JP5047642B2 - 床用緩衝体及びそれを用いた床構造 - Google Patents

床用緩衝体及びそれを用いた床構造 Download PDF

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本発明は、仕上材と床下地との間に配置される床用緩衝体及びそれを用いた床構造に関するものであり、特に、直貼り床に好適に使用し得るものである。
学校の校舎やマンション等における床構造には、例えば、コンクリート床下地に接着剤を介して木質系等の仕上材を施工した直貼り床が使用されている。そして、通常、この仕上材の下部には、コンクリート床下地の不陸等に追従するように発泡体等からなる緩衝体が貼り合わされている。
しかるに、上記発泡体等の緩衝体が薄過ぎると、不陸に対する追従性が悪くなるだけでなく、衝撃を吸収緩和できなくなるため危険性が増す。又、階下に伝わる足音等の騒音や歩行感の悪さといった問題も生じる。一方、その緩衝体が厚過ぎると、木質系の仕上材の場合は湿気の影響によって反りが発生するという問題がある。又、木質系以外の仕上材であっても、亀裂の発生等の問題が生じてしまうケ−スもある。
このような相反する要求の両立を図り、衝撃を吸収緩和等しつつ、木質系材料の湿気に対する反り等の問題を回避し得る床用緩衝体及びそれを用いた床構造が特許文献1によって既に提供されている(特許文献1)。
特開2004−068380号公報
即ち、特許文献1による発明は、上記の課題を解決せんとしてなされたものであり、その第1の要旨は、仕上材と床下地との間に配置される床用緩衝体であって、複数の凸部と複数の凹部とを有する弾性体からなり、凹部の内部に弾性体の突起が形成されている床用緩衝体に係るものであり、第2の要旨は、上記した床用緩衝体を用いた床構造であって、当該床用緩衝体の凸部の上側に仕上材又は床下地の一方が配置され、当該床用緩衝体の凹部の下側に仕上材又は床下地の他方が配置される床構造を提供されたものである。
かかる特許文献1に記載の技術は実用的に優れたものであるが、実施に当たって更に改良すべき点が指摘されていることも事実である。即ち、特許文献1には、複数の凸部と複数の凹部とを有する弾性体からなり、凹部の内部に弾性体の突起が形成されている床用緩衝体が提案されており、これを挟んで仕上材と床下地が配置されることとなっている。しかし、この提案の構造似合っては、床用緩衝体の剛性が小さく、場合によっては伸びてしまうという問題点があった。そして、上下両方向の接触面積が少ないため、仕上層や板材への貼り合わせの時に貼りづらかったり、接着強度が確保できないことがある。又、上下面両方に緩衝体のシートが存在する構造で、緩衝材のバネ性能に起因しない部分で、使用材料が多くなり、コストダウンに繋がりにくい構造となっている。
本発明は、上記のような従来の技術に鑑みてなされたものであり、上記した品質上の欠陥を改善し、かつ、ゴム又は弾性樹脂の押し出し成形品にて同一の弾性力を保持し低価格化が可能な床用緩衝体及びそれを用いた床構造を提供するものである。
本発明の第1は、仕上材と床下地との間に配置される床用緩衝体であって、前記仕上材又は床下地の一方と接する平板状のベス部と、前記ベース部と対向するように所定間隔を有して前記仕上材又は床下地の他方と接するフラット部と、前記ベース部に所定間隔を有して設けられ、前記フラット部と連結する脚部と、前記ベース部、フラット部及び脚部とにより一体に形成され、その内部に閉鎖断面を有するトンネル状の中空部と、前記中空部内のベース部又はフラット部に少なくとも1つ形成される突条と、を有し、前記中空部内に少なくとも1つのは前記中空部に沿って連続して一体に形成され、前記中空部は、前記ベース部に並列に複数配置されてなることを特徴とする床用緩衝体である。
また、本発明においては、通常の形態は、中空部がベス部と平行なフラット面を有するものであることが好ましい。
また、本発明においては、前記突条の高さは、前記中空部の内径よりも低いことが好ましい。
また、本発明においては、前記床用緩衝体の最大高さは、4mm以上25mm以下であることが好ましい。
