JP4901560B2 - 集塵器および電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は集塵器および電気掃除機に関し、たとえば遠心力を利用して塵埃と空気とを分離する集塵器および電気掃除機に関するものである。
従来から、一般家庭で用いられている電気掃除機として多種多様の電気掃除機が提案されている。電気掃除機は、一般に、塵埃を含む空気を掃除機本体に吸込むための負圧発生源を有する掃除機本体と、塵埃を含む空気を吸込む吸込口体とを備えている。電気掃除機がサイクロン式の場合には、掃除機本体は、吸込口体から吸込んだ塵埃を含む空気を、遠心力を利用して塵埃と空気とに分離し、その分離された塵埃を堆積させる集塵器を含んでいる。
たとえば特開2006−20897号公報(特許文献1)に、サイクロン式の集塵部を備えた電気掃除機が開示されている。特許文献1において、サイクロン式の集塵部を有する集塵ユニットから排出された空気は、集塵フィルタを通る。そのため、集塵ユニットで分離されなかった塵埃は、集塵フィルタでさらに分離される。なお、この集塵フィルタは、除塵回転体により回転される。
特開2006−20897号公報
しかしながら、上記特許文献1の電気掃除機では、集塵フィルタが配置されている部分で塵埃をさらに分離できるものの、集塵フィルタの外周側から塵埃が漏れる場合がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、塵埃を含む空気を除去する際に、フィルタの外周側から塵埃が漏れることを効果的に抑制できる集塵器および電気掃除機を提供することである。
本発明の集塵器は、ダストカップと、蓋部と、フィルタと、シール部材とを備えている。ダストカップは、塵埃を含む空気を導入する導入口および空気の出口となる開口を有し、空気から分離された塵埃を堆積させる。フィルタは、略円柱状をなし、その中心軸まわりに回転可能である。蓋部は、フィルタを内部に配置する円筒状開口が設けられ、円筒状開口に連続するフィルタの中心軸に垂直かつ平坦な環状の内面部分を有し、ダストカップの開口に取り付けられる。シール部材は、フィルタの外周面に下向きに取り付けられ、フィルタの外周面と蓋部の円筒状開口との隙間を蓋部の環状の内面部分に圧接することによって封止する。ダストカップは、円筒状部分を有し、この円筒状部分において、導入口から導入される塵埃を含む空気を内周面に沿って旋回させる。
本発明の集塵器によれば、シール部材を備えているので、その隙間を封止することができる。特に、本発明者は、フィルタの回転によってフィルタの外周面に歪みが生じることに着目して、シール部材の配置に鋭意研究を重ねた結果、フィルタに取り付けるとともに、蓋部において平坦な環状の内面部分に圧接するようにシール部材を設けることが、良好な封止を実現する上で好ましいことを見出した。フィルタの回転により蓋部の上記内面部分の形状は変形しないので、シール部材を内面に圧接するために要する圧力を一定に保つことができる。そのため、フィルタを回転させるための動力源に一定の負荷をかけた状態で、上記隙間を封止することができる。よって、塵埃を含む空気を除去する際に、フィルタの外周から塵埃が漏れることを効果的に抑制できる。また、導入口から導入された塵埃を含む空気から分離した塵埃を、ダストカップに集塵することができる。
上記集塵器において好ましくは、フィルタを嵌めることができるフィルタ押え枠をさらに備えている。フィルタ押え枠の下端面には、断面においてコの字型の収納部が形成されている。シール部材は、収納部に下向きに取り付けられている。
本発明の電気掃除機は、上記集塵器を備えている。本発明の電気掃除機によれば、塵埃を含む空気を除去する際に、フィルタの外周の隙間から塵埃が漏れることを効果的に抑制できる。
