに、前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち一方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち他方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、前記第2の磁石は、前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち前記貫通孔側がN極となる磁石側がN極となるように磁化されており、前記第1の磁石の前記光軸方向に沿う長さと、前記第3の磁石の光軸方向に沿う長さとが異なっていることを特徴とする。
本発明においては、前記第1の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、前記第2の磁石は前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石側がN極となるように磁化されており、前記第3の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、前記第1の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL1とし、前記第3の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL3としたときに、L3<L1の関係にあることが好ましい。
本発明においては、前記第2の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL2としたときに、L2<L3<L1の関係にあることが好ましい。
本発明に係るファラデー回転子は、本発明に従って構成される磁気回路と、前記磁気回路における前記貫通孔内に配置されており、かつ光が透過する常磁性体からなるファラデー素子と、を備えることを特徴とする。
本発明においては、前記常磁性体が、ガラス材であることが好ましい。
本発明に係る磁気光学デバイスは、本発明に従って構成されるファラデー回転子と、前記ファラデー回転子の前記光軸方向における一方端に配置されている第1の光学部品と、前記ファラデー回転子の前記光軸方向における他方端に配置されている第2の光学部品と、を備え、前記磁気回路の前記貫通孔を通過する光が、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を通過することを特徴とする。
本発明においては、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品が、偏光子であることが好ましい。
本発明に係る磁気光学デバイスは、光が通過する貫通孔がそれぞれ設けられた第1~第3の磁石を有する磁気回路と、前記磁気回路における前記貫通孔内に配置されており、かつ光が透過する常磁性体からなるファラデー素子とを有する、ファラデー回転子と、前記ファラデー回転子の前記光軸方向における一方端に配置されている第1の光学部品と、前記ファラデー回転子の前記光軸方向における他方端に配置されている第2の光学部品と、を備え、前記磁気回路の前記貫通孔を通過する光が、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を通過する、磁気光学デバイスであって、前記磁気回路は、前記第1~第3の磁石が前後方向に同軸上にこの順序で配置されてなり、光が前記磁気回路の前記貫通孔を通過する方向を光軸方向としたときに、前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち一方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち他方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、前記第2の磁石は、前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち前記貫通孔側がN極となる磁石側がN極となるように磁化されており、前記ファラデー素子の中心から前記第1の光学部品までの前記光軸方向に沿う距離と、前記ファラデー素子の中心から前記第2の光学部品までの前記光軸方向に沿う距離とが異なっていることを特徴とする。
本発明においては、前記第2の光学部品が、前記光軸方向において前記第3の磁石側に設けられており、前記第1の磁石、前記第2の磁石、及び前記第3の磁石の前記光軸方向に沿う長さの総和を(L1+L2+L3)とし、前記ファラデー素子の中心から前記第2の光学部品までの前記光軸方向に沿う距離をL4としたときに、比L4/(L1+L2+L3)が、0.2以上、0.5未満の範囲内にあることが好ましい。
本発明においては、前記ファラデー素子が、前記第2の磁石の中心に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、光アイソレータに用いたときに、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損が生じ難い、磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る磁気回路の構造を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るファラデー回転子の構造を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る磁気光学デバイスの構造を示す模式的断面図である。 