JP4901276B2 - 鋼帯の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、鋼帯の連続焼鈍設備、連続式溶融亜鉛めっき設備、カラーコーティングラインおよびステンレス酸洗焼鈍ライン等において、連続して走行する鋼帯を冷却する冷却装置に関するものである。
連続焼鈍炉設備は良く知られているように、鋼帯を連続的に加熱・均熱および冷却し、必要により過時効処理する工程を備えている。ところで、鋼帯の特性を所望のものにするためには、加熱温度や均熱時間のほかに、その鋼帯を均一急速冷却することが重要である。鋼帯の冷却方法として、各種の冷却媒体が採用されており、この冷媒の選択によって鋼帯の冷却速度も異なってくる。
このうち、水を冷媒として用いる場合、かなり高い冷却速度が得られ超急冷域までの冷却が可能であるが、焼き入れ歪によってクーリングバックルといわれる鋼帯の形状変化が発生することが最大の難点である。また、水との接触により鋼帯の表面に酸化膜が生じ、これを除去するための設備が別に必要となり、経済的に有利な設備とはいえない。
この問題を解決するため、ロールの内部に水またはその他の冷却媒体を通し、この冷却されたロール表面に鋼帯を接触させて冷却するロール冷却方法がある。
この方法には次のような問題がある。すなわち、連続焼鈍炉を通過する鋼帯はすべて平坦度を保っているとは限らない。従って、冷却ロールに接する際に、局部的に非接触となる場合があり、この非接触により鋼帯の幅方向の冷却が不均一となり、鋼帯の形状が変形する原因となる。そのため、冷却ロールへの接触前に鋼帯の平坦化を行う手段が必要となり、これが設備費をアップさせていた。
別の冷却手段としてガスを冷媒とする冷却方法が実用化され、多くの実績を挙げている。この方法は、前記した水冷却やロール冷却に比べて冷却速度が遅いが、比較的鋼帯の幅方向の均一な冷却が可能である。このガス冷却の最大の難点である、冷却速度を上げるため、ガスを噴射するノズルの先端を鋼帯に極力近づけて熱伝達率を上げて冷却速度を上げるものや、冷却媒体として水素ガスの濃度を上げて熱伝達率を上げたものを採用したものが開示されている。
噴射するノズルの先端を鋼帯に近接させて熱伝達率を上げるものとして、特許文献1に開示された技術がある。この技術は、ノズルの先端と鋼帯との距離を小さくして効率よい冷却を可能にしたものである。具体的には、冷却ガス室に設けられた冷却ガス室表面から突出する突出ノズルの長さを100mm−Z以上(なお、Zは突出ノズル先端と鋼帯との距離を示す。)とし、突出ノズルから噴射されたガスが鋼帯に当たって背部に逃げる部分が設けられている。これにより、噴射されたガスが鋼帯表面に滞留することを減少させ、鋼帯の幅方向における冷却均一性を向上させることが開示されている。なお、Zは突出ノズル先端と鋼帯との距離を示す。
また、ノズルの突出高さを50mm−Zから200mm−Zまで種々変えて熱伝達係数の最適点を導き出す実験を行っている。そして、連続焼鈍炉の冷却帯に用いられる冷却装置として、この実験から効率的冷却能力を持つ冷却装置を提案している。また、特許文献1では、循環装置の動力が、冷却ガス室の前面の面積に対するノズル群全体の開口面積の比率が2〜4%の時、最も効率がよいことを開示している。この冷却装置により、通常100kcal/mh℃であった熱伝達係数が400kcal/mh℃まで上げることが出来るようになった。
しかし、さらなる冷却速度の向上が望まれるようになり、通常の冷却媒体としてN:95%程度+H:5%程度の雰囲気ガスを循環させる既存の冷却装置では限界があった。この問題を解決するため、冷却媒体として水素ガスを使用することが考えられた。水素ガスを採用することにより冷却能力が向上することは、古くから知られていたが、水素ガスの危険性から実機への適用はされていなかった。
