JP4901336B2 - 防音床材 - Google Patents

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本発明は、振動を緩衝するための緩衝材を含む防音床材に関するものである。
従来より、コンクリートスラブ等の床下地に直接施工が可能であり、防音性能を有する直貼りの防音床材が知られている。この直貼りの防音床材は、例えば、木質基材に緩衝材を一体的に貼着して構成されており、その木質基板の裏面に溝を形成したり、緩衝材に厚みを持たせたりすることによって防音性能を向上させるようにしている。
ところで、防音性能を向上させると、その反面、歩行感が低下してしまうという問題があり、この問題を改善するために、種々の工夫が行われている。例えば、特許文献1に示すように、木質基板の裏面に溝を形成し、この裏面に貼着される緩衝材を互いに間隙を存して配置されて、相互に独立した複数の緩衝材片により構成することにより、緩衝材自体が持つ防振性能を損なうことなく、床材全体として防振性能を向上させて、歩行感の低下を防止しようとするものが提案されている。
特開平8−28015号公報
しかしながら、上記提案例のように、独立した複数の緩衝材片により緩衝材を構成すると、床材全体としての剛性が低下してしまうという問題がある。また、木質基板の溝と緩衝材片の溝との幅や間隔が互いに部分的にずれることがあり、その場合、床材の歩行感が部分的に異なって違和感が生じる。さらに、複数の独立した緩衝材片を木質基板の裏面に貼着せねばならず、加工に手間がかかり、生産性が低いという問題もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防音性能および剛性を低下させることなく、全体での歩行感のよい防音床材を得ることにある。
第1の本発明に係る防音床材は、裏面に、床材幅方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材長手方向に並んで形成された木質基板と、上記木質基板の裏面に表面にて貼着され、該表面に床材長手方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材幅方向に並んで形成された98N〜196Nの硬度を有する第1緩衝材と、上記第1緩衝材の裏面に貼着され、該第1緩衝材よりも低くかつ98N〜196Nの硬度を有する第2緩衝材と、を備える。また、上記第1緩衝材と第2緩衝材とを合わせた緩衝材全体としての硬度が147N〜176.4Nである。
上記の構成によると、木質基板の溝と第1緩衝材の溝とが互いに直交しているので、防音床材の剛性の低下が抑制されるとともに、木質基板と第1緩衝材とが接する部分は均一となり、防音床材の沈み込みが小さくなるので歩行感がよい。また、木質基板の溝と第1緩衝材の溝との幅や間隔が異なっている場合でも、これらの溝が直交していることで、両者の溝が平行に設けられている場合に比べて、部分的な歩行感の違いが少なくなる。
また、木質基板の裏面に溝加工が施されるため、木質基板が可撓性を有して床下地に馴染みがよく、施工が容易である。さらに、複数の溝が床材長手方向に並んで形成されるという溝加工によって、木質基板の長手方向に複数の空気層が形成されることになり、溝を形成しない場合に比べ衝撃音低減性能が向上する。この衝撃音の低減は、特に低音域において効果がある。
しかも、溝加工が施された木質基板の裏面側に、表面に溝加工が施された第1緩衝材が貼着されているため、第1緩衝材と木質基板との間にも空間が設けられることになり、防音床材の吸音性能が向上し、特に低音域において効果がある。また、第1緩衝材と木質基板とに互いに直交する溝が形成されているため、両者の接触面積が、溝加工が施されない場合と比べて溝の分だけ小さくなり、音が伝達しにくくなり、第1緩衝材自体による、高音域における良好な吸音性能と相俟って、防音床材の防音性能が向上する。
また、第1緩衝材及び第2緩衝材の硬度が98N〜196Nであるので、第1緩衝材及び第2緩衝材の圧縮強度が小さすぎず、沈み込みを防いで適度な歩行感を得ることができるとともに、軽量音域の防音性能の低下を抑制することができる。また、緩衝材全体としての硬度が147N〜176.4Nであるので、防音床材の衝撃音低減性能がより向上するとともに、より良好な歩行感を得ることができる。
さらに、第1緩衝材の硬度が第2緩衝材よりも高く、これらの密度が異なることにより、振動が伝達しにくくなるとともに、防音床材の吸収できる振動帯域が広くなるので衝撃音低減性能がさらに向上する。
また、1つの第1緩衝材に溝を形成し、木質基板に貼着すればよいので、加工が容易であり、生産性がよい。
