JP4900499B2 - プレス金型用カム - Google Patents

プレス金型用カム Download PDF

Info

Publication number
JP4900499B2
JP4900499B2 JP2010101548A JP2010101548A JP4900499B2 JP 4900499 B2 JP4900499 B2 JP 4900499B2 JP 2010101548 A JP2010101548 A JP 2010101548A JP 2010101548 A JP2010101548 A JP 2010101548A JP 4900499 B2 JP4900499 B2 JP 4900499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
cam slide
slide
coil spring
return force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010101548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010158724A (ja
JP2010158724A5 (ja
Inventor
正 笹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oiles Corp
Original Assignee
Oiles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oiles Corp filed Critical Oiles Corp
Priority to JP2010101548A priority Critical patent/JP4900499B2/ja
Publication of JP2010158724A publication Critical patent/JP2010158724A/ja
Publication of JP2010158724A5 publication Critical patent/JP2010158724A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4900499B2 publication Critical patent/JP4900499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

本発明は、斜傾したカム面を有するカムスライドを利用してプレス機械の下向き等の一方の方向の加圧力を、これと交差する横向き等の他方の方向の加圧力に変えて、孔明け、剪断、曲げ等の加工を行うプレス金型用カムに関する。
特開2002−137026号公報
プレス金型用カムは、通常、カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させる復帰力発生手段(戻し手段)とを具備しており、復帰力発生手段としては、コイルばねを用いたもの、ゴム体を用いたもの、ガススプリングを用いたもの等があるが、いずれの復帰力発生手段でも、カムスライドを初期位置に完全に復帰させる初圧と、加工後に被加工部材から加工工具を離反させる終圧(これを通常ストリッピングパワーと言う)とをカムスライドに与えるようになっている。
プレス金型用カムにおいては、終圧が小さいとカムスライド、カムドライバ又は強制戻し機構若しくは加工工具等を損傷させる虞があるために大きな終圧が確実に得られる復帰力発生手段を用いるのが好ましいのであるが、例えばコイルばねを用いた復帰力発生手段では、一本のコイルばねで終圧を大きくすると、ばね径が大きくなったり、ばね定数の大きなコイルばねは縮み代が小さく一定ストロークでは長くなったり、カムの大型化に繋がることになる。
上記に代えて終圧を等価的に大きくするために、加工工具の近傍にゴムパッド構造を設けたり、加工工具にゴムストリッパを取付けたりしても、価格の上昇を招来すると共に下死点手前から大きな力を出すには長いゴムストリッパが必要となり、カムが大型化するという問題を有している。
そこで、本出願人は、特許文献1に記載のようなウレタンゴムを用いたプレス金型用カムを提案したが、これによれば初期の目的をほぼ達成し得るのであるが、大きな終圧とするためには大きな撓み量を得ることができる長尺のウレタンゴムを用いることになる。ところで、斯かる長尺のウレタンゴムであるとカムスライドと基台との間へのそれの設置が困難となるのみならず長期の使用で疲労して座屈、弾性特性の劣化等の虞もある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ウレタンゴムを用いないでも大きな終圧を得ることができ、加工後に被加工部材から加工工具を確実に離反させることができるプレス金型用カムを提供することにある。
本発明の第一の態様のプレス金型用カムは、カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させるベく、カムスライドの移動においてカムスライドを元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生する復帰力発生手段と、カムスライドが移動自在に設けられた基台とを具備しており、ここで、復帰力発生手段は、互いに並置されていると共に弾性的な復帰力を互いに独立的に発生する少なくとも一対のコイルばねを有している。
第一の態様のプレス金型用カムによれば、復帰力発生手段が少なくとも一対のコイルばねを有している上に、斯かる少なくとも一対のコイルばねが復帰力を互いに独立的に発生するようになっているために、一対のコイルばねの弾性力の合力でもって大きな終圧を得ることができ、しかも、少なくとも一対のコイルばねが互いに並置されているために広い設置場所を必要としない。
復帰力発生手段は、本発明の第二の態様のプレス金型用カムのように、カムスライドを移動自在に貫通していると共にカムスライドの移動方向に関して基台により移動が制限される保持ロッドを更に有していてもよく、この場合、一対のコイルばねは保持ロッドを囲繞して配されている。