本発明の集塵器および電気掃除機は、塵埃を含む空気を除去する際に、フィルタの外周の隙間から塵埃が漏れることを効果的に抑制できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態における電気掃除機を示す概略斜視図である。図2は、本発明の実施の形態における集塵器を示す概略断面図である。図3は、本発明の実施の形態における集塵器を分解した状態を示す概略斜視図である。図4は、本発明の実施の形態におけるフィルタカバーおよびフィルタなどを分解した状態を示す概略斜視図である。図5は、本発明の実施の形態におけるフィルタカバーにフィルタを取り付けた状態を示す概略斜視図である。図6は、図2における領域VIの拡大断面図である。図7は、本発明の実施の形態におけるワイパー部材を示し、(A)は通常の回転時のワイパー部材の動作を示す概略断面図であり、(B)は起動時のワイパー部材の動作を示す概略断面図である。図8は、本発明の実施の形態における蓋部を示す概略斜視図である。図1〜図8を参照して、本発明の実施の形態における電気掃除機1および集塵器101を説明する。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体100と、延長ホース200と、伸縮延長管300と、吸込口体400とを備えている。掃除機本体100は、集塵器101と、負圧を発生させるモータやファンなどからなる負圧発生源102とを含んでいる。この掃除機本体100に接続された延長ホース200および伸縮延長管300は、この負圧発生源102に連通している。吸込口体400は、負圧発生源102により発生した負圧により、床等に落ちている塵埃を吸い込む。
図1〜図3に示すように、掃除機本体100には、吸込口体400から吸込んだ塵埃を含む空気を、塵埃と空気とを分離して塵埃を集塵する集塵器101が設けられている。以下、集塵器101について、詳しく説明する。
フィルタカバー110は、図2〜図5に示すように、集塵器101の最上部に配置される。フィルタカバー110は、排出口111と、突起部112と、把持部113とを含んでいる。排出口111は、集塵器101の内部に導入された塵埃を含む空気から塵埃を分離した空気を排出する。突起部112は、図2および図4に示すように、フィルタカバー110の略中央から下方に向けて突出するように形成されている。突起部112において、フィルタ121を着脱する。把持部113は、図3に示すように、手の指で上に引掛ける態様で持ち上げることで、フィルタカバー110(または集塵器101)を掃除機本体100に対して着脱する。また、図4に示すように、フィルタカバー110には、蓋部130に設けられたツメ部134に引掛けることができる溝114が形成されている。
フィルタ121は、図2〜図5に示すように、ダストカップ150の外部に送り出される空気に残留する微細な塵埃を捕集する。フィルタ121は、フィルタカバー110の突起部112に取り付けられているとともに、蓋部130の円筒状開口131の内部に配置されている。フィルタ121は、蓋部130の円筒状開口131と隙間を介して設けられている。
また、フィルタ121は、中心軸まわりに回転可能である。本実施の形態では、フィルタ121は、フィルタカバー110の突起部112を回転の中心軸として、回転する。
また、フィルタ121は、略円柱状である。本実施の形態では、フィルタ121が回転している状態を上方から見ると、フィルタ121における外周面121aの形状は円形である。本実施の形態では、図4に示すように、フィルタ121は、フィルタカバー110の突起部112に取り付けられる部分が中空となっており、突起部112を中心として放射状に凹凸が交互に形成されている。なお、フィルタ121において放射状に凹凸が形成されている一部が非連続に形成されていてもよい。また、フィルタ121は、1枚のフィルタから構成されていてもよいし、複数のフィルタから構成されていてもよい。
また、フィルタ121は、たとえばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタが用いられている。なお、HEPAフィルタとは、ポリエステルおよびビニロン系不織布からなる骨材に電石加工したメルトプロと不織布とを合わせて濾材とし、これを折り畳んだ上、その上下面にハイドロキシアパタイト加工した不織布からなる抗菌シートを重ねて熱圧着し、ホットメルト処理した不織布からなる枠を溶着したものである。
フィルタ121をフィルタカバー110に取り付けるために、フィルタ押え枠122が設けられている。フィルタ押え枠122は、フィルタ121を嵌めることができる形状である。フィルタ押え枠122の外周縁には、フィルタ121を回転させるための歯車122aが形成されている。フィルタ押え枠122の歯車122aと嵌合され、掃除機本体100における集塵器101の外部に配置される歯車別の歯車(図示せず)を電動機(図示せず)などにより回転させることによって、歯車122aは回転される。