また、本発明においては、前記突条の高さは、前記中空部の内径の30%以上85%以下であることが好ましい。
また、本発明においては、前記突条の断面形状が山形に形成されることが好ましい。
また、本発明においては、具体的には、前記中空部の断面が台形、円形および亀甲形の何れかであることが好ましい。
本発明の第2は、上記第1発明のいずれか1つの床用緩衝体を用いた床構造であって、当該床用緩衝体のベス部に一方側の仕上材又は床下地の一方が配置され、当該床用緩衝体のフラット部に他方側の床下地又は仕上材が配置されることを特徴とする床構造である。
第1発明である請求項1にあっては、床用緩衝体が平板状のベス部にトンネル状中空部を列状をなして一体に形成し、当該中空部内に少なくとも1つの条を中空部に沿って一体に形成してなるため、衝撃の吸収緩和性能に優れ、安全性が高く、適度な歩行感を有することができる。また、請求項2にあっては、特に施工性に優れているため、直貼り床として特に好適に使用することができる。
また、請求項3にあっては、仕上材と床下地との間に緩衝体を介在させた際に、何ら荷重が作用しない状態では突条が接触せず、荷重が作用した場合には、最初に複数の中空部が変形し、その後、突条が変形するという2段階で荷重を受けることになり、有効な衝撃の吸収及び緩和作用を発揮できる。
また、請求項4にあっては、床用緩衝体の最大高さを上記範囲内とすることで、緩衝体のバネ特性に基づく機能を十分発揮させることができると共に、経済性、施工性を良好に保つことができる。
また、請求項5にあっては、突条の高さを中空部の内径に対して上記範囲内とすることで、中空部の変形に対して突条の作用を有効に発揮しつつ、突条の変形を中空部の変形に対して好適に維持することで、突条及び中空部の2段階で荷重を受ける効果を有効に発揮できる。
また、請求項6にあっては、突条の断面形状が山形に形成されることで、突条のバネ特性を非線形とし、徐々に硬くなるようにすることができ、衝撃吸収作用が一層効果的に機能させることができる。
また、請求項7にあっては、中空部のいわゆる脚部の形状に特徴を持たせたものであり、衝撃の吸収緩和性能に優れた床用緩衝体をなすものである。更に、条の配置される部位を特定したものであり、これによって歪みの増加と共に滑らかに反力が増加する理想的な反力歪み曲線が得られることとなったものである。
第2発明である請求項8にあっては、上記のいずれかの床用緩衝体を用いた床構造であって、仕上材及び床下地との取り合わせは自在であり、かつ、接着性、施工性等に優れた床構造を提供することができたものである。
以下、第1発明を中心に述べるが、その基本構成は、ベス部とこれと一体に実質的に閉鎖断面を形成するトンネル状中空部とその内部に条が形成された構成であり、床が押圧される場合に閉鎖部分の主として脚部が作用し、ソフトな弾性を発揮するとともに、更に強い力で床が押圧される場合には、条によって剛性の高い弾性を発揮するので床構造には最適であり、かつ作業性の良い床用緩衝体を提供するものである。
そして、床用緩衝体は仕上材の下部に設けられ、床下地上に固定されるものであり、コンクリート床下地の不陸等に追従し、仕上材が床下地にしっかりと支持され、一方、転倒時等の衝撃の緩和等には、それに応じた弾性を有する中空部及び突条を併用してこれに対処するものである。
特許文献1に記載のものは、上下面における接触面積が少ない構造であり、仕上材や床下地への貼り合わせの時に、貼りづらかったり、場合によっては伸びてしまって、所期の緩衝効果が得にくいということもあったが、本発明の床用緩衝材はこれらの欠点を解消するものであり、特に、押出成形にて同一の弾性力を保持する床用緩衝体が低価格で供給可能となったものである。