第二の態様のプレス金型用カムによれば、一対のコイルばねが保持ロッドを囲繞して配されているために、保持ロッドにより一対のコイルばねの撓み、垂れ下がりが防止されて、一対のコイルばねの座屈が防止される。斯かる態様において、一対のコイルばねを同心に配置すると共に一対のコイルばねのうちの外側に位置するコイルばねをカムスライドに形成された凹所に配置することにより、一対のコイルばねのうちの外側に位置するコイルばねがカムスライドでガイドされる一方、一対のコイルばねのうちの内側に位置するコイルばねが保持ロッドでガイドされる結果、一対のコイルばねの撓み、垂れ下がりが更に防止されて、一対のコイルばねの座屈がより確実に防止される。保持ロッドを囲繞して一対のコイルばねを同心に配置する場合、一対のコイルばねの巻き方向を互いに反対にすることにより、当該一対のコイルばねの互いの噛み合いが防止されるばかりではなく、撓み、垂れ下がりが更により確実に防止されて、一対のコイルばねの座屈が更により確実に防止される。
本発明の第三の態様のプレス金型用カムでは、第二の態様のプレス金型用カムにおいて、基台は、カムスライドの前面に対面する前壁と、カムスライドの後面に対面する後壁とを有しており、保持ロッドは、ばね受を具備していると共に前壁と後壁との間に配されており、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、その一端部がカムスライドの後方部にその他端部がカムスライドの前方部に夫々当接されると共にカムスライドの移動の途中からその他端部がばね受に押圧されるように配されており、一対のコイルばねのうちの他方のコイルばねは、カムスライドの移動においてその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動がばね受で阻止されるように配されている。
第三の態様のプレス金型用カムによれば、他方のコイルばねがカムスライドの移動において徐々に増大する復帰力を発生する上に、一方のコイルばねがカムスライドの移動の途中から徐々に増大する復帰力を発生する結果、一方のコイルばねの弾性力による復帰力と他方のコイルばねの弾性力による復帰力とを合わせた大きな終圧を得ることができ、しかも、一方のコイルばねの弾性力による復帰力をカムスライドの移動の途中から発生させる結果、カムスライドの途中までの移動を他方のコイルばねによる徐々に増大する復帰力に抗して行わせるだけでよく、したがってカムスライドの移動を確実に行わせることができる。
本発明の第四の態様のプレス金型用カムでは、第三の態様のプレス金型用カムにおいて、ばね受は、カムスライドの移動において一方のコイルばねの他端部を押圧する環状の突部と、この突部に囲繞されていると共に他方のコイルばねの他端部を収容する凹所とを具備しており、他方のコイルばねは、凹所においてその他端部がばね受に当接されて当該他端部の移動が阻止されるように配されている。
第四の態様のプレス金型用カムによれば、環状の突部に囲繞された凹所において他方のコイルばねの他端部がばね受に当接しているために、他方のコイルばねの他端部を確実に保持できる。
本発明の第五の態様のプレス金型用カムでは、第三又は第四の態様のプレス金型用カムにおいて、カムスライドは、一方のコイルばねを収容すると共に保持ロッドが貫通する凹所を有しており、一方のコイルばねは、カムスライドの凹所においてその一端部がカムスライドの後方部にその他端部がカムスライドの前方部に夫々当接されて凹所に配されており、他方のコイルばねは、カムスライドの凹所においてその一端部がカムスライドに当接されて押圧されるように配されている。
第五の態様のプレス金型用カムによれば、一方のコイルばねが凹所に配されることになるために、凹所を規定するカムスライドの面で一方のコイルばねを確実に保持できる。
本発明の第六の態様のプレス金型用カムでは、第二の態様のプレス金型用カムにおいて、基台は、カムスライドの前面に対面する前壁と、カムスライドの後面に対面する後壁とを有しており、保持ロッドは、ばね受を具備していると共に前壁と後壁との間に配されており、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、カムスライドの移動の途中からその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動がばね受で阻止されるように配されており、一対のコイルばねのうちの他方のコイルばねは、カムスライドの移動においてその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動がばね受で阻止されるように配されている。
第六の態様のプレス金型用カムによれば、第三の態様のそれと同様に、他方のコイルばねがカムスライドの移動において徐々に増大する復帰力を発生する上に、一方のコイルばねがカムスライドの移動の途中から徐々に増大する復帰力を発生する結果、一方のコイルばねの弾性力による復帰力と他方のコイルばねの弾性力による復帰力とを合わせた大きな終圧を得ることができ、しかも、一方のコイルばねの弾性力による復帰力をカムスライドの移動の途中から発生させる結果、カムスライドの途中までの移動を他方のコイルばねによる徐々に増大する復帰力に抗して行わせるだけでよく、したがってカムスライドの移動を確実に行わせることができる。
第六の態様のプレス金型用カムにおいて一方のコイルばねは、好ましい例では本発明の第七の態様のプレス金型用カムのように、保持ロッドにカムスライドの移動方向に関して移動自在に支持されているが、本発明はこれに限定されず、例えば一方のコイルばねの一端部をカムスライドに予め固着しておいても、これに代えて、一方のコイルばねの他端部をばね受に予め固着しておいてもよい。
第二から第七のいずれの態様のプレス金型用カムでも、一方のコイルばねは、本発明の第八の態様のプレス金型用カムのように、カムスライドの移動において他方のコイルばねによるカムスライドの元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライドの元の位置への復帰力の増大が生じるように配されている。