本発明における第1の磁石の構造の一例を示す図である。 本発明における第2の磁石の構造の一例を示す図である。 本発明における第3の磁石の構造の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイスの構造を示す模式的断面図である。 実施例1~2及び比較例1の磁気回路の磁場強度を示す図である。 偏光子の破損例を示す写真である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気回路の構造を示す模式的断面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るファラデー回転子の構造を示す模式的断面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る磁気光学デバイスの構造を示す模式的断面図である。各図面において、N及びSの文字は磁極を示すものとする。
(磁気回路)
図1に示すように、磁気回路1は、それぞれ貫通孔が設けられた第1の磁石11、第2の磁石12、及び第3の磁石13を有する。磁気回路1は、第1の磁石11、第2の磁石12、及び第3の磁石13が、前後方向に同軸上にこの順序で配置されてなる。なお、同軸上に配置されるとは、光軸方向Xから見て、各磁石の中央付近が重なるように配置されることをいう。本実施形態では、第1の磁石11、第2の磁石12、及び第3の磁石13の貫通孔が連結されることにより、磁気回路1の貫通孔2が構成されている。
磁気回路1の貫通孔2内には、後述するファラデー素子14を配置することができる。それによって、光アイソレータや光サーキュレータ等の磁気光学デバイス20に用いられるファラデー回転子10を構成することができる。
磁気回路1の貫通孔2の断面形状は特に限定されず、矩形や円形であってもよい。組み立てを容易にする点では矩形が好ましく、均一な磁界を付与する点では円形が好ましい。
図4は、第1の磁石の構造の一例を示す図(光軸方向Xから見た図)である。図4に示す第1の磁石11は、4個の磁石片を組み合わせて構成されており、全体として矩形(正方形)の断面形状を有している。第1の磁石11は全体として円形の断面形状を有していてもよい。なお、第1の磁石11を構成する磁石片の個数は上記に限定されない。例えば、第1の磁石11は6個もしくは8個等の磁石片を組み合わせて構成されていてもよい。複数の磁石片を組み合わせて第1の磁石11を構成することにより、磁界を効果的に大きくすることができる。もっとも、第1の磁石11は、単体磁石からなっていてもよい。
図5は、第2の磁石の構造の一例を示す図(光軸方向Xから見た図)である。図5に示す第2の磁石12は、1個の単体磁石からなる。第2の磁石12は矩形(正方形)の断面形状を有している。第2の磁石12は円形の断面形状を有していてもよい。なお、第2の磁石12は、2個以上の磁石片を組み合わせて構成されていてもよい。
図6は、第3の磁石の構造の一例を示す図(光軸方向Xから見た図)である。図6に示す第3の磁石13は、第1の磁石11と同様に、4個の磁石片を組み合わせて構成されており、全体として矩形(正方形)の断面形状を有している。第3の磁石13は全体として円形の断面形状を有していてもよい。複数の磁石片を組み合わせて第3の磁石13を構成することにより、磁界を効果的に大きくすることができる。なお、第3の磁石13は、6個もしくは8個等の磁石片を組み合わせて構成されていてもよく、単体磁石からなっていてもよい。
なお、第1の磁石11、第2の磁石12、及び第3の磁石13は永久磁石によって構成される。上記永久磁石としては、特に希土類磁石が好ましく、そのなかでもサマリウム-コバルト(Sm-Co)を主成分とする磁石や、ネオジム-鉄-ホウ素(Nd-Fe-B)を主成分とする磁石が好ましい。
磁気回路1において、第1の磁石11と第3の磁石13は、光軸方向Xと垂直な方向Yに磁化され、互いに磁化方向が対向している。具体的には、第1の磁石11は、光軸方向Xと垂直な方向Yに、かつ貫通孔2側がN極となるように磁化されている。第3の磁石13は、光軸方向Xと垂直な方向Yに、かつ貫通孔2側がS極となるように磁化されている。第2の磁石12は、光軸方向Xに平行な方向に、かつ第1の磁石11側がN極となるように磁化されている。なお、本明細書においては、光が磁気回路1の貫通孔2を通過する方向を光軸方向Xとする。
磁気回路1において、第3の磁石13の長さL3は、第1の磁石11の長さL1より短い。また、第2の磁石12のL2は、第1の磁石11の長さL1及び第3の磁石13の長さL3より短い。従って、磁気回路1においては、L2<L3<L1の関係にある。なお、第1の磁石11の長さL1、第2の磁石12の長さL2、及び第3の磁石13の長さL3は、いずれも光軸方向Xに沿う長さであるものとする。
本実施形態の特徴は、第3の磁石13の長さL3が、第1の磁石11の長さL1より短いことにある。これにより、光アイソレータに用いたときに、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損を生じ難くすることができる。なお、この点については、以下のようにして説明することができる。