この水素ガス濃度を上げて急速冷却する技術が特許文献2に開示されている。この技術は急速冷却帯において、冷却ガスの水素濃度を30%〜60%、その吹き付け速度を100m/秒〜150m/秒として鋼帯に吹き付けて冷却する。このように、水素ガスを採用するための具体的技術が開発され、実機化されようとしている。
通常、Nガス主体の雰囲気ガスによる冷却からH濃度を上げて、かつ、ノズルからの吐出流速を100m/秒〜150m/秒とすることが必要なため、鋼帯に吹き付けられるガスの量も多量となる。また、吐出流速100m/秒〜150m/秒でガスをノズルから噴出させるための圧力も必要となる。一般にこれらの冷却装置は、鋼帯に吹き付けた冷却媒体をダクトを介して循環させ、再度吹き付ける循環式冷却装置を採用している。この循環式冷却装置では、鋼帯に吹き付けた冷却媒体が炉内に排出され、炉体に設けた吸い込みダクトから循環ブロワによって吸引される。循環ブロワの前には、鋼帯への吹き付けで温度上昇した冷却媒体を吹き付け温度に冷却する熱交換機が設置されており、これらの装置により循環を行いながら鋼帯を冷却するようになっている。
これら循環装置での必要圧力はノズルから噴出させる際に必要な圧力が一番高く、このノズル部の圧損を極力低く抑え、さらに熱伝達率を改善すると共に均一冷却を実現することが望まれていた。
鋼帯幅方向の均一冷却を目的とし、ガス噴出用ノズル口を鋼帯幅方向にずらして配置する技術が特許文献3〜5に開示されている。
特許文献3は、スリットノズルに関するものであり、突出ノズルを使用する場合の技術の開示はない。また、ずらし量に関する開示もない。
特許文献4および5には、鋼帯の進行方向に配列される各列の気体噴出孔を、気体噴出孔径と同等の間隔でずらして配列する技術が開示されている。しかし、突出ノズルに関する技術ではない。
特公平2−16375号公報 特開平9−235626号公報 特開平7−11346号公報 特開昭63−241123号公報 実公昭63−760号公報
そこで本発明は、前述したような従来技術の問題点を解決し、高冷却速度を得るためにノズルからのガス噴出速度を速くし、ノズルの抵抗係数を小さくし、さらにノズルから噴出する冷媒による熱伝達率を上げて、ガス循環設備をコンパクトにした、均一冷却を行うことのできる鋼帯の冷却装置を提供することを課題とする。
本発明は、冷却箱の表面に突出ノズルを配置し、この突出ノズルから冷媒を噴出させて走行する鋼帯を冷却する鋼帯の冷却装置において、鋼帯進行方向に配列する各列の隣接する上下の突出ノズルを鋼帯幅方向に一定間隔Pずらして配列するに際し、下記式の鋼帯進行方向N列以内毎に同じパターンを繰り返さない様に、前記一定間隔Pを設定することを特徴とする。
N=P/D
ここで、P:鋼帯幅方向の突出ノズルピッチ
D :突出ノズル口径
また、(P−D)/2<P<P{1−1/(N−1)}/2の範囲内でPを設定することが望ましい。ここで、N:冷却箱の鋼帯進行方向の突出ノズル列数
そして、冷却箱前面の面積に対する突出ノズル群全体の開口面積の比率が2〜4%であることが望ましい。
また、ノズル先端から鋼帯面までの距離L1を30〜100mmに保持した複数の突出ノズルを冷却箱表面から突出させ、前記突出ノズルのA/aを2≦A/a≦9(a:ノズル先端部の開口断面積、A:ノズル基部の開口断面積)とし、冷却箱表面から突出ノズルのノズル先端までの距離L2を150〜200mmとすることが望ましい。
さらに、冷媒としては、Hガス、又は、HガスとNガスその他の不活性ガスとの混合ガスを用いることができる。