本発明の第九の態様のプレス金型用カムでは、第二の態様のプレス金型用カムにおいて、基台は、カムスライドの前面に対面する前壁と、カムスライドの後面に対面する後壁とを有しており、保持ロッドは、ばね受を具備していると共に前壁と後壁との間に配されており、一対のコイルばねは、カムスライドの移動においてその各一端部がカムスライドに押圧されると共にその各他端部の移動がばね受で阻止されるように配されており、斯かるプレス金型用カムでは、本発明の第十の態様のプレス金型用カムのように、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、その一端部がカムスライドに当接されその他端部がばね受に当接されて配されているとよい。
本発明の第十一の態様のプレス金型用カムでは、第二の態様のプレス金型用カムにおいて、基台は、カムスライドの前面に対面する前壁と、カムスライドの後面に対面する後壁とを有しており、保持ロッドは、カムスライドの移動方向に関して互いに離間して配された一対のばね受を具備していると共に前壁と後壁との間に配されており、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、カムスライドの移動においてその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動が一対のばね受のうちの一方のばね受で阻止されるように配されており、一対のコイルばねのうちの他方のコイルばねは、カムスライドの移動において、その一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動が一対のばね受のうちの他方のばね受で阻止されるように配されている。
上記のいずれの態様のプレス金型用カムでも、一対のコイルばねは、好ましくは本発明の第十二の態様のプレス金型用カムのように同心に配されている。
また本発明の第十三態様のプレス金型用カムでは、第一の態様のプレス金型用カムにおいて、基台は、カムスライドの前面に対面する前壁と、カムスライドの後面に対面する後壁と、カムスライドを移動自在に貫通して前壁及び後壁で支持されていると共にカムスライドの移動を案内する案内ロッドとを有しており、復帰力発生手段は、カムスライドを移動自在に貫通していると共にばね受を具備した保持ロッドを有しており、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、カムスライドの移動の途中からその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動が前壁で阻止されるように配されており、一対のコイルばねのうちの他方のコイルばねは、カムスライドの移動においてその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動がばね受で阻止されるように配されており、ここで、本発明の第十四の態様のプレス金型用カムのように、一方のコイルばねは案内ロッドを囲繞して配されており、他方のコイルばねは保持ロッドを囲繞して配されているとよく、斯かる第十三又は第十四の態様のプレス金型用カムにおいて、一方のコイルばねは、本発明の第十五の態様のプレス金型用カムのように、カムスライドの移動において他方のコイルばねによるカムスライドの元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライドの元の位置への復帰力の増大が生じるように配されている。
本発明では、一対のコイルばねは、その第十六の態様のプレス金型用カムのように、互いにその弾性係数が異なっていても、その第十七の態様のプレス金型用カムのように、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、他方のコイルばねの弾性係数よりも大きな弾性係数を有していてもよく、また他方のコイルばねは、その第十八の態様のプレス金型用カムのように、その一端部がカムスライドにその他端部がばね受に当接されて配されている。
本発明では、カムスライドは、その第十九の態様のプレス金型用カムのように、下置きカムタイプであっても、その第二十の態様のプレス金型用カムのように、吊りカムタイプであってもよく、いずれのタイプであっても、基台には矩形凹所が形成されており、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されているとよい。
なお、本発明では更に大きな終圧を得るために、一対のコイルばねに加えて少なくとも一個のウレタンゴム又はコイルばねを更に用いてもよい。
本発明によれば、ウレタンゴムを用いないでも大きな終圧を得ることができ、加工後に被加工部材から加工工具を確実に離反させることができるプレス金型用カムを提供することができる。
図1は本発明の実施の形態の好ましい一例の側面説明図である。 図2は図1に示す例の正面説明図である。 図3は図1に示す例の背面説明図である。 図4は図1に示す例の一部説明図である。 図5は図1に示す例の動作説明図である。 図6は図1に示す例の動作説明図である。 図7は図1に示す例の動作説明図である。 図8は図1に示す例の動作説明図である。 図9は本発明の実施の形態の好ましい他の例の側面説明図である。 図10は図9に示す例の動作説明図である。 図11は本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の側面説明図である。 図12は本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の側面説明図である。 図13は本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の側面説明図である。 図14は図13に示す例の動作説明図である。
次に本発明及びその実施の形態を図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
図1から図4において、本例のプレス金型用カム1は、カム面2を有していると共に横方向Hに移動自在なカムスライド3と、カム面2に相補的な形状のカム面4を有していると共にカム面4でカムスライド3のカム面2に当接してカムスライド3を横方向Hにおいて移動、すなわち前方移動させるカムドライバ5と、カムスライド3を元の位置に復帰させるベく、カムスライド3の前方移動においてカムスライド3を元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生する復帰力発生手段6と、カムスライド3が横方向Hに移動自在に設けられた基台7とを具備している。