シール部材123は、図2〜図6に示すように、フィルタ121の外周面121aに取り付けられ、フィルタ121の外周面121aと蓋部130の円筒状開口131との隙間を蓋部130の環状の内面部分132に圧接することによって封止する。すなわち、シール部材123は、フィルタ121の外周面121aから図2において下向きに取り付けられている。なお、シール部材123が圧接する内面部分132は、フィルタ121の回転の中心軸に垂直である。シール部材123を設けることによって、蓋部130とフィルタ121との間に生じる隙間から塵埃が漏れることを防止できる。
本実施の形態では、シール部材123は、フィルタ121の外周面121aにおいて下端面近傍に取り付けられている。言い換えると、シール部材123は、フィルタ121の回転の中心軸(図2においてフィルタカバー110の突起部112)と略平行に延びるように設けられて蓋部130の内面部分132を圧接している。さらに言い換えると、シール部材123は、空気がフィルタ121を流れる方向と略垂直方向に延びるようにフィルタ121の外周側に取り付けられている。また、シール部材123は、フィルタ121に取り付けられており、蓋部130には取り付けられていない。
なお、フィルタ121が回転すると、シール部材123は蓋部130の内面部分132を摺動しながら、上記隙間を封止する。シール部材123は、フィルタ121の回転によって形状が変形しない蓋部130の内面部分132を圧接するので、フィルタ121を回転させるために設けられている電動機の負荷を低減できる。
シール部材123は、可撓性を有し、たとえば、ゴムやポリウレタンなどからなるパッキング(パッキン)が用いられる。
ワイパー部材124は、図2〜図5および図7(A)(B)に示すように、フィルタ121から蓋部130に落下した微細な塵埃1000をダストカップ150に導くための部材である。ワイパー部材124は、図2に示すように、フィルタカバー110の突起部112に接続され、フィルタ121と同期して回転される。すなわち、ワイパー部材124は、回転しながらフィルタ121から落下する塵埃1000を吐き出して、蓋部130および排気筒140を通って、ダストカップ150の内部に塵埃を落下させる。
また、ワイパー部材124には、蓋部130に落下した微細な塵埃を吐き出す面に、弾性部材124aが設けられている。ワイパー部材124は、バネなどで付勢することによって、蓋部130の内周面に接するように(図2においては下方に)移動可能であることが好ましい。この場合、露出している弾性部材124aが擦り減った場合に、弾性部材124aを蓋部130の内周面に接するように(塵埃の落下面に向けて)移動させることによって、蓋部130における塵埃の落下面に所定の押圧を常に印加できる。
また、ワイパー部材124には、排気筒140の表面に付着した塵埃をダストカップ150の内部に落下させるゴム製のビータ(図示せず)が設けられていてもよい。
フィルタネジ125は、図4に示すように、フィルタカバー110にフィルタ121およびワイパー部材124を取り付けるための部材である。ネジカバー126は、図4に示すように、フィルタネジ125を覆うための部材である。
弾性体127は、図2に示すように、フィルタ121が回転しているときにフィルタ121と接触し、フィルタ121に振動を与えて、フィルタ121に付着した微細な塵埃を落下させる。弾性体127は、フィルタ121と接触する位置に取り付けられている。本実施の形態では、弾性体127は、フィルタカバー110に接続され、フィルタ121の上部と重なる位置まで下方に伸びるように固定されている。弾性体127は、たとえば板バネなどを用いることができる。
蓋部130は、図2、図3および図8に示すように、フィルタ121を内部に配置するための円筒状開口131が設けられ、円筒状開口131に連続するフィルタ121の回転の中心軸(突起部112の延びる方向)に垂直かつ平坦な環状の内面部分132を有し、ダストカップ150の開口152に取り付けられる。また、蓋部130の円筒状開口131の形状は、フィルタ121が内部に取り付けられる部分からダストカップ150の開口152と繋がる部分に向かって、上方から見たときに、同じまたは小さくなる中空である。