また鋼帯幅方向の突出ノズルの列のピッチを一定間隔とし、且つ各列の突出ノズルの鋼帯幅方向のピッチを前列の突出ノズルより1/2ずらして鋼帯の進行方向に一定間隔で冷却箱に配置した後、冷却箱を鋼帯に平行な平面内で傾けて炉体に固定してもよい。
本発明によれば、冷却における熱伝達を上げ、且つ鋼帯を均一に冷却することが可能になる。また、高冷却速度を得るためにノズルからのガス噴出速度を速くしても、ノズルの抵抗係数を小さくすることができ、ガス循環設備をコンパクトにすることができる。
以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を適用した連続焼鈍設備の冷却装置の側部断面図である。
図1において、炉体1内に設置された、鋼帯12を搬送する上ロール9と下ロール11間に、ガスを噴出する冷却装置2の一対を鋼帯12の面に対向して設け、この冷却装置2を鋼帯12の流れに沿って複数段配置している。そして、この冷却装置2の上下間には鋼帯のバタツキを防止する押さえロール10を鋼帯12を挟持するように配置している。
図2は、図1のA−A矢視図であり、冷却装置2により鋼帯12に吹き付けられたガスは循環系を介して冷却ガスとして再利用される。本発明において、冷却ガスを含む冷媒としては、HガスおよびNガスその他の不活性ガスからなる混合ガスであり、H濃度を0〜100%、残りをNまたはその他の不活性ガスとすることが好ましい。すなわち、吹き付けられたガスは、炉体1に設けられたガス吸い込み口から吸い込まれ、吸引側ダクト5、熱交換機6、循環ブロワ7および吐出側ダクト8を介し、さらに、炉体1内の冷却箱3に連結された循環系により、冷却箱3の鋼帯12面側に設けられた突出ノズル4から鋼帯12に向けて再び噴出される。このように、鋼帯12に吹き付けられた炉体1内のガスを循環して使用する。
冷却装置2は、冷却箱3とこの冷却箱3の鋼帯12面側に設けた突出ノズル4からなっている。この突出ノズル4としては、図3において、ノズル基部(冷却箱3側)の開口断面積Aとノズル先端(鋼帯12側)の開口断面積aの比(A/a)が2.0〜9.0となるようなノズルを選定し、配置している。突出ノズル4のノズル先端から鋼帯12面までの距離L1は30〜100mmの範囲で設定し、冷却箱3表面から突出ノズル4のノズル先端までの距離L2は150〜200mmの範囲で設定する。また、突出ノズル4は、各突出ノズル4のノズル先端の開口面積の総和が冷却箱3の表面積の2〜4%となるように配置している。
図3には円錐形状の突出ノズル4を示し、Dはノズル基部の内径(ここで、ノズル基部とは冷却箱3への取り付け側をいう)、D0はノズル基部の外径で、dはノズル先端の内径、L2はノズル全長を指している。突出ノズル4は円錐形状となるため、SUS(ステンレス鋼)のプレートを板巻きして製作した。突出ノズルは板巻きのほか、引き抜き鋼管や削り出し、又は、鋳造で製作することも可能である。
ノズル全長L2を200mmとしてA/aが種々のものを製作して、実験により圧力損失を求め、それぞれの抵抗係数を算出した。その結果を図4に示す。A/a=1.0、すなわち、従来のストレートノズルに比べ、A/a=2.0〜9.0のときに抵抗係数が小さく、4.0近傍が最も小さいことが判明した。このように、従来のストレートノズルに比べノズルの抵抗係数が30%程度小さくなる。
図5に冷却箱3の鋼帯12面側に設けた突出ノズル4の配置を示す。鋼帯12進行方向に配列する各列の突出ノズルを一定間隔Pずらして配列する。鋼帯12幅方向のピッチをP、鋼帯12進行方向のピッチをP、Pの1/2とPとの差をYとする。隣接する突出ノズルの狭い方の間隙をBとする。突出ノズルa、b、cはそれぞれPずれて配置され、突出ノズルcとdは2Yずれる。