下置きカムタイプのカムスライド3は、カムスライド本体11と、カムスライド本体11の突出前面12に一体的に設けられた工具取付部13と、カムスライド本体11の傾斜上面14にねじ15等を介して取り付けられていると共に傾斜したカム面2を有した滑り板(ウェアープレート)16と、カムスライド本体11の後退前面17に外周縁部側で溶接、ねじ等により固着された環状ばね受板18と、カムスライド本体11の下面19にねじ等を介して取り付けられた滑り板(ウェアープレート)20と、カムスライド本体11の両側面21及び22にねじ等を介して取り付けられた滑り板(ウェアープレート)23及び24とを具備している。
カムスライド本体11は、一端では後退前面17に開口し他端ではばね座面30、即ち大径ばね座面31及び小径ばね座面32を具備したばね座面30で閉塞されていると共に横方向Hに伸びた凹所33をその下部34に具備しており、カムスライド本体11の後部の大径ばね座面31は、カムスライド本体11の環状の段部35を介してカムスライド本体11の後部の小径ばね座面32と同心に配されている。
カムスライド本体11の上部36の突出前面12に設けられた工具取付部13には、パンチ工具37が交換自在に取り付けられている。
滑り板16、20、23及び24においてその相手材と相対的に摺動するカム面2、摺動下面41並びに摺動側面42及び43には固体潤滑剤が埋設された複数の穴(凹所)が必要に応じて設けられていてもよい。
環状ばね受板18は、その内周縁部側が凹所33の後退前面17での開口を部分的に閉塞してその外周縁部側で後退前面17に固着されている。
カムドライバ5は、基部45と、基部45に一体的に形成されていると共にカム面4を有しているカムドライバ本体46とを具備しており、基部45には、カムドライバ5を下降させる油圧ラム等の駆動機構が連結されており、カムドライバ本体46の下部は、後述の案内ロッド131(図13及び図14参照)を用いたプレス金型用カム1にも本カムドライバ5を用いることができるように、案内ロッド131への当接を避ける二股部47をもって形成されている。
復帰力発生手段6は、互いに並置されていると共に弾性的な復帰力を互いに独立的に発生する一対のコイルばね51及び52と、カムスライド3の下部34を横方向Hに移動自在に貫通していると共にカムスライド3の移動方向である横方向Hに関して移動が基台7の前壁53及び後壁54により制限される保持ロッド55とを有している。
一対のコイルばね51及び52は、保持ロッド55を囲繞していると共に同心に配されており、互いにその弾性係数が異なっており、本例ではコイルばね51はコイルばね52の弾性係数よりも大きな弾性係数を有していると共にコイルばね52の外側、換言すれば、コイルばね52を囲繞して配されている。
凹所33に収容されたコイルばね51は、その一端部61が凹所33においてカムスライド3の後方部である大径ばね座面31にその他端部62がカムスライド3の前方部である環状ばね受板18に夫々当接されて配されており、コイルばね52は、その一端部63が凹所33においてカムスライド3の後方部である小径ばね座面32にその他端部64がばね受65のばね座面66に夫々当接されて押圧されるように配されている。
前壁53と後壁54との間に配された保持ロッド55は、一端に膨大部71を有していると共に凹所33を貫通したロッド本体72と、一端でロッド本体72の他端に螺着されていると共に他端に膨大部73を有した副ロッド74と、ロッド本体72と副ロッド74とに挟着されたばね受65とを具備している。
ばね受65は、ロッド本体72と副ロッド74とに挟着された円盤状の基部75と、基部75に一体的に設けられていると共にカムスライド3の移動においてコイルばね51の他端部62を押圧する環状の突部76と、突部76に囲繞されていると共にコイルばね52の他端部64を収容する凹所77とを具備しており、コイルばね52の他端部64は、凹所67においてばね座面66に当接されている。
基台7は、基部81と、カムスライド3の前面である後退前面17に対面する前壁53と、カムスライド3のカムスライド本体11の後面82に対面する後壁54と、滑り板23及び24の摺動側面42及び43の夫々に摺動自在に当接する摺動面83及び84を夫々有する一対の側壁85及び86と、滑り板20の摺動下面41に摺動自在に当接する摺動上面87を有すると共に基部81にねじ88(図13参照)を介して固着された滑り板(ウェアープレート)89と、滑り板23及び24の摺動上面91及び92の夫々に摺動自在に当接する摺動下面93及び94を夫々有すると共に一対の側壁85及び86の夫々の上面にねじ95を介して固着された案内板96及び97と、カムスライド本体11の後面82の後壁54への激突を避けるべく後壁54に固着された弾性板99とを具備しており、こうして斯かる基台7には、前壁53、後壁54並びに一対の側壁85及び86で囲まれた矩形凹所100が形成されており、矩形凹所100にカムスライド3のカムスライド本体11が横方向Hに関して移動自在に配されている。
前壁53及び後壁54並びにこれら前壁53及び後壁54に一体な一対の側壁85及び86の夫々は基部81に一体的に設けられており、前壁53は、膨大部73が配される縦溝101を有しており、膨大部73は、縦溝101の下端における前壁53の段部102に載置されており、後壁54は、前壁53と同様に、膨大部71が配される縦溝103を有しており、膨大部71は、縦溝103の下端における後壁54の段部104に載置されており、カムスライド3と復帰力発生手段6との組み合わせ体は、ねじ95を緩めて案内板96及び97を一対の側壁85及び86の夫々の上面から取り外すことにより、基台7から除去できるようになっている。
滑り板23及び24の摺動上面91及び92にも、固体潤滑剤が埋設された複数の穴(凹所)が必要に応じて設けられていてもよい。