床用緩衝体を構成する材質としては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム等のジエン系ゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体、ウレタンゴム、ポリアミド系エラストマ、ポリエチレン系エラストマ、エポキシ系エラストマ、ポリエステル系エラストマ等の熱可塑性エラストマ、軟質塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂が例挙される。これらはソリッドでも発泡体でもよい。又、ベス部、中空部、条は、同じ材質にすることも異なる材質にすることもでき、好ましくは押出成形によって3者が一体に形成されることが最良である。尚、硬度は40〜80度(JIS−A)であり、好ましくは50〜60度である。勿論、ベス部、中空部、条は同一のものであってもよく、別異のものであってもよいことは言うまでもない。
中空部について言えば、ベス部と平行なフラット部を備えることがよく、一般的には断面が台形或いは円形(長円形を含む)が一般的であるが、これらに限定されるものではなく、ベス部とフラット部を結ぶいわゆる脚部が、くの字状に折れ曲がったもの(亀甲形を含む)や、半円や楕円状になったものが採用できることは言うまでもない。そして、中空部にベス部と平行なフラット部を備えことによって、仕上材と床下地が安定的に固定されることとなる。更にいえば、ベス部に一体に形成する中空部の形状は全て同じ形状とする必要もなく、使用目的や使用場所によってその形状を選択すればよくその配列も自由である。
特に、平板状のベス部が全面に存在することにより接着作業時の不具合、例えば、接着時に広がってしまうとか、接着が不安定となる等の欠点が解消できたものである。尚、必要であれば中空部の隣合うフラット面を連続させておくことができる。
ス部に中空部を備えることで、床用緩衝体に荷重が作用した際に、中空部が圧縮変形すると共に座屈変形するようにすることが好ましい。即ち、中空部とすることによって軟らかいバネ特性にすることができ、しかも、荷重に対して圧縮変形だけでなく座屈変形による緩衝効果も得られるようになるからである。
かかる中空部内に条を形成するものである。この条は中空部のベス部或いはフラット部に形成するのが一般的であり、その数も必要に応じて増減させることができることは言うまでもない。又、場合によって中空部の全てに条を形成しなくてもよく、例えば中空部の一つ置きに条を備えることも可能である。
更に、条の高さは中空部内径よりも低くすることが好ましい。このようにすれば、仕上材と床下地との間に緩衝体を介在させた際に、何ら荷重が作用しない状態では条が接触しない。一方、荷重が作用した場合には、最初に複数の中空部が変形し、その後、条が変形するという2段階で荷重を受けることになる。すると、中空部と条のバネ特性を適宜設定して組み合わせることにより、特に有効な衝撃の吸収及び緩和作用を発揮できるようになるからである。
具体的には、衝撃吸収及び緩和を考慮した場合、例えば弾性体ベス部に中空部を形成して比較的軟らかくし、一方、条を比較的硬く設定する。その結果、歪みに対して最初は反力が小さく、歪みが増すと反力が大きくなるので、例えば、子供達が転倒等した際の効果的なクッションになる。
特に、条のバネ特性を非線形とし、徐々に硬くなるようにしておけば、一層効果的であり、圧縮変形すると共に座屈変形する中空部と組み合わせることによって、中空部に荷重が作用した際に、歪みの増加と共に滑らかに反力が増加する理想的な反力歪み曲線が得られる。尚、突条のバネ特性の非線形性は、例えば突条の断面形状を山形にすることによって、簡単に実現することができる。
第1発明の床用緩衝体の最大高さは、材質や要求特性等によっても異なるが、4〜25mmが適当であり、中でも5〜15mmが好ましい。4mmより薄いと緩衝体のバネ特性に基づく機能を十分発揮させることができなくなり、25mmを越えても機能の向上が見込めないばかりでなく、経済性、施工性が悪化してしまうからである。尚、ベス部及び中空部の厚さは0.5〜3mm程度が選択される。
又、突条の高さは中空部の内径の30〜85%とすることが適当であり、中でも40〜60%が好ましい。30%より低いと中空部の変形に対して突条の作用が遅くなりすぎ、突条を形成する意味がなくなるからであり、85%より高いと変形の早い時期に条が変形し、その後中空部が変形することとなり、2段階で荷重を受ける効果が薄れるからである。