従来、光アイソレータでは、レーザーの出力を高くすると偏光子の破損が生じ易いという問題がある。本発明者らは、この原因について鋭意検討した結果、レーザーの出力が上がるとファラデー素子において熱レンズ効果が発生するためであると考えた。具体的には、レーザーの出力が上がるとファラデー素子の中心部がより熱くなることから、温度勾配が生じる。その結果、屈折率の温度依存性に起因して、屈折率勾配が生じることとなる。これにより、ファラデー素子がレンズとして作用し、ファラデー素子を通過したレーザー光が集光されるという現象が引き起こされる。この際、光アイソレータは、2つの偏光子の間にファラデー素子が配置された構造をしているが、ファラデー素子を通過した光が熱レンズ効果によって集光され、入射ビームのビーム径が小さくなることにより、光出射側に配置された偏光子へのエネルギー密度が大きくなり、破損させるという問題が発生するものと考えられる。なお、図9には、このような熱レンズ効果により破損した偏光子の一例としての写真を示している。偏光子の破損は、絶縁破壊で偏光子の出射側の面が壊れる(クラックが入る等)ことが多い。このような偏光子の損傷が生じると、偏光子の透過率が急激に低下する。
これに対して、本実施形態では、第3の磁石13の長さL3が、第1の磁石11の長さL1より短いことから、ファラデー素子14と偏光子(第2の光学部品26)間の距離を近くすることができる。そのため、熱レンズ効果が発生しても、集光される量が小さくなることから、エネルギー密度の増大が抑えられ、偏光子の破損を抑制することができる。
また、第3の磁石13の長さL3を第1の磁石11の長さL1より短くした場合、図2に示すように、磁気回路1の中心からファラデー素子14がずれることになるが、この場合においても磁気回路1の中心にファラデー素子14が配置された場合と同等の磁気特性が得られることを見出した。
なお、本実施形態では、光を第1の磁石11側から入射させる場合について説明したが、光を第3の磁石13側から入射させてもよい。この場合、第1の磁石11の長さL1を、第3の磁石13の長さL3より短くすることにより、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損を生じ難くすることができる。従って、本発明においては、第1の磁石11の長さL1と、第3の磁石13の長さL3とが異なっていればよい。
また、この場合、第1の磁石11が、貫通孔2側がS極となるように磁化されており、第3の磁石13が、貫通孔2側がN極となるように磁化されており、第2の磁石12が、第1の磁石11側がS極となるように磁化されていてもよい。
また、本実施形態では、第2の磁石12の長さL2は、第1の磁石11の長さL1及び第3の磁石13の長さL3より短い。そのため、磁気特性をより一層向上させることができ、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。ファラデー素子14に大きな磁場を印加することにより、光アイソレータとしてのアイソレーション特性をより一層向上させることができる。
本実施形態において、第1の磁石11の長さL1と第3の磁石13の長さL3との比L1/L3は、好ましくは1.01以上、より好ましくは1.03以上、さらに好ましくは1.05以上、さらに好ましくは1.07以上、特に好ましくは1.10以上、最も好ましくは1.11以上、好ましくは3.00以下、より好ましくは2.90以下、さらに好ましくは2.80以下、さらに好ましくは2.70以下、特に好ましくは2.60以下、最も好ましくは2.50以下である。
比L1/L3が上記下限値以上である場合、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損をより一層生じ難くすることができる。また、比L1/L3が上記上限値以下である場合、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。
また、第2の磁石12の長さL2と第3の磁石13の長さL3との比L2/L3は、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.10以上、さらに好ましくは0.15以上、特に好ましくは0.20以上、好ましくは0.95以下、より好ましくは0.85以下、さらに好ましくは0.80以下、特に好ましくは0.75以下である。
比L2/L3が上記範囲内にある場合、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。
(ファラデー回転子)
図2に示すファラデー回転子10は、光アイソレータや光サーキュレータ等、後述する磁気光学デバイス20に用いられる装置である。ファラデー回転子10は、磁気回路1と、磁気回路1の貫通孔2内に配置されたファラデー素子14とを備える。ファラデー素子14は、光を透過する常磁性体からなる。
ファラデー回転子10は、図1に示した第1の実施形態の磁気回路1を有するため、光アイソレータに用いたときに、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損を生じ難くすることができる。
また、ファラデー回転子10には、光を第1の磁石11側から入射させてもよく、第3の磁石13側から入射させてもよい。第3の磁石13側から入射させる場合は、第1の磁石11の長さL1を、第3の磁石13の長さL3より短くすることにより、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損を生じ難くすることができる。
また、ファラデー素子14の断面形状と磁気回路1の貫通孔2の断面形状は必ずしも一致させなくともよいが、均一な磁界を与えるという観点では、一致させることが好ましい。
ファラデー素子14には、常磁性体を用いることができる。なかでも、ガラス材を用いることが好ましい。ガラス材からなるファラデー素子14は、単結晶材料のような欠陥等によるベルデ定数の変動や消光比の低下が少なく、接着剤からの応力の影響も少ないため、安定したベルデ定数と高い消光比を保つことができる。また、ファラデー素子14が熱伝導率の低いガラス材からなる場合、上述した熱レンズ効果がより一層生じ易くなることから、本発明の効果をより一層効果的に得ることができる。