蓋部130は、フィルタカバー110に取り付けられる。また、蓋部130の円筒状開口131の上方にはフィルタ121が配置されるとともに、蓋部130の下方には排気筒140が配置される。また、蓋部130は、ダストカップ150の開口152を塞ぐ。
蓋部130には、図8に示すように、テーパ状の斜面に沿った溝133が形成されている。フィルタ121から落下した微細な塵埃を、溝133に沿わせてダストカップ150に導く。
蓋部130には、フィルタ121が固定されたフィルタカバー110を固定または分離するためのツメ部134が設けられている。蓋部130に設けられたツメ部134は、フィルタカバー110に形成された溝114に掛けることができる形状である。そのため、蓋部130に設けられたツメ部134をフィルタカバー110に形成された溝114に掛けると、フィルタカバー110と蓋部130とを留めることができる。また、蓋部130には、フィルタカバー110と蓋部130とをロックまたは解除するためのレバー135が形成されている。
排気筒140は、図2および図3に示すように、ダストカップ150で集塵されなかった塵埃を含む空気から塵埃を捕える。
排気筒140には、ダスト仕切り上部141aとダスト仕切り下部141bとが設けられ、ダスト仕切り下部141bには塵埃を捕えるリブ142が設けられている。リブ142は、ダストカップ150の内部に排気筒140が配置されると、ダストカップ150の内周面に沿って旋回する空気に含まれる塵埃を捕えるように、ダストカップ150の中心部分からダストカップ150の内周面に向かって所定の長さをもって放射状に延在する。
内筒部143は、ダストカップ150内に送り込まれた空気をダストカップ150の外部へ送り出す。内筒部143は、ダスト仕切り上部141aの上端部に溶着されている。
その内筒部143の側壁には、空気を通過させる開口部143bが形成されている。また、内筒部143の側壁には、開口部143bを通過する空気に残留する塵埃を捕えるメッシュ143cが形成されている。そのメッシュ144cに付着した塵埃を除去するために、内筒部143にはクリーニングリング145が摺動可能に装着されている。そのクリーニングリング145を下方と周方向とから保持するように、クリーニングホルダ146が装着されている。クリーニングホルダ146は、ダスト仕切り下部141bに溶着されている。
ダスト仕切り下部141bおよびクリーニングホルダ146と、ダスト仕切り上部141aおよび内筒部143とは軸方向に互いに摺動可能とされて、メンテナンスの際には、その相対的な位置関係を変えることができる。また、クリーニングリング145は、クリーニングホルダ146に対して着脱可能である。
ダストカップ150は、吸込口体400から吸込んだ空気から分離された塵埃を内部に堆積させる。ダストカップ150には、塵埃を含む空気を導入する導入口151が設けられている。また、ダストカップ150において、堆積した塵埃が分離した空気の出口となる開口152が上方に設けられている。ダストカップ150は、掃除機本体100に対して着脱可能に取り付けられている。
また、ダストカップ150は、円筒状部分を有し、有底である。この場合、ダストカップ150において、導入口151から塵埃を含む空気が導入されると、円筒状部分において、導入口151から導入される塵埃を含む空気を内周面に沿って旋回させる。すなわち、ダストカップ150は、遠心分離により塵埃を空気から分離するサイクロン式の集塵器を構成する。
次に、図1〜図10を参照して、本発明の実施の形態における電気掃除機1の動作について説明する。なお、図9は、図1に示す掃除機内における空気の流れを示す概略斜視図である。図10は、図2に示す集塵器内における空気の流れを示す概略断面図である。