そして、第2発明の床構造は、第1発明の床用緩衝体を仕上材と床下地との間に介在して構成するものであるが、床構造としては、床用緩衝体のベス部の上側に仕上材を配置し、中空部のフラット部の下側に床下地を配置しても、この逆の配置であってもよい。即ち、床用緩衝体にほとんど表裏はなく、どちらでも同じような作用効果を奏する。
尚、第2発明の床構造は、コンクリート床下地上に直接的に仕上材を敷き詰める直張り床に適用することが最も効果的であるが、何ら直張り床に限定されるものではなく、支持脚を取り付けたいわゆる二重床にも適用できることは勿論である。
仕上材としては、使い勝手や安全性等の観点から四周に本実加工を施したフローリング材、フロリング、カーペット、CFシート、コルク等が採用できる。ただし、何らこれに限定されるものではなく、タイルや石材等の窯業系仕上材も使用できる。又、合板、MDF(中質繊維板)、HDF(硬質繊維板)、OSB(配向性ストランドボード)、LVL(単板積層材)、樹脂製ボード等の基材に、薄物化粧木材、軟質樹脂シート仕上材、窯業系の仕上材等を接着等で複合化したもの等も使用できる。
仕上材の厚さは、材質や寸法等によっても異なるが、6〜18mmが適当である。6mmより薄いと強度的に問題があり、18mmを越えると柔軟性が損なわれ、歩行感が悪化するからである。
以下、本発明の好ましい実施の形態の具体例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の床用緩衝体の第1実施例A1を示す上面図及び側面図である。幅及び長さは任意であるが、第1実施例の床用緩衝体A1は幅が109mmとされたもので、全体がゴム硬度60度のSBR製のもので、上下方向に一体に押出成形されたものである。
そして、平板状のベス部1が上面に形成され、この一方面に、図の上下方向に断面台形でベス部1と平行なフラット部2aを有する中空部2が一定の間隔を置いて一体形成されている。又、各中空部2内にはベス部1の中央より略正三角形状の条3が一体に形成されている。ベス部1、中空部2のゴム厚みは約1mm、中空部2の高さは約5mm、隣り合う中空部2、2間は約10mm、条3の高さは約2mmであった。
図2は、図1に示す第1実施例の床用緩衝体A1を使用した第2発明の床構造B1を示す側面図である。即ち、図1の床用緩衝体A1のベス部1側に直接木質系の仕上材10を固定し、中空部2のフラット部2a側を直接床下地20(コンクリート床下地)に固定した、直張り床の構造となっている。仕上材10に対しては平板状のベス部1があるために施工時に床用緩衝体A1が伸びたりすることなく、かつ、仕上材10と床下地20に対し、夫々平行な面(ベス部1及びフラット部2a)があるため、その固定は確実になされることとなる。尚、図2に示す床構造B1は、図示しない他の床構造と相互に突き合わされて床を構成する。
図2に示す床構造B1は、コンクリート床下地20の不陸等に追従すると共に、衝撃吸収性と快適な歩行感が確保され、直貼り床の構造として特に好適なものである。即ち、中空部2のフラット部2aだけが床下地20に固定されるので、床用緩衝体A1の全体から見れば、部分的に床下地20と接触する。従って、床下地20に不陸があっても、非接触部分と中空部2の脚部2bの変形によって吸収されることとなる。
緩衝性能について言えば、仕上材10に子供等の転倒による衝撃荷重が作用した場合、最初に中空部2(特に脚部2b)だけが圧縮変形すると共に座屈変形する。そして、この初期段階では歪みに対して反力が小さいので効果的なクッションになる。更に歪みが増加した場合には、今度は第2段階の衝撃吸収作用として、条3が床下地20側に接触して圧縮変形するようになり反力が増加する。しかも、条3は断面形状が山形であるのでバネ特性が非線形になっている。従って、荷重が作用すると歪みの増加と共に滑らかに反力が増加する理想的な反力歪み曲線が得られることとなり、安全性と快適な歩行感が確保される。
図3は、第1実施例の床用緩衝体A1における反力歪み曲線を示す図である。試験方法は、島津製作所製オトグラフにて、圧縮荷重に対するゴム変形量を測定したものである。条件としては、荷重速度5mm/min、荷重面積(直径)100mm、サンプル仕様は図1の床用緩衝体A1の上下面を両面テ−プで合板12mmと貼り合わせ、バネ特性を測定した。測定結果は、図3に示す通りであり、反力歪み曲線は中空部2の脚部2bに基づく曲線部分と突条3に基づく曲線部分の2段になっており、かつ、両曲線は滑らかに結ばれている。