基台7には、上記に加えて、孔明けされるべき被加工板111が載置、支持されると共にボタンダイ112が埋め込まれた支持部113が一体に設けられており、被加工板111は、孔明けにおいて支持部113とカムドライバ5と同期して上下動される押え部材114とにより弾性的に挟持されるようになっている。
以上のプレス金型用カム1では、図1に示す元の位置(上昇位置)に配されたカムドライバ5は、被加工板111が支持部113に載置、支持されると下降され始め、この下降でカムドライバ5のカム面4がカムスライド3のカム面2に当接すると、カムスライド3は図1に示す元の位置から図5及び図6に示すように移動され始め、パンチ工具37は被加工板111に接近される。このカムスライド3の移動において、一端部61がカムスライド3の大径ばね座面31に当接されていると共に他端部62が環状ばね受板18に当接されているコイルばね51は、図5に示すように圧縮されることなしにカムスライド3の移動と共に移動される結果、カムスライド3を元の位置に復帰させる徐々に増大する弾性的な復帰力を発生しない一方、一端部63がカムスライド3の小径ばね座面32に押圧されると共に他端部64の移動がばね受65のばね座面66で阻止されるように配されているコイルばね52は、同じく図5に示すように横方向Hにおいて徐々に圧縮されてカムスライド3を元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生する。
更に、カムドライバ5の下降によりカムスライド3が移動されると、図7に示すようにばね受65の突部76がコイルばね51の他端部62に当接して、これによりコイルばね51の他端部62が突部76に押圧される結果、一端部61がカムスライド3の大径ばね座面31に当接されて当該一端部61のカムスライド3に対する移動が阻止されているコイルばね51は、徐々に圧縮されてカムスライド3を元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生し始める。このようにカムスライド3の移動の途中から他端部62がばね受65の突部76に押圧されるように配されているコイルばね51は、カムスライド3の移動においてコイルばね52によるカムスライド3の元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライド3の元の位置への復帰力の増大が生じるようになっており、而して、コイルばね52と協働してカムスライド3を元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生してこの復帰力をカムスライド3に与えるようになっている。コイルばね51の圧縮と共にパンチ工具37は、図8に示すように支持部113とカムドライバ5に同期して上下動される押え部材114とにより弾性的に挟持された被加工板111を貫通して被加工板111に孔明け(パンチング)を施してボタンダイ112の孔に挿入される。
パンチ工具37により被加工板111に孔明けが施されると、カムドライバ5は上昇され始め、これによりカムスライド3もまた後退され始める。カムスライド3のこの後退において被加工板111の孔明け孔からのパンチ工具37の抜け出しは、一対のコイルばね51及び52の弾性力の合力からなる終圧でもって行われ、以後、前記と逆にカムスライド3は移動されて図1に示す元の位置に復帰されると共にカムドライバ5及び押え部材114もまた図1及び図4に示ような元の位置(上昇位置)に配される。
プレス金型用カム1では、復帰力発生手段6が一対のコイルばね51及び52を有している上に、斯かる一対のコイルばね51及び52が復帰力を互いに独立的に発生するようになっているために、一対のコイルばね51及び52の弾性力の合力でもって大きな終圧を得ることができ、しかも、一対のコイルばね51及び52が互いに並置されているために広い設置場所を必要としなく、加えて、一対のコイルばね51及び52が保持ロッド55を囲繞して配されており、同心に配された一対のコイルばね51及び52のうち外側に位置するコイルばね51は凹所33に配されてカムスライド3にガイドされ、内側に位置するコイルばね52は保持ロッド55でガイドされるために、一対のコイルばね51及び52の撓み、垂れ下がりが防止されて、一対のコイルばね51及び52の座屈が防止され、更に、コイルばね52がカムスライド3の移動において徐々に増大する復帰力を発生する上に、コイルばね51がカムスライド3の移動の途中から徐々に増大する復帰力を発生する結果、コイルばね51の弾性力による復帰力とコイルばね52の弾性力による復帰力とを合わせた大きな終圧を得ることができ、しかも、コイルばね51の弾性力による復帰力をカムスライド3の移動の途中から発生させる結果、カムスライド3の途中までの移動をコイルばね52による徐々に増大する復帰力に抗して行わせるだけでよく、したがってカムスライド3の移動を確実に行わせることができ、また、環状の突部76に囲繞された凹所77においてコイルばね52の他端部64がばね受65に当接しているために、コイルばね52の他端部64を確実に保持でき、加えて、コイルばね51が凹所33に配されているために、凹所33を規定するカムスライド3の面でコイルばね51を確実に保持できる上に、コイルばね51の設置によるスペース拡大を防ぎ得る。
前記のプレス金型用カム1では、凹所33に侵入自在な環状の突部76を有したばね受65を保持ロッド55に設けると共に一端部61を大径ばね座面31に他端部62を環状ばね受板18に夫々当接させてコイルばね51を凹所33に配したが、これに代えて、図9に示すように、円盤状のばね受121をばね受65と同様にして保持ロッド55に膨大部73に隣接して設ける一方、コイルばね51をコイルばね52の内側に配置すると共に保持ロッド55にカムスライド3の移動方向に関してばね受121と小径ばね座面32との間で移動自在となるように支持して図10に示すようにカムスライド3の移動の途中からその一端部61でカムスライド3の小径ばね座面32に押圧されると共にその他端部62の移動がばね受121で阻止されるように配してもよく、この場合、コイルばね52は、その一端部63が凹所33においてカムスライド3の大径ばね座面31にその他端部64がばね受121に夫々当接されて押圧されるように配されており、こうして、一端部63がカムスライド3の小径ばね座面32に押圧されると共に他端部64の移動がばね受121で阻止されるように配されているコイルばね52は、カムスライド3の初期移動と共に徐々に圧縮されてカムスライド3を元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生するようになっている一方、コイルばね51は、カムスライド3の移動においてコイルばね52によるカムスライド3の元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライド3の元の位置への復帰力の増大が生じるように配されている。
