JP2008007961A - 緩衝材及び床仕上材 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも衝撃に対する緩和・吸収性能に優れた安全性の高い緩衝材と、仕上材に反りや亀裂が発生しない床仕上材の提供を課題とする。
【解決手段】発泡弾性体16と、発泡弾性体16の一方の面に貼設されたソリッド弾性体18と、を有する緩衝材14とする。また、その緩衝材14が貼着された仕上材12を有する床仕上材10とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、一方の面が構造物の床下地に直接配置される床用の緩衝材と、その緩衝材の他方の面に設けられる仕上材とを備えた床仕上材に関する。
学校の校舎や集合住宅、一戸建て住宅などの建築物(構造物)における床仕上材として、例えば木質系等の仕上材をコンクリートの床下地に緩衝材を介して接着する直貼り床仕上材が使用されることがある。コンクリートの床下地に不陸があることは、通常では避けられないことであるから、直貼り床仕上材の下面には、床下地の不陸に追従するように、発泡材等からなる緩衝材が貼り合わされている。
しかしながら、緩衝材が薄すぎると、不陸に対する追従性が悪くなるだけではなく、足音などの騒音が階下に伝わりやすくなったり、歩行感が悪くなったりするという問題が生じる。また、子供が転倒したときに充分にその衝撃を吸収できなくなるという問題もある。一方、緩衝材が厚すぎると、仕上材が木質系の場合には湿気の影響(膨張率の差)によって、その仕上材に反りが生じるという問題がある。また、木質系以外の仕上材においても亀裂が発生するなどの問題がある。
そのため、従来では、内側に突起が形成された複数の凹部と、複数の凸部とが形成された緩衝材を仕上材と床下地との間に配置した床仕上材(例えば、特許文献1参照)や、異なる特性を有する2種類以上の緩衝材を仕上材の下部に配置した床仕上材(例えば、特許文献2参照)などが提案された。これらの床仕上材は、衝撃に対する緩和・吸収性能に優れて安全性が高く、仕上材に反りや亀裂が発生しない点でも優れているが、需要者は更なる効果を奏する床仕上材を期待している。
特開2004−68380号公報 特開2003−268960号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、従来よりも衝撃に対する緩和・吸収性能に優れた安全性の高い緩衝材と、仕上材に反りや亀裂が発生しない床仕上材を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するするために、本発明に係る請求項1に記載の緩衝材は、仕上材と床下地との間に配置される床用の緩衝材であって、発泡弾性体と、前記発泡弾性体の一方の面に貼設されたソリッド弾性体と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、緩衝材に比較的小さい衝撃が加えられた場合には、発泡弾性体で、その衝撃が吸収される。そして、発泡弾性体で吸収しきれない程の強い衝撃が緩衝材に加えられた場合には、発泡弾性体の一方の面に貼設されたソリッド弾性体で、その衝撃が吸収される。したがって、衝撃を効果的に吸収することができる。つまり、従来よりも衝撃に対する緩和・吸収性能に優れた安全性の高い緩衝材が得られる。なお、ソリッド弾性体とは、発泡していない弾性体のことである。
また、本発明に係る請求項2に記載の緩衝材は、仕上材と床下地との間に配置される床用の緩衝材であって、発泡弾性体と、前記発泡弾性体に埋設されたソリッド弾性体と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、緩衝材に比較的小さい衝撃が加えられた場合には、発泡弾性体で、その衝撃が吸収される。そして、発泡弾性体で吸収しきれない程の強い衝撃が緩衝材に加えられた場合には、発泡弾性体に埋設されたソリッド弾性体で、その衝撃が吸収される。したがって、衝撃を効果的に吸収することができる。つまり、従来よりも衝撃に対する緩和・吸収性能に優れた安全性の高い緩衝材が得られる。
また、本発明に係る請求項3に記載の緩衝材は、仕上材と床下地との間に配置される床用の緩衝材であって、発泡弾性体と、前記発泡弾性体で狭持されたソリッド弾性体と、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、緩衝材に比較的小さい衝撃が加えられた場合には、発泡弾性体で、その衝撃が吸収される。そして、発泡弾性体で吸収しきれない程の強い衝撃が緩衝材に加えられた場合には、発泡弾性体で狭持されたソリッド弾性体で、その衝撃が吸収される。したがって、衝撃を効果的に吸収することができる。つまり、従来よりも衝撃に対する緩和・吸収性能に優れた安全性の高い緩衝材が得られる。