まず、図9に示すように、電源を入れて掃除機本体100に設けられているモータやファンなどからなる負圧発生源102を起動して、吸込口体400から、塵埃を含む空気を吸込む。塵埃を含んだ空気は、吸込口体400から伸縮延長管300および延長ホース200を通って、掃除機本体100の集塵器101に導入される。集塵器101では、図10に示すように、まず、導入口151からダストカップ150内に塵埃を含んだ空気が送り込まれる。導入口151から円筒状のダストカップ150内に接線方向に送り込まれた塵埃を含んだ空気は、図10に示すように、ダストカップ150の内周面に沿って流れることで竜巻状(図10における矢印のように)に旋回する。塵埃を含んだ空気がダストカップ150内を旋回する間に、ダスト仕切り下部141bに設けられた複数のリブ142に接触した塵埃は、リブ142に捕えられる。その捕えられた塵埃を基点として旋回する空気に含まれる塵埃が次々に捕えられて、ダストカップ150の周方向に塵埃が堆積していく。その結果、塵埃が空気と分離されて、ダストカップ150内に塵埃が堆積される。
そして、ダストカップ150内において塵埃が分離された空気は、排気筒140に設けられたメッシュ143cを通過する。メッシュ143cを通過した空気は、続いてフィルタ121を通過する。これにより、ダストカップ150に導入された塵埃を含む空気は、微細な塵埃についてもメッシュ143cおよびフィルタ121により除去される。そして、塵埃が除去された空気は、フィルタカバー110の排出口111から排出される。これにより、集塵器101から塵埃が除去された空気が排出される。そして、図9に示すように、塵埃が除去された空気は、掃除機本体100から排出される。
なお、メッシュ143cおよびフィルタ121には、ダストカップ150に堆積されずに空気に残留した微細な塵埃が付着して、微細な塵埃が徐々に堆積される。
そして、掃除を終了させる場合には、負圧発生源102を停止させる。これにより、塵埃を含む空気が集塵器101の内部に導入されることを中止する。
次に、掃除を終了させた後に、微細な塵埃が付着したフィルタ121を清掃する。このフィルタ121を清掃する動作を説明する。
まず、電動機などを用いてフィルタ押え枠122に形成された歯車122aを回転させることによって、フィルタ121を回転させる。これにより、フィルタカバー110に取り付けられた弾性体127がフィルタ121に当たりながらフィルタ121が回転するので、フィルタ121に振動を与えることができる。その結果、フィルタ121に付着した微細な塵埃を蓋部130に落下させる。
そして、フィルタ121と同期回転するワイパー部材124により、フィルタ121から蓋部130の環状の内面部分132より下方の内周面に振るい落とされた微細な塵埃を、蓋部130において排気筒140に取り付けられている部分(蓋部130において最下端の開口130b)に向けてさらに落下させる。
なお、フィルタ121を清掃する際に、図7(A)および(B)に示すように、フィルタ121の起動時の回転を通常の回転方向と逆方向に回転させることによって、ワイパー部材124を起動時に逆回転させることが好ましい。この場合、より多くの塵埃を捕集できる。
また、図8に示すように、蓋部130に溝133が形成されている場合には、ワイパー部材124により集められた微細な塵埃を、溝133に沿わせて下方の開口130bに容易に落下させることができる。これにより、フィルタ121から落下させた微細な塵埃を、蓋部130および排気筒140を通って、ダストカップ150に集塵することができる。
電気掃除機1は、このようなフィルタ121を清掃する動作を、負圧発生源102を停止させた後、自動で動作する制御装置を備えていることが好ましい。
また、排気筒140のメッシュ143cに堆積された微細な塵埃は、ワイパー部材124に形成されたビータ(図示せず)などにより、排気筒140の内筒部143に振動を与える。これにより、メッシュ143cに付着した微細な塵埃をダストカップ150に落下させて、微細な塵埃をダストカップ150に集塵する。
次に、ダストカップ150内に堆積した塵埃や、フィルタ121およびメッシュ143c等に付着した塵埃を取り除くメンテナンス作業について説明する。なお、上述したように、塵埃が付着したフィルタ121を自動で清掃することができるため、後述する集塵器を分解してフィルタ121を清掃する回数を低減できる。
具体的には、まず、集塵器101の把持部113を手で上に持ち上げる態様で引掛けることにより、集塵器101を掃除機本体100から取り外す。次に、図3に示すように、集塵器101からダストカップ150を取り外して、ダストカップ150内に堆積した塵埃を棄てる。これにより、ダストカップ150内に堆積された空気から分離された塵埃が増加すると、ダストカップ150内に堆積した塵埃を棄てることができる。