図4は、本発明の床用緩衝体の第2実施例A2を示す側面図であり、第1実施例A1に対し突条3を中空部2の一つ置きに形成した例である。
又、図5は第3実施例A3を示す側面図であり、第1実施例A1に対し条3を中空部2の間にも備えたものである。このように、中空部2、突条3を適宜組み合わせることによって、様々な要求特性の床に対応できるものであり、図示はしないが、例えば中空部2内に突条3を複数条備えることも可能である。
図6は、本発明の床用緩衝体の第4実施例A4を示す側面図である。これは第1実施例の床用緩衝体A1の断面台形の中空部2を長円形(脚部2bを半円形状)3とした例である。
又、図7は第5実施例A5を示す側面図であり、第1実施例A1の断面台形の中空部2の脚部2bをくの字状にした例である。これらは最初の衝撃に対して曲がりやすく衝撃吸収が早く、柔らかい感触を備えたものである。
本発明の床用緩衝体及びそれを用いた床構造は、床用緩衝体が、平板上のベス部とこれと一体の中空部及び突条とからなっており、押出成形による一体成形が可能であるために、製造コストが安価であり、しかも、衝撃の吸収緩和性能に優れ、安全性が高く、適度な歩行感を有し、かつ施工性に優れているため、直貼り床として特に好適に使用することができる。
図1は本発明の床用緩衝体の第1実施例を示す上面図及び側面図である。 図2は第1実施例の床用緩衝体を使用した床構造を示す側面図である。 図3は第1実施例の床用緩衝体における反力歪み曲線を示す図である。 図4は本発明の床用緩衝体の第2実施例を示す側面図である。 図5は本発明の床用緩衝体の第3実施例を示す側面図である。 図6は本発明の床用緩衝体の第4実施例を示す側面図である。 図7は本発明の床用緩衝体の第5実施例を示す側面図である。
1‥ベス部、
2‥中空部、
2a‥フラット部、
2b‥脚部、
3‥突条、
10‥仕上材
20‥床下地
A1〜A5‥第1発明の床用緩衝体、
B1‥第2発明の床構造

Claims (8)

  1. 仕上材と床下地との間に配置される床用緩衝体であって、
    前記仕上材又は床下地の一方と接する平板状のベス部と、
    前記ベース部と対向するように所定間隔を有して前記仕上材又は床下地の他方と接するフラット部と、
    前記ベース部に所定間隔を有して設けられ、前記フラット部と連結する脚部と、
    前記ベース部、フラット部及び脚部とにより一体に形成され、その内部に閉鎖断面を有するトンネル状の中空部と、
    前記中空部内のベース部又はフラット部に少なくとも1つ形成される突条と、
    を有し、
    前記中空部内に少なくとも1つのは前記中空部に沿って連続して一体に形成され、
    前記中空部は、前記ベース部に並列に複数配置されてなることを特徴とする床用緩衝体。
  2. 前記中空部がベス部と平行なフラット面を有する請求項1記載の床用緩衝体。
  3. 前記突条の高さは、前記中空部の内径よりも低い請求項1又は2記載の床用緩衝体。
  4. 前記床用緩衝体の最大高さは、4mm以上25mm以下である請求項1乃至3いずれか1記載の床用緩衝体。
  5. 前記突条の高さは、前記中空部の内径の30%以上85%以下である請求項1乃至4いずれか1記載の床用緩衝体。
  6. 前記突条の断面形状が山形に形成され請求項1乃至5いずれか1記載の床用緩衝体。
  7. 中空部の断面が、台形、円形および亀甲形の何れかである請求項1乃至いずれか1記載の床用緩衝体。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の床用緩衝体を用いた床構造であって、当該床用緩衝体のベス部に一方側の仕上材又は床下地の一方が配置され、当該床用緩衝体のフラット部に他方側の床下地又は仕上材が配置されることを特徴とする床構造。
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