また、請求項4に記載の緩衝材は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の緩衝材において、前記ソリッド弾性体が、凹凸形状とされていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、ソリッド弾性体に一定のバネ力を発現させることができる。
また、請求項5に記載の緩衝材は、請求項4に記載の緩衝材において、前記凹凸形状とされたソリッド弾性体の凹部に、凸部より突出しない高さの突起部が一体に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、ソリッド弾性体が変形しても、突起部により、その変形が抑えられる。つまり、この突起部により、ソリッド弾性体が一定以上に変形するのを抑止することができる。
また、請求項6に記載の緩衝材は、請求項4に記載の緩衝材において、前記凹凸形状とされたソリッド弾性体の凹部に、凸部より突出しない高さの平面部が一体に形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、ソリッド弾性体が変形しても、平面部により、その変形が抑えられる。つまり、この平面部により、ソリッド弾性体が一定以上に変形するのを抑止することができる。
また、請求項7に記載の緩衝材は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の緩衝材において、前記ソリッド弾性体が、複数の管状部材が並べられた形状とされていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、ソリッド弾性体が管状とされているので、一定のバネ力を発現させることができる。
また、本発明に係る請求項8に記載の床仕上材は、一方の面が床下地に配置される請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の緩衝材と、前記緩衝材の他方の面に貼着される仕上材と、を有することを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、仕上材に加わった衝撃は緩衝材によって効果的に吸収される。そのため、快適な住環境が提供される。また、このように、緩衝材の性能が向上されるので、その緩衝材を比較的薄く構成することができる。したがって、緩衝材と仕上材との膨張率の差によって仕上材が反ったり、亀裂が発生するなどの問題が起きない。
以上のように、本発明によれば、従来よりも衝撃に対する緩和・吸収性能に優れた安全性の高い緩衝材と、仕上材に反りや亀裂が発生しない床仕上材を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、上方向を矢印UPで示し、下方向を矢印DOで示す。また、右方向を矢印RIで示し、左方向を矢印LEで示す。更に、前方向を矢印FRで示し、後方向を矢印REで示す。図1は本実施形態に係る床仕上材10を示す概略斜視図である。この床仕上材10は、コンクリートの床下地(図示省略)に敷き詰められる直貼り床仕上材であり、仕上材12と、仕上材12の下面に貼着される緩衝材14とで構成されている。
仕上材12としては、使い勝手や安全性等の観点から、木製フローリング材が好適であるが、これに限定されるものではなく、タイルや石材等の窯業系仕上材も使用できる。また、合板、コルク板、中質繊維板、硬質繊維板、配向性ストランドボード、単板積層材、樹脂製ボード等の基材に、薄物化粧木材、軟質樹脂シート仕上材、窯業系の仕上材等を接着等で複合化したもの、カーペット、CFシートなども使用できる。
なお、仕上材12の左側面と右側面の上下方向中央部には、複数枚の床仕上材10が連結可能なように、それぞれ前後方向に長い連結凸部12A、連結凹部12Bが形成されている。また、仕上材12は、緩衝材14に貼着されて一体的に構成される方が好ましいが、緩衝材14とは別に施工される構成であってもよい。
緩衝材14は、発泡弾性体16と、発泡していないソリッド弾性体18とで構成されている。発泡弾性体16及びソリッド弾性体18の材料としては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴムなどのジエン系ゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体、ウレタンゴム、ポリアミド系エラストマー、ポリエチレン系エラストマー、エポキシ樹脂系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどの熱可塑性エラストマー、軟質塩化ビニル樹脂などの軟質樹脂などが挙げられる。