次に、蓋部130から排気筒140を取り外す作業を行なう。図3に示すように、排気筒140を蓋部130から取り外して、内筒部143に対し径方向あるいは軸方向にクリーニングリング145を摺動する。これにより、内筒部143に配設されたメッシュ143cに付着した塵埃を除去する。
そして、クリーニングリング145を内筒部143から取り外し、クリーニングリング145に付着した塵埃を除去したり、あるいは、必要に応じて新しいクリーニングリングに交換する。さらに、蓋部130からフィルタカバー110を取り外す。
次に、図3に示すように、蓋部130をフィルタカバー110およびフィルタ121などから分離する。具体的には、蓋部130に形成されたレバー135を解除方向に押し、蓋部130とフィルタカバー110とを分離可能な状態にする。そして、蓋部130に形成されたツメ部134をフィルタカバー110に形成された溝114から外す。次に、蓋部130に付着している塵埃を除去する。
次に、図4に示すように、フィルタ121、フィルタ押え枠122、シール部材123、ワイパー部材124、フィルタネジ125およびネジカバー126との一体を、フィルタカバー110から取り外す。そして、ネジカバー126をフィルタネジ125から取り外す。そして、フィルタネジ125をドライバーなどを用いて、フィルタカバー110から取り外す。これにより、フィルタカバー110からフィルタ押え枠122に取り付けられたフィルタ121と、ワイパー部材124とを取り外すことができる。そして、フィルタ121に付着している塵埃を除去したり、必要に応じて新しいフィルタ121に交換する。また、ワイパー部材124に付着している塵埃を除去したり、必要に応じて新しいワイパー部材124に交換する。
次に、フィルタ121などから取り外されたフィルタカバー110に付着した塵埃を除去する。
このようにして、ダストカップ150内に堆積した塵埃を棄てるとともに、フィルタ121およびメッシュ143cに付着している塵埃を除去した後、上述した手順と逆の操作を行なうことによって、集塵器101を元の状態に戻す作業を行なう。すなわち、図4に示すように、フィルタカバー110の突起部112に、フィルタ121が取り付けられたフィルタ押え枠122を取り付ける。その後、ワイパー部材124およびフィルタネジ125を順に取り付ける。その後、図3に示すように、ネジカバー126をさらに取り付ける。その後、フィルタカバー110を蓋部130に取り付ける。このとき、蓋部130のレバー135をロック方向に押すと、蓋部130とフィルタカバー110とを固定することができる。その後、クリーニングリング145を内筒部143に装着した後、排気筒140を蓋部130に取り付ける作業を行なう。排気筒140が取り付けられた蓋部130をダストカップ150に取り付けることによって、ダストカップ150が元の状態に戻される。最後に、集塵器101を掃除機本体100に取り付けることによって、一連のメンテナンス作業が完了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態における集塵器101によれば、フィルタ121の外周面121aに取り付けられ、フィルタ121の外周面121aと蓋部130の円筒状開口131との隙間を蓋部130の環状の内面部分132に圧接することによって封止するシール部材123を備えている。シール部材123を備えることにより、その隙間を封止することができる。
特に、本発明者は、フィルタ121の回転によってフィルタ121の外周面121aに歪みが生じることに着目して、シール部材123の配置に鋭意研究を重ねた結果、フィルタ121にシール部材123を取り付けるとともに、蓋部130において環状で平坦な面である内面部分132に圧接するようにシール部材123を設けることが、良好な封止を実現する上で好ましいことを見出した。そのため、フィルタ121の回転によりシール部材123が圧接する箇所(蓋部130の内面部分132)の形状は変形しないので、シール部材123を圧接するために要する圧力を一定に保つことができる。その結果、フィルタ121を回転させるための動力源に一定の負荷をかけた状態で、上記隙間を封止することができる。