図9に示すプレス金型用カム1でも復帰力発生手段6が一対のコイルばね51及び52を有している上に、斯かる一対のコイルばね51及び52が復帰力を互いに独立的に発生するようになっているために、一対のコイルばね51及び52の弾性力の合力でもって大きな終圧を得ることができ、しかも、一対のコイルばね51及び52が互いに並置されているために大きな設置場所を必要としなく、加えて、一対のコイルばね51及び52が保持ロッド55を囲繞して配されており、同心に配された一対のコイルばね51及び52のうち外側に位置するコイルばね52は凹所33に配されてカムスライド3にガイドされ、内側に位置するコイルばね51は保持ロッド55でガイドされるために、一対のコイルばね51及び52の撓み、垂れ下がりが防止されて、一対のコイルばね51及び52の座屈が防止され、更に、コイルばね52がカムスライド3の移動において徐々に増大する復帰力を発生する上に、コイルばね51がカムスライド3の移動の途中から徐々に増大する復帰力を発生する結果、コイルばね51の弾性力による復帰力とコイルばね52の弾性力による復帰力とを合わせた大きな終圧を得ることができ、しかも、コイルばね51の弾性力による復帰力をカムスライド3の移動の途中から発生させる結果、カムスライド3の途中までの移動をコイルばね52による徐々に増大する復帰力に抗して行わせるだけでよく、したがってカムスライド3の移動を確実に行わせることができる。
上記の各プレス金型用カム1では、カムスライド3の移動においてコイルばね52によるカムスライド3の元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライド3の元の位置への復帰力の増大が生じるようにコイルばね51を配したが、これに代えて、図11に示すようにカムスライド3の移動においてカムスライド3の元の位置への復帰力の増大を同時的に生じさせるようにコイルばね51及び52を配してもよい。即ち、図11に示すプレス金型用カム1では、コイルばね51及び52の夫々は、その一端部61及び63の夫々でカムスライド3の小径ばね座面32及び大径ばね座面31の夫々に当接しその他端部62及び64の夫々でばね受121に当接して配されており、而して、斯かる一対のコイルばね51及び52は、カムスライド3の移動においてその一端部61及び63の夫々でカムスライド3に押圧されると共にその各他端部62及び64の移動がばね受121で阻止されるように配されている。
図11に示すプレス金型用カム1によれば、復帰力発生手段6が一対のコイルばね51及び52を有している上に、斯かる一対のコイルばね51及び52が復帰力を互いに独立的に発生するようになっているために、一対のコイルばね51及び52の弾性力の合力でもって大きな終圧を得ることができ、しかも、一対のコイルばね51及び52が互いに並置されているために大きな設置場所を必要としなく、加えて、一対のコイルばね51及び52が保持ロッド55を囲繞して配されており、同心に配された一対のコイルばね51及び52のうち外側に位置するコイルばね52は凹所33に配されてカムスライド3にガイドされ、内側に位置するコイルばね51は保持ロッド55でガイドされるために、一対のコイルばね51及び52の撓み、垂れ下がりが防止されて、一対のコイルばね51及び52の座屈が防止されることになる。
また、図11に示すプレス金型用カム1では、一対のコイルばね51及び52に共通なばね受121を用いたが、これに代えて、図12に示すように、カムスライド3の移動方向に関して互いに離間して配された一対のばね受121及び122を具備して保持ロッド55を構成し、一端部61がカムスライド3の小径ばね座面32に当接され、他端部62が小径のばね受122に当接され、而して、カムスライド3の移動において一端部61がカムスライド3の小径ばね座面32に押圧されると共に他端部62の移動がばね受121よりも小径のばね受122で阻止されるようにコイルばね51を保持ロッド55を囲繞して配し、一端部63がカムスライド3の大径のばね座面31に当接され、他端部64がばね受121に当接され、而してカムスライド3の移動において一端部63がカムスライド3の大径のばね座面31に押圧されると共に他端部64の移動がばね受121で阻止されるようにコイルばね52を保持ロッド55を囲繞してしかもコイルばね51の外側に互いに同心に配してもよい。
図12に示すコイルばね51及び52は、図11に示すそれと同様に、カムスライド3の移動においてカムスライド3の元の位置への復帰力の増大を同時的に生じさせる結果、斯かるコイルばね51及び52を具備したプレス金型用カム1は、図11に示すプレス金型用カム1と同様の効果を得ることができる上に、コイルばね51のばね長を短くできるために、カムスライド3の移動においてコイルばね51による復帰力の増大を大きくできる。
ところで、前記のいずれのプレス金型用カム1でも、保持ロッド55を囲繞して一対のコイルばね51及び52を設けたが、これに代えて、図13に示すように、カムスライド3を移動方向に関して移動自在に貫通して前壁53及び後壁54で支持されていると共にカムスライド3の移動を案内する案内ロッド131を有して基台7を構成し、コイルばね51を案内ロッド131を囲繞して配すると共に図14に示すようにカムスライド3の移動の途中からその一端部61でカムスライド3の後退前面17に押圧されると共にその他端部62の移動が前壁53で阻止されるように前壁53とカムスライド3の後退前面17との間に配してプレス金型用カム1を構成してもよく、この場合、カムスライド3は、当該カムスライド3に固着された円筒状のブッシュ132を介して案内ロッド131に対して横方向Hに関して移動自在になっており、案内ロッド131の一端部133は、前壁53の貫通孔134に嵌合されており、案内ロッド131の他端部135は、ねじ136により後壁54の上面に固着されており、コイルばね52は、前記と同様にカムスライド3の移動においてその一端部63でカムスライド3のばね座面30に押圧されるようなっていると共にその他端部64の移動がばね受としての膨大部73で阻止されるように、一端部63がばね座面30に当接し、他端部64が膨大部73に当接して配されている。