また、ソリッド弾性体18は、上面及び下面が凹凸形状に形成されている。すなわち、第1実施例のソリッド弾性体18は、図1〜図4で示すように、凹部20及び凸部22が側断面視円弧状とされた、いわゆる波型形状に形成されており、第2実施例のソリッド弾性体18は、図5〜図7で示すように、凹部20及び凸部22が側断面視鋭角形状又は鈍角形状とされた、いわゆるジグザグ形状に形成されている。そして、第3実施例のソリッド弾性体18は、図8で示すように、複数のゴムチューブ(管状部材)28が等間隔に1列に並べられて構成され、それによって凹凸形状が形成されている。
ソリッド弾性体18をこのような凹凸形状に形成すると、上下方向に対して一定のバネ力を発現させることが可能となる。したがって、仕上材12に加わった衝撃は緩衝材14によって効果的に吸収される。よって、快適な住環境が提供される。また、このように、、緩衝材14の性能が向上されるので、その緩衝材14を比較的薄く構成することが可能となる。したがって、緩衝材14と仕上材12との膨張率の差によって仕上材12が反ったり、仕上材12に亀裂が発生するなどの問題が起きない。
なお、ソリッド弾性体18は、単純な波型形状あるいは単純なジグザグ形状等でも構わないが、図1〜図4、図6、図7で示すように、凹部20の中央に突起部24や平面部26を一体に形成してもよい。このような突起部24又は平面部26を一体に形成すると、凸部22が潰れるように弾性変形したときに、その突起部24又は平面部26で、ソリッド弾性体18全体を支えることができるので、ソリッド弾性体18の一定以上の変形を抑止することが可能となる。以下、各実施例について説明する。
まず最初に、第1実施例のソリッド弾性体18を備えた緩衝材14について説明する。図1、図2(A)、図3(A)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の下面に、波型形状とされたソリッド弾性体18が貼設されて構成されている。そして、図2(B)、図3(B)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の上面に、波型形状とされたソリッド弾性体18が貼設されて構成されている。また、図2(C)、図3(C)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の上下方向中央部に、波型形状とされたソリッド弾性体18が埋設されて構成されている。更に、図4で示す緩衝材14は、波型形状とされたソリッド弾性体18を発泡弾性体16で上下方向から狭持するようにして構成されている。
図1、図2で示すように、ソリッド弾性体18の下方に臨む各凹部20の中央には、側断面視略三角形状の突起部24が一体に形成されている。この突起部24は、下方に臨む各凸部22より下方へ突出しない高さとされている。したがって、図1、図2(A)で示すソリッド弾性体18の場合、その突起部24は、床仕上材10に下方に向かって衝撃(所定値以上の圧力)が加えられないときには、床仕上材10が配置されるコンクリートの床下地に接触しない構成である。つまり、その突起部24は、床仕上材10に下方に向かって衝撃が加えられたときにのみ、コンクリートの床下地に接触する構成である。
ここで、図1、図2(A)で示す緩衝材14を備えた床仕上材10の作用について説明する。この床仕上材10が敷き詰められた床において、転倒などにより、その仕上材12の上面に衝撃が加えられると、緩衝材14に対して下方に向かう圧力が加えられる。図1、図2(A)で示す緩衝材14の場合、その衝撃(圧力)が比較的小さい(弱い)ときには、発泡弾性体16によって、その衝撃(圧力)が緩和・吸収される。
一方、緩衝材14に対して加えられる衝撃(圧力)が、発泡弾性体16で吸収しきれない程度に大きい(強い)ときには、床下地に当接している(下方に臨む)凸部22が潰れるように弾性変形するとともに、突起部24が床下地に当接し、更に、その突起部24が弾性変形することによって(ソリッド弾性体18によって)、その衝撃(圧力)が緩和・吸収される。これにより、例えば転倒した場合の安全性と快適な歩行感覚を確実に確保することができる。
また、下方に臨む凹部20の中央に突起部24が一体に形成されていることにより、下方に臨む凸部22が潰れるように弾性変形したときに、その突起部24が支えになって、その凸部22の変形が抑止される。つまり、この突起部24によって、ソリッド弾性体18の一定以上の変形を抑止することができる。なお、図2(B)、図2(C)で示す緩衝材14の場合も、同様に衝撃(圧力)を緩和・吸収することができるとともに、ソリッド弾性体18の一定以上の変形を抑止することができる。