第2の本発明に係る防音床材は、裏面に、床材幅方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材長手方向に並んで形成された木質基板と、表面に、床材長手方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材幅方向に並んで形成された98N〜196Nの硬度を有する第1緩衝材と、上記木質基板の裏面に表面にて貼着され、上記第1緩衝材よりも低くかつ98N〜196Nの硬度を有する第2緩衝材と、を備え、上記第1緩衝材と第2緩衝材とを合わせた緩衝材全体としての硬度が147N〜176.4Nであり、上記第1緩衝材は、表面にて上記第2緩衝材の裏面に貼着されている。
上記の構成によると、木質基板の溝と、第1緩衝材の溝とが直交しているので、防音床材の剛性の低下が抑制されるとともに、防音床材の沈み込みが小さいので歩行感がよい。また、木質基板の溝と第1緩衝材の溝との幅や間隔が異なっている場合でも、これらの溝を直交させることで、平行に溝が設けられている場合に比べて、部分的な歩行感の違いが少なくなる。
また、木質基板の裏面に溝加工が施されるため、木質基板が可撓性を有して床下地に馴染みがよく、施工が容易である。複数の溝が床材長手方向に並んで形成される溝加工によって、木質基板の長手方向に複数の空気層が形成されることになり、衝撃音低減性能が向上する。この衝撃音の低減は、特に低音域において効果がある。
また、第1緩衝材及び第2緩衝材の硬度が98N〜196Nであるので、第1緩衝材及び第2緩衝材の圧縮強度が小さすぎず、沈み込みを防いで適度な歩行感を得ることができるとともに、軽量音域の防音性能の低下を抑制することができる。また、緩衝材全体としての硬度が147N〜176.4Nであるので、防音床材の衝撃音低減性能がより向上するとともに、より良好な歩行感を得ることができる。
第1緩衝材の硬度が、第2緩衝材の硬度よりも高く、これらの硬度が異なることにより、振動が伝達しにくくなるとともに、防音床材の吸収できる振動帯域が広くなるので衝撃音低減性能がさらに向上する。
また、それぞれ溝を有する木質基板と第1緩衝材とが、第2緩衝材を挟むように配置されるので、木質基板の溝と第1緩衝材の溝とによって、防音床材の厚さ方向に離れた2つの空間が設けられ、防音床材の吸音効果がさらに向上する。
本発明によれば、防音性能および剛性を低下させることなく、歩行感のよい防音床材を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
図1に示すように、本発明の実施形態1に係る防音床材1は、木質基板2と、第1緩衝材3と、第2緩衝材4とがそれぞれ順番に積層されて一体的に構成されている。すなわち、上記木質基板2の裏面に第1緩衝材3の表面が貼着され、第1緩衝材3の裏面に第2緩衝材4の表面が貼着されている。
木質基板2には、合板、パーティクルボード、OSB等の木質系ボードが用いられる。木質基板2の厚さは特に限定されるものではないが、生産性をよくするために9mm〜12mm程度であることが好ましい。木質基板2の表面側には、仕上げのために、塗装を行ったり、化粧シートや突き板等を貼着したりする。
図2に示すように、木質基板2の裏面側には、防音床材1の幅方向に沿って延びる複数の溝21,21,…が、防音床材1の長手方向に並んで形成されている。各溝21の深さは、木質基板2の厚さの2/3程度であることが好ましく、各溝21の幅は、1.2mm程度である。また、溝21,21間の間隔は、10mm〜15mm程度がよい。ただし、溝21の深さ、幅および間隔はこれらの値には限定されない。
このように、木質基板2の裏面側に溝21,21,…を形成することで、木質基板2が可撓性を有し、床下地に馴染みがよくなり、施工が容易となる。また、長手方向に並んだ複数の溝21,21,…を形成することにより、木質基板2が長手方向に複数の空気層を有することとなり、溝21,21,…を形成しない場合に比べ防音床材1の衝撃音吸収性能が向上する。この衝撃音の低減は、特に低音域において効果がある。
木質基板2の幅方向の一端には、嵌合用の雄実22が長手方向全域に亘って形成されており、幅方向の他端には、上記雄実22と嵌合する雌実23が形成されている。同様に、木質基板2の長手方向の一端には、嵌合用の雄実(図示せず)が幅方向全域に亘って形成されており、長手方向の他端には、上記雄実と嵌合する雌実23が形成されている。そうして、隣接する防音床材1,1同士が、一方の木質基板2の雄実22と他方の木質基板2の雌実23とを嵌合した状態で施工される。
上記第1緩衝材3は、弾力性と衝撃吸収性とを有する材料である、発泡ウレタン、発泡スチレン、発泡フェノール等の合成樹脂や、不織布、ゴム等により構成されている。第1緩衝材3は、音の振動を吸収するとともに、適度な歩行感を防音床材1に持たせるためのものである。なお、合成樹脂の気泡は、独立気泡であっても、連続気泡であってもよい。
図3に示すように、第1緩衝材3の表面側には、防音床材1の長手方向(木質基板2の溝21と直交する方向)に沿って延びる複数の溝31,31,…が、防音床材1の幅方向に並んで形成されている。第1緩衝材3の厚さは、例えば4mmであり、溝31の深さは3mm程度である。溝31の幅は10mm程度であり、溝31,31間の間隔は、10mm〜30mm程度に設定されている。ただし、第1緩衝材3の厚さ、ならびに溝31の深さ、幅および間隔は、これらの値には限定されない。