ファラデー素子14に用いられるガラス材は、モル%の酸化物換算で、Tbの含有量が20%より多いことが好ましく、25%以上であることがより好ましく、29%以上であることがさらに好ましく、30%以上であることがさらに好ましく、31%以上であることがさらに好ましく、35%以上であることがさらに好ましく、40%以上であることがさらに好ましく、45%以上であることがさらに好ましく、48%以上であることがさらに好ましく、51%以上であることが特に好ましい。このようにTbの含有量を多くすることにより、良好なファラデー効果が得やすくなる。なお、ガラス中においてTbは3価や4価の状態で存在するが、本明細書ではこれら全てをTbに換算した値として表す。
ファラデー素子14に用いられるガラス材において、全Tbに対するTb3+の割合は、モル%で55%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、80%以上であることがさらに好ましく、90%以上であることが特に好ましい。全Tbに対するTb3+の割合が少なすぎると、波長300nm~1100nmにおける光透過率が低下しやすくなる。
(磁気光学デバイス)
図3に示す磁気光学デバイス20は光アイソレータである。磁気光学デバイス20は、図2に示したファラデー回転子10と、磁気回路1の光軸方向Xにおける一方端に配置されている第1の光学部品25及び他方端に配置されている第2の光学部品26とを備える。第1の光学部品25及び第2の光学部品26は、本実施形態では偏光子である。第2の光学部品26の光透過軸は、第1の光学部品25の光透過軸に対して45°傾けられている。
磁気光学デバイス20に入射する光は、第1の光学部品25を通過し、直線偏光となって、ファラデー素子14に入射する。入射した光はファラデー素子14により45°回転し、第2の光学部品26を通過する。第2の光学部品26を通過した光の一部が反射戻り光となり、偏光面が45°の角度で第2の光学部品26を通過する。第2の光学部品26を通過した反射戻り光は、ファラデー素子14により、さらに45°回転され、第1の光学部品25の光透過軸に対して90°の直交偏光面となる。そのため、反射戻り光は第1の光学部品25を透過できず、遮断される。
本発明の磁気光学デバイス20は、図1に示した第1の実施形態の磁気回路1を有する。言い換えると、ファラデー素子14の中心から第1の光学部品25までの光軸方向Xに沿う距離と、ファラデー素子14の中心から第2の光学部品26までの光軸方向Xに沿う距離とが異なっている。そのため、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損をより一層生じ難くすることができる。
また、磁気光学デバイス20では、第1の磁石11、第2の磁石12、及び第3の磁石13の光軸方向Xに沿う長さの総和を(L1+L2+L3)とし、ファラデー素子14の中心から第2の光学部品26(第2の光学部品26のファラデー回転子10側の端面)までの光軸方向Xに沿う距離をL4としたときに、比L4/(L1+L2+L3)が、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.25以上、さらに好ましくは0.27以上、特に好ましくは0.3以上、好ましくは0.5未満、より好ましくは0.49以下、さらに好ましくは0.48以下、特に好ましくは0.47以下である。
比L4/(L1+L2+L3)が上記下限値以上である場合、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。また、比L4/(L1+L2+L3)が、上記上限値以下である場合、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損をより一層生じ難くすることができる。
本実施形態において、ファラデー回転子10の第3の磁石13側の端面の光軸方向Xにおける位置と、第2の光学部品26のファラデー回転子10側の端面の光軸方向Xにおける位置は、互いに一致している。従って、本実施形態においてL4は、ファラデー素子14の中心から、ファラデー回転子10の第3の磁石13側の端面までの光軸方向Xに沿う距離と一致している。
なお、本実施形態において、ファラデー素子14は、第2の磁石12の中心に配置されている。言い換えると、光軸方向Xにおいて、ファラデー素子14の中心と、第2の磁石12の中心とが一致している。この場合、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。
なお、図3に示す磁気光学デバイス20は光アイソレータであるが、磁気光学デバイス20は光サーキュレータであってもよい。この場合には、第1の光学部品25及び第2の光学部品26は波長板やビームスプリッタであればよい。もっとも、磁気光学デバイス20は、光アイソレータ及び光サーキュレータに限定されない。
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態に係る磁気回路、ファラデー回転子、及び磁気光学デバイスの構造を示す模式的断面図である。
図7に示すように、磁気回路31においては、第1の磁石11の長さL1及び第3の磁石13の長さL3が、第2の磁石12の長さL2より短い。また、磁気回路31においても、第3の磁石13の長さL3は、第1の磁石11の長さL1より短い。従って、磁気回路31においては、L3<L1<L2の関係にある。