また、側断面視略三角形状の突起部24は、図3で示すように、ソリッド弾性体18の上方に臨む凹部20の中央に一体に形成してもよい。この場合も、上記と同様に、上方に臨む凸部22が潰れるように弾性変形したときに、その突起部24が支えになって、その凸部22の変形が抑止される。つまり、この突起部24によって、ソリッド弾性体18の一定以上の変形を抑止することができる。
更に、図4で示すように、ソリッド弾性体18を発泡弾性体16で上下方向から狭持した場合には、ソリッド弾性体18の凹部20と発泡弾性体16との間に所定の空隙Sが形成されるので、より強い衝撃(圧力)を緩和・吸収することができる。この空隙Sは、ソリッド弾性体18の上面及び下面の凸部22に、接着剤を塗布し、発泡弾性体16を接着するときの押圧力を所定値以下に抑えることで形成することができる。
また、このような空隙Sが形成された緩衝材14にすると、ソリッド弾性体18の弾性力(バネ力)を経時的に失うことがなく、有効に活用することが可能となる。なお、ソリッド弾性体18の弾性力(バネ力)の調整(チューニング)は、ソリッド弾性体18の肉厚を変更するか、硬度を変化させることで行うことができる。
また、図示しないが、突起部24は、ソリッド弾性体18の上面及び下面の両方に形成しても構わない。更に、突起部24は、全ての凹部20に形成するのではなく、例えば1つ置きに形成するようにしてもよい。また、突起部24の形状も側断面視略三角形状に限定されるものではなく、例えば図7で示すように、凹部20内に、その凹みを所定の高さ埋め尽くすような平面形状にしてもよい。
次に、第2実施例のソリッド弾性体18を備えた緩衝材14について説明する。図5(A)、図6(A)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の下面に、ジグザグ形状とされたソリッド弾性体18が貼設されて構成されている。そして、図5(B)、図6(B)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の上面に、ジグザグ形状とされたソリッド弾性体18が貼設されて構成されている。また、図5(C)、図6(C)、図7で示す緩衝材14は、ジグザグ形状とされたソリッド弾性体18を発泡弾性体16で上下方向から狭持するようにして構成されている。なお、図示しないが、ジグザグ形状とされたソリッド弾性体18を発泡弾性体16に埋設して構成しても構わない。このようなジグザグ形状のソリッド弾性体18を備えた緩衝材14でも、第1実施例と同様の作用・効果を奏する。
すなわち、緩衝材14に対して加えられる衝撃(圧力)が比較的小さい(弱い)ときには、発泡弾性体16によって、その衝撃(圧力)が緩和・吸収される。そして、緩衝材14に対して加えられる衝撃(圧力)が、発泡弾性体16で吸収しきれない程度に大きい(強い)ときには、ソリッド弾性体18の弾性変形によって、その衝撃(圧力)が緩和・吸収される。これにより、例えば転倒した場合の安全性と快適な歩行感覚を確実に確保することができる。
特に、図5(C)、図6(C)、図7で示すように、凹部20と発泡弾性体16との間に空隙Sが形成されていると、より強い衝撃(圧力)を緩和・吸収することができ、かつソリッド弾性体18の弾性力(バネ力)を経時的に失うことがない(有効に活用できる)ので好ましい。また、図6で示すように、凹部20の中央に突起部24が一体に形成されていると、凸部22が潰れるように弾性変形したときに、その突起部24でソリッド弾性体18全体を支えることができるので、ソリッド弾性体18の一定以上の変形を抑止することができる。
なお、図6で示すソリッド弾性体18は、上方に臨む凹部20の中央と下方に臨む凹部20の中央に、それぞれ一定の間隔で、かつ上下交互となるように、側断面視略三角形状の突起部24が一体に形成されているが、突起部24の配置及び形状は、図示のものに限定されるものではない。例えば図7で示すように、凹部20内に、その凹みを所定高さ埋め尽くすような平面部26を一体に形成してもよい。
すなわち、図7(A)で示すソリッド弾性体18は、上方に臨む凹部20の中央のみに平面部26が形成され、図7(B)で示すソリッド弾性体18は、上方に臨む凹部20の中央と下方に臨む凹部20の中央に、それぞれ一定の間隔で、かつ上下交互となるように、平面部26が一体に形成されている。なお、この平面部26の配置も、図示のものに限定されるものではない。
また、各突起部24及び各平面部26が、上方に臨む各凸部22より上方へ、及び下方に臨む各凸部22より下方へ、それぞれ突出しない高さとされていることは、第1実施例と同様である。更に、ソリッド弾性体18の弾性力(バネ力)の調整(チューニング)が、ソリッド弾性体18の肉厚を変更するか、硬度を変化させることで行えるのも、第1実施例と同様である。