木質基板2の裏面に形成された溝21,21,…と、第1緩衝材3の表面に形成された溝31,31,…により、木質基板2と第1緩衝材3との間に、溝21,31の交差部分で連続する空間が設けられるので、防音床材1の吸音性能と衝撃音低減性能とをより向上させることができる。吸音性能は、低音域において特に向上する。
第1緩衝材3自体は、高音域における吸音性能がよい。また、第1緩衝材3と木質基板2との接触面積が、第1緩衝材3に溝加工が施されない場合と比べて小さいので、音が伝達しにくく、防音床材1の防音性能を向上させることができる。
また、木質基板2の溝21,21,…と、第1緩衝材3の溝31,31,…とが直交するように設けられているため、木質基板2と第1緩衝材3とが接する部分(溝21,31以外の部分)が均一となり、第1緩衝材3の硬度が木質基板2に比べて低くても、木質基板2の溝と第1緩衝材3の溝とを平行に設けた場合に比べて、歩行感がよい。また、木質基板2の溝と第1緩衝材3の溝とを平行に設けた場合、木質基板2と第1緩衝材3とが溝によって部分的に嵌合してしまい、局所的に歩行感が異なることがあるが、溝21と溝31とを直交させることにより、上記の如き溝による嵌合は生じず、歩行感のムラを抑制することができる。また、防音床材1の剛性の低下を抑制することができる。
第1緩衝材3の硬度は、98N〜196Nであることが好ましい。なお、ここで硬度は、JIS K6401の規定に基づく。第1緩衝材3の硬度が98Nよりも小さいと、圧縮強度が小さく防音床材1の沈み込みが大きくなり、適度な歩行感を得ることができないが、硬度を98N以上とすることにより、第1緩衝材3の圧縮強度が小さすぎず、沈み込みを防いで適度な歩行感を得ることができる。また、第1緩衝材3の硬度が196Nよりも大きいと、軽量音域の防音性能が低下してしまうが、硬度を196N以下とすることにより、軽量音域の防音性能の低下を抑制することができる。
一方、第2緩衝材4は、弾力性と衝撃吸収性とを有する材料である、発泡ウレタンフォーム、発泡スチレン、発泡フェノール等の合成樹脂、不織布、ゴム等により構成されている。第2緩衝材4は、第1緩衝材3と同様に、音の振動を吸収するとともに、防音床材1に適度な歩行感を持たせるものである。また、第2緩衝材4は、床下地と馴染みがよいものであることが好ましい。第2緩衝材4の厚さは、例えば2mmである。
第2緩衝材4の硬度は、98N〜196Nであることが好ましいが、上記第1緩衝材3の硬度よりも低いものとする。第2の緩衝材4の硬度が98Nよりも小さいと、圧縮強度が小さく防音床材1の沈み込みが大きくなり、適度な歩行感を得ることができないが、硬度を98N以上とすることにより、圧縮強度が小さすぎず、沈み込みを抑制し適度な歩行感を得ることができる。また、第2緩衝材4の硬度が196Nよりも大きいと、軽量音域の防音性能が低下してしまうが、硬度を196N以下とすることにより、軽量音域の防音性能の低下を抑制することができる。
第1緩衝材3の硬度が第2緩衝材4の硬度よりも高く、これらの硬度が異なることにより、振動が伝達しにくくなるとともに、吸収することができる振動帯域が広くなる。このことで、防音床材1の衝撃音低減性能を向上させることができる。また、第1緩衝材3と第2緩衝材4とを合わせた緩衝材全体としての硬度は、147N〜176.4Nとすることが好ましい。こうすることにより、防音床材1の衝撃音低減性能がより向上するとともに、より良好な歩行感を得ることができる。
例えば、第1緩衝材3の硬度が176.4Nである場合は、第2緩衝材4の硬度は、117.6N程度であることが好ましく、第1緩衝材3の硬度が147Nである場合は、第2緩衝材4の硬度は137.2N程度であることが好ましい。
第2緩衝材4の裏面には、不織布や樹脂発泡体を貼着することが好ましい。施工時における接着剤の第2緩衝材4への染みこみを抑制し、防音床材1の性能低下や歩行感の低下を防止することができる。不織布を貼着する場合、不織布の坪量は、12g〜25g/mであることが好ましい。不織布の坪量が、12g/mよりも小さいと染み込みを防ぐことができないが、12g/m以上であることにより、接着剤の染み込みを抑制することができる、また、不織布の坪量が、25g/mよりも大きいと歩行感が低下してしまうが、25g/m以下であることにより、歩行感の低下を防止することができる。
《発明の実施形態2》
次に、本発明の第2の実施形態に係る防音床材10について、詳細に説明する。なお、図1〜3と同じ構成要素については同じ符号を付し、第1の実施形態と同じ部分については、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第2の実施形態に係る防音床材10は、木質基板2の裏面に第2緩衝材4の表面が貼着され、第2緩衝材4の裏面に第1緩衝材3の表面が貼着されている点で、第1の実施形態に係る防音床材1と異なる。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