図6は図5の突出ノズルc及びdの平面図である。ノズルの口径Dより突出ノズルcとdとのずれ量Yが大きいと突出ノズルc−d間では、突出ノズルc及びdから噴射されるガスが直接あたらない部位ができることになる。よって、鋼帯を幅方向に均一に冷却するためには、
2Y<D
−2P<D
(P−D)/2<P であることが望ましい。
また、冷却箱の鋼帯進行方向の突出ノズル列数をNとする時、2列毎に2Yずれるため、1列目とN列のずれ量Y(N−1)がP/2より大きくないと突出ノズルから噴射されるガスが直接あたらない部位ができることになる。よって、鋼帯を幅方向に均一に冷却するためには、
/2<Y(N−1)
/2<(P/2−P)(N−1)
/(N−1)<P−2P
<P{1−1/(N−1)}/2であることが望ましい。
図7には、鋼帯12進行方向に配列する各列の突出ノズルを一定間隔P1ずらして配列する場合の、突出ノズル1ピッチ分の鋼帯幅方向の熱伝達率比との関係図を示す。P=P/2時の鋼帯幅方向1ピッチ分の平均熱伝達率を1とする。図7(a)は、P=P/2、図7(b)は、P=P/3、図7(c)は、P=0.42P2の例を示す。この装置の諸元は以下の通りである。
鋼帯温度:300℃
ガス温度:30℃
ノズル径:9.4mm
ノズル突出高さ:200mm
ノズル先端の開口面積の総和/冷却箱の表面積比:2.8%
図7より、鋼帯幅方向1ピッチの中に、1/2ピッチずらしでは同じパターンが2回、1/3ピッチずらしでは同じパターンが3回、0.42ピッチずらしでは同じパターンが約5回確認できる。また、平均熱伝達率は、1/2ピッチずらし、0.42ピッチずらし、1/3ピッチずらしと、ずらし量が小さくなる程小さくなっている。また、鋼帯幅方向1ピッチ内の熱伝達率の差異は、1/2ピッチずらし、1/3ピッチずらし、0.42ピッチずらしの順に小さくなっている。
図8(a)には、鋼帯12進行方向に配列する各列の突出ノズルを一定間隔Pずらして配列する場合の、Pと平均熱伝達率比との関係図を示す。P=P/2時の鋼帯幅方向1ピッチ分の平均熱伝達率を1とする。これより、平均熱伝率は、Pの値が0.5より小さくなるに従い減少することがわかる。突出ノズルから噴出されたガスは鋼帯12と冷却箱3との間を通り鋼帯12の幅方向へ流れる。突出ノズルから噴出されたガスは、図5に示す鋼帯12の進行方向に隣接する突出ノズル間隙Bを通過する。Pの値が小さくなるにつれ、この寸法Bが狭まり、ガス流れが悪くなるために、平均熱伝達率が減少するものと考えられる。故に、熱伝達係数の値を高くするには、PはP/2に近いほうがよい。
また、図8(b)には、鋼帯12進行方向に配列する各列の突出ノズルを一定間隔Pずらして配列する場合の、Pと鋼帯幅方向の熱伝達率比の最大偏差との関係図を示す。P=P/2時の鋼帯幅方向1ピッチ分の平均熱伝達率を1とする。これより、鋼帯幅方向の熱伝達率比の最大偏差には、特異点があることがわかる。PがP/2、2/5P、1/3P等、鋼帯進行方向に配列する各列の突出ノズルを一定間隔Pずらして配列するに際し、N列毎に同じパターンを繰り返している場合に特異点となっている。PがP/2では2列毎に同じパターンが現れ、Pが1/3Pでは3、列毎に同じパターンが現れ、Pが2/5Pでは5列毎に同じパターンが現れる。故に、Pを設定するにあたっては、前記特異点をさける必要がある。特に、P/D以内毎に同じパターンを繰り返す場合には、鋼帯が進行しても、突出ノズルから噴射されるガスが直接あたらない部位ができ望ましくない。
以上の理由により、鋼帯12を幅方向に均一に冷却するためには、鋼帯進行方向に配列する各列の突出ノズルを一定間隔Pずらして配列するに際し、
1)P/D列以内毎に同じパターンを繰り返さない様にPを設定する。
2)(P−D)/2<P<P{1−1/(N −1)}/2の範囲内で、Pを設定することが、より望ましい。