次に、第3実施例のソリッド弾性体18を備えた緩衝材14について説明する。図8(A)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の下面に、ソリッド弾性体18としての複数のゴムチューブ28を等間隔に1列に並べるように貼設して構成されている。そして、図8(B)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の上面に、ソリッド弾性体18としての複数のゴムチューブ28を等間隔に1列に並べるように貼設して構成されている。また、図8(C)で示す緩衝材14は、発泡弾性体16の上下方向中央部に、ソリッド弾性体18としての複数のゴムチューブ28を等間隔に1列に並べるように埋設して構成されている。
なお、図示しないが、複数のゴムチューブ28を発泡弾性体16で上下方向から狭持し、発泡弾性体16同士の間に空隙Sが形成されるように構成しても構わない。このように、複数のゴムチューブ28(ソリッド弾性体18)を備えた緩衝材14でも、第1実施例及び第2実施例と同様の作用・効果を奏する。
すなわち、緩衝材14に対して加えられる衝撃(圧力)が比較的小さい(弱い)ときには、発泡弾性体16によって、その衝撃(圧力)が緩和・吸収される。そして、緩衝材14に対して加えられる衝撃(圧力)が、発泡弾性体16で吸収しきれない程度に大きい(強い)ときには、ソリッド弾性体18の弾性変形によって、その衝撃(圧力)が緩和・吸収される。これにより、例えば転倒した場合の安全性と快適な歩行感覚を確実に確保することができる。
なお、図8で示すソリッド弾性体18は、中空状(管状)のゴムチューブ28とされているが、中空状ではない円柱状(図示省略)としてもよい。また、そのソリッド弾性体18(ゴムチューブ28)は、側断面視で円形状とされているが、楕円形状、多角形状等にしても構わない。但し、ゴムチューブ28の外径は、発泡弾性体16の厚さ(高さ)よりも小さくすることが好ましい。また、ソリッド弾性体18の弾性力(バネ力)の調整(チューニング)が、ソリッド弾性体18(ゴムチューブ28)の肉厚を変更するか、硬度を変化させることで行えるのは、第1実施例及び第2実施例と同様である。
第1実施例に係る緩衝材を備えた床仕上材を示す概略斜視図 第1実施例に係る緩衝材を示す概略側面図 第1実施例に係る緩衝材を示す概略側面図 第1実施例に係る緩衝材を示す概略側面図 第2実施例に係る緩衝材を示す概略側面図 第2実施例に係る緩衝材を示す概略側面図 第2実施例に係る緩衝材を示す概略側面図 第3実施例に係る緩衝材を示す概略側面図
符号の説明
10 床仕上材
12 仕上材
14 緩衝材
16 発泡弾性体
18 ソリッド弾性体
20 凹部
22 凸部
24 突起部
26 平面部
28 ゴムチューブ(管状部材)

Claims (8)

  1. 仕上材と床下地との間に配置される床用の緩衝材であって、
    発泡弾性体と、
    前記発泡弾性体の一方の面に貼設されたソリッド弾性体と、
    を有することを特徴とする緩衝材。
  2. 仕上材と床下地との間に配置される床用の緩衝材であって、
    発泡弾性体と、
    前記発泡弾性体に埋設されたソリッド弾性体と、
    を有することを特徴とする緩衝材。
  3. 仕上材と床下地との間に配置される床用の緩衝材であって、
    発泡弾性体と、
    前記発泡弾性体で狭持されたソリッド弾性体と、
    を有することを特徴とする緩衝材。
  4. 前記ソリッド弾性体は、凹凸形状とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の緩衝材。
  5. 前記凹凸形状とされたソリッド弾性体の凹部に、凸部より突出しない高さの突起部が一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の緩衝材。
  6. 前記凹凸形状とされたソリッド弾性体の凹部に、凸部より突出しない高さの平面部が一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の緩衝材。
  7. 前記ソリッド弾性体は、複数の管状部材が並べられた形状とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の緩衝材。
  8. 一方の面が床下地に配置される請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の緩衝材と、
    前記緩衝材の他方の面に貼着される仕上材と、
    を有することを特徴とする床仕上材。
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