第2の実施形態に係る防音床材10においては、第1緩衝材3が、床下地と馴染みがよいものであることが好ましい。また、第1緩衝材3の裏面に、不織布や樹脂発泡体を貼着することが好ましい。
第2の実施形態に係る防音床材10においては、第1の実施形態に係る防音床材1の奏する効果を有するとともに、木質基板2と第1緩衝材3とが、第2緩衝材4を挟むように配置されるので、木質基板2の溝21,21,…と第1緩衝材3の溝31,31,…とによって、防音床材1の厚さ方向に離れた2つの空間が設けられ、防音床材1の吸音効果をさらに向上させることができる、という効果を有する。
なお、上述の実施形態1および2は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。
木質基板を厚さ9mmの合板とし、この合板の裏面に、深さが6mm、幅が1.2mmである溝を防音床材の長手方向に10〜15mmの間隔をあけて形成した。合板の幅方向および長手方向の端部には雄実と雌実とを形成し、四辺本実とした。
第1緩衝材として、密度21kg/m、硬度176.4Nである厚さ4mmの高硬度発泡ウレタンフォームを用いた。この表面に、深さが3mm、幅が10mmである溝を防音床材の幅方向に10〜30mmの間隔をあけて形成した。
第2緩衝材として、密度20kg/m、硬度117.6Nである厚さ2mmの発泡ウレタンフォームを用いた。
合板の溝を形成した側に第1緩衝材の表面を貼着し、第1緩衝材の裏面に第2緩衝材を貼着した。その後、合板の表面に、化粧材として突き板を塗装した。第2緩衝材の裏面には、不織布を貼着した。
比較例として、実施例と同じ合板、第2緩衝材、突き板および不織布と、溝を形成しない第1緩衝材とからなる防音床材を用意した。
上記実施例と比較例との防音床材における軽量床衝撃音遮断性能をJIS A1440に準じて測定した結果を図5に示す。
この結果を見ると、各音帯域において、実施例の防音床材では、第1緩衝材に溝を形成しない比較例の防音床材と同等の床衝撃音レベルの低減が得られている。
また、実施例と比較例との防音床材を床スラブ状に施工し、歩行感を検討した結果、比較例に比べて実施例の防音床材は、歩行時の沈み込みが少なく、違和感が改善されていた。よって、本発明によって有効な効果が得られることがわかる。
本発明は、防音性能および剛性を低下させることなく、歩行感のよい防音床材を得ることができるので、振動を緩衝するための緩衝材を含む防音床材について有用である。
本発明の実施形態1に係る防音床材を示す斜視図である。 実施形態1に係る防音床材の長手方向に沿った断面の一部を示す断面図である。 実施形態1に係る防音床材の幅方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態2を示す図1相当図である。 実施例と比較例との防音床材における軽量床衝撃音遮断性能を示す表である。
1 防音床材
2 木質基板
3 第1緩衝材
4 第2緩衝材
10 防音床材
21 溝
31 溝

Claims (2)

  1. 裏面に、床材幅方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材長手方向に並んで形成された木質基板と、
    上記木質基板の裏面に表面にて貼着され、該表面に床材長手方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材幅方向に並んで形成された98N〜196Nの硬度を有する第1緩衝材と、
    上記第1緩衝材の裏面に貼着され、該第1緩衝材よりも低くかつ98N〜196Nの硬度を有する第2緩衝材と、
    を備え
    上記第1緩衝材と第2緩衝材とを合わせた緩衝材全体としての硬度が147N〜176.4Nであることを特徴とする防音床材。
  2. 裏面に、床材幅方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材長手方向に並んで形成された木質基板と、
    表面に、床材長手方向に沿って延びかつ端部が床材端部で外方に開口する複数の溝が床材幅方向に並んで形成された98N〜196Nの硬度を有する第1緩衝材と、
    上記木質基板の裏面に表面にて貼着され、上記第1緩衝材よりも低くかつ98N〜196Nの硬度を有する第2緩衝材と、
    を備え
    上記第1緩衝材と第2緩衝材とを合わせた緩衝材全体としての硬度が147N〜176.4Nであり、
    上記第1緩衝材は、表面にて上記第2緩衝材の裏面に貼着されていることを特徴とする防音床材。
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