図9に連続式塗装ラインの塗装および乾燥・焼付け炉の配置を示す。鋼帯S1は、コーター設備14にて表面に塗装をコーティングされ、乾燥・焼付け炉15において所定の温度パターンに沿って乾燥、焼付けされる。引き続いて冷却装置16で常温近くまで冷却される。従来、この冷却装置16は前段を空冷、後段を水冷することによって、冷却前段での塗料表面品質確保と後段での急速冷却を実現していた。冷却装置16を本発明による突出ノズルを用いた冷却装置とすることで、水冷を用いることなく、鋼帯幅方向に均一で効率のよい冷却が可能となる。
図10は、連続式溶融亜鉛めっき設備のメッキ合金化処理後の冷却装置に本発明による突出ノズルを用いた冷却装置を適用する例を示す。鋼帯S2はターンダウンセクション17内に設けられたターンダウンロール18を経てメッキポット19に導入される。シンクロール20を介して垂直に引き上げられ、メッキ機21にて所定のメッキ厚みに調整された後、合金化加熱装置22で合金化処理温度に加熱され、引き続き保持炉23で保熱される。合金化を完了した鋼帯S2は冷却装置24、上ロール25,26、及びダウンパスに設けられた冷却装置27にて冷却され、最終冷却である浸漬冷却装置28へ送られる。本発明よる突出ノズルを用いた冷却装置を冷却装置24及び冷却装置27へ適用することで、冷却効率を高め合金化炉全体を低層化することが可能となり、また、合金化処理後の鋼帯S2を均一かつ急速冷却することで合金層の健全化を計ることが可能となる。
図11は、同じく連続式溶融亜鉛めっき設備のメッキ後の冷却装置に本発明による突出ノズルを用いた冷却装置を適用する例を示す。鋼帯S2はターンダウンセクション17内に設けられたターンダウンロール18を経てメッキポット19に導入される。シンクロール20を介して垂直に引き上げられ、メッキ機21にて所定のメッキ厚みに調整された後、冷却装置24、上ロール25,26、及びダウンパスに設けられた冷却装置27にて冷却され、最終冷却である浸漬冷却装置28へ送られる。本発明による突出ノズルを用いた冷却装置を冷却装置24及び27へ適用することで、鋼帯幅方向に均一な冷却ができるとともに冷却効率を高め合金化炉全体を低層化することが可能となる。
図12は、ステンレス鋼帯の連続焼鈍酸洗設備の一例を示す。ステンレス鋼帯S3は、加熱帯29において所定の焼鈍温度に加熱・均熱された後、冷却帯30において所定冷却速度で終点温度まで冷却される。引き続いて脱スケール装置31にてステンレス鋼帯S3の上下面に配設したロール群によってステンレス鋼帯表面に生成したスケールが除去される。その後、酸洗槽32に導入される。冷却帯30に本発明による突出ノズルを用いた冷却装置を適用することで、鋼帯幅方向に均一な冷却ができるとともに、冷却効率を高めコンパクトな装置構成とすることができる。
上述したように、本発明によれば、高冷却速度を得るため、益々、ノズルからの噴出速度を速くする場合においても、鋼帯の幅方向における冷却均一性を保てる鋼帯の冷却装置を提供することが可能となる。
突出ノズルを本発明による配置にするには、突出ノズルを本発明の配置に位置決めして設けることができる。
また、突出ノズルを本発明の配置に位置することなく簡単に本発明の配置にすることもできる。図13は本発明による突出ノズルの配置方法の一例を示す図である。図13の点線で示すように、鋼帯12の幅方向のピッチを一定間隔P´とし、鋼帯12の進行方向に配列する各列の突出ノズルを前列の突出ノズルより鋼帯幅方向ピッチの1/2ずらして、鋼帯の進行方向に一定の間隔で冷却箱3の前板に設け、次いで冷却箱3を鋼帯に平行な平面内でθ傾けて炉体に固定して、本発明の突出ノズルの配置にすることができる。この方法では、突出ノズルを列方向及び幅方向にそれぞれ等間隔に配置するので突出ノズルの位置決めが容易である。