斯かる図13に示すプレス金型用カム1では、カムドライバ5の下降によるカムスライド3の移動において、コイルばね51は、コイルばね52によるカムスライド3の元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライド3の元の位置への復帰力の増大が生じるようになっており、而して、上記と同様の効果を得ることができる。
図13に示すプレス金型用カム1では、滑り板23及び24、一対の側壁85及び86並びに案内板96及び97を省いて基台7を構成してもよく、また、図13に示すプレス金型用カム1のように、ばね受65又は121を省いて斯かるばね受65又は121の代わりに膨大部73をばね受として用いてもよい。
1 プレス金型用カム
2、4 カム面
3 カムスライド
5 カムドライバ
6 復帰力発生手段

Claims (5)

  1. カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させるベく、カムスライドの移動においてカムスライドを元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生する復帰力発生手段と、カムスライドが移動自在に設けられた基台とを具備しており、復帰力発生手段は、同心に配されていると共に互いに巻き方向が反対になっている少なくとも一対のコイルばねを有しており、少なくとも一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、当該少なくとも一対のコイルばねのうちの他方のコイルばねに囲繞されており、カムスライドは、そのカム面のカムスライドへの当接後の初期移動において一方のコイルばねにより発生される徐々に増大する復帰力を受容する一方、その移動の途中から当該一方のコイルばねにより発生される復帰力と他方のコイルばねにより発生される復帰力とを合算した徐々に増大する復帰力を受容するようになっているプレス金型用カム。
  2. 他方のコイルばねは、カムスライドの移動において一方のコイルばねによるカムスライドの元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライドの元の位置への復帰力の増大が生じるように配されている請求項1に記載のプレス金型用カム。
  3. カム面を有すると共に被加工板に対する孔明け用のパンチ工具が取り付けられた移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、パンチ工具により被加工板への孔明け後にカムスライドを元の位置に復帰させるベく、カムスライドの移動においてカムスライドを元の位置に復帰させる徐々に増大する復帰力を発生する復帰力発生手段と、カムスライドが移動自在に設けられた基台とを具備しており、基台は、カムスライドの前面に対面する前壁と、カムスライドの後面に対面する後壁と、カムスライドを移動自在に貫通して前壁及び後壁で支持されていると共にカムスライドの移動を案内する案内ロッドとを有しており、復帰力発生手段は、互いに並置されていると共に弾性的な復帰力を互いに独立的に発生する少なくとも一対のコイルばねと、カムスライドを移動自在に貫通していると共にカムスライドの移動方向に関して移動が基台により制限されるように、前壁と後壁との間に配されており、且つ、ばね受を具備している保持ロッドとを有しており、カムスライドは、保持ロッドが貫通する凹所を有しており、互いに弾性係数が異なっている一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、カムスライドの移動の途中からその一端部がカムスライドの前面に押圧されると共にその他端部の移動が前壁で阻止されるように、案内ロッドを囲繞してカムスライドの前面と前壁との間に配されており、一対のコイルばねのうちの他方のコイルばねは、カムスライドの移動においてその一端部がカムスライドに押圧されると共にその他端部の移動がばね受で阻止されるように、その一端部がカムスライドの凹所においてカムスライドに当接されている一方、その他端部がばね受けに当接されていると共に保持ロッドを囲繞して配されており、一対のコイルばねのうちの一方のコイルばねは、カムスライドの移動において他方のコイルばねによるカムスライドの元の位置への復帰力の増大に対して遅れてカムスライドの元の位置への復帰力の増大が生じるように配されていると共に他方のコイルばねの弾性係数よりも大きな弾性係数を有しており、被加工板の孔明け孔からのパンチ工具の抜け出しは、一対のコイルばねの弾性力の合力からなる終圧でもって行われるようになっているプレス金型用カム。
  4. カムスライドは下置きカムタイプであり、基台には矩形凹所が形成されており、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されている請求項3に記載のプレス金型用カム。
  5. カムスライドは吊りカムタイプであり、基台には矩形凹所が形成されており、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されている請求項3に記載のプレス金型用カム。