ファラデー回転子40は、この磁気回路31と、磁気回路31の貫通孔2内に配置されたファラデー素子14とを備える。また、磁気光学デバイス50は、このファラデー回転子40と、磁気回路31の光軸方向Xにおける一方端に配置されている第1の光学部品25及び他方端に配置されている第2の光学部品26とを備える。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態のように、第1の磁石11の長さL1及び第3の磁石13の長さL3が、第2の磁石12の長さL2より短くてもよい。この場合においても、第1の磁石11の長さL1と第3の磁石13の長さL3とを異ならせることにより、レーザーの出力を高くしても偏光子の破損をより一層生じ難くすることができる。
もっとも、本発明においては、第1の磁石11の長さL1、第2の磁石12の長さL2、及び第3の磁石13の長さL3が、L2<L3<L1の関係を満たすことが好ましい。この場合、磁気特性をより一層向上させることができ、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。
また、本実施形態においても、ファラデー素子14は、第2の磁石12の中心に配置されている。言い換えると、光軸方向Xにおいて、ファラデー素子14の中心と、第2の磁石12の中心とが一致している。この場合、ファラデー素子14により一層大きな磁場を印加することができる。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実施例1~5及び比較例1)
表1は、本発明の実施例1~5及び比較例1を示している。
実施例1~5及び比較例1の磁気回路は、全体として40mm×40mmの正方形の断面形状を有し、かつ4mm×4mmの正方形の断面形状を有する貫通孔2を有する構造とした。また、第1の磁石11、第2の磁石12、及び第3の磁石13の光軸方向Xに沿う長さL1、L2、L3を、表1のようにした。従って、実施例1~4では、L1、L2、L3は図1に示す磁気回路1と同様の構成とした。また、実施例5では、L1、L2、L3は図7に示す磁気回路31と同様の構成とした。なお、比較例1は、各磁石の光軸方向Xに沿う長さがL1=L3>L2の関係となる構成とした。
磁石は、いずれもNd-Fe-B系磁石を使用した。この磁石の残留磁束密度は、1.25Tであり、保持力は、940kA/mであった。
図8に実施例1~2及び比較例1の磁気回路の磁場強度を示す。横軸は、光軸方向Xの距離を示している。なお、光軸方向Xの距離は、第1の光学部品25側を0mmとした。比較例1のようにL1とL3の長さが同じ場合には、磁場強度が最大となる位置は磁気回路中央の15mmの部分となる。
実施例1~2のようにL1、L2、及びL3をそれぞれ異なる長さとなるように磁気回路1を構成することで、磁場強度が最大となる位置を中央から外すことができる。実施例1では磁場強度が最大となる位置は19.7mmで、実施例2では16mmとなった。また、実施例1、実施例2、及び比較例1において、最大となる磁場強度は、ほぼ同等であった。
これらの磁気回路を用いて光アイソレータを組立て、レーザー耐性試験を行った。
ファラデー素子には、直径3mm、長さ6mm、ベルデ定数0.21min/Oe・cmの円柱状のファラデー回転ガラス素子を用いた。
偏光子には、BDAガラス(日本電気硝子社製)からなる2つの三角プリズムが、偏光分離膜を介してオプティカルコンタクトにて接合されてなる偏光ビームスプリッタを用いた。レーザーには、パルス幅10ns、繰り返し周波数200kHzのレーザーを用いた。
レーザー耐性試験では、光アイソレータを透過する光の出力をモニターしながら、レーザー出力を徐々に上げ、透過率が急激に下がった時の出力をレーザー損傷の閾値として測定した。結果を上記の表1に示す。
表1に示すように、レーザー耐力を測定した結果、実施例1~5の光アイソレータにおけるレーザー損傷の閾値は40~100Wであった。これに対して、比較例1の光アイソレータにおけるレーザー損傷の閾値は、30Wであった。なお、透過率が急激に下がる原因となったのは、いずれのサンプルでも出口側の偏光子の損傷によるものであった。
1,31…磁気回路
2…貫通孔
10,40…ファラデー回転子
11…第1の磁石
12…第2の磁石
13…第3の磁石
14…ファラデー素子
20,50…磁気光学デバイス
25…第1の光学部品
26…第2の光学部品

Claims (9)

  1. 光が通過する貫通孔がそれぞれ設けられた第1~第3の磁石を有する磁気回路であって、
    前記磁気回路は、前記第1~第3の磁石が前後方向に同軸上にこの順序で配置されてなり、
    光が前記磁気回路の前記貫通孔を通過する方向を光軸方向としたときに、
    前記第1の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、
    前記第2の磁石は、前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石側がN極となるように磁化されており、
    前記第3の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、
    前記第1の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL1とし、前記第2の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL2とし、前記第3の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL3としたときに、L2<L3<L1の関係にある、磁気回路。
  2. 光が通過する貫通孔がそれぞれ設けられた第1~第3の磁石を有する磁気回路と、