一方、蓋部130にシール部材を設けることによって蓋部130とフィルタ121との隙間を封止する場合には、回転によりフィルタ121の形状が変形する際に圧接させるために要する圧力が増加する。そのため、シール部材123をフィルタ121に取り付け、蓋部130の内面部分132に圧接させることによって、蓋部130にシール部材を設ける場合と比較して、フィルタ121を回転させるために要する動力源の負担を軽減できる。よって、塵埃を含む空気を除去する際に、フィルタ121の外周から塵埃が漏れることを効果的に抑制できる。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の集塵器は、サイクロン式の電気掃除機に好適に用いられる。
本発明の実施の形態における電気掃除機を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態における集塵器を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態における集塵器を分解した状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態におけるフィルタカバーおよびフィルタなどを分解した状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態におけるフィルタカバーにフィルタを取り付けた状態を示す概略斜視図である。 図2における領域VIの拡大断面図である。 本発明の実施の形態におけるワイパー部材を示し、(A)は通常の回転時のワイパー部材の動作を示す概略断面図であり、(B)は起動時のワイパー部材の動作を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態における蓋部を示す概略斜視図である。 図1に示す掃除機内における空気の流れを示す概略斜視図である。 図2に示す集塵器内における空気の流れを示す概略断面図である。
符号の説明
1 電気掃除機、100 掃除機本体、101 集塵器、102 負圧発生源、110 フィルタカバー、111 排出口、112 突起部、113 把持部、114 溝、121 フィルタ、121a 外周面、122 フィルタ押え枠、122a 歯車、123 シール部材、124 ワイパー部材、124a 弾性部材、125 フィルタネジ、126 ネジカバー、127 弾性体、130 蓋部、130b 開口、131 円筒状開口、132 内面部分、133 溝、134 ツメ部、135 レバー、140 排気筒、141 導入口、141a ダスト仕切り上部、141b ダスト仕切り下部、142 リブ、143 内筒部、143b 開口部、143c メッシュ、145 クリーニングリング、146 クリーニングホルダ、150 ダストカップ、151 導入口、152 開口、200 延長ホース、300 伸縮延長管、400 吸込口体、1000 塵埃。

Claims (3)

  1. 塵埃を含む空気を導入する導入口および空気の出口となる開口を有し、前記空気から分離された前記塵埃を堆積させるダストカップと、
    略円柱状をなし、その中心軸まわりに回転可能なフィルタと、
    前記フィルタを内部に配置する円筒状開口が設けられ、前記円筒状開口に連続する前記フィルタの前記中心軸に垂直かつ平坦な環状の内面部分を有し、前記ダストカップの前記開口に取り付けられる蓋部と、
    前記フィルタの外周面に下向きに取り付けられ、前記フィルタの外周面と前記蓋部の前記円筒状開口との隙間を前記蓋部の前記環状の内面部分に圧接することによって封止するシール部材とを備え
    前記ダストカップは、円筒状部分を有し、前記円筒状部分において、前記導入口から導入される前記塵埃を含む空気を内周面に沿って旋回させる、集塵器。
  2. 前記フィルタを嵌めることができるフィルタ押え枠をさらに備え、
    前記フィルタ押え枠の下端面に断面においてコの字型の収納部が形成されており、前記収納部に下向きに前記シール部材が取り付けられている、請求項1に記載の集塵器。
  3. 請求項1または2に記載の集塵器を備える、電気掃除機。
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