本発明を適用した連続焼鈍設備の冷却装置の側部断面図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明の突出ノズルの詳細図である。 突出ノズルの抵抗係数を示すグラフである。 冷却箱前面の突出ノズル配置図である。 図5の突出ノズルc及びdを示す平面図である。 鋼帯幅方向ずれ量と熱伝達率比との関係を表す図である。 鋼帯幅方向ずれ量と平均熱伝達率比および鋼帯幅方向の熱伝達率比の偏差を表す図である。 本発明を適用した連続式塗装ラインの概略図。 本発明を適用した連続式溶融亜鉛メッキ設備の概略図である。 本発明を適用した別の連続式溶融亜鉛メッキ設備の概略図である。 本発明を適用したステンレス連続式焼鈍酸洗設備の概略図である。 本発明による突出ノズルの配置方法の一例を示す図である。
符号の説明
1 炉体 2 冷却装置
3 冷却箱 4 突出ノズル
5 吸引側ダクト 6 熱交換機
7 循環ブロワ 8 吐出側ダクト
9 上ロール 10 押さえロール
11 下ロール 12 鋼帯
14 コーター設備
15 乾燥・焼付炉 16 冷却装置
17 ターンダウンセクション 18 ターンダウンロール
19 メッキポット 20 シンクロール
21 メッキ機 22 合金化加熱装置
23 保持炉 24 冷却装置
25上ロール 26 上ロール
27 冷却装置 28 浸漬冷却装置
29 加熱帯 30 冷却帯
31 脱スケール装置 32 酸洗槽
S1〜S3 鋼帯

Claims (6)

  1. 冷却箱の表面に突出ノズルを配置し、この突出ノズルから冷媒を噴出させて走行する鋼帯を冷却する鋼帯の冷却装置において、鋼帯進行方向に配列する各列の隣接する上下の突出ノズルを鋼帯幅方向に一定間隔Pずらして配列するに際し、下記式の鋼帯進行方向N列以内毎に同じパターンを繰り返さない様に、前記一定間隔Pを設定することを特徴とする鋼帯の冷却装置。
    N=P/D
    ここで、 P:鋼帯幅方向の突出ノズルピッチ
    D :突出ノズル口径
  2. (P−D)/2<P<P{1−1/(N−1)}/2の範囲内でPを設定することを特徴とする請求項1記載の鋼帯の冷却装置。
    ここで、N:冷却箱の鋼帯進行方向の突出ノズル列数
  3. 冷却箱前面の面積に対する突出ノズル群全体の開口面積の比率が2〜4%であることを特徴とする請求項1あるいは2記載の鋼帯の冷却装置。
  4. ノズル先端から鋼帯面までの距離L1を30〜100mmに保持した複数の突出ノズルを冷却箱表面から突出させ、前記突出ノズルのA/aを2≦A/a≦9(a:ノズル先端部の開口断面積、A:ノズル基部の開口断面積)とし、冷却箱表面から突出ノズルのノズル先端までの距離L2を150〜200mmとしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の鋼帯の冷却装置。
  5. 冷媒を、Hガス、又は、HガスとNガスその他の不活性ガスとの混合ガスとしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の鋼帯の冷却装置。
  6. 鋼帯幅方向の突出ノズルの列のピッチを一定間隔とし、且つ各列の突出ノズルの鋼帯幅方向のピッチを前列の突出ノズルより1/2ずらして鋼帯の進行方向に一定間隔で冷却箱に配置した後、冷却箱を鋼帯に平行な平面内で傾けて炉体に固定したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の鋼帯の冷却装置。
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