    前記磁気回路における前記貫通孔内に配置されており、かつ光が透過する常磁性体からなるファラデー素子と、
    を備える、ファラデー回転子であって、
    前記磁気回路は、前記第1~第3の磁石が前後方向に同軸上にこの順序で配置されてなり、
    光が前記磁気回路の前記貫通孔を通過する方向を光軸方向としたときに、
    前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち一方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、
    前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち他方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、
    前記第2の磁石は、前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち前記貫通孔側がN極となる磁石側がN極となるように磁化されており、
    前記第1の磁石の前記光軸方向に沿う長さと、前記第3の磁石の光軸方向に沿う長さとが異なっている、ファラデー回転子。
  3. 前記第1の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、
    前記第2の磁石は、前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石側がN極となるように磁化されており、
    前記第3の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、
    前記第1の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL1とし、前記第3の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL3としたときに、L3<L1の関係にある、請求項に記載のファラデー回転子
  4. 前記第2の磁石の前記光軸方向に沿う長さをL2としたときに、L2<L3<L1の関係にある、請求項に記載のファラデー回転子
  5. 前記常磁性体が、ガラス材である、請求項2~のいずれか1項に記載のファラデー回転子。
  6. 請求項2~5のいずれか1項に記載のファラデー回転子と、
    前記ファラデー回転子の前記光軸方向における一方端に配置されている第1の光学部品と、
    前記ファラデー回転子の前記光軸方向における他方端に配置されている第2の光学部品と、
    を備え、
    前記磁気回路の前記貫通孔を通過する光が、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を通過する、磁気光学デバイス。
  7. 前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品が、偏光子である、請求項6に記載の磁気光学デバイス。
  8. 光が通過する貫通孔がそれぞれ設けられた第1~第3の磁石を有する磁気回路と、
    前記磁気回路における前記貫通孔内に配置されており、かつ光が透過する常磁性体からなるファラデー素子とを有する、ファラデー回転子と、
    前記ファラデー回転子の前記光軸方向における一方端に配置されている第1の光学部品と、
    前記ファラデー回転子の前記光軸方向における他方端に配置されている第2の光学部品と、
    を備え、
    前記磁気回路の前記貫通孔を通過する光が、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を通過する、磁気光学デバイスであって、
    前記磁気回路は、前記第1~第3の磁石が前後方向に同軸上にこの順序で配置されてなり、
    光が前記磁気回路の前記貫通孔を通過する方向を光軸方向としたときに、
    前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち一方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がN極となるように磁化されており、
    前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち他方の磁石は、前記光軸方向に垂直な方向に、かつ前記貫通孔側がS極となるように磁化されており、
    前記第2の磁石は、前記光軸方向に平行な方向に、かつ前記第1の磁石及び前記第3の磁石のうち前記貫通孔側がN極となる磁石側がN極となるように磁化されており、
    前記第1の磁石の前記光軸方向に沿う長さと、前記第3の磁石の光軸方向に沿う長さとが異なっており、
    前記ファラデー素子が、前記第2の磁石の中心に配置されており、
    前記ファラデー素子の中心から前記第1の光学部品までの前記光軸方向に沿う距離と、前記ファラデー素子の中心から前記第2の光学部品までの前記光軸方向に沿う距離とが異なっている、磁気光学デバイス。
  9. 前記第2の光学部品が、前記光軸方向において前記第3の磁石側に設けられており、
    前記第1の磁石、前記第2の磁石、及び前記第3の磁石の前記光軸方向に沿う長さの総和を(L1+L2+L3)とし、前記ファラデー素子の中心から前記第2の光学部品までの前記光軸方向に沿う距離をL4としたときに、比L4/(L1+L2+L3)が、0.2以上、0.5未満の範囲内にある、請求項8に記載の磁気光学デバイス。
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