JP2010101548A 2010-04-26 2010-04-26 プレス金型用カム Expired - Fee Related JP4900499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010101548A JP4900499B2 (ja) 2010-04-26 2010-04-26 プレス金型用カム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010101548A JP4900499B2 (ja) 2010-04-26 2010-04-26 プレス金型用カム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003403281A Division JP4539087B2 (ja) 2003-12-02 2003-12-02 プレス金型用カム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010158724A JP2010158724A (ja) 2010-07-22
JP2010158724A5 JP2010158724A5 (ja) 2010-12-02
JP4900499B2 true JP4900499B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=42576284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010101548A Expired - Fee Related JP4900499B2 (ja) 2010-04-26 2010-04-26 プレス金型用カム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4900499B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106810A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Sugiyasu Corp 車両整備用リフト

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102430645B (zh) * 2011-08-26 2016-08-03 奇瑞汽车股份有限公司 一种斜楔模具活块回程机构
KR101531509B1 (ko) * 2014-05-30 2015-06-25 (주)디엠티월드 블랭킹 다이의 사이드 게이지에 대한 스트로크 조절장치
CN110064939A (zh) * 2019-05-29 2019-07-30 淮南鑫丰工贸公司 一种多功能联合冲剪机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61140250A (ja) * 1984-12-13 1986-06-27 Mitsubishi Electric Corp 端末制御装置
JP2799390B2 (ja) * 1989-05-23 1998-09-17 日本サーボ株式会社 記録装置におけるペン昇降装置
JP4572424B2 (ja) * 1998-11-27 2010-11-04 オイレス工業株式会社 カム装置
JP3843725B2 (ja) * 2000-10-20 2006-11-08 オイレス工業株式会社 プレス用カム型
JP4604334B2 (ja) * 2000-10-31 2011-01-05 オイレス工業株式会社 プレス金型用カム
JP2002316223A (ja) * 2001-04-18 2002-10-29 Umix Co Ltd プレス装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106810A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Sugiyasu Corp 車両整備用リフト

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010158724A (ja) 2010-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5230743B2 (ja) スライダ受け手段を備えたくさび駆動装置
JP4900499B2 (ja) プレス金型用カム
TW514567B (en) Pressing apparatus
CN104368681A (zh) 斜楔机构
JP4539087B2 (ja) プレス金型用カム
KR20090073833A (ko) 프로그레시브 금형
KR20000034882A (ko) 프레스장치
KR101557066B1 (ko) 금형모듈이 내장된 파인 블랭킹 금형
KR101095252B1 (ko) 파인 블랭킹 장치
CN202498135U (zh) 管材单孔立式冲压模
RU2746043C2 (ru) Штамповка в поперечном направлении
JP2010279987A (ja) カム装置
KR101080154B1 (ko) 펀칭금형 기구
CN210280363U (zh) 一种用于不锈钢的冲孔模具
KR20100065750A (ko) 다기능 절곡기 및 다기능 절곡다이 조립체
CN214866458U (zh) 一种自动化高精度机床钣金结构
JP2006247675A (ja) プレス加工用のパンチと、プレス加工方法
KR101122542B1 (ko) 부스바 가공 펀치 프레스의 소재 누름장치
JP4604334B2 (ja) プレス金型用カム
JP2007125619A (ja) プレス金型用カム
KR20140141294A (ko) 금속판 벤딩용 금형 및 이를 이용한 벤딩 방법
US10189073B2 (en) Matrix for making clinch-type joints between sheet-formed members and an apparatus including such a matrix
JP6400813B1 (ja) カム装置
KR20070060547A (ko) 프레스 금형용 캠 피어스 장치
CN113118304A (zh) 模具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4900499

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees